JP2003018877A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003018877A
JP2003018877A JP2001197659A JP2001197659A JP2003018877A JP 2003018877 A JP2003018877 A JP 2003018877A JP 2001197659 A JP2001197659 A JP 2001197659A JP 2001197659 A JP2001197659 A JP 2001197659A JP 2003018877 A JP2003018877 A JP 2003018877A
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JP2001197659A
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Yuhachi Takakura
雄八 高倉
Junichi Takagi
純一 高木
Nobuaki Arakawa
展昭 荒川
Hideki Yoshida
英樹 吉田
Yukio Kawabata
幸雄 川端
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流電動機を用いた、静穏性が高く、効率の
良い冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷蔵庫圧縮機に搭載する直流ブラシレス
モータと、この直流ブラシレスモータを回転制御するイ
ンバータと、このインバータの入力段に直流電圧を供給
するコンバータと、前記直流電圧を変化させるコンバー
タ制御手段とを備え、このコンバータは前記インバータ
へ出力する直流電圧の可変手段として倍電圧整流と全波
整流を切替えるための双方向性スイッチを有し、この双
方向性スイッチが、通電率を変化させることにより前記
インバータの直流電圧を可変制御すると共に、前記通電
率の変化が双方向性スイッチの通電率と前記インバータ
の通電率を同期させた冷蔵庫。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流を整流し所望
の直流電圧を出力するコンバータ回路と、圧縮機を駆動
する直流ブラシレスモータを回転制御するインバータ回
路から構成されるインバータ冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交流入力電圧を高低2種類の複数
の直流電圧に変換する整流回路と、複数個の半導体スイ
ッチ及びダイオードブリッジ結線したインバータ回路を
組み合わせ、直流電動機の回転速度制御を行う制御装置
として特許第3159524号公報に記載のものがあ
る。
【0003】上記特許公報には、交流入力電圧を高低2
種類の複数の直流電圧に変換する整流回路と、複数個の
半導体スイッチ及びダイオードブリッジ結線したインバ
ータ回路と、前記インバータ回路により動作する直流電
動機と、前記直流電動機の回転子の位置を検出する位置
検出回路と、前記位置検出回路の出力を元に前記インバ
ータ回路の半導体スイッチの動作を決定する転流回路
と、前記直流電動機の回転数を可変にするチョッピング
を行うための信号を発生するチョッピング信号発生回路
と、前記転流回路の出力と前記チョッピング信号発生回
路の出力とを合成する合成回路と、前記合成回路の出力
により前記インバータ回路の半導体スイッチをオン/オ
フさせるドライブ回路と、前記直流電動機の回転数を指
令する回転数指令回路と、前記回転数指令回路の指令回
転数が低回転数のときには前記整流部の低い直流電圧変
換を選択し、前記回転数指令回路の指令回転数が高回転
数のときには前記整流部の高い直流電圧変換を選択する
整流部切り替え回路と、前記直流電動機の回転数を検出
する回転数検出回路と、前記整流部切り替え回路が高い
電圧を選択しておりかつ前記回転数検出回路が一定回転
数以上の回転数を検出しているときに前記整流部切り替
え回路による切り替えを禁止する切り替え制限回路を備
えた直流電動機の運転制御装置が記載されている。
【0004】整流部は、4個の整流ダイオードを2相ブ
リッジ結線されたブリッジ回路と、前記ブリッジ回路の
正極と負極との間に直列に接続された2個のコンデンサ
と、前記ブリッジ回路の一方の入力と前記コンデンサの
中点との間に接続されたスイッチとからなり、整流部切
り替え回路が、高い電圧に切り替える時には前記スイッ
チをオンし、前記整流切り替え回路が低い電圧に切り替
える時には前記スイッチをオフする。
【0005】このような構成によって、整流部切り替え
回路は、直流電動機の回転数が低回転数のときには前記
整流部の低い直流電圧変換を選択し、前記直流電動機の
回転数が高回転数のときには前記整流部の高い直流電圧
変換を選択する。これにより低回転数時にもチョピング
デューティのオンの比を大きくできるため、低回転数時
の効率低下を抑えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、整流部
