JP2003026055A - 作業車 - Google Patents
作業車Info
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Abstract
ションケースが取り付けられた車体フレームを備えたフ
レーム形トラクタの後端側に、バックホー等の作業機を
取り付けた場合における、該作業機からの力に対する強
度確保を図り、ミッションケースに負担をかけないよう
に考慮した作業車を提供する。 【解決手段】 車体フレーム9を主構成するメインフレ
ーム40の後端側に、上方に延びる取付フレーム42を
設け、この取付フレーム42の上部に、ロプスが取り付
けられるロプス取付部47を設け、このロプス取付部4
7と、メインフレーム40の取付フレーム47前方側と
を連結する補強体52を設ける。
Description
ームの、前部にエンジンを取付固定すると共に、後部に
ミッションケースを取付固定してなる車体を備えた小型
軽量のトラクタの後部に、バックホー及びロプスを設け
た作業車に関するものである。
左右方向の枠材で相互に連結してなる車体フレームを形
成し、この車体フレームの、前部にエンジンを搭載し、
後部にミッションケースを搭載して車体を構成し、この
車体の前後を左右一対の車輪によって支持してなる小型
軽量のトラクタ(これをフレーム形トラクタという)
に、ミッドマウントモーアを備えた作業車がある(特開
平11−332346号公報参照)。
ム形トラクタの後部にバックホーを設けたものはなく、
この小型軽量のフレーム形トラクタの後部にバックホー
を設けた、前後長の短いコンパクトで機動性のよいバッ
クホー付きのフレーム形トラクタの提供が要望されてい
る。しかしながら、フレーム形トラクタの車体フレーム
の後部に、バックホーの取付部を設けて、バックホーが
取り付けられるようにすると、バックホー作業時におい
て、該バックホーからのねじり荷重が車体フレームに作
用し、このねじり荷重によって、車体フレームとミッシ
ョンケースとの連結部分のボルトの緩みが発生したり、
ミッションケースが破損したりする惧れがあり、フレー
ム形トラクタに車体フレームが大きくねじられるような
力を及ぼす作業機を装着するのは困難である。
前部にエンジンが取り付けられ、後部にミッションケー
スが取り付けられた車体フレームの後端側に、バックホ
ー等の作業機を取り付けた場合における、該作業機から
の力に対する強度確保を図り、ミッションケースに負担
をかけないように考慮した作業車を提供することを目的
とする。
決するために講じた技術的手段は、前部にエンジンが取
り付けられ、後部にミッションケースが取り付けられる
メインフレームを備え、このメインフレームの後端側
に、該メインフレームから上方に延びる取付フレームを
設け、この取付フレームの上部に、ロプスが取り付けら
れるロプス取付部を設け、このロプス取付部と、メイン
フレームの取付フレーム前方側とを連結する補強体を設
けたことを特徴とする。
た左右一対の支柱を備えると共に、左右支柱の下端部同
志を連結する基部部材を備え、取付フレームのロプス取
付部は、ロプスの左右支柱に対応して左右一対設けら
れ、ロプスの基部部材をロプス取付部に取付固定するこ
とで、左右のロプス取付部が相互に連結されているのが
よい。また、取付フレームに、左右のロプス取付部を連
結する連結体を設けるのがよい。
ションケースの左右両側に位置する左右の主枠材を有
し、これら左右の主枠材同志をミッションケース前方に
位置する左右方向の連結枠材によって連結し、この連結
枠材と、ロプス取付部とを、補強体によって連結するの
がよい。また、メインフレームの後部に、運転席が前向
き姿勢と後向き姿勢とに姿勢変更自在に設けられ、運転
席を後向き姿勢にしたときに、該運転席を後向き姿勢に
位置決めすべく、運転席側に設けた係合部が係脱自在に
係合する被係合部を、ロプスの基部部材上に設けるのが
よい。
されているのがよい。
に基づいて説明する。図1において、1は、トラクタ2
(走行車両)の前部にフロントローダ3(前作業機)を
装着すると共に、トラクタ2の後部にバックホー4(後
作業機)を装着してなるTLB(トラクタ・フロントロ
ーダ・バックホー)と称される作業車であり、このTL
