JP2003018664A - リモートキーレスエントリー - Google Patents

リモートキーレスエントリー

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JP2003018664A
JP2003018664A JP2001200997A JP2001200997A JP2003018664A JP 2003018664 A JP2003018664 A JP 2003018664A JP 2001200997 A JP2001200997 A JP 2001200997A JP 2001200997 A JP2001200997 A JP 2001200997A JP 2003018664 A JP2003018664 A JP 2003018664A
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signal
transceiver
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unit
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JP2001200997A
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English (en)
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Hideki Masudaya
秀樹 桝田屋
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載用送受信機の搭載個所に係りなく、信号
受信部20が常時良好な状態で高周波搬送波信号の受信
を行うリモートキーレスエントリーを提供する。 【解決手段】 車載用送受信機と1つ以上の携帯用送受
信機からなり、それらの間で制御信号を送受信するもの
で、車載用送受信機の信号受信部20は、印加調整電圧
に応じて信号レベルが調整される整合回路部1、受信信
号から制御信号を再生する信号再生部2乃至9、調整電
圧を形成する制御部11、記憶部12を備え、携帯用送
受信機からIDコードを車載用送受信機に伝送して記憶
部12に記憶する際、車載用送受信機がIDコードのヘ
ッダ部の受信時に、制御部11が受信に最適な調整電圧
を形成し、その電圧をIDコードとともに記憶部12に
記憶し、以後、当該携帯用送受信機との間で制御信号を
伝送するとき、記憶部12に記憶した最適な調整電圧を
整合回路部1に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモートキーレス
エントリーに係り、特に、携帯用送受信機に固有のID
コードを車載用送受信機の記憶部に記憶する際に、その
IDコードとともに当該携帯用送受信機からの信号受信
するのに最適な調整電圧を記憶するようにしたリモート
キーレスエントリーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、リモートキーレスエントリー
は、自動車に搭載された車載用送受信機と自動車のオー
ナやその家族等が携帯する1つ以上の携帯用送受信機と
からなり、車載用送受信機とこれらの携帯用送受信機と
の間で無線信号を用いた信号伝送を行うもので、自動車
ドアの施錠/解錠等を自動的に行うことができるもので
ある。
【0003】このリモートキーレスエントリーにおい
て、1つ以上の携帯用送受信機から車載用送受信機への
送信の場合、比較的遠くまで信号伝送が可能な高周波信
号(RF)を用いている。
【0004】ここで、図5は、既知のリモートキーレス
エントリーに用いる車載用送受信機の信号受信部の構成
の一例を示すブロック図である。
【0005】図5に示されるように、信号受信部50
は、整合回路部(MAT)51と、バンドパスフィルタ
部(BPF)52と、高周波増幅段(RF AMP)5
3と、周波数混合段(MIX)54と、局部発振器(O
SC)55と、バンドパスフィルタ部(BPF)56
と、中間周波増幅段(IF AMP)57と、復調段
(DET)58と、制御部(CPU)59と、記憶部
(EEPROM)60と、高周波受信アンテナ61と、
制御信号出力端子62とからなっている。この場合、整