切り替え回路にて、低い直流電圧変換と高い直流電圧と
を切替える場合は、整流部の切替えスイッチをオン/オ
フさせるので、切替え時の直流電圧の変動が大きくな
る。直流電動機は、電動機の負荷が一定であれば、電動
機に印加される直流電圧に回転数が比例する。従って、
直流電動機の回転数は、直流電圧が急激に変動すると大
きく変動するという問題がある。特に静音が要求される
家庭用冷蔵庫では、圧縮機電動機に適用する場合、直流
電動機の急激な回転数の変化は騒音の増大につながるの
で、回転数の変動は極力抑制しなければならない。より
具体的には、回転数が一定であれば発生する音の周波数
も変化せず、さほど気にならないが、回転数が変化する
と発生する音の周波数も変化し、この変化音に対して敏
感に反応する。そのため、従来技術にて述べた回路構成
は、静音が特に要求される冷蔵庫の圧縮機モータ制御に
適用することが、実際上困難であった。
【0007】本発明は、上記問題を解決するため、整流
部切り替え回路にて、低い直流電圧変換と高い直流電圧
変換の選択を切替える時の回転数変動を抑制し、直流電
動機を用いた効率の良い冷蔵庫を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、冷蔵庫
圧縮機に搭載する直流ブラシレスモータと、この直流ブ
ラシレスモータを回転制御するインバータと、このイン
バータの入力段に直流電圧を供給するコンバータと、前
記直流電圧を変化させるコンバータ制御手段とを備え、
このコンバータは前記インバータへ出力する直流電圧の
可変手段として倍電圧整流と全波整流を切替えるための
双方向性スイッチを有し、この双方向性スイッチが、通
電率を変化させることにより前記インバータの直流電圧
を可変制御すると共に、前記通電率の変化が双方向性ス
イッチの通電率と前記インバータの通電率を同期させた
冷蔵庫である。 (2)本発明は、上記(1)に記載の冷蔵庫において、
双方向性スイッチ及びインバータの通電率が、0%より
大きく且つ100%よりも小さい値を経て変化するもの
である。 (3)本発明は、上記(1)に記載の冷蔵庫において、
双方向性スイッチの通電率の変化が、前記双方向性スイ
ッチの通電率を増加させる場合は、インバータの通電率
を減少させ、前記双方向スイッチの通電率を減少させる
場合は、前記インバータの通電率を増加させ、変化中の
直流ブラシレスモータへの印加電圧を一定とするもので
ある。 (4)本発明は、上記(1)に記載の冷蔵庫において、
双方向性スイッチの通電率を増加又は減少させて行うコ
ンバータの出力電圧の制御が、前記双方向性スイッチの
通電率が予め設定された値より低い場合に、その通電率
を0%に制御するものである。 (5)本発明は、上記(1)に記載の冷蔵庫において、
双方向性スイッチの通電率を増加又は減少させて行うコ
ンバータの出力電圧の制御が、前記双方向性スイッチの
通電率が予め設定された値より高い場合に、その通電率
を100%に制御するものである。 (6)本発明は、上記(1)に記載の冷蔵庫において、
双方向性スイッチの通電率を増加又は減少させて行うコ
ンバータの出力電圧を制御が、このコンバータの出力電
圧と通電率の比率から、このコンバータ出力電圧の時間
に対する変化量が常に一定となるように、前記双方向性
スイッチの通電率の変化量を調整するものである。 (7)本発明は、上記(1)に記載の冷蔵庫において、
直流ブラシレスモータが低速域で回転する領域でコンバ
ータ出力電圧を低く制御する運転モードと、直流ブラシ
レスモータが高速域で回転する領域でコンバータ出力電
圧を高く制御する運転モードとを備え、コンバータ出力
電圧を低く制御する運転モードからコンバータ出力電圧
を高く制御する運転モードへの切替えが、前記インバー
タの出力電圧を制御する通電率が予め設定した値よりも
大きい場合に行なわれるものである。 (8)本発明は、上記(1)に記載の冷蔵庫において、
直流ブラシレスモータが低速域で回転する領域でコンバ
ータ出力電圧を低く制御する運転モードと、直流ブラシ
レスモータが高速域で回転する領域でコンバータ出力電
圧を高く制御する運転モードとを備え、コンバータ出力
電圧を高く制御する運転モードからコンバータ出力電圧
を低く制御する運転モードへの切替えが、前記インバー
タの出力電圧を制御する通電率が予め設定した値よりも
小さい場合に行なわれるものである。 本発明はこれら手段を用いて、整流部切り替え回路に
て、低い直流電圧と高い直流電圧の選択を切替える時の
回転数変動を抑制し、直流電動機を用いた効率の良い冷
蔵庫を得る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は、本発明における冷蔵庫制御装
置の1実施例を示す回路ブロック図であり、1は商用電
源、2はコモンモードフィルタ回路、3はノーマルモー
ドフィルタ回路のリアクタ(力率改善用リアクタ)、4は
ノーマルモードフィルタ回路のコンデンサ、5は整流用
ブリッジダイオード、7は双方向性スイッチ、8、9は
平滑コンデンサ、10、11は直流電圧検出抵抗、12
