JP2003023382A - 路側無線通信装置 - Google Patents

路側無線通信装置

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JP2003023382A
JP2003023382A JP2001205605A JP2001205605A JP2003023382A JP 2003023382 A JP2003023382 A JP 2003023382A JP 2001205605 A JP2001205605 A JP 2001205605A JP 2001205605 A JP2001205605 A JP 2001205605A JP 2003023382 A JP2003023382 A JP 2003023382A
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roadside
vehicle
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antenna
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Nobuyoshi Tsukiji
伸芳 築地
Tetsuo Nakano
哲夫 中野
Toshiyuki Sakamoto
敏幸 坂本
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地下駐車場等、周りを鉄筋コンクリートの構
造物で囲まれた中で、路側アンテナから電波を放射する
場合、放射された電波が乱反射し、妨害波となる。正常
な通信を行うために、このような乱反射が正常な通信に
影響しないようにしたい。 【解決手段】 路側アンテナを、路側受信アンテナ(1
06)と、路側送信アンテナ(107)に分け、第一の
路側送信アンテナ(107)を路側受信アンテナ(10
6)よりも低い位置で、車両(102)に対して平行に
電波を放射するよう配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路上に設置された
路側機と車両に搭載された車載器との間の無線通信方式
に係り、特に地下駐車場などの屋内での通信方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】安全性の向上、輸送効率の向上、快適性
の向上を目指したサービスを実現するため、道路と車両
を一体のシステムとした高度道路交通システム(ITS:In
telligent Transport Systems)の研究開発が進められ
ている。このシステムでは、路上に設置する路側機と車
両に搭載する車載器との間で行う路車間通信、車載器間
で行う車車間通信により、これらのサービスを実現しよ
うとしている。このような高度道路交通システムにおけ
る通信方式の一例としては、社団法人電波産業会にて定
められた標準規格「有料道路自動料金収受システム標準
規格 ARIB STD-T55」(平成9年11月27日策定)が
知られている。上記の標準規格は、通信領域を限定した
スポット通信による路車間通信方式を定めたものであ
る。この通信プロトコルでは、路側機から車載器への下
り通信(以降、ダウンリンクと呼ぶ)と、車載器から路
側機への上り通信(以降、アップリンクと呼ぶ)をスロ
ットという基本単位で情報を交換することにより行う。
複数のスロットによりフレームが構成され、路側機から
車載器へ送信されるフレームの先頭には、FCMS(Frame C
ontrol Message Slot)と呼ばれるスロットが付加され
る。FCMSは、路側機が通信の制御を行うために、フレー
ムの同期をとり、車載器へのスロットの割付情報を提供
するスロットである。
【0003】例えば1台の車載器がアップリンクデータ
を路側機へ送信する場合は、以下の手順で通信を行う。 1) 車両が通信領域に入り、車載器が通信可能となった
フレームのFCMSで同期をとる。 2) 車載器はFCMSで指定された情報に基づき、通信登録
用IDを路側機に送信する。 3) 路側機は車載器の登録を受け付けると、当該車両が
通信を行うためのスロットを割り当てて、FCMSで車載器
に通知する。 4) FCMSを受信した車載器は指定されたスロットでアッ
プリンクデータを送信する。 5) 路側機は車載器に対し、確認応答を送信する。 上記通信方式は、様々なアプリケーション、例えば、車
中での交通情報収集、インターネット利用、駐車場での
自動料金収受等々様々なシステムに応用可能と考えられ
ており、研究開発が行われている。このようなアプリケ
ーションについては、文献(「ITSインフォメーション
シャワー」(平成12年12月、クリエイト・クルーズ
社発刊))にも記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記通信方式を利用す
るアプリケーションのうち、駐車場に関しては、屋外及
び屋内の駐車場への適用が考えられる。しかしながら、
地下駐車場等の屋内の駐車場では、周囲が鉄筋コンクリ
ートの構造物という悪条件となる。そのため、例えば、
路側アンテナや路側機から構成される基地局設備を屋内
