JP2552703Y2 - 管継手 - Google Patents
管継手Info
- Publication number
- JP2552703Y2 JP2552703Y2 JP1991045376U JP4537691U JP2552703Y2 JP 2552703 Y2 JP2552703 Y2 JP 2552703Y2 JP 1991045376 U JP1991045376 U JP 1991045376U JP 4537691 U JP4537691 U JP 4537691U JP 2552703 Y2 JP2552703 Y2 JP 2552703Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasket
- joint
- joint member
- annular
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joints With Pressure Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】管継手として、従来、図2および図3に
示すものが知られている。
示すものが知られている。
【0003】図2および図3において、第1管状継手部
材(21)の一端面と第2管状継手部材(22)の一端面が円環
状ガスケット(23)を挟んで突合わされ、第2継手部材(2
2)側から第1継手部材(21)にねじはめられたナット(24)
により第2継手部材(22)が第1継手部材(21)に固定され
ている。そして、第2継手部材(22)内に他端側から管(2
5)が挿入され、溶接部(26)において第2継手部材(22)に
固定されている。第1管状継手部材(21)と第2管状継手
部材(22)の突合わせ端面には、断面半円形のガスケット
押え用環状突起(27)(28)がそれぞれ形成されており、ガ
スケット(23)は、リング状のガスケット保持器(29)によ
って第1継手部材(21)の端部に保持されている。
材(21)の一端面と第2管状継手部材(22)の一端面が円環
状ガスケット(23)を挟んで突合わされ、第2継手部材(2
2)側から第1継手部材(21)にねじはめられたナット(24)
により第2継手部材(22)が第1継手部材(21)に固定され
ている。そして、第2継手部材(22)内に他端側から管(2
5)が挿入され、溶接部(26)において第2継手部材(22)に
固定されている。第1管状継手部材(21)と第2管状継手
部材(22)の突合わせ端面には、断面半円形のガスケット
押え用環状突起(27)(28)がそれぞれ形成されており、ガ
スケット(23)は、リング状のガスケット保持器(29)によ
って第1継手部材(21)の端部に保持されている。
【0004】また、特表平02−501587号公報に
は、両環状突起、ガスケット、両継手部材の各内径が相
等しく、かつ各環状突起がガスケットの内縁部全周にわ
たって当接するようになされている管継手が記載されて
いる。
は、両環状突起、ガスケット、両継手部材の各内径が相
等しく、かつ各環状突起がガスケットの内縁部全周にわ
たって当接するようになされている管継手が記載されて
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記図2および図3に
示した従来の管継手には、ガスケット押え用環状突起の
内径が、ガスケットあるいは継手部材の内径より大き
く、ガスケット押え用環状突起の内側に液だまりとなる
環状の凹所(C) が形成され、ここに水などの流体が残留
する。管内および管継手内の残留流体を取り除くため
に、不活性ガスを吹込んで清浄作業が行われるが、この
ようにしても上記凹所に残留した流体を完全に取り除く
ことができず、このため、管内を流れる流体と凹所に残
留する流体とが混ざって管内を流れる流体の純度が低下
したり、反応性の非常に高い流体を流す場合は、管内を
流れる流体と凹所に残留する流体とが反応して反応生成
物が生じたりすることがあり、特に高清浄度が必要とな
る配管には適さないという問題があった。
示した従来の管継手には、ガスケット押え用環状突起の
内径が、ガスケットあるいは継手部材の内径より大き
く、ガスケット押え用環状突起の内側に液だまりとなる
環状の凹所(C) が形成され、ここに水などの流体が残留
する。管内および管継手内の残留流体を取り除くため
に、不活性ガスを吹込んで清浄作業が行われるが、この
ようにしても上記凹所に残留した流体を完全に取り除く
ことができず、このため、管内を流れる流体と凹所に残
留する流体とが混ざって管内を流れる流体の純度が低下
したり、反応性の非常に高い流体を流す場合は、管内を
流れる流体と凹所に残留する流体とが反応して反応生成
物が生じたりすることがあり、特に高清浄度が必要とな
る配管には適さないという問題があった。
【0006】特表平02−501587号公報に記載さ
