JP2003024711A - 沈澱汚泥の排泥装置 - Google Patents

沈澱汚泥の排泥装置

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JP2003024711A JP2001215557A JP2001215557A JP2003024711A JP 2003024711 A JP2003024711 A JP 2003024711A JP 2001215557 A JP2001215557 A JP 2001215557A JP 2001215557 A JP2001215557 A JP 2001215557A JP 2003024711 A JP2003024711 A JP 2003024711A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】従来のロープ式汚泥掻き寄せ装置、簀式汚泥掻
き寄せ装置の問題点を解消し、ランニングコスト及び装
置コストの低減と、使用対象の選択肢の拡大を図る。 【解決手段】 長方形沈澱槽L1、L2の沈澱汚泥を掻
き寄せ装置において、電動駆動源からの回転運動をスラ
イドバー1に伝達し、該スライドバー1のピッチストロ
ークp1によって、走行方向に応じて汚泥掻き姿勢と汚
泥上通過平行姿勢とに変更できる掻き板26を装備させ
た水中走行台車2に、要求される掻き寄せ総ストローク
p2だけ間歇往復運動を付与する。該間歇往復運動は、
スライドバー1にピッチストロークp1間隔で設けた多
数の蹴り板11によって、掻き板26を汚泥掻き姿勢と
して水中走行台車2を掻き寄せのための総ストロークp
2だけ間歇的に前進移動させた後、方向転換させ、掻き
板26を汚泥上通過平行姿勢とした状態を維持させて後
退移動させることを繰返すことにより付与される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生活廃水,工場廃
水等の汚濁液中の沈澱性物質を沈澱槽内にて沈澱分離
し、沈降した沈澱汚泥を掻き寄せ排出するようにした沈
澱汚泥の排泥装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、産業の集中化や大規模化による産
業廃水の増大、人口の都市への集中による生活廃水の増
大と、下水道整備の立ち遅れなどから、河川、湖沼、海
洋などに自然の受容能力以上の廃水が流入し、水質汚濁
が急速に進み、水道原水、工業用水の汚濁、漁業や農業
への被害が多発し、更にこの水質汚濁が直接人命にかか
わる深刻な事態まで招き、廃水の適当な処理が急務とな
っている。
【0003】従来の水質汚濁を取り除く代表的な処理手
段は、長方形の沈澱槽内の長手方向に向けて水面から水
中底面を通過するようにエンドレスに駆動回動されると
ころの、平行な二本のチェーンに定間隔で汚泥掻き寄せ
用のフライトを架橋状態に取付けた沈澱汚泥除去装置を
装備させ、該装置のフライトにより沈澱槽内の沈澱汚泥
を一方向に掻き寄せて除去するようにした沈降分離方式
の沈澱槽(チェーン式汚泥掻き寄せ装置)が周知であ
り、現在においても利用されている。しかし、構造が複
雑で設備費が高く、また使用部品が多いことから、補修
に多額の費用と時間を必要とする点に問題があった。
【0004】このため上記のような問題を解消して、前
記従来装置に比べて構造が簡単で設備費も安く、また使
用部品も少なく、しかも補修の必要が生じた場合も比較
的低い費用と短時間で修復使用できるように改良した沈
澱汚泥の排泥装置が発明され、刊行物、見本市、実施設
備等で公知となっている。
【0005】比較的最近の先行技術を刊行物及び型録に
よりを例示するならば、刊行物では、特公平5−570
07号公報、特開平6−72691号公報、特開平7−
232006号公報、特開平2000−354706号
公報等に記載の装置があり、また出願人において収集し
た型録で例示するならば「沈澱槽システム・レシプロ式
かき寄せ機(コレクターZ・・登録商標)」(旭テック
株式会社)を例示することができる。
【0006】前記刊行物公知の改良に係る沈澱汚泥の排
泥装置は、いずれも台車の移動手段及び掻き板(スクレ
ーパ若しくはレーキ板又は掻き寄せフレーム)の姿勢制
御手段を、電動機で駆動されるドラムに巻取る牽引ロー
プで引き動かすロープ巻取り駆動装置としたもの(以
下、ロープ式汚泥掻き寄せ装置)又はこれを前提とする
ものである。
【0007】上記従来のロープ式汚泥掻き寄せ装置は、
より以前に公知となっている、平行な二本のチェーンに
定間隔で汚泥掻き寄せ用のフライトを架橋状態に取付け
た沈澱汚泥除去装置(チェーン式汚泥掻き寄せ装置)と
比較すると、構造が簡単で設備費も安価で、また使用部
品も少なく、さらに補修の必要が生じた場合も比較的低
い補修コストが安く短時間で修復することができる点に
おいて、以前のチェーン式汚泥掻き寄せ装置の問題点を
解消するものではある。しかし、未だその程度は低いも
のであり、また牽引ロープに付着した汚泥が、牽引ロー
プを槽外のドラム巻取ることにより引出されるために臭
い公害のある環境とするものであった。
【0008】すなわち、長方形の沈澱槽の外部にドラム
を具備するロープ巻取り駆動装置を配備し、その牽引ロ
ープを沈澱槽内の底面に設置される汚泥掻き寄せ部のシ
ーブに掛け回して、汚泥掻き寄せ部に往復動を付与する
ようにするだけでなく、掻き板の姿勢を制御したり、汚
泥掻き寄せ部を吊り上げたりするためのシーブやロープ
が必要となるなど、装置構造が複雑であり、製作、組
立、設置作業等に必要なコストが高くなるだけでなく、
牽引ロープ或いは掻き板制御用ロープが沈澱槽内を移動
して、浮遊沈澱物の攪拌する結果となったり、これら汚
泥が付着した牽引ロープ或いは掻き板制御用ロープを、
外部のドラムに巻き取ることから、牽引ロープに付着し
た汚泥による悪臭が大気中に放散されることによる。
【0009】しかも、汚泥掻き寄せ部を沈澱槽の底面に
沿う同一ライン上に往復動させるものについては、掻き
板によって少なからず沈澱汚泥を攪拌することから、沈
澱汚泥の沈澱時間の遅延を招いて汚泥排出能率を低下さ
せる結果となる。
【0010】また前記型録頒布により公知の「沈澱槽シ
ステム・レシプロ式かき寄せ機(コレクターZ・・登録
商標)」は、沈澱槽の底の長手方向にレールを平行敷設
するとともに、断面をくさび型としたスクレバー(掻き
板)の多数を、くさび型の切立ち面側を汚泥掻き寄せ方
