JP2003027462A - 地中連続壁の構築方法及び地下構造物の構築方法 - Google Patents

地中連続壁の構築方法及び地下構造物の構築方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな壁厚で大きな強度を有する地中連続
壁を構築すること、及びこの地中連続壁を地下構造物の
本体の一部として有効に利用することを目的とする。 【解決手段】 壁体を構築する位置に竪穴を掘削し、
ソイルセメント11を充たす。この竪穴内に、底板を有
する鋼管12を建て込む。このとき鋼管内にはソイルセ
メントは侵入せず、浮力が作用するのを抑えるために鋼
管内に注水する。鋼管を所定位置に建て込んだ後、鋼管
内にコンクリート14を打設し、鋼管とコンクリートと
の合成構造とする。地下構造物は、上記地中連続壁を山
留め壁として地盤を掘削し、内側のソイルセメントを除
去して鋼管側面を露出させる。こ鋼管にはジベル15を
植設するとともに鉄筋16を接合し、地下構造物の躯体
部2を構成するコンクリート内に埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、地盤を掘削する
ときに山留壁として用いることができる地中連続壁であ
って、壁体の厚さを薄くしても充分な強度を有し、地下
構造物本体の構造部材の一部としても用いることができ
る地中連続壁の構築方法及びこの地中連続壁を用いた地
下構造物の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地下構造物の構築等のために、地盤の大
規模な開削を行う場合には、山留め壁として地中連続壁
が用いられることが多い。地中連続壁は、鉄筋コンクリ
ート構造のもの、鋼製の壁体を形成するもの、ソイルセ
メント中に鋼製の芯材を埋め込んで壁体とするもの等が
知られている。
【0003】鉄筋コンクリート構造の地中連続壁は、壁
体を構築する位置に、竪穴を掘削した後、篭状に組み立
てた鉄筋を建て込み、竪穴内にコンクリートを打設して
壁体を構築するものである。鋼製地中連続壁は、掘削さ
れた竪穴内にコンクリート又はソイルセメントを打設し
た後硬化前に、水平断面がH型又は箱型の鋼部材を建て
込み、壁体の平面形状に沿って連続するように接合して
壁体を形成するものである。また、ソイルセメント中に
芯材を有する地中連続壁は、竪穴内にソイルセメントを
打設するか又は竪穴内でソイルセメントを形成した後、
このソイルセメント内に所定間隔でH型鋼又は鋼管を芯
材として建て込み、壁体とするものである。
【0004】これらの地中連続壁は、地盤を掘削すると
きの山留め壁として使用されることが多いが、地盤の開
削後、地下鉄等の構造物を構築する際に構造部材の一部
として地中連続壁を利用することが提案されている。地
中連続壁を地下構造物の一部として利用するには、地下
構造物の構造部材と強固に一体化する必要がある。この
ため、地下構造物の本体の一部として利用する地中連続
壁は、ソイルセメント中に鋼製壁体又は鋼製芯材を建て
込むことによって形成し、壁体の内側を掘削するときに
ソイルセメントをはつり取って鋼製壁体又は鋼製芯材を
露出する。そして、この鋼製の部材にジベル等を植設
し、これを地下構造物のコンクリート部材内に埋め込む
ことによって、強固に一体化するものとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような地中連続壁には、次に示すような解決が望まれる
課題がある。ソイルセメントを利用した地中連続壁は、
掘削土をソイルセメントとして利用するため、掘削残土
の発生量を低減することができるとともに、経済性にす
ぐれている。しかし、ソイルセメントは強度が小さく地
中連続壁体の強度はほとんど鋼製部材に依存することに
なる。このため、鋼製部材の断面が大きくなったり、大
きな壁厚が必要となる場合がある。特に、工事を行う用
地に制限がある場合には、壁厚が大きくなると敷地を有
効利用して構造物を構築することが難しくなったり、工
事が難しくなり、壁厚を小さくすることが望まれる。ま
た、地中連続壁体を地下構造物の一部として恒久的に利
用しようとする場合に、壁体は大きな強度を有している
ことが望ましい。
【0006】本願発明は、上記のような事情に鑑みてな