合回路部51は、受信される高周波搬送波信号周波数に
同調するように調整されているもので、記憶部60は、
この車載用送受信機と信号送受信を行う1つ以上の携帯
用送受信機に固有のIDを記憶するものである。
【0006】そして、整合回路部51は、入力端が高周
波受信アンテナ61に接続され、出力端がバンドパスフ
ィルタ部52の入力端に接続される。高周波増幅段53
は、入力端がバンドパスフィルタ部52の出力端に接続
され、出力端が周波数混合段54の第1入力端に接続さ
れる。周波数混合段54は、第2入力端が局部発振器5
5の出力端に接続され、出力端がバンドパスフィルタ部
56の入力端に接続される。中間周波増幅段57は、入
力端がバンドパスフィルタ部56の出力端に接続され、
出力端が復調段58の入力端に接続される。復調段58
は、第1出力端が制御信号出力端子62に接続され、第
2出力端が制御部59の制御入力端に接続される。制御
部59は、情報入出力端が記憶部60に接続される。
【0007】前記構成による車載用送受信機の信号受信
部50は、次のように動作する。
【0008】いま、いずれかの携帯用送受信機から送信
された高周波搬送波信号が車載用送受信機に到来する
と、その高周波搬送波信号は高周波受信アンテナ61を
通して信号受信部50で受信される。受信された高周波
搬送波信号は、整合回路部51において同調抽出された
後、バンドパスフィルタ部52において不要な周波数成
分が除去され、高周波増幅段53において所要レベルに
増幅されて周波数混合段54に供給される。周波数混合
段54は、高周波増幅段53から供給された高周波搬送
波信号と局部発振器55から供給された局部発振周波数
信号とを周波数混合し、それらの差周波数となる中間周
波信号を発生する。この中間周波信号は、バンドパスフ
ィルタ部56において純粋の中間周波信号以外の周波数
成分が除去され、中間周波増幅段57において所要レベ
ルに増幅されて復調段58に供給される。復調段58
は、供給された中間周波信号を復調して制御信号を再生
する。
【0009】このような動作が行われるに先立って、制
御部59は、携帯用送受信機から送信され、車載用送受
信機で受信した高周波搬送波信号に含まれているIDコ
ードを抽出し、抽出したIDコードが記憶部60に記憶
されているいずれかのIDコードと一致するか否かを判
断する。そして、受信した高周波搬送波信号に含まれて
いるIDコードに一致するIDコードが記憶部60に記
憶されていると判断した場合、前述のような高周波搬送
波信号の受信処理を実行し、その中から制御信号を抽出
し、一方、受信した高周波搬送波信号に含まれているI
Dコードに一致するIDコードが記憶部60に記憶され
ていないと判断した場合、前述のような高周波搬送波信
号の受信処理を実行した際に得られる制御信号を廃棄す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のリモートキ
ーレスエントリーに用いる車載用送受信機は、本来、自
動車に搭載されて使用されるものであり、自動車内に車
載用送受信機を搭載する場合に、自動車の車種によって
または搭載個所によっては十分なスペースをもって装着
させることが難しいことから、車載用送受信機を自動車
に搭載した際に、車載用送受信機の周辺部の空間領域が
極端に狭くなり、車載用送受信機とそれに対向する個所
との間隔が著しく近接するようになる。自動車内に車載
用送受信機をこのような近接配置状態で搭載した場合、
高周波搬送波信号を取り扱う部分、特に、信号受信部5
0に用いられる高周波受信アンテナ61は、高周波受信
アンテナ61とそれに対向する個所との間に形成される
分布定数が車載用送受信機の搭載個所または搭載状態に
よって変化するため、高周波受信アンテナ61に接続さ
れる整合回路部51の同調周波数が予め調整した周波数
に対して実質的に変動してしまい、高周波受信アンテナ
61とバンドパスフィルタ部52とを整合した状態で結
合することができなくなる。そして、高周波受信アンテ
ナ61とバンドパスフィルタ部52との結合が不整合状
態に近くなると、この結合部分における高周波搬送波信
号の損失が大きくなり、その分、高周波搬送波信号の受
信感度が低下するようになる。
【0011】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、自動車内の車載用送受信
