JP2003023933A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents
魚釣用スピニングリールInfo
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- JP2003023933A JP2003023933A JP2001218200A JP2001218200A JP2003023933A JP 2003023933 A JP2003023933 A JP 2003023933A JP 2001218200 A JP2001218200 A JP 2001218200A JP 2001218200 A JP2001218200 A JP 2001218200A JP 2003023933 A JP2003023933 A JP 2003023933A
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- fishing
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】釣糸巻取り操作時におけるラインローラへの釣
糸の糸噛みを防止すると共に釣糸の縒りを除去する。 【解決手段】ロータのベール支持アームに反転可能に装
着されたベールアームレバー33とそこにに一体的に形
成される糸滑りとの間に取り付けられて釣糸をスプール
に案内するラインローラ31と、該ラインローラの外周
面上を案内される釣糸41をラインローラ外周面に押圧
するように弾性不勢された制動手段36とを備えた魚釣
用スピニングリールにおいて、前記制動手段の釣糸押圧
面が前記ベールアームレバー側で釣糸を押圧するように
前記糸滑り側に向けてラインローラの外周との隙間が漸
次広くなるように形成すると共に、釣糸巻取り時にライ
ンローラにて案内される釣糸が自らの張力にてベールア
ームレバー側に寄るようにラインローラを設けたもの
で、釣糸が接触して釣糸のベールアームレバー側への移
動を規制する釣糸移動制御手段4を設けたものである。
糸の糸噛みを防止すると共に釣糸の縒りを除去する。 【解決手段】ロータのベール支持アームに反転可能に装
着されたベールアームレバー33とそこにに一体的に形
成される糸滑りとの間に取り付けられて釣糸をスプール
に案内するラインローラ31と、該ラインローラの外周
面上を案内される釣糸41をラインローラ外周面に押圧
するように弾性不勢された制動手段36とを備えた魚釣
用スピニングリールにおいて、前記制動手段の釣糸押圧
面が前記ベールアームレバー側で釣糸を押圧するように
前記糸滑り側に向けてラインローラの外周との隙間が漸
次広くなるように形成すると共に、釣糸巻取り時にライ
ンローラにて案内される釣糸が自らの張力にてベールア
ームレバー側に寄るようにラインローラを設けたもの
で、釣糸が接触して釣糸のベールアームレバー側への移
動を規制する釣糸移動制御手段4を設けたものである。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、魚釣用スピニング
リール、特に魚釣用スピニングリールの釣糸巻取り操作
時において竿先からスプールへ釣糸を案内するラインロ
ーラの改良に関するものです。
リール、特に魚釣用スピニングリールの釣糸巻取り操作
時において竿先からスプールへ釣糸を案内するラインロ
ーラの改良に関するものです。
【0002】
【従来の技術】従来、多くの魚釣用スピニングリール
は、図1に示されるようにリール本体25に回転可能に
装着されたロータ23に一体的に一対のベール支持アー
ム27,27が成形されています。そして、ベール支持
アーム27の先端にはラインローラ31を有するベール
アームレバー33とベールアームホルダー35とが回転
可能に軸支され、ベールアームレバー33との間でライ
ンローラ31を回転可能に支承する糸滑り45とベール
アームホルダー35との間には半環状のベール29が釣
糸巻取位置側と釣糸放出位置側とに反転自在に設けられ
ています。
は、図1に示されるようにリール本体25に回転可能に
装着されたロータ23に一体的に一対のベール支持アー
ム27,27が成形されています。そして、ベール支持
アーム27の先端にはラインローラ31を有するベール
アームレバー33とベールアームホルダー35とが回転
可能に軸支され、ベールアームレバー33との間でライ
ンローラ31を回転可能に支承する糸滑り45とベール
アームホルダー35との間には半環状のベール29が釣
糸巻取位置側と釣糸放出位置側とに反転自在に設けられ
ています。
【0003】なお、37はロータ23の回転軸心と同軸
上にリール本体25に装着されたスプールで、当該スプ
ール37はリール本体25に従来公知の種々の往復摺動
機構25aにて前後方向に往復摺動可能に取り付けられ
ているスプール軸37aに支持されており、ベール29
を釣糸巻取位置側へ反転して図示しない手動ハンドルを
回転操作してロータ23を回転させることによって、こ
れに連動して前後方向へ往復摺動するスプール37に対
して図示しない釣糸が巻回されるようになっています。
上にリール本体25に装着されたスプールで、当該スプ
ール37はリール本体25に従来公知の種々の往復摺動
機構25aにて前後方向に往復摺動可能に取り付けられ
ているスプール軸37aに支持されており、ベール29
を釣糸巻取位置側へ反転して図示しない手動ハンドルを
回転操作してロータ23を回転させることによって、こ
れに連動して前後方向へ往復摺動するスプール37に対
して図示しない釣糸が巻回されるようになっています。
【0004】即ち、ベール29を釣糸巻取位置へ反転し
て釣糸をラインローラ31へ案内し乍ら、手動ハンドル
の操作でロータ23を釣糸巻取り回転方向へ回転させる
と、ロータ23の回転に連動して前後方向へ往復摺動す
るスプール37に釣糸がラインローラ31にて案内され
ながら巻回されます。そして、ベール29を釣糸放出位
置へ反転して仕掛けを投擲すると、スプール37に巻回
されている釣糸が螺旋状に繰り出されるようになってい
ます。
て釣糸をラインローラ31へ案内し乍ら、手動ハンドル
の操作でロータ23を釣糸巻取り回転方向へ回転させる
と、ロータ23の回転に連動して前後方向へ往復摺動す
るスプール37に釣糸がラインローラ31にて案内され
ながら巻回されます。そして、ベール29を釣糸放出位
置へ反転して仕掛けを投擲すると、スプール37に巻回
されている釣糸が螺旋状に繰り出されるようになってい
ます。
【0005】しかし、従来のこの種の魚釣用スピニング
リールは、釣糸の巻取操作時に、ラインローラ31がス
プール37の周囲を回転して釣糸を竿先からスプール方
向に案内する構造であることや、釣竿の釣糸ガイドに対
するラインローラ31の位置の変化やスプール37の糸
巻径の変化、更には前後方向へ往復摺動するスプール3
7の位置の変化等の影響で糸道が安定せず、ラインロー
ラ31とベールアームレバー33又は糸滑り45との間
に釣糸が食い込んで糸噛みを生じたり、釣糸の巻取りに
伴て釣糸がラインローラ31の釣糸案内面を軸方向に転
がってスプール37に巻回された釣糸に糸縒れが蓄積さ
れて、釣糸巻取り操作時に釣糸が穂先に絡まったり、釣
竿の釣糸ガイドやリール本体に釣糸が引っかかって仕掛
けの飛距離が伸びなかったり、或はスプール37からの
糸バラケが発生する等の様々な不具合が生じるものでし
た。
リールは、釣糸の巻取操作時に、ラインローラ31がス
プール37の周囲を回転して釣糸を竿先からスプール方
向に案内する構造であることや、釣竿の釣糸ガイドに対
するラインローラ31の位置の変化やスプール37の糸