されたものであり、その目的は、小さな壁厚で大きな強
度を有するとともに、地下構造物の本体の一部として有
効に利用することができる地中連続壁の構築方法を提供
すること、又はこの地中連続壁を利用して地下構造物を
構築する方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、 壁体を構築する位置に、
該壁体の厚さ以上の幅でほぼ鉛直方向の竪穴を掘削する
工程と、 少なくとも土とセメントミルクとを混合した
ソイルセメントを前記竪穴内に貯留する工程と、 底板
を有する鋼管を、該鋼管内に注水しながら未硬化の前記
ソイルセメント内に建て込む工程と、 前記鋼管内の水
をコンクリートに置き換える工程とを含む地中連続壁の
構築方法を提供する。
【0008】上記方法における竪穴を掘削する工程は、
アースドリルを用いる方法、チェーンソータイプの掘削
機を用いる方法等、竪穴を所定の深さまで掘削できるも
のであれば様々な方法を採用することができる。また、
竪穴内にソイルセメントを貯留する工程は、土とセメン
トミルクとを地上で攪拌・混合し、掘削された竪穴内に
投入するものであってもよいし、掘削しながらセメント
ミルクを注入し、地中で攪拌・混合してソイルセメント
を形成するものであってもよい。
【0009】このように形成されたソイルセメント内
に、底板を有する鋼管を建て込もうとすると、底板より
上部の鋼管内にはソイルセメントが流入せず、大きな浮
力が作用する。これに対し、鋼管内に注水することによ
って重量が増し、浮力を抑えてソイルセメント中に沈め
ることができる。そして、所定の位置に固定した状態で
ソイルセメントが硬化することにより、鋼管とソイルセ
メントとが一体となった壁体が形成される。
【0010】また、鋼管内の水をコンクリートに置き換
える工程は、ソイルセメントの硬化前に行ってもよい
し、ソイルセメントが硬化した後に行ってもよい。ソイ
ルセメントの硬化前に行う場合には、鋼管内に水を貯留
したまま、トレミー管等を用いて水中でコンクリートを
打設し、水をコンクリートに置き換える。ソイルセメン
トが硬化した後に行う場合は、鋼管に浮力は作用しない
ので、鋼管内の水をポンプ等で排出し、コンクリートを
打設することができる。
【0011】このように打設したコンクリートは、鋼管
と一体となって合成構造を形成する。したがって、断面
が小さく壁厚が薄いものであっても大きな強度を有する
壁体となる。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
「地中連続壁の構築方法」において、 前記底板は、前
記鋼管の下端より上方に設けられ、 前記鋼管の側面の
前記底板が設けられた位置の下側に、空気抜き孔が設け
られているものとする。
【0013】この方法では、底板が鋼管の下端より上方
に設けられているので、鋼管を未硬化のソイルセメント
中に沈めてゆくと、ソイルセメントが下端から鋼管内に
侵入し、鋼管内の空気は空気抜き孔から排出されて底板
より下方の鋼管内にソイルセメントが充填される。この
とき、底板より上方にはソイルセメントが侵入しないた
め、品質の良いコンクリートを打設することができる。
したがって、地中連続壁は底板より上方がコンクリート
と鋼管との合成構造となり、合成構造として大きな強度
とする範囲を任意に設定することができる。
【0014】一般に地中連続壁は、地盤を掘削したとき
の底面より下方に根入れされ、地下構造物は掘削した底
面より上方に構築される。そして、この地下構造物は、
地中連続壁の掘削底面より上部で一体化され、この部分
に充分な強度が要求される。これに対し、上記のように
底板の位置を適切に設定し、地下構造物と一体化される
部分に限定して、鋼管とコンクリートとの合成構造とす
ることにより、合理的かつ経済的な構造とすることがで
きる。
【0015】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に記載の「地中連続壁の構築方法」において、 前
記底板が設けられた位置より上方の前記鋼管内には、鋼
管内で硬化したコンクリートと該鋼管との一体性を高め
るとともに、鋼管断面の変形を拘束するための補強部材
が溶接接合されているものとする。
【0016】この方法では、鋼管の内側に充填されたコ