B1は、トラクタ2の車体5の前後方向中途部の下部
に、ミッドマウントモーア6が装着可能とされている。
レーム9に、前部のエンジン10と後部のミッションケ
ース11を前後に離間させて取り付けて構成された車体
5(トラクタ車体)の前後を左右一対の車輪(前輪7、
後輪8)等によって走行可能に支持してなる、小型軽量
のフレーム形トラクタが採用されている。このトラクタ
2にあっては、エンジン10の背面下部に出力軸が設け
られ、この出力軸からドライブシャフト17を介してミ
ッションケース11内の伝動機構に回転動力が伝達され
るようになっている。
昇降用油圧装置23が設けられ、この油圧装置23に
は、油圧によって上方に回動するリフトアーム36が左
右両側に設けられている。前輪7はエンジン10の左右
両側に配置され、後輪8はミッションケース11の左右
両側に配置され、ミッションケース11からの動力によ
って回転駆動される。また、車体5の前部には、エンジ
ン10等を覆うボンネット12が設けられ、左右の後輪
8を覆う左右の後輪フェンダ13間には、運転席14が
設けられ、この運転席14は前後反転自在に取り付けら
れていて、前向き姿勢と、後向き姿勢とに姿勢変更自在
とされており、運転席14の前方には、操縦ハンドル1
5が設けられている。
は、ロプス16が設けられている。なお、ミッションケ
ース11は、本実施の形態では、アルミダイキャスト製
とされている。前記フロントローダ3は、サイドフレー
ム18と、該サイドフレーム18の上部に左右方向の軸
心回りに回動自在に枢着されたブーム19と、該ブーム
19の中途部とサイドフレーム18との間に介装されて
いてブーム19を上下動させるためのブームシリンダ2
0とが、ボンネット12の左右両側に配置されると共
に、左右のブーム19の前端間に亘ってバケット21が
スクイ・ダンプ動作可能に設けられている。
は、バケット21を動作させるバケットシリンダ22が
介装されている。前記バックホー4は、図1及び図11
に示すように、基台24と、その前部に固定された取付
体25と、基台24の上部に設けられた操縦装置26
と、基台24の後部に上下軸回りに左右揺動自在に枢支
された揺動ブラケット27と、この揺動ブラケット27
に横軸を介して左右方向の軸心回りに回動自在に枢支さ
れたブーム28と、ブーム28の先端側に左右方向の軸
心回りに回動自在に枢支されたアーム29と、該アーム
29の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に設けられたバ
ケット30と、基台24の左右両側に備えられたアウト
リガー31等を備えている。
を左右揺動させる揺動シリンダ35が設けられ、揺動ブ
ラケット27とブーム28との間には、ブーム28を上
下揺動させるブームシリンダ32が介装され、ブーム2
8とアーム29との間には、アーム29を揺動させるア
ームシリンダ33が介装され、アーム29とバケット3
0との間にはバケット30を動作させるバケットシリン
ダ34が介装されている。なお、左右各アウトリガー3
1は、一端側が基台24に前後軸回りに上下揺動自在に
枢支されると共に他端側に接地板が設けられた脚体と、
この脚体と基台24との間に介装されて脚体を上下揺動
させる油圧シリンダとから主構成されている。
おり、図3及び図4に示すように、車体フレーム9を主
構成するメインフレーム40と、このメインフレーム4
0の前部側の左右両側に設けられたローダ支持フレーム
41(フロントローダ取付部)と、メインフレーム40
の後部側に設けられた取付フレーム42と、メインフレ
ーム40の左右両側に配置されたサブフレーム43とを
備えている。メインフレーム40は、エンジン10及び
ミッションケース11の左右両側に位置する、前後方向
に長尺な板材からなる主枠材40Aを備えると共に、左
右の主枠材40Aを前後方向適宜箇所で相互に連結され
て構成されている。
に配置されていて、主枠材40Aに固定されたブラケッ
トにマウントゴムを介して取り付けられて支持されてい
る。ミッションケース11は、左右主枠材40A間の後
部に配置されていて、左右主枠材40Aにボルト固定さ
れると共に、ミッションケース11の前後に配置されて
いて左右主枠材40Aを連結する装着部材44にボルト
