JPH06323473A - 管継手用締付ナット - Google Patents

管継手用締付ナット

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JPH06323473A
JPH06323473A JP10699193A JP10699193A JPH06323473A JP H06323473 A JPH06323473 A JP H06323473A JP 10699193 A JP10699193 A JP 10699193A JP 10699193 A JP10699193 A JP 10699193A JP H06323473 A JPH06323473 A JP H06323473A
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JP
Japan
Prior art keywords
nut
gasket
nut body
joint member
joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP10699193A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Yamaji
道雄 山路
Tsutomu Shinohara
努 篠原
Kanetsugu Yamamoto
兼嗣 山本
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ナットと継手構成部材とが共回りすることを
確実に防止できる管継手用締付ナットを提供する。 【構成】 管継手用締付ナット4 は、ナット本体16とス
ラスト玉軸受け6 とよりなる。ナット本体16の内向きフ
ランジ11近くに、内径が右側のレース18の外径よりも若
干小さい内向き環状突出部21が設けられている。この環
状突出部(21)内側に、右側のレース18が圧入されてい
る。ナット4 を締め付けていくと、スラスト玉軸受け6
の右側のレース18は、ナット本体16と一体になって回転
するが、スラスト玉軸受け6 の左側のレース17は、第2
継手部材2 の外向きフランジ13に密接してナット本体16
と共に回転することはない。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、管継手用締付ナット
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、管継手用締付ナットとしては、一
方の継手構成部材のおねじにねじ合わされるめねじが一
端部に設けられ、かつ他方の継手構成部材の周囲にはめ
られる内向きフランジが他端部に設けられているものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の管継手用締
付ナットでは、例えば、突合わせ端面近くの外周におね
じが設けられた第1継手部材と、突合わせ端面近くの外
周に外向きフランジが設けられた第2継手部材とをガス
ケットを介して突き合わせて連結するさい、ナットと第
2継手部材とが共回りし、これによりナット締付作業が
やりにくかったり、ガスケットのシール面に傷がついて
シール性が悪化したりするという問題があった。
【0004】そこで、第2継手部材の外向きフランジと
ナットの内向きフランジとの間にスラストリングやスラ
スト玉軸受けを介在させることにより、共回りを防止す
ることも行われているが、スラストリングやスラスト玉
軸受けを挿入することを忘れたままナットを締め付けて
しまうことがあり、共回りを確実には防止できなかっ
た。
【0005】この発明の目的は、ナットと継手構成部材
とが共回りすることを確実に防止できる管継手用締付ナ
ットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による管継手用
締付ナットは、一方の継手構成部材のおねじにねじ合わ
されるめねじが一端部に設けられ、かつ他方の継手構成
部材の周囲にはめられる内向きフランジが他端部に設け
られたナット本体と、互いに間隔をおいて配置された一
対のレース、両レース間を転動する複数のボール、およ
び両レースを回転可能に連結する連結リングを備え、か
つ内向きフランジの内側面に密接しているスラスト玉軸
受けとよりなり、ナット本体内周の内向きフランジ近く
に、内径が内向きフランジ側のレースの外径よりも若干
小さい内向き環状突出部が設けられ、環状突出部内側
に、内向きフランジ側のレースが圧入されているもので
ある。
【0007】
【作用】この発明の管継手用締付ナットによると、例え
ば、突合わせ端面近くの外周におねじが設けられた第1
継手部材と、突合わせ端面近くの外周に外向きフランジ
が設けられた第2継手部材とをガスケットを介して突き
合わせて連結するべく、ナットを締め付けていくと、ス
ラスト玉軸受けの内向きフランジ側のレースは、ナット
本体と一体になって回転するが、スラスト玉軸受けのも
う一方のレースは、第2継手部材の外向きフランジに密
接してナット本体と共に回転することはない。したがっ
て、第2継手部材とナットとが共回りすることがない。
また、スラスト玉軸受けの内向きフランジ側のレースが
ナット本体の環状突出部に圧入されているので、スラス