ンクリートが鋼管と強固に一体となる。これにより、鋼
管とコンクリートとの合成部材として大きな強度が確実
に発揮される。つまり、鋼管の内面とコンクリートとの
間でずれ等が生じると変形が大きくなり強度が低下する
ことになるが、本発明ではこのような状態を防止するこ
とができる。
【0017】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
「地中連続壁の構築方法」において、 前記補強部材
は、所定位置又は所定の間隔で設けられたダイヤフラム
とする。
【0018】上記ダイヤフラムは、適切な間隔で設ける
ことにより、少ない作業量でコンクリートと鋼管との一
体性を有効に高めることができる。
【0019】請求項5に係る発明は、請求項1に記載の
「地中連続壁の構築方法」において、 前記鋼管は、前
記壁体の平面形状に沿って複数本が建て込まれ、隣接す
る鋼管と側面が互いに連結されているものとする。
【0020】この方法では、複数の鋼管が所定の間隔で
整然と配列され、これらが互いに連結されているので、
地中連続壁は充分な強度と止水性を有することになる。
【0021】請求項6に記載の発明は、 請求項1から
請求項5までのいずれかに記載の方法で地中連続壁を構
築し、 該地中連続壁の片側を掘削するとともに、前記
鋼管の側面が露出するように、硬化したソイルセメント
を除去し、 該鋼管の側面と密着し、一体となるように
地下構造物の一部となるコンクリートを打設する地下構
造物の構築方法を提供するものである。
【0022】この方法では、地中連続壁の片側を掘削し
た際に、鋼管の外側を覆うソイルセメントを容易に除去
して鋼管の外側面を露出させることができる。そして、
構築しようとする地下構造物のコンクリートをこの鋼管
と密着するように打設することにより、鋼管と構造物を
構成するコンクリートとを一体とすることができる。こ
れにより、内側にコンクリートが充填された鋼管が地下
構造物の一部となり、合成断面として土圧等に抵抗す
る。したがって、壁の断面を小さくすることができ工事
費を低減することが可能となる。
【0023】なお、鋼管の外側面に密着するうようにコ
ンクリートを打設する前に、鋼管の外側面には、スタッ
ドジベル等の突出する部材を固着しておくのが望まし
い。そして、この突出する部材を埋め込むようにコンク
リートを打設することにより、地下構造物を構成するコ
ンクリートと鋼管との一体性を高めることができる。
【0024】請求項7に係る発明は、請求項6に記載の
「地中連続壁の構築方法」において、 前記鋼管には、
該鋼管内のコンクリートに埋め込まれるアンカーとこの
アンカーと該鋼管外の側方へ伸びる鉄筋とを連結する継
ぎ手を、該鋼管をソイルセメント内に建て込む前に固着
しておくものとする。
【0025】この方法では、アンカーが鋼管内のコンク
リートに埋め込まれるとともに、継ぎ手によってこのア
ンカーと連結された鉄筋が鋼管の外側の地下構造物を構
成するコンクリートに埋め込まれる。これにより、地下
構造物の断面力が鉄筋、継手及びアンカーを介して確実
に地下連続壁に伝達される。しがたって、地中連続壁
は、確実に地下構造物の一部として機能することにな
る。
【0026】請求項8に係る発明は、請求項7に記載の
「地中連続壁の構築方法」において、 前記継ぎ手は、
鉄筋を螺号することができる雌ねじが切削された鉄筋接
合部を鋼管外に有するものとする。
【0027】この方法では、上部鉄筋接合部に雄ねじが
切られた鉄筋又は全ねじ棒鋼をねじ込むことにより、鋼
管と鉄筋とを容易に接合することができる。
【0028】請求項9に係る発明は、 請求項4に記載
の方法で地中連続壁を構築し、該地中連続壁の片側を掘
削するとともに、前記鋼管の側面が露出するように、硬
化したソイルセメントを除去し、 該鋼管の側面と密着
し、一体となるように地下構造物の一部となるコンクリ
ートを打設することによって地下構造物を構築するもの
とし、 前記ダイヤフラムは、厚肉の鋼板の両面に鋼管
の切断湯麺を溶接接合することによって形成するものと
し、 該ダイヤフラムとなる鋼板の周縁付近にナットを
固着しておき、 前記地下構造物の一部となるコンクリ
ート中に埋め込まれる鉄筋の端部を前記ナットに螺合し
て前記鋼管と接続する地下構造物の構築方法を提供する
ものである。
