JP2003016803A - 居室空間の照明方法及び照明装置 - Google Patents

居室空間の照明方法及び照明装置

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JP2003016803A
JP2003016803A JP2001193810A JP2001193810A JP2003016803A JP 2003016803 A JP2003016803 A JP 2003016803A JP 2001193810 A JP2001193810 A JP 2001193810A JP 2001193810 A JP2001193810 A JP 2001193810A JP 2003016803 A JP2003016803 A JP 2003016803A
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Wataru Iwai
彌 岩井
Koki Noguchi
公喜 野口
Manabu Inoue
学 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅等の居室空間において、より高い安らぎ
感を得ることができる快適な照明環境の実現を図る。 【解決手段】 蛍光灯2から30°〜−30°の範囲を
覆う半透過セード3aと、30°〜60°及び−30°
〜−60°の範囲を覆う不透過セード3bと、後方への
光を約90°〜150°及び−90°〜−150°の方
向へ反射する反射体4を設ける。これにより、透過セー
ド3aで減衰された30°〜−30°の方向への光によ
り居室空間にいる者への眩しさを抑えつつ対向壁面が明
るく照らされ、また、約90°〜150°及び−90°
〜−150°の方向への光により壁面21が明るく照ら
されて、より高い安らぎ感と快適な明るさ感が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の屋内にお
いて快適な照明環境を実現するための照明方法、および
それを実現するための照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等の居室内の主照明として、
天井の中心に設けられたシーリングライトや、天井から
吊るされたペンダントライトが用いられている。これら
シーリングライトやペンダントライトを用いた照明の特
徴として、床面が比較的高照度となり、照明器具部分以
外での天井面及び壁面上部が壁面中心部よりも低い部分
に比べて低照度、低輝度となる傾向がある。一般的に、
シーリングライトやペンダントライトを用いたこのよう
な照明環境では、高い安らぎ感は得られない。
【0003】また、住宅等の居室内の主照明として、壁
に取付けて使用する照明器具も用いられている。この壁
に取付けて使用する照明器具を用いた照明の特徴とし
て、シーリングライトやペンダントライトを用いた場合
に比べて、天井面は高輝度であること、また壁面は上部
が高輝度であり下部になるに従って低輝度となること、
等の傾向がある。壁に取付けて使用する照明器具を用い
たこのような照明環境では、シーリングライトやペンダ
ントライトを用いた照明環境よりも高い安らぎ感が得ら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の壁に取付けて使用する照明器具を用いた照明環境で
は、壁面下部が過剰に低照度、低輝度となってしまい、
天井面や壁面の一部分に過剰に高輝度な部分が存在する
など、好ましくない特徴もある。このため、シーリング
ライトやペンダントライトを用いた照明環境よりも高い
安らぎ感は得られるものの、より高い安らぎ感は得られ
ていなかった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、より高い安らぎ感を得ることができる
快適な照明環境を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、3畳程度以上12畳程度以下の
広さで、かつ短辺に対する長辺の比が略2以下で、かつ
天井高さ略1.8[m]以上3.0[m]以下の居室空
間の照明方法であって、床面からの高さが0〜0.3
[m]の壁面の領域を領域A、床面からの高さが1.2
〜1.5[m]の壁面の領域を領域B、壁面からの距離
が0.6〜0.9[m]の天井面の領域を領域Cとし、
領域Aの鉛直面照度をFa、領域Bの鉛直面照度をF
b、領域Cの下向き水平面照度をFcとしたとき、居室
内の少なくとも一壁面における幅方向の中央付近におい
て、1.5≦Fb/Fa≦2.0、かつ、1.0≦Fc
/Fb≦2.0を満たすように照明する。
【0007】この構成においては、壁面下部は、暗くな
りすぎることのない程度に壁面中心部よりも低照度、低
輝度となり、壁面上部及び天井面は、明るくなりすぎる
ことのない程度に壁面中心部よりも高照度、高輝度とな
る。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の居室空間の照明方法において、居室内の少なくとも一
壁面における幅方向の中央付近において、100[l
x]≦Fa≦150[lx]を満たすように照明する。
この構成においては、壁面下部が過剰に低照度、低輝度
となることがなく、壁面下部が適度な明るさで照らされ
る。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の居室空間の照明方法において、壁面から
の距離が0.9[m]以上離れた天井面の領域の下向き
水平面照度をFdとしたとき、80[lx]≦Fd≦2
00[lx]を満たすように照明する。この構成におい
ては、天上面が過剰に高照度、高輝度となることがな
く、天井面が適度な明るさで照らされる。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載の居室空間の照明方法におい
て、壁面からの距離が0.5[m]以上離れた作業面の
領域の水平面照度をFeとしたとき、150[lx]≦
Feを満たすように照明する。この構成においては、居
室内の作業面が低照度となることがなく、作業面が作業
に支障のない適度な明るさで照らされる。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項4に記載
の居室空間の照明方法において、前記作業面の領域の水
平面照度を調整可能とする。この構成においては、作業
面の高さに応じて照度が調整され、作業面がどのような
高さでも、作業に支障のない適度な明るさで照らされ
る。
【0012】また、請求項6の発明は、光源を備え、壁
面に取付ける照明装置において、壁面の法線方向を0°
とし、鉛直上向き方向を90°、鉛直下向き方向を−9
0°とした場合、主配光を略90°方向、または、略−
90°方向または、略90°方向と−90°方向の両方
向に有し、30°〜−30度の方向に放たれる光束の総
和を、60°〜90°の方向に放たれる光束と−60°
〜−90°の方向に放たれる光束の総和の25%以上と
し、かつ、0°〜−30°の方向に放たれる光の光度
を、その範囲内から観察したときの輝度が3000[c
d/m]以下となるようにした。
【0013】この構成においては、照明装置を居室空間
の壁面に設置することにより、30°〜−30°の範囲
に放たれた光が対向する壁面に照射される。また、0°
