JP2944915B2 - 屋内照明器具 - Google Patents
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Description
ア)を与えることなく輝きを持たせ室内を明るく感じさ
せる、事務所など屋内に使用する照明器具に関する。
る3種類の概略図、図18は、従来の屋内照明器具の鉛
直角と輝度との関係を示す図である。
ばれるものであり、作業面・壁面・天井面へほぼ均等に
光を配分する構造で、かつランプが直視される構造にな
っている。
5度〜85度(通常の着座姿勢で直視される方向)の輝
度は図8の(a)に示されるように約8000[cd/
m2]である。照明器具発光部の下方投影面積は約0.0
35[m2]である。
と呼ばれるもので、Oa機器等のCRT面での反射グレ
アを防止するために照明器具の下面に楔型の格子ルーバ
を取り付けた構造になっている。
器具の鉛直角60度以上の配光が厳しく制限されてお
り、鉛直角60度〜85度の輝度は50[cd/m2]以
下となっている。発光部の下方投影面積は約0.35
[m2]である。
で、一般には下面開放型照明器具と呼ばれるものであ
り、オフィスワーカーに近接して設置されている場合は
ランプが直視され、水平距離で約15m以上離れて設置
されている場合はランプが直視されない構造となってい
る。
度は図18に示されるように約1500〜6000[cd
/m2]であり、発光部の下方投影面積は約0.35[m
2]である。
用いられているものであるが、これらの他に主に店舗で
用いられているダウンライトと呼ばれる電球や小型蛍光
ランプ用の照明器具がある。
は0.0122〜0.0177[m2](直径が約0.125〜0.15m)で
ある。
照明器具の他に一般にシャンデリアと呼ばれる照明器具
がある。
小型で輝度の高い白熱電球とガラスビーズ等を組み合わ
せて、輝きやきらめきを与えて豪華な雰囲気をかもし出
すことを目的にした照明器具である。
るため、個々の発光部の下方投影面積は0.001
[m2]以下である。
大きさは、約4×10-5[sr]であり、輝度は、2万
[cd/m2]以上である。
(a)の露出型照明器具は、図18に示すように通常の
着座姿勢で直視される鉛直角60度〜85度の輝度が約
8000[cd/m2]と高いことから、この範囲の鉛直
角で見た場合にグレアを感じるという問題がある。 図
17(c)のグレア規制型照明器具は、人の目に対するグ
レアやCRT面での反射グレアを防止するために、通常
の着座姿勢で見える照明器具の発光部(鉛直角60度〜
85度方向)の輝度が50[cd/m2]以下に抑えられ
ているために照明器具が点灯しているのか消灯している
のかが分からない場合もあり、そのためにオフィスワー
カーはどの方向から光がきているのかが分からず不快感
を覚え、また、天井面に輝度が高い部分が無いために、
室内全体として陰鬱感が強く、陰気な視環境になるとい
う問題があった。
の着座姿勢で見える照明器具の発光部(鉛直角60度〜
85度)の輝度が約1500〜6000[cd/m2]で
あり、近方ではランプが直視されてグレアが大きい。
アは無くなるが、図17(c)のグレア規制型照明器具と
同様に天井面に輝度が高い発光部が無いために室内が陰
気な視環境になるという問題があった。
蛍光ランプが用いられており、鉛直角60度〜90度の
範囲において輝度は、約2000〜6000[cd/
m2]であり、観察者から遠い位置のダウンライトはグ
レアは無いが、近い位置のダウンライトは、グレアを感
じるという問題があった。
ような煌めきで豪華な感じを与え陰気な雰囲気は全くな
いが、絶対的な光量が少ないために視作業のための照度
が得られない。
きく、天井から吊り下げて用いる方式であるために天井
が2.5m前後と低い事務所では圧迫感を与えたり、視
野をさえぎるなどの問題があった。
ィスワーカーに直接的なグレアを与えず、天井面を暗く
感じさせず、視野をあまりさまたげることなく、作業面
に所望の照度を与え、室内全体を明るく感じさせ、活気
のある雰囲気を与えることができる屋内照明器具を提供
することを目的とするものである。
