JP2003023491A - 携帯通信端末 - Google Patents

携帯通信端末

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JP2003023491A
JP2003023491A JP2001207823A JP2001207823A JP2003023491A JP 2003023491 A JP2003023491 A JP 2003023491A JP 2001207823 A JP2001207823 A JP 2001207823A JP 2001207823 A JP2001207823 A JP 2001207823A JP 2003023491 A JP2003023491 A JP 2003023491A
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Katsuaki Kato
克明 加藤
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Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作キーに対するキー照明(バックライト)
を、消費電力を増大させることなく、効果的に利用する
ことができるようにした携帯通信端末を提供する。 【解決手段】 通話開始キー143や数字キー群144
の数字キーなどの入力操作キーを押下操作した直後から
の所定時間の間は、LED151〜LED157の全部
を点灯して、入力操作キーの操作直後に操作される蓋然
性の高い数字キーなどの操作を夜間などの暗い場所にお
いても不都合無く行なえるようにする。所定時間経過後
においては、終話キーに対応して設けたLED151の
みを点灯させることにより、入力操作キーが操作された
後に必ず操作されることになる終話キーを確実に操作で
きるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、携帯電
話端末などの携帯通信端末であって、操作キー用のキー
照明装置であるいわゆるバックライトが設けられた携帯
通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話端末には、携帯性を考慮して開
発された小型化軽量化された筐体に、通話開始キー、終
話キー、数字キー(ダイヤルキー)、各種ファンクション
キーなどの種々の操作キーが設けられている。そして、
携帯電話端末を夜間に屋外などの暗い場所で使用する場
合などにおいては、手元が暗いために操作しようとする
操作キーの位置を目視で確認することができない場合が
あり、操作がし難くなってしまう場合がある。
【0003】このため、携帯電話端末には、所定の操作
キーの近傍に、LED(LightEmitting
Diode)などの発光素子を操作キーに対するいわゆ
るバックライト(キー照明)として設けることにより、
手元が暗い場合であっても、各操作キーを黙視できるよ
うにし、目的とする操作キーを確実に操作することがで
きるようにしたものが提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の携帯
電話端末の場合、例えば通話を行なうようにすると、終
話キーが操作されるまでの間は、操作キーに対するキー
照明を常に点灯させるか、あるいは、一定時間だけ点灯
した後には、操作キーに対するキー照明の全てを消灯す
るようにしている。
【0005】しかし、前者の場合には、携帯電話端末に
搭載された電池の消耗が早くなってしまうという問題が
ある。また、後者の場合には、いざ携帯電話端末の操作
キーを操作しようとしても、既にキー照明が消えている
などして、目的とする操作キーを迅速に操作できないな
どという不都合が発生する。
【0006】以上のことにかんがみ、この発明は、操作
キーに対するキー照明を、消費電力を増大させることな
く、効果的に利用することができるようにした携帯通信
端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の携帯通信端末は、指示入力
あるいは情報入力を受け付ける少なくとも1つ以上の入
力操作キーと、前記入力操作キーが操作された後に、前
記入力操作キーを通じて、前記指示入力あるいは情報入
力を初めから受け付けることが可能な状態に戻すように
するための終了指示入力を受け付ける終了操作キーと、
前記終了操作キーに対して設けられた終了操作キー対応
発光素子と、前記入力操作キーが操作された後、前記終
了操作キーが操作されるまでの間において、前記終了操
作キー対応発光素子を点灯あるいは点滅させるように制
御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】この請求項1に記載の携帯通信端末によれ
ば、当該携帯通信端末を通じて通信を行なった後、通信
を終了して当該携帯電話端末を新たに通信を開始させる
ことが可能な状態にするために必ず操作されることにな
る例えば終話キーあるいはオンフックキーなどと呼ばれ
る終了操作キーに対してキー照明として発光素子(終了
操作キー対応発光素子)が設けられた構成とされる。
【0009】そして、相手先の電話番号の入力や電子メ
ールの作成入力などのために所定の入力操作キーが操作
された後、あるいは、かかって来た電話に応答するため
に、通話開始キーあるいはオフフックキーなどと呼ばれ
る入力操作キーが操作された後、終了操作キーが操作さ
れるまでの間においては、終了操作キー対応発光素子が
制御手段により点灯あるいは点滅するようにされる。
【0010】これにより、手元が暗くなり操作キーの操
作し難くなる夜間などにおいても、所定の入力操作キー
が操作されることにより開始される処理を終了させるた
めに、必ず操作することになる終了操作キーを使用者が
迅速かつ確実に操作することができるようにされる。ま
た、所定の入力操作キーが操作された後、終了操作キー
が操作されるまでの間において、点灯あるいは点滅する
ようにされるのは、終了操作キー対応発光素子だけであ
るので、消費電力が増大することもない。
【0011】また、請求項2に記載の発明の携帯通信端
末は、請求項1に記載の携帯通信端末であって、1つ以
上の前記入力操作キーの内の1つあるいは複数の所定の
入力操作キーに対して設けるようにされる少なくとも1
つ以上の入力操作キー対応発光素子と、前記入力操作キ
ーが操作されてからの時間を計測する時計回路とを備
え、前記制御手段は、前記入力操作キーが操作されたと
きに、前記終了操作キー対応発光素子と、前記操作キー
対応発光素子とを点灯あるいは点滅させるようにすると
共に、前記時計回路を観視し、前記入力操作キーが操作
されてから所定時間が経過した後において、前記終了操
作キー対応発光素子のみを点灯あるいは点滅させるよう
に制御することを特徴とする。
【0012】この請求項2に記載の携帯通信端末によれ
ば、当該携帯通信端末には、例えば、数字キー(ダイヤ
ルキー)や文字入力キー、あるいは、種々のファンクシ
ョンキーなどの情報を入力するための入力操作キーや通
信開始キーなどの種々の入力操作キーが設けられる。こ
れら複数の操作キーの1つ1つに対して、あるいは、近
隣の複数の操作キー毎に対して操作キー用のキー照明と
して用いられる発光素子が設けるようにされる。
【0013】この場合、設けられる発光素子は、1つの
場合もあれば、複数個設けることにより、複数個の操作
キーに対して、あるいは、全ての操作キーに対してキー
照明となる発光素子が設けられる場合もある。
【0014】そして、制御手段により、所定の入力操作
キーが操作されたときには、終了操作キー発光素子と、
操作キー対応発光素子とが点灯あるいは点滅するように
され、時計回路を通じて、所定の入力操作キーが操作さ
れてから所定時間経過した後においては、終了操作キー
対応発光素子のみが点灯あるいは点滅するようにされ
る。
【0015】これにより、入力操作キーを操作した直後
の一定期間においては、操作が行なわれる蓋然性の高い
入力操作キーに対応する入力操作キー対応発光素子と、
終了操作キー対応発光素子と点灯あるいは点滅するよう
にされ、手元が暗くなる夜間などにおいても操作キーを
確実に操作することができるようにされる。
【0016】また、入力操作キーが操作されてから所定
時間が経過した後においては、入力操作キー操作後にお
いて、必ず操作されることになる終了操作キーについ
て、手元が暗くなる夜間などにおいても確実に操作でき
るようにされる。
【0017】また、請求項3に記載の発明の携帯通信端
末は、請求項1に記載の携帯通信端末であって、1つ以
上の前記入力操作キーの内の1つあるいは複数の所定の
入力操作キーに対応し、所定のエリア毎に設けられる入
力操作キー対応発光素子と、前記入力操作キーが操作さ
れてからの時間を計測する時計回路とを備え、前記制御
手段は、前記入力操作キーが操作されたときに、前記入
力操作キー対応発光素子を前記所定のエリア毎に点灯あ
るいは点滅させると共に、前記時計回路を観視し、前記
入力操作キーが操作されてから所定時間が経過した後に
おいては、前記終了操作キー対応発光素子だけを点灯あ
るいは点滅させるように制御することを特徴とする。
【0018】この請求項3に記載の発明の携帯通信端末
によれば、操作キー対応発光素子は、複数の操作キーが
配置される操作キー部において、所定のエリア毎に制御
可能なように設けられる。そして、所定の入力操作キー
が操作されたときには、終了操作キー対応発光素子が点
灯あるいは点滅するようにされると共に、操作キー対応
発光素子が所定のエリア毎に点灯あるいは点滅の制御が
される。
【0019】この場合のエリア毎の制御は、複数の操作
キーが配置される操作キー部が、例えば、3つのエリア
に分けられている場合には、まず第1のエリアに設けら
れた操作キー対応発光素子を点灯あるいは点滅させ、所
定時間経過後に、第1のエリアの操作キー対応発光素子
に変えて、第2のエリアに設けられた操作キー対応発光
素子を点灯あるいは点滅させる。
【0020】さらに、所定時間経過後においては、第2
のエリアの操作キー対応発光素子に変えて、第3のエリ
アに設けられた操作キー対応発光素子を点灯あるいは点
滅させ、この後、また、第1のエリアの操作キー対応発
光素子の点灯あるいは点滅に戻るというように制御され
る。そして、入力操作キーが操作されてから所定時間が
経過した後においては、終了操作キー対応発光素子のみ
が点灯あるいは点滅するようにされる。
【0021】これにより、入力操作キーを操作した直後
からの所定の期間においては、操作される蓋然性の高い
入力操作キーに対する操作キー対応発光素子が所定のエ
リア毎に点灯あるいは点滅するようにされるので、手元
が暗くなる夜間などにおいても確実に操作できるように
される。また、操作キー対応発光素子は、エリア毎に点
灯あるいは点滅するようにされるので、消費電力の低減
にもつながる。
【0022】また、所定時間経過後においては、入力操
作キー操作後においては必ず操作されることになる終了
操作キーについて、手元が暗くなる夜間などにおいても
確実に操作できるようにされる。このように、入力操作
キーと終了操作キーとの双方を良好に操作することがで
きるようにされる。
【0023】また、請求項4に記載の発明の携帯通信端
末は、指示入力あるいは情報入力を受け付ける少なくと
も1つ以上の入力操作キーと、前記入力操作キーが操作
された後に、前記入力操作キーを通じて、指示入力ある
いは情報入力を初めから受け付けることが可能な状態に
戻すようにするための終了指示入力を受け付ける終了操
作キーと、前記入力操作キーと前記終了操作キーとの内
の1つあるいは複数の所定の操作キーに対応し、所定の