駐車場に設置した場合、路側アンテナから放射された電
波が乱反射を起こし、妨害波となるという問題がある。
例えば図9の反射波経路の一具体例を示す図に示すよう
に、放射角度θの指向性を持つアンテナから車載アンテ
ナに向けて電波放射する場合、路面からの反射波がさら
に天井に反射し、遅延した電波が妨害波となり、通信に
悪影響を及ぼす。本発明の目的は、上記問題を解決し、
地下駐車場等の屋内において、車載器と路側機との間の
正常な無線通信を容易に実現可能とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による路側無線通信装置では、路側受信アン
テナと、路側送信アンテナと、路側通信装置とを備え、
路側送信アンテナが、路側受信アンテナよりも高さの低
い位置から、車載通信装置のアンテナへ向けてデータ送
信するようにしている。これにより正常な無線通信に対
する乱反射の影響を軽減できる。また本発明の路側無線
通信装置では、路側通信装置の路側送信アンテナが、車
両に対して、前方から水平方向に電波を放射するように
している。これにより路側送信アンテナから放射された
電波の反射波が車載通信装置のアンテナへ放射されるこ
とが軽減され、乱反射の影響を受けない正常な無線通信
が可能となる。また本発明の路側無線通信装置では、路
側通信装置の路側送信アンテナを車両に対して前方左右
二箇所に分けて設置し、車載通信装置のアンテナに対し
て、放射角度の異なる2つの路側送信アンテナから時分
割にデータを交互に送信するようにしている。これによ
り一方の路側送信アンテナからのデータ受信に失敗した
場合は、放射角度の異なるもう一方の路側送信アンテナ
からの送信データを受信するというように、データ受信
の機会を増やすことができる。また本発明の路側無線通
信装置は、車両が所定のエリアに侵入したことを検知す
る車両センサーを備え、路側通信装置が車両センサーか
らの車両検知データを受け取ってから路側送信アンテナ
からのデータ送信を開始するように制御している。これ
により適切な車両位置から通信を開始することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1、
図8、図9、図10を用いて説明する。図1は本発明の
路側無線通信装置の構成の一実施例を示す図であり、図
8は本発明の路側無線通信装置を用いた駐車場での車両
の入出場時の路車間通信の一具体例を示すフロー図であ
り、図9は路側送信アンテナからの放射角度θの電波放
射を車両前方且つ上方から行った場合の反射波経路の一
具体例を示す図であり、図10は路側送信アンテナから
の放射角度θの電波放射を車両前方正面から行った場合
の反射波経路の一具体例を示す図である。
【0007】先ず、本実施例の路側無線通信装置の構成
について図1を用いて説明する。100は天井、101
は路面、102は車載通信装置103及び車側アンテナ
104を搭載する車両、105は路側通信装置、106
は路側受信アンテナ、107は第一の路側送信アンテナ
である。車載通信装置103は車側アンテナ104を介
して路側通信装置105との間でデータの送受信を行
う。
【0008】路側通信装置105は、路側受信アンテナ
106を介して受け取った車載通信装置103からのア
ップリンクデータを処理し、第一の路側送信アンテナ1
07を介して車載通信装置103に対してダウンリンク
データを送信する。路側受信アンテナ106は、車側ア
ンテナ104から送信されるアップリンクデータを受信
するのに容易な位置で且つ屋内に設置され、受信したデ
ータを路側通信装置105に渡す。
【0009】第一の路側送信アンテナ107は、路側受
信アンテナ106よりも高さが低い位置で且つ車両10
2に対して、例えば水平に電波を放射するように設置す
る。例えば、図9に示すように、車両102の前方且つ
上方から、放射角度θの指向性で、第一の路側送信アン
テナ107が車両102に対して電波放射すると、天井
100や路面101に電波が乱反射し、通信に悪影響を
及ぼすことが考えられる。これに対し、図10に示すよ
うに、車両102の正面から平行方向に、放射角度θの
指向性で、第一の路側送信アンテナ107が車両102
に対して電波放射すれば、通信に対する反射波の影響は
軽減できる。
【0010】本実施例によれば、路側のアンテナを受信
アンテナと送信アンテナの2つに分け、送信アンテナを
受信アンテナよりも低い位置に配置し、車両に対する電
波放射を、例えば車両の前方から平行方向に行うことに
より、通信に対して妨害波となるような反射波の影響を
軽減することができる。これにより、路側通信装置10
5と車載通信装置103との間で正常な通信を行うこと
が可能である。
【0011】次に、図8を用いて、本発明の路側無線通
信装置を用いた駐車場での車両の入出場時の路車間通信
の一具体例の説明をする。本具体例では、例えば車載通
信装置103が、決済用データを持つ記憶媒体の処理機
能を持ち、駐車場利用の決済を路車間通信により行う。
先ず車両102の駐車場への入場時の説明をする。ステ
ップT1では、車両102が通信領域に進入する。ステ
ップT2では、車載通信装置103が路側通信装置10