固定されている。なお、前後各装着部材44は、左右の
構成体をボルトによって連結固定することによって形成
され、左右方向長さ調整可能に形成されている。
及び前輪7の後方側に配置されており、左右各主枠材4
0Aから左右方向外方に突出するブラケット45と、こ
のブラケット45上に上方突出状に固定された取付部材
46とを備えており、取付部材46にフロントローダ3
のサイドフレーム18が着脱自在に取り付けられてい
る。左右各サブフレーム43は、左右の主枠材40Aの
側方に、該主枠材40Aと間隔をおいて配置されてい
て、取付フレーム42及びメインフレーム40(主枠材
40A)の後部と、ローダ支持フレーム41(ブラケッ
ト45)とを連結するように設けられており、バックホ
ー4から車体フレーム9に作用する荷重が、メインフレ
ーム40とサブフレーム43とに分散されると共に、ね
じれに対する強度の向上が図られている。
が、前方に向かうにしたがって左右方向外方に移行する
傾斜状に形成されていて、後部側でメインフレーム40
との間隔が狭く、前部側でメインフレーム40との間隔
が広くなるように形成されている。また、サブフレーム
43は、前後の構成体によって主構成され、前後の構成
体は中途部で重合されて溶着されており、応力集中の生
じる部位の剛性アップが図られている。
レーム43とメインフレーム40間の前部の間隔が広く
形成されている部位に、モーア6の後部を吊持するモー
ア吊下げ機構55が配置されている。このモーア吊下げ
機構55は左右一対設けられ、前端部が主枠材40Aに
枢支されて上下揺動自在とされた揺動リンク57と、後
端側が主枠材40Aに枢支されて上下揺動自在とされた
昇降アーム58と、揺動リンク57の後端側と昇降アー
ム58の前端側とを連結する連結体59とから構成され
ている。
6の後部側に設けたブラケット63に枢着されている。
また、モーア6の前部側は、左右各主枠材40Aの前端
側に設けたブラケット61と、モーア6の前端側の左右
両側に設けたブラケット60との間に設けられた左右一
対の吊持リンク62によって吊り下げられており、この
左右一対の吊持リンク62と、前記左右一対の揺動リン
ク57とによる四連リンク機構によってモーア6が平行
昇降自在に吊持されている。
一体的に揺動するように連結され、昇降アーム58と、
ミッションケース11上の油圧装置23のリフトアーム
36とは、連動手段64によって連動連結されており、
油圧装置23によって、モーア6が昇降可能とされてい
る。なお、モーア6は、刈刃ハウジング内にブレード
(回転刃)を備えてなり、このブレードは、ミッション
ケース11の前下部から突出するPTO軸からドライブ
シャフト56を介して伝達される動力によって回転駆動
される。
42は、ロプス16が取り付けられるロプス取付部47
と、バックホー4が取り付けられるバックホー取付部4
8とを備えており、これらバックホー取付部48とロプ
ス取付部47とを同一部材に設けることにより、バック
ホー反力に対する強度確保と、ロプス取付部47として
の強度確保が同時に可能となる効率的な補強ができると
共に、ロプス16もバックホー反力に対する強度メンバ
ーとすることができる。さらに、取付フレーム42に
は、トラクタ2の後部にバックホー4以外の作業機(例
えば、ロータリ作業機)を昇降自在に取り付け得るよう
に、三点リンク機構のトップリンクを取り付けるための
トップリンク取付部49と、ロワーリンクを取り付ける
ためのロワーリンク取付部50とが設けられている。
ンク取付部50とを、取付フレーム42に設けることに
より、バックホー反力に対する強度確保と、ロプス取付
部47としての強度確保に加えて、三点リンク機構の強
度確保をも、同時に可能となる効率的な補強ができるよ
うに構成されている。また、取付フレーム42は、メイ
ンフレーム40の左右の主枠材40Aの後端部間に配置
されていて左右の主枠材40Aの後部を連結している。
取付フレーム42は、左右のメインフレーム40にボル
ト固定された左右一対の側枠部42aと、左右側枠部4
2aの上端側同志を連結する上枠部42bと、左右側枠
部42aの下端側同志を連結する下枠部42cとから背
面視矩形状の枠形状に形成されており、横方向(側方)
からのバックホー反力に対する強度及びロプス強度が十