〜−30°の方向へは、光度がその範囲内から観察した
ときの輝度が3000[cd/m]以下の光が放たれ
るため、居室空間にいる者への眩しさが抑えられる。
【0014】また、請求項7の発明は、請求項6に記載
の照明装置において、30°〜−30°の方向に放たれ
る光の光度の最小値を、光源の放つ光束1000[l
m]あたり40[cd]以上とした。この構成において
は、照明装置を設置した壁面に対向する壁面が適度な明
るさに照らされる。
【0015】また、請求項8の発明は、請求項6又は請
求項7に記載の照明装置において、90°〜120°の
方向に放たれる光束と−90°〜−120°の方向に放
たれる光束の総和を、120°〜180°の方向に放た
れる光束と−120°〜−180°の方向に放たれる光
束の総和以上とした。この構成においては、90°〜1
20°の方向と−90°〜−120°の方向へ放たれた
光により、照明装置を設置した壁面が明るく照らされ
る。
【0016】また、請求項9の発明は、請求項6乃至請
求項8のいずれかに記載の照明装置において、−90°
〜−100°の方向に放たれる光の光度の最大値を、光
源の放つ光束1000[lm]あたり120[cd]以
上とした。この構成においては、照明装置を設置した壁
面の下部が適度な明るさで照らされる。
【0017】また、請求項10の発明は、請求項6乃至
請求項9のいずれかに記載の照明装置において、30°
〜60°の方向に放たれる光の光度の最小値を、光源の
放つ光束1000[lm]あたり40[cd]以上とし
た。この構成においては、天井面方向が適度な明るさで
照らされる。
【0018】また、請求項11の発明は、請求項6乃至
請求項10のいずれかに記載の照明装置において、−3
0°〜−60°の方向に放たれる光の光度の最小値を、
光源の放つ光束1000[lm]あたり40[cd]以
上とした。この構成においては、床面方向が明るく照ら
され、作業面が適度な明るさに照らされる。
【0019】また、請求項12の発明は、請求項6乃至
請求項11のいずれかに記載の照明装置において、−3
0°〜−60°の方向に放たれる光の光度を可変とし
た。この構成においては、作業領域の高さに応じて光度
が調整され、作業領域がどのような高さでも、作業領域
が適度な明るさで照らされる。
【0020】また、請求項13の発明は、請求項6乃至
請求項12のいずれかに記載の照明装置において、所定
の領域を部分的に照らすスポットライトをさらに設け
た。この構成においては、スポットライトにより、居室
内の作業領域が部分的に照らされ、作業領域が適度な明
るさに照らされる。
【0021】また、請求項15の発明は、光源を備え、
壁面に取付けられる照明装置において、壁面の法線方向
を0°とし、鉛直上向き方向を90°、鉛直下向き方向
を−90°とした場合、前記光源から少なくとも30°
〜−30°の範囲に放たれる光を半透過する半透過セー
ドと、前記光源から少なくとも略180°の方向へ放た
れる光を略90°〜120°の方向と略−90°〜−1
20°の方向へ反射する反射体とを備え、前記半透過セ
ードを透過して30°〜−30°の方向に放たれる光束
の総和を60°〜90°の方向に放たれる光束と−60
°〜−90°の方向に放たれる光束の総和の25%以上
とし、前記半透過セードを透過して0°〜−30°の方
向に放たれる光の光度を、その範囲内から観察したとき
の輝度が3000[cd/m]以下となるようにし、
前記90°〜120°の方向に放たれる光束と−90°
〜−120°の方向に放たれる光束の総和を120°〜
180°の方向に放たれる光束と−120°〜−180
°の方向に放たれる光束の総和以上とした。
【0022】この構成においては、半透過セードにより
減衰され30°〜−30°の範囲に放たれた光が対向す
る壁面に照射される。また、0°〜−30°の方向への
光は、半透過セードにより減衰されて、光度がその範囲
内から観察したときに3000[cd/m]以下とな
る光が放たれるため、居室空間にいる者への眩しさが抑
えられる。また、90°〜120°の方向と−90°〜
120°の方向へ放たれた光により、照明装置を設置し
た壁面が明るく照らされる。
【0023】また、請求項16の発明は、3畳程度以上
12畳程度以下の広さで、かつ短辺に対する長辺の比が
略2以下で、かつ天井高さ略1.8[m]以上3.0
[m]以下の居室空間に、上記請求項6乃至請求項11
のいずれかに記載の照明装置を高さ2.0[m]付近で
壁面に設置して照明する。
【0024】この構成においては、床面からの高さが0
〜0.3[m]の壁面の領域を領域A、床面からの高さ
が1.2〜1.5[m]の壁面の領域を領域B、壁面か
らの距離が0.6〜0.9[m]の天井面の領域を領域
Cとし、領域Aの鉛直面照度をFa、領域Bの鉛直面照
度をFb、領域Cの下向き水平面照度をFcとしたと
き、居室内の少なくとも一壁面における幅方向の中央付
近において、1.5≦Fb/Fa≦2.0、かつ、1.
0≦Fc/Fb≦2.0を満たすように照明される。こ
れにより、壁面下部は、暗くなりすぎることのない程度
に壁面中心部よりも低照度、低輝度となり、壁面上部及
び天井面は、明るくなりすぎることのない程度に壁面中
心部よりも高照度、高輝度となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明の照明方法について図
面を基に説明する。本発明は、高い安らぎ感と快適な明
るさ感を与える照明環境を求めるものであり、そのた
め、3畳程度以上12畳程度以下の広さで、かつ短辺に
対する長辺の比が略2以下で、かつ天井高さ略1.8
[m]以上3.0[m]以下の居室空間を対象として、
居室空間の照度と安らぎ感、明るさ感の関係について心
理評価実験を行った。実験は、8畳程度の広さの居室空
間において、図1に示すように、照明器具20を壁面2
1に取付けて行い、床面22からの高さが0〜0.3
[m]の壁面21の領域を「領域A」、床面22からの
高さが1.2〜1.5[m]の壁面21の領域を「領域
B」、壁面21からの距離が0.6〜0.9[m]の天
井面23の領域を「領域C」とし、領域Aの鉛直面照度
をFa、領域Bの鉛直面照度をFb、領域Cの下向き水
平面照度をFcとした。また、壁面21からの距離が
0.9[m]以上離れた天井面23の下向き水平面照度
をFdとした。そして、これらの照度Fa、Fb、F
c、Fdを種々変化させた照明環境において、被験者に
安らぎ感と明るさ感を評価させる実験を行った。
【0026】図2は、実験により得た居室空間の照度と
安らぎ感の関係を示したグラフであり、横軸にFb/F
aの値(領域Aの照度に対する領域Bの照度の比)をと
り、縦軸にFc/Fbの値(領域Bの照度に対する領域
Cの照度の比)をとり、「安らぎ感」の高さを数値で表
してプロットしたものである。このグラフから、Fb/
Faの値が1.5≦Fb/Fa≦2.0で、Fc/Fb
の値が1.0≦Fb/Fc≦2.0のときに安らぎ感が
得られていることが分かる。
【0027】また、図3は、実験により得た居室空間の
照度と安らぎ感の関係を示すグラフであり、横軸にFa
の値(領域Aの照度)をとり、縦軸に「安らぎ感」の評
定値をとったものである。このグラフから、Faの値が
100[lx]程度のとき、評定値4以上の安らぎ感が
得られていることが分かる。
【0028】また、図4は、実験により得た居室空間の
照度と明るさ感の関係を示すグラフであり、横軸にFa
