JP2003018621A - プッシュボタン信号受信装置およびプッシュボタン信号検出方法 - Google Patents

プッシュボタン信号受信装置およびプッシュボタン信号検出方法

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JP2003018621A JP2001202547A JP2001202547A JP2003018621A JP 2003018621 A JP2003018621 A JP 2003018621A JP 2001202547 A JP2001202547 A JP 2001202547A JP 2001202547 A JP2001202547 A JP 2001202547A JP 2003018621 A JP2003018621 A JP 2003018621A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数検出精度を高め、かつPB信号の有効
長さの判定誤りを減少させた、誤動作の少ないPB信号
受信装置を提供する。 【解決手段】 有効信号判定手段6において、少数の周
期で周波数検出を行う第1の周波数検出手段2および第
2の周波数検出手段3によって抽出された識別信号の継
続時間、および、第1の周波数検出手段2および第2の
周波数検出手段3によって検出された周波数と、第3の
周波数検出手段4および第4の周波数検出手段5によっ
て多数の周期にわたって検出が行われた周波数との一致
判定に基づいて、受信したPB信号の有効判定が行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュボタン信
号を受信してダイアル番号を判定するプッシュボタン信
号受信装置およびプッシュボタン信号検出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アナログ電話通信においては、電話端末
から接続先を指定するための選択信号として、プッシュ
ボタン信号(以下、PB信号と略称する)が使用されて
いる。PB信号による通信では、周波数697Hz、7
70Hz、852Hzおよび941Hzを有する低群の
識別信号と、1209Hz、1336Hz、1477H
zおよび1633Hzを有する高群の信号が用いられ、
各群の1周波の信号を組み合わせた16種類の信号によ
って、ダイアルされた番号が識別される。この低群およ
び高群の各信号は一度のダイアル操作により一定時間以
上継続して送出され、ダイアル間には一定時間以上の信
号断の時間があって、この時間はミニマムポーズといわ
れる。
【0003】また、PB信号の受信装置は、低群および
高群の各1周波の信号を一定時間継続して受信すること
により、有効な選択信号と判断する。さらに、信号の受
信が一定時間以上断絶するとミニマムポーズと判断し
て、この後に同じ周波数の信号を受信しても別の選択信
号と判断する。
【0004】ここで、図6に従来の一般的なPB信号受
信装置の概略構成例を示す。図6に示すPB信号受信装
置30は、入力信号からダイアルトーン信号を除去する
濾波器31と、低群、高群の信号に分離するための濾波
器32および33と、それぞれ低群、高群の信号のため
の周波数検出回路34および35と、検出された周波数
よりダイアル番号を判定する信号判定回路36と、識別
信号として有効な長さを判定する制御回路37と、有効
な長さを有する番号データを出力する出力回路38によ
って構成される。
【0005】濾波器31は、低群の信号よりもさらに低
い周波数による可聴信号であり、電話端末のユーザに対
して選択信号の送出を促すためのダイアルトーン信号
を、入力信号から除去する。濾波器32および33は、
濾波器31からの出力信号より、それぞれ低群、高群の
周波数帯域の信号のみを選択的に通過させる。周波数検
出回路34および35は、入力信号の周波数を検出す
る。信号判定回路36は、周波数検出回路34および3
5において低群、高群からともに有効な周波数が検出さ
れると、各群の識別信号の検出を判定して制御回路37
に検出信号を出力するとともに、各識別信号の組み合わ
せよりダイアル番号を判定して、この番号を示す番号デ
ータを出力回路38に出力する。制御回路37は、入力
された検出信号の継続時間および断絶時間を監視して、
識別信号として有効な長さの判定を行い、この長さを示
す有効信号ENを出力する。出力回路38は、制御回路
37による有効信号ENに基づく長さを有する番号デー
タを、例えば4ビットのデータD31、D32、D33
およびD34として出力する。
【0006】次に、図7に、上記のPB信号受信装置3
0の各部における信号のタイミングチャートを示し、P
B信号受信装置30の動作を説明する。PB信号受信装
置30に対する入力信号S41は、ダイアルトーン、低
群信号および高群の識別信号等を含んでおり、濾波器3
1により、ダイアルトーンが除去された信号S42が出
力され、さらに濾波器32および33により、それぞれ
低群領域および高群領域の成分のみを含む信号S43お
よびS44が出力される。また、周波数検出回路34お
よび35からは、低群、高群のそれぞれに割り当てられ
た周波数に対応する識別信号S45およびS46が出力
されて、信号判定回路36に入力され、信号判定回路3
6からは、この識別信号S45およびS46の論理積に
よって得られる、PB信号に対する検出信号S47が、
制御回路37に対して出力される。
【0007】制御回路37では、検出信号S47の入力
の継続時間および断絶時間が監視され、選択信号として
有効な長さを示す有効信号ENが出力される。ここで、
制御回路37は、例えば検出信号S47がHレベルとな
るタイミングT21において継続時間のカウントを開始
し、あらかじめ設定された継続判定時間Tonが経過し
たタイミングT22までの間、検出信号S47がHレベ
ルのまま継続すると、検出信号S47に対して有効な選
択信号と判断して、有効信号ENをHレベルにする。ま
た、タイミングT23において検出信号S47がLレベ
ルとなると断絶時間のカウントを開始するが、あらかじ
め設定された断絶判定時間Toffが経過する前のタイ
ミングT24において、検出信号S47が再びHレベル
となったことから、選択信号の断絶とは判断せずに、有
効信号ENをHレベルのまま保持する。さらに、検出信
号S47がLレベルとなるタイミングT25において再
び断絶時間のカウントを開始し、Lレベルのまま断絶判
定時間Toffが経過したタイミングT26において、
選択信号の断絶と判断して、有効信号ENをLレベルと
する。出力回路38では、有効信号ENの立ち上がりタ
イミングおよび立ち下がりタイミングに基づいた有効な
データ長を有する番号データD31〜D34が出力され
る。
【0008】次に、図8にPB信号受信装置30におけ
る周波数検出特性を示す。PB信号受信装置30では、
図8に示すように、識別信号の公称周波数foに対し、
受信が許容される周波数の上限、下限としてそれぞれ許
容周波数fahおよびfalが設けられ、この許容周波
数fahから許容周波数falまでの信号については確
実に受信される。また、許容される周波数領域から離れ
て設けられる禁止周波数fph以上の信号、および禁止
周波数fpl以下の信号は受信しない。許容周波数fa
hと禁止周波数fphとの間、および許容周波数fal
と禁止周波数fplの間はともに受信に対する不確定領
域となる。したがって、誤動作を防ぐ観点からは、許容