向に向けて所定間隔でフレームで連結して、沈澱槽の長
手方向終端底部に形成されている排出口の開口面を除く
槽底全域を覆う輪郭に形成した簀状組体とし、これを前
記レール上に摺動自在に配設して、槽外部に設備した油
圧駆動装置(油圧シリンダー)のピストンロッドによる
槽の深さ方向の直線往復運動を、リンク機構により水平
方向の直線往復運動に変換して前記簀状組体に伝達し、
くさび型の切立ち面側が汚泥掻き寄せ側となり、後退時
にはくさび型の傾斜面側が汚水中又は沈澱汚泥中に低速
で潜り込む状態となって、後退時の汚泥或いは汚水の攪
拌を極力抑止するようにした構成である。これは簀式汚
泥掻き寄せ装置ということができる。
【0011】上記簀式汚泥掻き寄せ装置は、簀状組体は
単純構成ではあるが大型化するため、製作、組立、搬
送、槽底配備等において、コスト高となるだけでなく、
簀状組体の重量が大なるが故に、レール上の摺動抵抗が
大きくなり、よって高出力の駆動動力源を必要とするこ
とから、コストを低減するには課題ある。
【0012】また上記装置は、同一平面上における簀状
組体の往動による汚泥の掻き寄せは槽底全域にわたって
排出室方向へ移動するものの、一回の往動によって排出
室上に至る汚泥は、簀状組体が排出室(H)の開口面上に
重なる範囲のみとなることから、他の領域の汚泥は排出
室の方向へ移動するものの沈澱状態のまま槽底に残存す
る状態が形成される。
【0013】この状態において簀状組体を復動(後退)
させると、くさび型スクレバー(掻き板)が、沈澱汚泥
中に潜ってこれを押し上げることになるため、後退速度
が遅速でも沈澱汚泥が浮上するなど堆積不安定状態(崩
れた状態)となることから、このような状態でくさび型
スクレバー(掻き板)を前進させても、効率的な掻き寄
せは期待し難い点に問題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
ロープ式汚泥掻き寄せ装置、簀式汚泥掻き寄せ装置の問
題点を解消するとともに、ランニングコスト及び装置コ
ストも安価な沈澱汚泥の排泥装置の提供と、使用対象の
選択肢を広げることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は長方形沈澱槽の
沈澱汚泥(S)を掻き寄せる沈澱汚泥の排泥装置におい
て、電動駆動源からの回転運動をリンク機構により水平
直線往復運動に変換してスライドバー(1)に伝達し、該
スライドバー(1)の往復水平直線運動の往復長さ(ピッ
チストローク(p1))によって、走行方向に応じて汚泥掻
き姿勢と汚泥上通過平行姿勢とに変更できる掻き板(26)
を装備させた水中走行台車(2)に、要求される掻き寄せ
総ストローク(p2)だけ間歇往復運動を付与するように構
成し、該間歇往復運動の付与手段を、スライドバー(1)
にピッチストローク(p1)間隔で設けた多数の蹴り板(11)
によって、掻き板(26)を汚泥掻き姿勢として水中走行台
車(2)を掻き寄せストロークだけ間歇的に前進移動させ
た後、方向転換させ、掻き板(26)を汚泥上通過平行姿勢
とした状態を維持させて後退移動させる繰返し手段とし
たことを特徴とする。
【0016】上記本発明に係る沈澱汚泥の排泥装置は、
長方形沈澱槽の槽底面又は側壁内面に沿って若しくは槽
底長手方向に設けた軌道に沿って移動自在に配設した水
中走行台車(2)を、駆動手段(6)により往復走行制御する
ようにし、該水中走行台車(2)には、走行方向に応じて
汚泥掻き姿勢と汚泥上通過平行姿勢とに変更できる掻き
板(26)を具備させた構成とし、該水中走行台車(2)の往
復走行により、槽底に沈澱した汚泥を沈澱槽の槽底に連
続する排出室(H)内へ、前記掻き板(26)で掻き寄せるよ
うにした構成部分において、従来公知の沈澱汚泥の排泥
装置と共通するものであり、水中走行台車(2)、該水中
走行台車(2)の駆動手段(6)、これら相互の結合と作用及
び沈澱槽への配設関連構成において以下に記載する(a)
(b)(c)(d)の構成部分に特徴がある。
【0017】(a) 前記水中走行台車(2)は、排出室(H)
側に位置する前進牽引台車(21)と、その反対側に位置す
る後退牽引台車(22)と、これら前進牽引台車(21)と後退
牽引台車(22)の中間に位置する一台又は複数台の中間台
車(23)とを連杆連結してなる。
【0018】前記各台車は、転子付き脚(24)で槽底に支
持されて転動するようにした台車フレーム(31)に、沈殿
槽の底面幅方向に縁が近接又は接する掻き寄せ縁を形成
した掻き板(26)と、該掻き板(26)と一体的に連動して掻
き板(26)の姿勢を汚泥掻き寄せ姿勢及び汚泥上通過平行
姿勢に変更する反転アーム(27)を具備している。
【0019】また、前記前進牽引台車(21)と後退牽引台
車(22)には、反転維持用ウェイト(36)と当接爪端(43)と
を具備させて揺動により走行方向を切り替え維持するよ
うにした走行クラッチ(4)を装備させた構成とし、これ
ら各台車を、前進牽引台車(21)が排出室(H)側に近接し
た位置から排出室(H)の開口面上に移動する位置までの
総ストローク(p2)の間隔で移動するように連杆(28)で連
結した構成とする。
【0020】(b) 前記水中走行台車(2)の駆動手段(6)
は、電動機(M)の回転運動を直線運動に変換する手段で
ある、滑子クランク機構又はクランク(52)とベル・クラ
ンク(51)機構により、槽底と平行する長手方向にピッチ
ストローク(p1)分だけ往復動するようにしたスライドバ
ー(1)を介して水中走行台車(2)に伝達する構成である。
【0021】前記スライドバー(1)は、両端部底面に、
両端面近傍の下面が走行クラッチ(4)の切換え部となる
ように垂設した切換脚(12)と、該切換脚(12)を長手方向
の両端寄りとして確保して前記総ストローク(p2)の間隔
を前記ピッチストローク(p1)間隔で除算した整数枚だけ
垂設した蹴り板(11)とを設ける。
【0022】前記スライドバー(1)の汚泥掻き取り方向
への往動時には、走行クラッチ(4)の当接爪端(43)が蹴
り板(11)に当って水中走行台車(2)を移動させ、復動時
には当接爪端(43)が揺動して蹴り板(11)から逃げて水中
走行台車(2)への運動伝達を断って駆動姿勢を維持する
構成とする。
【0023】(c) そして長方形沈澱槽の槽底部の幅方
向であってスライドバー(1)より上位置に、前記水中走
行台車(2)の反転アーム(27)の姿勢を反転制御し且つ前
記スライドバー(1)をスライド自在に支持するバー架台