巻径の変化、更には前後方向へ往復摺動するスプール3
7の位置の変化等の影響で糸道が安定せず、ラインロー
ラ31とベールアームレバー33又は糸滑り45との間
に釣糸が食い込んで糸噛みを生じたり、釣糸の巻取りに
伴て釣糸がラインローラ31の釣糸案内面を軸方向に転
がってスプール37に巻回された釣糸に糸縒れが蓄積さ
れて、釣糸巻取り操作時に釣糸が穂先に絡まったり、釣
竿の釣糸ガイドやリール本体に釣糸が引っかかって仕掛
けの飛距離が伸びなかったり、或はスプール37からの
糸バラケが発生する等の様々な不具合が生じるものでし
た。
【0006】そこで、前述の如き不具合の解決策とし
て、特許第3057628号公報には、ベールアームレ
バーと糸滑りとの対向面にラインローラの軸心を中心に
ラインローラの中心方向へ突出させて釣糸巻取り操作時
に釣糸に接触して釣糸をラインローラの一定位置に保持
する一対の環状ガイド部を設けることが提案され、特許
第3102670号公報には、ラインローラの外周の釣
糸案内面を糸滑り側からベールアームレバー側に向けて
順次小径に形成すると共にベールアームレバーからライ
ンローラの回転軸心方向へ突出させて釣糸巻取り操作時
に釣糸に接触して釣糸のベールアームレバー側への移動
を規制するガイド部を設けることが提案されています。
て、特許第3057628号公報には、ベールアームレ
バーと糸滑りとの対向面にラインローラの軸心を中心に
ラインローラの中心方向へ突出させて釣糸巻取り操作時
に釣糸に接触して釣糸をラインローラの一定位置に保持
する一対の環状ガイド部を設けることが提案され、特許
第3102670号公報には、ラインローラの外周の釣
糸案内面を糸滑り側からベールアームレバー側に向けて
順次小径に形成すると共にベールアームレバーからライ
ンローラの回転軸心方向へ突出させて釣糸巻取り操作時
に釣糸に接触して釣糸のベールアームレバー側への移動
を規制するガイド部を設けることが提案されています。
【0007】しかし、これらの提案は、あくまでも巻取
り操作時における釣糸に所定以上の張力が掛かっている
ことを前提にしての理論であり、軽量で水抵抗の少ない
ルアーや仕掛けを用いての釣時等のように釣糸に殆ど張
力が掛かっていないような場合には、竿先からの釣糸が
環状ガイド部やガイド部に押しつけられることなくスプ
ールに案内されるために糸縒れが取れないばかりか、ス
プールに殆ど張力が掛からない状態で釣糸が巻回される
ために釣糸投擲時などのスプールからの糸バラケの原因
となるものでした。
り操作時における釣糸に所定以上の張力が掛かっている
ことを前提にしての理論であり、軽量で水抵抗の少ない
ルアーや仕掛けを用いての釣時等のように釣糸に殆ど張
力が掛かっていないような場合には、竿先からの釣糸が
環状ガイド部やガイド部に押しつけられることなくスプ
ールに案内されるために糸縒れが取れないばかりか、ス
プールに殆ど張力が掛からない状態で釣糸が巻回される
ために釣糸投擲時などのスプールからの糸バラケの原因
となるものでした。
【0008】そこで、糸撚れやスプールに巻回される釣
糸の張力不足に起因しての糸バラケの解決策として、特
開平9−107852号公報には、軸受を介してベール
アームレバーと糸滑りの間に装着されるラインローラ
を、カラーの外周に嵌合支持された筒状の固定周面部材
と、当該固定周面部材の外周に軸方向へ摺動自在に嵌合
支持された筒状の可動周面部材とで構成し、可動周面部
材の一端側に設けたばね収容溝に収容された圧縮バネに
て可動周面部材を常時固定周面部材側に付勢することに
よって、竿先側からラインローラに送りこまれる釣糸を
圧縮バネのバネ力に抗して両周面部材の側壁間に入り込
んで挾持することが提案されています。
糸の張力不足に起因しての糸バラケの解決策として、特
開平9−107852号公報には、軸受を介してベール
アームレバーと糸滑りの間に装着されるラインローラ
を、カラーの外周に嵌合支持された筒状の固定周面部材
と、当該固定周面部材の外周に軸方向へ摺動自在に嵌合
支持された筒状の可動周面部材とで構成し、可動周面部
材の一端側に設けたばね収容溝に収容された圧縮バネに
て可動周面部材を常時固定周面部材側に付勢することに
よって、竿先側からラインローラに送りこまれる釣糸を
圧縮バネのバネ力に抗して両周面部材の側壁間に入り込
んで挾持することが提案されています。
【0009】しかし、この提案は、固定周面部材とこの
外周に軸方向へ摺動自在に嵌合支持された可動周面部材
とで釣糸を挟持する構造であるために、極細の釣糸を使
用時に、固定周面部材の外周面と可動周面部材の摺動面
との間の隙間に釣糸が噛み込んで糸傷、糸切れの原因と
なるばかりか、可動周面部材は一端側にばね収容溝が形
成されて、固定周面部材の外周に対して他端側の摺動面
での片側支持構造となっているために、ベールからライ
ンローラに釣糸が送りこまれる際の負荷によって作動不
良が発生し易く、斯かる不具合を解消すべく可動周面部
材を固定周面部材の外周に対して緩く嵌合支持させる
と、これらの間に砂やゴミ、異物等が侵入して作動不良
が発生してしまうと共に、釣糸が噛みこんでしまう確率
が高まると言うジレンマ的問題が内在しますし、共回り
する固定周面部材と可動周面部材とで釣糸を挟持するも
のであるために、ラインローラからスプールに案内され
る釣糸が固定周面部材と可動周面部材との挟持部から離
脱時に振動して異音が生じ、釣人に不快感を与えるもの
でした。
外周に軸方向へ摺動自在に嵌合支持された可動周面部材
とで釣糸を挟持する構造であるために、極細の釣糸を使
用時に、固定周面部材の外周面と可動周面部材の摺動面
との間の隙間に釣糸が噛み込んで糸傷、糸切れの原因と
なるばかりか、可動周面部材は一端側にばね収容溝が形
成されて、固定周面部材の外周に対して他端側の摺動面
での片側支持構造となっているために、ベールからライ
ンローラに釣糸が送りこまれる際の負荷によって作動不
良が発生し易く、斯かる不具合を解消すべく可動周面部
材を固定周面部材の外周に対して緩く嵌合支持させる
と、これらの間に砂やゴミ、異物等が侵入して作動不良
が発生してしまうと共に、釣糸が噛みこんでしまう確率
が高まると言うジレンマ的問題が内在しますし、共回り
する固定周面部材と可動周面部材とで釣糸を挟持するも
のであるために、ラインローラからスプールに案内され
る釣糸が固定周面部材と可動周面部材との挟持部から離
脱時に振動して異音が生じ、釣人に不快感を与えるもの
でした。
【0010】また、糸撚れやスプールに巻回される釣糸
の張力不足に起因しての糸バラケの他の解決策として、
米国特許第3,834,644号明細書には、ラインロ
ーラの外周面に当接するように制動部材を配置してライ
ンローラにて案内される釣糸をラインローラ外周面に押
圧することが提案され、実公昭63―35579号公報
には、ラインローラの前方に釣糸巻取り時にラインロー
ラに侵入する釣糸に接触して該釣糸に抵抗を与える摩擦
面を持った抵抗体を設けることが提案されています。
の張力不足に起因しての糸バラケの他の解決策として、
米国特許第3,834,644号明細書には、ラインロ
ーラの外周面に当接するように制動部材を配置してライ
ンローラにて案内される釣糸をラインローラ外周面に押
圧することが提案され、実公昭63―35579号公報
には、ラインローラの前方に釣糸巻取り時にラインロー
ラに侵入する釣糸に接触して該釣糸に抵抗を与える摩擦
面を持った抵抗体を設けることが提案されています。
【0011】しかし、前者は、ラインローラの両端間に
亘って制動部材を配置しているため、釣糸の投擲の都度
にラインローラ外周面と制動体との隙間に釣糸を挟持さ
