JP2003020799A - コンクリート構造物の切断解体工法 - Google Patents
コンクリート構造物の切断解体工法Info
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- JP2003020799A JP2003020799A JP2001203585A JP2001203585A JP2003020799A JP 2003020799 A JP2003020799 A JP 2003020799A JP 2001203585 A JP2001203585 A JP 2001203585A JP 2001203585 A JP2001203585 A JP 2001203585A JP 2003020799 A JP2003020799 A JP 2003020799A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 壁や柱等の切断対象物から切断ブロックを安
定良く支えながら切断解体することができる工法を提供
することにある。 【解決手段】 コンクリート構造物における水平面Aと
該水平面より起立する切断対象物B,B’とに亘って転
倒防止杆1をつっかい棒状に張設(又は架設)し、しか
る後、切断対象物の切断を開始し、切断の進行に伴なっ
て切断面に楔6を打ち込んで切断ブロックを切断したま
まの姿勢に保持し、切断ブロックの倒れ止めを前記転倒
防止杆で行い、切断完了後、切断ブロックをクレーン等
で吊り支え、前記転倒防止杆1を外し、切断ブロックを
クレーンで吊り上げ、切断箇所から撤去する。
定良く支えながら切断解体することができる工法を提供
することにある。 【解決手段】 コンクリート構造物における水平面Aと
該水平面より起立する切断対象物B,B’とに亘って転
倒防止杆1をつっかい棒状に張設(又は架設)し、しか
る後、切断対象物の切断を開始し、切断の進行に伴なっ
て切断面に楔6を打ち込んで切断ブロックを切断したま
まの姿勢に保持し、切断ブロックの倒れ止めを前記転倒
防止杆で行い、切断完了後、切断ブロックをクレーン等
で吊り支え、前記転倒防止杆1を外し、切断ブロックを
クレーンで吊り上げ、切断箇所から撤去する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物の切断解体工法に関し、詳しくは水平面(例えば、床
面、路面等)から起立する垂直物(壁、柱等)を切断撤
去する際、切断ブロックの転倒を防止する切断解体工法
に関する。
物の切断解体工法に関し、詳しくは水平面(例えば、床
面、路面等)から起立する垂直物(壁、柱等)を切断撤
去する際、切断ブロックの転倒を防止する切断解体工法
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート建築物や道路等におけるコ
ンクリート構造物を切断解体する場合において、その切
断対象物が建築物の床面から起立する壁や柱、道路であ
れば橋脚や壁高欄等の水平面から起立するコンクリート
の構造物は、切断の進行に伴ない切断刃物の厚み分、例
えばワイヤーソーイング工法であればワイヤーソーの
径、ウォールソーイング工法であればダイヤモンドブレ
ード(丸鋸)の厚さ分だけ、沈み、傾き、切断完了時に
切断ブロックが転倒するといった問題を有する。
ンクリート構造物を切断解体する場合において、その切
断対象物が建築物の床面から起立する壁や柱、道路であ
れば橋脚や壁高欄等の水平面から起立するコンクリート
の構造物は、切断の進行に伴ない切断刃物の厚み分、例
えばワイヤーソーイング工法であればワイヤーソーの
径、ウォールソーイング工法であればダイヤモンドブレ
ード(丸鋸)の厚さ分だけ、沈み、傾き、切断完了時に
切断ブロックが転倒するといった問題を有する。
【0003】その為、切断ブロックの転倒を防止するた
め、従来は下記のような転倒防止策が講じられている。 (1)切断撤去しようとするブロックとその周囲をプレ
ートで連結する。 (2)切断撤去しようとするブロックを、クレーンで吊
った状態で切断する。
め、従来は下記のような転倒防止策が講じられている。 (1)切断撤去しようとするブロックとその周囲をプレ
ートで連結する。 (2)切断撤去しようとするブロックを、クレーンで吊
った状態で切断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記の転倒
防止策のうち、前者は切断の進行に合わせて切断完了部
分に、切断面を跨いでプレートをボルト止めするが、そ
の切断対象物が柱である場合、切断面は水平面(床面)
に近い部分であるため、切断面より上方の柱の重量を支
