JP2000174864A - 状態通知機能付き電話機 - Google Patents
状態通知機能付き電話機Info
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Abstract
迅速にしかもわかりやすく使用者に知らせる。 【解決手段】 電話機の使用状況によって変化する状態
として通話時間を考えたとき、この通話時間の経過に対
応して予め定められた複数通りの通知パターンによって
通知可能な状態通知手段を有する。そして、この状態通
知手段として、たとえば、1つの発光素子を有する発光
手段を設ける。この発光手段が発生する通知パターン
は、前記通話時間の経過に対応して用意された、発光素
子の点灯と消灯の組み合わせによる複数種類の発光パタ
ーンであり、通話中において使用者がその発光パターン
を見ることにより現在の通話時間を知ることができるよ
うにする。たとえば、1分経過後には発光パターンP1
による発光動作を行い、2分経過後には発光パターンP
2による発光動作を行い、さらに、5分経過後には発光
パターンP5による発光動作を行う。
Description
リの残量、電波の受信状態などの各種状態を使用者に通
知する機能を有した状態通知機能付き電話機の改良に関
する。
る。電話の種類も豊富で、従来からごく普通に用いられ
ているコード付きの電話や、そのコード付きの電話に接
続して用いられるコードレス電話、さらに、最近、急速
に普及している携帯電話やPHS(Personal Handyphon
e System)など様々である。
は、ディジタル化に伴い、多種多様な機能が設けられて
いる。たとえば、文字表示機能もその一つであり、発信
時にプッシュした電話番号が表示されたり、さらに、通
話時間などが表示されるものもあり、携帯電話などにお
いては、電波の状態や電池の残量なども表示されるよう
になっている。
の中で、ごく普通に用いられるものとなってきているが
問題も多い。その一つとして、電話のかけすぎによる通
話料の問題がある。特に、若い世代のいる家庭では大き
な問題ともなっている。
されており、たとえば、実開昭62−193357号記
載のもの(以下、第1の従来技術という)や実開平1−
124750号記載のもの(以下、第2の従来技術とい
う)などもその一例である。
発光素子を設け、これら2つの発光素子を選択的にある
いは同時に駆動することにより、この場合、3種類の色
の発光を可能とし、電話をかけるたびに、通話が開始さ
れた時点からその通話が終了するまでの間の通話時間の
経過に伴って発光色を変化させ、使用者は、その発光色
の変化によって、通話が開始されてから何分ぐらい経過
しているかを知ることができるようになっている。
る通話時間の経過を発光素子の発光色によって知らせる
ことができるので、使用者は通話時間を意識せざるを得
なくなり、これにより、電話のかけすぎの防止に一定の
効果を得ることが可能となる。
のテンキー部を構成する各々のキーを内部から照明する
ように設けられた複数(少なくとも10個)の発光素子
を用い、通話時間の経過に伴い、これら各キーに対応し
て設けられた発光素子を順番に1個づつあるいは2つ以
上のテンキーの発光素子を組み合わせて発光させること
により、使用者に通話時間を知らせるようにしている。
この第2の従来技術によっても、電話のかけすぎの防止
に一定の効果を得ることができる。
従来技術によるものでは、異なる発光色を有する2つの
発光素子を選択的にあるいは同時に駆動することによる
発光色の違いで通話時間を表現するものであるため、表
現できる通話時間は、この場合、3種類に限られたもの
となる。たとえば、発光色が赤と緑の発光素子を1個づ
つ用いたとすれば、1分の経過時には赤の発光素子を点
灯させ、2分の経過時には緑の発光素子を点灯させ、3
分の経過時には赤と緑の両方の発光素子を点灯させると
いうようなごく限られた通話時間しか表現できないとい
う問題がある。
キー部の各々のキーごとに発光素子が設けられているの
で、確かに、多種の通話時間を表現できるが、多くの発
光素子をその時点の通話時間によってさまざまな組み合
わせで点灯制御する必要があるため、制御が複雑であ
り、また、電流消費も多いため、電池を電源とする携帯