機の搭載個所に係わりなく、信号受信部において常時良
好な状態で高周波搬送波信号の受信を行うことが可能な
リモートキーレスエントリーを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によるリモートキーレスエントリーは、車載
用送受信機と1つ以上の携帯用送受信機とからなり、車
載用送受信機と1つ以上の携帯用送受信機との間で搬送
波信号により各種の制御信号を送受信するものであっ
て、車載用送受信機の信号受信部は、印加される調整電
圧に対応して信号レベルが調整される整合回路部と、受
信信号から制御信号を再生する信号再生部と、調整電圧
を形成する制御部と、各種のコードや情報を記憶する記
憶部とを備え、携帯用送受信機からその携帯用送受信機
に固有のIDコードを車載用送受信機に伝送して記憶部
に記憶する際に、車載用送受信機は、携帯用送受信機か
らIDコードのヘッダ部を受信したとき、制御部がその
受信に最適な調整電圧を形成して整合回路部に供給する
とともに、最適な調整電圧をIDコードとともに記憶部
に記憶し、以後、その携帯用送受信機との間で制御信号
の送受信が行われる際に、記憶部に記憶されている最適
な調整電圧を整合回路部に供給する手段を備える。
【0013】前記手段によれば、車載用送受信機の信号
受信部に設けられる整合回路部を、調整電圧の供給によ
って調整可能な構成にし、携帯用送受信機に固有のID
コードを車載用送受信機の送信して車載用送受信機に登
録する際に、信号受信部は、制御部を通して携帯用送受
信機から送信したIDコードを抽出して記憶部に記憶す
るとともに、そのIDコードのヘッダ部の受信レベルが
最大になるような整合回路部に供給する最適な調整電圧
を形成し、形成した最適な調整電圧を記憶部に記憶する
もので、以後、その携帯用送受信機との間で制御信号の
送受信が行われる際に、記憶部に記憶されている最適な
調整電圧を整合回路部に供給するようにしたので、車載
用送受信機の自動車内の搭載個所に係わりなく、信号受
信部において常時良好な状態で高周波搬送波信号の受信
を行うことが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明によるリモートキーレスエ
ントリーの一つの実施の形態を示すもので、リモートキ
ーレスエントリーに用いられる車載用送受信機の信号受
信部の要部構成を示すブロック図である。
【0016】図1に示されるように、車載用送受信機の
信号受信部20は、整合回路部(MAT)1と、バンド
パスフィルタ部(BPF)2と、高周波増幅段(RF
AMP)3と、周波数混合段(MIX)4と、局部発振
器(OSC)5と、バンドパスフィルタ部(BPF)6
と、中間周波増幅段(IF AMP)7と、復調段(D
ET)8と、受信信号強度指示器(RSSI)9と、ア
ナログ−デジタル変換部(A/D)10と、制御部(C
PU)11と、記憶部(EEPROM)12と、デジタ
ル−アナログ変換部(D/A)13と、制御信号出力端
子14と、高周波受信アンテナ15とからなっている。
この場合、整合回路部1は、アンテナ接続端11 と、信
号出力端12 と、調整電圧入力端13 とを有し、内部に
バラクタダイオード(図1に図示なし)を備え、調整電
圧の供給によって受信される高周波搬送波信号周波数に
同調するように調整される。受信信号強度指示器9は、
受信信号強度に比例した信号レベルを発生する。記憶部
12は、車載用送受信機と信号送受信を行う1つ以上の
携帯用送受信機に固有のIDを記憶している。
【0017】そして、整合回路部1は、アンテナ接続端
1 が高周波受信アンテナ15に接続され、信号出力端
2 がバンドパスフィルタ部2の入力端に接続され、調
整電圧入力端23 がデジタル−アナログ変換部13の出
力端に接続される。高周波増幅段3は、入力端がバンド
パスフィルタ部2の出力端に接続され、出力端が周波数
混合段4の第1入力端に接続される。周波数混合段4
は、第2入力端が局部発振器5の出力端に接続され、出
力端がバンドパスフィルタ部6の入力端に接続される。
中間周波増幅段7は、入力端がバンドパスフィルタ部6
の出力端に接続され、出力端が復調段8の入力端及び受
信信号強度指示器9の入力端にそれぞれ接続される。復
調段8は、出力端が制御信号出力端子14に接続される
とともに制御部59の第1制御入力端に接続される。受
信信号強度指示器9は、アナログ−デジタル変換部10