は直流電流検出抵抗、13〜18はインバータブリッジ
を構成する半導体スイッチング素子、19〜24はイン
バータブリッジを構成する還流ダイオード、25は電動
機を駆動するための半導体スイッチング素子13〜18
および還流ダイオード19〜24を備えたインバータ回
路、26はインバータブリッジを構成する半導体スイッ
チング素子13〜18を駆動するドライバ、27は圧縮
機を駆動用の圧縮機に内蔵された直流電動機(直流ブラ
シレスモータ)、28は圧縮機、29〜34は直流電動
機のモータ端子電圧検出用抵抗、35は直流ブラシレス
モータのロータ磁極位置検出信号作成用の比較器、36
はコンバータ制御およびインバータ制御を行う第1のマ
イクロコンピュータ、37は商用電源の位相を検出する
位相検出器、38は外部半導体記憶素子、39は絶縁素
子、40は強制運転信号入力端子、41は基板、42〜
44は冷蔵庫内及び機械室の空気を循環するファンモー
タ、45はファンモータを駆動するドライバ、46〜4
9は図示しない冷蔵庫の各部の温度を検出する温度セン
サ、50は冷蔵庫通風路の開度を調節するダンパを駆動
するドライバ、51は図示しない冷蔵庫内の通風路に設
置されるダンパ、52は自動製氷機の製氷皿を回転する
モータ及び製氷皿に水を供給するポンプのモータを駆動
するドライバ、53は自動製氷器、54は図示しない冷
蔵庫各部に設置されるヒータに通電するドライバ、55
〜58は図示しない冷蔵庫各部に設置されるヒータ、5
9は冷蔵庫特有の制御を行う第2のマイクロコンピュー
タ、60は制御用直流電源回路、61はコンバータ回路
を示している。
【0010】次に図1に示す回路の具体的な動作につい
て説明する。第2のマイクロコンピュータ59は、各温
度センサ46〜49より検出した温度情報に基づき、フ
ァンモータ42〜44の各々の駆動仕様、ダンパ51の
開度仕様、自動製氷器53の動作仕様、各ヒータ55〜
58の通電仕様、及び、圧縮機28に内蔵された直流ブ
ラシレスモータ27の回転数を演算する。この演算結果
に基づいて、第2のマイクロコンピュータ59は、ファ
ンモータ42〜44を所定の仕様で駆動するための信号
をファンモータドライバ45に出力して、ファンモータ
42〜44を駆動し、ダンパ51を所定の開度に駆動す
るための信号をダンパ開度調節用ドライバ50に出力し
てダンパ51を調節し、また自動製氷機53の製氷皿や
この製氷皿に給水するためのポンプを駆動するドライバ
52に、先に決定した自動製氷機の動作仕様を行う制御
指令信号を出力し自動製氷機を動作させ、またヒータ5
5〜58を所定の通電仕様で運転する信号をヒータ用の
ドライバ54に出力してヒータ55〜58を運転する。
【0011】第2のマイクロコンピュータ59は、先の
演算で決定した直流ブラシレスモータ27の回転速度を
回転数指令信号に変換し、絶縁素子39を介して第1の
マイクロコンピュータ36に出力する。直流ブラシレス
モータ27の回転数指令信号を入力した、第1のマイク
ロコンピュータ36は、直流ブラシレスモータ27のモ
ータ端子電圧検出抵抗29〜34を介して入力した信号
から、直流ブラシレスモータ27のロータ位置検出信号
作成用の比較器35で作成されたロータ位置信号を入力
し、このロータ位置情報を基に直流ブラシレスモータ2
7の実回転数を演算して、演算結果から直流ブラシレス
モータ27の実回転数と回転数指令の偏差が零になるよ
うに、ロータ位置情報に見合ったインバータ用半導体ス
イッチング素子を駆動する信号をインバータ回路25用
ドライバ26に出力して半導体スイッチング素子13〜
18を順次駆動するとともに、直流ブラシレスモータ2
7の回転数とインバータ通電率に基づいてコンバータ回
路61の双方向性スイッチ7に直流電圧指令信号を出力
する。
【0012】次に、直流ブラシレスモータ27への印加
電圧制御について述べる。直流ブラシレスモータ27の
印加電圧は、図2に示す双方向性スイッチの通電率とイ
ンバータ通電率により制御する。モータ回転数が低速域
から増速するにつれてインバータ通電率が増加するが、
インバータ通電率が所定の最大値duty2に達すると
双方向性スイッチの通電率を0%からduty1まで切
り上げる。更にモータ回転数が増速してインバータ通電
率が再度所定の最大値duty2に達すると双方向性ス
イッチの通電率をduty1から100%まで切り上げ
る。一方、モータ回転数が高速域から減速するにつれて
インバータ通電率は減少するが、インバータ通電率が所
定の最小値duty3に達すると双方向性スイッチの通
電率を100%からduty1まで切り下げる。更にモ
ータ回転数が減速してインバータ通電率が再度所定の最
小値duty3に達すると双方向性スイッチの通電率を
duty1から0%まで切り下げる。双方向性スイッチ
の通電率とインバータ通電率を同期して可変させ、双方
向性スイッチの通電率の可変によるモータ印加電圧変動
量と、インバータ通電率の可変によるモータ印加電圧変
動量が同一になるよに制御すれば、モータ印加電圧を一
定にして回転変動を抑えることができる。
【0013】次に、直流ブラシレスモータ27の速度制