電話などに適用した場合には電池の消耗を大きくすると
いう問題がある。
公報の図面に示されているコード付きの電話機において
は、使用者は通話中にテンキー部の発光状態を容易に確
認できるが、携帯電話などのように、送受話器そのもが
電話機本体をも兼ねた構成となっている電話機にあって
は、テンキー部は通常、本体の中央部付近に設けられ、
使用者が通話動作を行う際、テンキー部は使用者の視界
に範囲には入らない位置となるため、通話中にはテンキ
ー部の発光状態はきわめてわかりにくいものとなる。し
たがって、通話しながら、今現在、どの程度の通話時間
が経過しているかの確認は行いにくいという問題があ
る。これは、コードレスホンなどについても同様のこと
が言える。
来技術は、主に、文字表示装置を持たない電話機におけ
る通話時間についての表示手段であるが、文字表示装置
を有する電話機であっても、それが、携帯電話のよう
に、送受話器そのものが電話機本体をも兼ねた構成とな
っている電話機にあっては、たとえ、その文字表示機能
によって、現在、通話中の通話時間を表示することが可
能であっても、その文字表示部は、使用者が通話動作を
行う際、使用者の視界に範囲には入らない位置となるた
め、通話中にはその時点の表示内容は見えないのが一般
的であり、通話中に現在、どの程度の時間通話している
かを知るのは容易ではない。
所定時間ごとに(たとえば、1分ごと)に使用者に聞こ
える程度の鳴動を行わせる方式も提案されているが、こ
れは、たとえば、1分経過すると、「ピッ」、さらに1
分経過すると、「ピッ」というように、小さな音を発す
るようにしたものである。
た鳴動が何回目の鳴動かを知っていないと、現時点での
通話時間が何分であるかがわからないので、何分経過し
たかを把握するには、鳴動が発せられるごとにその鳴動
が何回目の鳴動かを覚えておく煩わしさがある。
さらには、文字表示機能を有するものやそれを持たない
電話機など電話機の種類を問わず、通話時間などの表示
を通話中に使用者が容易に見ることができるようにし、
しかも、それを実現するための手段としての部品点数の
追加はごく少数で済み、その制御もきわめて簡素なもの
で可能とする状態通知機能付き電話機を提供することを
目的とする。
め、請求項1記載の状態通知機能付き電話機は、電話機
の使用状況によって変化する状態を使用者に通知する機
能を有した状態通知機能付き電話機において、電話機の
使用状況によって変化する状態の変化の過程ごとに、そ
の変化の過程に対応して予め定められた複数通りの状態
通知パターンを発生する状態通知手段と、この状態通知
手段を制御する制御手段とを有し、制御手段は、電話機
の使用状況によって変化する状態に応じて、状態通知手
段に対し、そのときの状態に対応した所定の状態通知パ
ターンを出力させる制御を行うようにしている。
記載の状態通知機能付き電話機において、電話機の使用
状況によって変化する状態は、ある1つの通話が開始さ
れた以降その通話の終了するまでの間の通話時間、電池
を電源として用いることを可能としたものにあっては電
池の残量、無線による電波の受信を可能としたものにあ
っては電波の受信状態の少なくとも1つとしている。
または2記載の状態通知機能付き電話機において、状態
通知手段は、1つの発光素子を有する発光手段、発信音
の発生が可能な鳴動発生手段、振動の発生が可能な振動
発生手段の少なくとも1つの手段としている。
載の状態通知機能付き電話機において、状態通知手段が
発光手段である場合には、その発光手段が発生する状態
通知パターンは、前記発光素子の点灯と消灯の組み合わ
せによる複数種類の発光パターンであって、個々の発光
パターンを前記電話機の使用状況によって変化する状態
の幾つかの変化の過程ごとに対応させ、前記発光素子
は、その発光状態が、通話中において使用者の視界に入
る位置に設けられるようにしている。
記載の状態通知機能付き電話機において、状態通知手段
が鳴動発生手段である場合には、その鳴動発生手段が発
生する状態通知パターンは、鳴動発生手段が発生する発
信音の有音と無音の組み合わせによる複数種類の鳴動パ
ターンであって、個々の鳴動パターンを電話機の使用状
況によって変化する状態の幾つかの変化の過程ごとに対
応させるようにしている。
