JP2003019279A - 遊技機、プログラム、記録媒体 - Google Patents

遊技機、プログラム、記録媒体

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JP2003019279A
JP2003019279A JP2001208752A JP2001208752A JP2003019279A JP 2003019279 A JP2003019279 A JP 2003019279A JP 2001208752 A JP2001208752 A JP 2001208752A JP 2001208752 A JP2001208752 A JP 2001208752A JP 2003019279 A JP2003019279 A JP 2003019279A
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gaming machine
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English (en)
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Masafumi Mineno
雅史 峰野
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】図柄の変動表示を始動可能な回数を遊技者が確
実に確認可能なパチンコ機を提供する。 【解決手段】点灯表示例1では、第1種始動口27に遊
技球が入賞したことが検出された時点t5から所定時間
t2が経過するまでは特別図柄記憶表示LED36a〜
36dを点滅させ、所定時間t2の経過後は特別図柄記
憶表示LED36a〜36dを連続点灯させる。そのた
め、所定時間t2を十分に長い時間に設定すれば、遊技
者が、第1種始動口27に遊技球が入賞したことを確認
した後に、特別図柄記憶表示LED36a〜36dに目
を移しても、特別図柄記憶表示LED36a〜36dが
点滅しているため、特別図柄記憶表示LED36a〜3
6dの点灯数が増加したことを確実に視認することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機、プログラ
ム、記録媒体に係り、例えば、パチンコ機、そのパチン
コ機を実現するようにコンピュータシステムを機能させ
るためのプログラム、そのプログラムが記録されたコン
ピュータで読み取り可能な記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機として、例えば、
図11に正面図を示す第1種パチンコ機500が知られ
ている。第1種パチンコ機500における遊技盤502
の略中央部には、センターケース504が配設されてい
る。センターケース504には、3個のLEDからなる
普通図柄表示装置506と、表示領域508aに複数の
図柄の組み合わせを変動表示する特別図柄表示装置50
8と、特別図柄表示装置508が図柄の変動表示を始動
可能な回数を表示する4個のLEDからなる特別図柄記
憶表示LED510とが配設されている。
【0003】センターケース504の下方には、特別図
柄表示装置508による図柄の変動表示を始動させる機
能を備えた第1種始動口512が設けられている。第1
種始動口512には普通電動役物514が取り付けられ
ている。普通電動役物514は、左右対称の可動翼片
(一般に、「チューリップ」と呼ばれる)を備え、通常
は直立状態にある両可動翼片がそれぞれの支軸を中心と
して左右に回転して開くようになっている。そして、普
通電動役物514は、普通図柄表示装置506が当たり
停止図柄を表示した場合に両可動翼片を開くようになっ
ている。普通電動役物514の両可動翼片が開くと、第
1種始動口512の入口が開き又は拡大して遊技球(遊
技媒体)が入賞し易くなる。
【0004】そして、特別図柄表示装置508が図柄の
変動表示中または大当たり停止図柄(例えば、「77
7」)を表示中に、遊技球が第1種始動口512に入賞
すると、その入賞した遊技球の最初の4個までが記憶さ
れ、その記憶された遊技球の個数は特別図柄記憶表示L
ED510の点灯数によって表示される。この記憶され
た遊技球の個数(特別図柄記憶表示LED510の点灯
数)が、特別図柄始動記憶数TUである。
【0005】そして、特別図柄表示装置508による図
柄の変動表示の後に停止図柄が表示されたとき、特別図
柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LED510の点
灯数)が「1」以上であれば、特別図柄表示装置508
による図柄の変動表示が再び行われ、特別図柄始動記憶
数TU(特別図柄記憶表示LED510の点灯数)が1
つ減らされる。例えば、特別図柄始動記憶数TU(特別
図柄記憶表示LED510の点灯数)が「3」の場合に
は、特別図柄表示装置508による図柄の変動表示が3
回繰り返され、その図柄の変動表示が繰り返される度
に、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LED
510の点灯数)が1つずつ減らされ、図柄の変動表示
が3回繰り返されると、特別図柄始動記憶数TU(特別
図柄記憶表示LED510の点灯数)が「0」になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】遊技球が第1種始動口
512に入賞すると、賞球・貸球供給口516から所定
個数(例えば、5個)の遊技球が賞球(賞媒体)として
払い出される。このとき、賞球をなるべく早く払い出す
ことが遊技者に利益につながることから、第1種始動口
512への遊技球の入賞を検出(検知)する第1種始動
口スイッチ(図示略)は、第1種始動口512へ入賞し
た遊技球をいち早く検出するため、第1種始動口512
の入口近傍に配設されている。そして、特別図柄表示装
置508が図柄の変動表示中または大当たり停止図柄を
表示中に、遊技球が第1種始動口512に入賞すると、
当該遊技球が第1種始動口スイッチにより直ぐさま検出
され、特別図柄記憶表示LED510の点灯数が直ちに
1つ増加される。
【0007】ところで、遊技者は、特別図柄記憶表示L
ED510の点灯数を常に念頭において遊技を行ってい
るわけではなく、特別図柄記憶表示LED510の点灯
数が今現在何個になっているのか覚えていないことが多
い。そして、遊技者は、遊技球が第1種始動口512に
入賞したことを確認した後に、特別図柄記憶表示LED
510に目を移してその点灯数を改めて数える。しか
し、上記のように、遊技球が第1種始動口512に入賞
すると特別図柄記憶表示LED510の点灯数が直ちに
1つ増加されるため、遊技者が特別図柄記憶表示LED
510に目を移したときには既に、特別図柄記憶表示L
ED510の点灯数が増加した後であることが多い。
【0008】そのため、遊技者は、特別図柄記憶表示L
ED510の点灯数が増加したのかどうか判断できず、
第1種始動口512への遊技球の入賞が正常に検出され
たかどうか疑問に思い、第1種パチンコ機500が故障
していて自身が不利益を被っているのではないかと疑っ
て不安を感じることがある。特に、特別図柄記憶表示L
ED510の点灯数が「4」の場合、それを見た遊技者
は、第1種始動口512への今回の遊技球の入賞により
特別図柄記憶表示LED510の点灯数が「3」から
「4」に増加したのか、または、第1種始動口512へ
の今回の遊技球の入賞より前に特別図柄記憶表示LED
510の点灯数が既に「4」になっていたのか、どちら
なのかを判断できず苛つきを覚えて遊技の興趣がそがれ
ることがある。そこで、特別図柄記憶表示LED510
の点灯数の増加を遊技者が確実に確認可能にすることが
要求されている。
【0009】本発明は上記要求を満足するためになされ
たものであって、以下の目的を有するものである。 (1)図柄の変動表示を始動可能な回数を遊技者が確実に
確認可能な遊技機を提供する。 (2)上記(1)の遊技機を実現するようにコンピュータシス
テムを機能させるためのプログラムを提供する。 (3)上記(1)の遊技機を実現するようにコンピュータシス
テムを機能させるためのプログラムが記録されたコンピ
ュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段・作用および発明の効果】
係る目的を達成するためになされた請求項1に記載の発
明は、図柄を変動表示する図柄表示装置と、予め設定さ
れた始動領域に遊技媒体が位置することを検知する検知
手段と、その検知手段が遊技媒体を検知したことに基づ
いて、前記図柄表示装置による図柄の変動表示を始動さ
せる図柄制御手段と、前記図柄表示装置が図柄の変動表
示を始動可能な回数を記憶する記憶手段と、前記記憶手
段に記憶されている前記回数を表示する表示手段と、前
記検知手段が遊技媒体を検知した時点からの経過時間を
判定する経過時間判定手段とを備えた遊技機であって、
前記表示手段は、前記経過時間判定手段の判定した前記
経過時間に基づいて、前記検知手段が遊技媒体を検知し
てから所定時間が経過するまでと経過後とで、前記回数
の表示態様を異なったものにすることをその要旨とす
る。
【0011】従って、請求項1に記載の発明によれば、
検知手段が遊技媒体を検知してから所定時間が経過する
までと経過後とで、図柄表示装置が図柄の変動表示を始
動可能な回数の表示態様が異なる。そのため、遊技者
が、始動領域に遊技媒体が位置することを確認した後
に、表示手段に目を移しても、前記回数の表示態様が異
なるため、前記回数が増加したことを確実に視認するこ
とができる。これにより、遊技者は、始動領域に遊技媒
体が位置することにより前記回数が増加したことを確実
に認識することが可能になり、前記回数が増加したかど
うか不安に感じたり苛つきを覚えることなく、遊技を楽
しむことができる。
【0012】ところで、請求項2に記載の発明のよう
に、請求項1に記載の遊技機において、前記表示手段は
発光素子を備え、当該発光素子の点灯数により前記回数
を表示し、前記検知手段が遊技媒体を検知してから所定
時間が経過するまでは当該発光素子を点滅させ、当該所
定時間の経過後は当該発光素子を連続点灯させるように
してもよい。また、請求項3に記載の発明のように、請
求項1または請求項2に記載の遊技機において、前記表
示手段は、多色発光素子を備え、当該多色発光素子の点
灯数により前記回数を表示し、前記検知手段が遊技媒体
を検知してから所定時間が経過するまでと経過後とで、
当該多色発光素子の発光色を異なったものにしてもよ
い。また、請求項4に記載の発明のように、請求項1に
記載の遊技機において、前記表示手段は、前記検知手段
が遊技媒体を検知してから所定時間が経過するまでは、
今回の検知による前記回数の増加について表示せず、当
該所定時間の経過後に、今回の検知による前記回数の増
加について表示してもよい。また、請求項5に記載の発
明のように、請求項1に記載の遊技機において、前記表
示手段は、予め設定された画像の表示数により前記回数
を表示し、前記検知手段が遊技媒体を検知してから所定
時間が経過するまでと経過後とで、当該画像を異なった
ものにしてもよい。
【0013】次に、請求項6に記載の発明は、請求項1
〜5のいずれか1項に記載の遊技機における前記各手段
としてコンピュータシステムを機能させるためのプログ
ラムを提供するものである。つまり、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の遊技機における前記各手段を実現す
るための機能は、コンピュータシステムで実行されるプ
ログラムとして備えることができる。
【0014】次に、請求項7に記載の発明は、請求項1
〜5のいずれか1項に記載の遊技機における前記各手段
としてコンピュータシステムを機能させるためのプログ
ラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒
体を提供するものである。このようなプログラムの場
合、例えば、ROMやバックアップRAMをコンピュー
タで読み取り可能な記録媒体として前記プログラムを記
録しておき、このROMあるいはバックアップRAMを
コンピュータシステムに組み込んで用いることができ
る。この他、半導体メモリ(スマートメディア,メモリ
スティックなど),ハードディスク,フロッピー(登録
商標)ディスク,データカード(ICカード,磁気カー
ドなど),光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD
−RW,DVDなど),光磁気ディスク(MOなど),
相変化ディスク,磁気テープなどのコンピュータで読み
取り可能な記録媒体に前記プログラムを記録しておき、
そのプログラムを必要に応じてコンピュータシステムに
ロードして起動することにより用いてもよい。
【0015】尚、上述した[特許請求の範囲]および
[課題を解決するための手段および発明の効果]に記載
した構成要素と、後述する[発明の実施の形態]に記載
した構成部材との対応関係は以下のようになっている。
「遊技機」は、パチンコ機10に該当する。「図柄表示
装置」は、特別図柄表示装置32または普通図柄表示装
置34に該当する。「始動領域」は、第1種始動口27
〜29に該当する。「検知手段」は、第1種始動口スイ
ッチ27aと、主基板100のメインCPU112にお
ける第1種始動口処理(S300)とに該当する。「図
柄制御手段」は、特別図柄制御装置33と、主基板10
0のメインCPU112における特別図柄処理(S40
0)とに該当する。
【0016】「始動可能な回数」は、特別図柄始動記憶
数TUに該当する。「記憶手段」は、特別図柄始動記憶
数TUを記憶するRAM116と、主基板100のメイ
ンCPU112における第1種始動口処理(S300)
とに該当する。「表示手段」は、特別図柄記憶表示LE
D36a〜36dまたは特別図柄記憶表示領域101a
〜101dに該当する。「経過時間判定手段」は、主基
板100のメインCPU112における第1種始動口処
理(S300)に該当する。「プログラム」は、メイン
CPU112が実行する図5に示すフローチャートの処
理に該当する。「記録媒体」は、ROM114に該当す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明に
係る遊技機の第1実施形態について図面を参照して説明
する。尚、本第1実施形態では、本発明に係る遊技機と
して、いわゆる第1種パチンコ機を例に挙げて説明す
る。 [全体の主要構成]図1は、第1実施形態の第1種パチ
ンコ機10の正面図である。第1種パチンコ機(遊技
機)10には、前枠11が開閉可能に備えられており、
その前枠11には、金枠12が取り付けられており、さ
らに金枠12には、ガラス枠13aが開閉可能に取り付
けられている。ガラス枠13aには、第1種パチンコ機
10の前面ガラス板13が嵌め込まれている。ガラス枠
13aおよび前面ガラス板13の内部には遊技盤14が
配設され、前面ガラス板13と遊技盤14とは平行に配
置されている。
【0018】前枠11の右下には発射ハンドル15aが
回動可能に取り付けられている。発射ハンドル15aが
回動されると発射モータ(図示略)が駆動され、発射ハ
ンドル15aの回動角度に応じた発射速度で遊技球(遊
技媒体)が遊技盤14へ発射される。また、発射ハンド
ル15aに配設された発射停止スイッチ15bが操作さ
れると、発射モータが停止されて遊技球の発射も停止さ
れる。遊技盤14の左方には、発射された遊技球を遊技
領域へ案内するガイドレール16が配設されている。前
枠11の右側には、ガラス枠13aの開閉用の鍵を差し
込む鍵穴15を備えた鍵穴飾り17が配設されている。
前枠11の上方には、枠ランプ18aが配設されてい
る。
【0019】ガラス枠13aの下には、前面板19が配
設されている。前面板19の左側上部には、遊技球が賞
球(賞媒体)や貸球として供給される賞球・貸球供給口
20aが形成されており、この賞球・貸球供給口20a
の供給側には、その賞球・貸球供給口20aから供給さ
れた遊技球(賞球、貸球)を収容しておくための上受け
皿20が配設されている。上受け皿20の下方には、上
受け皿20の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け
皿球抜きレバー20bの操作により上受け皿20から排
出された遊技球などを排出する排出口21aが形成され
ている。排出口21aの排出側には、その排出口21a
