JP2000324519A - 周波数偏差検出装置および周波数偏差検出方法 - Google Patents

周波数偏差検出装置および周波数偏差検出方法

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JP2000324519A JP11128428A JP12842899A JP2000324519A JP 2000324519 A JP2000324519 A JP 2000324519A JP 11128428 A JP11128428 A JP 11128428A JP 12842899 A JP12842899 A JP 12842899A JP 2000324519 A JP2000324519 A JP 2000324519A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DTMF信号の最小持続時間に少なくとも一
つの分析区間が確保されるようにしつつ、規定の周波数
偏差を検出するのに十分な精度を確保し、適切な周波数
偏差の検出が行うことができる周波数偏差検出装置を得
ること。 【解決手段】 DTMF信号の周波数偏差を検出する周
波数偏差検出装置において、規定の周波数偏差を検出す
るのに十分な精度が得られるような長さの分析区間で規
定周波数の周辺の周波数成分について受信信号を分析す
る複数の周波数偏差分析器20および周波数偏差分析器
21を備え、複数の周波数偏差分析器20および周波数
偏差分析器21それぞれの分析区間は、DTMF信号の
最小持続時間に少なくとも一つの分析区間が確保される
ようにずれて重なり合っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DTMF信号の周
波数偏差を検出する周波数偏差検出装置および周波数偏
差検出方法に関し、特に、DTMF信号の周波数偏差を
精度よく検出する周波数偏差検出装置および周波数偏差
検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プッシュボタン式の電話機等に用いられ
る信号方式として、ITU(International Telecommun
ication Union)、Q22,Q23およびQ24等で勧
告されているDTMF(Dual Tone Multi Frequency)
がある。DTMFにおいては、4種類の低群周波数(Lo
w Frequency Group:697,770,852および9
41Hz)および4種類の高群周波数(High Frequency
Group:1209,1336,1477および1633
Hz)からそれぞれ一つずつ周波数を選択して加算し、
DTMF信号を生成する。図13は、従来の低群周波数
および高群周波数の組合せが表す記号を示す図表であ
る。図に示すように、DTMFにあっては、DTMF信
号の低群周波数および高群周波数の組合せにより、16
種類のシンボル(図中の記号の列)を表す。
【0003】DTMF信号を受信する場合、周波数偏
差,ツイステッドおよび信号レベル等がチェックされ、
規格を満足すればDTMF信号として認められる。ここ
で、周波数偏差とは、規定された低群周波数および高群
周波数に比べて、受信信号に主に含まれている周波数が
何%ずれているかという値である。1.8%の周波数偏
差以内であればDTMF信号として受信しなければなら
ず、周波数偏差が3.0%以上であればDTMF信号と
して受信してはならない。
【0004】また、最小持続時間(40msec)およ
び24msec以下の信号は受信しない等の制約があ
り、たとえば、周波数偏差検出のために受信信号の周波
数分析を行う場合、受信信号と分析の同期がとられてい
ないので、受信信号のはじまりと分析区間のはじまりと
のずれを考慮して、DTMF信号の最小持続時間内に少
なくとも一つの分析区間が確保されるように分析区間を
設定して分析を行う必要がある。すなわち、DTMFの
規格の制約により求められる一定の分析のスループット
を維持する必要がある。従来は、8kHzサンプルレー
トの音声信号に対して105サンプル分程度(13ms
ec)の分析区間で分析を行っている。
【0005】ところで、DTMF信号の周波数偏差を検
出する従来の周波数偏差検出装置として、受信信号の一
定数のサンプル、たとえば、8kHzサンプルレートの
105サンプル程度を規定の8つの周波数(4つの低群
周波数および4つの高群周波数)に関して周波数解析し
て周波数成分を抽出し、それぞれの周波数成分の信号強
度から周波数偏差を検出するDTMFレシーバ(DTM
F受信器)があった。
【0006】図14は、従来におけるDTMF受信器の
概略構成を示すブロック図である。従来のDTMF受信
器は、受信信号の周波数成分を分析する周波数分析器1
と、周波数分析器1から周波数成分の分析結果を入力
し、周波数偏差,ツイステッドおよび信号レベル等をチ
ェックしてDTMF信号であるか否かを判定し、DTM
F信号であれば、低群周波数および高群周波数の組合せ
に応じた情報を5ビットバス2に出力するDTMF信号
判定器3と、を備えている。
【0007】周波数分析器1は、697Hzの周波数成
