JP2003027849A - 積層型ボード - Google Patents

積層型ボード

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JP2003027849A
JP2003027849A JP2001216831A JP2001216831A JP2003027849A JP 2003027849 A JP2003027849 A JP 2003027849A JP 2001216831 A JP2001216831 A JP 2001216831A JP 2001216831 A JP2001216831 A JP 2001216831A JP 2003027849 A JP2003027849 A JP 2003027849A
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door panel
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glass plate
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Shigeru Yasunaka
茂 安中
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ANNAKA SEISAKUSHO KK
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ANNAKA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉パネルなどにガラス板やヒンジ部材といっ
た組み付け部品を簡単かつ体裁良く組み込む。 【解決手段】 2枚の板材2A,2Bにガラス板3の開
口窓部5,5を相対向して形成する。板材2A,2Bの内
面にガラス板3を嵌め入れる陥没部6を形成するととも
に、板材2Aの一端縁にヒンジ部材20を嵌め入れる切欠
凹部23を形成する。陥没部6と切欠凹部23にガラス板3
とヒンジ部材20を装着した後、2枚の板材2A,2Bを
貼り合わせて扉パネルDを形成する。これにより、板材
2A,2Bの間にガラス板3とヒンジ部材20が挟着され
る。この時、開口窓部5の形状はガラス板3は合わせて
形成する必要はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドボードや椅
子の背板、ひじ掛けなどの家具等に用いられる装飾パネ
ルや各種の扉、間仕切り板などの建築用パネルとして使
用される積層型ボードに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、従来、家具な
どに用いられる扉パネルにガラス板を嵌め込む場合、図
12に示すように、ガラス板100の周縁に4組の窓枠部
材101を枠状に組んで固定するとともに、この各窓枠部
材101の内周面に固定枠103を固定してガラス板100の前
後を固定枠103で挟み付けて釘1004によって固定してい
る。このように扉パネルにガラス板1を嵌め込む場合、
構成部品点数が多く、扉パネルの組立て作業効率が悪い
ばかりでなく、ガラス板100の周縁に窓枠部材101を組み
付ける構造では、開口窓部102の形状がガラス板100の形
状、すなわち、矩形状に限定され、開口窓部102の形状
を自由に設定することができないという問題があった。
さらに、こうした扉パネルは、例えば、蝶番などのヒン
ジ部材によって家具本体に開閉可能に取り付けられ、ま
た、部屋や玄関などに取り付けるられる扉パネルでは、
ヒンジ部材の他にも施錠装置が取り付けられているた
め、扉パネルの組立て作業効率は一層、悪くなる。さら
に、例えば、ヘッドボード105をベッド本体106に固定す
る場合、図13に示すように、ヘッドボード105を貫通
したボルト107をベッド本体106に螺着して固定していた
が、このような構造では、製品となるヘッドボード105
にボルト107やナット部材106の頭部が露出することか
ら、外観的に体裁が悪く、商品価値の低下を招くばかり
でなく、壁などの損傷を原因となっていた。
【0003】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ヘッドボードや家具等に
用いられるパネルや各種の扉として使用されるボードに
ガラス板や装飾板あるいはヒンジ部材や施錠装置といっ
た組み付け部品を簡単かつ体裁良く組み込むことが可能
な積層型ボードを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の積層型ボードは、複数の板材を接
合して積層型ボードを成形するとともに、前記板材の少
なくとも一方の接合面に平板状の基板を嵌め入れる陥没
部を形成し、この陥没部に嵌合した前記基板を前記板材