から排出された遊技球を収容しておくための下受け皿2
1が配設されている。前枠11の左側には、プリペイド
カードを挿入するスリット22aを有するプリペイドカ
ードユニットなどの遊技機外装置部分22が配設されて
いる。第1種パチンコ機10は、現金ではなくプリペイ
ドカードを使用して遊技を行う、いわゆるCR機であ
る。
【0020】[遊技盤14の主要構成]図2は、第1種
パチンコ機10から取り外した遊技盤14を表側から見
た正面図である。遊技盤14の略中央上寄りには、セン
ターケース30が配設されている。センターケース30
の頂部には、天入賞口31が配設されている。センター
ケース30の上部には、3個のLEDからなる普通図柄
表示装置34が配設されている。普通図柄表示装置34
の上部には、普通図柄作動ゲート26a,26bへの遊
技球の通過に基づいて普通図柄表示装置34が図柄の変
動表示を始動可能な回数を表示する4個のLEDからな
る普通図柄記憶表示LED35が配設されている。
【0021】センターケース30の中央部には、矩形状
の表示領域32aに複数の特別図柄(例えば、「0」〜
「9」などの数字)の組み合わせを変動表示する特別図
柄表示装置32が配設されている。尚、表示領域32a
は、どのような表示装置(例えば、LCD,プラスマデ
ィスプレイ,CRTなど)によって具体化してもよい。
センターケース30の下部には、第1種始動口27への
遊技球の入賞に基づいて特別図柄表示装置32が図柄の
変動表示を始動可能な回数を表示する4個の特別図柄記
憶表示LED36a〜36dが配設されている。
【0022】センターケース30の左右には、普通図柄
表示装置34による図柄の変動表示を始動させる機能を
備えた普通図柄作動ゲート26a,26bが配設されて
いる。センターケース30の下方には、特別図柄表示装
置32による図柄の変動表示を始動させる機能を備えた
第1種始動口27が配設されている。第1種始動口27
には普通電動役物28が取り付けられている。普通電動
役物28は、左右対称の可動翼片(一般に「チューリッ
プ」と呼ばれる)を備え、通常は直立状態にある両可動
翼片がそれぞれの支軸を中心として左右に回転して開く
ようになっている。そして、普通電動役物28は、普通
図柄表示装置34が当たり停止図柄を表示した場合に両
可動翼片を開くようになっている。尚、両可動翼片が開
いた普通電動役物28は、第1種始動口27と同様に、
特別図柄表示装置32を作動開始させる機能を備えてい
る。
【0023】第1種始動口27の下方には、特別図柄表
示装置32が大当たり停止図柄を表示した場合に作動す
る変動入賞装置40が配設されている。変動入賞装置4
0には、大当たり遊技状態の発生時に大入賞口41を開
口する開閉部材42が開閉可能に取り付けられている。
大入賞口41の内部には、大入賞口41を連続して開口
する機能を有する特定領域43と、この特定領域43を
通過した遊技球を検出(検知)する特定領域スイッチ
(図示略)と、大入賞口41に入賞した遊技球の数をカ
ウントする大入賞口スイッチ(図示略)とが設けられて
いる。
【0024】変動入賞装置40の左側には左下入賞口2
9aが配設され、変動入賞装置40の右側には右下入賞
口29bが配設されている。左下入賞口29aの左側上
方には、左袖入賞口24aが配設されている。右下入賞
口29bの右側上方には、右袖入賞口24bが配設され
ている。そして、遊技盤14には、風車23a,23b
と、LEDによって装飾された装飾風車25a,25b
と、コーナー飾りランプ18b,18cと、サイド飾り
ランプ18d,18eと、入賞しなかった遊技球をアウ
ト球として回収するアウト口44とが配設されている。
また、遊技盤14には、多くの釘(図示略)が打ち込ま
れており、ガイドレール16を通って遊技盤14に発射
された遊技球は、釘の間を乱舞しながら遊技盤14面を
流下(落下)する。
【0025】図3は、センターケース30の正面図であ
る。各特別図柄記憶表示LED36a〜36dは、この
順番で左から右に向かって水平方向に配列されている。
【0026】[第1種パチンコ機10の電気的構成]図
4は、第1実施形態の第1種パチンコ機10の電気的構
成を示すブロック回路図である。第1種パチンコ機10
には、主基板(電子制御装置)100が設けられてお
り、この主基板100には、マイクロコンピュータ(マ
イクロプロセッサ)110が搭載されている。マイクロ
コンピュータ110には、遊技の制御を実行するメイン
CPU112と、このメインCPU112が各種制御を
実行するための各種制御プログラムが記憶されたROM
114と、メインCPU112が各種制御プログラムを
実行する際にROM114から読み出された制御プログ
ラムや遊技中に発生する当たりに関するデータなどの各
種データを一時的に格納するRAM116とが搭載され
ている。また、RAM116は、停電などの電源遮断時
における遊技状態を電源復帰後に再現するために、電源
遮断時においてメインCPU112が処理したデータや
各装置および各基板へ送り出したコマンドなどをバック
アップする。
【0027】主基板100には、次に記載するものが電
気的に接続されている。電源基板80、賞球(賞媒体)
の払い出しなどを制御する払出制御基板200、特別図
柄表示装置32を制御する特別図柄制御装置33、遊技
盤14に設けられたランプ類を制御するランプ制御装置
75、遊技中の効果音などを再生する音声再生装置79
aを制御する音声制御装置79、第1種始動口27への
遊技球の入賞を検出(検知)するための第1種始動口ス
イッチ27a(尚、図4ではスイッチを「SW」と表記
する)、遊技盤情報(入賞、当たり、遊技停止など)を
パチンコホール(遊技場)の管理室などに設けられたコ
ンピュータ(以下、ホールコンピュータと称する。図示
略)へ送り出すための遊技枠情報端子基板52、盤面中
継基板51、遊技枠中継基板53である。
【0028】払出制御基板200には、主基板100か
ら送り出される制御コマンドを入力して動作するマイク
ロコンピュータ(マイクロプロセッサ)210が搭載さ
れており、マイクロコンピュータ210には、賞球の払
い出しなどを制御するサブCPU212と、このサブC
PU212が賞球の払い出しなどの制御を実行するため
の各種制御プログラムが記憶されたROM214と、サ
ブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にR
OM214から読み出された制御プログラムや遊技中に
発生する賞球の個数などの各種データを一時的に格納す
るRAM216とが搭載されている。また、払出制御基
板200には、電源基板80、CR接続基板56、発射
モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52、払出
中継基板55が電気的に接続されている。
【0029】発射モータ駆動基板15cには、発射モー
タ15eおよび発射スイッチ15dが電気的に接続され
ている。発射ハンドル15aが操作されると、発射スイ
ッチ15dは発射ハンドル15aの回転角度に応じた検
出信号を生成し、その発射スイッチ15dの検出信号は
発射モータ駆動基板15cを介してサブCPU212へ
送り出される。すると、サブCPU212から発射モー
タ駆動基板15cを介して発射モータ15eに駆動信号
が出力され、発射モータ15eはその駆動信号に従っ
て、発射ハンドル15aの回転角度に応じた発射速度で
遊技球を発射する。また、発射ハンドル15aが操作さ
れて発射スイッチ15dがオフされると、その発射スイ
ッチ15dの検出信号は発射モータ駆動基板15cを介
してサブCPU212へ送り出される。すると、サブC
PU212から発射モータ駆動基板15cを介して発射
モータ15eに駆動停止信号が出力され、発射モータ1
5eはその駆動停止信号に従って遊技球の発射を停止す
る。また、発射停止スイッチ15bが操作されると、そ
の発射停止スイッチ15bの検出信号は発射モータ駆動
基板15cを介してサブCPU212へ送り出され、サ
ブCPU212から発射モータ駆動基板15cを介して
発射モータ15eに駆動停止信号が出力され、発射モー
タ15eはその駆動停止信号に従って遊技球の発射を停
止する。
【0030】遊技枠中継基板53には、下受け皿21が
賞球で満杯になったことを検出するための満杯検出スイ