エリア毎に設けられる操作キー対応発光素子と、前記入
力操作キーが操作された後、前記終了操作キーが操作さ
れるまでの間において、前記操作キー対応発光素子を前
記所定のエリア毎に点灯あるいは点滅するように制御す
る制御手段とを備えることを特徴とする。
【0024】この請求項4に記載の発明の携帯通信端末
によれば、例えば、開始操作キー、終了操作キー、入力
操作キーなどの各種の操作キーが設けられる操作キー部
は、複数のエリアに分けられ、各エリア毎に、操作キー
対応発光素子が設けられる。
【0025】そして、入力操作キーが操作されてから、
終了操作キーが操作されるまでの間においては、制御手
段により、操作キー対応発光素子は、各エリア毎に点灯
あるいは点滅するようにされる。例えば、第1のエリア
の操作キー対応発光素子を所定時間分点灯した後、次
に、第1のエリアに変えて第2のエリアの操作キー対応
発光素子を所定時間点灯させるなどのように制御され
る。
【0026】これにより、入力操作キーが操作された後
においては、所定のエリア毎に操作キー対応発光素子が
点灯あるいは点滅するようにされるので、手元が暗くな
る夜間などにおいても確実に操作することができるよう
にされる。しかも、操作キー対応発光素子は、その全部
が同時に点灯あるいは点滅するようにされるわけではな
いので、消費電力を増大させることもない。
【0027】また、請求項5に記載の携帯電話端末は、
請求項4に記載の携帯通信端末であって、前記入力操作
キーが操作されてからの時間を計測する時計回路を備
え、前記制御手段は、前記入力操作キーが操作されたと
きに、前記操作キー対応発光素子を点灯あるいは点滅さ
せるようにすると共に、前記時計回路を観視し、前記入
力操作キーが操作されてから所定時間が経過した後、前
記終了操作キーが操作されるまでの間において、前記操
作キー対応発光素子について、前記所定のエリア毎に点
灯あるいは点滅するように制御することを特徴とする。
【0028】この請求項5に記載の携帯通信端末によれ
ば、入力操作キーが操作された後、所定の期間の間は、
制御手段により、操作キー対応発光素子が点灯あるいは
点滅されるようにされる。また、所定時間経過後におい
ては、操作キー対応発光素子は、制御手段により所定の
エリア毎に点灯あるいは点滅するように制御される。
【0029】これにより、入力操作キーに対する操作が
開始された後、所定の期間においては、操作される蓋然
性の高い入力操作キーの操作を良好に行なうようにする
ことができる。また、所定の期間後においては、操作キ
ー対応発光素子は、所定のエリア毎に点灯あるいは点滅
するようにされるので、消費電力の低減を図ることがで
きる。
【0030】また、請求項6に記載の発明の携帯通信端
末は、指示入力あるいは情報入力を受け付ける少なくと
も1つ以上の入力操作キーと、前記入力操作キーが操作
された後に、前記入力操作キーを通じて、指示入力ある
いは情報入力を初めから受け付けることが可能な状態に
戻すようにするための終了指示入力を受け付ける終了操
作キーと、前記入力操作キーと前記終了操作キーとの内
の1つあるいは複数の所定の操作キーに対して設けるよ
うにされる操作キー対応発光素子と、前記入力操作キー
が操作された後、前記終了操作キーが操作されるまでの
間において、操作可能な操作キーに対して設けられた前
記操作キー対応発光素子を点灯あるいは点滅させるよう
に制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0031】この請求項6に記載の発明の携帯通信端末
によれば、当該携帯通信端末は、複数の操作キーが設け
られるが、入力操作キーが操作された場合には、その後
において操作が可能な操作キーに対応する操作キー対応
発光素子のみが点灯あるいは点滅するようにされる。
【0032】これにより、操作が有効とされない操作キ
ーに対する操作キー対応発光素子を発光させることはな
いので、操作性を悪くすることなく、消費電力を低減さ
せることができるようにされる。
【0033】また、請求項7に記載の携帯通信端末は、
請求項6に記載の携帯通信端末であって、前記入力操作
キーが操作されてからの時間を計測する時計回路を備
え、前記制御手段は、前記入力操作キーが操作されたと
きに、前記操作キー対応発光素子を点灯あるいは点滅さ
せるようにすると共に、前記時計回路を観視し、前記入
力操作キーが操作されてから所定時間が経過した後、前
記終了操作キーが操作されるまでの間において、操作可
能な操作キーに対して設けられた前記操作キー対応発光
素子を点灯あるいは点滅させるように制御することを特
徴とする。
【0034】この請求項7に記載の携帯通信端末によれ
ば、入力操作キーに対する操作が開始された後、所定の
期間においては、全ての操作キー対応発光素子を点灯あ
るいは点滅させ、所定の期間の経過後においては、操作
可能な操作キーに対応する操作キー対応発光素子のみを
点灯あるいは点滅するようにされる。
【0035】これにより、入力操作キーに対する操作が
開始されてから所定の期間においては、全ての操作キー
を良好に観視して操作することができ、所定の期間経過
後にいては、操作可能な操作キーに対する操作キー対応
発光素子のみが点灯あるいは点滅するようにされるの
で、無駄に電力を消費することもないようにされる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による携帯通信端末の一実施の形態について説明する。
以下に説明する実施の形態においては、この発明による
携帯通信端末を携帯電話端末に適用した場合を例にして
説明する。
【0037】[第1の実施の形態]図1は、この実施の
形態の携帯電話端末を説明するためのブロック図であ
る。図1に示すように、この実施の形態の携帯電話端末
には、制御信号の伝送に用いられる制御ライン(制御バ
ス)101と、種々のデータの伝送に用いられるデータ
ライン(データバス)102とが設けられている。
【0038】制御ライン101には、図1に示すよう
に、CPU(Central Processing
Unit)117、通信回路104、ROM(Read
Only Memory)109、RAM(Rand
om Access Memory)110、表示制御
部111、押下検出部113、鳴音制御部115、振動
装置116、時計回路118、キー照明装置119が接
続されている。また、データライン102には、図1に
示すように、通信回路104、ROM109、RAM1
10、表示制御部111、D/A変換器105、A/D
変換器108、鳴音制御部115、時計回路118が接
続されている。
【0039】さらに、通信回路104には、送受信アン
テナ103が接続され、表示制御部111には、表示部
としてのLCD(Liquid Crystal Di
splay)112が接続され、押下検出部113に
は、キー操作部114が接続されている。また、D/A
変換器105と鳴音制御部116とには、受話器として
も用いられるスピーカ106が接続され、A/D変換器
108には、送話器として用いられるマイクロホン(図
1においては、マイクと記載。)107が接続されてい
る。
【0040】また、この実施の形態の携帯電話端末は、
図1に示すように、例えば、充電式バッテリパックを電
源として用い、当該携帯電話端末の電源がオンにされて
いる場合に、各回路部分に駆動電源を供給する電源供給
回路120が設けられている。
【0041】また、図1において、CPU117と、R
OM109と、RAM110とによりマイクロコンピュ
ータを構成し、この実施の形態の携帯電話端末の各部を
制御する制御部としての機能を実現するようにしてい
る。
【0042】次に、図1に示した構成を有するこの実施
の形態の携帯電話端末の動作について説明する。まず、
自機への着信時の処理、すなわち、自機にかかってきた
電話に応答する場合の処理について説明する。送信され
てくる信号(送信信号)は、送受信アンテナ103、通信
回路104により受信選局される。通信回路104にお
いて選局された信号は、通信回路104において復調さ
れ、この復調された信号が制御ライン101を介してC
PU117に通知するようにされる。
【0043】CPU117は、受信選局した信号が、自
機宛の着信通知信号である場合には、例えば、ROM1
09に予め用意されている着信メロディなどの着信音を
形成する着信音データを読み出して、これを鳴音制御部
115に供給する。鳴音制御部115は、これに供給さ
れた着信音データからアナログ信号の着信音を形成し、
これをスピーカ106に供給する。これにより、スピー
カ106からは、着信音が放音され、着信があることが
当該携帯電話端末の使用者に通知される。
【0044】同じように、CPU117は、自機宛の着
信通知信号を検出すると、振動装置116を制御して、
振動装置117を振動させることにより、この振動によ
って着信があることを当該携帯電話端末の使用者に通知
するようにすることもできるようにされている。なお、
着信音による着信通知と、振動による着信通知との両方
を同時に用いるようにすることも可能であるし、また、
どちらか一方のみを用いるようにすることも可能であ
る。
【0045】着信音、あるいは、振動により、当該携帯
電話端末の使用者が自己の携帯電話端末に着信があるこ
とに気付いた場合には、使用者は、キー操作部114に
設けられた通話開始キー(オフフックキー)を操作するこ
とになる。通話開始キーが操作された場合には、これが
押下検出部13により検出され、制御ライン101を通
じてCPU117に通知される。
【0046】CPU117は、押下検出部113からの
通話開始キーが押下されたことの通知を受け付けると、
通信回路104を制御して、応答信号を送出するなどの
所定の通信回線の接続処理を行なう。これにより、自機
に電話をかけてきた通信端末と、自機との間に通信回線
が接続され、通話を行なえるようになる。
【0047】これにより、電話をかけてきた相手先から
の信号は、送受信アンテナ103、通信回路104を通
じて受信選局されると共に、通信回路104において復
調するなどの処理を行なってベースバンド信号を形成
し、これをデータライン102を通じてD/A変換器1
05に供給する。
【0048】D/A変換器105は、これに供給された
ベースバンド信号をアナログ信号に変換して、これをス
ピーカ106に供給することにより、相手先から送信さ
れて来た信号に応じた音声がスピーカ106より放音さ
れる。
【0049】また、この携帯電話端末の使用者からの音
声は、マイクロホン107により集音され、アナログの
電気信号としてA/D変換器108に供給される。A/
D変換器108は、これに供給されたアナログ音声信号
をデジタル信号に変換し、データライン102を通じて
通信回路104に供給する。
【0050】通信回路104は、これに供給されたデジ
タル信号を含む送信信号を形成し、これを送受信アンテ
ナ103を通じて送信する。この用にして、自機にかか
ってきた電話に応答し、電話をかけて来た相手先との間
に通信回線を接続して通話を行なうようにすることがで
きる。
【0051】また、この第1の実施の形態の携帯電話端
末から電話をかける場合には、例えば、携帯電話端末の
キー操作部114に設けられている数字キーを押下操作
して目的とする相手先の電話番号を入力するようにする
と、押下操作された数字キーが押下検出部113により
検出され、制御ライン101を通じてCPU117に通
知される。CPU117は、これを例えばRAM110
に一時記憶し、通話開始キーが押下操作されたことを検
出すると、受け付けた電話番号を含む発信信号を形成
し、これを通信回路104、送受信回路103を通じて
送信する。