えることはバランス的に困難で、最終的にはクレーンで
吊りながら切断することになる。勿論、切断対象物が壁
である場合、その壁の長さ方向を幾つかのブロックに切
断する時、隣に壁体が存在する間は、縦の切断面を跨い
でプレートを取り付けることができるが、最後の壁の場
合はプレートの取り付け箇所は水平切断面の下側のみと
なり、安定良く支えることは困難である。
防止策のうち、前者は切断の進行に合わせて切断完了部
分に、切断面を跨いでプレートをボルト止めするが、そ
の切断対象物が柱である場合、切断面は水平面(床面)
に近い部分であるため、切断面より上方の柱の重量を支
えることはバランス的に困難で、最終的にはクレーンで
吊りながら切断することになる。勿論、切断対象物が壁
である場合、その壁の長さ方向を幾つかのブロックに切
断する時、隣に壁体が存在する間は、縦の切断面を跨い
でプレートを取り付けることができるが、最後の壁の場
合はプレートの取り付け箇所は水平切断面の下側のみと
なり、安定良く支えることは困難である。
【0005】又、後者はクレーンで吊った状態で切断す
るため、切断開始から切断完了までの間クレーンを配置
しておかなければならず、クレーンの費用が嵩み、経済
的負担が増大するという問題点を有する。
るため、切断開始から切断完了までの間クレーンを配置
しておかなければならず、クレーンの費用が嵩み、経済
的負担が増大するという問題点を有する。
【0006】本発明は、上記した従来の技術が有する問
題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、切断ブロックを安定良く支えながら切断解体するこ
とができる工法を提供することにある。又、他の目的
は、転倒防止策の経費を軽減し得る切断解体工法を案す
ることにある。
題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、切断ブロックを安定良く支えながら切断解体するこ
とができる工法を提供することにある。又、他の目的
は、転倒防止策の経費を軽減し得る切断解体工法を案す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が講じた技術的手段は、コンクリート構造物に
おける水平面と該水平面より起立する切断対象物とに亘
って転倒防止杆をつっかい棒状に張設(又は架設)し、
しかる後、切断対象物の切断を開始し、切断の進行に伴
なって切断面に楔を打ち込み、切断完了後、切断ブロッ
クをクレーン等で吊り支え、前記転倒防止杆を外し、切
断ブロックをクレーンで吊り上げ、切断箇所から撤去す
ることを特徴とする。転倒防止杆の張設は、少なくとも
切断を開始して切断対象物が傾倒を発生するまでに架設
を完了するようにする。
に本発明が講じた技術的手段は、コンクリート構造物に
おける水平面と該水平面より起立する切断対象物とに亘
って転倒防止杆をつっかい棒状に張設(又は架設)し、
しかる後、切断対象物の切断を開始し、切断の進行に伴
なって切断面に楔を打ち込み、切断完了後、切断ブロッ
クをクレーン等で吊り支え、前記転倒防止杆を外し、切
断ブロックをクレーンで吊り上げ、切断箇所から撤去す
ることを特徴とする。転倒防止杆の張設は、少なくとも
切断を開始して切断対象物が傾倒を発生するまでに架設
を完了するようにする。
【0008】上記転倒防止杆を切断対象物に対して掛け
止めする位置は、水平な切断面からできるだけ離れた、
切断対象物の上端寄りが好適である。また、その転倒防
止杆としては、ある程度の強度を備えた棒杆であればよ
く、且つ有る長さを有した定尺物でも、或いは長さ調節
が可能な伸縮物の何れでもよい。更に、転倒防止杆の側
端を、水平面(床面等)及び切断対象物に掛け止めする
方法は、防止杆の端部を直接水平面、切断対象物に掛け
止めしてもよいが、水平面及び切断対象物に引掻け金具
を備えたベース板をアンカーで固定し、その両ベース板
に対して転倒防止杆をつっかい棒状に張設するようにし
てもよい。
止めする位置は、水平な切断面からできるだけ離れた、
切断対象物の上端寄りが好適である。また、その転倒防
止杆としては、ある程度の強度を備えた棒杆であればよ
く、且つ有る長さを有した定尺物でも、或いは長さ調節
が可能な伸縮物の何れでもよい。更に、転倒防止杆の側
端を、水平面(床面等)及び切断対象物に掛け止めする
方法は、防止杆の端部を直接水平面、切断対象物に掛け
止めしてもよいが、水平面及び切断対象物に引掻け金具
を備えたベース板をアンカーで固定し、その両ベース板
に対して転倒防止杆をつっかい棒状に張設するようにし
てもよい。