ト玉軸受けがナット本体から外れることがない。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を、以下図面を参照して説
明する。以下の説明において左右は図1の左右をいうも
のとする。
【0009】図1は、この発明による第1実施例の管継
手用締付ナットおよびこれが使用される管継手を示して
いる。
【0010】図1に示すように、管継手は、第1管状継
手部材(1) および第2管状継手部材(2) と、第1管状継
手部材(1) の右端面と第2管状継手部材(2) の左端面と
の間に介在させられる円環状ガスケット(3) と、円環状
ガスケット(3) を保持しかつ第1管状継手部材(1) に保
持されるリテーナ(5) とを備えており、第2継手部材
(2) 側から第1継手部材(1) にねじはめられた管継手用
締付ナット(4) により、第2継手部材(2) と第1継手部
材(1) とが連結されている。
【0011】第1継手部材(1) の右側の外周にはおねじ
(14)が形成されており、第2継手部材(2) の左端部外周
には外向きフランジ(13)が形成されている。
【0012】ナット(4) は、第1継手部材(1) のおねじ
(14)にねじ合わされるめねじ(12)が左端部に設けられ、
かつ第2継手部材(2) の周囲にはめられる内向きフラン
ジ(11)が右端部に設けられたナット本体(16)と、間隔を
おいて配置された左右一対のレース(17)(18)、両レース
(17)(18)間を転動する複数のボール(19)、および両レー
ス(17)(18)を回転可能に連結する連結リング(20)を備
え、かつ右側のレース(18)がナット本体(16)の内向きフ
ランジ(11)左側面に密接しているスラスト玉軸受け(6)
とよりなる。
【0013】ナット本体(16)内周には、内向きフランジ
(11)に接し、かつ内径が右側のレース(18)の外径よりも
わずかに小さい内向き環状突出部(21)が設けられてい
る。そして、環状突出部(21)内側にスラスト玉軸受け
(6) の右側のレース(18)が圧入されることにより、ナッ
ト本体(16)とスラスト玉軸受け(6) とが結合されてい
る。環状突出部(21)の左端部は、圧入を容易にするた
め、左向きに傾斜したテーパ面(21a) となされている。
【0014】リテーナ(5) はステンレス鋼板で一体的に
形成されたもので、円環部(25)と、円環部(25)右端に内
方突出状に設けられた3つの爪(28)を備えガスケット
(3) の外周面を保持するガスケット保持部(26)と、第1
管状継手部材(1) の右端面に係合するようになされた継
手部材保持部(29)とよりなる。
【0015】ガスケット(3) はニッケル合金製で、必要
に応じて銀メッキが施される。ガスケット(3) の材質と
して、オーステナイト系ステンレス鋼、銅またはアルミ
ニウム合金などが適宜採用される。ガスケット(3) の左
端部外周には、リテーナ(5)のガスケット保持部(26)と
係合する外向きフランジよりなる抜止め部(15)が設けら
れている。したがってガスケット(3) をリテーナ(5) に
対して強く押し付けた場合でもガスケット(3) がリテー
ナ(5) の右側から脱落することがなく、ガスケット(3)
をリテーナ(5) に保持させたりリテーナ(5) を継手部材
(1)(2)に保持させたりする作業がやりやすい。
【0016】各継手部材(1)(2)の突合わせ端面の内周部
には、ガスケット押え用環状突起(7)(8)がそれぞれ形成
され、同外周部には、締過ぎ防止用環状突起(9)(10) が
それぞれ形成されている。ガスケット押え用環状突起
(7)(8)の高さは、適正な締付けを行ったさいのガスケッ
ト(3) に対する各継手部材(1)(2)の軸方向(左右方向)
への移動量よりも若干小さくなされている。各ガスケッ
ト押え用環状突起(7)(8)の先端の径はガスケット(3) の
内径に等しく、各ガスケット押え用環状突起(7)(8)はガ
スケット(3) の内縁部全周にわたって当接するようにな
されている。
【0017】各締過ぎ防止用環状突起(9)(10) は、ガス
ケット押え用環状突起(7)(8)よりも突出させられてお
り、適正な締付けを行ったさいに、リテーナ(5) をその
両面から押圧するようになされている。各締過ぎ防止用
環状突起(9)(10) は組立て前の各継手部材(1)(2)のガス
ケット押え用環状突起(7)(8)を保護しており、これによ
り、シール性に重要な影響を及ぼすガスケット押え用環
状突起(7)(8)が傷付くことが防止されている。
【0018】図1に示す状態からナット(4) を締め付け
ていくと、スラスト玉軸受け(6) の右側のレース(18)
は、ナット本体(16)と一体になって回転し、スラスト玉
軸受け(6) の左側のレース(17)は、第2継手部材(2) の
外向きフランジ(13)に密接したままで、ナット本体(16)
と共に回転することはない。したがって、第2継手部材
(2) とナット(4) とが共回りすることはなく、ナット
(4) 締付作業がやりやすく、しかも、第2継手部材(2)
がガスケット(3) に対して回転してそのシール面に傷を
付けることもない。
【0019】適正な締付けを行うと、第1継手部材(1)
のガスケット押え用環状突起(7) および第2継手部材
(2) のガスケット押え用環状突起(8) がガスケット(3)