分の強度を検出する周波数検出器11と、770Hzの
周波数成分の強度を検出する周波数検出器12と、85
2Hzの周波数成分の強度を検出する周波数検出器13
と、941Hzの周波数成分の強度を検出する周波数検
出器14と、1209Hzの周波数成分の強度を検出す
る周波数検出器15と、1336Hzの周波数成分の強
度を検出する周波数検出器16と、1447Hzの周波
数成分の強度を検出する周波数検出器17と、1633
Hzの周波数成分の強度を検出する周波数検出器18
と、を備えている。
【0008】このDTMF受信器にあっては、周波数分
析器1に設けられた周波数検出器11〜周波数検出器1
8が、それぞれ受信信号を入力し、Goertzelア
ルゴリズムを用いた方法で各規定周波数(697,77
0,852,941,1209,1336,1477お
よび1633Hz)に関するDFT(離散フーリエ変
換)を行い、各周波数成分の強度を検出する。なお、G
oertzelアルゴリズムとは、FFT(高速フーリ
エ変換)アルゴリズムと同様にDFTを行うアルゴリズ
ムであり、限られた数の周波数成分のみを検出する場合
に有利なアルゴリズムである。DFTにおいては、一般
的に、分析区間が長ければ長いほど、高い周波数精度を
得ることができる。
【0009】DTMF信号判定器3は、受信信号の周波
数成分の分析結果、すなわち、周波数検出器11〜周波
数検出器18が検出した各周波数成分の強度を入力して
比較する。図15は、従来の受信信号の一例を示すグラ
フである。図15の例において、低群周波数(LG)の
内では697Hzが最も大きい強度を示し、高群周波数
(HG)の内では1336Hzが最も大きい強度を示し
ているので、697Hzおよび1336Hzの組合せの
DTMF信号であると推定できる。697Hzおよび1
336Hzの周波数成分について周波数偏差,信号強度
およびツイスト等のチェックを行い、規格に従ってDT
MF信号であるか否かの判定を行う。ここで、周波数偏
差が大きいほど、換言すれば、周波数成分の強度のピー
クが規定周波数からずれるほど、規定周波数における周
波数成分の強度が低下することを利用して周波数偏差を
求める。
【0010】図16は、従来のDTMF受信器の動作を
示す説明図である。従来のDTMF受信機の動作におい
て、周波数分析器1は、8kHzサンプルレートの10
5サンプル(約13msec)ごとの分析区間で、分析
区間0〜分析区間4というように連続して受信信号の周
波数分析を行う。すなわち、分析区間0がおわれば分析
区間1というように、それぞれの分析区間が連なってい
る。DTMF信号判定器3は、105サンプルごとに、
周波数分析器1から周波数成分の分析結果を入力し、周
波数偏差,ツイステッドおよび信号レベル等をチェック
してDTMF信号であるか否かを判定する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、8kHzサンプルレートの105サ
ンプル(約13msec)分程度という短い分析区間で
分析を行い、また、規定周波数の周波数成分の強度のみ
から周波数偏差を推定するため、1.8%という規定の
周波数偏差を検出するのに十分な精度が得られず、適切
な周波数偏差の検出が行うことができない場合があると
いう問題点があった。また、連続した分析区間で分析を
行うため、十分に長い分析区間で分析を行おうとした場
合、DTMF信号の最小持続時間に少なくとも一つの分
析区間が確保されない場合があるといった問題点があっ
た。
【0012】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、DTMF信号の最小持続時間に少なくとも一つの
分析区間が確保されるようにしつつ、規定の周波数偏差
を検出するのに十分な精度を確保し、適切な周波数偏差
の検出が行うことができる周波数偏差検出装置を得るこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかる周波数偏差検出
装置にあっては、DTMF信号の周波数偏差を検出する
周波数偏差検出装置において、規定の周波数偏差を検出
するのに十分な精度が得られるような長さの分析区間で
規定周波数の周辺の周波数成分について受信信号を分析
する複数の周波数偏差分析手段を有し、前記複数の周波
数偏差分析手段の分析区間は、DTMF信号の最小持続
時間に少なくとも一つの分析区間が確保されるように、
ずれて重なり合っていることを特徴とする。
【0014】この周波数偏差検出装置によれば、規定の
周波数偏差を検出するのに十分な精度が得られるような
長さの複数の分析区間で規定周波数の周辺の周波数成分
について受信信号を分析し、DTMF信号の最小持続時
間に少なくとも一つの分析区間が確保されるように、そ
れぞれの分析区間をずらして重なり合わせている。
【0015】つぎの発明にかかる周波数偏差検出装置に
あっては、さらに、複数の規定周波数の周波数成分につ
いて受信信号を分析する周波数分析手段と、前記周波数
分析手段の分析結果に基いて、いずれの高群および低群
の組合せの規定周波数が受信信号に主に含まれているか
を検出する検出手段と、を有し、前記複数の周波数偏差
分析手段は、前記検出手段で検出された高群および低群