【0009】又、切断進行に伴ない切断面に打ち込む楔
は、切断された部分が切断前の姿勢(起立状態)のまま
に保持し、切断刃物の移動が阻害されないように保持す
る。そして、切断物の荷重は該楔が受け持ち、前記した
転倒防止杆に切断物の荷重が作用しないようにする。
は、切断された部分が切断前の姿勢(起立状態)のまま
に保持し、切断刃物の移動が阻害されないように保持す
る。そして、切断物の荷重は該楔が受け持ち、前記した
転倒防止杆に切断物の荷重が作用しないようにする。
【0010】上記の手段によれば、コンクリート構造物
における水平面(床面、道路面等)と該水平面から起立
する切断対象物(壁、柱等)に亘って転倒防止杆をつっ
かい棒状に張設することで、切断ブロックを簡単な構造
で安定良く支持することが出来る。しかも、切断ブロッ
クの重量は切断面に打ち込む楔で受けるため、転倒防止
杆に大きな強度は必要なく、転倒防止に要する経費を、
従来のクレーン使用等に比べ大幅に軽減できる。
における水平面(床面、道路面等)と該水平面から起立
する切断対象物(壁、柱等)に亘って転倒防止杆をつっ
かい棒状に張設することで、切断ブロックを簡単な構造
で安定良く支持することが出来る。しかも、切断ブロッ
クの重量は切断面に打ち込む楔で受けるため、転倒防止
杆に大きな強度は必要なく、転倒防止に要する経費を、
従来のクレーン使用等に比べ大幅に軽減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。図1は切断解体現場を示す
斜視図で、コンクリート建造物における壁及び柱を切断
解体する状況を示し、床面(水平面)Aと、該床面(水
平面)Aから略鉛直に起立する切断対象物の壁B、及び
柱B’に亘って、少なくとも切断の進行に伴なう切断物
の傾倒が生じる前に、転倒防止杆1をつっかい棒状に張
設する。この転倒防止杆1は、切断対象物の壁B、及び
柱B’に対する水平切断面2より上方に離れた位置と、
切断対象物の基部(床面と交叉する位置)から床面に沿
って離れた位置とに亘って斜めに張設する。その傾斜張
設の角度としては、転倒防止杆1と床面Aとのなす角度
αは30°〜60°の範囲が好適である。
を図面に基づいて説明する。図1は切断解体現場を示す
斜視図で、コンクリート建造物における壁及び柱を切断
解体する状況を示し、床面(水平面)Aと、該床面(水
平面)Aから略鉛直に起立する切断対象物の壁B、及び
柱B’に亘って、少なくとも切断の進行に伴なう切断物
の傾倒が生じる前に、転倒防止杆1をつっかい棒状に張
設する。この転倒防止杆1は、切断対象物の壁B、及び
柱B’に対する水平切断面2より上方に離れた位置と、
切断対象物の基部(床面と交叉する位置)から床面に沿
って離れた位置とに亘って斜めに張設する。その傾斜張
設の角度としては、転倒防止杆1と床面Aとのなす角度
αは30°〜60°の範囲が好適である。
【0012】上記転倒防止杆1は、切断対象物の大きさ
に応じてその幅方向に所定の間隔を置いて複数本を張設
する。また、上記の転倒防止杆1の張設は、切断対象物
に対する切断刃物(ワイヤーソーイング工法におけるワ
イヤーソー、ウォールソーイング工法におけるダイヤモ
ンドブレード(丸鋸)等)の進入側に張設する。
に応じてその幅方向に所定の間隔を置いて複数本を張設
する。また、上記の転倒防止杆1の張設は、切断対象物
に対する切断刃物(ワイヤーソーイング工法におけるワ
イヤーソー、ウォールソーイング工法におけるダイヤモ
ンドブレード(丸鋸)等)の進入側に張設する。
【0013】転倒防止杆1の張設は、床面Aと壁B,柱
B’における所定位置に引掛け金具3’を有したベース
板3をボルト4で固定し、床面Aのベース板3の引掛け
金具3’と壁B又は柱B’のベース板3の引掛け金具
3’とに亘って転倒防止杆1を張設する。ベース板3を
固定するボルト4は、接着剤系アンカーやホールアンカ
ー等を使用し、十分な引き抜き荷重を掛けられるように
打設する。転倒防止杆1は、ネジ構造により伸縮調節自
在な杆の長さ方向両側に、前記ベース板3の引掛け金具
3’に対して係脱し得るフック5と締付ボルト5’が設
けられており、杆の長さを調節して両側のフック5を夫
々引掛け金具3’に引掛けた後、締付ボルト5’を締め
込んで外れないように固定する。
B’における所定位置に引掛け金具3’を有したベース
板3をボルト4で固定し、床面Aのベース板3の引掛け
金具3’と壁B又は柱B’のベース板3の引掛け金具
3’とに亘って転倒防止杆1を張設する。ベース板3を
固定するボルト4は、接着剤系アンカーやホールアンカ
ー等を使用し、十分な引き抜き荷重を掛けられるように
打設する。転倒防止杆1は、ネジ構造により伸縮調節自