をその両面から強く押圧し、ガスケット(3) の両面に凹
みが生じて流体密の連結が果たされる。同時に、各継手
部材(1)(2)端面のガスケット押え用環状突起(7)(8)の無
い部分もガスケット(3) をその両面から押圧し、ガスケ
ット(3) は、両継手部材(1)(2)の端面全面で保持され
る。
【0020】図3は、この発明による第2実施例の管継
手用締付ナット(22)を示している。
【0021】このナット(22)は、ナット本体(23)の環状
突出部(24)の形状が第1実施例のナット(4) と異なるも
のである。第1実施例と同一のものについては同じ符号
を付して説明を省略する。
【0022】図3に示すように、ナット本体(23)内周に
は、内向きフランジ(11)の左側面より若干左に寄った位
置に、内径が右側のレース(18)の外径よりもわずかに小
さくかつ断面が三角形の内向き環状突出部(24)が設けら
れている。そして、環状突出部(21)内側にスラスト玉軸
受け(6) の右側のレース(18)が圧入されることにより、
ナット本体(23)とスラスト玉軸受け(6) とが結合されて
いる。
【0023】この実施例のナット(22)によると、環状突
出部(24)の内径やレース(18)の外径が多少ばらついたと
しても、ナット本体(23)にスラスト玉軸受け(6) を圧入
する作業は容易であり、部品の寸法管理が容易となる。
【0024】
【発明の効果】この発明の管継手用締付ナットによる
と、ナット締付時に継手構成部材とナットとが共回りす
ることがなく、したがって、ナット締付作業がやりにく
かったり、ガスケットのシール面に傷がついてシール性
が悪化したりするという問題が起こらない。また、スラ
スト玉軸受けがナット本体から外れることがないので、
スラスト玉軸受けの挿入を忘れたために共回りしてしま
うという問題も起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による第1実施例の管継手用締付ナッ
トおよびこれが使用される管継手を示す縦断面図であ
る。
【図2】この発明による第1実施例の管継手用締付ナッ
トを示す拡大縦断面図である。
【図3】この発明による第2実施例の管継手用締付ナッ
トを示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】 (1) 第1管状継手部材 (2) 第2管状継手部材 (4)(22) 管継手用締付ナット (6) スラスト玉軸受 (11) 内向きフランジ (12) めねじ (14) おねじ (16)(23) ナット本体 (17)(18) レース (19) ボール (20) 連結リング (21)(24) 環状突出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の継手構成部材(1) のおねじ(14)に
    ねじ合わされるめねじ(12)が一端部に設けられ、かつ他
    方の継手構成部材(2) の周囲にはめられる内向きフラン
    ジ(11)が他端部に設けられたナット本体(16)(23)と、互
    いに間隔をおいて配置された一対のレース(17)(18)、両
    レース(17)(18)間を転動する複数のボール(19)、および
    両レース(17)(18)を回転可能に連結する連結リング(20)
    を備え、かつ内向きフランジ(11)の内側面に密接してい
    るスラスト玉軸受け(6) とよりなり、ナット本体(16)(2
    3)内周の内向きフランジ(11)近くに、内径が内向きフラ
    ンジ(11)側のレース(18)の外径よりも若干小さい内向き
    環状突出部(21)(24)が設けられ、環状突出部(21)(24)内
    側に、内向きフランジ(11)側のレース(18)が圧入されて
    いる管継手用締付ナット。
JP10699193A 1993-05-07 1993-05-07 管継手用締付ナット Pending JPH06323473A (ja)

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JP10699193A JPH06323473A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 管継手用締付ナット

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JP (1) JPH06323473A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100412859B1 (ko) * 2001-08-27 2003-12-31 현대자동차주식회사 에어컨 컴프레서용 머플러
CN110939807A (zh) * 2019-12-11 2020-03-31 滕州市华正软接头有限公司 一种便于使用的卡套接头

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100412859B1 (ko) * 2001-08-27 2003-12-31 현대자동차주식회사 에어컨 컴프레서용 머플러
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020618