JP2715932B2 - 管継手 - Google Patents
管継手Info
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- JP2715932B2 JP2715932B2 JP6236565A JP23656594A JP2715932B2 JP 2715932 B2 JP2715932 B2 JP 2715932B2 JP 6236565 A JP6236565 A JP 6236565A JP 23656594 A JP23656594 A JP 23656594A JP 2715932 B2 JP2715932 B2 JP 2715932B2
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- pipes
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- Joints With Pressure Members (AREA)
Description
体製造分野の設備に使用される高清浄度を要求される配
管における管継手に関する。
諸設備における配管は有害なガスや清純度の高いガスな
どを漏れなく圧送する必要があった。このため、これら
の配管や配管継手などは錆や汚染の少ないステンレス鋼
の配管や継手などが用いられてきた。また、半導体製造
設備における配管は単純な直配管だけで済むものではな
く外側に迂回したり内部に折れ曲げて配管したり配管系
統が複雑である。このため、この複雑な配管経路を作る
配管には、配管を曲げるだけではなく必要な個所は管継
手を用いて対応していた。
設備での配管のリークは極めて厳密に要求され管自体に
漏れがなくとも管継手に漏れが生じ、しばしば不測な事
故を招くことになった。また、半導体製造設備のように
個々の設備によっても配管系統が異なりしかも複雑な配
管を工事するには、予じめ配管の長さを設計し工場で作
るのではなく、多くは現場で個々の設備に合せて配管の
長さを決め曲げたり継手で接続したりする所謂現物合せ
工事で行なっている。このため漏れなく配管するには高
度の熟練が要求された。このような現状から、最近、リ
ークを完全におさえ接続できる種々の管継手が提案され
た。
ある。腐食に対して強くより確実に漏れなく配管を接続
する管継手の例として図3に示す管継手がある。この管
継手は、同図に示すように、メタルガスケット11を端
面の凸部で挾持するスリーブ12と13を接続すべきそ
れぞれの配管8の端部と溶接し、予じめいずれかの配管
8に通しておいた袋ナット14に他方の配管8のスリー
ブ13の雄ねじを押し込みメタルガスケット11への緊
締力を与え気密に接続する構造である。
の低くく錆難いステンレス鋼を用い、比較的に硬度の高
いステンレス鋼のスリーブ12,13の突起をメタルガ
スケット11の面に喰い込ませて気密を保つことを特徴
としていた。
は、気密に配管を接続できるものの配管とスリーブとを
溶接しなければならかった。しかしながら、溶接を行な
う溶接機を火気厳禁でかつ狭いスペースである半導体工
場内に持込むことは困難である。また、別工場で溶接を
行なうにしても、溶接後にリーク検査したりあるいは現
地に運搬したりする溶接以外の工数を必要としコスト高
となるばかりか工期を短縮できないという欠点がある。
さらに、配管内部の溶接肉盛り部に流すガスが吸着し、
他の材料のガスを流し込むときに付着したガスが遊離し
他の材料のガスの純度を下げるという問題がある。
とすることなく汎用工具でより簡単に配管どうしを気密
に接続できる管継手を提供することである。
にフランジなどの段差部が無い配管どうしをリング状の
金属ガスケットを介して気密に接続する管継手におい
て、前記配管のそれぞれの一端面で挟み込まれる前記金
属ガスケットから離間しそれぞれの前記配管の前記一端
面から挿入され任意の位置に停留するとともに外周囲か
ら中心方向に向って傾斜するように形成される第1の雌
テーパ部を他端部にもつ一対のリテーナスリーブと、そ
れぞれの前記配管を通しかつ前記リテーナスリーブの第
1の雌テーパ部に当接し傾きが同じ第1の雄テーパ部を
一端部に有するとともに前記第1の雌テーパ部と同じ傾
斜面が形成される第2の雌テーパ部を他端部にもつ一対
のフロントフェルールと、それぞれの前記配管を通しか
つ前記フロントフェルールの第2の雌テーパ部より急峻
な傾斜面を有し該第2の雌テーパ部と当接する第2の雄
テーパ部を一端部にもつとともに他端部に平坦な面を有
する一対のバックフェルールと、それぞれの前記配管を
通しかつ前記バックフェルールの前記平坦な面と当接す
る平坦面をもつリング状の一対のワッシャと、それぞれ
の前記配管を通しかつ前記金属ガスケットの両側に数珠
状に並ぶ一対の前記リテーナスリーブと一対の前記フロ
ントフェルールと一対の前記バックフェルールと一対の
前記ワッシャとを包みこむとともに前記金属ガスケット
を締付ける緊締力を前記配管に与える一対の雌雄ナット
を備える管継手である。
る。
例を説明するための管継手の断面図および部分拡大して
示す模式断面図である。この管継手は、図1(a)に示
すように、接続すべきそれぞれの配管8の端面で挾持さ
れるリング状のメタルガスケット1と、メタルガスケッ
ト1から離間して一端部を位置させ配管8を通し保持す
るとともに外周囲から中心に入り込むように形成される
雌テーパ部9aを他端部にもつ一対のリテーナスリーブ
2と、それぞれの配管8を通しかつリテーナスリーブ2
の雌テーパ部9aに当接し傾きが同じ雄テーパ部9bを
一端部に有するとともに外周囲から中心に入り込むよう
に形成される雌テーパ部10aを他端部にもつ一対のフ
ロントフェルール3と、それぞれの配管8を通しかつフ
ロントフェルール3の雌テーパ部10aより急峻な傾斜
面を有し雌テーパ部10aと当接する雄テーパ部10b
を一端部にもつとともに後端部に平坦な面を有する一対
のバックフェルール5と、それぞれの配管8を通しかつ
バックフェルール5の平坦な面と当接する平坦面をもつ
リング状の一対のワッシャ4と、それぞれの配管8を通
しかつ金属製ガスケット1を挟んでリテーナスリーブ2
とフロントフェルール3とバックフェルール5とワッシ
ャ4との順に相対して数珠状に並べたものを包みこむと
ともに金属ガスケット1を締付ける緊締力を配管8に与
える一対の雌雄ナット6および7とを備えている。
とワッシャ4を設けたことは雄ナット7を雌ナット6に
捩込む際に生ずる回転力をリテーナスリーブ2に全く伝