(5)を、長方形沈澱槽の内面を支持基体として架橋状に
設けた構成とする。
【0024】(d) 前記水中走行台車(2)は、その掻き板
(26)を汚泥掻き寄せ姿勢として排出室(H)方向へ前進移
動した後、前記スライドバー(1)の前進終端位置側に垂
下する切換脚(12)で、水中走行台車(2)の走行クラッチ
(4)を反転させて、移動方向を後退方向へ変更させる。
【0025】そして前記バー架台(5)で水中走行台車(2)
の反転アーム(27)を反転させることによって、掻き板(2
6)の姿勢を汚泥上通過平行姿勢として、水中走行台車
(2)を後退方向へ間歇的に移動させ、再び水中走行台車
(2)の移動方向を、後退終端位置側に垂下する切換脚(1
2)で水中走行台車(2)の走行クラッチ(4)を反転させて、
前進方向へ変更することを繰り返すように、前記(a)(b)
(c)の構造部を連結したことを特徴とする沈澱汚泥の排
泥装置とする。
【0026】
【発明の作用及び効果】上記のように構成した本発明に
係る沈澱汚泥の排泥装置によれば、水中走行台車(2)
は、転子付き脚(24)によって沈澱槽の底面を長手方向に
転動自在に配設したものであるが、これを直接駆動する
のではなく、ピッチストローク(p1)で往復動するスライ
ドバー(1)を介して伝達するものである。
【0027】すなわち、前記スライドバー(1)に設けた
蹴り板(11)が走行クラッチ(4)に前進させる方向に順次
掛合することによって、ピッチストローク(p1)と掛合回
数の相乗で決まる総ストローク(p2)分だけ水中走行台車
(2)は間歇的に往動して前進する。
【0028】そしてスライドバー(1)の両端部の切換脚
(12)の内、前進方向端部に設けた切換脚(12)によって走
行クラッチ(4)を反転させ、これにより蹴り板(11)と走
行クラッチ(4)との掛合状態が切換えられると、スライ
ドバー(1)からの水中走行台車(2)への往動運動は断たれ
て、スライドバー(1)の蹴り板(11)と走行クラッチ(4)と
の掛合が逆になって、水中走行台車(2)は、間歇的に復
動して後退するようになる。これは水中走行台車(2)を
後退運動から前進運動に切換える場合も同様である。
【0029】そして水中走行台車(2)の往復動(掻き寄
せ方向への移動を前進、逆方向への移動を後退)は、ス
ライドバー(1)の切換脚(12)と、槽幅方向のバー架台(5)
に対する、水中走行台車(2)の走行クラッチ(4)と、掻き
板(26)の姿勢を汚泥掻き寄せ姿勢及び汚泥上通過平行姿
勢に変更する反転アーム(27)との係合により制御され
る。
【0030】これにより水中走行台車(2)の前進移動過
程においては、スライドバー(1)が後退しても、水中走
行台車(2)は後退することなく、汚泥掻き寄せ状態での
間歇前進移動となり、このため、水中走行台車(2)の一
時的逆移動により生じる従来の沈澱汚泥(S)の攪拌を皆
無とする。
【0031】また、水中走行台車(2)の後退時において
は、掻き板(26)が汚泥上通過平行姿勢に制御された状態
となることから、水中走行台車(2)の後退移動時にはス
ライドバー(1)のピッチストローク(p1)の運動によって
も掻き板(26)は沈殿汚泥中に潜ることがなく、沈殿汚泥
の一部を掻きもどしたり攪拌することなく次の前進位置
(始端位置)まで後退するようになる。
【0032】したがって、水中走行台車(2)の総ストロ
ークの後退移動によって、沈澱汚泥(S)を攪拌すること
は解消されて極めて効率的に沈澱汚泥(S)を排出室(H)へ
掻き寄せ処理することができるのである。
【0033】また、水中走行台車(2)の駆動手段(6)とし
て、槽外に設けた電動機(M)の回転運動を、滑子クラン
ク機構又はクランク(52)とベル・クランク(51)との機構
により、直線運動に変換する手段を採用し、スライドバ
ー(1)を介して伝達するようにしたから、動力伝達構成
が、従来のように、水中走行台車(2)の牽引ロープ或い
は掻き板(26)制御用ロープをシーブ等に掛け回してドラ
ムに巻き取る複雑な構成となるのに比べ、非常に簡単で
確実に作動するようになり、しかも、沈澱槽内に浸った
ロープの巻取りにより生じていた付着汚泥の悪臭が大気
中に発散されるようなことが全くなく、悪臭公害を解消
することができる。
【0034】さらに水中走行台車(2)は、排出室(H)側に
位置する前進牽引台車(21)と、その反対側に位置する後
退牽引台車(22)と、これら前進牽引台車(21)と後退牽引
台車(22)の中間に位置する一台又は複数台の中間台車(2
3)とを連杆(28)で連結し、各台車には掻き板(26)の姿勢
を変更する反転アーム(27)を、また前進牽引台車(21)と
後退牽引台車(22)には、掻き板(26)の姿勢維持する反転
維持用ウェイト(36)と、蹴り板(11)に掛合する当接爪端
(43)を設けた走行クラッチ(4)を装備させたから、スラ
イドバー(1)の汚泥掻き取り方向への往動時には、蹴り
板(11)が走行クラッチ(4)の当接爪端(43)に当って水中
走行台車(2)を移動させ、復動移動時には当接爪端(43)
が揺動して蹴り板(11)から逃げるようになる結果、水中
走行台車(2)への運動伝達を間歇伝達姿勢を維持するよ
うに機能し、水中走行台車(2)の移動制御による沈澱汚
泥(S)の掻き寄せを確実且つ効率的に行うことができ
る。
【0035】また、水中走行台車(2)を移動させるスラ
イドバー(1)の両端部底面に、切換脚(12)を設け、その
間に、総ストローク(p2)の間隔をスライドバー(1)のピ
ッチストローク(p1)の間隔で除算した整数枚の蹴り板(1
1)を設けることによって、スライドバー(1)のピッチス
トローク(p1)が短くても、何等汚泥掻き寄せに支障を与
えることなく、ガタツキの殆ど無い円滑な動力伝達で汚
泥掻き寄せ機能を発揮させることができる。
【0036】そして、長方形沈澱槽の槽底部の幅方向で
あってスライドバー(1)より上位置に、総ストローク(p
2)間隔でバー架台(5)を架橋状に設けたから、総ストロ
ーク(p2)毎に前記水中走行台車(2)を構成する各台車の
掻き板(26)と一体揺動する反転アーム(27)がバー架台
(5)に当って、掻き板(26)の姿勢を往動時においては各
台車の掻き板(26)により汚泥を効率的に掻き寄せ、また
復動時には掻き板(26)を汚泥沈澱領域から逃げた状態の
姿勢に反転制御するようになって沈澱汚泥(S)に潜り込
むことのないように確実に制御されることから、沈殿槽