周波数fah〜falの範囲は狭い方が望ましく、ま
た、禁止周波数fphおよびfplの値は、それぞれ許
容周波数fahおよびfalにできるだけ近いことが望
ましい。
【0009】ここで、受信を許容する周波数偏差をd
a、受信を禁止する周波数偏差をdp(ただし、da<
dp)とすると、これらと公称周波数fo、許容周波数
fahおよびfal、禁止周波数fphおよびfplと
の関係は、以下の式(1)、(2)、(3)および
(4)のようになる。
【0010】
【数1】fah=(1+da)×fo ………(1) fal=(1−da)×fo ………(2) fph=(1+dp)×fo ………(3) fpl=(1−dp)×fo ………(4)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、周波数検出
回路34および35における周波数の検出方法として
は、濾波器を用いて特定周波数の信号を抽出する方法
と、周期を測定する方法があるが、回路構成の簡易さ、
すなわち経済性の面より、周期を測定する方法を用いる
場合が多い。
【0012】周期を測定するためには、例えば、入力信
号のレベルがあるしきい値を通過する間隔を測定する。
しかし、入力信号に濾波器32または33の通過帯域内
の雑音が含まれる場合は、しきい値を通過するタイミン
グがジッタとして揺らぐことになる。ここで、図9は周
期の測定における雑音による周期変動を説明する図であ
る。
【0013】図9では、周波数検出のためのしきい値を
0Vとしている。またこの図において、信号S51は雑
音を含まない入力信号の波形例であり、雑音が重畳され
た信号S52から信号S53までの範囲で、しきい値と
の交点のタイミングが最大±Δtだけ変動することが示
されている。また、信号S51のピークレベルをS、信
号S51に対する雑音のレベルをN、信号S51の周期
をTとすると、
【0014】
【数2】 sin(2π×(Δt/T))=N/S ………(5) Δt=T×sin-1(N/S)/2π ………(6) となり、上記の式(6)のように、しきい値の通過点に
おける変動Δtは、信号S51のピークレベルSと雑音
のレベルNとの比に依存する。また、図9に示すよう
に、検出される周期の値は雑音が含まれることによっ
て、最小値Tmin(=T−2Δt)から最大値Tma
x(=T+2Δt)までの間で変動する。また、このと
きのジッタJは以下に示す式(7)のようになる。
【0015】
【数3】 J=2Δt/T=sin-1(N/S)/π ………(7) ここで、図10は式(7)に基づく、信号と雑音との振
幅比N/SとジッタJとの関係を示すグラフである。ま
た、図11は周波数検出特性に対するジッタの影響を説
明するための図である。
【0016】図10に示すように、信号と雑音との振幅
比N/Sが大きくなるにつれ、ジッタJの量も大きくな
る。また、図11に示すように、ジッタJを生じさせる
範囲の雑音の受信を許容した場合、周波数検出における
許容周波数偏差の絶対値はda+J、禁止周波数偏差の
絶対値はdp−Jとする必要がある。したがって、周波
数検出の際に許容する雑音の周波数範囲を広くとると、
禁止周波数偏差を大きくする必要があり、周波数検出精
度が下がって、入力信号の有無の判断に対する誤動作が
発生しやすくなる。
【0017】PB信号受信装置30に入力される信号に
は、電話端末のマイクによる周囲の騒音や、回線におけ
る洩話等による雑音が重畳されており、ある程度の雑音
を許容して識別信号の検出を行うことができることが望
ましい。しかし、上述したように、従来のPB信号受信
装置30では、雑音の許容範囲の拡大によって、誤動作
の発生率が高まってしまう。これに対し、ある程度の雑
音を許容しながら、入力信号の周波数検出精度を高める
ためには、周波数(周期)の検出周期を入力信号の1周
期でなく、複数の周期とする方法が考えられる。例えば
検出周期を入力信号のn回分とすると、周波数検出に対
するジッタJによる影響は1/nに抑制される。
【0018】しかし、入力信号の複数周期にわたって周
波数検出する場合、1周期等の少数の周期による検出と
比較して、検出周波数の確定までに時間を要するため、
入力信号の継続や断絶の判断に対しては誤差が大きくな
る。ここで、図12に入力信号の複数周期にわたる周波
数の検出例を示す。図12(A)は入力信号、(B)は
第1の検出例による周波数判定状態、(C)は第1の検
出例による識別信号の出力状態、(D)は第2の検出例
による周波数判定状態、(E)は第2の検出例による識
別信号の検出状態をそれぞれ示す。
【0019】図12では、例として697Hzの周波数
を有する低群の識別信号を検出する場合の検出状態を時
系列的に示し、検出周期1回分の入力信号の周期をn=
20としている。したがって、検出した周波数が確定さ
れる検出周期1回分の時間は28.69msecとな
る。また、入力信号の20周期分が検出されるまでの最
大時間を、検出周期の110%の31.56msecと
し、入力信号の20周期分の時間が31.56msec
以上となった場合は、入力信号を697Hzの識別信号
として無効と判断して、次の入力信号に対する周期測定
を行うこととする。なお、図12(C)および(E)で
は、図6における周波数検出回路34による識別信号S
45の抽出の有無を示している。
【0020】図12(A)に示すように、周波数検出回
路34に対する実際の入力信号は、タイミングT32か
らタイミングT40までの間に入力されている。図12
(B)に示す第1の検出例では、入力信号が入力された
タイミングT32の直後のタイミングT33において、
周期の検出が開始されて、20周期分の検出時間がカウ
ントされる。この後、タイミングT35において、検出
開始から28.69msecが経過して、697Hzの
識別信号の受信が検出され、図12(C)のように識別
信号が抽出される。この後、再び周期検出時間のカウン
トが開始されて、次の検出が行われる。
【0021】また、第1の検出例では、タイミングT3
9において新たな検出を開始した直後のタイミングT4
0において、入力信号が断絶している。したがって、こ
の検出周期では31.56msが経過したタイミングT
42において入力が無効と判定されて、図12(C)の
ように識別信号の出力が中止される。
【0022】一方、図12(D)に示す第2の検出例で
は、タイミングT31から新たな周期検出が開始され
て、周期検出時間がカウントされるが、この直後のタイ
ミングT32において入力信号が入力されるため、3
1.56msの間に20周期分の入力信号が検出され
ず、タイミングT34において入力信号が無効と判定さ
れて、再び周期検出時間のカウントが開始される。この
後、タイミングT36における周期検出により、図12
(E)のように識別信号が再び抽出される。
【0023】また、さらにタイミングT38において新
たな検出が開始され、20周期分カウントされる直前の
タイミングT40において入力信号が断絶することによ
り、この検出周期においては31.56msが経過した
タイミングT41において入力が無効と判定されて、図
12(E)のように識別信号の出力が中止される。
【0024】以上より、第1の検出例のように、検出周
期の開始タイミングが入力信号の受信開始のタイミング
の直後となる場合は、第2の検出例のように、検出開始
タイミングが受信開始タイミングの直前となる場合と比
較して、最大で検出周期の1周期分程度すなわち28.