せなければならないのみならず、制動部材がラインロー
ラの外周面の上方に設置するものであるために、釣糸を
投擲する都度にラインローラ外周面と制動体との隙間か
ら釣糸を取り出さなければならないので、操作性が悪
く、しかも、制動体をベールアームレバーの外面から外
方に突出させて設けるものであるために、看る者に違和
感を与えて意匠的美観を損なうばかりか、釣糸の投擲時
やベール位置の切換え時に釣糸が引っかかって切れてし
まう等の問題があり、後者の抵抗体も、ラインローラの
両端側からラインローラに侵入する釣糸を挟持するもの
であるために、前者と同様に釣糸の投擲の都度に一対の
抵抗体間から釣糸を取りだし、投擲後には抵抗体間に挟
持させなければならないので操作性が悪く、ベールを釣
糸巻取り位置に反転させた後の迅速な釣糸巻取り動作に
移行できない問題があるのみならず、抵抗体がベールア
ームレバーの外面から上部前方に突出しているために、
前者の意匠的美観や糸切れの問題も何等解決できていな
いものでした。
亘って制動部材を配置しているため、釣糸の投擲の都度
にラインローラ外周面と制動体との隙間に釣糸を挟持さ
せなければならないのみならず、制動部材がラインロー
ラの外周面の上方に設置するものであるために、釣糸を
投擲する都度にラインローラ外周面と制動体との隙間か
ら釣糸を取り出さなければならないので、操作性が悪
く、しかも、制動体をベールアームレバーの外面から外
方に突出させて設けるものであるために、看る者に違和
感を与えて意匠的美観を損なうばかりか、釣糸の投擲時
やベール位置の切換え時に釣糸が引っかかって切れてし
まう等の問題があり、後者の抵抗体も、ラインローラの
両端側からラインローラに侵入する釣糸を挟持するもの
であるために、前者と同様に釣糸の投擲の都度に一対の
抵抗体間から釣糸を取りだし、投擲後には抵抗体間に挟
持させなければならないので操作性が悪く、ベールを釣
糸巻取り位置に反転させた後の迅速な釣糸巻取り動作に
移行できない問題があるのみならず、抵抗体がベールア
ームレバーの外面から上部前方に突出しているために、
前者の意匠的美観や糸切れの問題も何等解決できていな
いものでした。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
の技術課題に立脚して、釣糸巻取り操作時におけるライ
ンローラへの釣糸の糸噛みを防止すると共に釣糸の縒り
を除去し、且つ釣糸繰出し操作時における釣糸の糸バラ
ケを防止し得、しかも、例えば、磯釣りにおける当たり
感知時等におけるベールを釣糸巻取り位置に反転させた
後の迅速な釣糸巻取り動作ができ、更に、操作性が良く
ライントラブルの少ない軽量コンパクトにして意匠性に
優れた快適な魚釣用スピニングリールの提供を目的とし
ます。
の技術課題に立脚して、釣糸巻取り操作時におけるライ
ンローラへの釣糸の糸噛みを防止すると共に釣糸の縒り
を除去し、且つ釣糸繰出し操作時における釣糸の糸バラ
ケを防止し得、しかも、例えば、磯釣りにおける当たり
感知時等におけるベールを釣糸巻取り位置に反転させた
後の迅速な釣糸巻取り動作ができ、更に、操作性が良く
ライントラブルの少ない軽量コンパクトにして意匠性に
優れた快適な魚釣用スピニングリールの提供を目的とし
ます。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る魚釣用スピニングリールは、 リール本体に回転可能
に装着されたロータと、前記リール本体にスプール軸を
介して支持されて手動ハンドルによるロータの回転で釣
糸が巻回されるスプールと、前記ロータのベール支持ア
ームに反転可能に装着されたベールアームレバーと当該
ベールアームレバーに一体的に形成される糸滑りとの間
に取り付けられて釣糸巻取り操作時に釣糸を前記スプー
ルに案内するラインローラと、該ラインローラの外周面
上を案内される釣糸をラインローラ外周面に押圧するよ
うに弾性付勢された制動手段とを備えた魚釣用スピニン
グリールにおいて、前記制動手段の釣糸押圧面が前記ベ
ールアームレバー側で釣糸を押圧するように前記糸滑り
側に向けてラインローラの外周との隙間が漸次広くなる
ように形成すると共に、釣糸巻取り時にラインローラに
て案内される釣糸が自らの張力にてベールアームレバー
側に寄るようにラインローラを設けたものです。
る魚釣用スピニングリールは、 リール本体に回転可能
に装着されたロータと、前記リール本体にスプール軸を
介して支持されて手動ハンドルによるロータの回転で釣
糸が巻回されるスプールと、前記ロータのベール支持ア
ームに反転可能に装着されたベールアームレバーと当該
ベールアームレバーに一体的に形成される糸滑りとの間
に取り付けられて釣糸巻取り操作時に釣糸を前記スプー
ルに案内するラインローラと、該ラインローラの外周面
上を案内される釣糸をラインローラ外周面に押圧するよ
うに弾性付勢された制動手段とを備えた魚釣用スピニン
グリールにおいて、前記制動手段の釣糸押圧面が前記ベ
ールアームレバー側で釣糸を押圧するように前記糸滑り
側に向けてラインローラの外周との隙間が漸次広くなる
ように形成すると共に、釣糸巻取り時にラインローラに
て案内される釣糸が自らの張力にてベールアームレバー
側に寄るようにラインローラを設けたものです。
【0014】本発明の請求項2に係わる魚釣用スピニン
グリールは、リール本体に回転可能に装着されたロータ
と、前記リール本体にスプール軸を介して支持されて手
動ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプ
ールと、前記ロータのベール支持アームに反転可能に装
着されたベールアームレバーと当該ベールアームレバー
に一体的に形成される糸滑りとの間に取り付けられて釣
糸巻取り操作時に釣糸を前記スプールに案内するライン
ローラと、該ラインローラの外周面上を案内される釣糸
をラインローラ外周面に押圧するように弾性付勢された
制動手段とを備えた魚釣用スピニングリールにおいて、
前記制動手段がラインローラ外周面の略後部に対向する
ベールアームレバーに設けられ、前記ラインローラ外周
面の略後部にて釣糸を押圧するようにしているもので、
本発明の請求項3に係わる魚釣用スピニングリールは、
前記請求項1又は請求項2におけるベールアームレバ
ー、ラインローラ、或は制動手段に対して釣糸巻取り操
作時に竿先からラインローラに導入される釣糸、ライン
ローラにて案内中の釣糸、又はラインローラからスプー
ルに繰出される釣糸の少なくとも何れかが接触して釣糸
のベールアームレバー側への移動を規制する釣糸移動規
制手段を設けたものです。
グリールは、リール本体に回転可能に装着されたロータ
と、前記リール本体にスプール軸を介して支持されて手
動ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプ
ールと、前記ロータのベール支持アームに反転可能に装
着されたベールアームレバーと当該ベールアームレバー
に一体的に形成される糸滑りとの間に取り付けられて釣
糸巻取り操作時に釣糸を前記スプールに案内するライン
ローラと、該ラインローラの外周面上を案内される釣糸
をラインローラ外周面に押圧するように弾性付勢された
制動手段とを備えた魚釣用スピニングリールにおいて、
前記制動手段がラインローラ外周面の略後部に対向する
ベールアームレバーに設けられ、前記ラインローラ外周
面の略後部にて釣糸を押圧するようにしているもので、
本発明の請求項3に係わる魚釣用スピニングリールは、
前記請求項1又は請求項2におけるベールアームレバ
ー、ラインローラ、或は制動手段に対して釣糸巻取り操