の沈澱汚泥(S)の掻き寄せ排出処理を能率的とすること
に貢献する。
【0037】なお、請求項2に記載のように、記水中走
行台車(2)中、前進牽引台車(21)と後退牽引台車(22)の
それぞれには、両端にガイド転子(29)を具備する突っ張
り状ガイド杆(30)を支持させて、そのガイド転子(29)が
対向する槽側壁面をガイド転動面として転動するように
することにより、連結された水中走行台車(2)は、長手
方向に円滑且つ静かに往復移動し、装置各部への振動伝
達を軽減し、これによりガタツキ故障の発生やキシミ音
の発生を抑止し、装置耐久性を向上させることができ
る。
【0038】また請求項3に記載のように、スライドバ
ー(1)を水平方向に往復運動させる駆動手段(6)は、長方
形沈澱槽の槽底部の幅方向であってスライドバー(1)よ
り上位置に設けたバー架台(5)に、水平軸回りに揺動自
在のベル・クランク(51)を設け、該ベル・クランク(51)
の一方の揺動梃を、一端を電動機(M)の軸に固定したク
ランク(52)と連結した第一伝達リンク(53)の他端と連結
し、ベル・クランク(51)の他方の揺動梃を、一端をスラ
イドバー(1)に軸支した第二伝達リンク(54)と連結した
構成とすることにより、伝達機構は故障が少なく保守点
検も簡単となり、装置メンテナンスは良好なものとな
る。
【0039】そして請求項4に記載のように、水中走行
台車(2)の転子付き脚(24)の高さを、汚泥の沈澱厚以上
の一定高さ又は汚泥の沈澱厚に応じて調節設定した一定
高さとすることにより、水中走行台車(2)の台車フレー
ム(31)による沈殿汚泥の攪乱を防止することができる。
【0040】さらに請求項5に記載のように、水中走行
台車(2)の掻き板(26)の汚泥掻き寄せ姿勢は、沈澱槽の
横幅方向に長い掻き寄せ縁が、層底に対して略直角とな
る姿勢で、槽底に接触又は近接した姿勢とし、また掻き
板(26)の汚泥上通過平行姿勢は、前記掻き寄せ縁が層底
面と略平行となる姿勢とすることによって、掻き板(26)
の構成が平板状の簡単な形態となるだけでなく、復動抵
抗及び攪拌も少くした状態で水中走行台車(2)を円滑に
作動させることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明は、長方形沈澱槽の槽底面
又は側壁内面に沿って若しくは槽底長手方向に設けた軌
道に沿って移動自在に配設され且つ走行方向の変更と方
向に応じて汚泥掻き姿勢と汚泥上通過平行姿勢とに変更
できる走行クラッチ(4)と掻き板(26)を具備した水中走
行台車(2)を、ロープ駆動或いはリンク機構で直接駆動
するのではなく、間接的に、即ち、回転運動を直線運動
に変換する運動伝達リンク機構により、槽底と平行する
長手方向にピッチストローク(p1)分だけ往復動するよう
に、蹴り板(11)と切換脚(12)を垂設したスライドバー
(1)を介して、間歇的直線運動を必要長さである総スト
ローク(p2)分だけ伝達するようにして往復動させる形態
である。
【0042】
【発明の実施例】(実施例装置の概略説明)実施例に係
る沈澱汚泥の排泥装置の全体としては、長方形沈澱槽の
槽底面に沈澱した汚泥を、槽底長手方向に設けた軌道に
沿って駆動手段(6)により移動自在に往復走行制御され
る水中走行台車(2)によって、沈澱槽の長手方向終端部
にある排出室(H)内へ順次掻き寄せ、これをポンプ等の
汲み上げ手段により乾燥等処理室で汚泥処理するように
したものである点において、従来公知の沈澱汚泥の排泥
装置と基本的に共通するものである。
【0043】本発明に係る沈澱汚泥の排泥装置の特徴部
分は、水中走行台車(2)、該水中走行台車(2)の駆動手段
(6)、これら相互の結合と作用及び沈澱槽への配設関連
構成の各部分にあり、図1乃至図4は、二水路(図1の
平面図においてのみ二つの沈澱槽(L1)(L2)図示した)一
駆動方式として沈澱汚泥の排泥装置を設けた場合の全体
構成略図であって、片方の沈澱槽(L1)の水中走行台車
(2)は汚泥掻き始めとなる後退位置から前進しようとす
る体勢にあり、他方の沈澱槽(L2)の水中走行台車(2)は
掻き終わりとなる前進位置から後退しようとする体勢と
なっている状態である。
【0044】以下の説明は、片方の沈澱槽(L1)に対応す
る水中走行台車(2)の作動について説明しているが、後
退位置、前進位置については図1を参照すれば、沈澱槽
(L1)における水中走行台車(2)の動きを把握することが
できる。
【0045】図1は平面図、図2は図1のA−A線矢視
図、図3は長手方向中間を省略したスライドバー(1)の
側面略図であって、沈澱槽(L1)の概略説明に続いて、駆
動手段(6)と伝達リンク構成、該伝達手段により直線往
復動するスライドバー(1)、該スライドバー(1)により総
ストローク(p2)で往復移動する水中走行台車(2)の構成
を順次説明する。
【0046】なお、以下の説明においては、スライドバ
ー(1)の往復運動のストロークをピッチストローク(p
1)、水中走行台車(2)の掻き寄せのための往復移動スト
ロークを総ストローク(p2)として説明する。
【0047】(沈澱槽の概略と駆動手段と伝達リンク構
成)前記図1乃至図4中、(L1)(L2)はコンクリート製の
沈澱槽を示しており、内幅5m、長さ20m、深さ4.3m程度
の沈澱部(F)と、その槽底の長手方向延長上にホッパー
形状で2m落ち込ませた排出室(H)とで構成され、汚泥
掻き寄せ状態を基準として前記沈澱部(F)の排出室(H)を
形成した側を前進移動の終端側とし、長手方向の反対側
を前進移動時の始端側とする。
【0048】まず、隣接する二つの沈澱槽(L1)(L2)の側
壁上には、共用駆動源として出力回転数2回転/分の電
動機直結トルクリミッタサイクロ減速機(以下、単に電
動機と言い(M)てして示す)と、該電動機(M)の出力軸と
軸間距離を隔て槽壁上に軸支持され且つ前記二つの沈澱
槽(L1)(L2)の側壁上を横切り槽幅の中間位置まで張出し
た張出し部分端部の回転半径方向に向けてそれぞれに角
度180度の位相を形成してクランク(52)が固定された中
間駆動軸(62)とを設け、前記出力軸からの回転を該出力
軸に軸着した第一スプロケット(61)から前記中間駆動軸
(62)に軸着した第二スプロケット(64)へチェーン(63)に
より1回転/分として伝達する駆動手段(6)が装備され
ている。
【0049】また各長方形の沈澱槽(L1)(L2)の槽内底部
には、その始端部と終端部及びその中間部に、後記スラ