の規定周波数の周辺の周波数成分についてのみ分析を行
うことを特徴とする。
【0016】この周波数偏差検出装置によれば、複数の
規定周波数の周波数成分について受信信号を分析し、い
ずれの高群および低群の組合せの規定周波数が受信信号
に主に含まれているかを検出し、検出された高群および
低群の規定周波数の周辺の周波数成分についてのみ周波
数偏差検出のための分析を行う。
【0017】つぎの発明にかかる周波数偏差検出装置に
あっては、前記周波数偏差分析手段の分析区間のずれ
は、8kHzサンプルレートの105サンプル分程度で
あり、前記周波数偏差分析手段の分析区間の長さは、8
kHzサンプルレートの150サンプル分程度であるこ
とを特徴とする。
【0018】この周波数偏差検出装置によれば、周波数
偏差検出のための分析区間のずれは、8kHzサンプル
レートの105サンプル分程度、分析区間の長さは、8
kHzサンプルレートの150サンプル分程度である。
【0019】つぎの発明にかかる周波数偏差検出装置に
あっては、前記周波数分析手段の分析区間は、8kHz
サンプルレートの60サンプル分程度であることを特徴
とする。
【0020】この周波数偏差検出装置によれば、どの規
定周波数の周波数成分が含まれているかを検出するのに
十分な長さであって従来の分析区間よりも短い8kHz
サンプルレートの60サンプル分程度の分析区間で複数
の規定周波数の周波数成分について受信信号を分析す
る。
【0021】つぎの発明にかかる周波数偏差検出方法に
あっては、DTMF信号の周波数偏差を検出する周波数
偏差検出方法において、規定の周波数偏差を検出するの
に十分な精度が得られるような長さの複数の分析区間で
規定周波数の周辺の周波数成分について受信信号を分析
する周波数偏差分析工程を含み、前記周波数偏差分析工
程の複数の分析区間は、DTMF信号の最小持続時間に
少なくとも一つの分析区間が確保されるように、ずれて
重なり合っていることを特徴とする。
【0022】この周波数偏差検出方法によれば、規定の
周波数偏差を検出するのに十分な精度が得られるような
長さの複数の分析区間で規定周波数の周辺の周波数成分
について受信信号を分析させ、これら複数の分析区間
は、DTMF信号の最小持続時間に少なくとも一つの分
析区間が確保されるように、ずれて重なり合っている。
【0023】つぎの発明にかかる周波数偏差検出方法に
あっては、さらに、複数の規定周波数の周波数成分につ
いて受信信号を分析し、いずれの高群および低群の組合
せの規定周波数が受信信号に主に含まれているかを検出
する検出工程を含み、前記複数の周波数偏差分析工程
は、前記検出工程で検出された高群および低群の規定周
波数の周辺の周波数成分についてのみ分析を行うことを
特徴とする。
【0024】この周波数偏差検出方法によれば、複数の
規定周波数の周波数成分について受信信号を分析させ、
いずれの高群および低群の組合せの規定周波数が受信信
号に主に含まれているかを検出させて、検出された高群
および低群の規定周波数の周辺の周波数成分についての
み周波数偏差検出のための分析を行わせる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる周波数偏
差検出装置および周波数偏差検出方法の実施の形態を、
図面を参照して詳細に説明する。
【0026】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1にかかる周波数偏差検出装置の概略構成を示すブロ
ック図である。実施の形態1にかかるDTMF(Dual T
one Multi Frequency)受信器(周波数偏差検出装置)
は、受信信号の周波数分析を行い、DTMFで規定され
た規定周波数(697,770,852,941,12
09,1336,1447および1633Hz)の信号
強度および周波数偏差を検出する周波数偏差分析器20
および周波数偏差分析器21と、周波数偏差分析器20
および周波数偏差分析器21からの検出結果を入力し、
周波数偏差,ツイステッドおよび信号レベル等をチェッ
クしてDTMF信号であるか否かを判定し、DTMF信
号であれば、低群周波数および高群周波数の組合せに応
じた情報を5ビットバス22に出力するDTMF信号判
定器23と、を備えている。
【0027】周波数偏差分析器20は、低群の周波数
(697,770,852および941Hz)の信号強
度および周波数偏差を検出する周波数偏差検出器24〜
周波数偏差検出器27と、高群の周波数(1209,1
336,1447および1633Hz)の信号強度およ
び周波数偏差を検出する周波数偏差検出器28〜周波数
偏差検出器31と、を備えている。周波数偏差分析器2
1も同様に、低群の周波数の信号強度および周波数偏差
を検出する周波数偏差検出器32〜周波数偏差検出器3
5と、高群の周波数の信号強度および周波数偏差を検出
する周波数偏差検出器36〜周波数偏差検出器39と、
を備えている。
【0028】図2は、実施の形態1にかかる低群の周波
数の信号強度および周波数偏差を検出する周波数偏差検
出器の概略構成を示すブロック図である。低群の周波数
の信号強度および周波数偏差を検出する周波数偏差検出
器24〜27,32〜35は全て同様の構成であって、