作時に竿先からラインローラに導入される釣糸、ライン
ローラにて案内中の釣糸、又はラインローラからスプー
ルに繰出される釣糸の少なくとも何れかが接触して釣糸
のベールアームレバー側への移動を規制する釣糸移動規
制手段を設けたものです。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
面に基づき説明しますと、図1は、本発明に係わる魚釣
用スピニングリールの正面断面概要説明図、図2は、図
1の魚釣用スピニングリールに本発明の第1実施形態を
組み込んだ左側面要部断面図、図3は、図2の矢印A視
腰部断面図、図4は、図3のB−B断面図をそれぞれ示
します。
面に基づき説明しますと、図1は、本発明に係わる魚釣
用スピニングリールの正面断面概要説明図、図2は、図
1の魚釣用スピニングリールに本発明の第1実施形態を
組み込んだ左側面要部断面図、図3は、図2の矢印A視
腰部断面図、図4は、図3のB−B断面図をそれぞれ示
します。
【0016】リール本体25に対するロータ23ならび
にスプール37、及びロータ23に対するベール29の
構成・作用については、前記従来の技術において説明し
たものと同様のため、図1乃至図4による第1実施形態
の説明においては、同様部材に同一の符号を付与するこ
とで詳細な説明を省略します。
にスプール37、及びロータ23に対するベール29の
構成・作用については、前記従来の技術において説明し
たものと同様のため、図1乃至図4による第1実施形態
の説明においては、同様部材に同一の符号を付与するこ
とで詳細な説明を省略します。
【0017】本発明の第1実施形態の魚釣用スピニング
リールのラインローラ31は、両端に形成した大径鍔部
31b,31b間の外周面を同一径の釣糸案内部31a
とした略円筒状に形成され、ベールアームレバー33と
該ベールアームレバー33の先端の支持杆33aを介し
て略コ字形状に一体に形成された糸滑り45との間に転
がり軸受30を介して回転可能に支承されています。
リールのラインローラ31は、両端に形成した大径鍔部
31b,31b間の外周面を同一径の釣糸案内部31a
とした略円筒状に形成され、ベールアームレバー33と
該ベールアームレバー33の先端の支持杆33aを介し
て略コ字形状に一体に形成された糸滑り45との間に転
がり軸受30を介して回転可能に支承されています。
【0018】即ち、ラインローラ31は、ベールアーム
レバー33にこれと一体に形成された糸滑り45の対向
面に向けて穿設された雌ネジ部33bに基端の雄ネジ部
32aを螺合させたラインローラ軸32の先端32bを
前記糸滑り45の対向面に形成した嵌合穴45aに嵌合
させ、該ラインローラー軸32の中間部に位置決め外装
された転がり軸受30に外装されています。
レバー33にこれと一体に形成された糸滑り45の対向
面に向けて穿設された雌ネジ部33bに基端の雄ネジ部
32aを螺合させたラインローラ軸32の先端32bを
前記糸滑り45の対向面に形成した嵌合穴45aに嵌合
させ、該ラインローラー軸32の中間部に位置決め外装
された転がり軸受30に外装されています。
【0019】更に、本実施形態におけるラインローラ3
1は、図2に示すように該ラインローラ31にてスプー
ル37に案内・巻回される釣糸41がスプール37の釣
糸巻回部37aに巻回される糸巻最小径における釣糸4
1aが前記ラインローラ31の釣糸案内部31aの案内
面に対して少なくとも直角にて交差・案内させ、釣糸巻
回部37aに重畳巻回されて糸巻最大径における釣糸4
1bに近づくにつれてロータ23の回転中心側、即ち、
スプール軸37aの軸心側で鈍角にて交差・案内される
ようにラインローラ31の回転軸心を傾斜させ、釣糸巻
取り時にラインローラ31にて案内される釣糸41がベ
ールアームレバー33側に寄るように構成しています。
1は、図2に示すように該ラインローラ31にてスプー
ル37に案内・巻回される釣糸41がスプール37の釣
糸巻回部37aに巻回される糸巻最小径における釣糸4
1aが前記ラインローラ31の釣糸案内部31aの案内
面に対して少なくとも直角にて交差・案内させ、釣糸巻
回部37aに重畳巻回されて糸巻最大径における釣糸4
1bに近づくにつれてロータ23の回転中心側、即ち、
スプール軸37aの軸心側で鈍角にて交差・案内される
ようにラインローラ31の回転軸心を傾斜させ、釣糸巻
取り時にラインローラ31にて案内される釣糸41がベ
ールアームレバー33側に寄るように構成しています。
【0020】更に、本実施形態におけるラインローラ3
1は、図3に示すように該ラインローラ31の釣糸案内
部31aの外周面にてスプール37に案内・巻回される
釣糸41がベールアームレバー33側に滑動するように
ラインローラの釣糸案内部31aの外周面の糸滑り45
側端部よりもベールアームレバー33側端部がリールの
前方に位置されるようにラインローラ31の回転軸心を
傾斜させ、これによっても釣糸巻取り時にラインローラ
31にて案内される釣糸41がベールアームレバー33
側に寄るように構成しています。
1は、図3に示すように該ラインローラ31の釣糸案内
部31aの外周面にてスプール37に案内・巻回される
釣糸41がベールアームレバー33側に滑動するように
ラインローラの釣糸案内部31aの外周面の糸滑り45
側端部よりもベールアームレバー33側端部がリールの
前方に位置されるようにラインローラ31の回転軸心を
傾斜させ、これによっても釣糸巻取り時にラインローラ
31にて案内される釣糸41がベールアームレバー33
側に寄るように構成しています。
【0021】更に、本実施形態におけるラインローラ3
1には、図3に示すように該ラインローラ31の釣糸案
内部31aの外周面の後部に対向するベールアームレバ
ー33の面に釣糸案内部31aの外周面後部と直角に交
差する方向に断面非円形の制動手段収納穴33cが設け
られ、該制動手段収納穴33c内に弾性手段としてのコ
イルスプリング34と共にセラミックス等の硬質部材に
て前記制動手段収納穴33cの断面形状に対応させた断
面形状に形成された制動手段36が回転不能・摺動自在
に収納されており、前記ラインローラ31にて案内され
る釣糸41は、ラインローラ31の外周面の略後部にて
押圧されるように構成しています。そして、該制動手段
36の釣糸押圧面36aは、前記ベールアームレバー3
3側で釣糸41を押圧するように前記糸滑り45側に向
けてラインローラ31の外周との隙間が漸次広くなるよ
うに傾斜させて形成しています。
1には、図3に示すように該ラインローラ31の釣糸案
内部31aの外周面の後部に対向するベールアームレバ
ー33の面に釣糸案内部31aの外周面後部と直角に交
差する方向に断面非円形の制動手段収納穴33cが設け
られ、該制動手段収納穴33c内に弾性手段としてのコ
イルスプリング34と共にセラミックス等の硬質部材に
て前記制動手段収納穴33cの断面形状に対応させた断
面形状に形成された制動手段36が回転不能・摺動自在
に収納されており、前記ラインローラ31にて案内され
る釣糸41は、ラインローラ31の外周面の略後部にて
押圧されるように構成しています。そして、該制動手段
36の釣糸押圧面36aは、前記ベールアームレバー3
3側で釣糸41を押圧するように前記糸滑り45側に向
けてラインローラ31の外周との隙間が漸次広くなるよ
うに傾斜させて形成しています。
【0022】従って、本実施形態における魚釣用スピニ
ングリールにおいては、ベール29を図示しない釣糸放
出位置側に反転させてスプール37の釣糸巻回部37a
に巻回されている釣糸41を投擲後にベール29を図示
の釣糸巻取り位置側に反転させると、釣糸41はベール