全体を明るく感じさせるために、本発明は、発光部の輝
き領域の面積と輝度との適切な関係を実現する構成とす
る。
上の輝き領域の輝度をL[単位:cd/m2 ]、その輝き
領域の見かけの大きさを立体角ω[単位:sr(ステラジ
アン)]としたときに、前記輝度Lと前記立体角ωとの
関係が、 3.3 ≦ logL ≦ −0.3logω+2.63 あるいは、 logL ≦ −0.3logω+2.63 3.64 ≦ logL ≦ 3.90 の条件を満たす少なくとも1つの輝き領域が、前記居室
内の発光部を基準として決まる前記居室内の所定エリア
のどの位置においても、前記発光部上に見えることを特
徴とする屋内照明器具である。
かけの大きさ(立体角ω)を設定することにより、照明
器具がオフィスワーカーに不快なグレアを与えることな
く、室内を明るく感じさせる。
面を参照して説明する。
グレアが大きく、低ければその存在感が薄れることは経
験的に知られている。
の輝度を持つ発光部の見かけの大きさが大きくなればグ
レアが増大し、小さくなればかがやいている感覚を与え
ることも経験的に知られている。これらの現象は、照明
された室内の明るさの印象(ここでは、明るさ感と呼
ぶ)に大きく寄与すると考えられる。
ことにより、その発光部により、室内が照明されている
という手がかりが与えられることによって室内全体が明
るく感じられることを経験する。逆に、照明器具の発光
部の輝度が高くなりすぎるとグレアが生じ、それが原因
となり、室内全体が暗く感じられる。これらのことを考
え合わせると、室内の明るさ感を増加させる照明器具の
発光部の輝度には適度な輝度の範囲があると考えられ
る。
に検討したデータがないために、明るさ感を増加させる
ためには発光部の輝き領域をどのような照明条件にすれ
ばよいかは不明であった。
増加させることの出来る発光部の輝き領域の条件を明ら
かにすることを目的として、発光部の輝度・大きさ・
形、輝き領域の背景の輝度を種々変化させた条件下で室
内の明るさ感に関する評価実験を行なった。 [実験概要]実験装置は、図9(a)に示すようにそれ
ぞれ縮尺1/5のオフィス模型が内蔵された2つのボッ
クス(テストボックス、リファレンスボックス)で構成さ
れている。すなわち、観察者の前にそれらのボックスが
置かれ、その間に仕切100が設けられている。図9
(b)は観察者から見える各ボックス内の様子をしめ
す。両ボックスの中には、それぞれ図9に示すように机
と梁状の照明器具が配置され、室内全体を均一に照明す
る光源が観察者から直接見えない位置に設置されてい
る。テストボックスのみに観察者から見える位置に発光
部を設置し、その発光部はその大きさ(立体角)、輝度、
背景輝度をそれぞれ独立して変化することが出来る。な
お、本実験装置の発光部には輝度むらがないため、発光
部全体が輝き領域と考える。
着席させ、発光部の輝度と立体角と背景輝度を種々変化
させた各実験条件をテストボックスに提示した。観察者
をそれぞれの実験条件に十分順応させた後、テストボッ
クスとリファレンスボックスの両者の室内の明るさ感が
同じになるまでリファレンスボックスの照度を調整させ
た。調整の終了後、リファレンスボックスの照度(Er)
とテストボックスの照度(Et)を測定した。測定の後、
テストボックスの発光部の印象について「まぶしい」、
「輝いている」、「明るい」のいずれであるかを答えさ
せた。 [実験結果]全観察者が調整したデータの解析にあた
り、ErをEtで割った値(Er/Et)を等明るさ感
照度比として求めた。つまりこの等明るさ感照度比(E
r/Et)は、視野内に発光部があるテストボックスと
発光部がないリファレンスボックスとが同じ室内の明る
さ感になる時の両ボックスの照度の比を表したものであ
る。等明るさ感照度比(Er/Et)が1以下であると、発
光部により室内の明るさ感を増加させる効果はなく、1
より大きいと発光部により室内の明るさ感を増加させる
効果があり、その値が大きくなるほど効果が大きいこと
を意味する。
横比1/6の長方形で、発光部の輝度と大きさ、背景輝
度が種々異なる条件下での等明るさ感照度比(Er/Et)