御について図1及び図2を参照して述べる。第2のマイ
クロコンピュータ59で演算された直流ブラシレスモー
タ27の回転数指令が所定の回転数Na以下である場合
は、第1のマイクロコンピュータ36は、先ず、コンバ
ータ回路61がインバータ回路25に出力する直流電圧
が最小値になるようにコンバータ回路61の双方向性ス
イッチ7がオフする信号を双方向性スイッチ7に出力す
るか、若しくは双方向性スイッチ7の制御信号を停止す
る。そして、第1のマイクロコンピュータ36は、第2
のマイクロコンピュータ59より絶縁素子39を介して
入力した第2のマイクロコンピュータ59で演算された
直流ブラシレスモータ27の回転数指令と、第1のマイ
クロコンピュータ36が入力した直流ブラシレスモータ
27のロータ位置情報とから演算した実回転数の偏差が
0となるように、インバータ回路25の半導体スイッチ
ング素子13〜18を制御するPWM(Pulse W
idth Modulation)制御パルス幅を演算
し、ロータ位置情報に応じた直流ブラシレスモータ27
を駆動する電流情報に、先に演算したPWM制御パルス
幅情報を重畳してモータ駆動信号を生成し、このモータ
駆動信号をインバータ回路用ドライバ26に出力する。
インバータ回路用ドライバ26は、入力したモータ駆動
信号を基に各インバータ用半導体スイッチ13〜18に
順次半導体スイッチ駆動信号を出力し、直流ブラシレス
モータ27は、所定の回転数となるように駆動される。
【0014】上記のように所定の回転数(Na)以下の
場合、インバータ回路25に入力される直流電圧を最小
にして直流ブラシレスモータ27を駆動することで、モ
ータの回転数が小さい領域においてもPWM制御信号の
パルス幅を比較的大きく保つことができ、これによりイ
ンバータスイッチング素子の1周期における最大電流と
最小電流の差を小さくすることができるので、脈動磁束
密度を小さくすることができ、その結果、モータの鉄損
を減少させ、効率の良いモータ駆動を得ることができ
る。
【0015】次に、第2のマイクロコンピュータ59で
演算された直流ブラシレスモータ27の回転速度指令が
所定の回転数Naより大きく、且つ、所定の回転数Nb
より小さい場合は、第1のマイクロコンピュータ36
は、先ず、コンバータ回路61がインバータ回路25に
出力する直流電圧が所定の値になるようにコンバータ回
路61の双方向性スイッチ7の通電率信号duty1を
双方向性スイッチ7に出力する。そして第1のマイクロ
コンピュータ36は、第2のマイクロコンピュータ59
より絶縁素子39を介して入力した第2のマイクロコン
ピュータ59で演算された直流ブラシレスモータ27の
回転数指令と、第1のマイクロコンピュータ36が入力
した直流ブラシレスモータ27のロータ位置情報とから
演算した実回転数の偏差が0となるように、インバータ
回路25の半導体スイッチング素子13〜18を制御す
るPWM制御パルス幅を演算し、ロータ位置情報に応じ
た直流ブラシレスモータ27を駆動する転流情報に、先
に演算したPWM制御パルス幅情報を重畳してモータ駆
動信号を生成し、このモータ駆動信号をインバータ回路
用ドライバ26に出力する。
【0016】インバータ回路用ドライバ26は、入力し
たモータ駆動信号を基に、各インバータ用半導体スイッ
チ13〜18に順次半導体スイッチ駆動信号を出力し、
直流ブラシレスモータ27は所定の回転数となるように
駆動される。上記のように、回転数が中間領域の場合
は、インバータ回路25に入力される直流電圧をできる
だけ最小にして直流ブラシレスモータ27を駆動するこ
とで、モータの回転数が小さい領域においてもPWM制
御信号のパルス幅を比較的大きく保つことができ、これ
によりインバータスイッチング素子の1周期における最
大電流と最小電流の差を小さくすることができるので、
脈動磁束密度を小さくすることができ、その結果、モー
タの鉄損を減少させ、効率の良いモータ駆動を得ること
ができる。
【0017】第2のマイクロコンピュータ59で演算さ
れた直流ブラシレスモータ27の回転速度指令が所定の
回転数Nb以上の場合は、第1のマイクロコンピュータ
36は、先ず、コンバータ回路61がインバータ回路2
5に出力する直流電圧が最大の値になるように、コンバ
ータ回路61の双方向性スイッチ7の通電率信号を10
0%にして双方向性スイッチ7に出力する。そして第1
のマイクロコンピュータ36は、第2のマイクロコンピ
ュータ59より絶縁素子39を介して入力した第2のマ
イクロコンピュータ59で演算された直流ブラシレスモ
ータ27の回転数指令と、第1のマイクロコンピュータ
36が入力した直流ブラシレスモータ27のロータ位置
情報とから演算した実回転数の偏差が0となるように、
インバータ回路25の半導体スイッチング素子13〜1
8を制御するPWM制御パルス幅を演算し、ロータ位置
情報に応じた直流ブラシレスモータ27を駆動する転流
情報に、先に演算したPWM制御パルス幅情報を重畳し
てモータ駆動信号を生成し、このモータ駆動信号をイン
バータ回路用ドライバ26に出力する。
【0018】インバータ回路用ドライバ26は、入力し