れた管継手は、液だまりとなる凹所を無くすという機能
を達成することを企図しているものである。
れた管継手は、液だまりとなる凹所を無くすという機能
を達成することを企図しているものである。
【0007】ところで、液だまりとなる凹所を無くすと
いう機能を達成するためには、環状 突起、ガスケットお
よび継手部材の内径を相等しくするという構成ととも
に、管継手締付け前における継手部材に対するガスケッ
トの位置決めが極めて重要となる。
いう機能を達成するためには、環状 突起、ガスケットお
よび継手部材の内径を相等しくするという構成ととも
に、管継手締付け前における継手部材に対するガスケッ
トの位置決めが極めて重要となる。
【0008】しかしながら、特表平02−501587
号公報に記載された管継手は、ガスケット保持器を備え
ていないため、管継手締付け前における継手部材に対す
るガスケットの確実な位置決めができず、結局、液だま
りとなる凹所を無くすという機能を十分に達成できない
という問題があった。
号公報に記載された管継手は、ガスケット保持器を備え
ていないため、管継手締付け前における継手部材に対す
るガスケットの確実な位置決めができず、結局、液だま
りとなる凹所を無くすという機能を十分に達成できない
という問題があった。
【0009】そこで、図2および図3に示した管継手で
使用されているガスケット保持器を用いて管継手締付け
前における継手部材に対するガスケットの確実な位置決
めを行うことが考えられるが、なお同様の問題があっ
た。すなわち、図2および図3に示した管継手で使用さ
れているガスケット保持器は、径方向に弾性変形するも
のではなく、通常は、ガスケット保持器とガスケットと
の間に遊びが生じている。そのため、ガスケット保持器
に対するガスケットの移動が可能であり、管継手締付け
前における継手部材に対するガスケットの確実な位置決
めができず、結局、液だまりとなる凹所を無くすという
機能を十分に達成できない。
使用されているガスケット保持器を用いて管継手締付け
前における継手部材に対するガスケットの確実な位置決
めを行うことが考えられるが、なお同様の問題があっ
た。すなわち、図2および図3に示した管継手で使用さ
れているガスケット保持器は、径方向に弾性変形するも
のではなく、通常は、ガスケット保持器とガスケットと
の間に遊びが生じている。そのため、ガスケット保持器
に対するガスケットの移動が可能であり、管継手締付け
前における継手部材に対するガスケットの確実な位置決
めができず、結局、液だまりとなる凹所を無くすという
機能を十分に達成できない。
【0010】この考案の目的は、管継手締付け前におけ
る継手部材に対するガスケットの確実な位置決めを行
い、液だまりとなる凹所無しを確実に達成することがで
きる管継手を提供することにある。
る継手部材に対するガスケットの確実な位置決めを行
い、液だまりとなる凹所無しを確実に達成することがで
きる管継手を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案による管継手
は、突き合わせ端面にガスケット押え用環状突起が設け
られた一対の管状継手部材と、両継手部材の突き合わせ
端面に介在させられる円環状ガスケットと、両継手部材
を連結するねじ手段とを備え、両環状突起、ガスケッ
ト、両継手部材の各内径が相等しく、かつ各環状突起が
ガスケットの内縁部全周にわたって当接するようになさ
れている管継手において、ガスケットの外径より大きい
内径を有するリング部と、リング部の一端に設けられか
つ弾性を有し ておりガスケットの外周を保持するガスケ
ット保持部と、リング部の他端に設けられかつ弾性を有
しておりいずれか一方の継手部材の外周を保持する継手
部材保持部とよりなるガスケット保持器を備えているこ
とを特徴とするものである。
は、突き合わせ端面にガスケット押え用環状突起が設け
られた一対の管状継手部材と、両継手部材の突き合わせ
端面に介在させられる円環状ガスケットと、両継手部材
を連結するねじ手段とを備え、両環状突起、ガスケッ
ト、両継手部材の各内径が相等しく、かつ各環状突起が
ガスケットの内縁部全周にわたって当接するようになさ
れている管継手において、ガスケットの外径より大きい
内径を有するリング部と、リング部の一端に設けられか
つ弾性を有し ておりガスケットの外周を保持するガスケ
ット保持部と、リング部の他端に設けられかつ弾性を有
しておりいずれか一方の継手部材の外周を保持する継手
部材保持部とよりなるガスケット保持器を備えているこ
とを特徴とするものである。
【0012】ガスケットの外周面に環状溝が形成され、
ガスケット保持部は、一端がリング部に連なり他端が内
方に屈曲しガスケットの環状溝に嵌合する複数個の略L
字形部材により形成されており、継手部材保持部は、一
端がリング部に連なり中間部が内方に屈曲した複数個の
略V字形部材により形成されていることが好ましい。