記載の状態通知機能付き電話機において、状態通知手段
が振動発生手段である場合には、その振動発生手段が発
生する状態通知パターンは、振動発生手段が発生する振
動の有無の組み合わせによる複数種類の振動パターンで
あって、個々の振動パターンを電話機の使用状況によっ
て変化する状態の幾つかの変化の過程ごとに対応させる
ようにしている。
よって変化する状態の変化の過程に対応して設定された
複数通りの状態通知パターンを出力するようにしてい
る。これにより、使用者は現在どのような状態通知パタ
ーンとなっているかを判断するだけで、その時点におけ
る状態を迅速に、かつ、確実にその状態の内容を知るこ
とができる。
状態とは、通話時間、電池の残量、電波の受信状態の少
なくとも1つであって、これらの状態の変化の過程を状
態通知手段の複数通りの状態通知パターンによって知る
ことができるので、その時点における通話時間、電池の
残量、電波の受信状態の少なくとも1つを迅速に、か
つ、確実に知ることができる。
いる場合は、1つの発光素子で様々な状態を表現するこ
とができ、発光素子の数を最小限に押さえることができ
るので、コスト的にも有利なものとなり、消費電流を小
さく押さえることも可能となる。また、状態通知手段と
して、鳴動発生手段や振動発生手段を用いることによ
り、視覚に障害のある人に対しても状態の変化を通知す
ることができる。
知手段が発光手段である場合は、発光素子の点灯と消灯
の組み合わせによる複数種類の発光パターンによって、
電話機の使用状況によって変化する状態を表し、状態通
知手段が鳴動発生手段である場合は、発信音の有音と無
音の組み合わせによる複数種類の鳴動パターンによっ
て、電話機の使用状況によって変化する状態を表し、さ
らに、状態通知手段が鳴動発生手段である場合は、振動
の有無の組み合わせによる複数種類の振動パターンによ
って、電話機の使用状況によって変化する状態を表して
いる。
の組み合わせが可能となり、様々な状態変化の過程に対
応することができ、しかも、それぞれの状態通知パター
ンは単純なパターンであるので、使用者は内容を理解し
やすく、迅速に現在の状態を判断することができる。
図1から図7に基づき説明する。
の概略的な構成を示すブロック図であり、装置全体の制
御を行う制御部(CPUという)1、ダイヤルキー部
2、送受信回路部3、発光素子(発光ダイオード、以
下、LEDという)4、CPU1の制御によってこのL
ED4に対し点灯/消灯駆動を行うLED駆動部5、計
時手段としてのタイマ6、送受信回路部3に接続された
送話部7aと受話部7bなどから構成されている。ま
た、LED4とLED駆動部5とで発光手段8を構成し
ている。
有する機能に応じて様々な構成要素が存在するが、本発
明内容と直接関係しない構成要素についての図示は省略
されている。
表示機能付き電話機の外観図を示すもので、この図2で
は、コード付きの電話機が示されているが、本発明はこ
のようなコード付きの電話機だけではなく、コードレス
電話機や、携帯電話、PHSなどにもに適用できるもの
である。
機本体12とこの電話機本体12にコード13により接
続された送受話器14とからなり、電話機本体12に
は、図1で示されたダイヤルキー部2として、「0」〜
「9」の数字に対応したテンキー部21や各種機能を行
うための機能キー部22が設けられ、さらに、図1で示
されたLED4が設けられている。また、送受話器14
は送話部7aと受話部7bで構成されている。
って変化する状態を使用者に対して通知するための状態
通知手段として用いられる。ここで、電話機の使用状況
によって変化する状態とは、ある1回の通話が開始され
てから終了するまでの間の通話時間であるとする。そし
て、このLED4は通話時間が経過するごとに、その通
話時間の経過に対応して予め定められた状態通知パター
ン(この場合、発光パターンという)での発光動作を行
う。
る。図3(a)は、通話が開始してから1分を経過した
ときの発光パターンP1であり、瞬間的な点灯動作v1
(点灯時間をΔt1とする)を1回だけ行う発光パター
ンである。図3(b)は、通話が開始してから2分を経
過したときの発光パターンP2であり、瞬間的な点灯動
作v1(点灯時間をΔt1とする)を断続的に2回行う