の入力端に接続され、アナログ−デジタル変換部10
は、出力端が制御部11の第2制御入力端に接続され
る。制御部11は、第1制御出力端が局部発振器5の制
御入力端に接続され、第2制御出力端がデジタル−アナ
ログ変換部13の入力端に接続され、情報入出力端が記
憶部12に接続される。
【0018】前記構成による車載用送受信機の信号受信
部20は、次のように動作する。
【0019】始めに、車載用送受信機に、携帯用送受信
機の固有のIDコードを登録する際の動作について説明
する。
【0020】IDコードを登録する携帯用送受信機を車
載用送受信機に近接させ、その携帯用送受信機からID
コードを含む所定のコードパターンの高周波搬送波信号
を送信する。高周波搬送波信号は複数回連続あるいは間
欠的に繰り返し送信される。このとき、携帯用送受信機
から送信された所定のコードパターンの高周波搬送波信
号が車載用送受信機に到来すると、信号受信部20がそ
の高周波搬送波信号を高周波受信アンテナ15を通して
受信する。受信した高周波搬送波信号は、整合回路部1
において同調抽出され、バンドパスフィルタ部2におい
て不要な周波数成分が除去され、高周波増幅段3におい
て所要レベルに増幅され、周波数混合段4に供給され
る。周波数混合段4は、高周波増幅段3から供給された
高周波搬送波信号と局部発振器5から供給された局部発
振周波数信号とを周波数混合し、それらの差周波数とな
る中間周波信号を発生する。中間周波信号は、バンドパ
スフィルタ部6において中間周波信号以外の周波数信号
成分が除去され、中間周波増幅段7において所要レベル
に増幅され、復調段8及び受信信号強度指示器9に供給
される。
【0021】復調段8は、供給された中間周波信号を復
調してIDコードを再生し、得られたIDコードを制御
部11に供給する。制御部11は、供給されたIDコー
ドを記憶部12に転送し、そこに記憶する。また、受信
信号強度指示器9は、中間周波信号に含まれるコードパ
ターンの中のIDコードのヘッダ部のレベルを抽出し、
抽出したレベルをアナログ−デジタル変換器10でデジ
タル信号に変換し、デジタル制御信号として制御部11
に供給する。制御部11は、供給されたデジタル制御信
号に応答してデジタル調整信号を発生し、このデジタル
調整信号をデジタル−アナログ変換器13で調整電圧に
変換した後、整合回路部1に供給される。整合回路部1
は、供給された調整電圧によってバラクタダイオードの
容量値が調整されてインピーダンスが変化し、整合回路
部1の同調周波数が調整されるとともに、整合回路部1
から出力される高周波搬送波信号のレベルが調整され
る。このとき、制御部11は、整合回路部1、バンドパ
スフィルタ部2、高周波増幅段3、周波数混合段4、バ
ンドパスフィルタ部6、中間周波増幅段7、受信信号強
度指示器9、アナログ−デジタル変換器10、制御部1
1、デジタル−アナログ変換器13からなる制御ループ
を制御し、整合回路部1から出力される高周波搬送波信
号のレベル、すなわち受信信号強度指示器9から出力さ
れるレベルが最大になるように最適な調整電圧を形成
し、その最適な調整電圧を整合回路部1に供給するとと
もに、最適な調整電圧を形成させる最適なデジタル調整
信号を記憶部12に転送し、そこにIDコードと対応さ
せて記憶する。
【0022】そして、記憶部12にIDコードとそれに
対応する最適なデジタル調整信号(調整電圧)とが記憶
されると、この携帯用送受信機によるIDコードの登録
が終了する。
【0023】なお、他の携帯用送受信機のIDコードの
登録をする場合も、前述の場合と全く同じであって、そ
のIDコードとそれに対応する最適なデジタル調整信号
(調整電圧)が記憶される。
【0024】次に、車載用送受信機とIDコードが登録
された携帯用送受信機との間で信号伝送する場合の動作
について説明する。
【0025】携帯用送受信機から繰り返し送信された複
数回のIDコード及び制御信号を含む高周波搬送波信号
の内、最初の高周波搬送波信号が車載用送受信機に到来
すると、信号受信部20がその高周波搬送波信号を高周
波受信アンテナ15を通して受信する。このとき、ID
コードを含んだ高周波搬送波信号は、前述のように、整
合回路部1、バンドパスフィルタ部2、高周波増幅段
3、周波数混合段4、バンドパスフィルタ部6、中間周
波増幅段7、復調段8においてそれぞれ処理され、復調