イドバー(1)の槽底面からの高さより上位置として、槽
内底部の幅方向に架橋状としたバー架台(5)の四本を、
後記水中走行台車(2)が往復移動する20mの総ストローク
(p2)の間隔を確保して、槽内壁面に固定した取付けアン
グルに両端部を固定して設けた構成である。
【0050】前記四本のバー架台(5)については、駆動
手段(6)との連結を考慮して、終端側のバー架台(5)上に
支点用水平軸によりベル・クランク(51)を揺動自在に枢
着した構成とする。
【0051】そして、前記ベル・クランク(51)の一方の
揺動梃の自由端部と、前記駆動手段(6)の中間駆動軸(6
2)に固定したクランク(52)の自由端部とを、第一伝達リ
ンク(53)を介してピン連結することにより、電動機(M)
の回転出力をベル・クランク(51)に伝達して揺動運動に
変換するようにし、またバー架台(5)には、後記詳説す
るが、スライドバー(1)の支持機能及び水中走行台車(2)
の往復移動制御機能を果たす部材を設けた構成とする。
【0052】図1乃至図5中(1)はスライドバーであっ
て(スライドバー(1)自体の詳細説明は後記する)、前
記四本のバー架台(5)に対してスライド自在に支持さ
れ、その上面幅方向に水平なリンク連結軸(55)(図2、
図11、図12参照)を設けて、該リンク連結軸(55)と
前記バー架台(5)上に設けたベル・クランク(51)の他方
の揺動梃とを、スライドバー(1)が0.6mのピッチストロ
ーク(p1)で直線往復運動を得るように第二伝達リンク(5
4)を介して枢着連結した構成となっている。
【0053】以上の構成と相互の枢着連結により、電動
機(M)の出力回転は、出力軸に軸着した第一スプロケッ
ト(61)、チェーン(63)、第二スプロケット(64)、中間駆
動軸(62)、クランク(52)、第一伝達リンク(53)、ベル・
クランク(51)、第二伝達リンク(54)を介して、スライド
バー(1)にピッチストローク(p1)だけ直線往復運動が付
与されるようになる。
【0054】(スライドバーの構成)スライドバー(1)の
構成の一部については、前記駆動手段(6)と伝達リンク
に関する説明中の記載と重複するが、スライドバー(1)
の全体について説明すると、図1及び図2に全体を、図
3及び図4に断面図を図示しているように、該スライド
バー(1)は、前記駆動手段(6)と伝達リンク機構により、
ピッチストローク(p1)で直線往復運動をするものであ
り、該スライドバー(1)のピッチストローク(p1)の整数
倍を総ストローク(p2)として、往復移動を水中走行台車
(2)に伝達付与するようになっている。
【0055】このスライドバー(1)の直線往復運動を水
中走行台車(2)へ伝達する手段は、スライドバー(1)に設
けた蹴り板(11)から、該蹴り板(11)に掛合する水中走行
台車(2)に設けた走行クラッチ(4)に伝達して前進させ、
またスライドバー(1)の切換脚(12)によって走行クラッ
チ(4)を反転させることにより後退伝達するように構成
されており、これによって水中走行台車(2)は槽底を長
手方向に総ストローク(p2)だけ往復移動する。
【0056】即ち、スライドバー(1)は、図1及び図2
に示した全体図、図3に中間部省略した正面図と、その
軸線直角断面図として示した図4から明らかなように、
コンクリート製の沈澱槽(L1)を構成する長さ20m程度の
沈澱部(F)の始端部から、その長手方向延長上に形成し
たホッパー形状の排出室(H)の略中間位置までの長さの
チャンネル部材からなり、これを架橋状に設けたバー架
台(5)に対して移動自在に支持させた構成である。
【0057】前記スライドバー(1)のバー架台(5)への支
持は、バー架台(5)の底面においてスライドバー(1)と直
交するラインを挟んで対向固定した一対の支持板の内側
に、スライドバー(1)を転動自在に支持する転子を設け
て支持する構成としている。
【0058】またスライドバー(1)には、該スライドバ
ー(1)の直線往復運動を水中走行台車(2)へ伝達する手段
として、スライドバー(1)の両端部であって、水中走行
台車(2)の総ストローク(p2)分の長さ間に、スライドバ
ー(1)に付与される直線往復運動である0.6mのピッチス
トローク(p1)間隔で12枚の蹴り板(11)を設けるととも
に、両端部の蹴り板(11)の長手方向外側には0.3mの間隔
で前記蹴り板(11)よりも長く垂下する、水中走行台車
(2)の走行クラッチ(4)を反転させる切換脚(12)を設けた
構成とする。
【0059】この切換脚(12)によって水中走行台車(2)
の走行クラッチ(4)を反転させると、前記走行クラッチ
(4)は逆向きに蹴り板(11)に当って、ピッチストローク
(p1)間隔で水中走行台車(2)は総ストローク(p2)分だけ
間歇的に後退するようになって総ストローク(p2)分だけ
後退してから、後端部の切換脚(12)によって再び水中走
行台車(2)を同ストローク分だけ間歇的に前進するよう
に変更させる。
【0060】これにより前進移動時に水中走行台車(2)
の掻き板(26)で沈澱汚泥(S)を排出室(H)へ掻き寄せ、後
退時には掻き板(26)を底面と平行な姿勢に維持して沈澱
汚泥(S)の上をかすめるように攪拌することなく移動す
るのである。
【0061】(水中走行台車の構成)次に水中走行台車
(2)の構成を図において説明すると、図7は図2のE部
分を拡大して示した水中走行台車(2)(前進牽引台車(2
1))の側面略図、図8は同拡大して示した前進牽引台車
(21)の正面略図、図9は前進牽引台車(21)の平面略図、
図10は水中走行台車(2)(中間台車(23))の側面略
図、図11はスライドバー(1)との関係において、水中
走行台車(2)の前進状態時の走行クラッチ(4)と掻き板(2
6)の姿勢を示した説明図、図12は前進時の走行クラッ
チ(4)を仮想線として、後退状態時の走行クラッチ(4)の
姿勢を説明するための説明図、図13は反転アーム(27)
及び掻き板(26)の方向切換を説明するための説明図であ
る。
【0062】水中走行台車(2)は、図1及び図2に全体
を概略的に示し、その詳細を図7乃至図10に示すよう
に、排出室(H)側に位置する前進牽引台車(21)と、その
反対側に位置する後退牽引台車(22)と、これら前進牽引
台車(21)と後退牽引台車(22)の中間に位置する一台の中
間台車(23)(図10)とからなっており、常に同時に移
動するように連杆(28)でリンクされている。