発光パターンである。図3(c)は、通話が開始してか
ら3分を経過したときの発光パターンP3であり、瞬間
的な点灯動作v1(点灯時間をΔt1とする)を断続的
に3回行う発光パターンである。図3(d)は、通話が
開始してから4分を経過したときの発光パターンP4で
あり、瞬間的な点灯動作v1(点灯時間をΔt1とす
る)を断続的に4回行う発光パターンである。
5分を経過したときの発光パターンP5であり、Δt1
時間の3倍程度の長さの点灯動作v2(点灯時間をΔt
2とする)を1回だけ行う発光パターンである。図3
(f)は、通話が開始してから6分を経過したときの発
光パターンP6であり、Δt2時間の点灯動作v2とΔ
t1時間の点灯動作v1をそれぞれ1回ずつ断続的に行
う発光パターンである。図3(g)は、通話が開始して
から7分を経過したときの発光パターンP7であり、Δ
t2時間の点灯動作v2を1回とΔt1時間の点灯動作
v1を2回、それぞれ断続的に行う発光パターンであ
る。図3(h)は、通話が開始してから8分を経過した
ときの発光パターンP8であり、Δt2時間の点灯動作
v2を1回とΔt1時間の点灯動作v1を3回、それぞ
れ断続的に行う発光パターンである。図3(i)は、通
話が開始してから9分を経過したときの発光パターンP
9であり、Δt2時間の点灯動作v2を1回とΔt1時
間の点灯動作v1を4回、それぞれ断続的に行う発光パ
ターンである。図3(j)は、通話が開始してから10
分を経過したときの発光パターンP10であり、Δt2
時間の点灯動作v2を断続的に2回行う発光パターンで
ある。
以降の時間を表現することも可能である。たとえば、1
1分の場合は、Δt2時間の点灯動作v2を2回とΔt
1時間の点灯動作v1を1回、それぞれ断続的に行う発
光パターンとすればよく、12分の場合は、Δt2時間
の点灯動作v2を2回とΔt1時間の点灯動作v1を2
回、それぞれ断続的に行う発光パターンとすればよく、
さらに、15分の場合は、Δt2時間の点灯動作v2を
断続的に3回行う発光パターンとすればよい。
は、タイマ6からの時間信号をCPU1が受けて、1分
経過ごとに、図3(a)〜(j)に示すような発光動作
を行うように、LED駆動部5を制御することで可能と
なる。
の動作例について説明する。まず、発信者が、相手先
(受信者)の電話番号をテンキー部21より入力するこ
とで、受信者側の電話機との間で回線がつながった状態
となったとする。以下、この状態を通話状態といい、こ
の通話状態における通話時間表示について図3の発光パ
ターンを示す図と図4のタイムチャートを参照しながら
説明する。
で通話を続け、その通話状態における通話時間がたとえ
ば、1分に達すると、タイマ6からの信号をCPU1が
受け取って、LED駆動部5に対しLED4をごく短い
時間(Δt1)だけ点灯させる制御を行う。これによ
り、LED4は瞬間的に1回だけ点灯する点灯動作v1
を行う(P1の発光パターン)。このときの点灯時間Δ
t1は、たとえば、1秒程度のわずかな時間とする。そ
して、さらに通話時間が1分(通話状態となってからの
通話時間が2分)を経過すると、タイマ6からの信号を
CPU1が受け取って、LED4を瞬間的に2回点灯さ
せる制御を行う。これにより、LED4はΔt1時間の
点灯動作v1を断続的に2回行う(P2の発光パター
ン)。
となってからの通話時間が3分)を経過すると、タイマ
6からの信号をCPU1が受け取って、LED4を瞬間
的に3回点灯させる制御を行う。これにより、LED4
はΔt1時間の点灯動作v1を断続的に3回行う(P3
の発光パターン)。
ごとに、LED4は通話状態となってからの通話時間
(分単位)に対応した発光パターンで発光動作する。つ
まり、通話時間が1分経過すると、瞬間的な点灯が1
回、通話時間が2分経過すると、瞬間的な点灯が2回、
通話時間が3分経過すると、瞬間的な点灯が3回、通話
時間が4分経過すると、瞬間的な点灯が4回というよう
な発光制御が行われる。
が5分を経過すると、CPU1の制御によって、LED
4は瞬間的ではなくある程度の時間的な長さ(Δt2)
だけ点灯する(P5の発光パターン)。このΔt2はΔ
t1よりも長い時間であり、たとえば、数秒程度とす
る。
となってからの通話時間が6分)を経過すると、CPU