29にて拾われ、この状態で図示しない手動ハンドルに
てロータ23を回転、即ち、図2に矢印Xにて示す釣糸
巻取り方向に回転させるとベール29にて拾われている
釣糸41は、ベール41、糸滑り45を滑動して、前記
ラインローラ31の釣糸案内部31aの外周面と前記制
動手段36の釣糸押圧面36aの前記糸滑り45側との
広い隙間がらラインローラ31の釣糸案内部31aの外
周面に入り込み、更に釣糸41はスプール37の糸巻径
に対するラインローラ31の釣糸案内部31a外周面の
傾斜並びにリール本体25の前後方向へのラインローラ
31の釣糸案内部31a外周面の傾斜にて前記制動手段
36の釣糸押圧面36aの前記ベールアームレバー33
側のラインローラ31の釣糸案内部31aの外周面へと
自動的に導かれます。
ングリールにおいては、ベール29を図示しない釣糸放
出位置側に反転させてスプール37の釣糸巻回部37a
に巻回されている釣糸41を投擲後にベール29を図示
の釣糸巻取り位置側に反転させると、釣糸41はベール
29にて拾われ、この状態で図示しない手動ハンドルに
てロータ23を回転、即ち、図2に矢印Xにて示す釣糸
巻取り方向に回転させるとベール29にて拾われている
釣糸41は、ベール41、糸滑り45を滑動して、前記
ラインローラ31の釣糸案内部31aの外周面と前記制
動手段36の釣糸押圧面36aの前記糸滑り45側との
広い隙間がらラインローラ31の釣糸案内部31aの外
周面に入り込み、更に釣糸41はスプール37の糸巻径
に対するラインローラ31の釣糸案内部31a外周面の
傾斜並びにリール本体25の前後方向へのラインローラ
31の釣糸案内部31a外周面の傾斜にて前記制動手段
36の釣糸押圧面36aの前記ベールアームレバー33
側のラインローラ31の釣糸案内部31aの外周面へと
自動的に導かれます。
【0023】よって、制動手段36の釣糸押圧面36a
とベールアームレバー33側のラインローラ31の釣糸
案内部31aの外周面との間で挟持されつつスプール3
7の釣糸巻回部37aに案内・巻回される釣糸41は、
釣糸投擲時に於ける釣糸の縒りが除去されながら所定の
張力が付与されますので、釣糸を再度投擲する場合の釣
糸繰出し操作時における釣糸の糸バラケを防止でき、し
かも、制動手段36はラインローラ31の外周面の後部
とこれに対向するベールアームレバーとの間に設けられ
ているために、ベールアームレバー33の外面に突出す
ることなく設けることだできて、従来の魚釣用スピニン
グリールのベールアームレバー33のラインローラ31
に取付構造と外観上は変わらないから、看る者に違和感
を与えずに意匠的美観を損なわ無いのみならず、制動手
段の付設に伴っての特別な設置スペースを必要としない
ので、商品のコンパクト化、軽量化を大きく損なわない
ばかりか、釣糸の投擲時やベール位置の切換え時に制動
手段36に釣糸が引っかかっての糸切れ等のトラブルの
発生も防止できます。また、釣糸41への張力の付与
は、ラインローラ31の釣糸案内部31aの外周面への
制動手段36の釣糸押圧面36aの押圧・挟持により行
うものであるために、押圧・挟持部から離脱する釣糸4
1に振動を生じさせず、異音発生を防止できるので釣人
は快適な釣を行うことができる。
とベールアームレバー33側のラインローラ31の釣糸
案内部31aの外周面との間で挟持されつつスプール3
7の釣糸巻回部37aに案内・巻回される釣糸41は、
釣糸投擲時に於ける釣糸の縒りが除去されながら所定の
張力が付与されますので、釣糸を再度投擲する場合の釣
糸繰出し操作時における釣糸の糸バラケを防止でき、し
かも、制動手段36はラインローラ31の外周面の後部
とこれに対向するベールアームレバーとの間に設けられ
ているために、ベールアームレバー33の外面に突出す
ることなく設けることだできて、従来の魚釣用スピニン
グリールのベールアームレバー33のラインローラ31
に取付構造と外観上は変わらないから、看る者に違和感
を与えずに意匠的美観を損なわ無いのみならず、制動手
段の付設に伴っての特別な設置スペースを必要としない
ので、商品のコンパクト化、軽量化を大きく損なわない
ばかりか、釣糸の投擲時やベール位置の切換え時に制動
手段36に釣糸が引っかかっての糸切れ等のトラブルの
発生も防止できます。また、釣糸41への張力の付与
は、ラインローラ31の釣糸案内部31aの外周面への
制動手段36の釣糸押圧面36aの押圧・挟持により行
うものであるために、押圧・挟持部から離脱する釣糸4
1に振動を生じさせず、異音発生を防止できるので釣人
は快適な釣を行うことができる。
【0024】また、本実施形態のベールアームレバー3
3の糸滑り45との対向面の竿先からラインローラ31
への釣糸導入路、即ち、図4に示すようにベールアーム
レバー33の先端に一体に形成した支持杆33aの上部
に糸滑り45に向けて釣糸移動規制手段4としての釣糸
当接突部4を突設していますので、釣糸巻取り操作時に
竿先からラインローラ31に導入される釣糸41に接触
して釣糸41をラインローラ31の一定位置で案内でき
るようにすると共に、釣糸41がベールアームレバー3
3側に移動してのラインローラ31の端部に噛み込むこ
とを防止することができるようにしています。しかし、
本実施形態におけるラインローラ31は、両端に大径鍔
部31b,31bを形成しておりますので、ベールアー
ムレバー33側の大径鍔部31bを釣糸移動規制手段4
として釣糸41のラインローラ31の一定位置での案内
や噛み込み防止を図るようにしても良いものです。
3の糸滑り45との対向面の竿先からラインローラ31
への釣糸導入路、即ち、図4に示すようにベールアーム
レバー33の先端に一体に形成した支持杆33aの上部
に糸滑り45に向けて釣糸移動規制手段4としての釣糸
当接突部4を突設していますので、釣糸巻取り操作時に
竿先からラインローラ31に導入される釣糸41に接触
して釣糸41をラインローラ31の一定位置で案内でき
るようにすると共に、釣糸41がベールアームレバー3
3側に移動してのラインローラ31の端部に噛み込むこ
とを防止することができるようにしています。しかし、
本実施形態におけるラインローラ31は、両端に大径鍔
部31b,31bを形成しておりますので、ベールアー
ムレバー33側の大径鍔部31bを釣糸移動規制手段4
として釣糸41のラインローラ31の一定位置での案内
や噛み込み防止を図るようにしても良いものです。
【0025】また、本実施形態におけるラインローラ3
1は、図2に示すように該ラインローラ31にてスプー
ル37に案内・巻回される釣糸41がスプール37の釣
糸巻回部37aに巻回される糸巻最小径における釣糸4
1aが前記ラインローラ31の釣糸案内部31aの案内
面に対して少なくとも直角にて交差・案内させ、釣糸巻
回部37aに重畳巻回されて糸巻最大径における釣糸4
1bに近づくにつれて鈍角にて交差・案内されるように
ラインローラ31の回転軸心を傾斜させると共に、図3
に示すように該ラインローラ31の釣糸案内部31aの
外周面にてスプール37に案内・巻回される釣糸41が
ベールアームレバー33側に滑動するようにラインロー
ラの釣糸案内部31aの外周面の糸滑り45側端部より
もベールアームレバー33側端部がリールの前方に位置
されるようにラインローラ31の回転軸心を傾斜させる
2つの手段によって釣糸巻取り時にラインローラ31に
て案内される釣糸41がベールアームレバー33側に寄
るように構成しましたが、1つの手段のみにて釣糸巻取
り時にラインローラ31にて案内される釣糸41がベー
ルアームレバー33側に寄るようにしても良い。
1は、図2に示すように該ラインローラ31にてスプー
