JP2003019526A - 板金プレス加工方法 - Google Patents

板金プレス加工方法

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JP2003019526A
JP2003019526A JP2001203102A JP2001203102A JP2003019526A JP 2003019526 A JP2003019526 A JP 2003019526A JP 2001203102 A JP2001203102 A JP 2001203102A JP 2001203102 A JP2001203102 A JP 2001203102A JP 2003019526 A JP2003019526 A JP 2003019526A
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JP
Japan
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sheet metal
press
sided
die
lower die
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Application number
JP2001203102A
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English (en)
Inventor
Tomoji Kondo
友二 近藤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 1枚の板金から左右一対のプレス品を成形す
ることができるプレス装置により、片側プレス品のみを
正確にプレス成形することができる板金プレス加工方法
を供する。 【解決手段】 下型の上面より上方にスプリングにより
付勢されて突出し板金を支持できるリフターを備え、略
左右対称のそれぞれ一体形状の上型と下型により1枚の
板金から左右一対のプレス品を成形することができるプ
レス装置による板金プレス加工方法において、左右一対
の両側一体プレス品のための全面板金における左右幅長
の半分よりいくらか大きい左右幅長Whを有する左右い
ずれか一方の片側プレス品Bhのための片面板金Phを
用い、前記スプリングを外しリフター5,6を最下降さ
せた状態の下型の上面に前記片面板金Phを左右いずれ
か一方に寄せて位置決めし、上型2を下降させて片側プ
レス品Bhを成形する板金プレス加工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上型と下型により
1枚の板金から左右一対のプレス品を成形することがで
きるプレス装置による板金プレス加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】略左右対称な一対のプレス品をそれぞれ
一体形状の上型と下型により1枚の全面板金から成形し
た後で半分に切断して使用することは、生産性および設
備効率を図る上で実施されている。
【0003】しかしこうして製造された一対の片側プレ
ス品の一方のみが損傷を受ける場合があり、損傷を受け
た片側プレス品のみを交換する必要が生じる。その際、
従来は同じプレス装置で全面板金から成形し切断した新
たな片側プレス品を使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって他方の片側
プレス品が残ることになる。左右の片側プレス品につい
て同じ程度の需要があれば、残った片側プレス品はいず
れ使用されて無駄になることはないが、需要に偏りがあ
ると、一方の片側プレス品の在庫が過多となる。
【0005】そこで全面板金の左右半分幅の片面板金を
用いて同じプレス装置により成形する方法も考えられる
が、プレス装置が元々全面板金用に構成されているの
で、全面板金用リフターなどが邪魔して片面板金の位置
決めが難しく不安定となり、精度良くプレス成形するこ
とができない。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、1枚の板金から左右一対のプレス
品を成形することができるプレス装置により、片側プレ
ス品のみを正確にプレス成形することができる板金プレ
ス加工方法を供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本請求項1記載の発明は、下型の上面
より上方にスプリングにより付勢されて突出し板金を支
持できるリフターを備え、略左右対称のそれぞれ一体形
状の上型と下型により1枚の板金から左右一対のプレス
品を成形することができるプレス装置による板金プレス
加工方法において、左右一対の両側一体プレス品のため
の全面板金における左右幅長の半分よりいくらか大きい
左右幅長を有する左右いずれか一方の片側プレス品のた
めの片面板金を用い、前記スプリングを外し前記リフタ
ーを最下降させた状態の下型の上面に前記片面板金を左
右いずれか一方に寄せて位置決めし、上型を下降させて
片側プレス品を成形する板金プレス加工方法とした。
【0008】全面板金における左右幅長の半分よりいく
らか大きい左右幅長を有する片面板金を用いるので、片
面板金の側縁まで正確なプレス加工が可能であり、かつ
スプリングを外しリフターを最下降させた状態の下型の