を示す。図10の(a)、(b)、(c)は、背景輝度
がそれぞれ50、100、200[cd/m2]の等明るさ感
照度比(Er/Et)を示す。図10より次のことが明らか
である:(1)等明るさ感照度比は、およそ、0.8から
1.3の範囲であること、(2)等明るさ感照度比は、背
景輝度が50[cd/m2]のときに等明るさ感照度比(Er/
Et)が高く、背景輝度が高くなるにつれて等明るさ感照
度比(Er/Et)の値は低くなり、背景輝度が200[cd/
m2]のときには等明るさ感照度比(Er/Et)は1より低
くなること、(3)等明るさ感照度比(Er/Et)は、発光部
の輝度・大きさがある特定の条件の時にピーク値がある
ことである。
られる範囲をさらに詳細に解明するために、等明るさ感
照度比(Er/Et)が高かった背景輝度50[cd/m2]の条
件について発光部の大きさを横軸、輝度を縦軸とした座
標上で等明るさ感照度比(Er/Et)wを比較した。図1
1がその結果である。図11の中の各丸の中心点の座標
は、各実験条件(発光部の輝度と大きさ)を示し、各丸
の中の数字が等明るさ感照度比(Er/Et)の値を示す。
なお、各丸の直径は、等明るさ感照度比(Er/Et)の値
に比例している。これを基にさらに、高次補間を行なう
ことにより、地図の等高線に相当する等「等明るさ感照
度比(Er/Et)」線を求めた。図12に一例として、図
11(a)に示した背景輝度が50[cd/m2]の条件下の等
「等明るさ感照度比(Er/Et)」線を示す。この図か
ら、ある特定の範囲に等明るさ感照度比(Er/Et)が高
いところがあることがわかる。例えば、2室の室内の明
るさ感が2割以上異なると、誰が見ても両者の明るさ感
に大きな違いがあると認識できるため、ここでは、等明
るさ感照度比(Er/Et)で1.2以上の範囲を回帰分析
を行なうことにより、等明るさ感照度比(Er/Et)が高
い範囲を定量的に特定した。その結果、図13の直線
(1)と直線(2)とで挟まれる(1−1)式の範囲を
求めることができた。 −0.18logω+2.79≦logL≦−0.54logω+1.77 (1−1) ここで、Lは発光部の輝度[単位:cd/m2]、ωは発
光部の見かけの大きさ(立体角)[単位:sr(ステラジ
アン)]である。これら2本の直線に挟まれる範囲が等
明るさ感照度比(Er/Et)が1.2以上の範囲である。
さらに、等明るさ感照度比(Er/Et)で3割以上増加す
ると極めて大きさ明るさ感の増加を感じるため、(1−
1)式の範囲の中でも室内の明るさ感の増加効果が1.
3以上の明るさ感の増加効果が極めて高い範囲を検討し
た。その結果、(1−1)式の範囲の中で、およそ3.
6≦logL≦4.3の範囲が等明るさ感照度比(Er/Et)
が1.3以上の範囲であることがわかった。
光部の印象に関する主観評価については、実験で得られ
た全回答数のうち、50%以上の回答数が得られたカテ
ゴリーをその実験条件下の発光部の印象のカテゴリーと
して代表させた。その結果を図14に示す。図14のそ
れぞれの丸の座標と直径は図11と同一であり、各丸の
網掛けのパターンの種類が発光部の印象のカテゴリーを
示す。このうち、発光部が「輝いている」と評価された
実験条件と図13の直線(1)と直線(2)で挟まれるEr/E
tが1.2以上の範囲とを比較すると、両者がほぼ一致して
いることがわかった。
条件下のデータを解析し、室内の明るさ感を増加させる
範囲を求めた。それぞれの範囲を比較した結果、室内の
明るさの感が等明るさ感照度比(Er/Et)で1.2程度
以上に増加する範囲として(1−2)式が適切であるこ
とを明らかにした。 3.3≦logL≦−0.3logω+2.63 (1−2) ここで、Lは発光部の輝度[単位:cd/m2]、ωは発
光部の見かけの大きさ(立体角)[単位:sr(ステラジ
アン)]である。さらに、このなかでも特に室内の明る
さ感が等明るさ感照度比(Er/Et)で1.3程度以上に
増加する領域を近似式で表わしたものが(2)式と
(3)式である。 logL≦−0.3logω+2.63 (2) 3.64≦logL≦3.90 (3) ここで、Lは発光部の輝度[単位:cd/m2]、ωは発