わらないようにしている。また、バックフェルール5
は、図1(b)に示すように、締付け力Pに対し分力F
をフロントフェルール3を介してリテーナスリーブ2に
与えるようにバックフェルール5の雄テーパ部10bの
傾斜面がフロントフェルール3の雌テーパ部10aの傾
斜面より急峻になっている。この分力Fがリテーナスリ
ーブ2に作用し配管8へのリテーナスリーブ2の保持力
となる。従って、雄ナット7を雌ナット6に捩込むこと
によってリテーナスリーブ2は分力Fにより配管8にか
しまり固定されると同時に緊締力Pでメタルガスケット
1は配管8に挟み込まれる。
ロントフェルール3、リテーナスリーブ2およびバック
フェルール5は全て錆難いステンレス鋼で製作し、特に
バックフェルール5はばね性をもたせる意味ではマルテ
ンサイト系のステンレス鋼で製作することが望ましい。
また、メタルガスケット1は硬度の低い純ニッケル材で
製作することが望ましいが耐腐食性を重視する場合はス
テンレス鋼を使用しても良い。
手順を説明するための組立順に示す断面図である。ま
ず、接続すべき配管8の端面から所定の距離にリテーナ
スリーブ2が固定させる。これには、図2(a)に示す
ように、雄ナット7あるいは雌ナット6、ワッシャ4、
バックフェルール5、フロントフェルール3およびリテ
ーナスリーブ2の順にそれぞれの配管8に挿入する。次
に、配管8の端部で治具15を挟む。そして、雄ナット
7と雌ナット6とを噛み合せて治具15に緊締力を与え
ると同時にリテーナスリーブ2の位置を固定する。
7と雌ナット6を緩め解離し、治具を取出す。このとき
リテーナスリーブ2はバックフェルール5のフロントフ
ェルール3を介しての押圧力による梃作用力で配管8に
固定される。そして、あたかもリテーナスリーブ2、フ
ロントフェルール3およびバックフェルール5が一体化
されたように配管8に固定されている。
端部でメタルガスケット1を挟み保持し、雄ナット7お
よび雌ナット6を噛み合せ捩込むことでメタルガスケッ
ト1の両面を配管8の端部で締付ける。このことにより
配管8は気密に接続される。なお、口径の大きい配管に
対しては、必要に応じて端部をやすりなどでシャープエ
ッジすることである。ちなみに、1/2インチの配管の
接続を試みたところ、所要時間が1分以内という極めて
短時間で施工できた。また、この作業では、汎用工具で
あるレンチ一つで済むという利点がある。
部によって挟み込まれる金属製ガスケットと、捩込み押
圧力によって配管に緊締固定される部材と、この部材を
介して金属製ガスケットを挟み締付ける力を配管に与え
る雌雄ナットを設けることによって、溶接施工すること
なく汎用工具を用いより簡単に配管を気密に接続するこ
とができるという効果がある。
面図および部分拡大して示す模式断面図である。
順に示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 外周囲にフランジなどの段差部が無い配
管どうしをリング状の金属ガスケットを介して気密に接
続する管継手において、前記配管のそれぞれの一端面で
挟み込まれる前記金属ガスケットから離間しそれぞれの
前記配管の前記一端面から挿入され任意の位置に停留す
るとともに外周囲から中心方向に向って傾斜するように
形成される第1の雌テーパ部を他端部にもつ一対のリテ
ーナスリーブと、それぞれの前記配管を通しかつ前記リ
テーナスリーブの第1の雌テーパ部に当接し傾きが同じ
第1の雄テーパ部を一端部に有するとともに前記第1の
雌テーパ部と同じ傾斜面が形成される第2の雌テーパ部
を他端部にもつ一対のフロントフェルールと、それぞれ
の前記配管を通しかつ前記フロントフェルールの第2の
雌テーパ部より急峻な傾斜面を有し該第2の雌テーパ部
と当接する第2の雄テーパ部を一端部にもつとともに他
端部に平坦な面を有する一対のバックフェルールと、そ
れぞれの前記配管を通しかつ前記バックフェルールの前
記平坦な面と当接する平坦面をもつリング状の一対のワ
ッシャと、それぞれの前記配管を通しかつ前記金属ガス
ケットの両側に数珠状に並ぶ一対の前記リテーナスリー
ブと一対の前記フロントフェルールと一対の前記バック
フェルールと一対の前記ワッシャとを包みこむとともに
前記金属ガスケットを締付ける緊締力を前記配管に与え
る一対の雌雄ナットを備えることを特徴とする管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6236565A JP2715932B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6236565A JP2715932B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08100875A JPH08100875A (ja) | 1996-04-16 |
JP2715932B2 true JP2715932B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=17002524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6236565A Expired - Fee Related JP2715932B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2715932B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107269953A (zh) * | 2017-06-27 | 2017-10-20 | 珠海格力电器股份有限公司 | 管道连接结构及连接方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07111230B2 (ja) * | 1993-02-19 | 1995-11-29 | ティーエイチアイシステム株式会社 | 流体配管用継手 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6236565A patent/JP2715932B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH08100875A (ja) | 1996-04-16 |
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