ガスケット保持部は、一端がリング部に連なり他端が内
方に屈曲しガスケットの環状溝に嵌合する複数個の略L
字形部材により形成されており、継手部材保持部は、一
端がリング部に連なり中間部が内方に屈曲した複数個の
略V字形部材により形成されていることが好ましい。
【0013】
【作用】弾性を有しているガスケット保持部がガスケッ
トの外周面を押え付けるので、ガスケット保持器に対す
るガスケットの移動が阻止される。また、弾性を有して
いる継手部材保持部が継手部材の外周面を弾性力により
押え付けるので、継手部材に対するガスケット保持器の
移動が阻止される。これにより、管継手締付け前におけ
る継手部材に対するガスケットの位置決めを確実に行う
ことができる。この状態で管継手を締め付けることによ
り、各環状突起がガスケットの内縁部全周にわたって当
接し、両ガスケット押え用環状突起、ガスケット、両継
手部材の各内周面は面一となる。
トの外周面を押え付けるので、ガスケット保持器に対す
るガスケットの移動が阻止される。また、弾性を有して
いる継手部材保持部が継手部材の外周面を弾性力により
押え付けるので、継手部材に対するガスケット保持器の
移動が阻止される。これにより、管継手締付け前におけ
る継手部材に対するガスケットの位置決めを確実に行う
ことができる。この状態で管継手を締め付けることによ
り、各環状突起がガスケットの内縁部全周にわたって当
接し、両ガスケット押え用環状突起、ガスケット、両継
手部材の各内周面は面一となる。
【0014】
【実施例】以下、図1を参照して、この考案の実施例に
ついて説明する。なお、以下の説明において、図面の左
右を左右とする。
ついて説明する。なお、以下の説明において、図面の左
右を左右とする。
【0015】図1において、第1管状継手部材(1) の右
端面と第2管状継手部材(2) の左端面が円環状ガスケッ
ト(3) を挟んで突合わされ、第2継手部材(2) 側から第
1継手部材(1) にねじはめられたナット(4) により第2
継手部材(2) が第1継手部材(1) に固定されている。第
1継手部材(1) と第2継手部材(2) の突合わせ端面に
は、ガスケット押え用環状突起(6)(7)がそれぞれ形成さ
れている。また、ガスケット(3) は、リング状のガスケ
ット保持器(5) によって第1継手部材(1) の右端部に保
持されている。
端面と第2管状継手部材(2) の左端面が円環状ガスケッ
ト(3) を挟んで突合わされ、第2継手部材(2) 側から第
1継手部材(1) にねじはめられたナット(4) により第2
継手部材(2) が第1継手部材(1) に固定されている。第
1継手部材(1) と第2継手部材(2) の突合わせ端面に
は、ガスケット押え用環状突起(6)(7)がそれぞれ形成さ
れている。また、ガスケット(3) は、リング状のガスケ
ット保持器(5) によって第1継手部材(1) の右端部に保
持されている。
【0016】第1継手部材(1) の内径と第2継手部材
(2) の内径は等しく、各ガスケット押え用環状突起(6)
(7)およびガスケット(3) の各内径も、これらと相等し
い。
(2) の内径は等しく、各ガスケット押え用環状突起(6)
(7)およびガスケット(3) の各内径も、これらと相等し
い。
【0017】各環状突起(6)(7)は、断面1/4円形で、
各環状突起(6)(7)内面と第1管状継手部材(1) の右端内
周面および第2管状継手部材(2) の左端内周面とが面一
で、かつガスケット(3) の内縁部全周にわたって当接す
るように形成されている。
各環状突起(6)(7)内面と第1管状継手部材(1) の右端内
周面および第2管状継手部材(2) の左端内周面とが面一
で、かつガスケット(3) の内縁部全周にわたって当接す
るように形成されている。
【0018】ガスケット(3) の外周面中央部には、全周
にわたる環状溝(8) が形成されている。
にわたる環状溝(8) が形成されている。
【0019】ガスケット保持器(5) は、薄肉の金属製
で、リング部(9) と、リング部(9) の一端に設けられガ
スケット(3) の環状溝(8) に嵌合することによりガスケ
ット(3) の外周を保持するガスケット保持部(10)と、リ
ング部(9) の他端に設けられ第1継手部材(1) 外周に係
合することにより第1継手部材(1) の外周を保持する継
手部材保持部(11)とよりなる。
で、リング部(9) と、リング部(9) の一端に設けられガ
スケット(3) の環状溝(8) に嵌合することによりガスケ
ット(3) の外周を保持するガスケット保持部(10)と、リ
ング部(9) の他端に設けられ第1継手部材(1) 外周に係
合することにより第1継手部材(1) の外周を保持する継
手部材保持部(11)とよりなる。
【0020】リング部(9) の幅は、第1継手部材(1) の
ガスケット押え用環状突起(6) の高さにほぼ等しく、リ
ング部(9) の内径は、ガスケット(3) の外径よりやや大