ッチ21bおよびセンサ中継基板54が電気的に接続さ
れている。センサ中継基板54には、賞球ユニット62
に備えられた賞球払出センサ62a,62bおよび払出
中継基板55が電気的に接続されている。
【0031】賞球ユニット62は、賞球払出センサ62
a,62bおよび賞球払出モータ62cを備える。賞球
の払出機構は、賞球の払い出しを効率良く行うために2
カ所に設けられており、各払出機構は賞球払出モータ6
2cによって駆動される。また、賞球払出センサ62a
は一方の払出機構に設けられており、賞球払出センサ6
2bは他方の払出機構に設けられている。各賞球払出セ
ンサ62a,62bの検出信号は、センサ中継基板54
から遊技枠中継基板53を介して主基板100へ送り出
され、その信号に基づいてメインCPU112は、払い
出された賞球の個数をカウントする。
【0032】払出中継基板55には、貸球がなくなった
ことを検出するための貸球切れスイッチ61、賞球払出
モータ62c、貸球を供給する貸球ユニット63が電気
的に接続されている。盤面中継基板51には、次に記載
するものが電気的に接続されている。普通電動役物28
の両可動翼片を開閉させる普通電動役物ソレノイド28
a(尚、図4ではソレノイドを「SL」と表記する)、
普通図柄表示装置34、各普通図柄作動ゲート26a,
26bのいずれかを遊技球が通過したことを検出(検
知)するためのゲートスイッチ26c、大入賞口41へ
の遊技球の入賞を検出(検知)するための大入賞口スイ
ッチ41b、各袖入賞口24a,24bのいずれかへの
遊技球の入賞を検出(検知)するための袖入賞口スイッ
チ24c、各下入賞口29a,29bのいずれかへの遊
技球の入賞を検出(検知)するための下入賞口スイッチ
29c、天入賞口31への遊技球の入賞を検出(検知)
するための天入賞口スイッチ31a、大入賞口中継基板
50である。
【0033】大入賞口中継基板50には、特定領域43
を通過(入賞)した遊技球を検出するための特定領域ス
イッチ43a、開閉部材42を開閉させることにより大
入賞口41を開閉させる大入賞口ソレノイド41aが電
気的に接続されている。CR接続基板56には、プリペ
イドカードの残りの度数を表示する度数表示基板やプリ
ペイドカードを読み取る装置などを備える遊技機外装置
部分22が電気的に接続されている。
【0034】電源基板80は、主電源70から交流(A
C)24V(50Hz/60Hz)の電源供給を受け、
その交流電源から各種電圧の直流電源を生成し、その直
流電源を各基板56,100,200および各装置3
3,75,79へ供給する。そして、主基板100のメ
インCPU112には、第1種始動口スイッチ27aの
検出信号が入力されると共に、盤面中継基板51を介し
て各スイッチ24c,26c,29c,31a,41b
の検出信号が入力され、大入賞口中継基板50から盤面
中継基板51を介して特定領域スイッチ43aの検出信
号が入力される。
【0035】[メインCPU112が実行する主な処
理]図5は、第1実施形態においてメインCPU112
が実行する主な処理の流れを示すフローチャートであ
る。メインCPU112は、ROM114に記録(記
憶)されているプログラムに従い、コンピュータによる
各種演算処理によって、以下の各ステップ(以下、
「S」と記載する)の処理を実行する。尚、前記プログ
ラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体(半導体
メモリ(メモリスティックなど)、ハードディスク、フ
ロッピーディスク、データカード(ICカード,磁気カ
ードなど)、光ディスク(CD−ROM,CD−R,C
D−RW,DVDなど)、光磁気ディスク(MOな
ど)、相変化ディスク、磁気テープなど)を備えた外部
記録装置(外部記憶装置)に記録(記憶)しておき、当
該プログラムを必要に応じて外部記録装置からメインC
PU112にロードして起動することにより用いるよう
にしてもよい。
【0036】メインCPU112は、まず、主電源70
の投入時か否かを判定し(S10)、主電源70の投入
時(S10:Yes)にはパチンコ機10の各装置およ
び各基板の初期設定を行い(S20)、最初のルーチン
を終了してS10の処理へ戻る。2回目以降のルーチン
においては、主電源70の投入時ではないため(S1
0:No)、メインCPU112は、以下のS100〜
S700の処理を順次実行した後に、再びS10の処理
に戻り、S10〜S700の処理を繰り返し実行する。
【0037】賞球払出処理(S100)において、メイ
ンCPU112は、各スイッチ24c,27a,29
c,31a,41bの検出信号に基づいて賞球払出コマ
ンドを生成し、その賞球払出コマンドを払出制御基板2
00のサブCPU212へ送り出す。すると、サブCP
U212は、賞球払出コマンドに基づいて賞球払出命令
を生成し、その賞球払出命令を払出中継基板55を介し
て賞球ユニット62へ送り出す。賞球ユニット62は、
賞球払出命令に従って動作し、賞球・貸球供給口20a
から所定個数の遊技球を賞球として払い出させる。例え
ば、第1種始動口スイッチ27aが第1種始動口27へ
の遊技球の入賞を検出した場合に、賞球ユニット62に
より払い出される賞球の個数は、第1種始動口27への
1個の遊技球の入賞に対して5個に設定されている。
【0038】普通図柄処理(S200)において、メイ
ンCPU112は、ゲートスイッチ26cの検出信号に
基づいて各普通図柄作動ゲート26a,26bのいずれ
かを遊技球が通過したことを検出し、その検出結果とR
AM116に記憶されている普通図柄始動記憶数FUと
に基づいて普通図柄制御コマンドを生成し、その普通図
柄制御コマンドを盤面中継基板51を介して普通図柄表
示装置34へ送り出す。すると、普通図柄表示装置34
は、普通図柄制御コマンドに基づいて、図柄の変動表示
を行った後に当たり停止図柄またはハズレ停止図柄を表
示する。例えば、普通図柄表示装置34を構成する3個
のLEDが点滅することにより図柄が変動表示され、両
端部の2個のLEDが点灯することにより当たり停止図
柄が表示され、いずれか1個のLEDのみが点灯するこ
とによりハズレ停止図柄が表示される。
【0039】ここで、普通図柄始動記憶数FUは以下の
ように設定されてRAM116に記憶されている。つま
り、普通図柄表示装置34が図柄の変動表示中または当
たり停止図柄を表示中に、各普通図柄作動ゲート26
a,26bのいずれかを遊技球が通過すると、その通過
した遊技球の最初の4個までがRAM116に記憶さ
れ、そのRAM116に記憶された遊技球の個数は普通
図柄記憶表示LED35の点灯数によって表示される。
このRAM116に記憶された遊技球の個数(普通図柄
記憶表示LED35の点灯数)が、普通図柄始動記憶数
FUである。
【0040】そして、普通図柄表示装置34に当たり停
止図柄またはハズレ停止図柄が表示されたとき、普通図
柄始動記憶数FU(普通図柄記憶表示LED35の点灯
数)が「1」以上であれば、普通図柄表示装置34によ
る図柄の変動表示が再び行われ、普通図柄始動記憶数F
U(普通図柄記憶表示LED35の点灯数)が1つ減ら
される。例えば、普通図柄始動記憶数FU(普通図柄記
憶表示LED35の点灯数)が「3」の場合には、普通
図柄表示装置34による図柄の変動表示が3回繰り返さ
れ、その図柄の変動表示が繰り返される度に、普通図柄
始動記憶数FU(普通図柄記憶表示LED35の点灯
数)が1つずつ減らされ、図柄の変動表示が3回繰り返
されると、普通図柄始動記憶数FU(普通図柄記憶表示
LED35の点灯数)が「0」になる。
【0041】第1種始動口処理(S300)については
後述する。特別図柄処理(S400)において、メイン
CPU112は、第1種始動口スイッチ27aの検出信
号に基づいて第1種始動口27に遊技球が入賞したこと
を検出し、その検出結果に基づいて大当たり遊技状態ま
たはハズレ遊技状態のいずれか一方を選択し、その選択
結果と第1種始動口処理(S300)によりRAM11
6に記憶された特別図柄始動記憶数TUとに基づいて特
別図柄制御コマンドを生成し、その特別図柄制御コマン
ドを特別図柄制御装置33へ送り出す。
【0042】すると、特別図柄制御装置33は、特別図
柄制御コマンドに基づいて特別図柄表示装置32を制御