光部の見かけの大きさ(立体角)[単位:sr(ステラジ
アン)]である。
比が異なる条件下でも背景輝度が200[cd/m2]よ
り低い方が室内の明るさ感の増加効果が高くなることが
明らかになった。 [結論]以上の実験によりつぎのことが結論付けられ
た。 (1)発光部の輝き領域の輝度Lと発光部の立体角ωと
の関係が 3.3≦logL≦−0.3logω+2.63 (1−2) であれば、発光部がない、あるいは発光部の輝度が極端
に低い室内に比べて、心理的な明るさ感が等明るさ感照
度比(Er/Et)で約1.2倍以上高くなることが明らか
になった。 (2)発光部の輝き領域の輝度Lと発光部の立体角ωと
の関係が logL≦−0.3logω+2.63 (2) 3.64≦logL≦3.90 (3) であれば、発光部がない、あるいは発光部の輝度が極端
に低く輝き領域がない室内に比べて、心理的な明るさ感
が等明るさ感照度比(Er/Et)で約1.3倍以上高くな
ることが明らかになった。 (3)発光部の背景の輝度が約100[cd/m2] 以下の
時に心理的な明るさ感の増加効果は高まる。 (4)心理的な明るさ感は、発光部が輝いているか、ま
ぶしいかといった発光部の印象と密接に関係しており、
発光部が輝いていると感じるほど明るさ感は高まること
が明らかになった。
り小さい範囲に見える、つまり、観察者の頭上近傍にあ
る照明器具は、観察者の日常的な視線(水平方向)から
遠い所にあるため、観察者のまぶしさの感覚にはほとん
ど影響しないと言われているうえ、その存在感もない。
このため、発光部の輝き領域が明るさ感を向上させる効
果についても鉛直角がおよそ60度から90度の範囲で
最もその効果を発揮すると考えられる。また、所要水平
面照度の確保という照明器具の本来の目的を果たすため
には、照明器具のおよそ直下方向、つまり、鉛直角にし
ておよそ0度から60度の方向に放たれる光量を抑制す
ることは適切でない。つまり、水平面照度を確保するた
めの照明に必要な鉛直角0度〜60度の方向の配光は、
照明用にあて、輝度の制限は控え、輝きの効果に有効な
鉛直角60度〜90度の方向の配光を室内の明るさ感を
向上させる輝き領域に割り当てることが適切であると考
える。このため、本発明では、発光部の輝き領域が室内
の明るさ感を向上させる効果が得られる条件は、主とし
て鉛直角60度〜80度の範囲で考えることにした。た
だし、例えば、40度〜90度の範囲でこの条件を満た
していてもほぼ同等の効果は得られるため、実用上、鉛
直角60度〜80度に限定する必要はない。さらに、別
に水平面照度を確保する光源や照明器具が併置されてお
り、当該の照明器具に水平面照度を確保する機能が必要
ない場合で特に照明器具の見かけの大きさが小さい照明
器具の場合、輝きの領域が明るさ感に及ぼす影響を考え
る鉛直角を60度〜90度の範囲に限定せずに全ての鉛
直角の範囲で(1−2)式、あるいは(2)および
(3)式を満たすように条件を設定することもできる。
(c)と図18に示した照明器具をはじめとする代表的
な従来の照明器具を比較する。例えば、図17(a)の
露出型照明器具の発光部の輝度は、見かけの大きさ(立
体角ω)にかかわらず、いずれの位置から見ても800
0[cd/m2]であり、その配光は(4)式で表され
る。
内に取り付け、その器具を観察者が着座した位置(目の
高さ1.2m)から鉛直角60度で見た場合、その立体
角は2.7×10-3[sr]で、輝度は8000[cd/
m2]であるため、非常にグレアがひどい。
けでなく、鉛直角60度〜80度の範囲で見た場合にお
いても生じる。
明器具の発光部の見かけの大きさ(立体角ω)と輝度
は、図18に示した範囲にあり、その配光は、(5)式
で表される。
内に取り付け、観察者が着座した位置(目の高さ1.2
m)から、鉛直角60度で見た場合、その立体角は、
2.7×10-2[sr]で輝度は、約10000[cd/m2]で
あるため、非常にグレアがひどい。
た場合だけでなく、鉛直角60度〜80度の範囲で見た
場合においても生じる。
度が低いため、図15に示した領域の外側にあり、本発
明の領域に全く交わることはない。