ル37に案内・巻回される釣糸41がスプール37の釣
糸巻回部37aに巻回される糸巻最小径における釣糸4
1aが前記ラインローラ31の釣糸案内部31aの案内
面に対して少なくとも直角にて交差・案内させ、釣糸巻
回部37aに重畳巻回されて糸巻最大径における釣糸4
1bに近づくにつれて鈍角にて交差・案内されるように
ラインローラ31の回転軸心を傾斜させると共に、図3
に示すように該ラインローラ31の釣糸案内部31aの
外周面にてスプール37に案内・巻回される釣糸41が
ベールアームレバー33側に滑動するようにラインロー
ラの釣糸案内部31aの外周面の糸滑り45側端部より
もベールアームレバー33側端部がリールの前方に位置
されるようにラインローラ31の回転軸心を傾斜させる
2つの手段によって釣糸巻取り時にラインローラ31に
て案内される釣糸41がベールアームレバー33側に寄
るように構成しましたが、1つの手段のみにて釣糸巻取
り時にラインローラ31にて案内される釣糸41がベー
ルアームレバー33側に寄るようにしても良い。
【0026】次に、本発明の第2実施形態を図面に基づ
き説明しますと、図5は、本発明の第2実施形態に係わ
る要部断面図、図6は、図5のC−C断面図をそれぞれ
示し、この説明においても第1の実施の形態と同様部材
に同一の符号を付与することで詳細な説明を省略しま
す。
き説明しますと、図5は、本発明の第2実施形態に係わ
る要部断面図、図6は、図5のC−C断面図をそれぞれ
示し、この説明においても第1の実施の形態と同様部材
に同一の符号を付与することで詳細な説明を省略しま
す。
【0027】第2実施形態の魚釣用スピニングリールの
ラインローラ31は、外周面を糸滑り45側を大径にす
ると共にベールアームレバー33側を小径にしたテ―パ
ー円筒状に形成され、ベールアームレバー33側端部に
大径鍔部33bを形成しています。そして、ベールアー
ムレバー33の先端に図示しないビスにて固定された糸
滑り45との間に図示しない転がり軸受を介して回転可
能に支承されています。
ラインローラ31は、外周面を糸滑り45側を大径にす
ると共にベールアームレバー33側を小径にしたテ―パ
ー円筒状に形成され、ベールアームレバー33側端部に
大径鍔部33bを形成しています。そして、ベールアー
ムレバー33の先端に図示しないビスにて固定された糸
滑り45との間に図示しない転がり軸受を介して回転可
能に支承されています。
【0028】即ち、ラインローラ31は、ベールアーム
レバー33と別体に形成された糸滑り45との対向面間
に掛け渡されるようにベールアームレバー33又は糸滑
り45の何れか一方から他方に向けて、或はベールアー
ムレバー33及び糸滑り45の両方から他方に向けて形
成されたラインローラ軸に位置決め外装された転がり軸
受に外装されています。
レバー33と別体に形成された糸滑り45との対向面間
に掛け渡されるようにベールアームレバー33又は糸滑
り45の何れか一方から他方に向けて、或はベールアー
ムレバー33及び糸滑り45の両方から他方に向けて形
成されたラインローラ軸に位置決め外装された転がり軸
受に外装されています。
【0029】従って、本実施形態におけるラインローラ
31は、糸滑り45側からベールアームレバー33側に
向けて漸次小径となるように形成されたテ―パー状外周
面によって釣糸巻取り時にラインローラ31にて案内さ
れる釣糸41がベールアームレバー33側に寄るように
構成しています。
31は、糸滑り45側からベールアームレバー33側に
向けて漸次小径となるように形成されたテ―パー状外周
面によって釣糸巻取り時にラインローラ31にて案内さ
れる釣糸41がベールアームレバー33側に寄るように
構成しています。
【0030】更に、本実施形態におけるラインローラ3
1にも制動手段36が配置されておりますが、当該制動
手段36の構成は、第1実施形態における制動手段36
と同様にために説明を省略します。
1にも制動手段36が配置されておりますが、当該制動
手段36の構成は、第1実施形態における制動手段36
と同様にために説明を省略します。
【0031】従って、本実施形態における魚釣用スピニ
ングリールは、釣糸41を投擲後にベール29を図示の
釣糸巻取り位置側に反転させると共にロータ23を回転
させると、第1実施形態と同様にしてラインローラ31
の釣糸案内部31aの外周面に入り込んだ後、釣糸41
が、ラインローラ31のテ―パー状外周面によって前記
制動手段36の釣糸押圧面36aの前記ベールアームレ
バー33側のラインローラ31の釣糸案内部31aの外
周面への当接部に自動的に導かれて、第1実施形態と同
様の作用・効果を奏します。
ングリールは、釣糸41を投擲後にベール29を図示の
釣糸巻取り位置側に反転させると共にロータ23を回転
させると、第1実施形態と同様にしてラインローラ31
の釣糸案内部31aの外周面に入り込んだ後、釣糸41
が、ラインローラ31のテ―パー状外周面によって前記
制動手段36の釣糸押圧面36aの前記ベールアームレ
バー33側のラインローラ31の釣糸案内部31aの外
周面への当接部に自動的に導かれて、第1実施形態と同
様の作用・効果を奏します。
【0032】また、本実施形態のベールアームレバー3
3の糸滑り45との対向面のラインローラ31からスプ
ール37への釣糸繰出路、即ち、図6に示すようにベー
ルアームレバー33に支承されたラインローラ31の後
部とスプール37の釣糸巻回部37aとを結ぶ線上に糸
滑り45に向けて釣糸移動規制手段4としての釣糸当接
突部4を突設していますので、釣糸巻取り操作時にライ
ンローラ31からスプールに繰出される釣糸41に接触
して釣糸41をラインローラ31の一定位置で案内でき
るようにすると共に、釣糸41がベールアームレバー3
3側に移動してのラインローラ31の端部に噛み込むこ
とを防止することができるようにしています。
3の糸滑り45との対向面のラインローラ31からスプ
ール37への釣糸繰出路、即ち、図6に示すようにベー
ルアームレバー33に支承されたラインローラ31の後
部とスプール37の釣糸巻回部37aとを結ぶ線上に糸
滑り45に向けて釣糸移動規制手段4としての釣糸当接
突部4を突設していますので、釣糸巻取り操作時にライ
ンローラ31からスプールに繰出される釣糸41に接触
して釣糸41をラインローラ31の一定位置で案内でき
るようにすると共に、釣糸41がベールアームレバー3
3側に移動してのラインローラ31の端部に噛み込むこ
とを防止することができるようにしています。
【0033】そして、本実施形態におけるラインローラ
31は、ベールアームレバー33側端に大径鍔部31b
を形成して釣糸移動規制手段4としておりますので、ベ
ールアームレバー33側の大径鍔部31bにて釣糸41
のラインローラ31の一定位置での案内や噛み込み防止
を図るようにもしています。
31は、ベールアームレバー33側端に大径鍔部31b
を形成して釣糸移動規制手段4としておりますので、ベ
ールアームレバー33側の大径鍔部31bにて釣糸41
のラインローラ31の一定位置での案内や噛み込み防止
を図るようにもしています。
【0034】なお、本実施形態においては、ベールアー
ムレバー33の糸滑り45との対向面のラインローラか
らスプールへの釣糸繰出路に突設した釣糸当接突部4と
ラインローラ31のベールアームレバー33側端に形成
した大径鍔部31bにて釣糸41をラインローラ31の
一定位置で案内できるようにすると共に、釣糸41がベ
ールアームレバー33側に移動してのラインローラ31
の端部に噛み込むことを防止するようにしていますが、
何れか1つのみを釣糸移動規制手段4として設けること