在な杆の長さ方向両側に、前記ベース板3の引掛け金具
3’に対して係脱し得るフック5と締付ボルト5’が設
けられており、杆の長さを調節して両側のフック5を夫
々引掛け金具3’に引掛けた後、締付ボルト5’を締め
込んで外れないように固定する。
【0014】次に、壁B、柱B’の切断解体について説
明する。 先ず、切断対象物の壁B及び柱B’と床面Aの所定
位置に、ベース板3をボルト4で固定する。 壁B或いは柱B’のベース板3と床面Aのベース板
3に亘って、転倒防止杆1を張設し、切断ブロックの倒
れ止め(仮固定)を行う。 上記転倒防止杆1の張設を完了した後、切断対象物
に応じた切断刃物を利用して切断を開始する。切断に使
用する切断刃物としてはワイヤーソー(ワイヤーソーイ
ング工法)が好適である。 上記切断の進行に伴なって、切断面2に楔6を打ち
込み、切断ブロックが動かないようにする。これによ
り、切断面が狭くなるのを防止し、ワイヤーソーによる
切断が続行される。 切断完了後、切断ブロックにクレーンのワイヤーを
連結し、切断ブロックのベース板3に係着された転倒防
止杆1を外し、切断ブロックをクレーンで吊り上げ、地
上へ下ろし粉砕処理する。尚、切断ブロックはクレーン
で吊り上げることなく、リフトを利用して切断場所から
所定の場所に運び出してもよい。
明する。 先ず、切断対象物の壁B及び柱B’と床面Aの所定
位置に、ベース板3をボルト4で固定する。 壁B或いは柱B’のベース板3と床面Aのベース板
3に亘って、転倒防止杆1を張設し、切断ブロックの倒
れ止め(仮固定)を行う。 上記転倒防止杆1の張設を完了した後、切断対象物
に応じた切断刃物を利用して切断を開始する。切断に使
用する切断刃物としてはワイヤーソー(ワイヤーソーイ
ング工法)が好適である。 上記切断の進行に伴なって、切断面2に楔6を打ち
込み、切断ブロックが動かないようにする。これによ
り、切断面が狭くなるのを防止し、ワイヤーソーによる
切断が続行される。 切断完了後、切断ブロックにクレーンのワイヤーを
連結し、切断ブロックのベース板3に係着された転倒防
止杆1を外し、切断ブロックをクレーンで吊り上げ、地
上へ下ろし粉砕処理する。尚、切断ブロックはクレーン
で吊り上げることなく、リフトを利用して切断場所から
所定の場所に運び出してもよい。
【0015】上記した切断解体工法により、切断の進行
に伴なって傾倒する切断ブロックの仮固定、即ち、床面
と切断対象物とに亘ってつっかい棒状に張設する転倒防
止杆1で倒れ止めを行い、切断ブロックの重量は切断面
2に打ち込んだ楔6で受け、切断したままの姿勢に保持
できる。従って、切断対象物の仮固定を、鉛直な固定物
がない現場でも簡単且つ経済的に実施でき、切断解体作
業を円滑に行うことが出来る。
に伴なって傾倒する切断ブロックの仮固定、即ち、床面
と切断対象物とに亘ってつっかい棒状に張設する転倒防
止杆1で倒れ止めを行い、切断ブロックの重量は切断面
2に打ち込んだ楔6で受け、切断したままの姿勢に保持
できる。従って、切断対象物の仮固定を、鉛直な固定物
がない現場でも簡単且つ経済的に実施でき、切断解体作
業を円滑に行うことが出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明のコンクリート構造物の切断解体
工法は、請求項1記載の構成により、切断の進行に伴な
って傾倒する切断ブロックの仮固定を確実に行うことが
でき、切断解体作業を円滑に行うことが出来る。しか
も、切断対象物の転倒防止を、床面と切断ブロックに亘
って転倒防止杆をつっかい棒状に張設して行うため、切
断対象物の周囲に起立する固定物がない現場でも、従来
のクレーンによる吊り上げによる転倒防止策を講じるこ
となく切断解体作業を行うことができる。因って、切断
ブロックの転倒防止策に要する費用を軽減できる切断解
体工法を提供できる。又、請求項2記載の構成により、
転倒防止杆の張設を最適な状態で確実に行うことが出来
る。
工法は、請求項1記載の構成により、切断の進行に伴な
って傾倒する切断ブロックの仮固定を確実に行うことが
でき、切断解体作業を円滑に行うことが出来る。しか
も、切断対象物の転倒防止を、床面と切断ブロックに亘
って転倒防止杆をつっかい棒状に張設して行うため、切
断対象物の周囲に起立する固定物がない現場でも、従来
のクレーンによる吊り上げによる転倒防止策を講じるこ
となく切断解体作業を行うことができる。因って、切断
ブロックの転倒防止策に要する費用を軽減できる切断解
体工法を提供できる。又、請求項2記載の構成により、
転倒防止杆の張設を最適な状態で確実に行うことが出来
る。
【図1】本発明の解体工法の実施に使用する転倒防止杆