上面に前記片面板金を左右いずれか一方に寄せて位置決
めするので、片面板金はリフターに邪魔されることなく
下型上面に安定して支持され、高い精度の片側プレス品
を成形することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の板
金プレス加工方法において、前記リフターに支持された
全面板金を前記下型の型面に対して位置決めするガイド
部材が前記全面板金の周縁に沿って前記リフターまたは
前記下型に立設されたことを特徴とする。
【0010】全面板金を前記下型の型面に対して位置決
めするガイド部材は、片面板金でも下型上面に安定して
支持されので、一部のガイド部材が有効に片面板金を位
置決めすることができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の板金プレス加工方法において、作業者が手
作業により前記下型の上面に前記片面板金を左右いずれ
か一方に寄せて載置するとともに、成形された片側プレ
ス品を下型から剥離することを特徴とする。
【0012】片面板金の下型の上面への載置作業および
成形された片側プレス品の下型からの剥離作業を手作業
で行うことにより、1枚の板金から左右一対のプレス品
を成形することができるプレス装置を殆ど変更すること
なく、片側プレス品のために利用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図6に基づき説明する。本実施の形態
に係るプレス装置1は、自動車のバルクヘッドを製造す
るものである。
【0014】バルクヘッドは、車体フレームの前部に左
右一対配設されるものであり、略左右対称な形状をして
いる。このバルクヘッドは、ドロー工程によりある程度
の概形を形成した後、トリム工程および穴あけ、切断な
どを経て成形されるが、本プレス装置1はトリム工程以
降で使用されるものである。
【0015】したがって本プレス装置1には、ある程度
概形が形成された板金が供給され、左右一対のバルクヘ
ッドを一体にプレス成形するものであり、その概略構造
を図に示す。
【0016】プレス装置1は、上型2と下型3とからな
り、上型2の下面に型面2aが凹出して形成され、下型
3の上面に型面3aが凸出して形成されている。型面2
a,3aは略左右対称な形状をしている。
【0017】下型3の型面3aの左右側部にはリフター
5,6が設けられている。左側のリフター5は、前後方
向に指向した連結棒5aが前後の円筒部材5b,5bの
上端開口を塞いで連結しており、各円筒部材5b,5b
は、下型3の型面3aの前後に形成された円穴3b,3
bに摺動自在に嵌入されている。
【0018】右側のリフター6も同様に連結棒6aが前
後の円筒部材6b,6bを連結し、各円筒部材6b,6
bが下型3の型面3aの前後に形成された円穴3b,3
bに摺動自在に嵌入されている。
【0019】そして左右のリフター5,6の前後の円筒
部材5b,5b,6b,6bにはそれぞれスプリング7
が挿入されて円筒部材5b,5b,6b,6bの上端閉
塞部と円穴3bの底部との間に介装されて円筒部材5
b,5b,6b,6bを上方に付勢してリフター5,6
を下型3の型面3aより高い位置で支持する(図2参
照)。
【0020】リフター5,6の連結部5a,6aにはそ
れぞれガイド部材4が2本ずつ立設されており、左右一
対の両側一体プレス品Baのためのある程度概形が形成
された(ドロー工程を経た)長方形状の全面板金Paが
左右両端をリフター5,6により支持され、前後2本ず
つのガイド部材4により左右両端縁をガイドされて位置
決めされる。全面板金Paの左右幅Waは1000mmある。
【0021】以上のような構造のプレス装置1により通
常全面板金Paをプレス加工してバルックヘッドの左右
一対の両側一体プレス品Baを形成する。この一連の作
業は自動化されており、搬送手段により全面板金Paが
下型3の型面3aの上方に搬送され、水平姿勢で4本の
ガイド部材4により左右両辺をガイドされ位置決めされ
て下型3の型面3aより高い位置にある左右リフター
5,6に安定して載置される(図2参照)。
【0022】次いで上型2を下降すると、まずリフター
5,6に支持された全面板金Paが押されてスプリング
7に抗してリフター5,6とともに下降し、図3に示す
ように上型2の型面2aと下型3の型面3aに挟まれて
プレスされ両側一体プレス品Baが成形される。
【0023】成形後、上型2を上昇させて型を開くと、
下型3の型面3aに型取りされて張り付いた両側一体プ
レス品Baがリフター5,6のスプリング7の復元力に
より下型3から剥離されて上昇されるので、この成形さ
れた両側一体プレス品Baを自動的に搬送手段が掴持し
て次工程に搬送する。
【0024】両側一体プレス品Baは、後工程で左右に
切断されてバルクヘッドとして車体フレームの前部左右
に取付けられる。一般にバルクヘッドが損傷を受ける場
合は、どちらかというと運転席側よりも助手席側のバル
クヘッドの方が損傷を受けることが多いことが統計的に
知られている。
【0025】このようにバルクヘッドの交換における需
要は左と右とで偏りがあり、片方のバルクヘッドのみを
製造する要求が大きい。
【0026】前記プレス装置1をそのまま利用して全面
板金Paの半分幅の片面板金Phから片側プレス品Bh
を成形しようとすると、片面板金Phを下型3の上面所