5に対し通信登録用IDを送信する。ステップT3では、
路側通信装置105は車載通信装置103に対し、通信
を行うためのスロットを割り当てて通知する。ステップ
T4では、車載通信装置103は、指定された通信用ス
ロットを用いて、路側通信装置105に対して決済用デ
ータを送信する。ステップT5では、路側通信装置10
5は受信した決済用データ及び入場日時を記録する。ス
テップT6では、路側通信装置105は、入場日時、駐
車場情報を車載通信装置103に送信する。ステップT
7では、車載通信装置103は受信した駐車場情報と入
場日時を記憶媒体に記録する。ステップT8では、車両
102は駐車場に入場する。
【0012】次に車両102の駐車場からの出場時の説
明をする。ステップU1では、車両102が通信領域に
進入する。ステップU2では、車載通信装置103が路
側通信装置105に対し通信登録用IDを送信する。ステ
ップU3では、路側通信装置105は車載通信装置10
3に対し、通信を行うためのスロットを割り当てて通知
する。ステップU4では、車載通信装置103は、指定
された通信用スロットを用いて、路側通信装置105に
対して決済用データと記憶媒体に記録された入場日時デ
ータを送信する。ステップU5では、路側通信装置10
5は、受け取った決済用データ及び入場日時データを、
車両102の入場時に路側で記録しておいた決済用デー
タ及び入場日時データと照合する。ステップU6では、
路側通信装置105は、車両102の入場日時及び出場
日時から駐車料金を算出し、決済用データによる支払い
属性に従い料金清算処理を行う。ステップU7では、路
側通信装置105は、料金明細データを車載通信装置1
03に送信する。ステップU8では、車載通信装置10
3は、受信した料金明細データを記憶媒体に記録する。
ステップU9では、車両102は駐車場を出場する。以
上のことから、本発明の路側無線通信装置を用いた駐車
場においても、路車間通信による決済処理を行うことが
可能である。次に本発明の路側無線通信装置の他の一実
施例を図2、図3、図4を用いて説明する。図2は本発
明の路側無線通信装置の構成の他の一実施例を示す図で
あり、図3は本実施例において、路側アンテナから車側
アンテナへのデータの時分割送信の一具体例を示す図で
あり、図4は本実施例において、路側アンテナから車側
アンテナへのデータの時分割送信時の再送信の一具体例
を示す図である。
【0013】先ず、本実施例の路側無線通信装置の構成
について図2を用いて説明する。102は車載通信装置
103及び車側アンテナ104を搭載した車両、105
は路側通信装置、106は路側受信アンテナ、108は
第二の路側送信アンテナ、109は第三の路側送信アン
テナである。車載通信装置103は車両102に搭載さ
れ、車側アンテナ104を介して路側通信装置105と
の間でデータの送受信を行う。
【0014】路側通信装置105は、路側受信アンテナ
106を介して受け取った車載通信装置103からのア
ップリンクデータを処理し、又、第二の路側送信アンテ
ナ108、及び第三の路側送信アンテナ109を介して
車側アンテナ104に対してダウンリンクデータを送信
する。路側受信アンテナ106は、屋内駐車場の入出場
ゲート近くで、車側アンテナ104から送信されるアッ
プリンクデータの受信が容易な屋内の位置で、且つ車両
102の進行の妨げにならない位置に設置され、受信デ
ータを路側通信装置105に渡す。
【0015】第二の路側送信アンテナ108及び第三の
路側送信アンテナ109は、車両102に対して例えば
水平に電波を放射するように配置され、車両102の左
右前方、即ち、屋内駐車場の入出場ゲートの左右両サイ
ドにそれぞれ設置される。路側通信装置105からのダ
ウンリンクデータは、図3の一具体例に示すように第二
の路側送信アンテナ108と第三の路側送信アンテナ1
09を用いて交互に時分割で送信する。つまり、一方の
送信アンテナからデータを送信している間は、他方の送
信アンテナからはデータを送信しない。2つの送信アン
テナをそれぞれ別々の角度から電波放射するように設置
するということは、図4の一具体例に示すように、一方
の路側送信アンテナから送信されるデータを受信出来な
い場合等が発生したときに、放射角度の異なるもう一方
の路側送信アンテナから、同じデータを再送信できると
いう利点がある。
【0016】本実施例によれば、第二の路側送信アンテ
ナ108と第三の路側送信アンテナ109を車両102
の進行方向に対して前方左右の位置に配置することによ
り、車両102の進行にアンテナの配置が妨げになるこ
とも無い。また、第二の路側送信アンテナ108と第三
の路側送信アンテナ109から交互に、時分割で電波放
射することにより、例えば放射角度が原因で車側アンテ
ナ104が一方からのダウンリンクデータの受信に失敗
した場合は、放射角度の異なる、もう一方からのダウン
リンクデータを受信するというように、受信の機会を増
やすことができる。更に、路側送信アンテナ107を車
両102に対し、例えば平行に電波放射するような位置
に配置することにより、反射波による通信への悪影響を
軽減できる。次に本発明の路側無線通信装置のさらに他