【0052】この発信信号は、基地局や交換機などの電
話会社側の設備を通じて目的とする相手先の電話端末に
送信するようにされる。そして、この発信信号に応じ
て、相手先が応答操作を行なった時には、相手先から応
答信号が送信されて来るので、この応答信号を受信する
と、CPU117の制御により、通信回路104は、そ
の目的とする相手先との間に通信回線が接続されたこと
を確認し、前述した着信に応じた場合と同様に、送受信
アンテナ103、通信回路104、D/A変換器10
5、スピーカ106、マイクロホン107、A/D変換
器108を通じて通話を行なうことができるようにされ
る。
【0053】なお、電話をかける場合には、携帯電話端
末に予め登録しておくようにするいわゆる電話帳データ
の中から目的とする相手先の電話番号を選択し、通話開
始キーを押下操作することにより、発信を行なうように
することもできる。
【0054】そして、電話がかかってきたときに、電話
をかけて来た相手先の電話番号を表示したり、あるい
は、現在時刻を表示したり、あるいは、上述の電話帳デ
ータの登録時や選択時において、電話番号やその電話番
号に対応する氏名や名称を表示したり、あるいは、種々
のガイダンスメッセージや警告メッセージなどを表示し
たりするために、表示制御部111、LCD112が設
けられている。すなわち、表示制御部111は、CPU
117の制御に応じて、LCD112に各種の情報を表
示する。
【0055】また、時計回路118は、いわゆるカレン
ダ機能を備え、現在年月日、現在曜日、現在時刻を提供
することができるものである。また、必要に応じて例え
ばCPU117により参照され、例えば、所定の操作A
が行なわれてから所定の操作Bが行なわれるまでの時間
の計測などにも用いることができるようにされている。
【0056】そして、この実施の形態の携帯電話端末に
は、例えば、夜間に屋外で電話をかける場合などのよう
に、携帯電話端末を操作する手元が暗くて、携帯電話端
末の操作キーの位置を十分に目視で確認できないような
ことが生じないようにするため、キー操作部114の所
定の位置には、キー照明としての複数のLEDを有する
キー照明装置(操作キー用のバックライト)119を設
けている。
【0057】キー照明装置119は、詳しくは後述もす
るように、発光素子としてのLEDを複数個備えたもの
であり、その点灯、消灯をCPU117によって制御す
ることができるようにしたものである。しかし、キー照
明装置119を安易に用いていると、電源を無駄に消費
してしまい好ましくない。そこで、この第1の実施の形
態の携帯電話端末においては、キー照明装置119を、
必要な場合にだけ、必要な箇所のLEDだけを用いるこ
とにより、キー照明装置119が無駄に電源を消費する
ことを防止するようにしている。
【0058】図2は、この第1の実施の形態の携帯電話
端末の外観と、キー照明装置を構成するLEDの配置位
置を説明するための図である。図2に示すように、この
第1の実施の形態の携帯電話端末は、終了操作キーとし
ての終話キー141、回動操作と押下操作が可能なジョ
グダイヤル142、通話開始キー143、0から9まで
の各数字が対応付けられた数字キーや「*」、「#」な
どが対応付けられた記号キーからなる数字キー群144
が設けたれたものである。
【0059】これら各種の操作キーが設けられたいわゆ
る操作面には、表示部としてのLCD112が設けられ
ていると共に、操作面の上端側には、受話器としてのス
ピーカ106が設けられ、操作面の下端側には送話器と
してのマイクロホン107が設けられている。
【0060】そして、この第1の実施の形態の携帯電話
端末の筐体内部には、終話キー141の近傍に、終話キ
ー141に対応するLED151が設けられている。こ
のLED151は、終話キー141専用の発光素子であ
り、終了操作キー対応発光素子としての機能を有するも
のである。
【0061】さらに、この第1の実施の形態の携帯電話
端末の筐体内部には、図2に示すように、数字キー群1
44の配置範囲内に、LED152、LED153、L
ED154、LED155、LED156、LED15
7が設けられている。これらLED152〜157のそ
れぞれは、複数の数字キーあるいは記号キーに対応する
ように設けられている。図2の場合、LED152〜1
57のそれぞれは、周囲の4つの操作キーに対応するよ
うに設けられている。
【0062】そして、終話キー141、数字キー群の各
操作キーの使用者によって操作される部分は、光の透過
性の良い材料によって形成しており、LED151〜L
ED157のそれぞれが発光することにより、夜間など
においても各操作キーの位置を使用者が確実に目視する
ことができるようにしている。
【0063】そして、この第1の実施の形態の携帯電話
端末においては、例えば、発信操作や着信応答操作が行
なわれた場合には、その操作から所定時間の間は、LE
D151〜LED157の全キー照明を点灯させるが、
その所定時間経過後においては、終話キー141に対し
て設けられたLED151のみを点灯させるようにす
る。
【0064】ここで発信操作は、自機から電話をかける
場合の操作であり、例えば、電話番号を入力するため
に、数字キー群144の数字キーを操作したり、LCD
112に表示するようにした電話帳データから目的とす
るで電話帳データを選択するためにジョグダイヤル15
2を操作したりするものである。また、着信応答操作
は、自機にかかってきた電話に応答するために、通話開
始キー143を押下するものである。
【0065】すなわち、終話キー141が終了操作キー
としての機能を有し、終話キー141以外の通話開始キ
ー143、ジョグダイヤル142、数字キー群144の
数字キーや記号キー、および、その他のキーが、情報を
入力したり、各種の処理を開始させたりするための情報
入力や指示入力を受け付ける入力操作キーとしての機能
を有するものである。このことは、この第1の実施の形
態の携帯電話端末についてだけでなく、以下に説明する
他の実施の形態の携帯電話端末においても同じである。
【0066】そして、この第1の実施の形態の携帯電話
端末において、キー照明装置119は、終話キー141
に対応するLED151と、数字キー群を構成する数字
キーや記号キーに対応させるLED152〜LED15
7とをCPU117が別々に制御することができるよう
にしている。
【0067】図3は、この第1の実施の形態のキー照明
装置119の構成を説明するための図である。図3に示
すように、LED151と電源供給回路120との間に
はスイッチ回路161を設け、並列に接続されるLED
152〜LED157と電源供給回路120との間には
スイッチ回路162を設けている。これらスイッチ回路
161、162のそれぞれは、CPU117によってそ
のオン/オフを制御することができるようにしている。
【0068】これにより、発信操作、あるいは、着信応
答操作を行なった後、所定時間の間は、CPU117は
スイッチ回路161、162をオンにして、LED15
1〜LED157の全てを発光させる。所定時間の計測
は、前述もしたように、CPU117が、時計回路11
8からの情報に基づいて行なうことができる。
【0069】そして、当該所定時間が経過した後におい
ては、CPU117は、スイッチ回路162をオフに
し、スイッチ回路161をオンにする。これにより、発
信操作、あるいは、着信応答操作から所定時間経過後に
おいては、LED151のみを発光させるようにする。
【0070】これにより、発信操作や着信応答操作直後
からの所定時間内においては、数字キーなどが操作され
る蓋然性が高いので、LED151〜LED157の全
部を発光させて、夜間などにおいても、各操作キーを使
用者が目視で確認することができるようにする。
【0071】発信操作や着信応答操作から所定時間が経
過された後においては、通話を行なう状態になってお
り、数字キーなどが操作される蓋然性は低いので、通話
を終了させる場合、すなわち、この第1の実施の形態の
携帯電話端末を、発信したり、着信応答に応じたりする
ことが可能な状態にするために必ず終話キー141が操
作されるので、終話キー141に対応するLED151
のみを発光させる。
【0072】これにより、無駄にLEDを発光させるこ
とを防止し、消費電力を低減させることができるととも
に、通話を行なった後、必ず操作されることになる終話
キーに対応するLED151は、発信操作、着信応答操
作を行なった後においては、終話キー141が操作され
るまで点灯したままとなるので、携帯電話端末を夜間に
使用するなど、携帯電話端末を操作する手元が暗いため
に操作キーの操作がし難い場合であっても、終話キーの
位置を間違えてしまうなどという不都合を生じさせるこ
ともなく、確実に終話操作を行なうようにすることがで
きる。
【0073】次に、この第1の実施の形態の携帯電話端
末において実行されるキー照明装置119の制御処理に
ついて図4のフローチャートを参照しながら説明する。
図4に示すフローチャートの処理は、電源が投入された
当該携帯電話端末のCPU117により、所定のタイミ
ング毎に実行される処理である。
【0074】上述のように、CPU117は、所定のタ
イミング毎に図4に示す処理を実行し、まず、押下検出
部113からの検出出力を確認し、発信操作や着信応答
操作などの通話開始操作が行なわれたか否かを判断する
(ステップS101)。ステップS101の判断処理にお
いて、通話開始操作が行なわれていないと判断したとき
には、CPU117は、図4に示す処理を終了し、他の
処理に移る。そして、所定のタイミングで、また、この
図4に示す処理が実行されることになる。
【0075】ステップS101の判断処理において、通
話開始操作が行なわれたと判断したときには、その操作
に応じて通話を開始するようにする処理を行なって、通
話をできるようにする(ステップS102)。すなわ
ち、通話開始操作が発信操作である場合には、入力され
た電話番号を含む発信信号の形成、送信などの一連の処
理が行なうようにされ、通話開始操作が着信応答操作で
ある場合には、応答信号の形成、送信などの一連の処理
が行なうようにされる。
【0076】そして、CPU117は、キー照明装置1
19のスイッチ回路161、162を両方ともオンに
し、LED151〜LED157までの全てを点灯させ
る(ステップS103)。次に、CPU117は、時計回
路118からの時刻をカウントし、通話開始処理からの
時間が所定時間となったか否かを確認するための照明タ
イマーを動作させるようにする(ステップS104)。
この場合、照明タイマーは、CPU117が、時計回路
118の時刻を参照することにより所定の時間が満了し
たか否かを検出できるようにしたソフトウエアにより実
現されるソフトウエアタイマーである。
【0077】次に、CPU117は、ステップS104
で起動するようにした照明タイマーを確認し、照明タイ
マーの示す時間が、予め決められた所定時間分経過した
か否か(照明タイマーが満了したか否か)を判断し(ス
テップS105)、所定時間分経過するまで待ち状態と
なる。
【0078】ステップS105の判断処理において、照
明タイマーが満了したと判断したときには、CPU11
7は、キー照明装置119のスイッチ回路162をオフ
にするように制御し、数字キー群144に設けられてい
るLED152〜LED157を消灯し、LED151
のみを点灯させておくようにする(ステップS10
6)。
【0079】そして、終話キー141が押下操作される
終話操作が行なわれるまで通話が可能な状態のまま待ち
状態となる(ステップS107)。ステップS107の
判断処理において、終話キーが押下操作されたと判断し
たときには、CPU117は、スイッチ回路161をオ