の間に挟着固定するとともに、前記各板材には前記基板
に露出させる開口窓部を形成したものである。
【0005】請求項1の構成により、板材を貼り合せて
積層ボードを成形する際、板材の接合面に形成する陥没
部に基板として例えばガラス板やパンチングメタルなど
の装飾板を嵌合した後、2枚の板材を貼り合せることに
より、積層ボードに形成する開口窓部にガラス板やパン
チングメタルなどの装飾板が基板が組み付けられる。こ
のように、2枚の板材の間にガラス板などの基板を挟着
することにより、積層ボードに装着する基板の形状に制
約されることなく開口窓部の形状を自由に設定すること
が可能となる。
【0006】請求項2記載の積層型ボードは、前記請求
項1記載の積層型ボードにおいて、前記陥没部に溝部を
形成し、この溝部に前記基板を押圧するパッキン部材を
装着した。
【0007】請求項2の構成により、パッキン部材によ
って気密性が高まるとともに、パッキン部材を基板に密
着させることによって基板が積層ボードに強固に固定さ
れる。
【0008】請求項3記載の積層型ボードは、前記請求
項1又は2記載の積層型ボードにおいて、前記板材が木
質材料で構成されるとともに、前記基板がガラス板や合
成樹脂、金属製の装飾板といった前記板材とは異なる素
材で形成されているものである。
【0009】請求項3の構成により、木質材料から成る
2枚の板材を貼り合せて積層ボードを成形する際、板材
の接合面に形成する陥没部に、板材とは異なる素材で形
成されたガラス板や合成樹脂、金属製の装飾板を嵌合し
た後、2枚の板材を貼り合せることにより、積層ボード
に形成する開口窓部にガラス板や装飾板が組み付けられ
る。
【0010】請求項4記載の積層型ボードは、前記請求
項1〜3記載の何れか1項に記載の積層型ボードにおい
て、前記複数の板材を接合して構成される積層型ボード
を扉パネルとして用いたものである。
【0011】請求項4の構成により、板材の間にガラス
板や装飾板を介在させて板材を貼り合せることにより、
扉パネルにガラス板や装飾板などの基板が組み込まれ
る。
【0012】請求項5記載の積層型ボードは、請求項4
記載の積層型ボードにおいて、前記扉パネルの一端縁に
ヒンジ部材を設けるとともに、扉パネルの少なくとも一
方の板材に前記ヒンジ部材を位置決めする切欠凹部を形
成し、この切欠凹部に嵌合した前記ヒンジ部材の一端を
前記板材で挟着したものである。
【0013】請求項5の構成により、板材の間にヒンジ
部材を介在させて板材を貼り合せることにより、扉パネ
ルにヒンジ部材が組み込まれる。
【0014】請求項6記載の積層型ボードは、請求項5
記載の積層型ボードにおいて、前記扉パネルの他端縁に
施錠装置を内蔵したものである。
【0015】請求項6の構成により、板材の間に施錠装
置を介在させて板材を貼り合せることにより、扉パネル
に施錠装置が組み込まれる。
【0016】請求項7記載の積層型ボードは、複数の板
材を接合して積層型ボードを成形するとともに、前記板
材の間にナット部材を組み込んだものである。
【0017】請求項7の構成により、板材の間にナット
部材を介在させ板材を貼り合せることにより、積層型ボ
ードにナット部材が組み込まれ、ナット部材が外部に露
出しない。
【0018】請求項8記載の積層型ボードは、前記請求
項7記載の積層型ボードにおいて、ナット部材が、内周
面にネジ部を有する筒体と、この筒体の一端に抜け止め
用フランジ部を形成して構成され、前記一方の板材に
は、前記筒体と嵌合する貫通孔を形成し、この貫通孔の
内面側に位置する開口部周縁に前記フランジ部を収容す
る凹部を形成したものである。
【0019】請求項8の構成により、板材の間に介在す
るナット部材は、フランジ部により抜け止めされ、貫通
孔に通した取付ボルトが筒体の内周面に形成するネジ部
に螺着される。
【0020】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例について図面
を参照しながら説明する。図1〜図6は本発明の第1実
施例を示し、同図において、1は二枚の板材2A,2B
を貼り合わせて構成される積層ボードである。なお、本
実施例は、積層ボード1として家具などに用いる扉パネ
ルDに適用した場合を例として説明する。この扉パネル
Dを構成する前記板材2A,2Bは、合板、パーティク
ル板材、MDF(中質繊維板)等の木質板材からなり、
平板状に成形されている。また、扉パネルDには基板と
してガラス板3が組み込まれ、各板材2A,2Bには前
記ガラス板3を視認するための開口窓部5,5が相対向
して形成されるとともに、その開口窓部5の周縁部に前
記ガラス板3を嵌め入れる陥没部6,6がそれぞれ形成
されている。さらに、陥没部6には環状の溝部8が形成
され、この溝部8に前記ガラス板3を押圧するパッキン
部材9が装着される。また、図3に示すように、各板材
