JP2003027627A - 住宅のピロティ壁 - Google Patents

住宅のピロティ壁

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JP2003027627A
JP2003027627A JP2001215646A JP2001215646A JP2003027627A JP 2003027627 A JP2003027627 A JP 2003027627A JP 2001215646 A JP2001215646 A JP 2001215646A JP 2001215646 A JP2001215646 A JP 2001215646A JP 2003027627 A JP2003027627 A JP 2003027627A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜線制限に対応し易い住宅のピロティ壁を
提供する。 【解決手段】 この住宅のピロティ壁(1)は、住宅本体
(3)側の床梁(24)に連結された基部(20)と、住宅本体
(3)側に連結されることなく、基部(20)の上端部分より
上方に向かって延びる腰壁部(21)とを備え、腰壁部(21)
は、構造体(30)周りに複数の外壁材(25)(25)…を取り付
けることで構成され、構造体(30)は、基部(20)の構造柱
(22)を上方に延長してなる第1柱(31)と、基部(20)の構
造梁(23)に立設した第2柱(32)と、これら第1柱(31)と
第2柱(32)の間に跨る梁(33)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅本体に沿っ
て立設されるピロティ壁に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅の外観にアクセントを持たせるため
に、住宅本体の外側にピロティ壁を設置することがあ
る。この種のピロティ壁は、住宅本体に沿って立設され
ていて、その上端部が住宅本体に連結されていることが
多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、住宅の屋根
付近までの高さを有するピロティ壁を設置する場合、ピ
ロティ壁の上端部が住宅本体に連結されていると、特に
陸屋根の住宅においては、その連結部分が住宅本体の屋
根付近において外側へ張り出した状態となって、斜線制
限を受け易くなるといった不具合があった。
【0004】そこで、この発明は、上記の不具合を解消
して、上端部を住宅本体側に連結しない腰壁部とするこ
とで、斜線制限に対応し易くした住宅のピロティ壁の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の住宅のピロティ壁は、住宅本体側の構造
材に連結された基部と、住宅本体側に連結されることな
く、基部の上端部分より上方に向かって延びる腰壁部と
を備え、前記腰壁部は、構造体周りに複数の外壁材を取
り付けることで構成され、前記構造体は、基部の構造柱
を上方に延長してなる第1柱と、基部の構造梁に立設し
た第2柱と、これら第1柱と第2柱との間に跨る梁とを
備えていることを特徴とする。
【0006】また、腰壁部の上面開口部を覆うようにし
て、耐火材を取り付けるようにしている。さらに、腰壁
部の外壁材を、基部の構造梁と腰壁部の梁との間に跨っ
て取り付けるようにしている。さらにまた、基部の外壁
材と腰壁部の外壁材とを、ほぼ面一で連続させている。
そして、この発明のピロティ壁は、住宅本体の外階段用
の壁として利用される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係
る住宅のピロティ壁(1)(2)は、図1に示すように、住
宅本体(3)に沿って立設されており、その住宅本体(3)
の外側に設けられる開放型の外階段(4)を、住宅本体
(3)と一体化させるための壁として用いられている。
【0008】住宅本体(3)は、例えば3階建てで、各階
の正面側において横方向の外廊下(5)(5)…が設けられ
ている。そして、2階及び3階の外廊下(5)(5)におい
て、ピロティ壁(1)(2)に対向する部分が前方へ張り出
して、張出し床部(6)(6)…を構成している。
【0009】外階段(4)は、一対の階段ユニット(10)(1
1)を備えた直階段であって、第1の階段ユニット(10)
が、住宅本体(3)の1階部分から2階外廊下(5)の一方
の張出し床部(6)にわたって架設され、第2の階段ユニ
ット(11)が、第1の階段ユニット(10)と平行になるよう
にして、2階外廊下(5)の他方の張出し床部(6)から3