フにして、LED151を消灯し(ステップS10
8)、終話処理を行なって(ステップS109)、この
図4に示す処理を終了する。
【0080】このように、通話開始操作から所定時間経
過においては、数字キー群144に対応させて設けたL
ED152〜LED157は消灯するようにあれる。こ
れは、通話開始操作から所定時間経過においては、数字
キーや記号キーなどは、操作される蓋然性の低くなるた
めである。
【0081】これにより、必要な場合にだけ、必要な箇
所の操作キーに対応するキー照明としてのLEDしか発
光させないので、消費電力の省力化を図ることができる
と共に、携帯電話端末の良好な操作性を維持することが
できる。
【0082】なお、図4を用いて説明したように、数字
キー群144の操作キーに対応するLED152〜LE
D157は、ステップS103において点灯された後、
ステップS106において消灯されるまで点灯したまま
となる。また、終話キー141に対応するLED151
は、ステップS103において点灯された後、ステップ
S108において消灯されるまで点灯したままとなる。
【0083】しかし、LEDを単に点灯させたままとし
ないようにすることもできる。すなわち、上述のよう
に、LEDを点灯させておくべき期間において、LED
を点滅させるようにしてもよい。つまり、点滅と完全消
灯とを使い分けるようにしてもよい。なお、LEDの点
滅は、キー照明装置119のスイッチ回路161,16
2のオン(点灯)/オフ(消灯)を所定のタイミングで切り
換えることによって実現できる。つまり、LEDの点滅
は、LEDの点灯と消灯とを制御することにより行なう
ことができる。
【0084】また、この第1の実施の形態においては、
数字キー群に対応して、LED152〜LED157を
設けるようにしたが、これに限るものではない。LED
は、少なくとも終話キーに対応するものは必要である
が、それ以外は絶対的に設けなければならないものでは
なく、必要な箇所だけに設けるようにすることができ
る。
【0085】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の
形態の携帯電話端末について説明する。この第2の実施
の形態の携帯電話端末は、図1に示した第1の実施の形
態の携帯電話端末と同様の構成を有するものである。こ
のため、第2の実施の形態の携帯電話端末についても、
必要に応じて図1をも参照して説明する。
【0086】しかし、以下に説明するこの第2の実施の
形態の携帯電話端末は、図1に示したキー操作部114
に設けられる操作キーの数や、これに応じて構成される
キー照明装置119が第1の実施の形態の携帯電話端末
は異なるものである。図5は、この第2の実施の形態の
携帯電話端末の外観と、キー照明装置を構成するLED
の配置位置を説明するための図である。
【0087】図5に示すように、終話キー141、ジョ
グダイヤル142、通話開始キー143、数字キーや記
号キーなどからなる数字キー群のほか、インターネット
キー、メモキー、マナーキーなどの幾つかの特殊キーか
らなる特殊キー群145を備えている。
【0088】このように、操作キーが増えてくると、通
信中に操作が有効とされる操作キーと、通信中には操作
が有効とされない操作キーとが混在することになる。例
えば、通話を開始するようにした場合には、インターネ
ットキー、メモキー、マナーキーなどの特殊キーは操作
してもその操作は有効とはしないようにしている場合が
ある。
【0089】このように、例えば、通信中において、操
作しても意味のない操作キーに対するキー照明としての
LEDを点灯することは、消費電力の無駄である。そこ
で、この第2の実施の形態の携帯電話端末は、携帯電話
端末の状態に応じて、操作が有効とされる操作キーに対
するLEDのみを発光させるようにするものである。
【0090】なお、この第2の実施の形態の携帯電話端
末において、インターネットキーは、インターネットを
利用するためのものである。このインターネットキーを
押下操作することにより、電子メールの作成、送信や、
目的とするWebページへのアクセスなどの実行可能な
選択項目からなる選択メニューを表示し、この選択メニ
ューの中から目的とする処理を選択して、その処理を実
行させることができるようにしている。
【0091】例えば、インターネットキーを押下操作
し、LCD112に表示されたメニューの中から電子メ
ールの作成を選択すると、いわゆるオフライン作業とし
て、例えば、アルファベットが割り当てられている数字
キーや記号キーを用いて、文字を入力するようにし、こ
れをLCD112に表示して確認しながら電子メールを
作成することができる。
【0092】そして、電子メール作成終了後、送信アイ
コンを操作するなどの所定の送信操作を行なうことによ
り、例えば、電話会社の提供するプロバイダ機能を利用
して、作成した電子メールを目的とする相手先に送信す
ることができるようにされる。なお、Webページへの
アクセスも同様に、URL(Uniform Reso
urce Locators)を入力して所定の接続操
作を行なうことにより、電話会社の提供するプロバイダ
機能を利用して目的とするWebページにアクセスする
ことができるようにされる。この場合は、いわゆるオン
ライン作業となる。
【0093】このように、この第2の実施の形態の携帯
電話端末は、インターネット接続機能を備え、前述もし
たように、例えば、携帯電話会社の提供するインターネ
ット接続プロバイダとしての機能を通じてインターネッ
トに接続し、電子メールの送受信、Webページへのア
クセスなどができるものである。
【0094】また、メモキーは、所定文字数文のメモを
入力して、この第2の実施の形態の携帯電話端末のメモ
リに記憶させておき、必要に応じてこれをLCD112
に表示して使用者に提供することができるようにするた
めの機能である。また、マナーキーは、マナーモードの
オン/オフを切り換えるものである。例えば、マナーモ
ードオン時には、着信時において、着信音は放音せず
に、振動のみによって着信を通知するようにされ、マナ
ーモードオフ時には、着信時において、着信音により、
あるいは、着信音と振動とにより着信を通知するように
される。
【0095】そして、この第2の実施の形態の携帯電話
端末の場合には、図5に示すように、終話キー141に
対してLED161が設けられ、数字キー群を構成する
操作キーに対して、LED163、LED164、LE
D165、LED167、LED168、LED169
というように、6個のLEDが設けられている点は、図
2に示した第1の実施の形態の携帯電話端末と同様であ
る。
【0096】しかし、この第2の実施の形態の携帯電話
端末の場合には、さらに、通信開始キー142に対して
LED162が設けられると共に、特殊操作キー群14
5が設けされたことにより、さらにLED166とLE
D170とが設けられている。
【0097】そして、この第2の実施の形態の携帯電話
端末においては、終話キー141に対するLED161
と、通話キー143に対するLED162と、主に数字
キー群144に対して設けられたLED163、LED
164、LED165、LED167、LED168、
LED169と、主に特殊キー群145に対して設けら
れたLED166、170とを別々に制御することがで
きるようにしている。
【0098】図6は、この第2の実施の形態のキー照明
装置119の構成を説明するための図である。図3に示
すように、LED161と電源供給回路120との間に
はスイッチ回路181を設け、LED162と電源供給
回路120との間にはスイッチ回路182を設けてい
る。また、LED163、LED164、LED16
5、LED167、LED168およびLED169と
電源供給回路120との間には、スイッチ回路183を
設け、LED166およびLED170と電源供給回路
120との間には、スイッチ回路164を設けている。
【0099】これらスイッチ回路181、182、18
3、184は、CPU117によってそのオン/オフを
制御することができるようにし、LED161、L
ED162、LED163、LED164、LED1
65、LED167、LED168、LED169、
LED166、LED170の〜で示した各グルー
プ毎に電源のオン/オフを切り換えて、LEDの点灯/
消灯を制御することができるようにしている。
【0100】そして、この第2の実施の形態の携帯電話
端末においては、発信操作、あるいは、着信応答操作を
行なった後、所定時間の間は、CPU117はスイッチ
回路181、スイッチ回路182、スイッチ回路18
3、スイッチ回路184をオンにして、LED161、
LED162、LED163〜LED170を発光させ
る。この場合の所定時間の計測は、前述した第1の実施
の形態の携帯電話端末の場合と同様に、CPU117
が、時計回路118からの情報に基づいて行なうことが
できる。
【0101】そして、当該所定時間が経過した後におい
ては、CPU117は、スイッチ回路182とスイッチ
回路184とをオフにし、スイッチ回路181、スイッ
チ回路183をオンの状態にする。すなわち、この場合
には、通話中においても操作が有効となる終話キー14
1と、数字キー群144の各操作キーとに対して設けら
れているLEDを点灯し、通話中においては、操作して
も有効な操作として受け付けられない通話開始キー14
3と、特殊キー群145の各特殊キーとに対して設けら
れるLEDは消灯する。
【0102】このようにすることによって、操作が有効
とされる操作キーに対してはキー照明が点灯されるの
で、夜間においても操作キーの操作がし難くなったり、
操作する操作キーを間違えるなどという不都合を発生さ
せたりすることなく、しかも、操作されてもその操作が
有効とはされない操作キーに対応して設けられるバック
ライトは消灯されるので、バックライトの点灯のため
に、無駄に電力を消費することもない。
【0103】次に、この第2の実施の形態の携帯電話端
末において実行されるキー照明装置119の制御処理に
ついて図7のフローチャートを参照しながら説明する。
図7に示すフローチャートの処理は、電源が投入された
当該携帯電話端末のCPU117により、所定のタイミ
ング毎に実行される処理である。
【0104】上述のように、CPU117は、所定のタ
イミング毎に図7に示す処理を実行し、まず、押下検出
部113からの検出出力を確認し、前述した第1の実施
の形態の場合と同様に、発信操作や着信応答操作などの
通話開始操作が行なわれたか否かを判断する(ステップ
S201)。ステップS201の判断処理において、通
話開始操作が行なわれていないと判断したときには、C
PU117は、図7に示す処理を終了し、他の処理に移
る。そして、前述したように、所定のタイミング毎に、
この図7に示す処理が繰り返し実行されることになる。
【0105】ステップS201の判断処理において、通
話開始操作が行なわれたと判断したときには、その操作
に応じて通話を開始するようにする処理を行なって、通
話をできるようにする(ステップS202)。すなわ
ち、第1に実施の形態においても前述したように、通話
開始操作が発信操作である場合には、入力された電話番
号を含む発信信号の形成、送信などの一連の処理が行な
うようにされ、通話開始操作が着信応答操作である場合
には、応答信号の形成、送信などの一連の処理が行なう
ようにされる。
【0106】そして、CPU117は、キー照明装置1
19のスイッチ回路181、182、183、184の
いずれをもオンにし、LED161〜LED170まで
の全てを点灯させる(ステップS203)。次に、CPU
117は、時計回路118からの時刻をカウントし、通