段8から抽出されたIDコードが制御部11に供給され
る。このとき、制御部11は、供給されたIDコードと
記憶部12に記憶されているいずれかのIDコードとが
一致するか否かを判断し、記憶部12に供給されたID
コードに一致するIDコードが記憶されていると判断す
ると、そのIDコードに対応した最適なデジタル調整信
号を記憶部12から読み出す。制御部11は、読み出し
た最適なデジタル調整信号をデジタル−アナログ変換部
13を通して最適な調整電圧に変換した後、この最適な
調整電圧を整合回路部1に供給し、整合回路部1のバラ
クタダイオードの容量値を制御するもので、以後、この
携帯用送受信機との信号伝送が行われている間、この最
適な調整電圧が整合回路部1に供給される。
【0026】整合回路部1に供給される最適な調整電圧
が設定された後、制御信号を含む高周波搬送波信号は、
前述の場合と同様に、整合回路部1、バンドパスフィル
タ部2、高周波増幅段3、周波数混合段4、バンドパス
フィルタ部6、中間周波増幅段7、復調段8においてそ
れぞれ処理され、復調段8から抽出された制御信号が制
御信号出力端子14に供給される。このとき、整合回路
部1に最適な調整電圧が供給され、それにより整合回路
部1のバラクタダイオードの容量値が調整されて、整合
回路部1が高周波搬送波信号に正しく同調するようにな
っているので、整合回路部1から出力される高周波搬送
波信号レベルが大きく、高周波搬送波信号の受信感度が
増大するようになる。
【0027】前記最初の高周波搬送波信号の受信は、信
号レベルが調整されないので、不安定な受信になるが、
その中でIDコードを読み取ることが可能であると、前
記調整が行なわれ、次の高周波搬送波信号の受信は、確
実に行なわれ、信号全体を完全に受信することができ
る。最初の高周波搬送波信号の受信レベルがIDコード
の読み取りが不可能であるほど小さい場合には、次以降
の高周波搬送波信号の受信においてIDコードを読み取
ることが試みられる。
【0028】この場合、制御信号出力端子14に供給さ
れた制御信号は、リモートキーレスエントリーでよく知
られているように、自動車ドアの錠を解錠したり、施錠
したりする。
【0029】また、制御部11に供給されたIDコード
が記憶部12に記憶されているいずれのIDコードとも
一致しなかった場合、リモートキーレスエントリーでよ
く知られているように、その後に復調段8から制御信号
が出力されても、その制御信号を使用せずに廃棄する。
【0030】次に、図2は、図1に図示された整合回路
部1の具体的構成の第一回路例を示す回路図であり、図
3は、図1に図示された整合回路部1の具体的構成の第
二回路例を示す回路図であり、図4は、図1に図示され
た整合回路部1の具体的構成の第三回路例を示す回路図
である。この場合、第一回路例は、高周波受信アンテナ
15がモノポールアンテナである場合に好適なものであ
り、第二回路例及び第三回路例は、高周波受信アンテナ
15がループアンテナである場合に好適なものである。
【0031】図2に示されるように、整合回路部1の第
一回路例16は、アンテナ接続端161 と、信号出力端
162 と、調整電圧入力端163 と、バラクタダイオー
ド164 と、第1インダクタ165 と、第2インダクタ
166 と、コンデンサ167と、バッファ抵抗168
からなる。
【0032】そして、バラクタダイオード164 は、ア
ノードが接地接続され、カソードが第2インダクタ16
6 の一端とコンデンサ167 の一端とバッファ抵抗16
8 の一端にそれぞれ接続される。第1インダクタ165
は、一端が調整電圧入力端163 に接続され、他端がバ
ッファ抵抗168 の他端に接続される。第2インダクタ
166 は、他端がアンテナ接続端161 に接続され、コ
ンデンサ167 は、他端が信号出力端162 に接続され
る。
【0033】また、図3に示されるように、整合回路部
1の第二回路例17は、アンテナ接続端171 と、信号
出力端172 と、調整電圧入力端173 と、バラクタダ
イオード174 と、インダクタ175 と、第一コンデン
サ176 、第二コンデンサ177 と、第三コンデンサ1
8 と、バッファ抵抗179 とからなる。
【0034】そして、バラクタダイオード174 は、ア
ノードが接地接続され、カソードが第一コンデンサ17
6 の一端とバッファ抵抗179 の一端にそれぞれ接続さ