69msec程度、識別信号の出力開始タイミングが早
くなる。また、第1の検出例のように、20周期分のカ
ウント直後に入力信号の受信が終了される場合は、第2
の検出例のように、20周期分のカウント終了直前に入
力信号の受信が終了される場合と比較して、最大で検出
周期の1周期分程度、識別信号の出力中止タイミングが
遅くなる。したがって、識別信号の出力タイミングは最
大で検出周期の約2周期分の誤差が生じることになり、
入力信号の複数周期にわたって周期の検出を行う場合
は、検出周期が長くなるため、識別タイミングの出力時
間の誤差がより大きくなってしまう。
【0025】また、図13に、入力信号の複数周期にわ
たる周波数検出を行う場合の、瞬断発生時の検出例を示
す。図13(A)は入力信号、(B)は第1の検出例に
おける周波数判定状態、(C)は第1の検出例による識
別信号の出力状態、(D)は第2の検出例における周波
数判定状態、(E)は第2の検出例による識別信号の出
力状態をそれぞれ示す。
【0026】図13では、図12と同様に、697Hz
の周波数の識別信号を検出する場合を示し、n=20と
して検出周期1回分の時間を28.69msecとし、
20周期分として許容する検出の最大時間を検出周期の
110%の31.56msecとしている。
【0027】図13(A)に示すように、周波数検出回
路34に対する実際の入力信号は、タイミングT53か
らタイミングT55までの間、瞬間的に断絶する。図1
3(B)に示す第1の検出例では、タイミングT52に
おいて新たな検出周期となって信号継続時間のカウント
が開始された後、タイミングT53〜T55において入
力信号が断絶する。このため、断絶時間によって入力信
号の周期検出に遅れが生じるため、31.56msの間
に20周期分の入力信号が検出されず、タイミングT5
6において入力信号が無効と判定されて、図13(C)
のように識別信号の出力が中止される。この後、再び周
期検出時間のカウントが開始され、タイミングT58に
おける周波数検出により識別信号の出力が再開される。
【0028】一方、図13(D)に示す第2の検出例で
は、タイミングT51から新たな周期検出が開始された
後、20周期分の入力信号が受信される前に、タイミン
グT53において入力信号が断絶し、この断絶中のタイ
ミングT54において周期検出の開始から31.56m
sが経過し、入力が無効と判定されて、図13(E)の
ように識別信号の出力が中止される。また、入力信号の
断絶中に再び周期検出が開始されることから、次の検出
周期においても31.56msの間に20周期分の入力
信号が検出されず、タイミングT57において再び入力
信号が無効と判定されて、識別信号は出力されない。さ
らに、新たな周波数検出が行われて、タイミングT59
において識別信号の出力が再開される。
【0029】以上より、第2の検出例のように、入力信
号の無効判定が行われるタイミングが入力信号の瞬断中
となる場合は、このようになっていない第1の検出例の
ような場合と比較して、最大で検出周期の1周期分程
度、識別信号の出力中止時間が長くなる。したがって、
検出周期が長くなるほど、識別信号の出力中止時間の誤
差が大きくなる。
【0030】この図12および図13の例のように、入
力信号の周期を検出する場合、入力信号の受信開始およ
び停止のタイミングと、周期検出の開始および終了のタ
イミングとの関係によって、抽出される識別信号に誤差
が生じ、この誤差は検出周期が長くなるほど大きくな
る。PB信号受信装置30では、制御回路37におい
て、識別信号の抽出タイミングに基づいて、選択信号と
して有効な長さを判定するための信号継続時間の検出が
行われることから、入力信号の多数の周期にわたって周
期検出を行う方法では、識別信号の抽出タイミングの誤
差が大きいために信号継続時間の検出誤差が大きくな
り、番号データの出力の誤作動が発生することが問題と
なっていた。
【0031】また、PB信号受信装置30に対する入力
においては、上述したように、本来のPB信号以外に、
電話端末のマイクからの周囲の音声や騒音あるいは回線
における洩話等による雑音が含まれることが多いが、こ
れらの雑音を識別信号と判定してはならない。しかし、
入力信号の多数の周期にわたって周期検出を行う方法で
は、検出周期の間に大きな周波数変動があっても、入力
信号の所定数の周期検出時間が規定値を満たせば識別信
号と判断されるため、識別信号の誤った検出が行われや
すい。
【0032】一方、入力信号の少数の周期により周期検
出を行う方法では、上述したように、周波数検出の際に
許容する雑音の周波数範囲を広くとると、禁止周波数偏
差を大きくする必要があり、周波数検出精度が下がっ
て、入力信号の有無の判断に対する誤動作が発生しやす
くなる。
【0033】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、周波数検出精度を高め、かつPB信号の有
効長さの判定誤りを減少させた、誤動作の少ないPB信
号受信装置を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すような、プッシュボタン信号
を受信してダイアル番号を判定するプッシュボタン信号
受信装置1において、受信した前記プッシュボタン信号
に含まれる低群周波数および高群周波数の識別信号のそ
れぞれに対して設けられ、1周期または複数周期にわた
って入力信号の周波数を検出して前記識別信号を抽出す
る第1の周波数検出手段2および第2の周波数検出手段
3と、受信した前記プッシュボタン信号に含まれる前記
低群周波数および前記高群周波数の前記識別信号のそれ
ぞれに対して設けられ、前記第1の周波数検出手段2お
よび前記第2の周波数検出手段3による各検出周期数よ
り多い周期にわたって前記入力信号の周波数を検出して
前記識別信号を抽出する第3の周波数検出手段4および
第4の周波数検出手段5と、前記第1の周波数検出手段
2および前記第2の周波数検出手段3によって抽出され
た前記識別信号の継続時間と、前記第1の周波数検出手
段2および前記第3の周波数検出手段4によって検出さ
れた周波数、前記第2の周波数検出手段3および前記第