によってラインローラ31の一定位置での釣糸41の案
内や釣糸41の噛み込み防止を図るようにしても良い。
ムレバー33の糸滑り45との対向面のラインローラか
らスプールへの釣糸繰出路に突設した釣糸当接突部4と
ラインローラ31のベールアームレバー33側端に形成
した大径鍔部31bにて釣糸41をラインローラ31の
一定位置で案内できるようにすると共に、釣糸41がベ
ールアームレバー33側に移動してのラインローラ31
の端部に噛み込むことを防止するようにしていますが、
何れか1つのみを釣糸移動規制手段4として設けること
によってラインローラ31の一定位置での釣糸41の案
内や釣糸41の噛み込み防止を図るようにしても良い。
【0035】次に、本発明の第3実施形態を図面に基づ
き説明しますと、図7は、本発明の第3実施形態に係わ
る要部断面図、図8は、図7のD−D断面図をそれぞれ
示し、この説明においても第1実施形態と同様部材に同
一の符号を付与することで詳細な説明を省略します。
き説明しますと、図7は、本発明の第3実施形態に係わ
る要部断面図、図8は、図7のD−D断面図をそれぞれ
示し、この説明においても第1実施形態と同様部材に同
一の符号を付与することで詳細な説明を省略します。
【0036】第3実施形態の魚釣用スピニングリールの
ラインローラ31は、第2実施形態におけるラインロー
ラ31と同様にテ―パー円筒状に形成され、ベールアー
ムレバー33側端に大径鍔部33bを形成し、第2実施
形態と同様にして別体に形成されてビス38止めされた
ベールアームレバー33と糸滑り45との間に転がり軸
受を介して回転可能に支承されています。
ラインローラ31は、第2実施形態におけるラインロー
ラ31と同様にテ―パー円筒状に形成され、ベールアー
ムレバー33側端に大径鍔部33bを形成し、第2実施
形態と同様にして別体に形成されてビス38止めされた
ベールアームレバー33と糸滑り45との間に転がり軸
受を介して回転可能に支承されています。
【0037】更に、本実施形態におけるラインローラ3
1にも制動手段36が配置されておりますが、当該制動
手段36の取付け構造は、第1実施形態における制動手
段36と同様のために説明を省略します。
1にも制動手段36が配置されておりますが、当該制動
手段36の取付け構造は、第1実施形態における制動手
段36と同様のために説明を省略します。
【0038】しかし、本実施形態の制動手段36のライ
ンローラ31の外周との当接部よりもベールアームレバ
ー33側に釣糸移動規制手段4としての釣糸当接面4を
一体に設けることによって、釣糸巻取り操作時にライン
ローラ31からスプールに繰出される釣糸41に接触し
て釣糸41をラインローラ31の一定位置で案内できる
ようにすると共に、釣糸41がベールアームレバー33
側に移動してのラインローラ31の端部に噛み込むこと
を防止することができるようにしています。
ンローラ31の外周との当接部よりもベールアームレバ
ー33側に釣糸移動規制手段4としての釣糸当接面4を
一体に設けることによって、釣糸巻取り操作時にライン
ローラ31からスプールに繰出される釣糸41に接触し
て釣糸41をラインローラ31の一定位置で案内できる
ようにすると共に、釣糸41がベールアームレバー33
側に移動してのラインローラ31の端部に噛み込むこと
を防止することができるようにしています。
【0039】そして、本実施形態におけるラインローラ
31は、ベールアームレバー33側端に釣糸移動規制手
段4としての大径鍔部31bを形成しておりますので、
ベールアームレバー33側の大径鍔部31bにて釣糸4
1のラインローラ31の一定位置での案内や噛み込み防
止を図るようにもしています。
31は、ベールアームレバー33側端に釣糸移動規制手
段4としての大径鍔部31bを形成しておりますので、
ベールアームレバー33側の大径鍔部31bにて釣糸4
1のラインローラ31の一定位置での案内や噛み込み防
止を図るようにもしています。
【0040】次に、本発明の第4実施形態を図面に基づ
き説明しますと、図9は、本発明の第4実施形態に係わ
る要部断面図を示し、この実施形態では、第3実施形態
とベールアームレバー33に対する制動手段36の取付
構造を異にしているのみですから、この説明においても
第3実施形態と同様部材に同一の符号を付与することで
詳細な説明を省略します。
き説明しますと、図9は、本発明の第4実施形態に係わ
る要部断面図を示し、この実施形態では、第3実施形態
とベールアームレバー33に対する制動手段36の取付
構造を異にしているのみですから、この説明においても
第3実施形態と同様部材に同一の符号を付与することで
詳細な説明を省略します。
【0041】即ち、第4実施形態の魚釣用スピニングリ
ールのベールアームレバー33には、図9に示すように
ラインローラ31の釣糸案内部31aの外周面の後部に
対して接離可能なようにこれに対向する面に略扇形に形
成した制動手段36の要部分が枢支され、略扇形の制動
手段36の一辺がラインローラ31の釣糸案内部31a
の外周面に接近するように制動手段の他辺とベールアー
ムレバー33との間に弾性手段としてのコイルスプリン
グ34が設けられており、該制動手段36の一辺は、こ
れに対向するラインローラ31の釣糸案内部31aの外
周面との隙間が前記ベールアームレバー33側で当接し
て前記糸滑り45側に向けて漸次広くなるように彎曲さ
せた釣糸押圧面36aとしています。
ールのベールアームレバー33には、図9に示すように
ラインローラ31の釣糸案内部31aの外周面の後部に
対して接離可能なようにこれに対向する面に略扇形に形
成した制動手段36の要部分が枢支され、略扇形の制動
手段36の一辺がラインローラ31の釣糸案内部31a
の外周面に接近するように制動手段の他辺とベールアー
ムレバー33との間に弾性手段としてのコイルスプリン
グ34が設けられており、該制動手段36の一辺は、こ
れに対向するラインローラ31の釣糸案内部31aの外
周面との隙間が前記ベールアームレバー33側で当接し
て前記糸滑り45側に向けて漸次広くなるように彎曲さ
せた釣糸押圧面36aとしています。
【0042】従って、本実施形態における魚釣用スピニ
ングリールにおいても、釣糸41を投擲後にベール29
を図示の釣糸巻取り位置側に反転させると共にロータ2
3を回転させると、第1実施形態と同様にしてラインロ
ーラ31の釣糸案内部31aの外周面に入り込んだ後、
釣糸41が、ラインローラ31のテ―パー状外周面によ
って前記制動手段36の釣糸押圧面36aの前記ベール
アームレバー33側の釣糸案内部31a外周面への当接
部に自動的に導かれ、また、制動手段36もラインロー
ラ31の外周面後部とこれに対向するベールアームレバ
ーとの間に設けられているために、前記実施形態と同様
の作用・効果を奏します。
ングリールにおいても、釣糸41を投擲後にベール29
を図示の釣糸巻取り位置側に反転させると共にロータ2
3を回転させると、第1実施形態と同様にしてラインロ
ーラ31の釣糸案内部31aの外周面に入り込んだ後、
釣糸41が、ラインローラ31のテ―パー状外周面によ
って前記制動手段36の釣糸押圧面36aの前記ベール
アームレバー33側の釣糸案内部31a外周面への当接
部に自動的に導かれ、また、制動手段36もラインロー
ラ31の外周面後部とこれに対向するベールアームレバ
ーとの間に設けられているために、前記実施形態と同様
の作用・効果を奏します。
【0043】尚、本実施形態におけるラインローラ31
は、外周面を両端に亘って同一径円筒状、或は外周面を
糸滑り45側からベールアームレバー33に向けて漸次
小径に形成したテ―パ筒状に形成しましたが、ラインロ