たモータ駆動信号を基に各インバータ用半導体スイッチ
13〜18に順次半導体スイッチ駆動信号を出力し、直
流ブラシレスモータ27は所定の回転数となるように駆
動される。上記のように回転数が高速領域の場合、イン
バータ回路25に入力される直流電圧をできるだけ最大
にして直流ブラシレスモータ27を駆動することで、モ
ータの回転数を最高回転数まで制御する。
【0019】コンバータ回路61が、インバータ回路2
5に出力する直流電圧と、コンバータ回路61の、双方
向性スイッチ7の通電率制御について述べる。図3は、
双方向性スイッチ7にトライアックを用いた場合におけ
る、商用電源電圧と双方向性スイッチ7の通電率信号及
び双方向性スイッチ7の通電期間を示している。尚、本
発明にて述べる双方向性スイッチは、トライアックに限
定されるものではなく、交流電流を供給可能なスイッチ
であり、且つ、通電率の制御が可能なものであればよ
い。電源電圧の位相がPonの時に双方向性スイッチ7
の通電率信号Vdをオンすると、通電率信号Vdのオン
と同時に双方向性スイッチ7がオンする。一方、電源電
圧の位相がPoffの時に双方向性スイッチ7の通電率
信号Vdをオフすると、電源電圧がゼロクロス位相であ
る180°になるのと同時に双方向性スイッチ7がオフ
する。双方向性スイッチ7のオン位相Ponを変えるこ
とにより、コンバータ回路61がインバータ回路25に
出力する直流電圧を制御することができる。
【0020】第1のマイクロコンピュータ36は、ゼロ
クロス信号Zeroを基準にして、期間t1とt2を設
定して双方向スイッチ7の通電率信号を位相Ponでオ
ン、位相Poffでオフさせる。尚、t_offset
は、ゼロクロス信号Zeroが入力する所定時間前まで
に通電率信号をオフさせる為に設けるものであり、トラ
イアックのオフを確実に行う為に必要である。
【0021】次に、図4に実験によって得られたコンバ
ータ回路61が出力する直流電圧と双方向性スイッチ7
のオン位相Ponの関係を示す。Ponの位相が小さけ
れば直流電圧は高くなり、Ponの位相が大きければ直
流電圧は低くなるが、直線的な比例関係ではない。また
オン位相がP1の間、すなわち0°から60°の間と、
オン位相がP2の間、すなわち150°から180°の
間はスイッチオン位相を変えても直流電圧は変化しない
不感帯がある。このような特性を考慮して直流電圧を制
御し、モータを回転数制御する必要がある。
【0022】コンバータ回路61が出力する直流電圧が
変化しないオン位相Ponの領域を回避して制御する方
法について図5を参照して述べる。Ponの位相が大き
い場合、位相Ponの不感帯をt_offset1とす
ると、双方向性スイッチ7の通電率が減少してt1'の期
間が拡大し、t1'≧t2になった時点で双方向性スイッチ
7の通電率を0%にする。このように双方向性スイッチ
の通電率が所定の値より低い場合は、通電率を0%に制
御することにより、通電率が所定の値より低くかつ0%
以上の領域を設けないことで双方向性スイッチ7のオン
位相Ponの不感帯を回避して制御する。一方、Pon
の位相が小さい場合、位相Ponの不感帯をt_off
set2とすると、双方向スイッチ7の通電率が増加し
てt1''の期間が減少し、t1''≦t3になった時点で双方
向性スイッチ7の通電率を100%にする。このように
双方向スイッチの通電率が所定の値より高い場合は、通
電率を100%に制御することにより、通電率が所定の
値より高くかつ100%以下の領域を設けないことで、
双方向性スイッチ7のオン位相Ponの不感帯を回避し
て制御する。
【0023】図6を用いて直流電圧を直線的に制御する
方法について述べる。直流電圧の変動幅をV1に一定化
するには、スイッチオン位相Ponの変動幅を、図示す
るようにP3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、
P10、P11、P12、P13、P14に設定する。
これらの値を第1のマイクロコンピュータ36に記憶さ
せて参照し、直流電圧の変動幅を一定化する。
【0024】直流電圧を変更する際の制御について、図
7を用いて説明する。以下の説明では、直流電圧Vdc
1を全波整流電圧、直流電圧Vdc2を倍電圧整流電圧
に設定した場合について述べる。先ず、本発明の効果を
より得るために直流ブラシレスモータの設計仕様は、コ
ンバータ回路61の双方向性スイッチ7を連続的にオン
した時に得られるコンバータ回路の出力電圧(最大電
圧)、つまり倍電圧整流時の直流電圧で、圧縮機28の
最大負荷時に所望する最高回転数が得られる仕様にす
る。
【0025】直流ブラシレスモータ27が、低速にて回
転制御されている際に、モータの回転数を上昇させる場
合、第1のマイクロコンピュータ36は、第2のマイク
ロコンピュータ59にて演算された指令回転数にモータ
の実回転数を追従させるように、インバータ回路25の
半導体スイッチ13〜18をスイッチングするドライブ
信号に重畳させるPWM信号の通電率を増加させてモー
タの回転速度を上げる。低速領域で回転している場合、