4の周波数検出手段5によって検出された周波数のそれ
ぞれに対する一致判定とに基づいて、受信した前記プッ
シュボタン信号が有効か否かを判定する有効信号判定手
段6と、前記有効信号判定手段6によって前記プッシュ
ボタン信号が有効と判定された場合に、検出された前記
低群周波数および前記高群周波数に基づいて前記ダイア
ル番号を出力するダイアル番号出力手段7と、を有する
ことを特徴とするプッシュボタン信号受信装置1が提供
される。
【0035】ここで、第1の周波数検出手段2および第
2の周波数検出手段3は、受信したプッシュボタン信号
に含まれる低群周波数および高群周波数の各識別信号に
対して、1周期または複数周期にわたって周波数を検出
して、各群周波数に対応する識別信号を抽出する。ま
た、第3の周波数検出手段4および第4の周波数検出手
段5は、低群周波数および高群周波数の各識別信号に対
して、より多数の周期にわたって周波数を検出して、各
群周波数に対応する識別信号を抽出する。有効信号判定
手段6は、第1の周波数検出手段2および第2の周波数
検出手段3によって抽出された識別信号の継続時間と、
第1の周波数検出手段2および第3の周波数検出手段4
によって検出された周波数、第2の周波数検出手段3お
よび第4の周波数検出手段5によって検出された周波数
のそれぞれに対する一致判定とに基づいて、受信したプ
ッシュボタン信号が有効か否かを判定する。ダイアル番
号出力手段7は、有効信号判定手段6によってプッシュ
ボタン信号が有効と判定された場合に、検出された低群
周波数および高群周波数に基づいてダイアル番号を出力
する。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1に本発明のプッシュボタン信
号(以下、PB信号と略称する)受信装置の原理図を示
す。
【0037】図1に示すように、本発明のPB信号受信
装置1は、受信したPB信号に含まれる低群周波数およ
び高群周波数の各識別信号に対して、1周期または複数
周期にわたって周波数を検出する第1の周波数検出手段
2および第2の周波数検出手段3と、これらによる検出
周期数より多い周期にわたって各識別信号の周波数を検
出する第3の周波数検出手段4および第4の周波数検出
手段5と、受信したPB信号が有効か否かを判定する有
効信号判定手段6と、有効信号判定手段6による判定に
基づいて、PB信号によって指定されたダイアル番号を
出力するダイアル番号出力手段7によって構成される。
【0038】第1の周波数検出手段2および第2の周波
数検出手段3は、識別信号の例えば1周期といった比較
的少数の周期数にわたって周波数の検出を行い、それぞ
れ低群周波数および高群周波数に対応する識別信号を抽
出する。また、第3の周波数検出手段4および第4の周
波数検出手段5は、比較的多数の周期数にわたって周波
数の検出を行い、各群周波数に対応する識別信号を抽出
する。また、例えば、第1の周波数検出手段2および第
2の周波数検出手段3では、第3の周波数検出手段4お
よび第4の周波数検出手段5と比較して、入力信号に含
まれる雑音の許容量を大きくしておく。
【0039】なお、各周波数検出手段では、例えば入力
信号の周期を検出することにより、周波数の検出を行
う。周期の検出方法としては、例えば、入力信号の信号
レベルがあるしきい値を通過した回数が所定数に達する
までの時間を計測し、この時間があらかじめ周波数ごと
設定された許容時間範囲内に含まれるか否かを判定する
ことにより、任意の周波数の識別信号を抽出する方法が
考えられる。この場合、例えば、第1の周波数検出手段
2および第2の周波数検出手段3における識別信号1周
期あたりの許容時間範囲を、第3の周波数検出手段4お
よび第4の周波数検出手段5と比較して広く設定するこ
とにより、入力信号に対する雑音の許容量について異な
る設定を行う。
【0040】有効信号判定手段6は、第1の周波数検出
手段2および第2の周波数検出手段3によって抽出され
た識別信号の継続時間と、第1の周波数検出手段2およ
び第3の周波数検出手段4によって検出された周波数、
第2の周波数検出手段3および第4の周波数検出手段5
によって検出された周波数のそれぞれに対する一致判定
に基づいて、受信したPB信号が有効か否かを判定す
る。
【0041】具体的には例えば、第1の周波数検出手段
2および第2の周波数検出手段3によって抽出された識
別信号の継続時間を計測する。そして、この継続時間が
一定時間に達したときに、第1の周波数検出手段2およ
び第3の周波数検出手段4によって検出された周波数が
一致し、かつ第2の周波数検出手段3および第4の周波
数検出手段5によって検出された周波数が一致している
場合に、受信しているPB信号を有効と判定する。ま
た、抽出された識別信号が一定時間継続せずに断絶した
場合は、この識別信号を無効と判定する。さらに、有効
と判定された後にこの識別信号の抽出が一定時間断絶し
た場合には、PB信号の有効長さが終了したと判定す
る。
【0042】ダイアル番号出力手段7は、有効信号判定
手段6によってPB信号が有効と判定された場合に、検
出された低群、高群の各周波数に基づいて、指定された
ダイアル番号を判定し、このダイアル番号を出力する。
このダイアル番号は、有効信号判定手段6によって、受
信しているPB信号が有効と判定されたタイミングにお
いて、出力が開始される。
【0043】ここで、第1の周波数検出手段2および第
2の周波数検出手段3では、比較的少ない周期で周波数
が検出されることから、識別信号の抽出開始タイミング
および抽出終了タイミングの誤差が小さい。したがっ
て、有効信号判定手段6により、比較的少ない周期で周
波数検出を行う第1の周波数検出手段2および第2の周
波数検出手段3によって抽出された識別信号を用いて、
信号の継続時間、断絶時間を計測して有効か否かを判定
することにより、有効と判定されるタイミングがより正
確に検知される。
【0044】また、このように比較的少ない周期で周波
数検出を行う場合は周波数の検出精度が低くなることか
ら、より多い周期にわたって周波数検出を行う第3の周
波数検出手段4および第4の周波数検出手段5を用いて
並行して周波数検出を行い、検出周波数が一致した場合