の値(領域Aの照度)をとり、縦軸に「明るさ感」の評
定値をとったものである。このグラフから、Faの値が
100[lx]≦Fa≦150[lx]の範囲のとき、
評定値5前後の快適な明るさ感が得られていることが分
かる。
【0029】また、図5は、実験により得た居室空間の
照度と明るさ感の関係を示すグラフであり、横軸にFd
の値(壁面21からの距離が0.9[m]以上離れた天
井面23の下向き水平面照度を)をとり、縦軸に「明る
さ感」の評定値をとったものである。このグラフから、
Fdの値が80[lx]≦Fd≦200[lx]の範囲
のとき、評定値5前後の快適な明るさ感が得られている
ことが分かる。
【0030】本発明は、これらの心理評価実験の結果に
基づいて成されたものである。以下、本発明を具体化し
た実施形態について図面を参照して説明する。
【0031】<第1の実施形態>第1の実施形態による
照明装置1の概略構成を図6及び図7に示す。照明装置
1は、総光束3400[lm]の直管蛍光灯(光源)2
と、蛍光灯2の前方に配置される略円弧形状のセード3
と、蛍光灯2の後方に配置される反射体4とを備えてい
る。
【0032】蛍光灯2は、照明装置1を壁面21へ取付
けたときに、壁面21との距離が約7[cm]となるよ
うに照明装置1内に設けられている。セード3は、蛍光
灯2から約4[cm]離れた位置に設けられ、蛍光灯2
から30°〜−30°の範囲を覆う透過率約37%の半
透過セード3aと、蛍光灯2から30°〜60°の範囲
及び−30°〜−60°までの範囲を覆う不透過セード
3bとから構成されている。なお、光源の位置を原点と
し、壁面21の法線方向を0°方向とし、上側を+方
向、下側を−方向とする。反射体4は、蛍光灯2と壁面
21との間でその反射面が壁面21から約5[cm]の
所になるように設けられ、蛍光灯2から約150°〜1
8°の範囲の方向へ放たれる光を約90°〜150°の
方向へ反射し、また、−150°〜−180°の範囲の
方向へ放たれる光を約−90°〜−150°の方向へ反
射するように構成されている。
【0033】この様な構成により、照明装置1は、30
°〜−30°の方向へは半透過セード3aにより減衰さ
れた光を放ち、30°〜60°の方向及び−30°〜−
60°の方向へは不透過セード3bのために光を放たな
い。また、約60°〜150°の方向及び約−60°〜
−150°の方向及へは、蛍光灯2からの直接の光と反
射体4により反射された光を直に放つ。
【0034】この結果、照明装置1の主配光は、図8に
示すように、略90°〜120°の方向(真上方向)と
略−90°〜−120°の方向(真下方向)となる。す
なわち、照明装置1は、略90°〜120°の方向と略
−90°〜−120°の方向とに最も強い光を放つ。ま
た、図8において符号を付したハッチング部分の方向
すなわち30°〜−30°の方向に放たれる光束の総和
は、符号を付したハッチング部分の方向すなわち60
°〜90°の方向に放たれる光束と符号を付したハッ
チング部分の方向すなわち−60°〜−90°の方向に
放たれる光束の総和の25%以上となる。また、符号
を付したハッチング部分の方向すなわち0°〜−30°
の方向に放たれる光の光度は、その範囲内から観察した
ときに3000[cd/m]以下となる。
【0035】また、図9において符号を付したハッチ
ング部分の方向すなわち30°〜−30°の方向に放た
れる光の光度の最小値は、蛍光灯2の放つ光束1000
[lm]あたり40[cd]以上となる。また、図10
において符号を付したハッチング部分の方向すなわち
略90°〜120°の方向と符号を付したハッチング
部分の方向すなわち略−90°〜−120°の方向に放
たれる光束の総和が、符号を付したハッチング部分の
方向すなわち略120°〜180°の方向と略−120
°〜−180°の方向へ放たれる光束の総和よりも多く
なる。また、図11において符号を付したハッチング
部分の方向すなわち略−90°〜−100°の方向の光
度の最大値は、蛍光灯2の放つ光束1000[lm]あ
たり120[cd]以上となる。
【0036】そして、この照明装置1を、図12に示す
ように、3畳程度以上12畳程度以下の広さで、かつ短
辺に対する長辺の比が2以下で、かつ天井面23の高さ
が1.8[m]以上3.0[m]以下の居室空間の対向
する2つの壁面21に、それぞれ、床面22からの高さ
2.0[m]付近で設置する(対向するもう一方一方の
壁面21とその壁面21に取付けた照明装置1は不図
示)。
【0037】これにより、略90°〜120°の方向と
略−90°〜−120°の方向に放たれる光は、光束の
総和が略120°〜180°の方向と略−120°〜−
180°の方向へ放たれる光束の総和よりも多く、最も
強いので、照明装置1を設置した壁面21を明るく照ら
すことができ、照明装置1を設置した壁面21からの反
射拡散光が部屋全体に行き渡り、かつ十分な間接光成分
を確保することができる。これにより、その居室空間に
いる者に高い安らぎ感と快適な明るさ感を与えることが
できる。
【0038】また、30°〜−30°の方向に放たれる
光束の総和は、60°〜90°の方向に放たれる光束と
−60°〜−90°の方向に放たれる光束の総和の25
%以上なので、対向する壁面21に120[lx]以上
の適切な照度をもたらすことができる。これにより、そ
の居室空間にいる者に快適な明るさ感与えることができ
る。
【0039】また、0°〜−30°の方向に放たれる光
の光度は、その範囲内から観察したときの輝度が300
0[cd/m]以下となるようにしたので、居室空間
にいる者への眩しさを抑えることができる。
【0040】また、30°〜−30°の方向に放たれる
光の光度の最小値は、蛍光灯2の放つ光束1000[l
m]あたり40[cd]以上なので、この照明装置1を
設置した壁面21の対向壁面21及び天井面23を明る
く照らすことができる。これにより、その居室空間にい
る者に高い安らぎ感と快適な明るさ感を与えることがで
きる。
【0041】また、略−90°〜−100°の方向の光
度の最大値は、蛍光灯2の放つ光束1000[lm]あ
たり120[cd]以上であり、照明装置1を設置した
壁面21の下部の照度が120[lx]以上なので、照
明装置1を設置した壁面21の下部を明るく照らすこと
ができる。これにより、その居室空間にいる者に高い安
らぎ感と快適な明るさ感を与えることができる。
【0042】また、床面22からの高さが0〜0.3
[m]の壁面21の領域を領域A、床面22からの高さ
が1.2〜1.5[m]の壁面21の領域を領域B、壁
面21からの距離が0.6〜0.9[m]の天井面23
の領域を領域Cとし、領域Aの鉛直面照度をFa、領域
Bの鉛直面照度をFb、領域Cの下向き水平面照度をF
cとしたとき、壁面21における幅方向の中央付近にお
いて1.5≦Fb/Fa≦2.0かつ1.0≦Fc/F
b≦2.0が満たされ、また、100[lx]≦Fa≦
150[lx]が満たされる。すなわち、実験により得
た安らぎ感の高い照明環境と快適な明るさ感の照明環境
が実現されるので、居室空間にいる者に高い安らぎ感と
快適な明るさ感を与えることができる。
【0043】<第2の実施形態>:次に、第2の実施形
態による照明装置1の概略構成を図13に示す。本実施
形態においては、セード3は、蛍光灯2から60°〜−
30°の範囲を覆う透過率約37%の半透過セード3a
と、蛍光灯2から−30°〜−60°までの範囲を覆う