階外廊下(5)の張出し床部(6)にわたって架設されてい
る。
【0010】そして、第1のピロティ壁(1)は、地面か
ら3階外廊下(5)の張出し床部(6)まで立ち上がった基
部(20)と、この基部(20)の上端部分から住宅本体(3)の
屋根(12)よりもやや低い3階廊下(5)の廊下手摺(13)付
近まで立ち上がった腰壁部(21)とを備えている。
【0011】基部(20)は、図2及び図3に示すように、
一本の構造柱(22)と、この構造柱(22)に一端部が連結さ
れた構造梁(23)を備えている。構造柱(22)及び構造梁(2
3)の他端部には、2階及び3階外廊下(5)(5)の張出し
床部(6)(6)における床梁(24)(24)が連結されている。
そして、これら構造柱(22)及び構造梁(23)を囲むように
して、平板状やL型の外壁材(25)(25)…を取り付けるこ
とで、基部(20)が構成されている。なお、構造柱(22)
は、例えば角形鋼管からなり、構造梁(23)及び床梁(24)
は、例えばH形鋼からなる。
【0012】腰壁部(21)は、構造体(30)周りに平板状や
L型の外壁材(25)(25)…を取り付けることで構成されて
いる。構造体(30)は、基部(20)の構造柱(22)を上方に延
長してなる第1柱(31)と、基部(20)の上端部分における
構造梁(23)のフランジ上に立設したH形鋼からなる第2
柱(32)と、これら第1柱(31)の上端部側面と第2柱(32)
の上端面との間に跨るH形鋼からなる梁(33)とを備えて
いる。第2柱(32)は、そのフランジが鉛直方向に沿うよ
うにして配置され、梁(33)は、そのフランジが水平方向
に沿うようにして配置されている。
【0013】外壁材(25)(25)…の取り付けに際しては、
地震等による基部(20)の構造梁(23)の変形に合わせて腰
壁部(21)の各外壁材(25)(25)…が個別に揺動するよう
に、構造梁(23)と梁(33)との間に跨った状態で移動可能
に取り付けてある。具体的には、図4に示すように、構
造梁(23)の上側フランジに、外壁材(25)(25)…の荷重を
受ける受けプレート(36)(36)…が要所要所に取り付けら
れており、これら受けプレート(36)(36)…上に載せた各
外壁材(25)(25)…の上下端部が、取付け金具(40)(40)…
を介して受けプレート(36)(36)…及び腰壁部(21)の梁(3
3)に夫々固定したファスナー(41)(41)…に取り付けられ
ている。取付け金具(40)(40)…には、上下方向に沿った
長孔(42)がそれぞれ形成されていて、各外壁材(25)(25)
…は、取付け金具(40)(40)…の長孔(42)(42)…の範囲内
で移動可能となっている。
【0014】このようなロッキング方式を採用すること
で、地震で構造梁(23)が変形すると、取付け金具(40)(4
0)…を支点に外壁材(25)(25)…が1枚1枚回転運動し
て、その力をうまく受け流し、外壁材(25)(25)…の脱落
やひび割れを防止することができる。なお、住宅本体
(3)の外壁材及び基部(20)の外壁材(25)(25)…も、腰壁
部(21)と同様に、取付け金具を介して基礎や構造梁に固
定したファスナーに取り付けられている。従って、腰壁
部(21)では、基部(20)や住宅本体(3)における外壁施工
のときと同じファスナー(41)(41)…や取付け金具(40)(4
0)…を用いて、同じ方式で外壁材(25)(25)…を施工する
ことができ、施工の単純化、省力化を実現することがで
きる。
【0015】基部(20)の外壁材(25)(25)…及び腰壁部(2
1)の外壁材(25)(25)…としては、住宅本体(3)の外壁材
と同じ材質のものを用いて、住宅本体(3)との一体感を
高めるようにしている。また、基部(20)の外壁材(25)(2
5)…と腰壁部(21)の外壁材(25)(25)…を、その取り付け
状態においてほぼ面一に連続させて、ピロティ壁(1)全
体としての統一感を持たせている。
【0016】また、ピロティ壁(1)の上端部には、上面
開口部を覆うようにして、板状の耐火材(46)が取り付け
られている。さらに、耐火材(46)の上方には、笠木(47)
が取り付けられている。
【0017】第2のピロティ壁(2)は、地面から2階外
廊下(5)の張出し床部(6)まで立ち上がった基部(50)
と、この基部(50)の上端部分から2階廊下(5)の廊下手
摺(13)付近まで立ち上がった腰壁部(51)とを備え、第1
のピロティ壁(1)よりも低くなっている。それ以外の構
成は、第1のピロティ壁(1)と同様である。
【0018】このようなピロティ壁(1)(2)を、開放型
の外階段(4)に隣接して設けることによって、住宅本体