の一実施例を図5、図7を用いて説明する。
【0017】図5は本発明の路側無線通信装置の構成の
さらに他の一実施例を示す図であり、図7は本実施例に
おける路側無線通信装置の動作の一具体例を示すフロー
図である。先ず、本実施例の路側無線通信装置の構成に
ついて図5を用いて説明する。本実施例の路側無線通信
装置の構成は、図1に示す路側無線通信装置の一実施例
の構成に、110の車両センサーを加えたものである。
車両センサー110は、特定の領域を車両102が通過
したことを検知し、路側通信装置105に通知する。路
側通信装置105は車両センサー110からの車両検知
信号を受け取って初めて、第一の路側送信アンテナ10
7からの電波放射を開始する。
【0018】続いて、図7のフロー図に示す本実施例に
おける路側無線通信装置の動作の一具体例の説明をす
る。ステップS1では、路側通信装置105は、電波放
射を停止した状態である。ステップS2では、車両セン
サー110が車両の通過を検知した場合はステップS3
へ進み、検知しない場合は車両センサー110は車両の
通過を待つ。ステップS3では、路側通信装置105
は、電波放射を開始する。ステップS4では、路側通信
装置105は、車載通信装置103との路車間通信を行
う。ステップS5では、路車間通信が正常に終了した場
合はステップS6へ進み、正常に終了しない場合はステ
ップS4の動作を再び行う。ステップS6では、路側通
信装置105は、電波放射を停止する。全てのステップ
終了後は再びステップS1に戻る。
【0019】本実施例によれば、車両センサー110を
設け、車両センサー110が車両102を検知するまで
は、路側通信装置105は第一の路側送信アンテナ10
7からの電波放射を行わず、車両センサー110が車両
102を検知してから初めて路側通信装置105が第一
の路側送信アンテナ107からの電波放射を開始するこ
とにより、入出場ゲートに進入してくる車両102は路
側との通信を適切な車両位置から開始することができ
る。更に、第一の路側送信アンテナ107を車両102
に対し、例えば平行に電波放射するような位置に配置す
ることにより、反射波による通信への悪影響を軽減でき
る。次に本発明の路側無線通信装置のさらに他の一実施
例を図6、図7を用いて説明する。図6は本発明の路側
無線通信装置の構成のさらに他の一実施例を示す図であ
り、図7は本実施例における路側無線通信装置の動作の
一具体例を示すフロー図である。先ず、本実施例の路側
無線通信装置の構成について図6を用いて説明する。本
実施例の路側無線通信装置の構成は、図2に示す路側無
線通信装置の一実施例の構成に、110の車両センサー
を加えたものである。車両センサー110は、特定の領
域を車両102が通過したことを検知し、路側通信装置
105に通知する。路側通信装置105は車両センサー
110からの車両検知信号を受け取って初めて、第二の
路側送信アンテナ108或いは第三の路側送信アンテナ
109からの電波放射を開始する。
【0020】また、本実施例の路側無線通信装置の動作
は、図7のフロー図によっても説明できる。本実施例に
おいては、路側通信装置105は、第二の路側送信アン
テナ108及び第三の路側送信アンテナ109を用いて
電波放射する。従って、例えば図7のステップS3で
は、路側通信装置105は、第二の路側送信アンテナ1
08又は第三の路側送信アンテナ109から電波放射を
開始する。本実施例によれば、車両センサー110を設
け、車両センサー110が車両102を検知するまで
は、路側通信装置105は第二の路側送信アンテナ10
8又は第三の路側送信アンテナ109からの電波放射を
行わず、車両センサー110が車両102を検知してか
ら初めて路側通信装置105が第二の路側送信アンテナ
108又は第三の路側送信アンテナ109からの電波放
射を開始することにより、入出場ゲートに進入してくる
車両102は路側との通信を適切な車両位置から開始す
ることができる。更に、第二の路側送信アンテナ108
及び第三の路側送信アンテナ109を車両102に対
し、例えば平行に電波放射するような位置に配置するこ
とにより、反射波による通信への悪影響を軽減できる。
また、第二の路側送信アンテナ108と第三の路側送信
アンテナ109を車両102の進行方向に対して前方左
右の位置に配置にすることにより、車両102の進行に
アンテナの配置が妨げになることが無い。また、第二の
路側送信アンテナ108と第三の路側送信アンテナ10
9から交互に、時分割で電波放射することにより、例え
ば放射角度が原因で車側アンテナ104が一方からのダ
ウンリンクデータの受信に失敗した場合は、放射角度の
異なる、もう一方からのダウンリンクデータを受信する
というように、受信の機会を増やすことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、車載器と通信を行う路
側基地局を地下駐車場等の屋内に設置する場合に、路側
に設置する送信アンテナを車両に対して前面から平行に
電波を放射するよう設置することで、通信における反射
波の影響を軽減することができる。
【0022】さらに本発明によれば、路側器の送信アン
テナを、車両に対し前方左右2箇所に分けて設置するこ