分に確保できる構造とされている。
ス取付部47を設けると共に、ロプス取付部47の下方
側にバックホー取付部48を設けており(バックホー取
付部48の上方にロプス取付部47が設けられてお
り)、したがって、ロプス取付部47及びバックホー取
付部48は左右一対備えられている。トップリンク取付
部49は、図9に示すように、取付フレーム42の上枠
部42bの左右方向中央部に固定された支持板49a
と、この支持板49aに固定された左右一対のブラケッ
ト49bとから構成され、左右ブラケット49b間にト
ップリンクの前側連結部がピンによって枢着される。
され、取付フレーム42の左右の側枠部42a下部に左
右方向内方に突出状に固定されている。また、背面視で
取付フレーム42の枠内にミッションケース11が納ま
るように構成されており、これによってミッションケー
ス11にかかる力を軽減でき、ミッションケース11の
軽量化が可能となる。また、取付フレーム42は、左右
の側枠部42aの上下方向中途部が主枠材40Aに固定
されていて、メインフレーム40から上方に延び、この
取付フレーム42の上部に設けられた左右のロプス取付
部47と、メインフレーム40の左右の主枠材40Aの
取付フレーム42前方側とが左右の補強体52によって
連結されており、これらメインフレーム40(主枠材4
0A)、取付フレーム42、ロプス取付部47、補強体
52によって、車体フレーム9の後部に大きなトラス構
造が形成され、後方からの力に対するロプス強度が確保
できると共に、バックホー反力に耐え得る強度が確保で
きる。
ケース11の前部側において、タイロッド等からなる連
結枠材53によって連結されており、この連結枠材53
のメインフレーム40との連結部分に前記補強体52の
前部が連結されており、この連結枠材53の左右と、左
右のロプス取付部47とを、左右の補強体52によって
連結したことにより、車体フレーム9のねじり荷重に対
する剛性が飛躍的に向上されている。以下、前記取付フ
レーム42の構成を、さらに具体的に説明する。
枠材を溶接等によって連結固定することによって枠組み
されている。この取付フレーム42は、左右一対の側枠
材68を有し、この側枠材68の上部は左右方向外方に
突出するように折曲され、側枠材68の下部は、左右方
向内方に突出するように折曲され、上下方向中途部は、
メインフレーム40の左右主枠材40Aの内側面に重合
されて該主枠材40Aにボルト固定されている。左右各
側枠材68の上側の折曲壁68aには、ロプス取付部4
7(ロプス支持体)が固定され、左右側枠材68の下側
の折曲壁68b同志は連結板70によって連結されてい
る。
aと、この縦壁47aの上端から左右方向外方に延出す
る上壁47bと、縦壁47aの下端から左右方向内方に
延出する下壁47cとから主構成され、下壁47cが側
枠材68の上側の折曲壁68a上に重ね合わされて溶接
等によって固定され、上壁47bにロプス16が取付固
定される。また、左右のロプス取付部47は連結体71
によって連結されている。この連結体71は、左右各ロ
プス取付部47の、縦壁47a及び下壁47cに溶接等
によって固定された取付部材72と、左右のロプス取付
部47間に配置されて取付部材72にボルト固定された
横材73とから構成されている。
湾曲状に折曲されている。また、ロプス取付部47の下
壁47c上には、ロプス支持部材74が溶接等によって
固定されている。前記側枠材68及びロプス取付部47
で、取付フレーム42の側枠部42aが構成され、連結
体71で上枠部42bが構成され、側枠材68の下側の
折曲壁68b及び連結板70で下枠部42cが構成され
ている。前記ロプス16は、下方に開放状のコ字形のロ
プス本体75と、ロプス本体75の下端部同志を連結す
る基部部材76とから主構成されている。
と、左右支柱77の上端同志を連結する連結部78とか
ら構成されている。左右の支柱77は、その下端が基部
部材76に溶接等によって固定され、上下方向中途部で
分割され且つ屈曲可能に連結されていて、折り畳み可能
とされている。また、左右の支柱77の下端部同志は、
基部部材76上に溶接等によって固定された補強部材7
9によって連結されている。
47の上壁47b及びロプス支持部材74上に載置され