2A,2Bの一方の接合面に位置決め突起10を形成し、
他方には位置決め凹部11を形成している。なお、本実施
例においては、板材2Bに位置決め突起10を一体形成し
ているが、いわゆるダボと称す突起部材を板材2A,2
Bのいずれか一方に圧入し、これを他方の位置決め凹部
11に嵌合する構造であってもよい。
【0021】以上のように構成される本実施例は、家具
などに用いる扉パネルDに用いられるものであり、一端
縁にヒンジ部材20が組み付けられ、家具本体(図示しな
い)に開閉自在に取り付けられている。前記ヒンジ部材
20は左右一対の金属板21を枢軸22によって回動自在に連
結した従来から周知の構造である。また、ヒンジ部材20
を組み付ける扉パネルDの端部には、扉パネルDを構成
する前記板材2A,2Bの接合面に前記金属板21を嵌め
入れる切欠凹部23が形成され、この切欠凹部23にねじな
どの固着具24によって金属板21を止着する。
【0022】以上のように構成される扉パネルDは、溝
部8にパッキン部材9を装着した後、陥没部6にガラス
板3を嵌合する。この後、前記板材2A,2Bの端部に
形成する切欠凹部23にヒンジ部材20の一方の金属板21を
嵌め入れ、これを固着具24によって止着する。こうし
て、一方の板材2A又は2Bにガラス板3とヒンジ部材
20を組み付けた後、各板材2A,2Bの接合面に接着材
を塗布してプレス機などによって加圧して貼り合わせ
る。なお、各板材2A,2Bの接合面への接着材の塗布
は糊付け装置などによって自動化される。また、各板材
2A,2Bをプレス機などによって加圧して貼り合わせ
る際は、各板材2A,2Bの一方の接合面に形成する位
置決め突起10を他方の各板材2A,2Bに形成する位置
決め凹部11に嵌め入れることによって、各板材2A,2
Bのずれを防止して各板材2A,2Bを相互に位置決め
した状態で正確に接合することが可能である。このよう
に、各板材2A,2Bを貼り合せることによって、溝部
8に嵌合したパッキン部材9がガラス板3に密着した状
態で各板材2A,2Bの間にガラス板3が挟着される。
また、扉パネルDの端部にはヒンジ部材20が組み付けら
れる。
【0023】以上のように、本実施例では、分割した一
方の板材2A,2Bに形成する陥没部6にガラス板3を
嵌め入れるとともに、扉パネルDの端部に形成する切欠
凹部23にヒンジ部材20を装着した後、各板材2A,2B
を接着固定することによって、扉パネルDにガラス板
3、ヒンジ部材20といった組付部品を簡単かつ容易に組
み付け固定することができる。すなわち、ガラス板3を
備えた扉パネルDは、従来、ガラス板3の周縁に窓枠部
材を装着するように枠状に組み、最終的に窓枠部材に固
定枠を固定してガラス板3を固定していたが、本実施例
では、単に2枚の板材2A,2Bを貼り合せるという極
めて簡単な作業で扉パネルDにガラス板3を装着するこ
とができる。また、従来は、扉パネルDを成形した後、
後付けするヒンジ部材20も、2枚の板材2A,2Bを貼
り合せて扉パネルDを成形する際、扉パネルDの端縁に
簡単に装着することができる。また、2枚の板材2A,
2Bを貼り合せて、その間にガラス板3を介在させてい
るため、扉パネルDに形成する開口窓部5はガラス板3
の形状に合わせて形成する必要がない。このため、前記
開口窓部5の形状を自由に設定することができる。すな
わち、図4に示すように、開口窓部5Aの内縁に凸弧状
に湾曲させた左右一対の湾曲部14を形成したり、図5に
示すように、傾斜状に切り欠いた3本の傾斜溝15によっ
て開口窓部5Bを構成したり、あるいは、図6に示すよ
うに、互いに湾曲した円弧溝16を左右対称に形成して開
口窓部5Cとするなど、従来の扉パネルでは形成し得な
い斬新な形状をした開口窓部5A〜5Cを形成すること
ができる。さらに、ガラス板3には各板材2A,2Bの
内面に組み込まれたパッキン部材9が密着した状態でガ
ラス板3を挟着しているため、気密性に優れ、かつ、扉
パネルDに対してガラス板3を確実に固定することがで
きる。
【0024】図7及び図8は、本実施例の第2実施例を
示し、前記第1実施例と同一機能を有する部分には、同
一符号を付し、重複する部分の説明を省略し、異なる部
分についてのみ説明する。本実施例では、積層ボード1
としてベッドのヘッドボードHに適用している。ヘッド
ボードHにはベッド本体30と固定する際、取付けボルト
31を螺着するナット部材33が内蔵されている。このナッ
ト部材33は、図8に示すように、内周面のねじ部35Aを
有する円筒状の筒部34の一端周縁のフランジ部35を形成
している。そして、積層ボード1を構成する2枚の板材
2A,2Bの一方に前記筒部34を嵌め入れる貫通孔36を
形成するとともに、その貫通孔36の内面側開口部周縁に
前記フランジ部35が収納可能な凹部37を形成している。
【0025】以上のように構成される本実施例では、分