きい。
ガスケット押え用環状突起(6) の高さにほぼ等しく、リ
ング部(9) の内径は、ガスケット(3) の外径よりやや大
きい。
【0021】ガスケット保持部(10)は、一端がリング部
(9) に連なり他端が内方に直角に屈曲した4個の略L字
形部材がリング部(9) 周縁に沿って等間隔に設けられる
ことにより形成されている。対向するガスケット保持部
(10)の内のりはガスケット(3) の環状溝(8) の内径より
わずかに小さい。
(9) に連なり他端が内方に直角に屈曲した4個の略L字
形部材がリング部(9) 周縁に沿って等間隔に設けられる
ことにより形成されている。対向するガスケット保持部
(10)の内のりはガスケット(3) の環状溝(8) の内径より
わずかに小さい。
【0022】継手部材保持部(11)は、一端がリング部
(9) に連なり中間部が内方に屈曲した4個の略V字形部
材がリング部(9) 周縁に等間隔に設けられることにより
形成されている。対向する継手部材保持部(11)の内のり
は第1継手部材(1) 右端面の外径よりもやや小さい。
(9) に連なり中間部が内方に屈曲した4個の略V字形部
材がリング部(9) 周縁に等間隔に設けられることにより
形成されている。対向する継手部材保持部(11)の内のり
は第1継手部材(1) 右端面の外径よりもやや小さい。
【0023】ガスケット保持器(5) は薄肉の金属製であ
るため、ガスケット保持部(10)および継手部材保持部(1
1)は若干の弾性を有している。
るため、ガスケット保持部(10)および継手部材保持部(1
1)は若干の弾性を有している。
【0024】ガスケット(3) に形成された環状溝(8)
に、ガスケット保持器(5) のガスケット保持部(10)を嵌
め合わせると、ガスケット保持部(10)は外方に拡大さ
れ、弾性力によりガスケット(3) がガスケット保持器
(5) 内の所定位置に保持され、ガスケット保持器(5) 内
におけるガスケット(3) の移動が阻止される。
に、ガスケット保持器(5) のガスケット保持部(10)を嵌
め合わせると、ガスケット保持部(10)は外方に拡大さ
れ、弾性力によりガスケット(3) がガスケット保持器
(5) 内の所定位置に保持され、ガスケット保持器(5) 内
におけるガスケット(3) の移動が阻止される。
【0025】ガスケット保持器(5) の継手部材保持部(1
1)を第1継手部材(1) に嵌め入れると、継手部材保持部
(11)は外方に拡大され、弾性力により継手部材保持部(1
1)が第1継手部材(1) 右端部の外周に係合され、ガスケ
ット保持器(5) 内に保持されたガスケット(3) が第1継
手部材(1) の右端部に保持される。
1)を第1継手部材(1) に嵌め入れると、継手部材保持部
(11)は外方に拡大され、弾性力により継手部材保持部(1
1)が第1継手部材(1) 右端部の外周に係合され、ガスケ
ット保持器(5) 内に保持されたガスケット(3) が第1継
手部材(1) の右端部に保持される。
【0026】こうして、第1継手部材(1) に対するガス
ケット(3) の位置決めが確実に行われる。
ケット(3) の位置決めが確実に行われる。
【0027】この状態で、第2継手部材(2) 側から第1
継手部材(1) にねじはめられたナット(4) を締付ける
と、第1継手部材(1) の環状突起(6) および第2継手部
材(2)の環状突起(7) がガスケット(3) をその両面から
押圧する。このとき、各環状突起(6)(7)内面と第1管状
継手部材(1) の右端内周面および第2管状継手部材(2)
の左端内周面とが面一で、かつガスケット(3) の内縁部
全周にわたって当接するので、液だまりとなる凹所が形
成されない。
継手部材(1) にねじはめられたナット(4) を締付ける
と、第1継手部材(1) の環状突起(6) および第2継手部
材(2)の環状突起(7) がガスケット(3) をその両面から
押圧する。このとき、各環状突起(6)(7)内面と第1管状
継手部材(1) の右端内周面および第2管状継手部材(2)
の左端内周面とが面一で、かつガスケット(3) の内縁部
全周にわたって当接するので、液だまりとなる凹所が形
成されない。
【0028】なお、上記実施例では、ガスケット押え用
環状突起(6)(7)の断面形状は1/4円形であるが、角形
でもよく、要するに、継手部材と面一でかつガスケット
(3)の内縁部全周にわたって当接する形状であればよ
い。
環状突起(6)(7)の断面形状は1/4円形であるが、角形
でもよく、要するに、継手部材と面一でかつガスケット
(3)の内縁部全周にわたって当接する形状であればよ
い。
【0029】
【考案の効果】管継手締付け前における継手部材に対す
るガスケットの位置決めが確実に行われた状態で管継手
を締め付けることができるから、両ガスケット押え用環
状突起、ガスケット、両継手部材の各内周面は面一とな
るので、液だまりとなる凹所ができない。したがって、