【0029】この方法では、ダイヤフラムを利用して地
下構造物のコンクリートに埋め込む鉄筋を上記鋼管と強
固にかつ簡易に連結することができ、現場での作業か簡
略化される。
【0030】請求項10に記載の発明は、 請求項9に
記載の地下構造物の構築方法において、 前記ナットを
固着する工程は、 前記ダイヤフラムとなる鋼板のの周
縁部付近に貫通孔を設け、 該鋼板の周状となった端面
から、該鋼板の上下の平面とほぼ並行に、前記貫通孔に
連通する横孔を設け、 該横孔に、前記端面から長ナッ
トを挿入して先端部を前記貫通孔内に露出させ、 該露
出部と該貫通孔の内周面との間を溶接で接合するものと
する。
【0031】この方法では、ダイヤフラムとなる厚肉鋼
板に長ナットを確実かつ強固に固着することができ、鉄
筋と鋼管との接合部の信頼性を向上することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図1は、本願発明の「地中
連続壁の構築方法」及び「地下構造物の構築方法」によ
って。築造された地下鉄道の開削トンネルを示す概略断
面図である。また、図2は図1に示す開削トンネルの主
要部の拡大断面図、図3は部分切断斜視図である。この
開削トンネルは、地下鉄道を建設する路線に沿って、そ
の両側に地中連続壁1を構築し、その内側を掘削して、
箱形断面の地下構造物すなわち開削トンネルの躯体部2
を形成したものである。
【0033】上記地中連続壁1は、図2又は図3に示す
ように、ソイルセメント11中に角型の鋼管12が埋め
込まれたものであり、この鋼管12は地下鉄道の路線に
沿って複数本が鉛直に建て込まれ、それぞれは隣接する
鋼管と互いに連結されて壁体を形成している。なお、上
記角型の鋼管12に代えて、円形断面の鋼管を用いるこ
ともできる。上記角型鋼管12内には所定の高さの位置
に底板13が設けられており、この底板より上部にはコ
ンクリート14が充填され、底板より下の部分には、こ
の鋼管の周辺部に形成されているものと同じソイルセメ
ント11が充填されている。
【0034】また、この角型鋼管12の側面の所定範囲
には複数のスタッドジベル15が植設されており、開削
トンネルの側壁部2aを形成するコンクリートがこのス
タッドジベル15を埋め込み、角型鋼管12の側面と密
着するように打設されている。さらに、開削トンネルの
上床版2b及び下床版2c内に、路線と直角方向に配置
される鉄筋16は、上記角型鋼管12に連結されてい
る。したがって、開削トンネルの側壁部2aは、コンク
リートが充填された鋼管12と一体となって断面力に抵
抗し得るものとなっている。
【0035】次に、上記地中連続壁及び開削トンネルの
構築方法について説明する。まず、地下鉄道の路線に沿
って両側に地中連続壁を形成する。この地中連続壁は、
図4、図5に示す工程によって構築するものであり、図
4(a)に示すように、壁体厚に相当する幅の竪穴21
を掘削する。この竪穴の掘削には、本実施形態のように
バケットタイプの掘削機22を用いてもよいし、アース
オーガーやチェーンソータイプの掘削機等を用いてもよ
い。また、その他の掘削機械を用いることもできる。竪
穴の掘削に際し、竪穴内の壁面を安定させるために、泥
水23を竪穴内に充たして掘削を行ってもよい。
【0036】竪穴が掘削されると、地上で掘削土にセメ
ントミルクを混合してソイルセメントを形成し、図4
(b)に示すように、このソイルセメント11を上記竪
穴21内に打設する。なお、ソイルセメントは、アース
ドリル等で掘削した土を地上に揚げることなく、竪穴内
でセメントミルクを注入し、攪拌・混合してソイルセメ
ントを形成してもよい。
【0037】上記のようにして、竪穴内に未硬化のソイ
ルセメント11が貯留された状態で、図5(a)に示す
ように、所定高さに底板を有する角型鋼管12をソイル
セメント11内に沈めてゆく。この角型鋼管12は、下
端が開放されており、底板13が設けられた位置の下側
に側部を貫通する空気抜き孔(図示しない)が設けられ
ている。したがって、ソイルセメント11に沈める際
に、底板より下側はソイルセメント11が充填される。
一方、底板より上の部分にはソイルセメントは侵入せ
ず、未硬化のソイルセメントによって浮力が作用する。
これに対し、図5(a)に示すように、角型鋼管12内