1の制御によって、LED4はΔt2時間の点灯動作v
2を1回、Δt1時間の瞬間的な点灯動作v1を1回行
う(P6の発光パターン)。そして、通話時間がさらに
1分(通話状態となってからの通話時間が7分)を経過
すると、LED4はΔt2時間の点灯動作v2を1回、
Δt1時間の点灯を2回行う(P7の発光パターン)。
の比較的な長い点灯動作v2と、Δt1の瞬間的な点灯
動作v1を組み合わせた発光動作を行う。
度は、Δt2時間の比較的な長い点灯動作v2を2回行
う(P10の発光パターン)。以降、11分経過後は、
Δt2の点灯動作v2を2回、Δt1の瞬間的な点灯動
作v1を1回行うというような制御を行うことにより、
1つのLED4によっても、多くの通話時間を表現でき
る。
を見ることにより、通話状態となってからその時点まで
の通話時間が何分かを即座に知ることができる。
受信者側の電話機においても発信側の電話機と同様に行
わせることもできる。
で説明したように、通話時間に対応した発光パターンに
よるLED4の点灯制御を行うが、受信者側の電話機で
も、通話状態となった以降、1分が経過するごとに、L
ED4が通話時間(分単位)に対応した発光パターンに
よる発光制御を行わせるようにする。このように、受信
者側の電話機においても、発信者側の電話機と同様に、
通話時間(分単位)に対応した発光パターンによる発光
制御を行わせることにより、発信者側だけでなく、受信
者側でも通話時間がどの程度となっているかが即座にわ
かるため、長電話となりそうなときは、受信者側から発
信者側に対しても注意を促すこともできる。
間に伴うLED4の発光動作を行うことを可能とした場
合、受信者側の電話機で通話時間に伴うLED4の発光
動作を行うか否かは、受信者側の電話機で、任意に設定
・解除を行うことができるようにしておけばよい。
ド付き電話機だけではなく、たとえば、コードレス電
話、携帯電話、PHSなどにも適用できる。なお、これ
らコードレス電話、携帯電話、PHSなどの電話機に、
LED4を設ける場合、LED4を設ける位置として
は、通話動作を行っている状態で、使用者からLED4
の点灯や消灯が見える位置に設けるようにする。
話、PHSなどに適用する場合、LED4の様々な発光
パターンは、通話時間だけを表示するのではなく、電話
機の使用状態に伴って変化する状態として、たとえば、
電池の残量や受信電波の状態を使用者に通知する場合に
も利用できる。
波の状態を表すのに用いる場合には、通話状態でないと
きに行うようにすればよいが、通話状態であっても、モ
ード切替を行って、電池残量表示モードとしたり、受信
電波状態表示モードとしたりすることにより、これらの
状態の表示を行わせることも可能である。
電波の状態を表すのに用いる場合の表示の仕方として
は、たとえば、電池残量が十分であるときは、たとえ
ば、Δt1時間の点灯動作v1を3回断続的に行う発光
パターンP3を用い、電池残量がわずかとなったとき
は、Δt1時間の点灯動作v1を1回行う発光パターン
P1を用いるなど、電池の残量に応じ、図3で示した発
光パターンの中から適当な発光パターンを選定して、そ
の選定された発光パターンを用るようにすればよい。
信電波の状態が良好である場合には、たとえば、Δt1
時間の点灯動作v1を3回断続的に行う発光パターンP
3を用い、受信電波の状態が良くないときは、Δt1時
間の点灯動作v1を1回行う発光パターンP1を用いる
など、受信電波の状態に応じ、図3で示した発光パター
ンの中から適当な発光パターンを選定して、その選定さ
れた発光パターンを用るようにすればよい。
は、時間の経過に伴って変化する状態を通知するための
状態通知手段としてはLED4を用い、このLED4を
何種類かの発光パターンで発光動作させることによって
表現するようにしたが、LED4でなくとも実現でき
る。たとえば、状態通知手段としては、鳴動によっても
行うことができ、さらに、振動によっても行うことがで
きる。
を可能とした状態通知機能付き電話機のブロック図、図
6は、振動によって状態通知を行うことを可能とした状
態通知機能付き電話機のブロック図であり、それぞれ図
1と同一部分には、同一符号が付されている。
鳴動発生手段9を設け、この鳴動発生手段9によって、