不透過セード3bとから構成されている。その他の構成
については、上記実施形態と同様であり、その説明を省
略する。
【0044】このような構成により、照明装置1は、6
0°〜−30°の方向へは半透過セード3aにより減衰
された光を放ち、−30°〜−60°の方向へは不透過
セード3bのために光を放たない。また、約60°〜1
50°の方向及び約−60°〜−150°の方向及へ
は、蛍光灯2からの直接の光と反射体4により反射され
た光を直に放つ。
【0045】この結果、照明装置1は、図14に示す符
号を付したハッチング部分の方向すなわち30°〜6
0°の方向に放たれる光の光度の最小値は、蛍光灯2の
放つ光束1000[lm]あたり40[cd]以上とな
る。なお、略90°〜120°の方向と略−90°〜−
120°の方向、30°〜−30°の方向、0°〜−3
0°の方向、及び−90°〜−100°の方向へは、上
記の実施形態と同様の光が放たれる。
【0046】そして、この照明装置1を、3畳程度以上
12畳程度以下の広さで、かつ短辺に対する長辺の比が
2以下で、かつ天井面23の高さが1.8[m]以上
3.0[m]以下の居室空間の対向する2つの壁面21
に、それぞれ、床面22からの高さ2.0[m]付近で
設置する。
【0047】これにより、30°〜60°の方向へ放た
れる光の光度の最小値は、光源の放つ光束1000[l
m]あたり40[cd]以上なので、天井面23方向を
明るく照らし、かつ天井面23からの反射拡散光を確保
することができる。これにより、その居室空間にいる者
に高い安らぎ感と快適な明るさ感を与えることができ
る。
【0048】また、略90°〜120°の方向と略−9
0°〜−120°の方向に放たれる光は、上記の実施形
態と同様に、照明装置1を設置した壁面21を明るく照
らすことができ、照明装置1を設置した壁面21からの
反射拡散光が部屋全体に行き渡り、かつ十分な間接光成
分を確保することができる。これにより、その居室空間
にいる者に高い安らぎ感と快適な明るさ感を与えること
ができる。
【0049】また、30°〜−30°の方向に放たれる
光は、上記実施形態と同様に、対向する壁面21に12
0[lx]以上の適切な照度をもたらすと共に、照明装
置1を設置した壁面21の対向壁面21及び天井面23
を明るく照らすことができる。これにより、その居室空
間にいる者に快適な明るさ感を与えることができる。
【0050】また、0°〜−30°の方向に放たれる光
は、上記実施形態と同様に、居室空間にいる者への眩し
さを抑えることができる。
【0051】また、略−90°〜−100°の方向に放
たれる光は、上記実施形態と同様に、照明装置1を設置
した壁面21の下部を明るく照らすことができる。これ
により、その居室空間にいる者に高い安らぎ感と快適な
明るさ感を与えることができる。
【0052】また、本実施形態においても、床面22か
らの高さが0〜0.3[m]の壁面21の領域を領域
A、床面22からの高さが1.2〜1.5[m]の壁面
21の領域を領域B、壁面21からの距離が0.6〜
0.9[m]の天井面23の領域を領域Cとし、領域A
の鉛直面照度をFa、領域Bの鉛直面照度をFb、領域
Cの下向き水平面照度をFcとしたとき、壁面21にお
ける幅方向の中央付近において1.5≦Fb/Fa≦
2.0かつ1.0≦Fc/Fb≦2.0が満たされ、ま
た、100[lx]≦Fa≦150[lx]が満たされ
る。すなわち、本実施形態においても、実験により得た
安らぎ感の高い照明環境と快適な明るさ感の照明環境が
実現されるので、居室空間にいる者に高い安らぎ感と快
適な明るさ感を与えることができる。
【0053】さらに、本実施形態においては、壁面21
からの距離が0.9[m]以上離れた天井面23の領域
の下向き水平面照度をFdとしたとき、80[lx]≦
Fd≦200[lx]が満たされる。すなわち、実験に
より得た別の快適な明るさ感の照明環境も実現されるの
で、なお一層、居室空間にいる者に高い安らぎ感と快適
な明るさ感を与えることができる。
【0054】<第3の実施形態>次に、第3の実施形態
による照明装置1の概略構成を図15に示す。本実施形
態においては、セード3は、蛍光灯2から60°〜−6
0°の範囲を覆う透過率約37%の半透過セード3aか
ら構成されている。その他の構成については、上記実施
形態と同様であり、その説明を省略する。
【0055】このような構成により、照明装置1は、6
0°〜−60°の方向へは半透過セード3aにより減衰
された光を放つ。また、約60°〜150°の方向及び
約−60°〜−150°の方向へは、蛍光灯2からの直
接の光と反射体4により反射された光を直に放つ。
【0056】この結果、照明装置1は、図16に示す符
号を付したハッチング部分の方向すなわち−30°〜
−60°の方向に放たれる光の光度の最小値は、蛍光灯
2の放つ光束1000[lm]あたり40[cd]以上
となる。なお、略90°〜120°の方向と略−90°
〜−120°の方向、30°〜−30°の方向、0°〜
−30°の方向、−90°〜−100°の方向、及び3
0°〜60°の方向へは、上記の実施形態と同様の光が
放たれる。
【0057】そして、この照明装置1を、3畳程度以上
12畳程度以下の広さで、かつ短辺に対する長辺の比が
2以下で、かつ天井面23の高さが1.8[m]以上
3.0[m]以下の居室空間の対向する2つの壁面21
に、それぞれ、床面22からの高さ2.0[m]付近で
設置する。
【0058】これにより、−30°〜−60°の方向へ
放たれる光の光度の最小値は、光源の放つ光束1000
[lm]あたり40[cd]以上なので、床面22方向
を明るく照らすことができる。これにより、作業面が適
切な明るさとなり、居室空間にいる者が視作業を行う際
に、作業に支障がない照明環境を与えることができる。
【0059】また、略90°〜120°の方向と略−9
0°〜−120°の方向に放たれる光は、上記の実施形
態と同様に、照明装置1を設置した壁面21を明るく照
らすことができ、照明装置1を設置した壁面21からの
反射拡散光が部屋全体に行き渡り、かつ十分な間接光成
分を確保することができる。これにより、その居室空間
にいる者に高い安らぎ感と快適な明るさ感を与えること
ができる。
【0060】また、30°〜−30°の方向に放たれる
光は、上記実施形態と同様に、対向する壁面21に12
0[lx]以上の適切な照度をもたらすと共に、照明装
置1を設置した壁面21の対向壁面21及び天井面23
を明るく照らすことができる。これにより、その居室空
間にいる者に快適な明るさ感与えることができる。
【0061】また、0°〜−30°の方向に放たれる光
は、上記実施形態と同様に、居室空間にいる者への眩し
さを抑えることができる。
【0062】また、略−90°〜−100°の方向に放
たれる光は、上記実施形態と同様に、照明装置1を設置
した壁面21の下部を明るく照らすことができる。これ
により、その居室空間にいる者に高い安らぎ感と快適な
明るさ感を与えることができる。
【0063】また、略30°〜60°の方向に放たれる
光は、上記実施形態と同様に、天井面23方向を明るく
照らし、かつ天井面23からの反射拡散光を確保するこ
とができる。これにより、その居室空間にいる者に高い
安らぎ感と快適な明るさ感を与えることができる。
【0064】また、本実施形態においても、床面22か
らの高さが0〜0.3[m]の壁面21の領域を領域