【0063】これらの前進牽引台車(21)と後退牽引台車
(22)及び中間台車(23)の台車フレーム(31)には、図1及
び図2、図7乃至図10に示すように、それぞれ掻き板
(26)とこれを汚泥掻き寄せ姿勢と汚泥上通過平行姿勢に
変更する反転アーム(27)及び台車移動用の転子付き脚(2
4)を設ける。
【0064】また中間台車(23)を除く前進牽引台車(21)
と後退牽引台車(22)の台車フレーム(31)上には、シーソ
ーバー(42)の両端を当接爪端(43)とし、これに反転維持
用ウェイト(36)を具備させた走行クラッチ(4)と、バー
架台(5)に当って反転する反転アーム(27)の揺動により
走行方向を切り替え維持するようにした反転手段を装備
させた構成とし、台車フレーム(31)と転子付き脚(24)、
掻き板(26)と反転アーム(27)及び走行クラッチ(4)につ
いて順次説明すると以下の通りである。
【0065】(台車フレームと転子付き脚の構成)上記
走行クラッチ(4)を装備する前進牽引台車(21)と後退牽
引台車(22)の台車フレーム(31)(図7乃至図9)は同一
構成であって、沈澱槽(L1)の側壁内面に接して長手方向
へ転動するガイド転子(29)を両端に設けた一対のガイド
用枠の相互を、スライドバー(1)の水平方向両側対象位
置で縁枠により連結固定した平面略H状(Hの横線が二
本)に取付けた構成であり、該台車フレーム(31)の縁枠
下面には、槽底上を転動する二個一組の転子付き脚(24)
の二組を対設固定されている。
【0066】また中間台車(23)の台車フレーム(31)は、
平面矩形に形成され、前記二組の転子付き脚(24)の転子
の転動ラインと同一となるように、一組の転子付き脚(2
4)を設けた構成である。
【0067】(掻き板と反転アームの構成)図5乃至図
10に示す水中走行台車(2)である、前進牽引台車(21)
と後退牽引台車(22)及び中間台車(23)の台車フレーム(3
1)のそれぞれに軸支持した掻き板(26)は、図11乃至図
13に詳細を示すように、これを汚泥掻き寄せ姿勢と汚
泥上通過平行姿勢に変更する反転アーム(27)とを一体的
に揺動するように結合した構成とする。
【0068】そして前記掻き板(26)は、沈澱槽(L1)の幅
内に水平状態で納まる基板(32)の片側縁に沿ってゴム板
(33)を固定し、基板(32)の他の片側には、後記揺動中心
軸(35)を中心として揺動自在の軸受け筒(34)を設け、該
軸受け筒(34)を台車フレーム(31)の上面において架橋状
に固定した、前記揺動中心軸(35)に支持させた構成とす
る。
【0069】また前記反転アーム(27)は、垂直ライン上
が上死点となって重心移動により左右方向へ揺動するよ
うに、棒状部材の中間部に反転維持用ウェイト(36)を具
備させて自由端部を操作端部とした構成とし、その基端
部を前記軸受け筒(34)に固定して、それぞれの台車フレ
ーム(31)の上面に架橋状に固定した揺動中心軸(35)を中
心として、揺動自在に前記軸受け筒(34)と結合した構成
とする。
【0070】(走行クラッチの構成)走行クラッチ(4)
は、図11乃至図13に示すように、スライドバー(1)
に設けた蹴り板(11)と切換脚(12)との関連において、ス
ライドバー(1)に対しスライド自在となるように、前進
牽引台車(21)と後退牽引台車(22)の台車フレーム(31)上
に設けたものである。
【0071】その構成は、スライドバー(1)の下方に位
置する台車フレーム(31)上に固定した一対の軸支持板の
間に架設されたクラッチ揺動軸と、両端を蹴り板(11)へ
の当接爪端(43)としたシーソーバー(42)と、該シーソー
バー(42)に固定した反転維持用ウェイト(36)とからな
り、該シーソーバー(42)の中間位置をクラッチ揺動軸に
揺動自在に支持させ、前記シーソーバー(42)の水平状態
となった場合にクラッチ揺動軸の上方位置となり且つ揺
動傾斜体勢における高さ位置が、スライドバー(1)から
垂下する前記蹴り板(11)よりも低く、切換脚(12)よりも
高い位置となって、これが移動によりスライドバー(1)
の切換脚(12)に当るように、シーソーバー(42)に反転維
持用ウェイト(36)を固定したものとする。
【0072】そして前記台車フレーム(31)とこれに軸支
持した掻き板(26)及び該掻き板(26)と反転アーム(27)
は、スライドバー(1)の運動による走行クラッチ(4)の作
動と、掻き板(26)に固定した反転アーム(27)のバー架台
(5)との相互作用によって、水中走行台車(2)(前進牽引
台車(21)、中間台車(23)、後退牽引台車(22))を前進、
反転切換、後退、逆切換、前進・・を繰返すようにして
沈澱汚泥(S)を排出室(H)へ掻き板(26)で掻き寄せるので
ある。
【0073】すなわち、図11乃至図13にスライドバ
ー(1)の運動による走行クラッチ(4)の作動と、掻き板(2
6)の反転制御説明図に示すように、前記掻き板(26)は、
水中走行台車(2)が前進する時には、掻き板(26)のゴム
板(33)の縁が槽底面を掻く状態を堅持するように台車フ
レーム(31)上の前進時角度規制体で支持し且つ棒状部材
の自由端部が槽内に架橋状に固定したバー架台(5)に当
って反転維持用ウェイト(36)の重心を揺動中心よりも後
退する方向へ反転揺動させた場合、すなわち後退する場
合には、棒状部材の自由端部を、掻き板(26)の面と槽底
面との平行を堅持するように後退時角度規制体で支持す
るように構成されている。
【0074】前記走行クラッチ(4)は、走行クラッチ(4)
の詳細を示すように、水中走行台車(2)(前進牽引台車
(21)及び後退牽引台車(22))を前進させる場合、駆動源
からの回転運動をリンク機構により直線運動に変換して
伝達されるスライドバー(1)のピッチストローク(p1)
は、伝達リンクを構成するリンクの長さと連結角度によ
って決定されるが、長方形沈澱槽(L1)(L2)の汚泥掻き取
りに必要な長いストロークを確保することは、円滑駆
動、製作コスト等において困難である。
【0075】このため、スライドバー(1)のピッチスト
ローク(p1)の一方向水平移動(往動)運動は、図13の
イに示すように、スライドバー(1)の蹴り板(11)が走行
クラッチ(4)のシーソーバー(42)の当接爪端(43)と掛合
して前進牽引台車(21)を前進させ、また図13のロに示
すように、スライドバー(1)の復動時には、蹴り板(11)
がシーソーバー(42)の当接爪端(43)を乗越えて次の前進