それぞれの状態に応じた通知パターン(この場合、複数
種類の鳴動パターン)を生成し、その鳴動パターンによ
る鳴動(発信音)を受話部7bから発するようにする。
ここでは通話時間を表す場合で説明する。
しては、瞬間的な発信音として「ピッ」を一回、2分経
過を表す鳴動パターンとしては、「ピッ」、「ピッ」と
いうように、瞬間的な発信音として「ピッ」を断続して
2回発し、5分経過を表す鳴動パターンとしては、「ピ
ー」いう長音を1回、6分経過を表す鳴動パターンとし
ては、「ピー」という長音と、「ピッ」という短音を断
続的に1回ずつというように、それぞれの通話時間に対
応した鳴動パターンを用意しておく。
4の場合の説明で用いた図3におけるΔt1時間の点灯
動作v1に対応させ、「ピー」をΔt2時間の点灯動作
v2に対応させればよい。これによっても、前述したL
ED4の場合と同様に、多種の通話時間を鳴動(発信
音)によって表現できる。
合は、振動発生手段10を設け、この振動発生手段10
によって、それぞれの状態に応じた振動による通知パタ
ーン(この場合、複数種類の振動パターン)を生成す
る。そして、この振動発生手段10による振動は、図2
に示すようなコード付き電話機の場合は、送受話器14
で発生させ、コードレス電話や、携帯電話、PHSなど
においては、それぞれの本体部で発生させるようにす
る。
話時間を表す場合で説明する。たとえば、1分経過を表
す振動パターンとしては、「ブルッ」という短い振動を
一回発生し、2分経過を表す振動パターンとしては、
「ブルッ」、「ブルッ」というように、「ブルッ」とい
う短い振動を断続して2回発生し、5分経過を表す振動
パターンとしては、「ブルブルブル」いう長い振動を1
回発生し、6分経過を表す振動パターンとしては、「ブ
ルブルブル」いう長い振動と「ブルッ」という短い振動
を断続的に1回ずつ発生するというように、それぞれの
通話時間に対応した振動による振動パターンを用意して
おく。
D4の場合の説明で用いた図3におけるΔt1時間の点
灯動作v1に対応させ、「ブルブルブル」をΔt2時間
の点灯動作v2に対応させればよい。これによっても、
前述したLED4の場合と同様に、多種の通話時間を振
動によって表現できる。
ーンは、通話時間だけを表すのではなく、前述したよう
に、電池の残量を表したり、受信電波の状態を表すのに
用いることもできる。
は、LEDなどの可視情報と異なるので、目の不自由な
人でも、通話時間、電池の残量、受信電波の状態などを
知ることができる。
や、前述したLED4による状態通知手段は、それぞれ
を単独で備えることも勿論可能であるが、図7に示すよ
うに、これらを全て備えた状態通知機能付き電話機とす
ることもできる。このような電話機とした場合、状態通
知手段として、3種類(発光手段8、鳴動発生手段9、
振動発生手段10)の手段のうち、使用者の好みによっ
ていずれか1種類の状態通知手段を選択できるようにす
ることもできるし、2つ以上の状態通知手段を併用する
こともできる。
明でよれば、電話機の使用状態に伴って変化する状態の
変化の過程に対応して設定された複数通りの通知パター
ンを出力することによって、使用者に対して状態を通知
するようにしたので、使用者はその通知パターンがどの
ようなパターンであるかを判断するだけで、その時点に
おける状態を迅速に、かつ、確実に知ることができる。
時間、電池の残量、電波の受信状態の少なくとも1つを
時間の経過に伴って変化する状態とし、これらの変化の
過程を状態通知手段の複数通りの通知パターンによって
知ることができるので、その時点における状態として、
通話時間、電池の残量、電波の受信状態の少なくとも1
つを迅速に、かつ、確実に知ることができる。
通知手段として、1つの発光素子を有する発光手段、発
信音の発生が可能な鳴動発生手段、振動の発生が可能な
振動発生手段の少なくとも1つの手段を用いるように
し、これらの手段によって、複数通りの状態通知パター
ンを出力して、使用者に対して状態を通知するようにし
たので、その時点における状態を迅速に、かつ、確実に
知ることができる。特に、状態通知手段として、発光手
段を用いる場合は、1つの発光素子で様々な状態を表現
することができ、発光素子の数を最小限に押さえること
ができるので、コスト的にも有利なものとなり、消費電