にのみ、PB信号を有効とする判定を可能とする。これ
によって、ある程度の雑音が許容されながらも、識別信
号に対する周波数の検出誤りおよび抽出開始時間の認識
誤差の双方による誤動作が防止される。
【0045】次に、本発明の実施の形態例について説明
する。図2に、本発明のPB信号受信装置の概略構成例
を示す。図2に示すPB信号受信装置10は、入力信号
からダイアルトーン信号を除去する濾波器11と、低
群、高群の信号に分離するための濾波器12および13
と、低群、高群の信号の各周波数を少ない周期数で検出
する周波数検出回路14および15と、各周波数を多い
周期数で検出する周波数検出回路16および17と、そ
れぞれ周波数検出回路14および15、周波数検出回路
16および17による検出周波数よりダイアル番号を判
定する信号判定回路18および19と、各信号判定回路
18および19によって判定されたダイアル番号が一致
しているか否かを検出する一致検出回路20と、選択信
号として有効な長さを判定する制御回路21と、有効な
長さを有する番号データを出力する出力回路22によっ
て構成される。
【0046】濾波器11は、低群の信号よりもさらに低
い周波数による可聴信号であるダイアルトーン信号を、
入力信号から除去する。濾波器12および13は、濾波
器11からの出力信号より、それぞれ低群、高群の周波
数帯域の信号のみを選択的に通過させる。
【0047】周波数検出回路14および15は、各濾波
器12および13からの出力信号に対して、例えば1周
期等の少数の周期にわたって周波数を検出し、それぞれ
低群、高群周波数の識別信号を抽出する。また、これに
並行して、周波数検出回路16および17は、各濾波器
12および13からの出力信号に対してより多数の周期
にわたって周波数を検出し、同様に低群、高群周波数の
識別信号を抽出する。なお、周波数検出回路14および
15では、周波数検出回路16および17と比較して、
雑音に対する許容量が大きくなるように周波数検出特性
が設定される。また、周波数検出回路16および17
は、後述する信号判定回路18からの検出信号が入力さ
れていない間は、周波数検出動作を行わない。
【0048】信号判定回路18は、周波数検出回路14
および15によって低群、高群として有効な周波数がと
もに検出されると、識別信号の検出を判定して制御回路
21と周波数検出回路16および17とにそれぞれ検出
信号を出力するとともに、各識別信号の組み合わせより
ダイアル番号を判定して、判定結果を示す番号データを
例えば4ビットのデータD11、D12、D13および
D14として一致検出回路20および出力回路22に出
力する。また、信号判定回路19は、同様に周波検出回
路16および17によって低群、高群として有効な周波
数がともに検出されると、識別信号の検出に対する検出
信号を制御回路21に出力するとともに、判定結果を示
す番号データを例えば4ビットのデータD15、D1
6、D17およびD18として一致検出回路20に出力
する。
【0049】一致検出回路20は、信号判定回路18か
らの各データD11〜D14と、信号判定回路19から
の各データD15〜D18とがすべて一致した場合に、
検出周期の異なる周波数検出によって判定されたダイア
ル番号が一致したことを示す一致検出信号を制御回路2
1に出力する。
【0050】制御回路21は、周波数検出に対する各検
出信号および一致検出信号の入力を受け、信号判定回路
18からの検出信号の継続時間および断絶時間を監視し
て、識別信号として有効な長さの判定を行い、この長さ
を示す有効信号ENを出力する。この有効信号ENは、
後述するように、信号判定回路18からの検出信号の入
力が一定時間継続し、かつ一致検出信号が入力されてい
る場合に出力が開始され、検出信号の入力が一定時間断
絶した場合に出力が停止される。出力回路22は、制御
回路21による有効信号ENに基づく長さを有する番号
データを、例えば4ビットのデータD1、D2、D3お
よびD4として出力する。
【0051】以上のPB信号受信装置10では、周波数
検出回路14および15において、雑音の許容量を大き
くし、少ない周期で周波数検出を行うことにより、識別
信号の抽出開始および中止タイミングが正確に検出され
る。また、周波数検出回路16および17において、雑
音の許容量を小さくし、多い周期にわたって周波数検出
を行うことにより、正確な周波数検出が行われる。
【0052】ここで、図3に周波数検出回路14の回路
構成例を示す。図3に示す周波数検出回路14は、AD
変換回路141aを具備するAD変換部141と、ラッ
チ回路142aおよびAND回路142bを具備する信
号開始点検出部142と、カウンタ回路143aおよび
カウント値保持回路143bを具備する信号周期計測部
143と、比較回路144a、144b、144cおよ
び144dを具備する出力部144により構成される。
【0053】ここで、図4に周波数検出回路14の各部
における出力信号を示す。図4(A)は任意の周波数の
検出時の様子、(B)は697Hzの信号の検出時の様
子をそれぞれ示す。以下、まず図3および図4(A)を
用いて周波数検出回路14の動作を説明する。
【0054】AD変換回路141aは、濾波器12から
の入力信号S11と、基準信号SGの入力を受け、基準
信号SGに対する入力信号S11の信号レベルに応じ
て、図4(A)に示すように、入力信号S11を2値化
した信号S12を出力する。信号開始点検出部142
は、ラッチ回路142aおよびAND回路142bによ
り、入力された信号S12をクロック信号CLKの立ち
上がりでラッチし、図4(A)に示すように、クロック
信号CLK1周期分のパルス波である信号S13を出力
して、入力信号S11の周期開始点を検出する。
【0055】また、信号周期計測部143において、カ
ウンタ回路143aは、信号S13の入力を受けるまで
クロック信号CLKに応じてカウントアップを行う。し
たがって図4(A)に示すように、信号S13の入力後
のクロック信号CLKの立ち上がりタイミングにおい
て、カウント値C11がリセットされる。また、カウン
ト値保持回路143bは、信号S13の入力を受ける
と、次のクロック信号CLKの立ち上がりタイミングに