のための蹴り板(11)と掛合するまで停止した後、図13
のハに示すように前進牽引台車(21)は再び前進させられ
るようになる。
【0076】これの繰返しによりスライドバー(1)は、
水中走行台車(2)に間歇的に運動伝達して、要求される
水中走行台車(2)の総ストローク(p2)を確保した後、図
13のニに示すように、走行クラッチ(4)のシーソーバ
ー(42)がスライドバー(1)の切換脚によって反転される
と共に、掻き寄せ姿勢の掻き板(26)と一体の反転アーム
(27)の自由端部が槽内に架橋状に固定したバー架台(5)
に当って反転維持用ウェイト(36)の重心を揺動中心より
も後退する方向へ反転揺動し、掻き板(26)の姿勢を槽底
面と平行な状態に維持されるようになり、この状態で、
前記掻き寄せ作動とは逆方向に総ストロークだけ後退
し、次期掻き寄せ移動するようになる。
【0077】(装置の作用について)次に、上記のよう
に構成された本発明の実施例に係る沈澱汚泥の排泥装置
によれば、水中走行台車(2)は転子付き脚(24)によって
沈澱槽(L1)の底面を長手方向に転動自在に配設され且つ
これに設けた掻き板(26)が、前進時には掻き板(26)の下
縁のゴム板(33)が槽底面に接した姿勢で移動するように
なっている。
【0078】しかも図11、図12に示すように、この
水中走行台車(2)の上面に設けた走行クラッチ(4)の当接
爪端(43)に、槽外に設けた電動機(M)の回転運動をクラ
ンク機構により変換されて水平直線往復動をするスライ
ドバー(1)の蹴り板(11)が往動時となる前進時に当る。
【0079】このため、水中走行台車(2)を前記ピッチ
ストローク(p1)分だけ前進方向へ移動させ、スライドバ
ー(1)の復動時である後退時には、走行クラッチ(4)に設
けた揺動用ウェイト(41)の作用によって走行クラッチ
(4)が反転することなく、先に掛合していた蹴り板(11)
の後方に位置する蹴り板(11)に、該蹴り板(11)を乗越え
てから掛合し、次のスライドバー(1)の往動時にそのピ
ッチストローク(p1)分だけ水中走行台車(2)を移動させ
る。
【0080】この往復運動の繰返しによって、水中走行
台車(2)の掻き板(26)は、順次沈澱汚泥(S)を排出室(H)
方向へ掻き寄せるようになる。
【0081】以上の説明においては、水中走行台車(2)
を、前進牽引台車(21)と後退牽引台車(22)及び一台の中
間台車(23)で構成した場合であるが、沈澱槽(L1)の長さ
によって中間台車(23)の台数を多くする場合もあること
は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 二水路(二つの沈澱槽(L1)(L2))一駆動方式
として沈澱汚泥の排泥装置を設けた場合の全体構成の平
面略図。
【図2】 全体構成略図である図1のA−A線矢視図。
【図3】 中間部省略したスライドバー(1)の側面略
図。
【図4】 同図3のC−C線拡大断面略図。
【図5】 図1のB−B線拡大矢視図。
【図6】 図5のD部分を拡大詳細図。して示した水中
走行台車(2)(前進牽引台車(21))の側面略図。
【図7】 図2のE部分拡大図。
【図8】 前進牽引台車(21)の正面略図。
【図9】 前進牽引台車(21)の平面略図。
【図10】 水中走行台車(2)(中間台車(23))の側面
略図。
【図11】 スライドバー(1)との関係において、水中
走行台車(2)の前進状態時の走行クラッチ(4)と掻き板(2
6)の姿勢を示した説明図。
【図12】 前進時の走行クラッチ(4)を仮想線とし
て、後退状態時の走行クラッチ(4)の姿勢を説明するた
めの説明図。
【図13】 反転アーム(27)及び掻き板(26)の方向切換
を説明するための説明図。同右側面図。 (1) スライドバー (p1) ピッチストローク (p2) 総ストローク (11) 蹴り板 (12) 切換脚 (2) 水中走行台車 (21) 前進牽引台車 (22) 後退牽引台車 (23) 中間台車 (24) 転子付き脚 (26) 掻き板 (27) 反転アーム (28) 連杆 (29) ガイド転子 (30) 突っ張り状ガイド杆 (31) 台車フレーム (32) 基板 (33) ゴム板 (34) 軸受け筒 (35) 揺動中心軸 (36) 反転維持用ウェイト (4) 走行クラッチ (41) 揺動用ウェイト (42) シーソーバー (43) 当接爪端 (5) バー架台 (51) ベル・クランク (52) クランク (53) 第一伝達リンク (55) リンク連結軸 (54) 第二伝達リンク (6) 駆動手段 (61) 第一スプロケット (62) 中間駆動軸 (63) チェーン (64) 第二スプロケット (L1)(L2) 沈澱槽 (F) 沈澱部 (H) 排出室 (M) 電動機 (S) 沈澱汚泥

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形沈澱槽の沈澱汚泥(S)を掻き寄せ
    る装置において、電動駆動源からの回転運動をリンク機
    構により水平直線往復運動に変換してスライドバー(1)
    に伝達し、該スライドバー(1)の往復水平直線運動の往
    復長さ(ピッチストローク(p1))によって、走行方向に
    応じて汚泥掻き姿勢と汚泥上通過平行姿勢とに変更でき
    る掻き板(26)を装備させた水中走行台車(2)に、要求さ
    れる掻き寄せ総ストローク(p2)だけ間歇往復運動を付与
    するように構成し、該間歇往復運動の付与手段を、スラ
    イドバー(1)にピッチストローク(p1)間隔で設けた多数
    の蹴り板(11)によって、掻き板(26)を汚泥掻き姿勢とし
    て水中走行台車(2)を総ストローク(p2)だけ間歇的に前
    進移動させた後、方向転換させ、前記掻き板(26)を汚泥
    上通過平行姿勢とした状態を維持させて後退移動させる
    ことを繰返す手段としたことを特徴とする沈澱汚泥の排
    泥装置。
  2. 【請求項2】 長方形沈澱槽の槽底面又は側壁内面に沿
    って若しくは槽底長手方向に設けた軌道に沿って移動自
    在に配設した水中走行台車(2)を、駆動手段(6)により往
    復走行制御するようにし、該水中走行台車(2)には、走
    行方向に応じて汚泥掻き姿勢と汚泥上通過平行姿勢とに
    変更できる掻き板(26)を具備させて、該水中走行台車
    (2)の往復走行により、槽底に沈澱した汚泥を沈澱槽の