とで、路側送信アンテナが車両の進行の妨げになること
はない。また、車載器アンテナに対し送信データを交互
に時分割で送信することで、車載器アンテナが一方の路
側送信アンテナからの送信データの受信に失敗した場合
に、他方の路側送信アンテナからの送信データの受信を
することができ、受信の機会を増やすことができる。
【0023】さらに本発明によれば、車両が所定のエリ
アに侵入したことを検知する車両センサーを設置し、車
両センサーが車両を検知してから路側送信アンテナから
の電波放射を開始することで、適切な車両位置から路車
間通信を開始することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の路側無線通信装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】 本発明の路側無線通信装置の他の一実施例の
構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の路側無線通信装置の一実施例におい
て、路側アンテナから車側アンテナへのデータの時分割
送信の一具体例を示す図である。
【図4】 本発明の路側無線通信装置の一実施例におい
て、路側アンテナから車側アンテナへのデータの時分割
送信時の再送信の一具体例を示す図である。
【図5】 本発明の路側無線通信装置のさらに他の一実
施例の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の路側無線通信装置のさらに他の一実
施例の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の路側無線通信装置の一実施例におい
て、路側無線通信装置の動作の一具体例を示すフロー図
である。
【図8】 本発明の路側無線通信装置を用いた駐車場で
の車両の入出場時の路側無線通信装置の動作の一具体例
を示すフロー図である。
【図9】 路側送信アンテナからの放射角度θの電波放
射を車両前方且つ上方から行った場合の反射波経路の一
具体例を示すである図。
【図10】 路側送信アンテナからの放射角度θの電波
放射を車両前方正面から行った場合の反射波経路の一具
体例を示す図である。
【符号の説明】
100…天井 101…路面 102…車両 103…車載通信装置 104…車側アンテナ 105…路側通信装置 106…路側受信アンテナ 107…第一の路側送信アンテナ 108…第二の路側送信アンテナ 109…第三の路側送信アンテナ 110…車両センサー
フロントページの続き (72)発明者 中野 哲夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 坂本 敏幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 3E027 EA03 EC07 5J046 AA02 AA04 AA12 MA09 5K067 AA03 BB21 CC04 EE02 EE10 KK03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載された車載通信装置と路側に設
    置された路側通信装置とが無線通信によりデータの送受
    信を行う屋内の通信システムにおいて、 前記車載通信装置のアンテナから送信されるデータを受
    信するために屋内に設置された路側受信アンテナと、 前記車載通信装置のアンテナに向けてデータを送信する
    ための、前記路側受信アンテナよりも高さが低い位置で
    屋内に設置された路側送信アンテナと、 前記路側受信アンテナからの受信データ及び前記路側送
    信アンテナに向けた送信データを制御するための路側通
    信装置と、を備える構成とすることを特徴とする路側無
    線通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の路側無線通信装置におい
    て、前記路側送信アンテナを、車両に対して、前方から
    水平方向に電波を放射する構成とすることを特徴とする
    路側無線通信装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2のいずれかに記載の路側
    無線通信装置において、前記路側送信アンテナを車両に
    対して前方左右二箇所に分けて設置し、前記車載通信装
    置のアンテナに対して、時分割に送信データを交互に送
    信する構成とすることを特徴とする路側無線通信装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3のいずれかに記載の
    路側無線通信装置において、車両が所定のエリアに侵入
    したことを検知する車両センサーを備え、前記路側通信
    装置は前記車両センサーからの車両検知データを受け取
    ってから上記路側送信アンテナからのデータ送信を開始
    するように制御することを特徴とする路側無線通信装
    置。
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