規定周波数およびその周辺の周波数の信号強度を検出す
る複数の周波数検出器と、周波数偏差がDTMFの規格
で許容されている規定周波数偏差以内かどうかを判定す
る周波数偏差判定器と、を備えている。
【0029】たとえば、周波数偏差検出器24の場合、
規定周波数697Hzの3.0%増しの周波数、すなわ
ち、697×1.03=717.91HzについてGo
ertzelアルゴリズムを用いたDFT(離散フーリ
エ変換)を行って信号強度を検出する周波数検出器40
と、同様に、規定周波数697Hzの1.0%増しの周
波数の信号強度を検出する周波数検出器41と、規定周
波数697Hzの周波数の信号強度を検出する周波数検
出器42と、規定周波数697Hzから1.5%差し引
いた周波数の信号強度を検出する周波数検出器43と、
規定周波数697Hzから4.0%差し引いた周波数の
信号強度を検出する周波数検出器43と、周波数検出器
40〜周波数検出器44の検出結果から、受信信号の規
定周波数697Hzにおける周波数偏差がDTMFの規
格で許容されている規定周波数偏差以内かどうかを判定
する周波数偏差判定器45と、を備えている。
【0030】図3は、実施の形態1にかかる高群の周波
数の信号強度および周波数偏差を検出する周波数偏差検
出器の概略構成を示すブロック図である。高群の周波数
の信号強度および周波数偏差を検出する周波数偏差検出
器28〜31,36〜39は全て同様の構成であって、
低群の周波数の信号強度および周波数偏差を検出する周
波数偏差検出器と同様に、規定周波数およびその周辺の
周波数の信号強度を検出する複数の周波数検出器と、周
波数偏差がDTMFの規格で許容されている規定周波数
偏差以内かどうかを判定する周波数偏差判定器と、を備
えている。
【0031】たとえば、周波数偏差検出器28の場合、
規定周波数1209Hzの4.0%増しの周波数、すな
わち、1209×1.04=1257.36Hzについ
てGoertzelアルゴリズムを用いたDFTを行っ
て信号強度を検出する周波数検出器46と、同様に、規
定周波数1209Hzの1.0%増しの周波数の信号強
度を検出する周波数検出器47と、規定周波数1209
Hzの周波数の信号強度を検出する周波数検出器48
と、規定周波数1209Hzから1.5%差し引いた周
波数の信号強度を検出する周波数検出器49と、規定周
波数1209Hzから3.5%差し引いた周波数の信号
強度を検出する周波数検出器50と、周波数検出器46
〜周波数検出器50の検出結果から、受信信号の規定周
波数1209Hzにおける周波数偏差がDTMFの規格
で許容されている規定周波数偏差以内かどうかを判定す
る周波数偏差判定器51と、を備えている。
【0032】以上の構成において、実施の形態1の動作
を図4〜図7を参照して説明する。図4は、実施の形態
1にかかる周波数偏差検出装置の動作を示す説明図であ
る。実施の形態1にかかる周波数偏差検出装置の動作に
おいて、まず、8kHzサンプルされている受信信号が
周波数偏差分析器20および周波数偏差分析器21に入
力される。周波数偏差分析器20と周波数偏差分析器2
1とはそれぞれ独立に動作し、受信信号の連続する15
0サンプルを用いて周波数分析を行い、DTMFの各規
定周波数の信号強度および周波数偏差を検出する。二つ
の周波数偏差分析器の分析区間、すなわち、各規定周波
数の信号強度および周波数偏差を検出するために用いる
150サンプル分の分析区間をずらして重ね合わせられ
ており、従来と同様の105サンプル毎に周波数偏差分
析器20,周波数偏差分析器21のいずれか一方が検出
結果を生成する。
【0033】このことにより、周波数偏差分析器20,
周波数偏差分析器21のそれぞれで150サンプル程度
という十分な分析区間が得られ、1.8%程度の高い周
波数精度での分析が可能となり、同時に、周波数偏差分
析器20,周波数偏差分析器21全体として105サン
プル程度毎という高い分析のスループットを維持するこ
とができる。
【0034】周波数偏差分析器20,周波数偏差分析器
21の各周波数偏差検出器は、連続した150サンプル
のデータについて、Goertzelアルゴリズムを用
い、それぞれの担当する規定周波数周辺の周波数成分に
ついて分析し、周波数偏差を検出する。詳細には、ま
ず、周波数偏差検出器内部の5つの周波数検出器が、低
群周波数の場合は、規定周波数の+3.0%,+1.0
%,0%(規定周波数),−1.5%および―4.0%
の周波数について周波数成分を検出し、高群周波数の場
合は、規定周波数の+4.0%,+1.0%,0%(規
定周波数),−1.5%および―3.5%の周波数につ
いて周波数成分を検出する。続いて周波数偏差判定器が
5つの周波数検出器からの検出結果に基いて周波数偏差
が規格内か否かを判定する。
【0035】なお、前述した周波数偏差検出器のGoe
rtzelアルゴリズムを用いたDFTの計算は、受信
信号のサンプルを受け取るたびに順次実行していっても
よいし、ある程度サンプルを記憶した時点でサンプル受
信の合間に分割して実行してもよいし、分析区間の終わ
りに一度に行ってもよい。また、Goertzelアル
ゴリズム以外のアルゴリズムを用いて周波数成分の強度