第1のマイクロコンピュータ36は、第2のマイクロコ
ンピュータ59から得られる指令回転数が所定の値N1
より大きくなった場合、コンバータ回路の出力電圧をV
dc1からVdc2に上昇させる。このとき、直流電圧
切替えの際に参照する指令回転数の所定の値N1は、全
波整流時の電圧Vdc1で直流ブラシレスモータが回転
可能な範囲内で設定し、直流電圧切替え時の回転変動が
ないようにする。
【0026】一方、第1のマイクロコンピュータ36
は、第2のマイクロコンピュータ59から得られる指令
回転数が所定の値N2より小さくなった場合、コンバー
タ回路の出力電圧を降下させて直流電圧Vdc2からV
dc1に切替える。このとき、直流電圧切替えの際に参
照する指令回転数の所定の値N2は、倍電圧整流時の電
圧Vdc2で直流ブラシレスモータが回転可能な範囲内
で設定し、直流電圧変更時の回転変動がないようにす
る。
【0027】直流電圧切り上げの制御について、図8を
参照して説明する。第1のマイクロコンピュータ36
は、第2のマイクロコンピュータ59から得られる指令
回転数が、所定の値N1より大きくなった場合、コンバ
ータ回路の出力電圧を上昇させて全波整流時の直流電圧
Vdc1から倍電圧整流時の直流電圧Vdc2に直流電
圧を切り変える。但し、切替えの際に参照する指令回転
数の所定の値N1が、全波整流時の電圧Vdc1で直流
ブラシレスモータが回転可能な範囲N3より大きい場
合、インバータ回路25の入力電圧が低いため、インバ
ータの通電率を100%にしても、直流ブラシレスモー
タ27の回転速度は上昇しない。よって、実回転数は、
指令回転数が増加しているにもかかわらず、図中に示す
点線で示した実回転数のように増速しない。そこで、イ
ンバータ回路25の通電率が100%に至った時点で、
直流電圧を全波整流時の電圧Vdc1から倍電圧整流時
の直流電圧Vdc2にして直流電圧を切替える。これに
より、実回転数が増速しない問題は回避できる。
【0028】直流電圧切り下げの制御について、図9を
参照して説明する。第1のマイクロコンピュータ36
は、第2のマイクロコンピュータ59から得られる指令
回転数が所定の値N2より小さくなった場合、コンバー
タ回路の出力電圧を降下させて倍電圧整流時の直流電圧
Vdc2から全波整流時の直流電圧Vdc1とし、第1
の運転モードに切替える。但し、運転モード切替えの際
に参照する指令回転数の所定の値N2が、倍電圧整流時
の電圧Vdc2で直流ブラシレスモータが回転可能な範
囲N3より小さい場合、インバータ回路25の入力電圧
が高いため、インバータの通流率を最小にしても、直流
ブラシレスモータ27の回転速度は低下しない。よっ
て、実回転数は、指令回転数が減少しているにもかかわ
らず、図中に示す点線で示した実回転数のように減速し
ない。そこで、インバータ回路25の通流率が所定の最
小に至った時点で、直流電圧を倍電圧整流時の直流電圧
Vdc2から全波整流時の電圧Vdc1にして直流電圧
を切り下げる。これにより、実回転数が減速しない問題
は回避できる。
【0029】図10により第1のマイクロコンピュータ
36の制御構成について説明する。図中の番号で示す構
成は、図1と同一番号のものは構成が同じである。ま
た、マイクロコンピュータ36の内部構成は図中に番号
と構成名を表示しているので説明を省略する。
【0030】回転数検出手段107は、磁極位置検出手
段105によって得た位置信号を検出し、磁極位置信号
の間隔からモータの実回転数を得る。回転数偏差算出手
段106は、回転数検出手段107から送られる実回転
数信号と回転数指令設定手段108とから送られる指令
回転数信号を参照し、両者の差分を回転数偏差信号とし
て得る。双方向性スイッチのスイッチ通電率算出手段1
02は、回転数偏差算出手段106からの回転数偏差信
号と、インバータ通電率算出手段103からのインバー
タ通電率信号を参照して、双方向性スイッチのスイッチ
通電率を算出する。一方、インバータ通電率算出手段1
03は、回転数偏差算出手段106からの回転数偏差信
号と、スイッチ通電率算出手段102からのスイッチ通
電率信号とを参照して、インバータ通電率を算出する。
スイッチ通電信号出力手段100は、スイッチ通電率算
出手段102からのスイッチ通電率信号を参照して、双
方向性スイッチ7に通電信号を出力する。また、インバ
ータ通電信号出力手段101は、インバータ通電率算出
手段103からのインバータ通電率信号を参照して、ド
ライバ26に通電信号を出力する。
【0031】図11のフローチャートを参照して、第1
のマイクロコンピュータ36の制御アルゴリズムについ
て述べる。ステップ200にて実回転数、ステップ20
1にて回転数指令値を検出し、ステップ202にて実回
転数から回転数指令値を減算して回転数偏差を得る。ス
テップ203にて回転数偏差に応じて処理を分岐する。
偏差>0の場合、ステップ204にてインバータ通電率
を検出し、ステップ205にて通電率が最小値であるか
否かで処理を分岐する。通電率が最小である場合、ステ
ップ206にてスイッチ通電率と直流電圧の変動幅を記
録したテーブルを参照して、ステップ207にてテーブ