て、該上壁47bにボルト・ナットによって取付固定さ
れると共に、ロプス支持部材74にもボルトによって固
定される。したがって、ロプス取付部47は、ロプス1
6の左右支柱77の下端部同志を連結する基部部材76
によっても連結されており、左右のロプス取付部47が
相互に連結されることにより、ロプス16の横方向(側
方)からの力に対する強度を確保でき、バックホー4か
ら受ける横方向からの力に対する強度が十分に確保で
き、しかも、左右のロプス取付部47を、基部部材7
6、及び、連結体71によって連結するようにした、2
重連結構造とすることで、横方向からの力に対する強度
を飛躍的に向上できる。
bと、ロプス16の基部部材76との間に後輪フェンダ
13の上壁が挟み込まれて固定されるようになってい
る。左右各補強体52は、主枠材40Aの上方に配置さ
れていて側枠材68の外側面に溶接等によって固定され
た後側の第1部材80と、主枠材40Aの外側面に溶接
等によって固定された前側の第2部材81とから構成さ
れている。第1部材80の下部は側枠材68から前方突
出状に延出されており、第2部材81の後部はメインフ
レーム40から上方突出状に延出されており、これら第
1部材80の下部と第2部材81の後部とは重ね合わさ
れて溶接等によって相互に固定されている。
81及び主枠材40Aを貫通して連結枠材53に形成さ
れたネジ孔に螺合されるボルト82によって連結枠材5
3に連結されている。なお、第1部材80は、側枠材6
8に固定されていて、該側枠材68を介してロプス取付
部47に連結されているが、直接、ロプス取付部47に
連結されていてもよい。また、第1部材80と第2部材
81とは一体形成(1枚の板材で形成)されていてもよ
い。
68の上部に上連結部84を設けると共に、側枠材68
の下部に下連結部85を設けてなる。上連結部84は、
補強体52の第1部材80の外側面及び側枠材68の上
側の折曲壁68aに溶接等によって固定された補強部材
86と、補強体52の第1部材80の外側面と対向配置
されていて補強部材86及び側枠材68の上側の折曲壁
68aに溶接等によって固定された支持壁87と、この
支持壁87と第1部材80との間に設けられた連結ピン
88とから構成されている。
ってロプス支持部材74に連結され、補強部材89は、
補強部材90によって補強体52の第1部材80に連結
されている。下連結部85は、フック状に形成されてい
て上方開放状の凹部からなる受け部91を有し、側枠材
68の外側面下部にボルト固定されている。図12に示
すように、連結ピン88は、受け部91の真上位置から
前方よりに配置されていて、バックホー4をできるだけ
トラクタ2側に近づけ得るように構成されている。
けられた取付体25には、図11〜図13に示すよう
に、上部に、バックホー取付部48の上連結部84に連
結される左右一対の上被連結部92が設けられ、下部に
は、バックホー取付部48の下連結部84に亘って連結
される下被連結部93が設けられている。上被連結部9
2は、取付体25に枢支されて開閉自在とされていて上
連結部84の連結ピン88を挟み込む上下一対のマウン
トホルダ94と、該一対のマウントホルダ94を拡開方
向に付勢するバネ95と、一対のマウントホルダ94が
閉鎖した際にこの閉鎖状態を維持するロック部材96等
とを備えている。
91に嵌合する左右方向のバーで構成されている。バッ
クホー4をトラクタ2から離脱させている状態では、図
12に示すように、マウントホルダ94は、バネ95に
よって拡開された状態であり、バックホー4は左右のア
ウトリガー31とバケット30とを接地させた状態で保
持されている。この状態からバックホー4をトラクタ2
に装着するには、先ず、下被連結部93を受け部91に
上方から嵌合させる。
88の後方に位置している。次に、バックホー4の基台
24を下被連結部93回りに前方側に回動させると、図
13に示すように、連結ピン88がマウントホルダ94
間に挿入されると共に連結ピン88によってマウントホ
ルダ94が押圧されて、該マウントホルダ94がバネ7
5の付勢力に抗して閉動作され、連結ピン88が一対の
マウントホルダ94で挟み込まれるようになっている。
このとき、マウントホルダ94の背面にロック部材96