A、床面22からの高さが1.2〜1.5[m]の壁面
21の領域を領域B、壁面21からの距離が0.6〜
0.9[m]の天井面23の領域を領域Cとし、領域A
の鉛直面照度をFa、領域Bの鉛直面照度をFb、領域
Cの下向き水平面照度をFcとしたとき、壁面21にお
ける幅方向の中央付近において1.5≦Fb/Fa≦
2.0かつ1.0≦Fc/Fb≦2.0が満たされ、ま
た、100[lx]≦Fa≦150[lx]が満たされ
る。また、壁面21からの距離が0.9[m]以上離れ
た天井面23の領域の下向き水平面照度をFdとしたと
き、80[lx]≦Fd≦200[lx]が満たされ
る。すなわち、本実施形態においても、実験により得た
安らぎ感の高い照明環境と快適な明るさ感の照明環境が
実現されるので、居室空間にいる者に高い安らぎ感と快
適な明るさ感を与えることができる。
【0065】<第4の実施形態>次に、第4の実施形態
による照明装置1の概略構成を図17に示す。本実施形
態においては、セード3は、蛍光灯2から30°〜−3
0°の範囲を覆う透過率約37%の半透過セード3a
と、蛍光灯2から30°〜60°の範囲及び−30°〜
壁面21までの範囲を覆う不透過セード3bとから構成
されている。その他の構成については、上記実施形態と
同様であり、その説明を省略する。
【0066】このような構成により、照明装置1は、3
0°〜−30°の方向へは半透過セード3aにより減衰
された光を放ち、30°〜60°の方向及び−30°〜
壁面21までの方向へは不透過セード3bのために光を
放たない。また、約60°〜150°の方向へは、蛍光
灯2からの直接の光と反射体4により反射された光を直
に放つ。
【0067】そして、この照明装置1を、3畳程度以上
12畳程度以下の広さで、かつ短辺に対する長辺の比が
2以下で、かつ天井面23の高さが1.8[m]以上
3.0[m]以下の居室空間の対向する2つの壁面21
に、それぞれ、床面22からの高さ2.0[m]付近で
設置する。
【0068】これにより、略90°〜120°の方向と
の方向に放たれる光は、上記の実施形態と同様に、照明
装置1を設置した壁面21を明るく照らすことができ、
照明装置1を設置した壁面21からの反射拡散光が部屋
全体に行き渡り、かつ十分な間接光成分を確保すること
ができる。これにより、その居室空間にいる者に高い安
らぎ感と快適な明るさ感を与えることができる。
【0069】また、30°〜−30°の方向に放たれる
光は、上記実施形態と同様に、対向する壁面21に適切
な照度をもたらすと共に、照明装置1を設置した壁面2
1の対向壁面21及び天井面23を明るく照らすことが
できる。これにより、その居室空間にいる者に快適な明
るさ感与えることができる。
【0070】また、0°〜−30°の方向に放たれる光
は、上記実施形態と同様に、居室空間にいる者への眩し
さを抑えることができる。
【0071】<第5の実施形態>次に、第5の実施形態
による照明装置1の概略構成を図18に示す。本実施形
態においては、蛍光灯2の下方に調光可能な40Wの直
管蛍光灯6を設け、白色塗装した鉄製の反射板7により
蛍光灯2と蛍光灯6とを略−30°の方向で分け隔てて
いる。また、セード3は、これらの蛍光灯2、蛍光灯6
から60°〜−60°の範囲を覆う透過率約37%の半
透過セード3aから構成されている。その他の構成につ
いては、上記実施形態と同様であり、その説明を省略す
る。
【0072】このような構成により、照明装置1は、−
30°〜−60°の方向へは、調光可能な蛍光灯6から
の光を半透過セード3aにより減衰して放ち、−60°
〜150°の方向へは、調光可能な蛍光灯6からの直接
の光と反射体4により反射された光を直に放つ。また、
60°〜−30°の方向へは、蛍光灯2からの光を半透
過セード3aにより減衰して放ち、60°〜150°の
方向へは、蛍光灯2からの直接の光と反射体4により反
射された光を直に放つ。
【0073】この結果、照明装置1は、図19に示す符
号を付したハッチング部分の方向すなわち−30°〜
−60°の方向に放たれる光の光度は可変となる。な
お、略90°〜120°の方向、30°〜−30°の方
向、0°〜−30°の方向、30°〜60°の方向へ
は、上記の実施形態と同様の光が放たれる。
【0074】そして、この照明装置1を、3畳程度以上
12畳程度以下の広さで、かつ短辺に対する長辺の比が
2以下で、かつ天井面23の高さが1.8[m]以上
3.0[m]以下の居室空間の壁面21に、床面22か
らの高さ2.0[m]付近で設置する。
【0075】これにより、−30°〜−60°の方向へ
放たれる光の光度を調整することができ、作業面の高さ
に応じて光度を調整することができる。これにより、作
業面がどの高さでも、居室空間にいる者が視作業を行う
際に、作業に支障がない照明環境を与えることができ
る。
【0076】また、略90°〜120°の方向と略−9
0°〜−120°の方向に放たれる光は、上記の実施形
態と同様に、照明装置1を設置した壁面21を明るく照
らすことができ、照明装置1を設置した壁面21からの
反射拡散光が部屋全体に行き渡り、かつ十分な間接光成
分を確保することができる。これにより、その居室空間
にいる者に高い安らぎ感と快適な明るさ感を与えること
ができる。
【0077】また、30°〜−30°の方向に放たれる
光は、上記実施形態と同様に、対向する壁面21に適切
な照度をもたらすと共に、照明装置1を設置した壁面2
1の対向壁面21及び天井面23を明るく照らすことが
できる。これにより、その居室空間にいる者に快適な明
るさ感与えることができる。
【0078】また、0°〜−30°の方向に放たれる光
は、上記実施形態と同様に、居室空間にいる者への眩し
さを抑えることができる。
【0079】また、略30°〜60°の方向に放たれる
光は、上記実施形態と同様に、天井面23方向を明るく
照らし、かつ天井面23からの反射拡散光を確保するこ
とができる。これにより、その居室空間にいる者に高い
安らぎ感と快適な明るさ感を与えることができる。
【0080】<第6の実施形態>次に、第6の実施形態
による照明装置1の概略構成を図20に示す。本実施形
態においては、蛍光灯2の両横側に、スポットライト8
を設けている。その他の構成については、上記実施形態
と同様であり、その説明を省略する。このスポットライ
ト8は、照明方向を調整することができるように、回動
自在に設けられている。また、このスポットライト8
は、明るさを調整することができるようになっている。
【0081】そして、この照明装置1を、図21に示す
ように、3畳程度以上12畳程度以下の広さで、かつ短
辺に対する長辺の比が2以下で、かつ天井面23の高さ
が1.8[m]以上3.0[m]以下の居室空間の壁面
21に、床面22からの高さ2.0[m]付近で設置す
る。
【0082】これにより、蛍光灯2からの光による壁面
21及び天井面23からの反射拡散光が部屋全体に行き
渡りかつ十分な間接光成分が得られると共に、スポット
ライト8からの照明により、作業領域24を部分的にか
つ適切な明るさで照らすことができる。これにより、居
室空間にいる者に高い安らぎ感と快適な明るさ感を与え
ることができると共に、居室空間にいる者が視作業を行
う際に作業に支障がない適切な明るさの照明環境を与え
ることができる。
【0083】<第7の実施形態>次に、第7の実施形態
による照明方法を図22に示す。本実施形態において
は、床面22の広さが12畳、天井面23の高さが2.