にホース24から水を注入し、重量を増して浮力を抑え
る。そして、所定の位置に角型鋼管12を沈めて固定
し、ソイルセメント11を硬化させる。
【0038】一方、角型鋼管内の底板より上の部分に
は、図5(b)に示すように、コンクリート25を打設
する。このコンクリート25の打設は、ソイルセメント
11が硬化する前に行うことができ、水で充たされた角
型鋼管12内にトレミー管26等を用い水中コンクリー
トとして打設する。また、ソイルセメント12が硬化し
た後に上記コンクリートの打設を行う場合には、浮力が
作用しないので、角型鋼管内の水をポンプ等で排出する
ことができ、その後にコンクリートを打設することがで
きる。
【0039】角型鋼管12内に打設されたコンクリート
25は、鋼管の内面に密着し、一体となる。また、角型
鋼管12には、図6に示すように、所定の間隔でダイヤ
フラム27が設けられており、角型鋼管12の断面の変
形を拘束するとともに、硬化したコンクリートが角型鋼
管12内でずれるのを防止するものとなっている。これ
により角型鋼管12と充填されたコンクリートとは確実
に一体として挙動するものとなり、大きな曲げモーメン
トが作用したときにも大きな耐力を有するものとなる。
なお、上記ダイヤフラム27は、角型鋼管の断面の外周
縁よりやや大きい寸法の鋼板からなり、この鋼板の両面
に角型鋼管12の端面を溶接接合することによって形成
されている。つまり、角型鋼管12はダイヤフラム27
が設けられる間隔で切断されたものであり、これらがダ
イヤフラム27となる鋼板を介して接続されている。こ
のダイヤフラム27には、コンクリートを打設する際の
トレミー管26を挿通するための孔27aと、コンクリ
ート打設する際の空気抜き孔27bが設けられている。
【0040】上記工程により、図7(a)に示すように
地下道路や地下鉄道を建設しようとする路線に沿い、両
側に地中連続壁1が形成される。そして、これらの地中
連続壁1を山留め壁とし、図7(b)に示すように、こ
れらの壁体間の掘削を行う。このとき、壁体は腹おこし
28及び切り梁29によって倒壊しないように支える。
また、アースアンカー(図示しない)によって壁体を支
持することもできる。
【0041】上記掘削の際には、角型鋼管12の外側に
形成されているソイルセメントもはつり取り、角型鋼管
12の外側面を露出させておく。そして、開削トンネル
の側壁部と一体とする部分に、複数のスタッドジベル1
5(図2及び図3参照)を配列して固着する。
【0042】掘削が所定の深さに到達した後、所定の位
置に鉄筋を配置し、図8(a)に示すように、開削トン
ネルの躯体部2を構築する。このとき、上床版2b及び
下床版2c内に路線と直角方向に配置する鉄筋16(図
2及び図3参照)は、全ねじ棒鋼、つまり鉄筋の周面部
に設けられた突状部分が螺旋状となり、ねじ山となった
ものを用い、図9に示すように、角型鋼管12に固着さ
れた継ぎ手30に形成された雌ねじにねじ込んで該角型
鋼管12に接続される。
【0043】上記継ぎ手30は、角型鋼管12をソイル
セメント11に沈設する前に、該角型鋼管12の側面を
貫通して強固に固着しておくものであり、鋼管の内側で
は、図9に示すように、継ぎ手30にアンカーバー31
が連結され、このアンカーバー31が内部に充填された
コンクリート14に埋め込まれている。したがって、床
版2b,2cに配置される鉄筋16は継ぎ手30を介し
て、コンクリート14が充填された角型鋼管12と強固
に連結される。そして、この鉄筋16を床版2cのコン
クリートに埋め込むとともに、図10に示すように、角
型鋼管12に植設されたスタッドジベル15を側壁部2
aのコンクリート内に埋め込む。これにより、床版2
b,2cの断面力は角型鋼管12にも確実に伝達される
とともに、角型鋼管12は開削トンネルの側壁部2aと
一体となって断面力に抵抗することになる。
【0044】なお、上記角型鋼管12内の底板13(図
2参照)は、開削トンネルの躯体部2が形成される範囲
より下位に設けられているため、躯体部2と一体となる
範囲は角型鋼管12内にコンクリート14が充填されて
おり、双方が一体となって高強度の壁部となる。
【0045】上記のような開削トンネルの躯体部を形成
した後、図8(b)に示すように上床版2bの上側を埋
め戻し、開削トンネルを完成する。なお、図9は、図2
