JP2003021281A - 架橋性ポリエチレン管の管継手装置 - Google Patents

架橋性ポリエチレン管の管継手装置

Info

Publication number
JP2003021281A
JP2003021281A JP2001205909A JP2001205909A JP2003021281A JP 2003021281 A JP2003021281 A JP 2003021281A JP 2001205909 A JP2001205909 A JP 2001205909A JP 2001205909 A JP2001205909 A JP 2001205909A JP 2003021281 A JP2003021281 A JP 2003021281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
ring
polyethylene pipe
crosslinked polyethylene
crosslinkable polyethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001205909A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kishigami
弘 岸上
Hirokuni Mishima
啓邦 三島
Tadamitsu Kosuge
唯光 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2001205909A priority Critical patent/JP2003021281A/ja
Publication of JP2003021281A publication Critical patent/JP2003021281A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 架橋性ポリエチレン管接続の強固な継手装置
を提供する。 【解決手段】 接続する架橋性ポリエチレン管1の端部
に挿入する内嵌め管11の中央部にフランジ12を設けると
ともに、内嵌め管11の外周に凹凸13,14を形成したブッ
シュ10と、架橋性ポリエチレン管1に外嵌するスクイー
ズリング15とプレスリング17を継手部材として使用し、
フランジ12の両側にある内嵌め管11をそれぞれ架橋性ポ
リエチレン管1に挿入して、同管1にあらかじめ嵌め込
んでおいたスクイーズリング15を内嵌め管11を挿入した
位置において、プレスリングをフランジ12に向けて押進
し、スクイーズリング15を介して架橋性ポリエチレン管
1を内嵌め管に圧着して凹凸に食い込ませて強固な結合
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として架橋性ポリエ
チレン管の接続に使用される管継手装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】高温や高圧の流体を送る各種管路の施設
ではポリエチレン管の使用が増大しているが、近年は、
強度と耐熱性をさらに増強させる目的から、架橋処理を
施したポリエチレン管が使用されるようになってきた。
しかし、この架橋性ポリエチレン管は、一般のポリエチ
レン管のように熱融着ができないという難点がある。そ
のため、管の接続には、従来、テーパーコア方式やゴム
リング加圧方式のような機械式の継手が用いられてき
た。
【0003】テーパーコア方式は、図6に示すように、
テーパーコア31と押フランジ32の各一対よりなる継手具
30を使用し、テーパーコア31をポリエチレン管1に挿入
した後、テーパーコア31と押フランジ32をボルト・ナッ
ト33で締め付けて、ポリエチレン管1,1どうしを接続
するようにしたものである。また、ゴムリング加圧方式
は、接続管36と締付袋ナット37とゴムリング38とよりな
る継手具35を使用し、接続するポリエチレン管1,1を
接続管36に挿入し、接続管36の拡径部とポリエチレン管
1との間にゴムリング38を嵌入して締め付け袋ナット37
を締め込んでゴムリング38を圧接するようにしたもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記テーパー
コア方式のものは、接続する架橋ポリエチレン管1の管
端部をラッパ状に拡管する必要があり、そのための作業
工数が増加するとともに、専用の設備や治具が必要であ
り、しかも、架橋性ポリエチレン管1にテーパーコア31
を挿入後、周囲上の数ヶ所に取り付けられているナット
を締め込んで固定するので作業が面倒で、かつ、均等に
締め込むのが難しく、安定した品質を確保しにくいとい
った問題がある。
【0005】また、上記ゴムリング加圧方式のものは、