を検出してもよい。さらに、周波数偏差検出器として高
速な積和演算を実行するDSP(ディジタルシグナルプ
ロセッサ)等をもちいてDFTの計算を高速化してもよ
い。
【0036】DTMF信号判定器23は、周波数偏差分
析器20および周波数偏差分析器21から各DTMF周
波数(規定周波数)の信号強度および周波数偏差の判定
結果を105サンプル毎に受け取り、低群の中の最大の
強度の周波数成分と、高群の中の最大の周波数成分とを
用いて、それぞれの周波数偏差測定結果(周波数偏差判
定結果)および周波数成分の強度(信号強度)から受信
した信号がDTMF信号か否かを判定し、判定結果を1
05サンプル毎に5ビットバス22に出力する。
【0037】つぎに、周波数偏差判定器の判定動作につ
いて、図5〜図7を参照して説明する。図5は、実施の
形態1にかかる周波数偏差判定器の判定動作の流れを示
すフローチャートであり、図6は、実施の形態1にかか
る周波数偏差判定器で規格内と判定される場合における
受信信号の周波数特性の一例を示すグラフであり、図7
は、実施の形態1にかかる周波数偏差判定器で規格外と
判定される場合における受信信号の周波数特性の一例を
示すグラフである。
【0038】たとえば、周波数偏差判定器45の場合、
周波数検出器40〜周波数検出器44からの5つの検出
結果を比較し、規定周波数に近い周波数、すなわち、規
定周波数,規定周波数の1.0%増しの周波数、また
は、規定周波数から1.5%差し引いた周波数の信号強
度が5つの検出結果の内で最大の信号強度であるか否か
を判定し(S1)、これらのいずれかが最大の信号強度
である場合は、図6に示すように、周波数偏差が規格内
であると判断して周波数偏差が規格内であることを示す
信号をDTMF信号判定器23に出力する。一方、規定
周波数に近い三つの周波数のいずれもが最大の信号強度
でない場合は、図7に示すように、周波数偏差が規格外
であると判断して周波数偏差が規格外であることを示す
信号をDTMF信号判定器23に出力する。なお、他の
周波数偏差判定器も同様の動作を行う。
【0039】前述したように、実施の形態1によれば、
複数の周波数偏差分析器20,21が、DTMFで規定
された各周波数(697,770,852,941,1
209,1336,1447および1633Hz)の周
辺の周波数成分を、DTMFで要求される1.8%程度
の高い周波数精度で分析するのに十分な長さ(8kHz
サンプルの150サンプル)の分析区間で分析して周波
数偏差を検出し、周波数偏差分析器20,21のそれぞ
れの分析区間をずらせて重なり合わせ、高い分析のスル
ープット(8kHzサンプルの105サンプル程度)で
周波数偏差の検出を行うため、DTMF信号の最小持続
時間に少なくとも一つの分析区間が確保されるようにし
つつ、規定の周波数偏差を検出するのに十分な精度を確
保し、適切な周波数偏差の検出が行うことができる。
【0040】実施の形態2.図8は、本発明の実施の形
態2にかかる周波数偏差検出装置の概略構成を示すブロ
ック図である。実施の形態2にかかるDTMFレシーバ
(周波数偏差検出装置)は、受信信号の周波数分析を行
う周波数分析器60と、周波数分析器60の分析結果を
入力し、DTMFで規定されている低群の周波数(69
7,770,852および941Hz)のうちで最大の
信号強度の周波数を検出するピーク検出器61と、周波
数分析器60の分析結果を入力し、DTMFで規定され
ている高群の周波数(1209,1336,1447お
よび1633Hz)のうちで最大の信号強度の周波数を
検出するピーク検出器62と、周波数分析器60の分析
結果を入力してDTMF信号の判定を行い、判定結果を
5ビットバス64に出力するDTMF信号判定器63
と、ピーク検出器61で検出された低群の周波数および
ピーク検出器62で検出された高群の周波数の周辺の周
波数を分析し、周波数偏差を検出する周波数偏差分析器
65および周波数偏差分析器66と、5ビットバス64
を介して送信されるDTMF信号判定器63の判定結果
および周波数偏差分析器65,周波数偏差分析器66の
周波数偏差の検出結果を入力し、受信信号がDTMF信
号であるか否かを判定して5ビットバス68に判定結果
を出力するDTMF信号判定器67と、を備えている。
【0041】周波数分析器60は、DTMFで規定され
ている高群および低群の周波数(規定周波数)それぞれ
の信号強度を検出する周波数検出器71〜周波数検出器
78を備えている。周波数検出器71〜周波数検出器7
8は、全て同様の動作を行い、Goertzelアルゴ
リズムを用いた方法で、それぞれ担当する規定周波数の
周波数成分の強度(信号強度)を検出する。ここで、周
波数検出器71〜周波数検出器78は、従来の周波数検
出器と同様に、8kHzサンプル周期の105サンプル
ごとに信号強度の検出を行って検出結果をDTMF信号
判定器63に出力するとともに、105サンプルのはじ
めの60サンプルにおいて信号強度の検出を行い、ピー
ク検出器61,ピーク検出器62に出力する。
【0042】周波数偏差分析器65および周波数偏差分
析器66は同様の構成を有し、それぞれ、高群の周波数
の周波数偏差を検出する周波数偏差検出器81,周波数
偏差検出器83と、低群の周波数の周波数偏差を検出す