中に示すA−A線における断面図、図10は、図2中に
示すB−B線における断面図である。
【0046】図11は、地中連続壁を構成する鋼管と地
下構造物の鉄筋との接合部の他の例を示す概略構成図で
ある。また、図12は、図11に示す鋼管と鉄筋との接
合部におけるダイヤフラム及びこれに固着される長ナッ
トを示す詳細図である。この接続構造では、地中連続壁
を構成する角型鋼管41が、所定の長さに切断したもの
をダイヤフラムとなる厚肉鋼板42を介して接合された
ものとなっている。つまり、所定の長さに切断された角
型鋼管41の端面を厚肉鋼板の両面に突き合わせて溶接
接合されている。そして、この鋼管の軸線とほぼ直角方
向に配置された鉄筋16が、上記厚肉鋼板42の周縁付
近に固着された長ナット43(ねじ山が形成された棒鋼
を接続するためのカプラー)にねじ込むことによって接
続されている。
【0047】上記長ナット43を厚肉鋼板42に固着す
る構造は、次に説明するものとなっている。図12
(a)に示すように、厚肉鋼板42の周縁付近に矩形の
貫通孔42aを設け、図12(a)及び図12(b)に
示すように、周状の側面42eから、この厚肉鋼板の両
面と平行に上記貫通孔42aに連通する横孔42bを設
ける。この横孔42bは、図12(c)に示すように、
長ナット43を挿通することができる内径を有するもの
であり、周状の側面から長ナット43を挿通して、先端
部を上記貫通孔42a内に露出させる。そして、図12
(d)に示すように、貫通孔42aの内周面と長ナット
43の間を溶接44により接合して、長ナット43を厚
肉鋼板42に固着する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明に係る
「地中連続壁の構築方法」では、ソイルセメント中に埋
め込む鋼管内にコンクリートを充填し、一体として合成
部材とすることができる。したがって、この地中連続壁
は壁厚を薄くしても大きな強度を有し、経済的に優れた
ものになるとともに用地が制限される場合にも強固な壁
体とすることができる。また、本願発明に係る「地下構
造物の構築方法」では、上記地中連続壁を地下構造物と
容易に一体とし、構造物本体の一部として用いることが
できる。したがって、地下構造物の工事費を低減するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の「地中連続壁の構築方法」及び「地
下構造物の構築方法」によって築造された地下鉄道の開
削トンネルを示す概略断面図である。
【図2】図1に示す開削トンネルの主要部の拡大断面図
である。
【図3】図1に示す開削トンネルの部分切断斜視図であ
る。
【図4】図1に示す開削トンネルの施工要領であって、
本願発明の一実施形態である「地中連続壁の構築方法」
を示す概略図である。
【図5】図1に示す開削トンネルの施工要領であって、
本願発明の一実施形態である「地中連続壁の構築方法」
を示す概略図である。
【図6】図1に示す開削トンネルの構築に用いられる角
型鋼管の部分切断斜視図である。
【図7】図1に示す開削トンネルの施工要領であって、
本願発明の一実施形態である「地下構造物の構築方法」
を示す概略図である。
【図8】図1に示す開削トンネルの施工要領であって、
本願発明の一実施形態である「地下構造物の構築方法」
を示す概略図である。
【図9】図1に示す開削トンネルの躯体部及び地中連続
壁の断面図である。
【図10】図1に示す開削トンネルの躯体部及び地中連
続壁の断面図である。
【図11】地中連続壁を構成する鋼管と地中構造物の鉄
筋との接合部の他の例を示す概略構成図である。
【図12】図11に示す鋼管と鉄筋との接合部を示す詳
細図である。
【符号の説明】
1 地中連続壁 2 開削トンネルの躯体部 11 ソイルセメント 12 角型鋼管 13 底板 14 コンクリート 15 スタッドジベル 16 鉄筋 21 竪穴 22 掘削機 23 泥水 24 ホース 25 コンクリート 26 トレミー管 27 ダイヤフラム 28 腹おこし 29 切り梁 30 継ぎ手 31 アンカーバー 41 角型鋼管 42 ダイヤフラムを構成する厚肉鋼板 43 長ナット 44 溶接

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁体を構築する位置に、該壁体の厚さ