ーラの形状は従来と同様に鼓状に成形したものでも良
く、ラインローラ31や制動手段36の材質も一般には
種々のセラミックスや銅合金に硬質メッキ処理を施した
硬質材が多く使用されていますが、アルミ材に硬質アル
マイト処理や硬質メッキ処理を施したもの、更にはステ
ンレス材にイオンプレーティング処理をしたもの等、種
々の硬質材等が選択使用できます。また、制動手段36
は、耐磨耗性等の合成樹脂にて成形しても良い。
は、外周面を両端に亘って同一径円筒状、或は外周面を
糸滑り45側からベールアームレバー33に向けて漸次
小径に形成したテ―パ筒状に形成しましたが、ラインロ
ーラの形状は従来と同様に鼓状に成形したものでも良
く、ラインローラ31や制動手段36の材質も一般には
種々のセラミックスや銅合金に硬質メッキ処理を施した
硬質材が多く使用されていますが、アルミ材に硬質アル
マイト処理や硬質メッキ処理を施したもの、更にはステ
ンレス材にイオンプレーティング処理をしたもの等、種
々の硬質材等が選択使用できます。また、制動手段36
は、耐磨耗性等の合成樹脂にて成形しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
釣糸巻取り操作時におけるラインローラへの釣糸の糸噛
みを防止すると共に釣糸の縒りを除去し、且つ釣糸繰出
し操作時における釣糸の糸バラケを防止し得、しかも、
例えば、磯釣りにおける当たり感知時等におけるベール
を釣糸巻取り位置に反転させた後の迅速な釣糸巻取り動
作ができ、更に、操作性が良くライントラブルの少ない
軽量コンパクトにして意匠性に優れた快適な魚釣用スピ
ニングリールを提供することができる。
釣糸巻取り操作時におけるラインローラへの釣糸の糸噛
みを防止すると共に釣糸の縒りを除去し、且つ釣糸繰出
し操作時における釣糸の糸バラケを防止し得、しかも、
例えば、磯釣りにおける当たり感知時等におけるベール
を釣糸巻取り位置に反転させた後の迅速な釣糸巻取り動
作ができ、更に、操作性が良くライントラブルの少ない
軽量コンパクトにして意匠性に優れた快適な魚釣用スピ
ニングリールを提供することができる。
【図1】本発明に係わる魚釣用スピニングリールの正面
断面概要説明図。
断面概要説明図。
【図2】図1の魚釣用スピニングリールに本発明の第1
実施形態を組み込んだ左側面要部断面図。
実施形態を組み込んだ左側面要部断面図。
【図3】図2の矢印A視腰部断面図。
【図4】図3のB−B断面図。
【図5】本発明の第2実施形態に係わる要部断面図。
【図6】図5のC−C断面図。
【図7】本発明の第3実施形態に係わる要部断面図。
【図8】図7のD−D断面図。
【図9】本発明の第4実施形態に係わる要部断面図。
4 釣糸移動規制手段
25 リール本体
23 ロータ
37 スプール
27 ベール支持アーム
33 ベールアームレバー
45 糸滑り
41 釣糸
31 ラインローラ
34 弾性付勢手段
36 制動手段
Claims (3)
- 【請求項1】リール本体に回転可能に装着されたロータ
と、前記リール本体にスプール軸を介して支持されて手
動ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプ
ールと、前記ロータのベール支持アームに反転可能に装
着されたベールアームレバーと当該ベールアームレバー
に一体的に形成される糸滑りとの間に取り付けられて釣
糸巻取り操作時に釣糸を前記スプールに案内するライン
ローラと、該ラインローラの外周面上を案内される釣糸
をラインローラ外周面に押圧するように弾性付勢された
制動手段とを備えた魚釣用スピニングリールにおいて、
前記制動手段の釣糸押圧面が前記ベールアームレバー側
で釣糸を押圧するように前記糸滑り側に向けてラインロ
ーラの外周との隙間が漸次広くなるように形成すると共
に、釣糸巻取り時にラインローラにて案内される釣糸が
自らの張力にてベールアームレバー側に寄るようにライ
ンローラを設けたことを特徴とする魚釣用スピニングリ
ール。 - 【請求項2】リール本体に回転可能に装着されたロータ
と、前記リール本体にスプール軸を介して支持されて手
動ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプ
ールと、前記ロータのベール支持アームに反転可能に装
着されたベールアームレバーと当該ベールアームレバー
に一体的に形成される糸滑りとの間に取り付けられて釣
糸巻取り操作時に釣糸を前記スプールに案内するライン
ローラと、該ラインローラの外周面上を案内される釣糸
をラインローラ外周面に押圧するように弾性付勢された
制動手段とを備えた魚釣用スピニングリールにおいて、
前記制動手段がラインローラ外周面の略後部に対向する
ベールアームレバーに設けられ、前記ラインローラ外周
面の略後部にて釣糸を押圧するようにしていることを特
徴とする魚釣用スピニングリール。 - 【請求項3】前記ベールアームレバー、ラインローラ、
或は制動手段に対して釣糸巻取り操作時に竿先からライ
ンローラに導入される釣糸、ラインローラにて案内中の
釣糸、又はラインローラからスプールに繰出される釣糸
の少なくとも何れかが接触して釣糸のベールアームレバ
ー側への移動を規制する釣糸移動規制手段を設けたこと
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の魚釣用スピ
ニングリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001218200A JP2003023933A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 魚釣用スピニングリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001218200A JP2003023933A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 魚釣用スピニングリール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003023933A true JP2003023933A (ja) | 2003-01-28 |
Family
ID=19052417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001218200A Pending JP2003023933A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 魚釣用スピニングリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003023933A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111226880A (zh) * | 2018-11-28 | 2020-06-05 | 株式会社岛野 | 渔线轮制动调整装置和渔线轮制动调整程序 |
-
2001
- 2001-07-18 JP JP2001218200A patent/JP2003023933A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111226880A (zh) * | 2018-11-28 | 2020-06-05 | 株式会社岛野 | 渔线轮制动调整装置和渔线轮制动调整程序 |
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