管内を流れる流体と凹所に残留する流体とが混ざって純
度が落ちたり、反応して反応生成物が生じたりすること
がなく、高洗浄度が必要な配管にも使用できる。
るガスケットの位置決めが確実に行われた状態で管継手
を締め付けることができるから、両ガスケット押え用環
状突起、ガスケット、両継手部材の各内周面は面一とな
るので、液だまりとなる凹所ができない。したがって、
管内を流れる流体と凹所に残留する流体とが混ざって純
度が落ちたり、反応して反応生成物が生じたりすること
がなく、高洗浄度が必要な配管にも使用できる。
【図1】この考案の実施例を示す管継手の縦断面図であ
る。
る。
【図2】従来例を示す管継手の縦断面図である。
【図3】従来例を示す管継手の部分拡大縦断面図であ
る。
る。
(1) 第1管状継手部材 (2) 第2管状継手部材 (3) ガスケット (4) ナット(5) ガスケット保持器 (6)(7) ガスケット押え用環状突起(8) 環状溝 (9) リング部 (10) ガスケット保持部 (11) 継手部材保持部
Claims (2)
- 【請求項1】 突き合わせ端面にガスケット押え用環状
突起(6)(7)が設けられた一対の管状継手部材(1)(2)と、
両継手部材(1)(2)の突き合わせ端面に介在させられる円
環状ガスケット(3) と、両継手部材(1)(2)を連結するね
じ手段(4) とを備え、両環状突起(6)(7)、ガスケット
(3) 、両継手部材(1)(2)の各内径が相等しく、かつ各環
状突起(6)(7)がガスケット(3) の内縁部全周にわたって
当接するようになされている管継手において、ガスケッ
ト(3) の外径より大きい内径を有するリング部(9) と、
リング部(9) の一端に設けられかつ弾性を有しておりガ
スケット(3) の外周を保持するガスケット保持部(10)
と、リング部(9) の他端に設けられかつ弾性を有してお
りいずれか一方の継手部材(1)(2)の外周を保持する継手
部材保持部(11)とよりなるガスケット保持器(5) を備え
ていることを特徴とする管継手。 - 【請求項2】 ガスケット(3) の外周面に環状溝(8) が
形成され、ガスケット保持部(10)は、一端がリング部
(9) に連なり他端が内方に屈曲しガスケット(3) の環状
溝(8) に嵌合する複数個の略L字形部材により形成され
ており、継手部材保持部(11)は、一端がリング部(9) に
連なり中間部が内方に屈曲した複数個の略V字形部材に
より形成されていることを特徴とする請求項1の管継
手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991045376U JP2552703Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991045376U JP2552703Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04138183U JPH04138183U (ja) | 1992-12-24 |
JP2552703Y2 true JP2552703Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=31925258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991045376U Expired - Lifetime JP2552703Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552703Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1989003495A1 (fr) * | 1987-10-09 | 1989-04-20 | Eferel S.A. | Raccord a joint metallique annulaire interchangeable |
US5040714A (en) * | 1990-04-23 | 1991-08-20 | Vemco Corporation | Bore forming sealed coupling and process |
JPH04312281A (ja) * | 1991-04-04 | 1992-11-04 | General Components Inc | 管継手 |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP1991045376U patent/JP2552703Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04138183U (ja) | 1992-12-24 |
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