割した一方の板材2Aに形成する貫通孔36にナット部材
33の筒部35を挿入し、筒部35の他端側に形成するフラン
ジ部35を凹部37内に配置する。これにより、フランジ部
35によってナット部材33を板材2Aに抜け止め保持して
いる。このようにして、一方の板材2Aにナット部材33
を組み付けた後、各板材2A,2Bを接着固定すること
によって、各板材2A,2Bの間にフランジ部35が介在
してヘッドボードHの内部にナット部材33が組み込めれ
る。なお、ナット部材33の形状としては、内周面のねじ
部35Aを有する筒部34と、この筒部34の一端周縁のフラ
ンジ部35を形成してものに限らず、図9に示すように、
単に金属板40にネジ孔41を形成してナット部材42を構成
し、これを図10に示すように、各板材2A,2Bの接
合面に形成する凹部43に嵌め入れてもよい。このよう
に、取付けボルト31を螺着するナット部材33あるいはナ
ット部材42を外部に露出することなく、ヘッドボードH
の内部に組み込むことによって、外見的に体裁よく、ベ
ッド本体30にヘッドボードHを固定することができる。
【0026】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。例えば、前記実施例では、扉パネルとして
ヘッドボードを例に説明したが、これに限らず、ソファ
ーや椅子の背板やひじ掛けあるいはチェストの前面板、
テーブルなど各種の家具製品に適用可能であり、また、
家具製品に限らず、間仕切り板などの建築用などの各種
の製品に適用可能である。また、家具用の扉パネルに限
らず図11に示す本発明の第3実施例のように、部屋や
玄関などに使用する扉パネルに適用可能である。このよ
うな部屋や玄関などに使用する扉パネルD1には、ヒン
ジ部材20の他にも施錠装置50が組み込まれる。この場
合、前記各実施例と同様、扉パネルD1を二枚の板材2
A,2Bを貼り合わせて積層ボード1を構成し、その板材
2A,2Bに施錠装置50を収容する凹部51を形成するこ
とにより、各板材2A,2Bを貼り合せて扉パネルD1
を成形する際、扉パネルD1に施錠装置50やヒンジ部材
20といった組み付け部品を極めて簡単に組み付けること
ができる。また、前記各実施例では、扉パネルにガラス
板を嵌め込んだ例を示したが、合成樹脂あるいはパンチ
ングメタルなどの金属板からなる装飾板を嵌め入れても
よい。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の積層型ボードによれば、
複数の板材を接合して積層型ボードを成形するととも
に、前記板材の少なくとも一方の接合面に平板状の基板
を嵌め入れる陥没部を形成し、この陥没部に嵌合した前
記基板を前記板材の間に挟着固定するとともに、前記各
板材には前記基板に露出させる開口窓部を形成したもの
であるから、板材を貼り合せて積層ボードを成形する
際、板材の間を基板を組み付けることができ、積層型ボ
ードに簡単に基板を装着することができる。また、板材
の間に基板を挟着することにより、基板の形状に制約さ
れることなく開口窓部の形状を自由に設定することがで
き、デザインの自由度が高まる。
【0028】請求項2記載の積層型ボードによれば、前
記請求項1記載の積層型ボードにおいて、前記陥没部に
溝部を形成し、この溝部に前記基板を押圧するパッキン
部材を装着したものであるから、パッキン部材によって
気密性が高まるとともに、パッキン部材によってガラス
板やパンチングメタルを積層ボードに強固に固定するこ
とができる。
【0029】請求項3記載の積層型ボードによれば、前
記請求項1又は2記載の積層型ボードにおいて、前記板
材が木質材料で構成されるとともに、前記基板がガラス
板や合成樹脂、金属製の装飾板といった前記板材とは異
なる素材で形成されているものであるから、ガラス板や
装飾板を組み付けたデザイン性に優れた積層型ボードを
簡単に成形することができる。
【0030】請求項4記載の積層型ボードによれば、前
記請求項1〜3記載の何れか1項に記載の積層型ボード
において、前記複数の板材を接合して構成される積層型
ボードを扉パネルとして用いたものであるから、デザイ
ン性に優れた扉パネルを簡単に成形することができると
ともに、扉パネルにガラス板や装飾板を簡単に組み付け
ることができる。また、扉パネルに組み込まれるガラス
板や装飾板などの形状に制約されることなく開口窓部の
形状を自由に設定することができるから、扉パネルのデ
ザインの自由度も高まる。
【0031】請求項5記載の積層型ボードによれば、請
求項4記載の積層型ボードにおいて、前記扉パネルの一
端縁にヒンジ部材を設けるとともに、扉パネルの少なく
とも一方の板材に前記ヒンジ部材を位置決めする切欠凹
部を形成し、この切欠凹部に嵌合した前記ヒンジ部材の
一端を前記板材で挟着したものであるから、扉パネルの
成形と同時に扉パネルにヒンジ部材を装着することがで
きる。