おいて、カウンタ回路143aによるカウント値C11
を保持し、カウント値C12として出力する。以上によ
って、信号周期計測部143では、入力信号S11の周
期開始点から次の周期開始点までの間、一定時間間隔で
カウントしたカウント値C12が出力される。
【0056】また、出力部144において、比較回路1
44a〜144dは低群帯域の各周波数697Hz、7
70Hz、852Hzおよび941Hzにそれぞれ対応
して設けられており、各周波数を判定するための上限値
から下限値までの間に入力されたカウント値C12が含
まれるか否かを比較することにより、各周波数を判定す
る判定信号S14、S15、S16およびS17を、信
号判定回路18に対して出力する。
【0057】ここで、表1に低群、高群の各周波数に対
する許容周波数、禁止周波数の値と、判定周波数の例を
示す。
【0058】
【表1】
【0059】表1において、各群における周波数の公称
値foに対して、許容周波数fahおよびfalは受信
が許容される周波数の上限値および下限値を示し、禁止
周波数fphおよびfplは、受信を禁止する範囲の下
限値および上限値をそれぞれ示している。この禁止周波
数fphおよびfplは公称値foの±3.5%に規定
され、許容周波数fahおよびfalは通常公称値fo
の±1.5%に設定される。また、判定周波数fjhお
よびfjlは、周波数検出回路14〜17において各周
波数の信号と判定するための上限値および下限値の例を
示しており、ここでは例として公称値foの±2.5%
に設定している。また、判定カウント数nfjhおよび
nfjlは、クロック周波数1MHzの場合の各判定周
波数fjhおよびfjlに対応するカウント値の例を示
している。
【0060】以下、この表1の値を用いた場合の周波数
検出回路14における動作例を具体的に説明すると、図
4(B)に示すように、信号S13の出力時のカウンタ
回路143aにおけるカウント値C11が「1434」
となった場合、次のクロック信号CLKの立ち上がりタ
イミングにおいてカウント値保持回路143bよりカウ
ント値C12として「1434」を示すデータが出力さ
れる。この値は697Hzの場合の判定カウント数nf
jh〜nfjlの範囲に含まれるため、比較回路144
aより信号S14が出力される。これにより、信号判定
回路18は697Hz識別信号が抽出されたことを検知
する。
【0061】以上の周波数検出例では、入力信号S11
の1周期で周期計測を行うことによって周波数を検出し
たが、複数周期にわたって周期計測を行う場合には、例
えば、信号開始点検出部142と信号周期計測部143
の間にさらにカウンタを設けて信号S13の出力回数を
カウントし、所定のカウント数に達したときにクロック
信号CLK1周期分のパルス信号を出力するように構成
する。また、比較回路144a〜144dでは、計測時
の周期数に応じた判定カウント数nfjhおよびnfj
lが設定される。
【0062】したがってこの場合、信号S13の出力回
数の上限値は、周波数検出回路14および15と比較し
て、周波数検出回路16および17の方が大きく設定さ
れる。また、雑音の許容量を大きくするために、判定カ
ウント数nfjhおよびnfjlから求められる、周波
数検出回路14および15における1周期当たりの判定
範囲を、周波数検出回路16および17と比較して大き
く設定する。すなわち、周波数検出回路14および15
では、雑音の影響によるジッタの発生量がある程度大き
い場合でも、所定の周波数であると判定される。
【0063】次に、図5にPB信号受信装置10の各部
における信号を示し、図2および図5を用いてPB信号
受信装置10の動作を説明する。ダイアルトーン信号や
低群、高群の両周波数帯の信号を含む入力信号S21
は、濾波器11によりダイアルトーン信号が除去された
信号S22に変換され、さらに濾波器12および13に
より、低群、高群の周波数帯のみ含む信号S23および
S24にそれぞれ変換される。
【0064】周波数検出回路14および15は、入力さ
れた信号S23およびS24の少数の周期にわたって周
期の検出を行い、それぞれ低群、高群のいずれかの周波
数の信号S25およびS26を出力する。なお、例えば
信号S25は、図3における比較回路144a〜144
dより、信号S14〜S17のいずれかが出力されてい
ることを示す。信号判定回路18は、周波数検出回路1
4および15からの信号S25およびS26の双方の入
力を検知すると、検出された低群、高群の各周波数の値
よりダイアル番号を判定して、判定結果を示す番号デー
タを4ビットのデータD11、D12、D13およびD
14として一致検出回路20および出力回路22に出力
する。また、これとともに信号判定回路18は、入力さ
れた信号S25およびS26の論理積による信号S27
を、周波数検出回路16および17と制御回路21とに
出力する。
【0065】また、周波数検出回路16および17は、
信号判定回路18からの信号S27がHレベルであると
きに、各濾波器12および13から入力された信号S2
3およびS24の多数の周期にわたる周期の検出を行
い、それぞれ低群、高群のいずれかの周波数の信号S2
8およびS29を出力する。信号判定回路19は、周波
数検出回路16および17からの信号S28およびS2
9の双方の入力を検知すると、検出された低群、高群の
各周波数の値よりダイアル番号を判定して、判定結果を
示す番号データを4ビットのデータD15、D16、D
17およびD18として一致検出回路20に出力する。
また、信号判定回路19は、信号S28およびS29の
論理積による信号S30を制御回路21に出力する。
【0066】一致検出回路20は、各信号判定回路18
および19によって判定された番号データが一致してい
るか否かを検出する。このために一致検出回路20は、
信号判定回路18からのデータD11〜D14のそれぞ
れと、信号判定回路19からのデータD15〜D18の
それぞれとの排他的論理和をとり、さらにすべての論理
和の否定信号により、一致検出信号S31を制御回路2
1に出力する。
【0067】制御回路21は、信号判定回路18からの
信号S27を監視し、この信号S27の継続時間および