(3)とその外側に露出した外階段(4)との一体化を図る
ことができる。しかも、ピロティ壁(1)は、住宅本体
(3)の屋根(12)付近までの高さを有していても、その上
端部が住宅本体(3)側に連結されることのない腰壁部(2
1)となっていることから、住宅本体(3)の屋根(12)付近
における外側へ張り出しがなく、斜線制限を受け難くな
っている。
【0019】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に
多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、図5に示すように、住宅本体(3)の妻面側に設けた
回り階段(60)に隣接させて、基部(61)及び腰壁部(62)か
らなるピロティ壁(63)を設けるようにしても良い。ま
た、外階段に関係なく、ピロティ壁を設けるようにして
も良い。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明のピロティ壁は、住宅本体側の構造材に連結された基
部の上端部分に、住宅本体側に連結されることのない腰
壁部を設けた構造となっているため、斜線制限に対応し
易く、このため斜線制限の厳しい市街地に建築する集合
住宅等に対しても適用し易くなっている。
【0021】さらに、基部の構造柱を上方に延長してな
る第1柱と、基部の構造梁に立設した第2柱と、これら
第1柱と第2柱との間に跨る梁とを備えた構造体周りに
外壁材を取り付けて、腰壁部を構成していることから、
基部と腰壁部とが一体に連続した強度的に強い構造とな
っており、補強用のプレート類を設けなくても、良好な
耐震性や耐風性を確保することができる。
【0022】しかも、腰壁部の下地部分をこのような柱
梁構造として、その外壁材を基部の構造梁と腰壁部の梁
とに跨って取り付けているので、構造柱や構造梁を備え
た基部と同様の施工が可能となり、これら基部と腰壁部
において使用する各種部材の共通化を実現できる。この
ため、部品点数の削減、施工の簡略化、省力化を図るこ
とができる。
【0023】また、腰壁部の上面開口部を覆うようにし
て、耐火材を取り付けることで、耐火性に優れたピロテ
ィ壁とすることができる。さらに、基部の外壁材と腰壁
部の外壁材をほぼ面一に連続させることで、基部と腰壁
部を違和感なく連続させて、ピロティ壁全体としての統
一感を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るピロティ壁を設け
た集合住宅の斜視図である。
【図2】腰壁部の構造体を示す概略斜視図である。
【図3】腰壁部の縦断面図である。
【図4】取付け金具を用いた外壁材のファスナーへの取
付け状態を示す斜視図である。
【図5】妻面側の回り階段に隣接させてピロティ壁を設
けた場合の集合住宅の斜視図である。
【符号の説明】
(1)(2)(63) ピロティ壁 (3) 住宅本体 (4)(60) 外階段 (20)(50)(61) 基部 (21)(51)(62) 腰壁部 (22) 構造柱 (23) 基部の構造梁 (24) 住宅本体側の構造材(床梁) (25) 外壁材 (30) 構造体 (31) 第1柱 (32) 第2柱 (33) 梁 (46) 耐火材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅本体に沿って立設されるピロティ壁
    であって、住宅本体側の構造材に連結された基部と、住
    宅本体側に連結されることなく、基部の上端部分より上
    方に向かって延びる腰壁部とを備え、前記腰壁部は、構
    造体周りに複数の外壁材を取り付けることで構成され、
    前記構造体は、基部の構造柱を上方に延長してなる第1
    柱と、基部の構造梁に立設した第2柱と、これら第1柱
    と第2柱との間に跨る梁とを備えていることを特徴とす
    る住宅のピロティ壁。
  2. 【請求項2】 腰壁部の上面開口部を覆うようにして、
    耐火材を取り付けるようにした請求項1記載の住宅のピ
    ロティ壁。
  3. 【請求項3】 腰壁部の外壁材を、基部の構造梁と腰壁
    部の梁との間に跨って取り付けるようにした請求項1又
    は2記載の住宅のピロティ壁。
  4. 【請求項4】 基部の外壁材と腰壁部の外壁材とを、ほ
    ぼ面一で連続させた請求項1乃至3のいずれかに記載の
    住宅のピロティ壁。
  5. 【請求項5】 住宅本体の外階段用の壁とした請求項1
    乃至4のいずれかに記載の住宅のピロティ壁。
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