る周波数偏差検出器82,周波数偏差検出器84と、を
備えている。
【0043】図9は、実施の形態2にかかる高群の周波
数偏差検出器の概略構成を示すブロック図である。高群
の周波数偏差検出器81および周波数偏差検出器83は
同様の構成を有しており、たとえば、周波数偏差検出器
81は、高群周波数の内どの周波数成分が最大の信号強
度を持つかを示す信号をピーク検出器62から入力して
最大の信号強度を持つ規定周波数を設定する周波数設定
器90と、受信信号を入力し、周波数設定器90で設定
された周波数の+4.0%,+1.0%,0%(設定さ
れた周波数),−1.5%および−3.5%の周波数の
信号強度を検出する周波数検出器91〜周波数検出器9
5と、周波数検出器91〜周波数検出器95の検出結果
から、受信信号の周波数偏差がDTMF規格に定められ
た周波数偏差の許容範囲内か否かを判定し、判定結果を
DTMF信号判定器67に出力する周波数偏差判定器9
6と、を備えている。
【0044】図10は、実施の形態2にかかる低群の周
波数偏差検出器の概略構成を示すブロック図である。低
群の周波数偏差検出器82および周波数偏差検出器84
は同様の構成を有しており、高群の周波数偏差検出器と
同様に、たとえば、周波数偏差検出器84は、低群周波
数の内どの周波数成分が最大の信号強度を持つかを示す
信号をピーク検出器61から入力して最大の信号強度を
持つ規定周波数を設定する周波数設定器100と、受信
信号を入力し、周波数設定器100で設定された周波数
の+3.0%,+1.0%,0%(設定された周波
数),−1.5%および−4.0%の周波数の信号強度
を検出する周波数検出器101〜周波数検出器105
と、周波数検出器101〜周波数検出器105の検出結
果から、受信信号の周波数偏差がDTMF規格に定めら
れた周波数偏差の許容範囲内か否かを判定し、判定結果
をDTMF信号判定器67に出力する周波数偏差判定器
106と、を備えている。
【0045】以上の構成において、実施の形態2の動作
を、図11,図12を参照して説明する。図11は、実
施の形態2にかかる周波数偏差検出装置の動作の流れを
示すフローチャートであり、図12は、実施の形態2に
かかる周波数偏差検出装置の動作を示す説明図である。
実施の形態2にかかる周波数偏差検出装置の動作におい
て、まず、受信信号が周波数分析器60,周波数偏差分
析器65および周波数偏差分析器66に入力される。
【0046】周波数分析器60は、8kHzサンプルレ
ートの105サンプル分の分析区間ごとにGoertz
elアルゴリズムを用いて受信信号の周波数分析を行
い、各規定周波数の信号強度を検出してDTMF信号判
定器63に出力する。ここで、105サンプル分の分析
区間の最初から60サンプル目に、最初の60サンプル
についての各規定周波数の信号強度を検出し、周波数検
出器71〜周波数検出器74で検出した低群周波数の検
出結果についてはピーク検出器61に、周波数検出器7
5〜周波数検出器78で検出した高群周波数の検出結果
についてはピーク検出器62に出力する(S11)。こ
こで、60サンプル分の分析区間は、受信信号にどのD
TMF信号(規定周波数)が主に含まれているかを大ま
かに判定するのに十分であり、105サンプル分より少
ない分析区間で検出することにより、周波数偏差の分析
区間を長くとることができる。
【0047】なお、前述した周波数分析器60のGoe
rtzelアルゴリズムを用いたDFTの計算は、受信
信号のサンプルを受け取るたびに順次実行していっても
よいし、ある程度サンプルを記憶した時点でサンプル受
信の合間に分割して実行してもよいし、60サンプル目
に一度に行ってもよい。また、Goertzelアルゴ
リズム以外のアルゴリズムを用いて信号強度を検出して
もよい。さらに、周波数分析器60として高速な積和演
算を実行するDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)
等をもちいてDFTの計算を高速化してもよい。
【0048】ピーク検出器61,ピーク検出器62は、
周波数分析器60の検出結果を入力して低群,高群それ
ぞれの周波数の信号強度を比較し、低群,高群それぞれ
の周波数の内で最も信号強度が大きい周波数を検出し、
検出結果を周波数偏差分析器65および周波数偏差分析
器66に出力する(S12)。周波数偏差分析器65お
よび周波数偏差分析器66は、ピーク検出器61,ピー
ク検出器62の検出タイミングの一つおきに交互に分析
を開始し、150サンプル分の分析区間で、ピーク検出
器61,ピーク検出器62の検出した低群および高群の
周波数周辺の周波数についてのみ分析を行い、周波数偏
差の検出を行う(S13)。
【0049】ここで、周波数偏差分析器65,周波数偏
差分析器66が、ピーク検出器61,ピーク検出器62
からの検出結果入力前の受信信号のサンプルを記憶し、
ピーク検出器61,ピーク検出器62からの検出結果入
力後に信号強度の計算をまとめて行うようにすれば、周
波数偏差分析器65,周波数偏差分析器66の分析区間
と周波数分析器60の分析区間とを重なり合わせること
もできる。なお、周波数偏差の検出方法については実施