管1内部に力を支えるコアがないので、止水用のゴムリ
ングに大きな力を加えることができない。したがって、
管に高温または高圧の流体を流すことができず、低温で
かつ低圧の流体にしか適用することができない。また、
ゴムリングを押し付けるものであるため、小径管にしか
適用できない、といった問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の架橋性ポリエチレン
管を接続する継手の問題点を解決するためになされたも
ので、管に挿入するブッシュと、管外周から管を加締め
てブッシュを固定させるスクイーズリングとプレスリン
グとにより、架橋ポリエチレン管の接続が水密性よく強
固、確実にかつ簡易な作業で行えるようにした、架橋性
ポリエチレン管の継手装置を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、添付の図面を参照して説明
すると、請求項1記載の管継手装置は、接続する架橋性
ポリエチレン管1の各端部に挿入される内嵌め管11の外
周に凹部13及び凸部14を形成したブッシュ10と、架橋性
ポリエチレン管1に外嵌されるスクイーズリング15及び
プレスリング17とよりなる継手部材を使用し、プレスリ
ング17の押圧により、スクイーズリング15及び架橋性ポ
リエチレン管1が内嵌め管11に圧接され、それにより架
橋性ポリエチレン管1の内面部が内嵌め管11外周の凹凸
13,14に沿って圧着されていることを特徴とするもので
ある。
【0008】また、請求項2記載の管継手装置は、架橋
性ポリエチレン管1の端部に挿入される、外周に凹部13
及び凸部14を形成した内嵌め管11と、既設の管2に結合
する接続管22とを設けたブッシュ20と架橋性ポリエチレ
ン管1に外嵌されるスクイーズリング15及びプレスリン
グ17とよりなる継手部材を使用し、プレスリング17の押
圧により、スクイーズリング15及び架橋性ポリエチレン
管1が内嵌め管11に圧接され、それにより架橋性ポリエ
チレン管1の内面部が内嵌め管11外周の凹凸13,14に沿
って圧着されていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付の図面を参照して説明する。図1〜図3は架橋性
ポリエチレン管どうしを接続する継手装置の実施態様を
示し、図4、図5は架橋性ポリエチレン管と他の既製管
等とを接続する継手装置の実施態様を示したものであ
る。
【0010】図1〜図3において、1は接続する架橋性
ポリエチレン管(以下ポリエチレン管という)で、ポリ
エチレン管1の管端部内に挿入するブッシュ10と、ポリ
エチレン管1の管端部に外嵌するスクイーズリング15及
びプレスリング17との継手部材により結合されるように
なっている。
【0011】ブッシュ10は、ポリエチレン管1内に挿入
可能な外径を有する所要長さの内嵌め管11の長手方向
(軸方向)中央部に、ポリエチレン管1の外径より十分
大径としたフランジ12が設けられており、内嵌め管11の
外周面には、巾の広い凹条等の凹部13と巾の狭い突条等
の凸部14が所要数交互に形成されている。
【0012】スクイーズリング15は、延性に富んだ黄銅
製の金属材料により、上記内嵌め管11に外嵌できる内径
を有し、フランジ12から内嵌め管11の管端までの長さと
ほぼ同長に形成され、1端側が薄肉15aで他端側が厚肉
15bとなる、外周がテーパー状をなす管となっている。
図示の例では、一端から他端まで段階的なテーパー面と
なっているが、これに限定されるものではない。また、
プレスリング17は、上記スクイーズリング15の薄肉部15
aに外嵌可能な内径で、外径がフランジ12の外径とほぼ
同径とされ、スクイーズリング15とほぼ同長の管に形成
され、その一端部にはラッパ状の拡径部18が設けられた
ものとなっている。
【0013】ポリエチレン管1どうしを接続するには、
それらポリエチレン管1の各端部に、あらかじめ、プレ
スリング17についでスクイーズリング15を順次嵌め込ん
でおき、次に、図3に示すように、ブッシュ10のフラン
ジ12の両側にある内嵌め管11を各ポリエチレン管1に挿
入し、ポリエチレン管1の管端がフランジ12に接するよ
うにする。そして、スクイーズリング15をその厚肉部15
bの端がフランジ12に接するようにしてポリエチレン管
1の端部に被せる。その状態で、図3の矢印で示すよう
に、プレスリング17をフランジ12に向けて押進させる。
【0014】それによって、プレスリング17はスクイー
ズリング15の薄肉部15aから次第に厚肉部15bの方に嵌
め込まれ、プレスリング17の内周面が次第に径大となり
スクイーズリング15のテーパー面を強く押圧して行くこ
とになる。そのため、スクイーズリング15は変形して扁
平化して行くとともに、このスクイーズリング15を介し
てポリエチレン管1は内方に強く圧迫されて変形し、図