話開始処理からの時間が所定時間となったか否かを確認
するための照明タイマーを動作させるようにする(ステ
ップS204)。
【0107】次に、CPU117は、ステップS204
で起動するようにした照明タイマーを確認し、照明タイ
マーの示す時間が、予め決められた所定時間分経過した
か否か(照明タイマーが満了したか否か)を判断し(ス
テップS205)、所定時間分経過するまで待ち状態と
なる。
【0108】ステップS205の判断処理において、照
明タイマーが満了したと判断したときには、CPU11
7は、キー照明装置119のスイッチ回路182とスイ
ッチ回路184とをオフにするように制御し、通話開始
キー143に対して設けられているLED162と、主
に特殊キー群145に対して設けられたLED166と
LED170とを消灯し、LED161および数字キー
郡144に対して設けられたLED163、LED16
4、LED165、LED167、LED168、LE
D169を点灯させておくようにする(ステップS20
6)。
【0109】そして、終話キー141を押下操作する終
話操作が行なわれるまで通話が可能な状態のまま待ち状
態となる(ステップS207)。ステップS207の判
断処理において、終話キーが押下操作されたと判断した
ときには、CPU117は、スイッチ回路181とスイ
ッチ回路183とをオフにして、LED161、LED
163、LED164、LED165、LED167、
LED168、LED169を消灯し(ステップS20
8)、終話処理を行なって(ステップS209)、この
図7に示す処理を終了する。
【0110】これにより、操作が有効とされる操作キー
のみのバックライトを点灯させるようにすることができ
るので、夜間などの手元が暗くなる場合であっても操作
性を悪くすることなく、しかも、無駄にバックライトを
点灯させることにより、無駄に電力を消費してしまうこ
ともない。
【0111】なお、この第2の実施の形態においては、
通話時の場合を例にして説明したが、携帯電話端末の動
作状態によって、操作が有効とされる操作キーと、操作
が無視される操作キーとは異なるので、携帯電話端末の
動作状態に応じて、各スイッチ回路181〜スイッチ回
路184の切り換えタイミングを変えるようにすること
もできる。
【0112】また、いずれかの操作キーが押下操作され
た場合に、キー照明装置119の全LEDを点灯させ、
通信開始キー143が押下操作された場合や、特殊キー
群145に設けられたインターネットキーが押下操作さ
れた場合に、終話キー141に対するLED161と数
字キー群144の各操作キーに対するLED163、L
ED164、LED165、LED167、LED16
8、LED169を点灯させ、それ以外のLEDを消灯
させるようにしてもよい。
【0113】また、この場合に、通信開始キー143、
あるいは、インターネットキーが押下操作されてから所
定時間経過後に、操作が有効となる操作キーに対するL
EDだけを点灯するようにしてもよい。
【0114】また、特殊キー群145のインターネット
キーが押下された場合には、即座にインターネットに接
続するようにされるのではなく、電子メールの作成やU
RLの入力などのいわゆるオフライン作業を行なう場合
もある。
【0115】このため、インターネットへの接続動作が
開始されるまでは、数字キー群144の各操作キーに対
するLED163、LED164、LED165、LE
D167、LED168、LED169を点灯させ、イ
ンターネットに接続するようにされた後において、終話
キー141に対するLED161を点灯するようにして
もよい。
【0116】また、所定のインターネット接続キーを操
作することにより、即座にインターネットに接続するよ
うにすることも可能である。この場合は、携帯電話端末
において、予め決められたWebページに自動的にアク
セスするようにされていたり、いわゆるオンラインでデ
ータ通信を行なうチャットに参加するような場合である
が、このような場合、インターネットに接続した後にお
いてもアルファベットが割り当てられた数字キーや記号
キーは操作される蓋然性が高い。
【0117】このような場合には、インターネット接続
キーが操作されてから少なくとも所定時間内において
は、数字キーや記号キーに割り当てられたキー照明を点
灯させておく。そして、所定時間経過後、予め決められ
た時間の間、数字キーや記号キーが操作されなかった場
合に、数字キーや記号キーに対応するキー照明を消灯
し、例えば、終話キーなどの終了操作キーとしての機能
を有する操作キーに対応するキー照明のみを点灯させて
おくようにすることもできる。
【0118】なお、前述したように、開始操作キーは、
通話開始キーだけでなく、インターネットキーなどの所
定の処理を開始させるものであり、終了操作キーは、終
話キーだけでなく、開始させた所定の処理を終了させる
操作キーを含むものである。
【0119】また、この第2の実施の形態の携帯電話端
末においても、LED161からLED170のそれぞ
れは、CPU117により所定の期間において点灯さ
せ、終話キー141が押下操作されたときには消灯する
ようにした。しかし、これに限るものではない。この第
2の実施の形態の携帯電話端末において、LEDを点灯
させるようにした期間において、LEDを点滅させるよ
うにしてもよい。つまり、第1の実施の形態の携帯電話
端末と同様に、点滅と完全消灯とを使い分けるようにし
てもよい。
【0120】[第3の実施の形態]前述した第1、第2
の実施の形態の携帯電話端末は、操作キーのキー照明と
して設けられるキー照明装置119が備える複数個のL
EDについて、携帯電話端末の状態に応じて、使用する
LEDの個数を制限し、夜間に使用する場合など、暗所
において使用する場合に対応するほか、消費電力の省力
化をも行なうようにした。
【0121】しかし、携帯電話端末を操作する手元が暗
くなる夜間などにおいても、携帯電話端末に設けられた
操作キーの全部を目視できるようにしたいとする要求も
ある。そこで、この第3の実施の形態においては、キー
照明装置119を構成する複数のLEDについて、点灯
させるLEDの個数を制限するのではなく、キー照明装
置119の複数のLEDの全てについて点滅制御する。
【0122】このようにすることによって、この第3の
実施の形態の携帯電話端末は、暗いところでも操作キー
の全部を目視可能にすると共に、キー照明装置を構成す
る全LEDの点灯時間を短くすることにより、前述した
両方の問題点、良好な操作性の確保と消費電力の省力化
との両方を実現する。
【0123】以下にこの第3の実施の形態の携帯電話端
末について説明する。この第3の実施の形態の携帯電話
端末は、図1に示した第1、第2の実施の形態の携帯電
話端末と同様の構成を有するものである。このため、第
3の実施の形態の携帯電話端末についても、必要に応じ
て図1をも参照して説明する。
【0124】しかし、以下に説明するこの第3の実施の
形態の携帯電話端末は、キー照明装置119の構成が、
前述の第1、第2の実施の形態の携帯電話端末とは異な
るものである。図8は、この第3の実施の形態の携帯電
話端末の外観と、キー照明装置を構成するLEDの配置
位置を説明するための図である。
【0125】この第3の実施の形態の携帯電話端末は、
前述した第2の実施の形態の携帯電話端末の場合と同様
に、終話キー141、ジョグダイヤル142、通話開始
キー143、数字キー群144、特殊キー群145を備
えたものである。そして、この第3の実施の形態の携帯
電話端末の場合には、図8に示すように、キー照明措置
119には、LED171〜LED180を設けてい
る。LEDを図8に示し多様に配置することにより、操
作キーのそれぞれに対するバックライトとしてのLED
を設けるようにしている。
【0126】図9は、この第3の実施の形態の携帯電話
端末のキー照明装置119の構成を説明するための図で
ある。図9に示すように、この第3の実施の形態におい
て、携帯電話端末のキー操作部114に配置されるLE
D171〜LED180のそれぞれは、並列に接続さ
れ、これらLED171〜LED180との間には、ス
イッチ回路191が設けられている。
【0127】スイッチ回路191は、CPU117によ
ってオン/オフが制御するようにされている。そして、
通話が行なわれるようにされた直後の所定時間の間は、
全LEDが点灯された状態が維持され、所定時間経過
後、終話キー141が押下操作されるまでの間において
は、CPU117は、スイッチ回路191のオン/オフ
を制御し、LED171〜LED180の点灯/消灯を
繰り返すことによって、LED171〜LED180の
それぞれを点滅させるようにしている。
【0128】これにより、この第3の実施の形態の携帯
電話端末は、点滅するLED171〜LED180によ
って、携帯電話端末を操作する手元が暗くなる夜間など
においてもキー操作部114に設けられた操作キーの全
部を目視することができるようにされ、操作キーの誤操
作を防止することができると共に、LEDを点灯させて
おく時間も結果的に短くすることができるので消費電力
の低減も実現することができる。
【0129】次に、この第3の実施の形態の携帯電話端
末において実行されるキー照明装置119の制御処理に
ついて図10のフローチャートを参照しながら説明す
る。図10に示すフローチャートの処理は、電源が投入
された当該携帯電話端末のCPU117により、所定の
タイミング毎に実行される処理である。
【0130】上述のように、CPU117は、所定のタ
イミング毎に図10に示す処理を実行し、まず、押下検
出部113からの検出出力を確認し、発信操作や着信応
答操作などの通話開始操作が行なわれたか否かを判断す
る(ステップS301)。ステップS301の判断処理に
おいて、通話開始操作が行なわれていないと判断したと
きには、CPU117は、図10に示す処理を終了し、
他の処理に移る。そして、前述したように、所定のタイ
ミング毎に、図10に示す処理を実行することになる。
【0131】ステップS301の判断処理において、通
話開始操作が行なわれたと判断したときには、その操作
に応じて通話を開始するようにする処理を行なって、通
話をできるようにする(ステップS302)。すなわ
ち、通話開始操作が発信操作である場合には、入力され
た電話番号を含む発信信号の形成、送信などの一連の処
理が行なうようにされ、通話開始操作が着信応答操作で
ある場合には、応答信号の形成、送信などの一連の処理
が行なうようにされる。
【0132】そして、CPU117は、キー照明装置1
19のスイッチ回路191をオンにし、LED171〜
LED180までの全てを点灯させる(ステップS30
3)。次に、CPU117は、時計回路118からの時
刻をカウントし、通話開始処理からの時間が所定時間と
なったか否かを確認するための照明タイマーを起動させ
るようにする(ステップS304)。
【0133】次に、CPU117は、ステップS304
で起動するようにした照明タイマーを確認し、照明タイ
マーの示す時間が、予め決められた所定時間分経過した
か否か(照明タイマーが満了したか否か)を判断し(ス
テップS305)、所定時間分経過するまで待ち状態と
なる。
【0134】ステップS305の判断処理において、照
明タイマーが満了したと判断したときには、CPU11
7は、点灯させたLEDを点滅させるようにするため、
点滅ルーチンを実行し(ステップS306)、キー照明
装置119のスイッチ回路181のオン/オフ制御を行
なうことによって、LED171〜LED180の点滅
を行なうようにする。
【0135】そして、終話キー141を押下操作された
か否かを判断し(ステップS307)、押下操作されて
いないと判断したときには、CPU117は、ステップ