の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【0050】DTMF信号判定器63は、周波数分析器
60から105サンプル毎に出力されるDTMFの周波
数成分強度(信号強度)より、DTMF信号の強度,ツ
イストおよびS/N比等を検査し、これら全てがDTM
Fの規格を満たす場合に、どのDTMF信号(規定周波
数)が検出されたかを5ビットバス64を介してDTM
F信号判定器67に出力する。DTMF信号判定器67
は、105サンプルごとに、DTMF信号判定器63か
ら出力される従来と同様の判定結果と、周波数偏差分析
器65および周波数偏差分析器66から出力される周波
数偏差の検出結果と、を入力し、これら双方がDTMF
規格を満たすことを示していた場合に、5ビットバス6
8にDTMF信号が検出されたという情報を出力する
(S14)。
【0051】前述したように、実施の形態2によれば、
実施の形態1と同様に、周波数偏差分析器65,周波数
偏差分析器66の150サンプル程度の十分長い分析区
間をずらせて重なり合うようにするため、DTMF信号
の最小持続時間に少なくとも一つの分析区間が確保され
るようにしつつ、規定の周波数偏差を検出するのに十分
な精度を確保し、適切な周波数偏差の検出が行うことが
できる。また、あらかじめ受信信号に含まれるDTMF
で規定周波数を検出し、検出した周波数についてのみ周
波数偏差の検出を行うため、計算量,メモリ容量,素子
数または回路規模を削減することができ、コストを低減
することができる。
【0052】なお、前述した実施の形態1,実施の形態
2では、周波数偏差分析器を二つ設け、これらの周波数
偏差分析器の分析区間を8kHzサンプルレートの15
0サンプル分程度とし、この分析区間のずれを105サ
ンプル分程度とし、また、60サンプル分の分析区間で
受信信号に主に含まれる周波数を検出していたが、この
例に限定されるものではなく、周波数偏差分析器を三つ
以上設けてもよいし、DTMFの規格を満足するもので
あればどのようなものであってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、規定の周波数偏差を検出するのに十分な精度が得ら
れるような長さの複数の分析区間で規定周波数の周辺の
周波数成分について受信信号を分析し、これら複数の分
析区間は、DTMF信号の最小持続時間に少なくとも一
つの分析区間が確保されるように、ずれて重なり合って
いるため、DTMF信号の最小持続時間に少なくとも一
つの分析区間が確保されるようにしつつ、規定の周波数
偏差を検出するのに十分な精度を確保し、適切な周波数
偏差の検出が行うことができる、という効果を奏する。
【0054】つぎの発明によれば、複数の規定周波数の
周波数成分について受信信号を分析し、いずれの高群お
よび低群の組合せの規定周波数が受信信号に主に含まれ
ているかを検出し、検出された高群および低群の規定周
波数の周辺の周波数成分についてのみ周波数偏差検出の
ための分析を行うため、計算量,メモリ容量,素子数ま
たは回路規模を削減することができ、コストを低減する
ことができる、という効果を奏する。
【0055】つぎの発明によれば、周波数偏差検出のた
めの分析区間のずれは、8kHzサンプルレートの10
5サンプル分程度、分析区間の長さは、8kHzサンプ
ルレートの150サンプル分程度であるため、DTMF
信号の最小持続時間に少なくとも一つの分析区間が確保
されるようにしつつ、規定の周波数偏差を検出するのに
十分な精度を確保し、適切な周波数偏差の検出が行うこ
とができる、という効果を奏する。
【0056】つぎの発明によれば、どの規定周波数の周
波数成分が含まれているかを検出するのに十分な長さで
あって従来の分析区間よりも短い8kHzサンプルレー
トの60サンプル分程度の分析区間で複数の規定周波数
の周波数成分について受信信号を分析するため、従来の
分析区間から短縮した時間を周波数偏差検出のための分
析区間にあてることができ、より適切な周波数偏差の検
出が行うことができる、という効果を奏する。
【0057】つぎの発明によれば、この周波数偏差検出
方法によれば、規定の周波数偏差を検出するのに十分な
精度が得られるような長さの複数の分析区間で規定周波
数の周辺の周波数成分について受信信号を分析させ、こ
れら複数の分析区間は、DTMF信号の最小持続時間に
少なくとも一つの分析区間が確保されるように、ずれて
重なり合っているため、DTMF信号の最小持続時間に
少なくとも一つの分析区間が確保されるようにしつつ、
規定の周波数偏差を検出するのに十分な精度を確保し、
適切な周波数偏差の検出が行うことができる、という効
果を奏する。
【0058】つぎの発明によれば、複数の規定周波数の
周波数成分について受信信号を分析させ、いずれの高群
および低群の組合せの規定周波数が受信信号に主に含ま
れているかを検出させて、検出された高群および低群の
規定周波数の周辺の周波数成分についてのみ周波数偏差
検出のための分析を行わせるため、計算量,メモリ容
量,素子数または回路規模を削減することができ、コス
トを低減することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる周波数偏差検