断絶時間と、一致検出回路20からの一致検出信号S3
1とに基づいて、受信したPB信号の有効期間を示す有
効信号ENを出力回路22に出力する。
【0068】ここで、信号判定回路18からの信号S2
7は、少数の周期での周波数検出による識別信号の検出
によって生成されたものであるため、この信号S27の
立ち上がりおよび立ち下がりタイミングはPB信号の受
信開始および断絶タイミングを比較的正確に示してい
る。したがって、制御回路21では、信号S27の継続
時間および断絶時間を測定することにより、PB信号の
受信が有効か否かの判断、およびミニマムポーズの判断
を行う。
【0069】図5に示すように、制御回路21は、T1
1のタイミングにおいて信号S27の入力を受けると、
この信号S27の継続時間の計測を開始する。なお、信
号S31は、多数の周期にわたる周波数検出に基づく信
号であるため、入力開始タイミングが信号S27より遅
くなる。
【0070】T12のタイミングにおいて、信号S27
の継続時間があらかじめ設定された継続判定時間Ton
に達すると、このときの一致検出信号S31を参照して
Hレベルの場合に、有効信号ENの出力を開始する。こ
こで、継続判定時間Tonに達したときに一致検出信号
S31を参照することにより、周波数検出回路14およ
び15による周波数検出に基づいて判定されたダイアル
番号と、周波数検出回路16および17による周波数検
出に基づいて判定されたダイアル番号が一致している場
合にのみ、有効信号ENが出力される。
【0071】上述したように、周波数検出回路14およ
び15は少数の周期によって周波数検出を行い、雑音の
許容量が大きくされていることから、周波数の検出精度
が低く、ダイアル番号が誤って認識される可能性があ
る。これに対して、周波数検出回路16および17は、
多数の周期にわたって周波数検出を行い、雑音の許容量
が小さくなされているため、周波数検出精度が高い。し
たがって、一致検出信号S31の受信時にのみ有効信号
ENを出力することによって、より正確な周波数検出が
行われた場合にのみ、受信したPB信号が有効と判断さ
れて、少数の周期での周波数検出による検出誤りに伴う
誤動作の発生が防止される。
【0072】次に、T13のタイミングにおいて信号S
27の入力が断絶すると、制御回路21はこの断絶時間
の計測を開始する。この後、断絶時間があらかじめ設定
された断絶判定時間Toffに達する前のT14のタイ
ミングで、信号S27が再び入力されると、制御回路2
1はT13からT14までに発生した信号S27の断絶
はミニマムポーズでないと判断して、この間の有効信号
ENの出力を保持する。
【0073】次に、T15のタイミングにおいて信号S
27の入力が再び断絶すると、制御回路21は再び断絶
時間の計測を開始し、断絶判定時間Toffが経過した
T16においてこの断絶をミニマムポーズであると判定
して、有効信号ENの出力を中止する。
【0074】なお、信号判定回路18からの信号S27
の出力が断絶すると、周波数検出回路16および17に
おける周波数検出が中止されることから、信号判定回路
19からの信号S30も同時に出力が断絶される。
【0075】出力回路22は、信号判定回路18からの
各データD11〜D14と、制御回路21からの有効信
号ENとの論理積によりデータD1〜D4を出力する。
したがって、このとき検出されたダイアル番号が、有効
信号ENに応じた正確なPB信号の受信開始および中止
タイミングにより出力され、ダイアル番号が正しく認識
される。
【0076】以上のように、PB信号受信装置10で
は、少数の周期での周波数検出によって得られた信号S
27を用いて、入力されたPB信号の有効判定を行うこ
とで、PB信号の正確な受信タイミングを検出すること
ができ、またこの際に、少数の周期での周波数検出と多
数の周期にわたる周波数検出の双方による検出結果の一
致判定を行うことで、周波数の検出精度が高められてダ
イアル番号の判定誤りが防止される。
【0077】したがって、電話端末のマイクによって拾
われた周囲の音や回線中の洩話等による雑音が重畳され
て、受信した信号の波形にジッタが生じた場合でも、周
波数検出に与える影響を少なくすることができ、雑音に
対する受信特性が向上する。またなおかつ、禁止周波数
偏差を小さくすることができるため、例えば通信中の音
声や音楽等に含まれる継続的な信号を誤ってPB信号と
認識する等の誤作動の発生率が抑制される。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPB信号
受信装置では、少数の周期で周波数検出を行う第1およ
び第2の周波数検出手段によって抽出された識別信号の
継続時間、および、第1および第2の周波数検出手段に
よって検出された周波数と、第3および第4の周波数検
出手段によって多数の周期にわたって検出が行われた周
波数との一致判定に基づいて、受信したPB信号の有効
判定が行われるため、ある程度の雑音が許容されながら
も、識別信号に対する周波数の検出誤りおよび抽出開始
時間の認識誤差の双方による誤動作が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPB信号受信装置の原理図を示す。
【図2】本発明のPB信号受信装置の概略構成例を示す
図である。
【図3】周波数検出回路の回路構成例を示す図である。
【図4】周波数検出回路の各部における出力信号を示す
図であり、(A)は任意の周波数の検出時の様子を示
し、(B)は697Hzの信号の検出時の様子を示す。
【図5】PB信号受信装置の各部における信号を示す図
である。
【図6】従来の一般的なPB信号受信装置の概略構成例
を示す図である。
【図7】PB信号受信装置の各部における信号を時間経
過とともに示すタイミングチャートである。
【図8】PB信号受信装置における周波数検出特性を示
す図である。
【図9】周期の測定における雑音による周期変動を説明
する図である。
【図10】信号と雑音との振幅比と、ジッタとの関係を
示すグラフである。
【図11】周波数検出特性に対するジッタの影響を説明
するための図である。
【図12】入力信号の複数周期にわたる周波数の検出例