5[m]の居室空間において、天井面23に60[w]
のスポットライト9(総光束800[lm])を1台設
置し、床面22に75[w]のフロアスタンド10(総
光束1000[lm])を3台と60[w]の床置照明
器具11(総光束800[lm])を2台図示のように
設置する。
【0084】これにより、壁面21において、床面22
からの高さが0〜0.3[m]の壁面21の領域を領域
A、床面22からの高さが1.2〜1.5[m]の壁面
21の領域を領域B、壁面21からの距離が0.6〜
0.9[m]の天井面23の領域を領域Cとし、領域A
の鉛直面照度をFa、領域Bの鉛直面照度をFb、領域
Cの下向き水平面照度をFcとしたとき、Fa=120
[lx]、Fb=180[lx]、Fc=240[l
x]となる。すなわち、Fb/Fa=1.5、Fc/F
b=1.3となり、1.5≦Fb/Fa≦2.0かつ
1.0≦Fc/Fb≦2.0が満たされ、また、100
[lx]≦Fa≦150[lx]が満たされる。
【0085】従って、本実施形態においては、実験によ
り得た安らぎ感の高い照明環境と快適な明るさ感の照明
環境が実現され、居室空間にいる者に高い安らぎ感と快
適な明るさ感を与えることができる。
【0086】<第8の実施形態>次に、第8の実施形態
による照明方法を図23に示す。本実施形態において
は、床面22の広さが12畳、天井面23の高さが2.
5[m]の居室空間において、天井面23に60[w]
のスポットライト9(総光束800[lm])を2台設
置し、床面22に75[w]のフロアスタンド10(総
光束1000[lm])を4台と60[w]の床置照明
器具11(総光束800[lm])を3台図示のように
設置する。
【0087】これにより、2つの壁面21のそれぞれに
おいて、床面22からの高さが0〜0.3[m]の壁面
21の領域を領域A、床面22からの高さが1.2〜
1.5[m]の壁面21の領域を領域B、壁面21から
の距離が0.6〜0.9[m]の天井面23の領域を領
域Cとし、領域Aの鉛直面照度をFa、領域Bの鉛直面
照度をFb、領域Cの下向き水平面照度をFcとしたと
き、Fa=120[lx]、Fb=180[lx]、F
c=240[lx]となる。すなわち、2つの壁面21
のそれぞれにおいて、Fb/Fa=1.5、Fc/Fb
=1.3となり、1.5≦Fb/Fa≦2.0かつ1.
0≦Fc/Fb≦2.0が満たされ、また、100[l
x]≦Fa≦150[lx]が満たされる。
【0088】従って、本実施形態においては、実験によ
り得た安らぎ感の高い照明環境と快適な明るさ感の照明
環境が実現され、居室空間にいる者に高い安らぎ感と快
適な明るさ感を与えることができる。
【0089】<第9の実施形態>次に、第9の実施形態
による照明方法を図24に示す。本実施形態において
は、図24に示すように、居室空間30(図中のハッチ
ング部分)は、大部屋31の一角に障子32で仕切られ
て設けられており、障子32と対抗する側に隣り合った
2つの壁面21が存在している。そして、この居室空間
30の一方の壁面21の近くに、高さ1.8[m]のフ
ロアスタンド10を2台と高さ0.5[m]の床置照明
器具11を1台図示のように設置する。また、もう一方
の壁面21には、高さ2.0[m]付近にで壁付照明1
2を1台設置する。
【0090】これにより、床面からの高さが0〜0.3
[m]の壁面21の領域を領域A、床面からの高さが
1.2〜1.5[m]の壁面21の領域を領域B、壁面
21からの距離が0.6〜0.9[m]の天井面の領域
を領域Cとし、領域Aの鉛直面照度をFa、領域Bの鉛
直面照度をFb、領域Cの下向き水平面照度をFcとし
たとき、Fb/Fa=1.5、Fc/Fb=1.3とな
り、1.5≦Fb/Fa≦2.0かつ1.0≦Fc/F
b≦2.0を満たすように照明する。
【0091】<第10の実施形態>次に、第10の実施
形態による照明方法を図25に示す。本実施形態におい
ては、図25に示すように、居室空間30は、略半円形
状に構成されており、平な壁面21と曲面状の壁面21
aとを備えている。そして、この居室空間30の曲面状
の壁面21aの近くに、高さ1.8[m]のフロアスタ
ンド10を2台と高さ0.5[m]の床置照明器具11
を2台、図示のように設置する。また、平らな壁面21
には、高さ2.0[m]のスポットライト13を2台設
置し、居室空間30の略中央に、天井から吊るされる高
さ2.0[m]のペンダント照明器具14を4台設置す
る。
【0092】これにより、床面からの高さが0〜0.3
[m]の壁面21の領域を領域A、床面からの高さが
1.2〜1.5[m]の壁面21の領域を領域B、壁面
21からの距離が0.6〜0.9[m]の天井面の領域
を領域Cとし、領域Aの鉛直面照度をFa、領域Bの鉛
直面照度をFb、領域Cの下向き水平面照度をFcとし
たとき、Fb/Fa=1.5、Fc/Fb=1.3とな
り、1.5≦Fb/Fa≦2.0かつ1.0≦Fc/F
b≦2.0を満たすように照明する。
【0093】<第11の実施形態>次に、第11の実施
形態による照明方法を図26に示す。本実施形態におい
ては、床面22の広さが12畳、天井面23の高さが
2.5[m]の居室空間において、壁からの60[w]
のスポットライト(総光束800[lm])を4台(不
図示)設置し、天井面23に62[w]のシーリングラ
イト15(総光束4640[lm])を設置し、床面2
2に75[w]のフロアスタンド10(総光束1000
[lm])を3台と60[w]の床置照明器具11(総
光束800[lm])を3台図示のように設置する。
【0094】これにより、2つの壁面21のそれぞれに
おいて、床面22からの高さが0〜0.3[m]の壁面
21の領域を領域A、床面22からの高さが1.2〜
1.5[m]の壁面21の領域を領域B、壁面21から
の距離が0.6〜0.9[m]の天井面23の領域を領
域Cとし、領域Aの鉛直面照度をFa、領域Bの鉛直面
照度をFb、領域Cの下向き水平面照度をFcとしたと
き、Fa=120[lx]、Fb=180[lx]、F
c=240[lx]となる。すなわち、2つの壁面21
のそれぞれにおいて、Fb/Fa=1.5、Fc/Fb
=1.3となり、1.5≦Fb/Fa≦2.0かつ1.
0≦Fc/Fb≦2.0が満たされ、また、100[l
x]≦Fa≦150[lx]が満たされる。
【0095】また、壁面21からの距離が0.9[m]
以上離れた天井面23の領域の下向き水平面照度をFd
としたとき、Fd=80[lx]となり、80[lx]
≦Fd≦200[lx]が満たされる。
【0096】従って、本実施形態においては、実験によ
り得た安らぎ感の高い照明環境と快適な明るさ感の照明
環境が実現され、居室空間にいる者に高い安らぎ感と快
適な明るさ感を与えることができる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、3畳程度以上12畳程度以下の広さで、かつ短辺
に対する長辺の比が略2以下で、かつ天井高さ略1.8
[m]以上3.0[m]以下の居室空間において、床面
からの高さが0〜0.3[m]の壁面の領域を領域A、
床面からの高さが1.2〜1.5[m]の壁面の領域を
領域B、壁面からの距離が0.6〜0.9[m]の天井
面の領域を領域Cとし、領域Aの鉛直面照度をFa、領
域Bの鉛直面照度をFb、領域Cの下向き水平面照度を
Fcとしたとき、居室空間の少なくとも一壁面における
幅方向の中央付近において、1.5≦Fb/Fa≦2.