出装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1にかかる低群の周波数の信号強
度および周波数偏差を検出する周波数偏差検出器の概略
構成を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1にかかる高群の周波数の信号強
度および周波数偏差を検出する周波数偏差検出器の概略
構成を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態1にかかる周波数偏差検出装置の
動作を示す説明図である。
【図5】 実施の形態1にかかる周波数偏差判定器の判
定動作の流れを示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態1にかかる周波数偏差判定器で規
格内と判定される場合における受信信号の周波数特性の
一例を示すグラフである。
【図7】 実施の形態1にかかる周波数偏差判定器で規
格外と判定される場合における受信信号の周波数特性の
一例を示すグラフである。
【図8】 本発明の実施の形態2にかかる周波数偏差検
出装置の概略構成を示すブロック図である。
【図9】 実施の形態2にかかる高群の周波数偏差検出
器の概略構成を示すブロック図である。
【図10】 実施の形態2にかかる低群の周波数偏差検
出器の概略構成を示すブロック図である。
【図11】 実施の形態2にかかる周波数偏差検出装置
の動作の流れを示すフローチャートである。
【図12】 実施の形態2にかかる周波数偏差検出装置
の動作を示す説明図である。
【図13】 従来における低群周波数および高群周波数
の組合せの表す記号を示す図表である。
【図14】 従来におけるDTMF受信器の概略構成を
示すブロック図である。
【図15】 従来における受信信号の一例を示すグラフ
である。
【図16】 従来におけるDTMF受信器の動作を示す
説明図である。
【符号の説明】
60 周波数分析器、20,21,65,66 周波数
派偏差分析器、23,63,67 DTMF信号判定器
61,62 ピーク検出器、90,100周波数設定
器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DTMF信号の周波数偏差を検出する周
    波数偏差検出装置において、 規定の周波数偏差を検出するのに十分な精度が得られる
    ような長さの分析区間で規定周波数の周辺の周波数成分
    について受信信号を分析する複数の周波数偏差分析手段
    を有し、 前記複数の周波数偏差分析手段の分析区間は、DTMF
    信号の最小持続時間に少なくとも一つの分析区間が確保
    されるように、ずれて重なり合っていることを特徴とす
    る周波数偏差検出装置。
  2. 【請求項2】 さらに、複数の規定周波数の周波数成分
    について受信信号を分析する周波数分析手段と、 前記周波数分析手段の分析結果に基いて、いずれの高群
    および低群の組合せの規定周波数が受信信号に主に含ま
    れているかを検出する検出手段と、 を有し、 前記複数の周波数偏差分析手段は、前記検出手段で検出
    された高群および低群の規定周波数の周辺の周波数成分
    についてのみ分析を行うことを特徴とする請求項1に記
    載の周波数偏差検出装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数偏差分析手段の分析区間のず
    れは、8kHzサンプルレートの105サンプル分程度
    であり、前記周波数偏差分析手段の分析区間の長さは、
    8kHzサンプルレートの150サンプル分程度である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の周波数偏差
    検出装置。
  4. 【請求項4】 前記周波数分析手段の分析区間は、8k
    Hzサンプルレートの60サンプル分程度であることを
    特徴とする請求項2に記載の周波数偏差検出装置。
  5. 【請求項5】 DTMF信号の周波数偏差を検出する周
    波数偏差検出方法において、 規定の周波数偏差を検出するのに十分な精度が得られる
    ような長さの複数の分析区間で規定周波数の周辺の周波
    数成分について受信信号を分析する周波数偏差分析工程
    を含み、 前記周波数偏差分析工程の複数の分析区間は、DTMF
    信号の最小持続時間に少なくとも一つの分析区間が確保
    されるように、ずれて重なり合っていることを特徴とす
    る周波数偏差検出方法。
  6. 【請求項6】 さらに、複数の規定周波数の周波数成分
    について受信信号を分析し、いずれの高群および低群の
    組合せの規定周波数が受信信号に主に含まれているかを
    検出する検出工程を含み、 前記複数の周波数偏差分析工程は、前記検出工程で検出
    された高群および低群の規定周波数の周辺の周波数成分
    についてのみ分析を行うことを特徴とする請求項5に記
    載の周波数偏差検出方法。
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