の設置状態を示す斜視図である。
の設置状態を示す斜視図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
A…床面(水平面) B…壁(切断対象
物) B’…柱(切断対象物) 1…転倒防止杆 2…切断面 6…楔
物) B’…柱(切断対象物) 1…転倒防止杆 2…切断面 6…楔
Claims (2)
- 【請求項1】 コンクリート構造物における水平面と該
水平面より起立する切断対象物とに亘って転倒防止杆を
つっかい棒状に張設(又は架設)し、しかる後、切断対
象物の切断を開始し、切断の進行に伴なって切断面に楔
を打ち込み、切断完了後、切断ブロックをクレーン等で
吊り支え、前記転倒防止杆を外し、切断ブロックをクレ
ーンで吊り上げ、切断箇所から撤去することを特徴とす
るコンクリート構造物の切断解体工法。 - 【請求項2】 上記転倒防止杆として、長さの調節が可
能な杆を使用する請求項1記載のコンクリート構造物の
切断解体工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001203585A JP2003020799A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | コンクリート構造物の切断解体工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001203585A JP2003020799A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | コンクリート構造物の切断解体工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003020799A true JP2003020799A (ja) | 2003-01-24 |
Family
ID=19040195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001203585A Pending JP2003020799A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | コンクリート構造物の切断解体工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003020799A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011058295A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Kajima Corp | 転倒解体方法 |
JP2012001905A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Ohbayashi Corp | 解体工法及び柱保持装置 |
CN103015742A (zh) * | 2012-11-28 | 2013-04-03 | 泰兴市第一建筑安装工程有限公司 | 一种多层单片承重墙偏心整体倾倒快速拆除方法 |
JP2014001511A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Takenaka Komuten Co Ltd | 構造物の解体工法 |
-
2001
- 2001-07-04 JP JP2001203585A patent/JP2003020799A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011058295A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Kajima Corp | 転倒解体方法 |
JP2012001905A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Ohbayashi Corp | 解体工法及び柱保持装置 |
JP2014001511A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Takenaka Komuten Co Ltd | 構造物の解体工法 |
CN103015742A (zh) * | 2012-11-28 | 2013-04-03 | 泰兴市第一建筑安装工程有限公司 | 一种多层单片承重墙偏心整体倾倒快速拆除方法 |
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