    以上の幅でほぼ鉛直方向の竪穴を掘削する工程と、 少なくとも土とセメントミルクとを混合したソイルセメ
    ントを前記竪穴内に貯留する工程と、 底板を有する鋼管を、該鋼管内に注水しながら未硬化の
    前記ソイルセメント内に建て込む工程と、 前記鋼管内の水をコンクリートに置き換える工程とを含
    むことを特徴とする地中連続壁の構築方法。
  2. 【請求項2】 前記底板は、前記鋼管の下端より上方
    に設けられ、 前記鋼管の側面の前記底板が設けられた位置の下側に、
    空気抜き孔が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の地中連続壁の構築方法。
  3. 【請求項3】 前記底板が設けられた位置より上方の
    前記鋼管内には、鋼管内で硬化したコンクリートと該鋼
    管との一体性を高めるとともに、鋼管断面の変形を拘束
    するための補強部材が溶接接合されていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の地中連続壁の構築方
    法。
  4. 【請求項4】 前記補強部材は、所定位置又は所定の
    間隔で設けられたダイヤフラムであることを特徴とする
    請求項3に記載の地中連続壁の構築方法。
  5. 【請求項5】 前記鋼管は、前記壁体の平面形状に沿
    って複数本が建て込まれ、隣接する鋼管と側面が互いに
    連結されていることを特徴とする請求項1に記載の地中
    連続壁の構築方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか
    に記載の方法で地中連続壁を構築し、 該地中連続壁の片側を掘削するとともに、前記鋼管の側
    面が露出するように、硬化したソイルセメントを除去
    し、 該鋼管の側面と密着し、一体となるように地下構造物の
    一部となるコンクリートを打設することを特徴とする地
    下構造物の構築方法。
  7. 【請求項7】 前記鋼管には、該鋼管内のコンクリー
    トに埋め込まれるアンカーと、このアンカーと該鋼管外
    の側方へ伸びる鉄筋とを連結する継ぎ手とを、該鋼管を
    ソイルセメント内に建て込む前に固着しておくことを特
    徴とする請求項6に記載の地下構造物の構築方法。
  8. 【請求項8】 前記継ぎ手は、鉄筋を螺号することが
    できる雌ねじが切削された鉄筋接合部を鋼管外に有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の地下構造物の構築方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載の方法で地中連続壁を
    構築し、 該地中連続壁の片側を掘削するとともに、前記鋼管の側
    面が露出するように、硬化したソイルセメントを除去
    し、 該鋼管の側面と密着し、一体となるように地下構造物の
    一部となるコンクリートを打設することによって地下構
    造物を構築するものとし、 前記ダイヤフラムは、厚肉の鋼板の両面に鋼管の切断湯
    麺を溶接接合することによって形成するものとし、 該ダイヤフラムとなる鋼板の周縁付近にナットを固着し
    ておき、 前記地下構造物の一部となるコンクリート中に埋め込ま
    れる鉄筋の端部を前記ナットに螺合して前記鋼管と接続
    することを特徴とする地下構造物の構築方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の地下構造物の構築
    方法において、 前記ナットを固着する工程は、 前記ダイヤフラムとなる鋼板のの周縁部付近に貫通孔を
    設け、 該鋼板の周状となった端面から、該鋼板の上下の平面と
    ほぼ並行に、前記貫通孔に連通する横孔を設け、 該横孔に、前記端面から長ナットを挿入して先端部を前
    記貫通孔内に露出させ、 該露出部と該貫通孔の内周面との間を溶接で接合するも
    のであることを特徴する地下構造物の構築方法。
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