し、図柄の変動表示を行った後に大当たり停止図柄また
はハズレ停止図柄を特別図柄表示装置32に表示させ
る。例えば、表示領域32aの横方向における複数箇所
(例えば、3箇所)で複数の特別図柄(例えば、「0」
〜「9」などの数字)を上下方向にスクロール表示する
ことにより図柄が変動表示され、表示領域32aの複数
箇所の全部で所定種類の同じ図柄(例えば、「77
7」)を停止表示することにより大当たり停止図柄が表
示され、表示領域32aの複数箇所の少なくとも1箇所
の停止図柄のみが異なることによりハズレ停止図柄が表
示される。
【0043】大入賞口処理(S500)において、メイ
ンCPU112は、特別図柄処理(S400)の処理結
果に基づいて、大入賞口ソレノイド41aを駆動制御す
るための制御信号を生成し、その制御信号を盤面中継基
板51から大入賞口中継基板50を介して大入賞口ソレ
ノイド41aへ送り出す。すると、大入賞口ソレノイド
41aは当該制御信号に従って作動し、開閉部材42を
開閉させることにより大入賞口41を開閉させる。すな
わち、メインCPU112は、特別図柄処理で大当たり
遊技状態が選択された場合には、開閉部材42を開いて
大入賞口41を開口させることにより大当たり遊技状態
を開始させ、大入賞口41への多数の遊技球の入賞を可
能にする。また、メインCPU112は、特別図柄処理
でハズレ遊技状態が選択された場合には、開閉部材42
を閉じたままにして大入賞口41を閉口させておき、大
入賞口41への遊技球の入賞を不可能にする。
【0044】そして、大入賞口41が開口してから所定
時間(例えば、30秒)経過するか、または、大入賞口
41に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入賞する
と、開閉部材42が閉じて大入賞口41が閉口され、大
入賞口41への遊技球の入賞が不可能になる。このと
き、大入賞口41の内部に設けられた特定領域43を遊
技球が通過すると、その遊技球の通過を特定領域スイッ
チ43aが検出し、大入賞口41が連続して開口され
る。このように、大入賞口41が開口してから閉口する
までを1ラウンドとし、特定領域43を遊技球が通過す
ることを条件としてラウンドが進行し、予め設定された
最大ラウンド数(例えば、15ラウンド)を終えると大
当たり遊技状態が終了される。
【0045】音声処理(S600)において、メインC
PU112は、S100〜S500の処理結果に基づい
て音声制御コマンドを生成し、その音声制御コマンドを
音声制御装置79へ送り出す。すると、音声制御装置7
9は、音声制御コマンドに基づいて音声再生装置79a
を制御し、遊技中の効果音などを再生させる。
【0046】ランプ処理(S700)において、メイン
CPU112は、S100〜S500の処理結果に基づ
いてランプ制御コマンドを生成し、そのランプ制御コマ
ンドをランプ制御装置75へ送り出す。すると、ランプ
制御装置75は、ランプ制御コマンドに基づいて遊技盤
14に設けられたランプ類(枠ランプ18a、コーナー
飾りランプ18b,18c、サイド飾りランプ18d,
18e、装飾風車25a,25bのLED、普通図柄記
憶表示LED35、特別図柄記憶表示LED36a〜3
6dなど)の点灯を制御する。
【0047】[第1種始動口処理およびランプ処理]次
に、第1種始動口処理(S300)と、第1種始動口処
理の処理結果に基づいて実行されるランプ処理(S70
0)における特別図柄記憶表示LED36a〜36dの
点灯制御について説明する。メインCPU112は、第
1種始動口スイッチ27aの検出信号に基づいて第1種
始動口27に遊技球が入賞したことを検出する。そし
て、メインCPU112は、特別図柄表示装置32が図
柄の変動表示中または大当たり停止図柄を表示中に、遊
技球が第1種始動口27に入賞すると、その第1種始動
口27に入賞した遊技球の最初の4個までをRAM11
6に記憶させる。
【0048】続いて、メインCPU112は、RAM1
16に記憶させた遊技球の個数に対応するランプ制御コ
マンドを生成し、ランプ処理(S700)において、当
該ランプ制御コマンドをランプ制御装置75へ送り出
す。すると、ランプ制御装置75は、メインCPU11
2がRAM116に記憶させた遊技球の個数を、特別図
柄記憶表示LED36a〜36dの点灯数によって表示
させる。
【0049】このRAM116に記憶された遊技球の個
数(特別図柄記憶表示LED36a〜36dの点灯数)
が、特別図柄始動記憶数TUである。ここで、特別図柄
始動記憶数TUが「1」の場合は特別図柄記憶表示LE
D36aのみが点灯され、特別図柄始動記憶数TUが
「2」の場合は2個の特別図柄記憶表示LED36a,
36bが点灯され、特別図柄始動記憶数TUが「3」の
場合は3個の特別図柄記憶表示LED36a〜36cが
点灯され、特別図柄始動記憶数TUが「4」の場合は4
個全ての特別図柄記憶表示LED36a〜36dが点灯
される。
【0050】そして、特別図柄表示装置32による図柄
の変動表示の後に大当たり停止図柄またはハズレ停止図
柄が表示されたとき、特別図柄始動記憶数TU(特別図
柄記憶表示LED36a〜36dの点灯数)が「1」以
上であれば、特別図柄表示装置32による図柄の変動表
示が再び行われ、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記
憶表示LED36a〜36dの点灯数)が1つ減らされ
る。例えば、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表
示LED36a〜36dの点灯数)が「3」の場合に
は、特別図柄表示装置32による図柄の変動表示が3回
繰り返され、その図柄の変動表示が繰り返される度に、
特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LED36
a〜36dの点灯数)が1つずつ減らされ、図柄の変動
表示が3回繰り返されると、特別図柄始動記憶数TU
(特別図柄記憶表示LED36a〜36dの点灯数)が
「0」になる。
【0051】ランプ制御装置75は、特別図柄記憶表示
LED36a〜36dを点灯させるとき、以下の点灯表
示例1〜3のいずれかの点灯制御を行う。 <点灯表示例1>図6(A)は、点灯表示例1を説明す
るためのタイミングチャートである。ランプ制御装置7
5は、特別図柄記憶表示LED36a〜36dを点灯さ
せるとき、メインCPU112からランプ制御コマンド
が送り出された時点t1から所定時間t2が経過するま
では特別図柄記憶表示LED36a〜36dを点滅さ
せ、所定時間t2の経過後は特別図柄記憶表示LED3
6a〜36dを連続点灯させる。
【0052】例えば、特別図柄表示装置32が図柄の変
動表示中または大当たり停止図柄を表示中に、1個の遊
技球が第1種始動口27に入賞すると、特別図柄始動記
憶数TUが「1」になるため、特別図柄記憶表示LED
36aが所定時間t2だけ点滅された後に連続点灯され
る。この状態で、さらに1個の遊技球が第1種始動口2
7に入賞すると、特別図柄始動記憶数TUが「2」にな
るため、特別図柄記憶表示LED36aの連続点灯が保
持されたまま、特別図柄記憶表示LED36bが所定時
間t2だけ点滅された後に連続点灯される。
【0053】そして、各特別図柄記憶表示LED36
a,36bが連続点灯されているときに、さらに1個の
遊技球が第1種始動口27に入賞すると、特別図柄始動
記憶数TUが「3」になるため、各特別図柄記憶表示L
ED36a,36bの連続点灯が保持されたまま、特別
図柄記憶表示LED36cが所定時間t2だけ点滅され
た後に連続点灯される。また、各特別図柄記憶表示LE
D36a〜36cが連続点灯されているときに、さらに
1個の遊技球が第1種始動口27に入賞すると、特別図
柄始動記憶数TUが「4」になるため、各特別図柄記憶
表示LED36a〜36cの連続点灯が保持されたま
ま、特別図柄記憶表示LED36dが所定時間t2だけ
点滅された後に連続点灯される。
【0054】尚、所定時間t2は、一般的な遊技者が、
第1種始動口27に遊技球が入賞したことを確認した後
に、特別図柄記憶表示LED36a〜36dに目を移す
までに要する時間を実験的に求め、その時間よりも十分
に長い時間(例えば、1.5秒間)になるように設定し