流を小さく押さえることも可能となる。また、状態通知
手段として、鳴動発生手段や振動発生手段を用いること
により、視覚に障害のある人に対しても状態の変化を通
知することができる。
通知手段が発光手段である場合、その発光手段が発生す
る状態通知パターンは、電話機の使用状態に伴って変化
するそれぞれの状態に対応して用意された発光素子の点
灯と消灯の組み合わせによる複数種類の発光パターンで
あるので、幾通りもの組み合わせが可能で、しかも、そ
の発光パターンは単純なパターンであるので、使用者は
内容を理解しやすく、発光素子の点灯状態を見るだけで
迅速に現在の状態を判断することができる。また、その
発光パターンによる発光はその電話機の使用者に対し、
通話中において使用者の視界に入る位置でなされるよう
にすることにより、通話中においても、現在の状態を知
ることができ、特に、通話時間を知るには好都合なもの
となる。
通知手段が鳴動発生手段である場合、その鳴動手段が発
生する状態通知パターンは、電話機の使用状態に伴って
変化するそれぞれの状態に対応して用意された発信音の
有音と無音の組み合わせによる複数種類の鳴動パターン
であるので、幾通りもの組み合わせが可能で、しかも、
その鳴動パターンは単純なパターンであるので、使用者
は内容を理解しやすく、受話器から出力される発信音に
よる鳴動パターンを聴くだけで迅速に現在の状態を判断
することができる。
振動発生手段である場合、その振動発生手段が発生する
状態通知パターンは、電話機の使用状態に伴って変化す
るそれぞれの状態に対応して用意された振動の有無の組
み合わせによる複数種類の振動パターンであるので、使
用者は内容を理解しやすく、使用者の身体に伝わる振動
パターンによって迅速に現在の状態を判断することがで
きる。
(状態通知手段として発光手段を用いた場合)の概略的
な構成を示すブロック図である。
電話機の一例を示す外観図である。
の発光パターン)の一例を示す図である。
の変化に対応した通知パターンの(LED4の発光パタ
ーン)の発生例を説明するタイムチャートである。
(状態通知手段として鳴動発生手段を用いた場合)の概
略的な構成を示すブロック図である。
(状態通知手段として振動発生手段を用いた場合)の概
略的な構成を示すブロック図である。
(状態通知手段として発光手段、鳴動発生手段、振動発
生手段の3つを備えた場合)の概略的な構成を示すブロ
ック図である。
ーン) v1 Δt1時間の点灯動作 v2 Δt2時間の点灯動作
Claims (6)
- 【請求項1】 電話機の使用状況によって変化する状態
を使用者に通知する機能を有した状態通知機能付き電話
機において、上記電話機の使用状況によって変化する状
態の変化の過程ごとに、その変化の過程に対応して予め
定められた複数通りの状態通知パターンを発生する状態
通知手段と、この状態通知手段を制御する制御手段とを
有し、上記制御手段は、上記電話機の使用状況によって
変化する状態に応じて、上記状態通知手段に対し、その
ときの状態に対応した所定の状態通知パターンを出力さ
せる制御を行うことを特徴とする状態通知機能付き電話
機。 - 【請求項2】 前記電話機の使用状況によって変化する
状態は、ある1つの通話が開始された以降その通話の終
了するまでの間の通話時間、電池を電源として用いるこ
とを可能としたものにあっては電池の残量、無線による
電波の受信を可能としたものにあっては電波の受信状態
の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載
の状態通知機能付き電話機。 - 【請求項3】 前記状態通知手段は、1つの発光素子を
有する発光手段、発信音の発生が可能な鳴動発生手段、
振動の発生が可能な振動発生手段の少なくとも1つの手
段であることを特徴とする請求項1または2記載の状態
通知機能付き電話機。 - 【請求項4】 前記状態通知手段が発光手段である場合
には、その発光手段が発生する状態通知パターンは、前
記発光素子の点灯と消灯の組み合わせによる複数種類の
発光パターンであって、個々の発光パターンを前記電話
機の使用状況によって変化する状態の幾つかの変化の過
程ごとに対応させ、前記発光素子は、その発光状態が、