ル値に応じてスイッチ通電率を減少させる。
【0032】更に、ステップ208にてインバータ通電
率を増加させる。ステップ209にてスイッチ通電率が
目標値に至ったかを判断し、未達の場合は処理をステッ
プ207に戻し、同じ処理をスイッチ通電率が目標値に
至るまで繰り返す。ステップ203にて回転数偏差に応
じて処理を分岐するが、偏差<0の場合、ステップ21
0にてインバータ通電率を検出し、ステップ211にて
通電率が最大値であるか否かで処理を分岐する。通電率
が最大である場合、ステップ212にてスイッチ通電率
と直流電圧の変動幅を記録したテーブルを参照して、ス
テップ213にてテーブル値に応じてスイッチ通電率を
増加させる。更に、ステップ215にてインバータ通電
率を減少させる。ステップ209にてスイッチ通電率が
目標値に至ったかを判断し、未達の場合は処理をステッ
プ213に戻し、同じ処理をスイッチ通電率が目標値に
至るまで繰り返す。ステップ203にて回転数偏差に応
じて処理を分岐するが、偏差が0である場合は処理を終
了する。
【0033】本発明は、このようにして、コンバータの
出力である直流電圧を切替えることにより、切替え時の
回転数変動を抑え、且つ、高効率の圧縮機回転数制御を
行うことができるが、本発明の冷蔵庫制御装置におい
て、特に直流ブラシレスモータの制御を行うコンバータ
回路の制御およびインバータ回路の制御方法は、その用
途が冷蔵庫に限定されることはなく、小型汎用インバー
タやその他の電動機制御装置に広く応用が可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷蔵庫制
御装置は、コンバータ電圧切替え時に回転変動が生じな
いように、コンバータの双方向スイッチとインバータの
通電率を同期させて可変させるので、静穏であり且つ高
効率の直流ブラシレスモータを有した冷蔵庫が得られ
る。そして、通電率を0%から100%へと一度に変化
させず、段階的に変化させることで、直流ブラシレスモ
ータの回転数変動を、より抑えることができ、周波数変
化を最小限にすることが可能となる。また、本発明の冷
蔵庫によれば、直流ブラシレスモータを低速で駆動する
際には、インバータ回路に入力される直流電圧を小さく
できることによりモータの鉄損を減少したモータ効率の
向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の1実施形態を示す回路図
である。
【図2】本発明による冷蔵庫の動作説明図である。
【図3】本発明による冷蔵庫の動作説明図である。
【図4】本発明による冷蔵庫の動作説明図である。
【図5】本発明による冷蔵庫の動作説明図である。
【図6】本発明による冷蔵庫の動作説明図である。
【図7】本発明による冷蔵庫の動作説明図である。
【図8】本発明による冷蔵庫の動作説明図である。
【図9】本発明による冷蔵庫の動作説明図である。
【図10】本発明による冷蔵庫の他の1実施形態を示す
回路図である。
【図11】本発明による冷蔵庫の動作説明図である。
【符号の説明】
1 商用電源 2 コモンモードフィルタ回路 3 ノーマルモードフィルタ回路のリアクア(力率改善
用リアクタ) 4 ノーマルモードフィルタ回路のコンデンサ 5 整流用ブリッジダイオード 7 双方向性スイッチ 8、9 平滑コンデンサ 10、11 直流電圧検出抵抗 12 直流電流検出抵抗 13〜18 インバータブリッジを構成する半導体スイ
ッチング素子 19〜24 インバータブリッジを構成する還流ダイオ
ード 25 インバータ回路 26 ドライバ 27 直流電動機(直流ブラシレスモータ) 28 圧縮機 29〜34 直流電動機のモータ端子電圧検出用抵抗 35 ロータ磁極位置検出信号作成用比較器 36 第1のマイクロコンピュータ 37 位相検出器 38 外部半導体記憶素子 39 絶縁素子 40 強制運転信号入力端子 41 基板 42〜44 ファンモータ 45 ドライバ 46〜49 温度を検出するセンサ 50 ドライバ 51 ダンパ 52 ドライバ 53 自動製氷器 54 ドライバ 55〜58 ヒータ 59 第2のマイクロコンピュータ 60 制御用直流電源回路 61 コンバータ回路 62 マイクロコンピュータ 63〜72 絶縁素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 展昭 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 吉田 英樹 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 川端 幸雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3L045 AA05 BA01 CA02 DA02 EA01 LA06 MA00 NA01 PA01 PA03 PA06 5H006 AA07 BB05 CA07 CB01 CB04 CB09 CC02 DA04 DB02 DB07 DC05 5H560 BB04 DA13 DB13 DC13 EB01 EC10 JJ12 SS07 TT11 TT15 UA03 XA03 XA04 XA08 XA11 XA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫圧縮機に搭載する直流ブラシレス