れる。インダクタ175 は、一端が調整電圧入力端17
3 に接続され、他端がバッファ抵抗179 の他端に接続
される。第一コンデンサ176 は、他端が第二コンデン
サ177 の一端と第三コンデンサ178 の一端にそれぞ
れ接続される。第二コンデンサ177 は、他端がアンテ
ナ接続端171 に接続され、第三コンデンサ178 は、
他端が信号出力端172 に接続される。
【0035】さらに、図4に示されるように、整合回路
部1の第三回路例18は、アンテナ接続端181 と、信
号出力端182 と、調整電圧入力端183 と、バラクタ
ダイオード184 と、インダクタ185 と、第一コンデ
ンサ186 、第二コンデンサ187 と、第三コンデンサ
188 と、第四コンデンサ189 と、バイアス抵抗18
10と、バッファ抵抗1811とからなる。
【0036】そして、バラクタダイオード184 は、ア
ノードが第一コンデンサ186 の一端とバイアス抵抗1
10の一端にそれぞれ接続され、カソードが第三コンデ
ンサ188 の一端とバッファ抵抗1811の一端にそれぞ
れ接続される。インダクタ185 は、一端が調整電圧入
力端183 に接続され、他端がバッファ抵抗1811の他
端に接続される。第一コンデンサ186 は、他端が第二
コンデンサ187 の一端と第四コンデンサ189 の一端
にそれぞれ接続される。第二コンデンサ187は、他端
が接地接続され、第三コンデンサ188 は、他端がアン
テナ接続端18 1 に接続される。第四コンデンサ189
は、他端が信号出力端182 に接続され、バイアス抵抗
1810は、他端が接地接続される。
【0037】図2に図示された整合回路部1の第一回路
例16は、第2インダクタ166 とコンデンサ167
からなる回路部分が高周波搬送波信号の伝送路を形成
し、バラクタダイオード174 がその伝送路に分路接続
されているものである。
【0038】また、図3に図示された整合回路部1の第
二回路例17は、第二コンデンサ177 と第三コンデン
サ178 とからなる回路部分が高周波搬送波信号の伝送
路を形成し、バラクタダイオード174 と第一コンデン
サ176 との直列接続回路がその伝送路に分路接続され
ているものである。
【0039】さらに、図4に図示された整合回路部1の
第三回路例18は、バラクタダイオード184 と、第一
コンデンサ186 と、第三コンデンサ188 と、第四コ
ンデンサ189 とからなる回路部分が高周波搬送波信号
の伝送路を形成し、第二コンデンサ187 がその伝送路
に分路接続されているものである。
【0040】いずれの回路例16乃至18においても、
調整電圧入力端163 、173 、183 に供給される調
整電圧によってバラクタダイオード164 、174 、1
4のアノード・カソード間の電圧が変化し、その容量
値が変化するものである。
【0041】このように、本実施の形態に係わる信号受
信部20によれば、信号受信部20の整合回路部1を調
整電圧で制御可能に構成し、車載用送受信機を自動車に
搭載した後、携帯用送受信機のIDコードを登録する際
に、そのIDコードとともに整合回路部1に供給される
最適な調整電圧を併せて記憶するもので、その携帯用送
受信機との間で信号伝送を行うとき、記憶してある最適
な調整電圧を用いて整合回路部1を調整するようにして
いるので、常時、良好な状態で高周波搬送波信号の受信
を行うことが可能になる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、車載用
送受信機の信号受信部に設けられる整合回路部を、調整
電圧の供給によって調整可能な構成にし、携帯用送受信
機に固有のIDコードを車載用送受信機の送信して車載
用送受信機に登録する際に、信号受信部は、制御部を通
して携帯用送受信機から送信したIDコードを抽出して
記憶部に記憶するとともに、そのIDコードのヘッダ部
の受信レベルが最大になるような整合回路部に供給する
最適な調整電圧を形成し、形成した最適な調整電圧を記
憶部に記憶するもので、以後、その携帯用送受信機との
間で制御信号の送受信が行われる際に、記憶部に記憶さ
れている最適な調整電圧を整合回路部に供給するように
したので、車載用送受信機の自動車内の搭載個所に係わ
りなく、信号受信部において常時良好な状態で高周波搬
送波信号の受信を行うことが可能になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリモートキーレスエントリーの一