ておく。また、特別図柄記憶表示LED36a〜36d
の点滅時における点灯時間t3と消灯時間t4の時間間
隔(タイミング)は、遊技者が点滅を確実に目視可能な
時間間隔を実験的に求め、その時間間隔に設定してお
く。
【0055】ここで、メインCPU112の処理速度は
速いため、第1種始動口スイッチ27aの検出信号に基
づいて第1種始動口27に遊技球が入賞したことが検出
されてから、ランプ制御コマンドが生成されるまでに要
する時間は、所定時間t2に比べて極短時間である。そ
のため、メインCPU112からランプ制御コマンドが
送り出された時点t1と、第1種始動口スイッチ27a
の検出信号に基づいて第1種始動口27に遊技球が入賞
したことが検出された時点t5とは、図6に示すタイミ
ングチャートでは、ほぼ同一時点に示される。
【0056】<点灯表示例2>図6(B)は、点灯表示
例2を説明するためのタイミングチャートである。特別
図柄記憶表示LED36a〜36dには、赤色発光およ
び青色発光を行う2色発光LEDが用いられている。ラ
ンプ制御装置75は、特別図柄記憶表示LED36a〜
36dを点灯させるとき、メインCPU112からラン
プ制御コマンドが送り出された時点t1から所定時間t
2が経過するまでは特別図柄記憶表示LED36a〜3
6dを青色発光させ、所定時間t2の経過後は特別図柄
記憶表示LED36a〜36dを赤色発光させる。
【0057】例えば、特別図柄表示装置32が図柄の変
動表示中または大当たり停止図柄を表示中に、1個の遊
技球が第1種始動口27に入賞すると、特別図柄始動記
憶数TUが「1」になるため、特別図柄記憶表示LED
36aが所定時間t2だけ青色発光された後に赤色発光
される。この状態で、さらに1個の遊技球が第1種始動
口27に入賞すると、特別図柄始動記憶数TUが「2」
になるため、特別図柄記憶表示LED36aの赤色発光
が保持されたまま、特別図柄記憶表示LED36bが所
定時間t2だけ青色発光された後に赤色発光される。
【0058】そして、各特別図柄記憶表示LED36
a,36bが赤色発光されているときに、さらに1個の
遊技球が第1種始動口27に入賞すると、特別図柄始動
記憶数TUが「3」になるため、各特別図柄記憶表示L
ED36a,36bの赤色発光が保持されたまま、特別
図柄記憶表示LED36cが所定時間t2だけ青色発光
された後に赤色発光される。また、各特別図柄記憶表示
LED36a〜36cが赤色発光されているときに、さ
らに1個の遊技球が第1種始動口27に入賞すると、特
別図柄始動記憶数TUが「4」になるため、各特別図柄
記憶表示LED36a〜36cの赤色発光が保持された
まま、特別図柄記憶表示LED36dが所定時間t2だ
け青色発光された後に赤色発光される。
【0059】<点灯表示例3>図6(C)は、点灯表示
例3を説明するためのタイミングチャートである。ラン
プ制御装置75は、特別図柄記憶表示LED36a〜3
6dを点灯させるとき、メインCPU112からランプ
制御コマンドが送り出された時点t1から所定時間t2
が経過するまでは、第1種始動口27への今回の遊技球
の入賞により点灯されるべき特別図柄記憶表示LED3
6a〜36dを消灯させておき、所定時間t2の経過後
は、第1種始動口27への今回の遊技球の入賞により点
灯されるべき特別図柄記憶表示LED36a〜36dを
連続点灯させる。
【0060】例えば、特別図柄表示装置32が図柄の変
動表示中または大当たり停止図柄を表示中に、1個の遊
技球が第1種始動口27に入賞すると、特別図柄始動記
憶数TUが「1」になるため、特別図柄記憶表示LED
36aが所定時間t2だけ消灯された後に連続点灯され
る。この状態で、さらに1個の遊技球が第1種始動口2
7に入賞すると、特別図柄始動記憶数TUが「2」にな
るため、特別図柄記憶表示LED36aの連続点灯が保
持されたまま、特別図柄記憶表示LED36bが所定時
間t2だけ消灯された後に連続点灯される。
【0061】そして、各特別図柄記憶表示LED36
a,36bが連続点灯されているときに、さらに1個の
遊技球が第1種始動口27に入賞すると、特別図柄始動
記憶数TUが「3」になるため、各特別図柄記憶表示L
ED36a,36bの連続点灯が保持されたまま、特別
図柄記憶表示LED36cが所定時間t2だけ消灯され
た後に連続点灯される。また、各特別図柄記憶表示LE
D36a〜36cが連続点灯されているときに、さらに
1個の遊技球が第1種始動口27に入賞すると、特別図
柄始動記憶数TUが「4」になるため、各特別図柄記憶
表示LED36a〜36cの連続点灯が保持されたま
ま、特別図柄記憶表示LED36dが所定時間t2だけ
消灯された後に連続点灯される。
【0062】[第1実施形態の作用および効果]以上詳
述したように、本第1実施形態によれば、以下の作用・
効果を得ることができる。 [1]点灯表示例1によれば、第1種始動口27に遊技
球が入賞したことが検出された時点t5から所定時間t
2が経過するまでは特別図柄記憶表示LED36a〜3
6dを点滅させ、所定時間t2の経過後は特別図柄記憶
表示LED36a〜36dを連続点灯させる。そのた
め、所定時間t2を前記のように十分に長い時間に設定
すれば、遊技者が、第1種始動口27に遊技球が入賞し
たことを確認した後に、特別図柄記憶表示LED36a
〜36dに目を移しても、特別図柄記憶表示LED36
a〜36dが点滅しているため、特別図柄記憶表示LE
D36a〜36dの点灯数が増加したことを確実に視認
することができる。従って、遊技者は、第1種始動口2
7への今回の遊技球の入賞により特別図柄始動記憶数T
Uが増加したことを確実に認識することが可能になり、
前記したように不安を感じたり苛つきを覚えることな
く、遊技を楽しむことができる。
【0063】[2]点灯表示例2によれば、第1種始動
口27に遊技球が入賞したことが検出された時点t5か
ら所定時間t2が経過するまでは特別図柄記憶表示LE
D36a〜36dを青色発光させ、所定時間t2の経過
後は特別図柄記憶表示LED36a〜36dを赤色発光
させる。そのため、所定時間t2を前記のように十分に
長い時間に設定すれば、遊技者が、第1種始動口27に
遊技球が入賞したことを確認した後に、特別図柄記憶表
示LED36a〜36dに目を移しても、特別図柄記憶
表示LED36a〜36dが青色発光しているため、特
別図柄記憶表示LED36a〜36dの点灯数が増加し
たことを確実に視認することができる。従って、上記
[1]と同様の効果を得ることができる。
【0064】[3]点灯表示例3によれば、第1種始動
口27に遊技球が入賞したことが検出された時点t5か
ら所定時間t2が経過するまでは、第1種始動口27へ
の今回の遊技球の入賞により点灯されるべき特別図柄記
憶表示LED36a〜36dを消灯させておき、所定時
間t2の経過後は、第1種始動口27への今回の遊技球
の入賞により点灯されるべき特別図柄記憶表示LED3
6a〜36dを連続点灯させる。そのため、所定時間t
2を前記のように十分に長い時間に設定すれば、遊技者
が、第1種始動口27に遊技球が入賞したことを確認し
た後に、特別図柄記憶表示LED36a〜36dに目を
移した後で、特別図柄記憶表示LED36a〜36dが
点灯されることになるため、特別図柄記憶表示LED3
6a〜36dの点灯数が増加したことを確実に視認する
ことができる。従って、上記[1]と同様の効果を得る
ことができる。
【0065】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について図面を参照して説明する。尚、本第2実施
形態において、第1実施形態と同じ構成部材については
符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。本第2実
施形態において、第1実施形態と異なるのは以下の点で
ある。 (1)本第2実施形態では、第1実施形態の特別図柄記
憶表示LED36a〜36dが省かれている。 (2)図7は、本第2実施形態における特別図柄表示装
置32の表示領域32aの正面図である。表示領域32
aの左下部には、第1種始動口27への遊技球の入賞に
基づいて特別図柄表示装置32が図柄の変動表示を始動
可能な回数を表示する4個の特別図柄記憶表示領域10