S306からの処理を繰り返す。また、ステップS30
7の判断処理において、終話キーが操作されたと判断し
たときには、CPU117は、スイッチ回路191をオ
フにして、LED171〜LED180を完全消灯し
(ステップS308)、終話処理を行なって(ステップ
S309)、この図10に示す処理を終了する。
【0136】図11は、図10に示した処理のステップ
S306において行なわれる全キー照明を点滅させる処
理である点滅ルーチンを説明するためのフローチャート
である。前述もしたように、ステップS305の判断処
理において、照明タイマーが満了したと判断した場合
に、CPU117は、ステップS306において、図1
1に示す点滅ルーチンを実行する。
【0137】そして、まずCPU117は、全キー照明
を点滅制御するための点滅タイマーが起動済みか否かを
判断する(ステップS401)。点滅タイマーは、前述
した照明タイマーと同様に、CPU117と時計回路1
18とにより構成することができる。ステップS401
の判断処理において、点滅タイマーが起動されていない
と判断したときには、最初の点滅ルーチンの実行であ
り、まだ、全キー照明が点灯したままであるので、ま
ず、点滅タイマーを起動し(ステップS402)、次
に、スイッチ回路191をオフにして、全キー照明を消
灯する(ステップS403)。そして、この図11に示
す点滅ルーチンを抜けて、図10に示した処理に戻る。
【0138】また、ステップS401の判断処理におい
て、点滅タイマーが既に起動済みであると判断したとき
には、点滅タイマーが満了したか否かを判断する(ステ
ップS404)。このステップS404の判断処理は、
点滅タイマーが計測する所定時間の間、全キー照明が点
灯、あるいは、消灯されていたか否かを判断する処理で
ある。
【0139】ステップS404の判断処理において、点
滅タイマーが満了していないと判断したときには、この
図11に示す処理を抜け、図10に示した処理に戻る。
また、ステップS404の判断処理において、点滅タイ
マーが満了したと判断したときには、CPU117は、
スイッチ回路191の状態から全キー照明は、点灯中か
否かを判断する(ステップS405)。
【0140】このステップS405の判断は、スイッチ
回路191がオンになっているか否かを判別することに
より判断することができる。すなわち、スイッチ回路1
91がオンになっていれば全キー照明は点灯中であり、
スイッチ回路191がオフになっていれば全キー照明は
消灯中であると判断することができる。
【0141】ステップS405の判断処理において、全
キー照明が点灯中であると判断した場合には、CPU1
17は、スイッチ回路191をオフにし、全キー照明を
消灯する(ステップS406)。また、ステップS40
5の判断処理において、全キー照明が点灯中ではない
(消灯中である)と判断した場合には、CPU117
は、スイッチ回路191をオンにし、全キー照明を点灯
する(ステップS407)。
【0142】ステップS406、ステップS407の
後、CPU117は、照明タイマーをリセットして再ス
タートし(ステップS408)、この図11に示す点滅
ルーチンを抜けて、図10に示した処理に戻り、ステッ
プS307の判断処理を行なうことになる。
【0143】そして、点滅タイマーの満了時間を、例え
ば、数秒から数十秒程度に設定しておくことにより、数
秒毎、あるいは、数十秒毎に全キー照明の点灯と消灯を
切り換えることにより、全キー照明を点滅させることが
できる。例えば、点滅タイマーの満了時間を10秒とし
た場合には、全キー照明を10秒毎に点灯、消灯を切り
換えて、全キー照明の点滅動作を行なうようにすること
ができる。
【0144】なお、ここでは、点滅タイマーの満了時間
は1つであるものとして説明したが、これに限るもので
はない。例えば、全キー照明を点灯させておく時間と、
全キー照明を消灯させておく時間を異ならせるようにし
てもよい。
【0145】この場合には、点灯用点滅タイマーと、消
灯用点滅タイマーとの2つの点滅タイマーを用いるよう
にしてもよいし、点滅タイマーを点灯用として用いてい
るか、消灯用として用いているかを示すフラグを用いる
ことにより、1つの点滅タイマーを兼用して、点灯させ
ておく時間と消灯させておく時間とを異ならせるように
することもできる。
【0146】このように、従来点灯したままとなってい
たキー照明を点滅させることによって、キー照明を用い
ることにより消費する電力を削減し、結果として消費電
力の省力化を図ることができる。また、キー照明を点滅
させた場合であっても、キー照明の点灯中は、各操作キ
ーの位置を確実に確認することができるので、夜間など
携帯電話端末を操作する手元が暗い場合にも、キー操作
がし難くなるなど不都合を生じさせることもない。
【0147】なお、この第3の実施の形態においては、
通話開始キーが押下操作された直後から所定時間の間に
おいては、全キー照明を点灯し、その後全キー照明を点
滅するようにしたがこれに限るものではない。例えば、
通話開始キーが押下操作されてから終話キーが押下操作
されるまでの間において、全キーを点滅するようにする
ことができる。
【0148】また、この第3の実施の形態においても、
通話開始キーを押下操作してから、終話キーが押下操作
されるまでを例にして説明した。すなわち、通話を行な
う場合を例にして説明した。しかし、これに限るもので
はない。例えば、インターネットキーが押下され、電子
メールを作成する場合や、目的とするWebページにア
クセスして要求を送信し、その要求に応じたコンテンツ
をダウンロードしたり、いわゆるチャットに参加して、
リアルタイムに文字情報の送受を行なようにしたりする
場合にも適用することができる。
【0149】このように、いわゆるデータ通信あるいは
データ通信に関する処理などを行なうようにした直後か
らそれが終了するまでの間において、全キー照明を点灯
した後、点滅させるようにしたり、初めから点滅させる
ようにしたりすることが可能である。
【0150】特に、電子メールを作成したり、あるい
は、チャットなどのようにリアルタイムにデータを入力
して送受したりするような場合には、アルファベットな
どの文字が割り当てられた数字キーや記号キーが頻繁に
操作されることになるが、各キーを正確に目視して操作
することができるようにされる。
【0151】[第4の実施の形態]前述した第3の実施
の形態の携帯電話端末は、全キー照明を点滅させるよう
にした。しかし、全キー照明を一斉に点滅させるのでは
なく、所定のエリア毎に順次に点灯と消灯を行なうよう
にすることによって、キー照明の機能を十分に生かせる
と共に、消費電力の更なる省力化を進めることができる
と考えられる。
【0152】そこで、この第4の実施の形態の携帯電話
端末は、キー操作部114の所定のエリア毎にLEDを
設け、その所定のエリア毎にLEDの点灯/消灯を制御
するようにしたものである。
【0153】以下に、この第4の実施の形態の携帯電話
端末について説明する。この第4の実施の形態の携帯電
話端末は、図1に示した第1、第2、第3の実施の形態
の携帯電話端末と同様の構成を有するものである。この
ため、第4の実施の形態の携帯電話端末についても、必
要に応じて図1をも参照して説明する。
【0154】しかし、以下に説明するこの第4の実施の
形態の携帯電話端末は、キー照明装置119が第1、第
2、第3の実施の形態の携帯電話端末とは異なるもので
ある。図12は、この第4の実施の形態の携帯電話端末
の外観と、キー照明装置を構成するLEDの配置位置を
説明するための図である。
【0155】この第4の実施の形態の携帯電話端末は、
前述した第1の実施の形態の携帯電話端末の場合と同様
に、終話キー141、ジョグダイヤル142、通話開始
キー143、数字キー群144を備えたものである。も
ちろん、前述した第2、第3の実施の形態の携帯電話端
末の場合のように、種々の特殊キーを設ける場合もある
が、ここでは説明を簡単にするため、各種の特殊キーに
ついては省略する。
【0156】そして、この第4の実施の形態の携帯電話
端末の場合には、図12に示すように、操作キーに対す
るバックライトして、12個のLED、すなわち、LE
D201(1)、(2)、(3)、LED202
(1)、(2)、(3)、LED203(1)、
(2)、(3)、LED204(1)、(2)、(3)
が設けられている。
【0157】この場合、LED201(1)、LED2
02(1)、LED203(1)、LED204(1)
が、図12において、携帯電話端末の左端1列の操作キ
ーエリア(第1のエリア)に対応して設けられたものであ
る。同様に、LED201(2)、LED202
(2)、LED203(2)、LED204(2)が、
図12において、携帯電話端末の中央1列の操作キーエ
リア(第2のエリア)に対応して設けられたものであり、
LED201(3)、LED202(3)、LED20
3(3)、LED204(3)が、図12において、携
帯電話端末の右端1列の操作キーエリア(第3のエリア)
に対応して設けられたものである。
【0158】そして、この第4の実施の形態の携帯電話
端末は、上述した第1〜第3までの3つのエリア毎にL
EDの点灯/消灯を制御することができるようにしてい
る。図13は、上述のように、LED201(1)、
(2)、(3)、LED202(1)、(2)、
(3)、LED203(1)、(2)、(3)、LED
204(1)、(2)、(3)が設けられるこの第4の
実施の形態の携帯電話端末のキー照明装置119の構成
を説明するための図である。
【0159】図13に示すように、この第4の実施の形
態において、携帯電話端末のキー操作部114に配置さ
れるLEDのうち、LED201(1)、LED202
(1)、LED203(1)、LED204(1)を並
列に接続し、これらと電源供給回路120との間にスイ
ッチ回路211を設けている。
【0160】同様に、LED201(2)、LED20
2(2)、LED203(2)、LED204(2)を
並列に接続し、これらと電源供給回路120との間にス
イッチ回路212を設け、LED201(3)、LED
202(3)、LED203(3)、LED204
(3)を並列に接続し、これらと電源供給回路120と
の間にスイッチ回路213を設けている。
【0161】スイッチ回路211、スイッチ回路21
2、スイッチ回路213のそれぞれは、CPU117に
よってオン/オフが制御するようにされている。そし
て、この第4の実施の形態においても、通話が行なわれ
るようにされた直後から所定の時間の間は、全キー照明
を点灯させておく。
【0162】そして、通話開始キーが押下操作されてか
ら所定時間経過後、終話キー141が押下操作されるま
での間においては、CPU117は、スイッチ回路21
1、スイッチ回路212、スイッチ回路213のそれぞ
れ毎にオン/オフを制御し、各エリア毎に点灯/消灯を
行なうようにする。
【0163】すなわち、通話開始キーが押下操作されて
から所定時間経過後、終話キー141が押下操作される
までの間においては、図14に示すようにように各アリ
ア毎にLEDの点灯/消灯を制御する。この場合、ま
ず、図14Aにおいて点線で示したように、携帯電話端
末の左端1列の第1のエリアに対応して設けられたLE
Dを所定時間点灯させた後に消灯する。
【0164】次に、図14Bにおいて点線で示したよう
に、携帯電話端末の中央1列の第2のエリアに対応して
設けられたLEDを所定時間点灯させた後に消灯し、そ
して、図14Cにおいて点線で示したように、携帯電話
端末の右端1列の第3のエリアに対応して設けられたL
EDを所定時間点灯させた後に消灯し、また、第1のエ
リアに戻るというようにする。