を示す図であり、(A)は入力信号を示し、(B)は第
1の検出例による周波数判定状態を示し、(C)は第1
の検出例による識別信号の出力状態を示し、(D)は第
2の検出例による周波数判定状態を示し、(E)は第2
の検出例による識別信号の検出状態を示す。
【図13】入力信号の複数周期にわたる周波数検出を行
う場合の、瞬断発生時の検出例を示す図であり、(A)
は入力信号を示し、(B)は第1の検出例における周波
数判定状態を示し、(C)は第1の検出例による識別信
号の出力状態を示し、(D)は第2の検出例における周
波数判定状態を示し、(E)は第2の検出例による識別
信号の出力状態を示す。
【符号の説明】
1 PB信号受信装置 2 第1の周波数検出手段 3 第2の周波数検出手段 4 第3の周波数検出手段 5 第4の周波数検出手段 6 有効信号判定手段 7 ダイアル番号出力手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プッシュボタン信号を受信してダイアル
    番号を判定するプッシュボタン信号受信装置において、 受信した前記プッシュボタン信号に含まれる低群周波数
    および高群周波数の識別信号のそれぞれに対して設けら
    れ、1周期または複数周期にわたって入力信号の周波数
    を検出して前記識別信号を抽出する第1および第2の周
    波数検出手段と、 受信した前記プッシュボタン信号に含まれる前記低群周
    波数および前記高群周波数の前記識別信号のそれぞれに
    対して設けられ、前記第1および第2の周波数検出手段
    による検出周期数より多い周期にわたって前記入力信号
    の周波数を検出して前記識別信号を抽出する第3および
    第4の周波数検出手段と、 前記第1および第2の周波数検出手段によって抽出され
    た前記識別信号の継続時間と、前記第1および第3の周
    波数検出手段によって検出された周波数、前記第2およ
    び第4の周波数検出手段によって検出された周波数のそ
    れぞれに対する一致判定に基づいて、受信した前記プッ
    シュボタン信号が有効か否かを判定する有効信号判定手
    段と、 前記有効信号判定手段によって前記プッシュボタン信号
    が有効と判定された場合に、検出された前記低群周波数
    および前記高群周波数に基づいて前記ダイアル番号を出
    力するダイアル番号出力手段と、 を有することを特徴とするプッシュボタン信号受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2、第3および第4の周波
    数検出手段は、入力された前記識別信号の信号レベルが
    しきい値を通過した回数が所定数に達するまでの時間が
    許容時間範囲内に含まれるか否かを判定することによっ
    て、前記識別信号の周波数を検出することを特徴とする
    請求項1記載のプッシュボタン信号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の周波数検出手段に
    おける前記識別信号の1周期当たりの前記許容時間範囲
    は、前記第3および第4の周波数検出手段と比較して広
    く設定されることを特徴とする請求項2記載のプッシュ
    ボタン信号受信装置。
  4. 【請求項4】 前記有効信号判定手段は、前記第1およ
    び第2の周波数検出手段によって抽出された前記識別信
    号が一定時間継続し、かつ、前記第1および第3の周波
    数検出手段によって検出された周波数が一致し、前記第
    2および第4の周波数検出手段によって検出された周波
    数が一致している場合に、受信した前記プッシュボタン
    信号を有効と判定することを特徴とする請求項1記載の
    プッシュボタン信号受信装置。
  5. 【請求項5】 前記有効信号判定手段は、前記第1およ
    び第2の周波数検出手段によって抽出された前記識別信
    号が一定時間断絶した場合に、前記プッシュボタン信号
    の有効長さの終了を判定することを特徴とする請求項1
    記載のプッシュボタン信号受信装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の周波数検出手段に
    よって前記識別信号が抽出された場合に、前記第3およ
    び第4の周波数検出手段における周波数検出が開始され
    ることを特徴とする請求項1記載のプッシュボタン信号
    受信装置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の周波数検出手段に
    よって抽出された前記識別信号が断絶した場合に、前記
    第3および第4の周波数検出手段による周波数検出が停
    止されることを特徴とする請求項1記載のプッシュボタ
    ン信号受信装置。
  8. 【請求項8】 プッシュボタン信号を受信してダイアル
    番号を判定するためのプッシュボタン信号検出方法にお
    いて、 受信した前記プッシュボタン信号に含まれる低群周波数
    および高群周波数の識別信号のそれぞれに対して、1周
    期または複数周期にわたって入力信号の周波数を検出し
    て前記識別信号を抽出する第1の周波数検出処理を行う
    とともに、前記第1の周波数検出処理による検出周期数
    より多い周期にわたって前記入力信号の周波数を検出し
    て前記識別信号を抽出する第2の周波数検出処理を行
    い、 前記第1の周波数検出処理によって抽出された前記識別
    信号が一定時間継続したとき、前記第1および第2の周
    波数検出処理によって検出された周波数が一致している
    場合に、受信した前記プッシュボタン信号が有効である
    と判定し、 受信した前記プッシュボタン信号が有効と判定された場
    合に、検出された前記低群周波数および前記高群周波数
    に基づいて前記ダイアル番号を出力する、ことを特徴と
    するプッシュボタン信号検出方法。
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