1a〜101dが、この順番で左から右に向かって水平
方向に配列されている。尚、表示領域32aおよび特別
図柄記憶表示領域101a〜101dは、1つの表示装
置によって構成されている。
【0066】各特別図柄記憶表示領域101a〜101
dにはそれぞれ、3種類のキャラクタ画像(「雛」「孵
化したばかりの雛」「卵」)が表示されるようになって
いる。図7に示す例では、特別図柄記憶表示領域101
a,101bに「雛」の画像が表示され、特別図柄記憶
表示領域101cに「孵化したばかりの雛」の画像が表
示され、特別図柄記憶表示領域101dに「卵」の画像
が表示されている。 (3)本第2実施形態では、第1実施形態の第1種始動
口処理(S300)およびランプ処理(S700)が、
以下の第1種始動口処理および特別図柄処理(S40
0)に置き代えられている。
【0067】[第1種始動口処理および特別図柄処理]
以下、第1種始動口処理(S300)と、第1種始動口
処理の処理結果に基づいて実行される特別図柄処理(S
400)における特別図柄記憶表示領域101a〜10
1dの表示制御について説明する。第1実施形態と同様
に、第1種始動口処理(S300)において、メインC
PU112は、第1種始動口スイッチ27aの検出信号
に基づいて第1種始動口27に遊技球が入賞したことを
検出する。そして、メインCPU112は、特別図柄表
示装置32が図柄の変動表示中または大当たり停止図柄
を表示中に、遊技球が第1種始動口27に入賞すると、
その第1種始動口27に入賞した遊技球の最初の4個ま
でを特別図柄始動記憶数TUとしてRAM116に記憶
させる。
【0068】第1実施形態と同様に、特別図柄処理(S
400)において、メインCPU112は、大当たり遊
技状態またはハズレ遊技状態のいずれか一方を選択し、
その選択結果と第1種始動口処理(S300)によりR
AM116に記憶された特別図柄始動記憶数TUとに基
づいて特別図柄制御コマンドを生成し、その特別図柄制
御コマンドを特別図柄制御装置33へ送り出す。
【0069】すると、第1実施形態と同様に、特別図柄
制御装置33は、特別図柄制御コマンドに基づいて特別
図柄表示装置32を制御し、図柄の変動表示を行った後
に大当たり停止図柄またはハズレ停止図柄を特別図柄表
示装置32に表示させる。加えて、特別図柄制御装置3
3は、特別図柄制御コマンドに含まれる特別図柄始動記
憶数TUのデータに対応して、特別図柄表示装置32の
特別図柄記憶表示領域101a〜101dの画像表示を
制御する。
【0070】ここで、特別図柄始動記憶数TUが「1」
の場合は特別図柄記憶表示領域101aのみに画像が表
示され、特別図柄始動記憶数TUが「2」の場合は2個
の特別図柄記憶表示領域101a,101bに画像が表
示され、特別図柄始動記憶数TUが「3」の場合は3個
の特別図柄記憶表示領域101a〜101cに画像が表
示され、特別図柄始動記憶数TUが「4」の場合は4個
全ての特別図柄記憶表示領域101a〜101dに画像
が表示される。
【0071】そして、特別図柄表示装置32による図柄
の変動表示の後に大当たり停止図柄またはハズレ停止図
柄が表示されたとき、特別図柄始動記憶数TU(特別図
柄記憶表示領域101a〜101dに表示された画像の
数(表示数))が「1」以上であれば、特別図柄表示装
置32による図柄の変動表示が再び行われ、特別図柄始
動記憶数TU(特別図柄記憶表示領域101a〜101
dの画像の表示数)が1つ減らされる。例えば、特別図
柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示領域101a〜1
01dの画像の表示数)が「3」の場合には、特別図柄
表示装置32による図柄の変動表示が3回繰り返され、
その図柄の変動表示が繰り返される度に、特別図柄始動
記憶数TU(特別図柄記憶表示領域101a〜101d
の画像の表示数)が1つずつ減らされ、図柄の変動表示
が3回繰り返されると、特別図柄始動記憶数TU(特別
図柄記憶表示領域101a〜101dの画像の表示数)
が「0」になる。
【0072】また、特別図柄制御装置33は、特別図柄
記憶表示領域101a〜101dに画像を表示させると
き、以下に説明する表示制御を行う。図8は、特別図柄
記憶表示領域101a〜101dにおける画像表示を説
明するためのタイミングチャートである。図9および図
10は、特別図柄記憶表示領域101a〜101dにお
ける画像表示例を示す説明図である。尚、図7,図9,
図10では、特別図柄表示装置32が図柄の変動表示中
である状態を矢印αで表示してある。特別図柄制御装置
33は、特別図柄記憶表示領域101a〜101dに画
像を表示させるとき、メインCPU112から特別図柄
制御コマンドが送り出された時点t11から所定時間t
12が経過するまでは「卵」の画像を表示させ、所定時
間t12が経過してから所定時間t13が経過するまで
は「孵化したばかりの雛」の画像を表示させ、所定時間
t13が経過後は「雛」の画像を表示させる。
【0073】例えば、特別図柄表示装置32が図柄の変
動表示中または大当たり停止図柄を表示中に、1個の遊
技球が第1種始動口27に入賞すると、特別図柄始動記
憶数TUが「1」になるため、特別図柄記憶表示領域1
01aに所定時間t12だけ「卵」の画像が表示され
(図9(A))、続いて、所定時間t13だけ「孵化し
たばかりの雛」の画像が表示され(図9(B))、その
後は「雛」の画像が表示される(図9(C))。この状
態で、さらに1個の遊技球が第1種始動口27に入賞す
ると、特別図柄始動記憶数TUが「2」になるため、特
別図柄記憶表示領域101aに「雛」の画像が表示され
たまま、特別図柄記憶表示領域101bに所定時間t1
2だけ「卵」の画像が表示され(図10(A))、続い
て、所定時間t13だけ「孵化したばかりの雛」の画像
が表示され(図10(B))、その後は「雛」の画像が
表示される(図10(C))。
【0074】そして、各特別図柄記憶表示領域101
a,101bに「雛」の画像が表示されているときに、
さらに1個の遊技球が第1種始動口27に入賞すると、
特別図柄始動記憶数TUが「3」になるため、各特別図
柄記憶表示領域101a,101bに「雛」の画像が表
示されたまま、特別図柄記憶表示領域101cに所定時
間t12だけ「卵」の画像が表示され、続いて、所定時
間t13だけ「孵化したばかりの雛」の画像が表示さ
れ、その後は「雛」の画像が表示される。また、各特別
図柄記憶表示領域101a,101bに「雛」の画像が
表示されると共に、特別図柄記憶表示領域101cに
「孵化したばかりの雛」の画像が表示されているとき
に、さらに1個の遊技球が第1種始動口27に入賞する
と、特別図柄始動記憶数TUが「4」になるため、各特
別図柄記憶表示領域101a〜101cの画像表示が保
持されたまま、特別図柄記憶表示領域101dに所定時
間t12だけ「卵」の画像が表示され(図7)、続い
て、所定時間t13だけ「孵化したばかりの雛」の画像
が表示され、その後は「雛」の画像が表示される。
【0075】尚、各所定時間t12,t13を合わせた
時間(t12+t13)は、一般的な遊技者が、第1種
始動口27に遊技球が入賞したことを確認した後に、特
別図柄記憶表示領域101a〜101dに目を移すまで
に要する時間を実験的に求め、その時間よりも十分に長
い時間(例えば、1.5秒間)になるように設定してお
く。ここで、メインCPU112の処理速度は速いた
め、第1種始動口スイッチ27aの検出信号に基づいて
第1種始動口27に遊技球が入賞したことが検出されて
から、特別図柄制御コマンドが生成されるまでに要する
時間は、所定時間t12+t13に比べて極短時間であ
る。そのため、メインCPU112から特別図柄制御コ
マンドが送り出された時点t11と、第1種始動口スイ
ッチ27aの検出信号に基づいて第1種始動口27に遊
技球が入賞したことが検出された時点t5とは、図8に
示すタイミングチャートでは、ほぼ同一時点に示され
る。
【0076】[第2実施形態の作用および効果]以上詳
述したように、本第2実施形態によれば、第1種始動口
27に遊技球が入賞したことが検出された時点t5から
所定時間t12+t13が経過するまでと経過後とで、
特別図柄記憶表示領域101a〜101dに表示される
画像を異なったものにしている。そのため、所定時間t