通話中において使用者の視界に入る位置に設けられるこ
とを特徴とする請求項3記載の状態通知機能付き電話
機。 - 【請求項5】 前記状態通知手段が鳴動発生手段である
場合には、その鳴動発生手段が発生する状態通知パター
ンは、前記鳴動発生手段が発生する発信音の有音と無音
の組み合わせによる複数種類の鳴動パターンであって、
個々の鳴動パターンを前記電話機の使用状況によって変
化する状態の幾つかの変化の過程ごとに対応させたこと
を特徴とする請求項3記載の状態通知機能付き電話機。 - 【請求項6】 前記状態通知手段が振動発生手段である
場合には、その振動発生手段が発生する状態通知パター
ンは、前記振動発生手段が発生する振動の有無の組み合
わせによる複数種類の振動パターンであって、個々の振
動パターンを前記電話機の使用状況によって変化する状
態の幾つかの変化の過程ごとに対応させたことを特徴と
する請求項3記載の状態通知機能付き電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34142898A JP2000174864A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | 状態通知機能付き電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34142898A JP2000174864A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | 状態通知機能付き電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000174864A true JP2000174864A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18346007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34142898A Pending JP2000174864A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | 状態通知機能付き電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000174864A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005286476A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Nec Saitama Ltd | メモリ空き容量報知機能付き電子機器及びその報知方法 |
JP2013038811A (ja) * | 2005-09-13 | 2013-02-21 | Immersion Corp | 携帯通信装置に触覚メッセージを提供する方法とシステム |
US8803795B2 (en) | 2002-12-08 | 2014-08-12 | Immersion Corporation | Haptic communication devices |
-
1998
- 1998-12-01 JP JP34142898A patent/JP2000174864A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8803795B2 (en) | 2002-12-08 | 2014-08-12 | Immersion Corporation | Haptic communication devices |
JP2005286476A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Nec Saitama Ltd | メモリ空き容量報知機能付き電子機器及びその報知方法 |
JP2013038811A (ja) * | 2005-09-13 | 2013-02-21 | Immersion Corp | 携帯通信装置に触覚メッセージを提供する方法とシステム |
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