    モータと、この直流ブラシレスモータを回転制御するイ
    ンバータと、このインバータの入力段に直流電圧を供給
    するコンバータと、前記直流電圧を変化させるコンバー
    タ制御手段とを備え、このコンバータは前記インバータ
    へ出力する直流電圧の可変手段として倍電圧整流と全波
    整流を切替えるための双方向性スイッチを有し、この双
    方向性スイッチが、通電率を変化させることにより前記
    インバータの直流電圧を可変制御すると共に、前記通電
    率の変化が双方向性スイッチの通電率と前記インバータ
    の通電率を同期させたものである冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の冷蔵庫において、双方
    向性スイッチ及びインバータの通電率が、0%より大き
    く且つ100%よりも小さい値を経て変化するものであ
    る冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の冷蔵庫において、双方
    向性スイッチの通電率の変化が、前記双方向性スイッチ
    の通電率を増加させる場合は、インバータの通電率を減
    少させ、前記双方向スイッチの通電率を減少させる場合
    は、前記インバータの通電率を増加させ、変化中の直流
    ブラシレスモータへの印加電圧を一定とするものである
    冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の冷蔵庫において、双方
    向性スイッチの通電率を増加又は減少させて行うコンバ
    ータの出力電圧の制御が、前記双方向性スイッチの通電
    率が予め設定された値より低い場合に、その通電率を0
    %に制御するものである冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の冷蔵庫において、双方
    向性スイッチの通電率を増加又は減少させて行うコンバ
    ータの出力電圧の制御が、前記双方向性スイッチの通電
    率が予め設定された値より高い場合に、その通電率を1
    00%に制御するものである冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の冷蔵庫において、双方
    向性スイッチの通電率を増加又は減少させて行うコンバ
    ータの出力電圧を制御が、このコンバータの出力電圧と
    通電率の比率から、このコンバータ出力電圧の時間に対
    する変化量が常に一定となるように、前記双方向性スイ
    ッチの通電率の変化量を調整するものである冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の冷蔵庫において、直流
    ブラシレスモータが低速域で回転する領域でコンバータ
    出力電圧を低く制御する運転モードと、直流ブラシレス
    モータが高速域で回転する領域でコンバータ出力電圧を
    高く制御する運転モードとを備え、コンバータ出力電圧
    を低く制御する運転モードからコンバータ出力電圧を高
    く制御する運転モードへの切替えが、前記インバータの
    出力電圧を制御する通電率が予め設定した値よりも大き
    い場合に行なわれるものである冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の冷蔵庫において、直流
    ブラシレスモータが低速域で回転する領域でコンバータ
    出力電圧を低く制御する運転モードと、直流ブラシレス
    モータが高速域で回転する領域でコンバータ出力電圧を
    高く制御する運転モードとを備え、コンバータ出力電圧
    を高く制御する運転モードからコンバータ出力電圧を低
    く制御する運転モードへの切替えが、前記インバータの
    出力電圧を制御する通電率が予め設定した値よりも小さ
    い場合に行なわれるものである冷蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172156A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Toyota Motor Corp 車両のモータ制御システム
WO2018155073A1 (ja) * 2017-02-24 2018-08-30 工機ホールディングス株式会社 電動工具
WO2023286233A1 (ja) * 2021-07-15 2023-01-19 三菱電機株式会社 制御装置、電子機器および制御方法

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