0、かつ、1.0≦Fc/Fb≦2.0を満たすように
照明される。これにより、壁面下部は暗くなりすぎるこ
とのない程度に壁面中心部よりも低照度、低輝度となる
共に、壁面上部及び天井面は明るくなりすぎることのな
い程度に壁面中心部よりも高照度、高輝度となり、ま
た、実験により得た安らぎ感の高い照明環境と快適な明
るさ感の照明環境が実現されるので、居室空間にいる者
に高い安らぎ感と快適な明るさ感を与えることができ
る。
【0098】また、請求項2の発明によれば、居室空間
の少なくとも一壁面における幅方向の中央付近におい
て、100[lx]≦Fa≦150[lx]を満たすよ
うに照明すように照明される。これにより、壁面下部が
過剰に低照度、低輝度となることがなく適度な明るさで
照らされ、また、実験により得た安らぎ感の高い照明環
境と快適な明るさ感の照明環境が実現されるので、居室
空間にいる者に高い安らぎ感と快適な明るさ感を与える
ことができる。
【0099】また、請求項3の発明によれば、壁面から
の距離が0.9[m]以上離れた天井面の領域の下向き
水平面照度をFdとしたとき、80[lx]≦Fd≦2
00[lx]を満たすように照明される。これにより、
天上面が過剰に高照度、高輝度となることがなく適度な
明るさで照らされ、また、実験により得た安らぎ感の高
い照明環境と快適な明るさ感の照明環境が実現されるの
で、居室空間にいる者に高い安らぎ感と快適な明るさ感
を与えることができる。
【0100】また、請求項4の発明によれば、作業面が
適切な明るさとなり、居室空間にいる者が視作業を行う
際に、作業に支障がない環境を与えることができる。
【0101】また、請求項5の発明によれば、作業面が
どの高さでも、居室空間にいる者が視作業を行う際に、
作業に支障がない環境を与えることができる。
【0102】また、請求項6の発明によれば、この照明
装置を天井高さ略1.8[m]以上3.0[m]以下の
居室空間において壁面の高さ略2.0[m]付近に設置
することにより、居室空間にいる者への眩しさを抑えつ
つ対向壁面を明るくすることができ、また、上下方向の
光により居室空間全体を明るく照らすことができる。こ
れにより、その居室空間にいる者に高い安らぎ感を与え
ることができる。
【0103】また、請求項7の発明によれば、この照明
装置を設置した壁面の対向壁面及び天井面を明るく照ら
すことができる。これにより、その居室空間にいる者に
高い安らぎ感と快適な明るさ感を与えることができる。
【0104】また、請求項8の発明によれば、この照明
装置を設置した壁面を明るく照らすことができ、かつ十
分な間接光成分を確保することができる。これにより、
その居室空間にいる者に高い安らぎ感と快適な明るさ感
を与えることができる。
【0105】また、請求項9の発明によれば、この照明
装置を設置した壁面の下部を明るく照らすことができ
る。これにより、その居室空間にいる者に高い安らぎ感
と快適な明るさ感を与えることができる。
【0106】また、請求項10の発明によれば、天井面
方向を明るく照らし、かつ天井面からの反射拡散光を確
保することができる。これにより、その居室空間にいる
者に高い安らぎ感と快適な明るさ感を与えることができ
る。
【0107】また、請求項11の発明によれば、床面方
向を明るく照らすことができる。これにより、作業面が
適切な明るさとなり、居室空間にいる者が視作業を行う
際に、作業に支障がない照明環境を与えることができ
る。
【0108】また、請求項12の発明によれば、床面方
向の明るさを調整することができる。これにより、作業
面がどの高さでも、居室空間にいる者が視作業を行う際
に、作業に支障がない照明環境を与えることができる。
【0109】また、請求項13の発明によれば、作業位
置に応じて床面方向を部分的に照らすことができる。こ
れにより、作業面が適切な明るさとなり、居室空間にい
る者が視作業を行う際に、作業に支障がない照明環境を
与えることができる。
【0110】また、請求項14の発明によれば、作業面
方向の明るさを調整することができる。これにより、作
業面がどの位置、どの高さでも、居室空間にいる者が視
作業を行う際に、作業に支障がない照明環境を与えるこ
とができる。また、請求項15に発明によれば、この照
明装置を天井高さ略1.8[m]以上3.0[m]異化
の居室空間において壁面の高さ略2.0[m]付近に設
置することにより、請求項6の発明と同様に、居室空間
にいる者への眩しさを抑えつつ対向壁面を明るくするこ
とができ、また、上下方向の光により居室空間全体を明
るく照らすことができる。これにより、その居室空間に
いる者に高い安らぎ感を与えることができる。
【0111】また、請求項15に発明によれば、この照
明装置を天井高さ略1.8[m]以上3.0[m]以下
の居室空間において壁面の高さ略2.0[m]付近に設
置することにより、請求項6の発明と同様に、居室空間
にいる者への眩しさを抑えつつ対向壁面を明るくするこ
とができ、また、上下方向の光により居室空間全体を明
るく照らすことができる。これにより、その居室空間に
いる者に高い安らぎ感を与えることができる。
【0112】また、請求項16の発明によれば、3畳程
度以上12畳程度以下の広さで、かつ短辺に対する長辺
の比が略2以下で、かつ天井高さ略1.8[m]以上
3.0[m]以下の居室空間において、床面からの高さ
が0〜0.3[m]の壁面の領域を領域A、床面からの
高さが1.2〜1.5[m]の壁面の領域を領域B、壁
面からの距離が0.6〜0.9[m]の天井面の領域を
領域Cとし、領域Aの鉛直面照度をFa、領域Bの鉛直
面照度をFb、領域Cの下向き水平面照度をFcとした
とき、居室空間の少なくとも一壁面における幅方向の中
央付近において、1.5≦Fb/Fa≦2.0、かつ、
1.0≦Fc/Fb≦2.0を満たすように照明され
る。これにより、請求項1の発明と同様に、壁面下部は
暗くなりすぎることのない程度に壁面中心部よりも低照
度、低輝度となる共に、壁面上部及び天井面は明るくな
りすぎることのない程度に壁面中心部よりも高照度、高
輝度となり、また、実験により得た安らぎ感の高い照明
環境と快適な明るさ感の照明環境が実現されるので、居
室空間にいる者に高い安らぎ感と快適な明るさ感を与え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 居室空間における照明領域を示す図。
【図2】 居室空間における照度と安らぎ感の関係を示
す図。
【図3】 居室空間における照度と安らぎ感の関係を示
す図。
【図4】 居室空間における照度と明るさ感の関係を示
す図。
【図5】 居室空間における照度と明るさ感の関係を示
す図。
【図6】 本発明の一実施形態による照明装置の概略構
成を示す斜視図。
【図7】 本発明の一実施形態による照明装置の概略構
成を示す断面図。
【図8】 同装置の断面における光の強度分布を示す
図。
【図9】 同装置の断面における光の強度分布を示す
図。
【図10】 同装置の断面における光の強度分布を示す
図。
【図11】 同装置の断面における光の強度分布を示す
図。
【図12】 同装置の壁面への取付け状態を示す図。
【図13】 本発明の一実施形態による照明装置の概略
構成を示す断面図。
【図14】 同装置の断面における光の強度分布を示す
図。
【図15】 本発明の一実施形態による照明装置の概略
構成を示す断面図。
【図16】 同装置の断面における光の強度分布を示す
図。
【図17】 本発明の一実施形態による照明装置の概略
構成を示す断面図。
【図18】 本発明の一実施形態による照明装置の概略
構成を示す断面図。
【図19】 同装置の断面における光の強度分布を示す
図。
【図20】 本発明の一実施形態による照明装置の概略