が係合してマウントホルダ94の開動作が阻止される。
ー4が装着される。この装着状態からバックホー4を離
脱させるには、ロック部材96をマウントホルダ94の
後方に退避させ、この状態で、前記と逆の動作を行う。
図17及び図18に示すように、運転席14は前向き姿
勢と後向き姿勢とに姿勢変更自在に支持装置98によっ
て支持されており、運転席14には、該運転席14を後
向き姿勢にしたときに、運転席14を後向き姿勢に位置
決めすべく、ロプス16の基部部材76に設けた被係合
部99に係脱自在に係合する係合部100が設けられて
いる。
て形成されていて、ロプス16の基部部材76上に固定
した左右一対のブラケット101間に配置されて、該ブ
ラケット101に固定されている。係合部100は、フ
ック状に形成されていて、棒状の被係合部99に掛脱自
在に掛合する。なお、運転席14を前向き姿勢にしたと
きに、運転席14を前向き姿勢に位置決めすべく、係合
部100が掛脱自在に掛合する被係合部102は支持装
置98の前部に設けられている。
付けられ、後部にミッションケースが取り付けられるメ
インフレームを備え、このメインフレームの後端側に、
該メインフレームから上方に延びる取付フレームを設
け、この取付フレームの上部に、ロプスが取り付けられ
るロプス取付部を設け、このロプス取付部と、メインフ
レームの取付フレーム前方側とを連結する補強体を設け
たことを特徴としており、これらメインフレーム、取付
フレーム、ロプス取付部、補強体によって、車体を構成
する車体フレームの後部に大きなトラス構造が形成さ
れ、後方からの力に対するロプス強度が確保できると共
に、車体フレームの後部にバックホーを取り付けても、
バックホー反力に耐え得る強度が確保できる。
た左右一対の支柱を備えると共に、左右支柱の下端部同
志を連結する基部部材を備え、取付フレームのロプス取
付部は、ロプスの左右支柱に対応して左右一対設けら
れ、ロプスの基部部材をロプス取付部に取付固定するこ
とで、左右のロプス取付部を相互に連結することによ
り、前述した後方からの力に対する強度アップに加え、
ロプスの横方向(側方)からの力に対する強度を確保で
き、特に、車体フレームの後部にバックホーを取り付け
た場合において、該バックホーから受ける横方向からの
力に対する強度が十分に確保できる。
右支柱の下端部同志を連結する基部部材、及び、取付フ
レームに設けられた左右方向の連結体によって連結する
ようにした、2重連結構造とすることで、横方向からの
力に対する強度を飛躍的に向上できる。また、メインフ
レームはエンジン及びミッションケースの左右両側に位
置する左右の主枠材を有し、これら左右の主枠材同志を
ミッションケース前方に位置する左右方向の連結枠材に
よって連結し、この連結枠材と、ロプス取付部とを、補
強体によって連結したことにより、車体フレームのねじ
り荷重に対する剛性を飛躍的に向上できる。
前向き姿勢と後向き姿勢とに姿勢変更自在に設けられた
ものにあっては、運転席を後向き姿勢にしたときに、該
運転席を後向き姿勢に位置決めすべく、運転席側に設け
た係合部が係脱自在に係合する被係合部を車体側に設け
る必要があるが、この被係合部をロプスの基部部材上に
設けたことにより、被係合部の取付部分の強度が十分に
確保され、部材の省略化、コスト低減等を図ることがで
きる。また、運転席を前向き姿勢と後向き姿勢とに姿勢
変更するようにしたものにあっては、運転席の位置決め
をする被係合部に、運転席側に設けた係合部が係脱する
ので、錆びが発生する惧れがあるが、被係合部を、ステ
ンレス部品で形成することにより、錆びの発生を防止す
ることができる。
ある。
ある。
る。
ある。
ある。
の側面図である。
図である。
る。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 前部にエンジンが取り付けられ、後部に
ミッションケースが取り付けられるメインフレームを備
え、このメインフレームの後端側に、該メインフレーム
から上方に延びる取付フレームを設け、この取付フレー
ムの上部に、ロプスが取り付けられるロプス取付部を設
け、このロプス取付部と、メインフレームの取付フレー
ム前方側とを連結する補強体を設けたことを特徴とする