【0165】これにより、この第4の実施の形態の携帯
電話端末は、図14に示したように、所定のエリア毎に
LEDの点灯/消灯が制御され、携帯電話端末を操作す
る手元が暗くなる夜間などにおいても操作キーを所定の
エリア毎に確実に見ることができるようにされるので、
操作キーの誤操作を防止することができると共に、点滅
制御するLEDの数も少なくて済むので、携帯電話端末
の消費電力の低減にもつながる。
【0166】次に、この第4の実施の形態の携帯電話端
末において実行されるキー照明装置119の制御処理に
ついて図15のフローチャートを参照しながら説明す
る。図15に示すフローチャートの処理は、電源が投入
された当該携帯電話端末のCPU117により、所定の
タイミング毎に実行される処理である。
【0167】上述のように、CPU117は、所定のタ
イミング毎に図15に示す処理を実行し、まず、押下検
出部113からの検出出力を確認し、発信操作や着信応
答操作などの通話開始操作が行なわれたか否かを判断す
る(ステップS501)。ステップS501の判断処理に
おいて、通話開始操作が行なわれていないと判断したと
きには、CPU117は、図15に示す処理を終了し、
他の処理に移る。そして、前述したように、所定のタイ
ミング毎に、図15に示す処理を実行することになる。
【0168】ステップS501の判断処理において、通
話開始操作が行なわれたと判断したときには、その操作
に応じて通話を開始するようにする処理を行なって、通
話をできるようにする(ステップS502)。すなわ
ち、通話開始操作が発信操作である場合には、入力され
た電話番号を含む発信信号の形成、送信などの一連の処
理が行なうようにされ、通話開始操作が着信応答操作で
ある場合には、応答信号の形成、送信などの一連の処理
が行なうようにされる。
【0169】そして、CPU117は、キー照明装置1
19のスイッチ回路211、スイッチ回路212、スイ
ッチ回路213をオンにし、LED201(1)、
(2)、(3)、LED202(1)、(2)、
(3)、LED203(1)、(2)、(3)、LED
204(1)、(2)、(3)を点灯させる (ステップ
S503)。
【0170】次に、CPU117は、時計回路118か
らの時刻をカウントし、通話開始処理からの時間が所定
時間となったか否かを確認するための照明タイマーを起
動させるようにする(ステップS504)。
【0171】次に、CPU117は、ステップS504
で起動するようにした照明タイマーを確認し、照明タイ
マーの示す時間が、予め決められた所定時間分経過した
か否か(照明タイマーが満了したか否か)を判断し(ス
テップS505)、所定時間分経過するまで待ち状態と
なる。
【0172】ステップS505の判断処理において、照
明タイマーが満了したと判断したときには、CPU11
7は、スイッチ回路211、スイッチ回路212、スイ
ッチ回路213のそれぞれ順次に制御し、所定のエリア
毎にLEDの点灯/消灯を行なうようにする順次点灯消
灯処理を実行する(ステップS506)。
【0173】そして、ステップS506の処理の後、終
話キー141が押下操作されたか否かを判断し(ステッ
プS507)、押下操作されていないと判断したときに
は、CPU117は、ステップS506からの処理を繰
り返す。また、ステップS507の判断処理において、
終話キーが操作されたと判断したときには、CPU11
7は、スイッチ回路211、スイッチ回路212、スイ
ッチ回路213の全部をオフにして、LED201
(1)、(2)、(3)、LED202(1)、
(2)、(3)、LED203(1)、(2)、
(3)、LED204(1)、(2)、(3)を完全消
灯し(ステップS508)、終話処理を行なって(ステ
ップS509)、この図15に示す処理を終了する。
【0174】図16は、図15に示した処理のステップ
S506において行なわれる所定のエリア毎にLEDの
点灯/消灯を制御する順次点灯消灯ルーチンを説明する
ためのフローチャートである。前述もしたように、ステ
ップS505の判断処理において、照明タイマーが満了
したと判断した場合に、CPU117は、ステップS5
06において、図11に示す順次点灯消灯ルーチンを実
行する。
【0175】そして、まずCPU117は、所定のエリ
ア毎にLEDの点灯/消灯を制御するための制御タイマ
ーが起動済みか否かを判断する(ステップS601)。
制御タイマーは、前述した照明タイマーと同様に、CP
U117と時計回路118とにより構成することができ
る。
【0176】ステップS601の判断処理において、制
御タイマーが起動されていないと判断したときには、最
初の順次点灯/消灯ルーチンの実行であり、まだ、全キ
ー照明が点灯したままであるので、まず、全キー照明を
消灯し(ステップS602)、次に、エリアを指定する変
数である変数iに数字「1」をセットする(ステップS
603)。
【0177】そして、CPU117は、i番目の照明エ
リアのキー照明(LED)を点灯し(ステップS60
4)、エリア毎にLEDの点灯/消灯を制御するための
制御タイマーを起動して(ステップS605)、この図
16に示す順次点灯消灯ルーチンを抜けて、図15に示
した処理に戻る。
【0178】また、ステップS601の判断処理におい
て、制御タイマーが既に起動済みであると判断したとき
には、制御タイマーが満了したか否かを判断する(ステ
ップS606)。このステップS606の判断処理は、
制御タイマーが計測する所定時間の間、i番目のエリア
に対応して設けられたLEDが点灯あるいは消灯されて
いるかを判断する。
【0179】ステップS606の判断処理において、制
御タイマーが満了していないと判断したときには、この
図16に示す処理を抜け、図15に示した処理に戻る。
また、ステップS606の判断処理において、制御タイ
マーが満了したと判断したときには、CPU117は、
現在点灯されているi番目のエリアに対応するLEDを
消灯させる(ステップS607)。
【0180】そして、変数iに1を加算し(ステップS
608)、加算後の変数iが3より大きくなったか否か
を判断する(ステップS609)。ステップS609の
判断処理において、変数iが3より大きいと判断した場
合には、CPU117は、変数iを「1」に戻す(ステ
ップS610)。
【0181】すなわち、この第4の実施の形態の携帯電
話端末においては、図12、図13を用いて前述したよ
うに、キー照明としてのLEDは、第1のエリア、第2
のエリア、第3のエリアの3つのエリア毎に制御するこ
とができるように設けられているため、エリアを指定す
る変数iが「3」より大きくならないようにしているの
である。
【0182】そして、ステップS609の判断処理にお
いて、変数iが3より大きくないと判断した場合、およ
び、ステップS610の処理の後、i番目のエリアに対
応するLEDを点灯し(ステップS611)、制御タイ
マーをリセット後再起して(ステップS612)、この
図16に示す処理を抜けて、図15に示した処理に戻
り、ステップS507の判断処理を行なうことになる。
【0183】そして、制御タイマーの満了時間を、例え
ば、数秒から数十秒程度に設定しておくことにより、数
秒毎、あるいは、数十秒毎に、図15を用いて前述した
ように、エリアを変えてLEDを点灯させることができ
る。例えば、制御タイマーの満了時間を10秒とした場
合には、10秒毎にエリアを変えてキー照明であるLE
Dを点灯させることができる。
【0184】なお、この第4の実施の形態においては、
制御タイマーの満了時間は1つであるものとして説明し
たが、これに限るものではない。例えば、各エリア毎に
LEDを点灯させる時間を異ならせるようにすることも
できる。この場合には、例えば、エリアを指定する変数
iに応じて、制御タイマーの満了時間を異ならせるよう
にすればよい。
【0185】このように、従来点灯したままとなってい
たキー照明を所定時間経過後においては、所定のエリア
毎の点灯に変えることができるので、キー照明を用いる
ことにより消費する電力を削減し、結果として消費電力
の省力化を図ることができる。また、エリア毎にキー照
明を点灯するように制御した場合であっても、キー照明
の点灯中は、各操作キーの位置を確実に確認することが
できるので、夜間など携帯電話端末を操作する手元が暗
い場合にも、キー操作がし難くなるなどの不都合を生じ
させることもない。
【0186】なお、この第4の実施の形態においても、
通話開始キーが押下操作された直後から所定時間の間に
おいては、全キー照明を点灯するようにしたが、これに
限るものではない。例えば、通話開始キーが押下操作さ
れた直後から終話キーが押下操作されるまでの間におい
て、所定のエリア毎にLEDを点灯させるようにするこ
ともできる。
【0187】また、この第4の実施の形態においても、
通話開始キーを押下操作してから、終話キーが押下操作
されるまでを例にして説明した。しかし、これに限るも
のではない。例えば、インターネットキーが押下され、
電子メールを作成する場合や、目的とするWebページ
にアクセスして要求を送信し、その要求に応じたコンテ
ンツをダウンロードしたり、いわゆるチャットに参加し
て、リアルタイムに文字情報の送受を行なようにしたり
する場合にも適用することができる。
【0188】このように、いわゆるデータ通信あるいは
データ通信に関する処理などを行なうようにした直後か
らそれが終了するまでの間において、所定のエリア毎に
キー照明の点灯、消灯を制御することが可能である。
【0189】特に、電子メールを作成したり、あるい
は、チャットなどのようにリアルタイムにデータを入力
して送受したりするような場合には、アルファベットな
どの文字が割り当てられた数字キーや記号キーが頻繁に
操作されることになるが、この発明を用いることによっ
て、周囲が暗くても各キーを正確に目視して操作するこ
とができるようにされる。
【0190】なお、この第4の実施の形態においては、
図12、図13を用いて前述したように、操作キーに対
するバックライトとしてのLEDは、携帯電話端末のキ
ー操作部114において、操作キーの縦方向の並びに合
致するようにした3つのエリアに分けた場合を例にして
説明したが、これに限るものではない。
【0191】例えば、図8に示したように、所定のエリ
アを2つのエリアとし、この2つのエリアについて、交
互にLEDを点灯させるようにすることもできる。ま
た、図17に示すように、携帯電話端末の横方向に並ぶ
2つのLEDの組を1つのエリアとし、これを制御する
ようにすることもできる。
【0192】つまり、図17の例の場合には、LED2
51(1)、LED252(1)が第1のエリアのLE
Dとなり、LED251(2)、LED252(2)が
第2のエリアのLEDとなる。同様に、LED251
(3)、LED252(3)が第3のエリアのLEDと
なり、LED251(4)、LED252(4)が第4
のエリアのLEDとなる。
【0193】そして、第1のエリア→第2のエリア→第
3のエリア→第4のエリア→第1のエリアというよう
に、所定時間ずつLEDを点灯することによって、点灯
エリアを携帯電話端末の上下方向に移動させるようにす
ることができる。また、この逆に、携帯電話端末の下方
向のエリアから上方向のエリアに向かってキー照明とし
てのLEDを点灯/消灯を制御するようにしてもよい。
【0194】また、キー照明のエリアを携帯電話端末の
キー操作部114において、斜め方向(操作キー部11
4の左上端から右下端、あるいは、右上端から左下端)
に複数のエリアを設けることにより、斜め方向のエリア
毎にLEDの点灯/消灯を制御するようにすることもで
きる。この他、LEDを設けるエリアを工夫することに
より、種々の態様でLEDの点灯/消灯を制御すること