1に示すように、ポリエチレン管1はブッシュ10の内嵌
め管11の凹部13と凸部14のある外周面に食い込んで圧着
され、強固に結合されることになる。なお、プレスリン
グ17を押圧するには、専用の治具(図示を略す)を用い
れば容易に行うことができる。
【0015】図5、図6は、ポリエチレン管1を、他の
材料を用いた既設管2と接続するに適した実施態様を示
したものである。既設の管(例えば金属管等)2は、一
般に、ブッシュとネジ結合して接続するようにしている
ので、この場合は、ポリエチレン管1と結合できる上記
の内嵌め管11及び既設管2と結合できるブッシュ20と、
上記したスクイーズリング15とプレスリング17とよりな
る継手部材を使用する。ブッシュ20は、ポリエチレン管
1に挿入する、内嵌め管11と、既設管2に螺着する、外
ネジ23付きの接続管22とが角ナット状のフランジ21を挟
み、その両側に突設された構造となっている。内嵌め管
11は、さきに説明したと同様に、その外周に凹部13と凸
部14が形成されている。
【0016】この場合のポリエチレン管1と既設管2と
の接続では、図4にしめすように、ブッシュ20の接続管
22をネジ3,23の螺合で結合し、ブッシュ20の内嵌め管
11を、上記実施態様におけると同様に、ポリエチレン管
1に挿入して、あらかじめポリエチレン管1に嵌め込ん
でおいたスクイーズリング15を内嵌め管を挿入したポリ
エチレン管1の外周に嵌め合せ、プレスリング17を押圧
して、ポリエチレン管1を内嵌め管11の外周面に圧着さ
せるのである。それによって、ポリエチレン管1は、既
設管2に螺着結合されたブッシュ20に強固に結合される
ことになる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱融着によって結合できない架橋性ポリエチレン管どう
しの接続を、ポリエチレン管に挿入するブッシュと、ポ
リエチレン管に外嵌するスクイーズリングとプレスリン
グという少数の簡単な構造の部材を使用して、プレスリ
ングを押圧するだけの簡易な作業で行うことができると
ともに、ポリエチレン管とブッシュとは、プレスリング
の押圧によるポリエチレン管の弾性変形によって、ブッ
シュの内嵌め管の外周凹凸面に圧着して物理的に強固に
固定することができる。また、ポリエチレン管と他の既
設管等との接続も、ポリエチレン管と結合する内嵌め管
と既設管と螺合する接続管するブッシュに代えることに
より、簡易かつ強固に結合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施態様を示す縦断面図であ
る。
【図2】同各部材を分離して示した半部切欠縦断面図で
ある。
【図3】同結合の中途過程を示す縦断面図である。
【図4】本発明装置の他の実施態様を示す縦断面図であ
る。
【図5】同各部材を分離して示した半部切欠縦断面図で
ある。
【図6】従来の管継手を示す半部切欠縦断面図である。
【図7】従来の他の管継手を示す半部切欠縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 架橋性ポリエチレン管 2 既設管 10 ブッシュ 11 内嵌め管 12 フランジ 13 凹部 14 凸部 15 スクイーズリング 17 プレスリング 18 拡径部 20 ブッシュ 21 ナット状フランジ 22 接続管
フロントページの続き (72)発明者 小菅 唯光 千葉県市川市塩浜1−6 株式会社クボタ 市川工場内 Fターム(参考) 3H015 DA02 DA03 DA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続する架橋性ポリエチレン管の各端部
    に挿入される内嵌め管の外周に凹部及び凸部を形成した
    ブッシュと、架橋性ポリエチレン管に外嵌されるスクイ
    ーズリング及びプレスリングとよりなる継手部材を使用
    し、プレスリングの押圧により、スクイーズリング及び
    架橋性ポリエチレン管が内嵌め管に圧接され、それによ
    り架橋性ポリエチレン管の内面部が内嵌め管外周の凹凸
    に沿って圧着されていることを特徴とする、架橋性ポリ
    エチレン管の管継手装置。
  2. 【請求項2】架橋性ポリエチレン管の端部に挿入され
    る、外周に凹部及び凸部を形成した内嵌め管と、既設の
    管に結合する接続管とを設けたブッシュと架橋性ポリエ
    チレン管に外嵌されるスクイーズリング及びプレスリン
    グとよりなる継手部材を使用し、プレスリングの押圧に
    より、スクイーズリング及び架橋性ポリエチレン管が内
    嵌め管に圧接され、それにより架橋性ポリエチレン管の
    内面部が内嵌め管外周の凹凸に沿って圧着されているこ
    とを特徴とする、架橋性ポリエチレン管の管継手装置。