は、種々の配光のものがある。例えば、ハロゲンランプ
を用いた照明器具の配光は、狭角で指向性が高いため、
天井高さ2.5mの室内に取り付け、その照明器具を観
察者が着座した位置(目の高さ1.2m)から鉛直角6
0度で見た場合、その立体角は、9.0×10-4[sr]
で輝度は約5000[cd/m2]であるため、グレアが
ひどい。
角は、約3.5×10-5[sr]で輝度は約1700[cd
/m2]であるため、暗く感じてしまう。
には、広角の配光で、指向性を低くしたものもある。
具の配光は、発光部の見かけの大きさ(ω)と輝度
(L)との関係において(6)式で表わされる。(ただ
し、(6)式は、ω≦6×10-4の範囲のみを直線近似
した。) logL=0.067logω+3.8 ・・・・・(6) このため、例えば、この照明器具を天井高2.5mの室
内に取り付け、それを観察者が着座した位置(目の高さ
1.2m)から鉛直角60度で見た場合、その立体角
は、約5.8×10-4[sr]で輝度が4800[cd/
m2]となるため、グレアが非常に高いという問題があ
る。
は、(7)式で表される。
満の非常に小さな立体角の範囲で本発明の(1−2)式
の明るさ感の増加効果がある領域と交わる。
は、天井高2.5mの室内に取り付けられた照明器具を
鉛直角60度から見た時に置き換えると、2×10
-5[m2](直径5mmの円)であるため、非常に光源が
小さく、光束が少ないため照明用光源としては使用でき
ない。
明器具の発光部の輝き領域により室内の明るさ感を増加
させる効果の高い、(2)式と(3)式で表わされるの
領域に鉛直角60度〜90度のいずれにおいても重なる
ことはない。
照しながら説明する。図1は、図15及び図16で説明
した結果を基にした本発明を実現する一実施例を示す照
明器具の略断面図である。
クリプトンランプを用いている。2は反射鏡、3は鏡面
反射部、4は発光部としての拡散反射部、5は天井材で
ある。この照明器具は、半径0.1mの円形である。
ック材料を用いてランプ中心を第1焦点とする回転楕円
面に成形してある。
ティック材料を用いており、その表面は、全方向に均等
に光が反射する完全拡散面に仕上げられている。このた
め、拡散反射部4は、いずれの方向から見ても同一の輝
度にみえ、また、均一な輝度に見える。このため、拡散
反射部4全体が輝き領域と見なすことができる。
た光は、直接、作業面を照明する。また、光源1から反
射鏡2の鏡面反射部3に向けて照射された光は、全て第
2焦点に向けて反射され、最終的に作業面を照明する。
度〜60度の方向だけに制限されている。
は、拡散反射部4で反射される。
ているため、観察者から照明器具が鉛直角60度〜90
度の方向に見える所定エリアのいずれの位置から見て
も、輝き領域である拡散反射部4の輝度は2000[cd
/m2]に見える。このため、拡散反射部4は、(1−
2)式の条件を満たし、室内の明るさ感を向上させるこ
とができる。
散面でない場合、均一な輝度面が得られないことがあ
る。一般にスポットライトが当たった壁面のように輝度
が徐々に変化する同一平面上の領域を見た場合、人間の
肉眼で明らかに輝度が変化していることがわかるのは、
最大輝度に対して、1/3以下の輝度を有するところか
らであるとされている。このため、輝度が均一でない発
光部の場合は、最大輝度に対して1/3以上の輝度を有
する領域を輝き領域とし、その輝き領域内の輝度は、そ
の最大輝度と同一とみなす。
04mとした照明器具で鉛直角60度〜90度の範囲か
ら見たときに輝度が4400[cd/m2]になるように
反射率を変化させると、上述の(2)式および(3)式
の条件を満たし、室内の明るさ感の増加効果がさらに高
い照明器具が実現できる。
m以上で天井高さ2.5mのオフィスに取り付けた場
合、観察者が水平距離で100m離れた天井に取り付け
られた照明器具を見た時、その照明器具の観察者に対す
る鉛直角は、約88.4度になるが、そのときの輝いて
いる領域の立体角は、約6.5×10-9[sr]となり、
輝度は4400[cd/m2]である。
具直下から見上げた(鉛直角0度)時の立体角は、0.