作業車。 - 【請求項2】 ロプスは、上端側が相互に連結された左
右一対の支柱を備えると共に、左右支柱の下端部同志を
連結する基部部材を備え、取付フレームのロプス取付部
は、ロプスの左右支柱に対応して左右一対設けられ、ロ
プスの基部部材をロプス取付部に取付固定することで、
左右のロプス取付部が相互に連結されていることを特徴
とする請求項1に記載の作業車。 - 【請求項3】 取付フレームに、左右のロプス取付部を
連結する連結体を設けたことを特徴とする請求項2に記
載の作業車。 - 【請求項4】 メインフレームはエンジン及びミッショ
ンケースの左右両側に位置する左右の主枠材を有し、こ
れら左右の主枠材同志をミッションケース前方に位置す
る左右方向の連結枠材によって連結し、この連結枠材
と、ロプス取付部とを、補強体によって連結したことを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業車。 - 【請求項5】 メインフレームの後部に、運転席が前向
き姿勢と後向き姿勢とに姿勢変更自在に設けられ、運転
席を後向き姿勢にしたときに、該運転席を後向き姿勢に
位置決めすべく、運転席側に設けた係合部が係脱自在に
係合する被係合部を、ロプスの基部部材上に設けたこと
を特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の作業車。 - 【請求項6】 被係合部は、ステンレス部品で形成され
ていることを特徴とする請求項5に記載の作業車。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
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US10/083,672 US6729431B2 (en) | 2001-07-10 | 2002-02-26 | Tractor with implement mounting frame |
KR10-2002-0010375A KR100483337B1 (ko) | 2001-07-10 | 2002-02-27 | 프레임형 트랙터 |
KR10-2004-0059554A KR100465185B1 (ko) | 2001-07-10 | 2004-07-29 | 프레임형 트랙터 |
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JP2001209944A JP3766612B2 (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | 作業車 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8016320B2 (en) | 2005-10-26 | 2011-09-13 | Custom Products Of Litchfield, Inc. | Vibration dampening systems for overhead frame structures |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0740281U (ja) * | 1993-12-28 | 1995-07-18 | 株式会社東国ボストン事業部 | ブレーキ補助ランプ |
JPH0930350A (ja) * | 1995-07-20 | 1997-02-04 | Kubota Corp | トラクタの転倒保護フレーム固定構造 |
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JP2001130454A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-05-15 | Kubota Corp | 作業車 |
-
2001
- 2001-07-10 JP JP2001209944A patent/JP3766612B2/ja not_active Expired - Fee Related
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