JP2001205909A 2001-07-06 2001-07-06 架橋性ポリエチレン管の管継手装置 Pending JP2003021281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205909A JP2003021281A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 架橋性ポリエチレン管の管継手装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205909A JP2003021281A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 架橋性ポリエチレン管の管継手装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003021281A true JP2003021281A (ja) 2003-01-24

Family

ID=19042132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001205909A Pending JP2003021281A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 架橋性ポリエチレン管の管継手装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003021281A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321872A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sekisui Chem Co Ltd 管継手及び配管接続構造
CN112524382A (zh) * 2020-11-23 2021-03-19 安徽德顺管业有限公司 一种具有伸缩限位机构的聚乙烯缠绕管连接装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321872A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sekisui Chem Co Ltd 管継手及び配管接続構造
CN112524382A (zh) * 2020-11-23 2021-03-19 安徽德顺管业有限公司 一种具有伸缩限位机构的聚乙烯缠绕管连接装置
CN112524382B (zh) * 2020-11-23 2024-04-30 山东腾远建材科技股份有限公司 一种具有伸缩限位机构的聚乙烯缠绕管连接装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3669474A (en) Coupled joint of axially aligned elongated members
US7055868B2 (en) Corrugated tube fitting
JPH04266685A (ja) 管の耐圧結合用継手装置
WO2014181590A1 (ja) 管接続装置
WO1999006748A1 (en) Pipe coupling method and apparatus
JPH09112760A (ja) 銅管の接続装置
JPH07224978A (ja) 管の接続構造
JPH08170767A (ja) ホ−ス対チュ−ブ用コネクタ−
US20070013189A1 (en) Sealing fitting for stainless steel tubing
JPS63290631A (ja) 管材の接合方法
EP1281907B1 (en) Sleeve-type pipe joint with axially compressed packing ring
KR102157369B1 (ko) 파이프 연결장치
JP2003232473A (ja) 配管用継手及びパイプ接続構造
JP2003021281A (ja) 架橋性ポリエチレン管の管継手装置
JP2552699Y2 (ja) 管継手用スラストリング
JP2003014172A (ja) 管継手
KR200198059Y1 (ko) 고압호스 연결용 피팅
JPH07174269A (ja) フレア継手
JP2001059663A (ja) 配管の接続装置
JP2006250341A (ja) 管接続方法および管接続構造
JP2715932B2 (ja) 管継手
JP2702069B2 (ja) 銅管などの可塑性管の接手装置
JP2000193157A (ja) 管継手
JP2864183B2 (ja) 継 手
JP3972287B2 (ja) スリーブ型管継手