    槽底に連続する排出室(H)内へ前記掻き板(26)で掻き寄
    せるようにした沈澱汚泥の排泥装置において、 (a)前記水中走行台車(2)は、排出室(H)側に位置する前
    進牽引台車(21)と、その反対側に位置する後退牽引台車
    (22)と、これら前進牽引台車(21)と後退牽引台車(22)と
    の中間に位置する一台又は複数台の中間台車(23)とを連
    杆(28)で連結してなり、各台車は、転子付き脚(24)で槽
    底に支持されて転動するようにした台車フレーム(31)
    に、沈殿槽の底面幅方向に縁が近接又は接する掻き寄せ
    縁を形成した掻き板(26)と、該掻き板(26)と一体的に連
    動して掻き板(26)の姿勢を汚泥掻き寄せ姿勢と汚泥上通
    過平行姿勢に変更する反転維持用ウェイト(36)を有する
    反転アーム(27)を具備し、また、前記前進牽引台車(21)
    と後退牽引台車(22)には、両端を当接爪端(43)としたシ
    ーソーバー(42)に揺動用ウェイト(41)を具備させて揺動
    により走行方向を切り替え維持するようにした走行クラ
    ッチ(4)を装備させた構成とし、これら各台車を、前進
    牽引台車(21)が排出室(H)側に近接した位置から排出室
    (H)の開口面上に移動する位置までの総ストローク(p2)
    の間隔で移動するように連杆(28)で連結した構成とす
    る。 (b)前記水中走行台車(2)の駆動手段(6)は、電動機(M)の
    回転運動を直線運動に変換する手段である、滑子クラン
    ク機構又はクランク(52)とベル・クランク(51)機構によ
    り、槽底と平行する長手方向にピッチストローク(p1)分
    だけ往復動するようにしたスライドバー(1)を介して水
    中走行台車(2)に伝達する構成であって、前記スライド
    バー(1)は、両端部底面に、両端面近傍の下面が走行ク
    ラッチ(4)の切換え部となるように垂設した切換脚(12)
    と、該切換脚(12)を長手方向の両端寄りとして確保して
    前記総ストローク(p2)の間隔を前記ピッチストローク(p
    1)間隔で除算した整数枚だけ垂設した蹴り板(11)とを設
    け、スライドバー(1)の汚泥掻き取り方向への往動時に
    は走行クラッチ(4)の当接爪端(43)が、蹴り板(11)に当
    って水中走行台車(2)を移動させ、復動時には前記揺動
    用ウェイト(41)が切換脚(12)に当って当接爪端(43)を揺
    動反転して、前進時に当接していた蹴り板(11)から逃
    げ、水中走行台車(2)への前進運動伝達が断たれること
    により、反対側の当接爪端(43)が蹴り板(11)に当って、
    該蹴り板(11)の後退方向の動きが、走行クラッチ(4)の
    当接爪端(43)に作用する構成とする。 (c)長方形沈澱槽の槽底部の幅方向であってスライドバ
    ー(1)より上位置に、前記水中走行台車(2)の反転アーム
    (27)の姿勢を反転制御し且つ前記スライドバー(1)をス
    ライド自在に支持するバー架台(5)を、長方形沈澱槽の
    内面を支持基体として架橋状に設けた構成とする。 (d)前記水中走行台車(2)を、その掻き板(26)を汚泥掻き
    寄せ姿勢として排出室(H)の方向へ前進移動させた後、
    前記スライドバー(1)の前進終端位置側に垂下する切換
    脚(12)で水中走行台車(2)の走行クラッチ(4)を揺動させ
    て、移動方向を後退方向へ変更させるとともに、前記バ
    ー架台(5)で水中走行台車(2)の反転アーム(27)を反転さ
    せることにより、掻き板(26)の姿勢を汚泥上通過平行姿
    勢として、水中走行台車(2)を後退方向へ間歇的に移動
    させ、再び水中走行台車(2)の移動方向を、後退終端位
    置側に垂下する切換脚(12)で水中走行台車(2)の走行ク
    ラッチ(4)揺動させて、前進方向へ変更することを繰り
    返すように、前記(a)(b)(c)の構造部を連結したことを
    特徴とする沈澱汚泥の排泥装置。
  3. 【請求項3】 前記水中走行台車(2)中、前進牽引台車
    (21)と後退牽引台車(22)のそれぞれには、両端にガイド
    転子(29)を具備する突っ張り状ガイド杆(30)を支持させ
    て、そのガイド転子(29)が対向する槽側壁面をガイド転
    動面として転動するようにしたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の沈澱汚泥の排泥装置。
  4. 【請求項4】 スライドバー(1)を水平方向に往復運動
    させる駆動手段(6)は、長方形沈澱槽の槽底部の幅方向
    であってスライドバー(1)より上位置に設けたバー架台
    (5)に、水平軸回りに揺動自在のベル・クランク(51)を
    設け、該ベル・クランク(51)の一方の揺動梃を、一端を
    電動機(M)の軸に固定したクランク(52)と連結した第一
    伝達リンク(53)の他端と連結し、ベル・クランク(51)の
    他方の揺動梃を、一端をスライドバー(1)に軸支した第
    二伝達リンク(54)と連結した構成である請求項1又は2
    記載の沈澱汚泥の排泥装置。
  5. 【請求項5】 水中走行台車(2)の台車フレーム(31)の
    転子付き脚(24)の高さは、汚泥の沈澱厚以上の一定高さ
    又は汚泥の沈澱厚に応じて調節設定した一定高さである
    請求項1又は2記載の沈澱汚泥の排泥装置。
  6. 【請求項6】 水中走行台車(2)の掻き板(26)の汚泥掻
    き寄せ姿勢は、沈澱槽の横幅方向に長い掻き板(26)の縁
    が、層底に対して略直角に近接又は接触する姿勢であ
    り、掻き板(26)の汚泥上通過平行姿勢は、前記掻き寄せ
    板(26)の掻き面が槽底面と略平行となる姿勢である請求
    項1又は2記載の沈澱汚泥の排泥装置。
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KR100676839B1 (ko) 2006-11-01 2007-02-02 대경기산(주) 침전조의 슬러지 수집장치
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