つの実施の形態を示すもので、リモートキーレスエント
リーに用いられる車載用送受信機の信号受信部の要部構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に図示された整合回路部の具体的構成の第
一回路例を示す回路図である。
【図3】図1に図示された整合回路部の具体的構成の第
二回路例を示す回路図である。
【図4】図1に図示された整合回路部の具体的構成の第
三回路例を示す回路図である。
【図5】既知のリモートキーレスエントリーに用いる車
載用送受信機の信号受信部の構成の一例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 整合回路部(MAT) 11 、161 、171 、181 アンテナ接続端 12 、162 、172 、182 信号出力端 13 、163 、173 、183 調整電圧入力端 2、6 バンドパスフィルタ部(BPF) 3 高周波増幅段(RF AMP) 4 周波数混合段(MIX) 5 局部発振器(OSC) 7 中間周波増幅段(IF AMP) 8 復調段(DET) 9 受信信号強度指示器(RSSI) 10 アナログ−デジタル変換部(A/D) 11 制御部(CPU) 12 記憶部(EEPROM) 13 デジタル−アナログ変換部(D/A) 14 制御信号出力端子 15 高周波受信アンテナ 16 整合回路部の第一回路例 164 、174 、184 バラクタダイオード 17 整合回路部の第二回路例 18 整合回路部の第三回路例 20 信号受信部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載用送受信機と1つ以上の携帯用送受
    信機とからなり、前記車載用送受信機と前記1つ以上の
    携帯用送受信機との間で搬送波信号により各種の制御信
    号を送受信するリモートキーレスエントリーであって、
    前記車載用送受信機の信号受信部は、印加される調整電
    圧に対応して信号レベルが調整される整合回路部と、受
    信信号から制御信号を再生する信号再生部と、前記調整
    電圧を形成する制御部と、各種のコードや情報を記憶す
    る記憶部とを備え、前記携帯用送受信機からその携帯用
    送受信機に固有のIDコードを前記車載用送受信機に伝
    送して前記記憶部に記憶する際に、前記車載用送受信機
    は、前記携帯用送受信機から前記IDコードのヘッダ部
    を受信したとき、前記制御部がその受信に最適な調整電
    圧を形成して前記整合回路部に供給するとともに、前記
    最適な調整電圧を前記IDコードとともに前記記憶部に
    記憶し、以後、前記携帯用送受信機との間で制御信号の
    送受信が行われる際に、前記記憶部に記憶されている最
    適な調整電圧を前記整合回路部に供給することを特徴と
    するリモートキーレスエントリー。
  2. 【請求項2】 前記最適な調整電圧は、前記IDコード
    のヘッダ部を受信したときにその受信信号強度が最大に
    なるときのものであることを特徴とする請求項1に記載
    のリモートキーレスエントリー。
  3. 【請求項3】 前記整合回路部は、バラクタダイオード
    を含み、前記調整電圧によりその容量値を変化して信号
    レベルの調整を行うものであることを特徴とする請求項
    1に記載のリモートキーレスエントリー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009500247A (ja) * 2005-07-08 2009-01-08 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 自動車用接近監視装置

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JP2009500247A (ja) * 2005-07-08 2009-01-08 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 自動車用接近監視装置

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