定位置に載置するが、図2に片面板金Phが2点鎖線で
示されるようにスプリング7により突出し容易に昇降す
る一方のリフター5により一辺が高く持ち上げられ傾斜
した不安定な状態で支持されることになり正確なプレス
成形が期待できない。
【0027】そこで、リフター5,6を上方に付勢する
スプリング7を各円筒部材5b,5b,6b,6bから
取り去り、各円筒部材5b,5b,6b,6bを最低位
置まで下降させておく(図5参照)。
【0028】そして全面板金Paにおける左右幅長Wa
(=1000mm)の半分よりいくらか大きい左右幅長Wh
(=560mm)を有する片面板金Phを用意する。なお所
定幅の長尺プレートが巻回された部材コイルからコイル
フィーダにより所定長巻き出されて裁断され板金が形成
されるが、このコイル送り量を調節して所定幅の片面板
金を裁断することができ、これをドロー工程である程度
の概形を形成して片面板金Phとする。
【0029】斯かる片面板金Phを作業者が手作業でプ
レス装置1の下型3の型面3aの上に一方の側に寄せて
載置する。リフター5,6がスプリング7を抜かれて最
低位置まで下降しているので、片面板金Phは、リフタ
ー5,6に不安定に支持されることなく、図4および図
5に示すように下型3の型面3aに嵌合され、かつ片側
2本のガイド部材4により1辺がガイドされて位置決め
され安定して支持される。
【0030】したがって上型2の下降により図6に示す
ように上型2の型面2aと下型3の型面3aに挟まれて
プレスされ片側プレス品Bhが高い精度で成形される。
片面板金Phが、全面板金Paにおける左右幅長の半分
よりいくらか大きい左右幅長を有するので、片面板金P
hの側縁まで正確なプレス加工が可能である。
【0031】成形後、上型2を上昇させて型を開いた
後、作業者は成型された片側プレス品Bhを下型3の型
面3aから剥がして次工程に移す。このように同じプレ
ス装置1を用いて片面板金Phから片側プレス品Bhを
形成できるので、無駄を無くすことができる。
【0032】片面板金Phの下型3の上面への載置作業
および成形された片側プレス品Bhの下型3からの剥離
作業を手作業で行うことにより、両側一体プレス品Ba
を成形することができるプレス装置1を殆ど変更するこ
となく、片側プレス品Bhの成形のために利用すること
ができる。
【0033】このように同じプレス装置1を使用してリ
フター5,6のスプリング7を取付け・取り外しを行う
簡単な変更で両側一体プレス品Baと片側プレス品Bh
を切替えて成形することができ便利であり、設備費用・
設備スペースの増大を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプレス装置におけ
る下型に全面板金を位置決めした状態を示す平面図であ
る。
【図2】同状態の該プレス装置の断面図(図1のII−II
線に沿って切断した断面図)である。
【図3】プレス成形時の同断面図である。
【図4】本プレス装置における下型に片面板金を位置決
めした状態を示す平面図である。
【図5】同状態の該プレス装置の断面図(図4のV−V
線に沿って切断した断面図)である。
【図6】プレス成形時の同断面図である。
【符号の説明】
Pa…全面板金、Ph…片面板金、Ba…両側一体プレ
ス品、Bh…片側プレス品、1…プレス装置、2…上
型、3…下型、4…ガイド部材、5,6…リフター、7
…スプリング。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型の上面より上方にスプリングにより
    付勢されて突出し板金を支持できるリフターを備え、略
    左右対称のそれぞれ一体形状の上型と下型により1枚の
    板金から左右一対のプレス品を成形することができるプ
    レス装置による板金プレス加工方法において、 左右一対の両側一体プレス品のための全面板金における
    左右幅長の半分よりいくらか大きい左右幅長を有する左
    右いずれか一方の片側プレス品のための片面板金を用
    い、 前記スプリングを外し前記リフターを最下降させた状態
    の下型の上面に前記片面板金を左右いずれか一方に寄せ
    て位置決めし、 上型を下降させて片側プレス品を成形することを特徴と
    する板金プレス加工方法。
  2. 【請求項2】 前記リフターに支持された全面板金を前
    記下型の型面に対して位置決めするガイド部材が前記全
    面板金の周縁に沿って前記リフターまたは前記下型に立
    設されたことを特徴とする請求項1記載の板金プレス加
    工方法。
  3. 【請求項3】 作業者が手作業により前記下型の上面に
    前記片面板金を左右いずれか一方に寄せて載置するとと
    もに、成形された片側プレス品を下型から剥離すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の板金プレス
    加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022636A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Toyota Auto Body Co Ltd 積層金型装置

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