ができる。
【0195】また、この第4の実施の形態の携帯電話端
末と前述した第1の実施の形態の携帯電話端末の機能と
を合わせ、例えば、通話開始キーや数字キーなどの入力
操作キーが操作された直後からの所定時間内において
は、全てのキー照明としてのLEDを所定のエリア毎に
点灯あるいは点滅させ、所定時間の経過において、終話
キーに対してのキー照明であるLEDのみを点灯あるい
は点滅させるようにすることもできる。
【0196】この他、第2の実施の形態の携帯電話端末
と前述した第1の実施の形態の携帯電話端末の機能とを
合わせ、通話開始キーや数字キーなどの入力操作キーが
操作された直後からの所定時間内においては、携帯電話
端末の動作状態に応じて操作が有効とされる操作キーに
対応するLEDを点灯あるいは点滅させ、当該所定時間
経過後においては、終話キーに対してのキー照明である
LEDのみを点灯あるいは点滅させるようにすることも
できる。
【0197】また、第3の実施の形態の携帯電話端末と
前述した第4の実施の形態の携帯電話端末の機能とを合
わせ、通話開始キーや数字キーなどの入力操作キーが操
作された直後からの所定時間内においては、全てのキー
照明のLEDを点滅させ、当該所定時間経過後において
は、所定のエリア毎にLEDを点灯あるいは点滅させる
ようにすることもできる。
【0198】すなわち、前述した第1〜第4の実施の形
態のキー照明装置119に対する制御を種々組み合わせ
て、キー照明装置に対する制御を行なうようにする事が
できる。
【0199】なお、前述の実施の形態においては、キー
照明としてLEDを用いるようにしたが、これに限るも
のではない。比較的に小型の電球などの各種の発光素子
を用いることができる。また、発光素子の発光色は、1
色に限るものではなく複数色を用いるようにしてもよ
い。また、発光素子の発光色は単色であっても、操作キ
ー部分に着色しておくことにより、操作キー毎に発光色
を変えるようにすることもできる。
【0200】また、前述した第1〜第4の実施の形態に
おいては、いずれの実施の形態においても携帯電話端末
にこの発明を適用したものとして説明したが、これに限
るものではない。例えば、各種の携帯通信端末や、携帯
電話端末と組み合わせることにより通信端末としての機
能を持つようになる携帯情報端末などにもこの発明を適
用することができる。
【0201】すなわち、屋外などに持ち運ばれて使用さ
れるために、夜間などにおいて操作する手元が暗くなっ
てしまう場合が発生する電子機器であって、所定のタイ
ミングから所定のタイミングの間において、使用者によ
るキー操作が行なわれることになる場合にこの発明を適
用することができる。
【0202】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、夜間において、または、操作キーの位置が確認し難
いほど暗い場所において、操作キーの誤操作を防止し、
迅速かつ確実なキー操作を行なうようにすることができ
る。また、従来の携帯通信端末などと比較して、消費電
力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による携帯通信端末の一実施の形態が
適用された携帯電話端末を説明するためのブロック図で
ある。
【図2】第1の実施の形態の携帯電話端末の外観を説明
するための図である。
【図3】第1の実施の形態の携帯電話端末のキー照明装
置の構成を説明するための図である。
【図4】第1の実施の形態の携帯電話端末において実行
されるキー照明装置の制御処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】第2の実施の形態の携帯電話端末の外観を説明
するための図である。
【図6】第2の実施の形態の携帯電話端末のキー照明装
置の構成を説明するための図である。
【図7】第2の実施の形態の携帯電話端末において実行
されるキー照明装置の制御処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図8】第3の実施の形態の携帯電話端末の外観を説明
するための図である。
【図9】第3の実施の形態の携帯電話端末のキー照明装
置の構成を説明するための図である。
【図10】第3の実施の形態の携帯電話端末において実
行されるキー照明装置の制御処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図11】図10に示した処理において用いられる全キ
ー照明点滅制御ルーチンを説明するためのフローチャー
トである。
【図12】第4の実施の形態の携帯電話端末の外観を説
明するための図である。
【図13】第4の実施の形態の携帯電話端末のキー照明
装置の構成を説明するための図である。
【図14】エリア毎のキー照明(LED)の点灯制御の
具体例を説明するための図である。
【図15】第4の実施の形態の携帯電話端末において実
行されるキー照明装置の制御処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図16】図15に示した処理において用いられるエリ
ア毎の順次点灯消灯制御ルーチンを説明するためのフロ
ーチャートである。
【図17】第4の実施の形態の他の例を説明するための
図である。
【符号の説明】
101…制御ライン、102…データライン、103…
送受信アンテナ、104…通信回路、105…D/A変
換器、106…スピーカ、107…マイクロホン、10
8…A/D変換器、109…ROM、110…RAM、
111…表示制御部、112…表示部(LCD)、11
3…押下検出部、114…キー操作部、115…鳴音制
御部、116…振動装置、117…CPU、118…時
計回路、119…キー照明装置、120…電源供給回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指示入力あるいは情報入力を受け付ける少
    なくとも1つ以上の入力操作キーと、 前記入力操作キーが操作された後に、前記入力操作キー
    を通じて、指示入力あるいは情報入力を初めから受け付
    けることが可能な状態に戻すようにするための終了指示
    入力を受け付ける終了操作キーと、 前記終了操作キーに対して設けられた終了操作キー対応
    発光素子と、 前記入力操作キーが操作された後、前記終了操作キーが
    操作されるまでの間において、前記終了操作キー対応発
    光素子を点灯あるいは点滅させるように制御する制御手
    段とを備えることを特徴とする携帯通信端末。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の携帯通信端末であって、 1つ以上の前記入力操作キーの内の1つあるいは複数の
    所定の入力操作キーに対して設けるようにされる少なく
    とも1つ以上の入力操作キー対応発光素子と、 前記入力操作キーが操作されてからの時間を計測する時
    計回路とを備え、 前記制御手段は、前記入力操作キーが操作されたとき
    に、前記終了操作キー対応発光素子と、前記操作キー対
    応発光素子とを点灯あるいは点滅させるようにすると共
    に、前記時計回路を観視し、前記入力操作キーが操作さ
    れてから所定時間が経過した後において、前記終了操作
    キー対応発光素子のみを点灯あるいは点滅させるように
    制御することを特徴とする携帯通信端末。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の携帯通信端末であって、 1つ以上の前記入力操作キーの内の1つあるいは複数の
    所定の入力操作キーに対応し、所定のエリア毎に設けら
    れる入力操作キー対応発光素子と、 前記入力操作キーが操作されてからの時間を計測する時
    計回路とを備え、 前記制御手段は、前記入力操作キーが操作されたとき
    に、前記入力操作キー対応発光素子を前記所定のエリア
    毎に点灯あるいは点滅させると共に、前記時計回路を観
    視し、前記入力操作キーが操作されてから所定時間が経
    過した後においては、前記終了操作キー対応発光素子だ
    けを点灯あるいは点滅させるように制御することを特徴
    とする携帯通信端末。
  4. 【請求項4】指示入力あるいは情報入力を受け付ける少
    なくとも1つ以上の入力操作キーと、 前記入力操作キーが操作された後に、前記入力操作キー
    を通じて、指示入力あるいは情報入力を初めから受け付
    けることが可能な状態に戻すようにするための終了指示
    入力を受け付ける終了操作キーと、 前記入力操作キーと前記終了操作キーとの内の1つある
    いは複数の所定の操作キーに対応し、所定のエリア毎に
    設けられる操作キー対応発光素子と、 前記入力操作キーが操作された後、前記終了操作キーが
    操作されるまでの間において、前記操作キー対応発光素
    子を前記所定のエリア毎に点灯あるいは点滅するように
    制御する制御手段とを備えることを特徴とする携帯通信
    端末。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の携帯通信端末であって、 前記入力操作キーが操作されてからの時間を計測する時
    計回路を備え、 前記制御手段は、前記入力操作キーが操作されたとき
    に、前記操作キー対応発光素子を点灯あるいは点滅させ
    るようにすると共に、前記時計回路を観視し、前記入力
    操作キーが操作されてから所定時間が経過した後、前記
    終了操作キーが操作されるまでの間において、前記操作
    キー対応発光素子について、前記所定のエリア毎に点灯
    あるいは点滅するように制御することを特徴とする携帯
    通信端末。
  6. 【請求項6】指示入力あるいは情報入力を受け付ける少
    なくとも1つ以上の入力操作キーと、 前記入力操作キーが操作された後に、前記入力操作キー
    を通じて、指示入力あるいは情報入力を初めから受け付
    けることが可能な状態に戻すようにするための終了指示
    入力を受け付ける終了操作キーと、 前記入力操作キーと前記終了操作キーとの内の1つある
    いは複数の所定の操作キーに対して設けるようにされる
    操作キー対応発光素子と、 前記入力操作キーが操作された後、前記終了操作キーが
    操作されるまでの間において、操作可能な操作キーに対
    して設けられた前記操作キー対応発光素子を点灯あるい
    は点滅させるように制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする携帯通信端末。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の携帯通信端末であって、 前記入力操作キーが操作されてからの時間を計測する時
    計回路を備え、 前記制御手段は、前記入力操作キーが操作されたとき
    に、前記操作キー対応発光素子を点灯あるいは点滅させ
    るようにすると共に、前記時計回路を観視し、前記入力
    操作キーが操作されてから所定時間が経過した後、前記
    終了操作キーが操作されるまでの間において、操作可能
    な操作キーに対して設けられた前記操作キー対応発光素
    子を点灯あるいは点滅させるように制御することを特徴
    とする携帯通信端末。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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