構成を示す斜視図。
【図21】 同装置の壁面への取付け状態を示す図。
【図22】 本発明の一実施形態による照明方法を示す
図。
【図23】 本発明の一実施形態による照明方法を示す
図。
【図24】 本発明の一実施形態による照明方法を示す
図。
【図25】 本発明の一実施形態による照明方法を示す
図。
【図26】 本発明の一実施形態による照明方法を示す
図。
【符号の説明】
1 照明装置 2 蛍光灯(光源) 3 セード 3a 半透過セード 3b 不透過セード 4 反射体 6 蛍光灯(光源) 8 スポットライト 9 スポットライト 10 フロアスタンド 11 床置照明器具 12 壁付照明器具 13 スポットライト 14 ペンダント照明器具 15 シーリングライト 21 壁面 22 床面 23 天井面 24 作業領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 公喜 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 井上 学 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3畳程度以上12畳程度以下の広さで、
    かつ短辺に対する長辺の比が略2以下で、かつ天井高さ
    略1.8[m]以上3.0[m]以下の居室空間の照明
    方法であって、 床面からの高さが0〜0.3[m]の壁面の領域を領域
    A、床面からの高さが1.2〜1.5[m]の壁面の領
    域を領域B、壁面からの距離が0.6〜0.9[m]の
    天井面の領域を領域Cとし、領域Aの鉛直面照度をF
    a、領域Bの鉛直面照度をFb、領域Cの下向き水平面
    照度をFcとしたとき、 居室内の少なくとも一壁面における幅方向の中央付近に
    おいて、1.5≦Fb/Fa≦2.0、かつ、1.0≦
    Fc/Fb≦2.0を満たすように照明することを特徴
    とする居室空間の照明方法。
  2. 【請求項2】 居室内の少なくとも一壁面における幅方
    向の中央付近において、100[lx]≦Fa≦150
    [lx]を満たすことを特徴とする請求項1に記載の居
    室空間の照明方法。
  3. 【請求項3】 壁面からの距離が0.9[m]以上離れ
    た天井面の領域の下向き水平面照度をFdとしたとき、 80[lx]≦Fd≦200[lx]を満たすことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の居室空間の照明
    方法。
  4. 【請求項4】 壁面からの距離が0.5[m]以上離れ
    た作業面の領域の水平面照度をFeとしたとき、150
    [lx]≦Feを満たすことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載の居室空間の照明方法。
  5. 【請求項5】 前記作業面の領域の水平面照度が調整可
    能なことを特徴とする請求項4に記載の居室空間の照明
    方法。
  6. 【請求項6】 光源を備え、壁面に取付けられる照明装
    置において、 壁面の法線方向を0°とし、鉛直上向き方向を90°、
    鉛直下向き方向を−90°とした場合、主配光を略90
    °方向、または、略−90°方向、または、略90°方
    向と−90°方向の両方向に有し、 30°〜−30°の方向に放たれる光束の総和を、60
    °〜90°の方向に放たれる光束と−60°〜−90°
    の方向に放たれる光束の総和の25%以上とし、かつ、
    0°〜−30°の方向に放たれる光の光度を、その範囲
    内から観察したときの輝度が3000[cd/m]以
    下となるようにしたことを特徴とする照明装置。
  7. 【請求項7】 前記30°〜−30°の方向に放たれる
    光の光度の最小値を、光源の放つ光束1000[lm]
    あたり40[cd]以上としたことを特徴とする請求項
    6に記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 90°〜120°の方向に放たれる光束
    と−90°〜−120°の方向に放たれる光束の総和
    を、120°〜180°の方向に放たれる光束と−12
    0°〜−180°の方向に放たれる光束の総和以上とし
    たことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の照明
    装置。
  9. 【請求項9】 −90°〜−100°の方向に放たれる
    光の光度の最大値を、光源の放つ光束1000[lm]
    あたり120[cd]以上としたことを特徴とする請求
    項6乃至請求項8のいずれかに記載の照明装置。
  10. 【請求項10】 30°〜60°の方向に放たれる光の
    光度の最小値を、光源の放つ光束1000[lm]あた
    り40[cd]以上としたことを特徴とする請求項6乃
    至請求項9のいずれかに記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 −30°〜−60°の方向に放たれる
    光の光度の最小値を、光源の放つ光束1000[lm]
    あたり40[cd]以上としたことを特徴とする請求項
    6乃至請求項10のいずれかに記載の照明装置。
  12. 【請求項12】 −30°〜−60°の方向に放たれる
    光の光度を可変としたことを特徴とする請求項6乃至請
    求項11のいずれかに記載の照明装置。
  13. 【請求項13】 所定の領域を部分的に照らすスポット
    ライトをさらに備えたことを特徴とする請求項6乃至請
    求項12のいずれかに記載の照明装置。
  14. 【請求項14】 前記スポットライトの光度を可変とし
    たこと特徴とする請求項13に記載の照明装置。
  15. 【請求項15】 光源を備え、壁面に取付けられる照明
    装置において、壁面の法線方向を0°とし、鉛直上向き
    方向を90°、鉛直下向き方向を−90°とした場合、
    前記光源から少なくとも30°〜−30°の範囲に放た
    れる光を半透過する半透過セードと、前記光源から少な
    くとも略180°の方向へ放たれる光を略90°〜12
    0°の方向と略−90°〜−120°の方向へ反射する
    反射体とを備え、 前記半透過セードを透過して30°〜−30°の方向に
    放たれる光束の総和を、60°〜90°の方向に放たれ
    る光束と−60°〜−90°の方向に放たれる光束の総
    和の25%以上とし、 前記半透過セードを透過して0°〜−30°の方向に放
    たれる光の光度を、その範囲内から観察したときの輝度
    が3000[cd/m]以下となるようにし、 前記90°〜120°の方向に放たれる光束と−90°
    〜−120°の方向に放たれる光束の総和を、120°
    〜180°の方向に放たれる光束と−120°〜−18
    0°の方向に放たれる光束の総和以上としたことを特徴
    とする照明装置。
  16. 【請求項16】 3畳程度以上12畳程度以下の広さ
    で、かつ短辺に対する長辺の比が略2以下で、かつ天井
    高さ略1.8[m]以上3.0[m]以下の居室空間
    に、上記請求項6乃至請求項11のいずれかに記載の照
    明装置を高さ2.0[m]付近で壁面に設置し照明する
    ことを特徴とする居室空間の照明方法。
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