12+t13を前記のように十分に長い時間に設定すれ
ば、遊技者が、第1種始動口27に遊技球が入賞したこ
とを確認した後に、特別図柄記憶表示領域101a〜1
01dに目を移しても、表示されている画像が変わって
いるため、特別図柄記憶表示領域101a〜101dの
画像の表示数が増加したことを確実に視認することがで
きる。従って、本第2実施形態においても、第1実施形
態と同様の効果を得ることができる。
【0077】[別の実施形態]ところで、本発明は上記
各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具
体化してもよく、その場合でも、上記各実施形態と同等
もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
【0078】(1)第1実施形態において、特別図柄記
憶表示LED36a〜36dは、どのような発光素子
(例えば、豆電球、ネオンランプ、他の半導体発光素子
(レーザダイオードなど)、電界発光(EL:Electro
Luminescence)素子など)に置き代えてもよい。 (2)第1実施形態において、点灯表示例1,2を併用
してもよい。
【0079】(3)第1実施形態の点灯表示例2におい
て、特別図柄記憶表示LED36a〜36dとして、他
の発光色の発光LEDを使用してもよい(例えば、赤色
発光と緑色発光、緑色発光と青色発光など)。また、特
別図柄記憶表示LED36a〜36dとして、2色発光
LEDまたは3色発光LEDを用い、同時に多色発光さ
せることで適宜な発光色を生成してもよい。また、特別
図柄記憶表示LED36a〜36dとして、2色発光L
EDでなく、単色発光LEDを組み合わせて(赤色の単
色発光LEDと、青色の単色発光LEDとを1個ずつ)
使用してもよい。また、特別図柄記憶表示LED36a
〜36dとして、多色発光LEDでなく、どのような多
波長発光素子(例えば、多色電界発光素子など)を使用
してもよい。
【0080】(4)第2実施形態において、特別図柄記
憶表示領域101a〜101dに表示される画像は、ど
のようなものでもよい。また、第2実施形態では、3種
類のキャラクタ画像を表示するようにしたが、2種類ま
たは4種類以上のキャラクタ画像を表示するようにして
もよい。 (5)第2実施形態において、特別図柄記憶表示領域1
01a〜101dは表示領域32aのどの箇所に配設し
てもよい。また、特別図柄表示装置32の表示領域32
aとは別に、特別図柄記憶表示領域101a〜101d
専用の表示装置を設けるようにしてもよく、その表示装
置は遊技盤14のどの箇所に配設してもよい。
【0081】(6)上記各実施形態は、特別図柄表示装
置32による図柄の変動表示の始動機能の制御に適用し
たものである。しかし、普通図柄表示装置34による図
柄の変動表示の始動機能の制御に適用してもよく、その
場合は、普通図柄始動記憶数FUが前記実施形態の特別
図柄始動記憶数TUに相当し、普通図柄記憶表示LED
35が前記実施形態の特別図柄記憶表示LED36a〜
36dに相当する。
【0082】(7)上記各実施形態は、始動領域として
第1種始動口27に適用したものである。しかし、特別
図柄表示装置32による図柄の変動表示を始動させる機
能を備えた複数個のゲート(特別図柄作動ゲート)を遊
技盤14に配設した場合には、始動領域を当該複数個の
ゲートに適用してもよい。
【0083】(8)上記各実施形態では、本発明に係る
遊技機として第1種パチンコ機を例に挙げて説明した
が、第1種以外の種類のパチンコ機、あるいは、スロッ
トマシンなどの他の遊技機にもこの発明を適用可能なこ
とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態および第2実
施形態の第1種パチンコ機10の正面図。
【図2】第1種パチンコ機10から取り外した遊技盤1
4の正面図。
【図3】遊技盤14に配設されたセンターケース30の
正面図。
【図4】第1種パチンコ機10の電気的構成を示すブロ
ック回路図。
【図5】第1種パチンコ機10のメインCPU112が
実行する主な処理の流れを示すフローチャート。
【図6】第1実施形態の動作を説明するためのタイミン
グチャート。
【図7】第2実施形態の特別図柄表示装置32の表示領
域32aの正面図。
【図8】第2実施形態の動作を説明するためのタイミン
グチャート。
【図9】第2実施形態の動作を説明するための説明図。
【図10】第2実施形態の動作を説明するための説明
図。
【図11】従来の第1種パチンコ機500の正面図。
【符号の説明】
10…遊技機 27…第1種始動口 27a…第1種始動口スイッチ 32…特別図柄表示装置 33…特別図柄制御装置 34…普通図柄表示装置 36a〜36d…特別図柄記憶表示LED 100…主基板 101a〜101d…特別図柄記憶表示領域 112…メインCPU 114…ROM 116…RAM TU…特別図柄始動記憶数

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄を変動表示する図柄表示装置と、 予め設定された始動領域に遊技媒体が位置することを検
    知する検知手段と、 その検知手段が遊技媒体を検知したことに基づいて、前
    記図柄表示装置による図柄の変動表示を始動させる図柄
    制御手段と、 前記図柄表示装置が図柄の変動表示を始動可能な回数を
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記回数を表示する表示
    手段と、 前記検知手段が遊技媒体を検知した時点からの経過時間
    を判定する経過時間判定手段とを備えた遊技機であっ
    て、 前記表示手段は、前記経過時間判定手段の判定した前記
    経過時間に基づいて、前記検知手段が遊技媒体を検知し
    てから所定時間が経過するまでと経過後とで、前記回数
    の表示態様を異なったものにすることを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記表示手段は、発光素子を備え、当該発光素子の点灯
    数により前記回数を表示し、前記検知手段が遊技媒体を
    検知してから所定時間が経過するまでは当該発光素子を
    点滅させ、当該所定時間の経過後は当該発光素子を連続
    点灯させることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の遊技機
    において、 前記表示手段は、多色発光素子を備え、当該多色発光素
    子の点灯数により前記回数を表示し、前記検知手段が遊
    技媒体を検知してから所定時間が経過するまでと経過後
    とで、当該多色発光素子の発光色を異なったものにする
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の遊技機において、 前記表示手段は、前記検知手段が遊技媒体を検知してか
    ら所定時間が経過するまでは、今回の検知による前記回
    数の増加について表示せず、当該所定時間の経過後に、
    今回の検知による前記回数の増加について表示すること
    を特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の遊技機において、 前記表示手段は、予め設定された画像の表示数により前
    記回数を表示し、前記検知手段が遊技媒体を検知してか
    ら所定時間が経過するまでと経過後とで、当該画像を異
    なったものにすることを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊
    技機における前記各手段としてコンピュータシステムを
    機能させるためのプログラム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊
    技機における前記各手段としてコンピュータシステムを
    機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータ
    で読み取り可能な記録媒体。
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