【0032】請求項6記載の積層型ボードによれば、請
求項5記載の積層型ボードにおいて、前記扉パネルの他
端縁に施錠装置を内蔵したものであるから、扉パネルの
成形と同時にヒンジ部材並びに施錠装置を装着すること
ができるから、扉パネルの成形が容易である。
【0033】請求項7記載の積層型ボードは、複数の板
材を接合して積層型ボードを成形するとともに、前記板
材の間にナット部材を組み込んだものであるから、外見
的にナット部材が外部に露出しないため、デザイン性に
優れた積層型ボードを成形することができる。
【0034】請求項8記載の積層型ボードによれば、前
記請求項7記載の積層型ボードにおいて、ナット部材
が、内周面にネジ部を有する筒体と、この筒体の一端に
抜け止め用フランジ部を形成して構成され、前記一方の
板材には、前記筒体と嵌合する貫通孔を形成し、この貫
通孔の内面側に位置する開口部周縁に前記フランジ部を
収容する凹部を形成したものであるから、板材の間に介
在するナット部材を抜け止めできるとともに取付ボルト
が筒体の内周面に形成するネジ部に確実に螺着される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す扉パネルの分解斜視
図である。
【図2】同上扉パネルの正面図である。
【図3】同上図2のA−A線断面図である。
【図4】同上開口窓部の変形例を示す正面図である。
【図5】同上傾斜溝で開口窓部を形成した正面図であ
る。
【図6】同上左右一対の円弧溝で開口窓部を形成した正
面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図8】同上ナット部材の斜視図である。
【図9】同上ナット部材の変形例を示す斜視図である。
【図10】同上ナット部材をヘッドボードに組み込んだ
状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の第3実施例を示す扉パネルの斜視図
である。
【図12】従来例を示す扉パネルの正面図である。
【図13】従来例をヘッドボードの取付状態を示すベッ
ドの正面図である。
【符号の説明】
1 積層ボード 2A,2B 板材 3 ガラス板(基板) 5,5A,5B,5C 開口窓部 6 陥没部 8 溝部 9 パッキン部材 20 ヒンジ部材 23 切欠凹部 33 ナット部材 34 筒部 35 フランジ部 36 貫通孔 37 凹部 50 施錠装置 D,D1 扉パネル H ヘッドボード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の板材を接合して積層型ボードを成
    形するとともに、前記板材の少なくとも一方の接合面に
    平板状の基板を嵌め入れる陥没部を形成し、この陥没部
    に嵌合した前記基板を前記板材の間に挟着固定するとと
    もに、前記各板材には前記基板に露出させる開口窓部を
    形成したことを特徴とする積層型ボード。
  2. 【請求項2】 前記陥没部に溝部を形成し、この溝部に
    前記基板を押圧するパッキン部材を装着したことを特徴
    とする請求項1記載の積層型ボード。
  3. 【請求項3】 前記板材が木質材料で構成されるととも
    に、前記基板がガラス板や合成樹脂、金属製の装飾板と
    いった前記板材とは異なる素材で形成されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の積層型ボード。
  4. 【請求項4】 前記複数の板材を接合して構成される積
    層型ボードを扉パネルとして用いたことを特徴とする請
    求項1〜3記載の何れか1項に記載の積層型ボード。
  5. 【請求項5】 前記扉パネルの一端縁にヒンジ部材を設
    けるとともに、扉パネルの少なくとも一方の板材に前記
    ヒンジ部材を位置決めする切欠凹部を形成し、この切欠
    凹部に嵌合した前記ヒンジ部材の一端を前記板材で挟着
    したことを特徴とする請求項4記載の積層型ボード。
  6. 【請求項6】 前記扉パネルの他端縁に施錠装置を内蔵
    したことを特徴とする請求項5記載の積層型ボード。
  7. 【請求項7】 複数の板材を接合して積層型ボードを成
    形するとともに、前記板材の間にナット部材を組み込ん
    だことを特徴とする積層型ボード。
  8. 【請求項8】 ナット部材が、内周面にネジ部を有する
    筒体と、この筒体の一端に抜け止め用フランジ部を形成
    して構成され、前記一方の板材には、前記筒体と嵌合す
    る貫通孔を形成し、この貫通孔の内面側に位置する開口
    部周縁に前記フランジ部を収容する凹部を形成したこと
    を特徴とする請求項7記載の積層型ボード。
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