003[sr]程度になり、(1−2)式を満たす輝度
がおよそ2000〜2600[cd/m2]の範囲に存在す
るため、小さな鉛直角(鉛直角0度〜60度)の輝度を
2300[cd/m2]とすることにより、居室内でなくと
も発光部を基準としてきまる所定エリアのどの位置にお
いても(1−2)式を満たすことができる。このため、
室内を明るく感じさせることができる。ただし、水平面
照度は低くなる。
けて徐々に反射率が高くなるように変化させて遠くから
見る(鉛直角が90度に近づく)ほど、輝度が高くなる
ようにすると、(1−2)式の範囲を有効に活用するこ
とができる。ただし、光源の輝度も同時に下げるよう
に、低電力のランプを用いるか、フィルターにより減光
する必要がある。
示される本発明を実現する別の一実施例の略断面図であ
る。
様に60Wクリプトンランプを用いている。7は反射
鏡、8は拡散パネル、9は拡散パネルの輝き発光部、1
0は天井材である。この照明器具の開口部全体は、半径
0.08mの円形であり、鉛直角60度方向から見た場
合に、その立体角は、約1.5×10-3[sr]に見え
る。 拡散パネル8は、ドーナツ形のアクリル製であ
り、全体が拡散透過するように拡散処理を施してあり、
その中の輝き発光部9は、透過率が高い。
は、直接、あるいは、間接的に作業面を照射するが、そ
の他の光は、拡散パネル8を透過して光が拡散される。
具を見る場合、光源6や反射鏡7は直接見えずに拡散パ
ネル8と輝き発光部9が見える。
0度〜90度のいずれの鉛直角から見ても3000[cd
/m2]である。
0度〜90度の内のいずれの鉛直角から見ても5000
[cd/m2]である。これらの拡散パネル8と拡散パネ
ルの輝き発光部9が輝き領域となり、それぞれ(1−
2)式、あるいは、(2)および(3)式の条件を見た
しているため、室内の明るさ感がさらに向上する。
6で示される本発明を実現する別の壁面ブラケットの一
実施例の正面図と略断面図である。
0Wのクリプトン電球を用いている。12’は拡散パネ
ルで、一辺が15[cm]の正方形の形状をしている。
その中央に直径4[cm]の輝き発光部13’を設けて
ある。この拡散パネル12’を支持具14’が支持して
おり、支持具14’は光源11’のソケットを兼ねた壁
取り付け部16’に支持されている。壁取り付け部1
5’は、壁16’に固定されており、それを通して配線
がされている。
発光部13’を通して光が透過拡散される。このとき拡
散パネル12’の輝度は50〜60[cd/m2]である。
光源11’から放たれた光の他の一部は光源から横方向
に放たれ、室内を照明する。輝き領域である輝き発光部
13’をおよそ1.45m以上離れて見たときには(1
−2)式の条件を満たし、また、輝き領域の背景となる
拡散パネル12’も輝きの増加効果を助ける条件である
ため、室内の明るさ感は向上する。また、輝き発光部1
3’の輝度を5000[cd/m2]とすると、(2)式お
よび(3)式の条件を満たすため、さらに、明るさ感は
高まる。
6の関係で示される本発明を実現する一実施例を示す照
明器具の斜視図と略断面図である。
のコンパクト形蛍光ランプを用いている。12は本体で
あり、断面が正方形の形状をしており、その一辺の内法
は18[cm]である。
れている。ルーバー14は、外法18[cm]角の正方形
を互いに直交する4面で一辺が6[cm]の9つの小さな
正方形に仕切られた形状をしている。
しての輝き反射鏡15であり、その内面には白色艶消し
塗装などの拡散反射処理が施されている。
が背景発光部としての背景反射鏡16であり、全ての内
面にアルミ蒸着塗装が施されており、側方には光が拡散
しないように設計されている。また、17は天井材であ
る。
放たれた光と光源11から反射板13で反射して照明器
具の直下方向に放たれた光は、作業面を照明する。
射鏡15に向けて照射された光と光源11から反射板1
3で反射し、輝き反射鏡15に向けて照射された光は、
拡散反射処理が施された輝き反射鏡15で拡散反射し、
観察者が照明器具の鉛直角60度〜90度のいずれの方
向から見てもその輝度が、2000[cd/m2]に見え
る。このとき、輝き反射鏡15は、輝度分布が均一であ
るため、全体が輝き領域になる。
は、背景反射鏡16で反射するが、背景反射鏡16は、
鏡面反射処理が施されており、照明器具の鉛直角60度
〜90度のいずれの方向から見ても、その輝度は、50
[cd/m2]以下に見える。このとき、背景反射鏡16
は、背景発光部となる。これにより、室内の明るさ感が
増加する効果がある。
色塗装の拡散反射の強いものから幾分指向性の高い表面
処理とすることにより、その輝度が鉛直角60度〜90
度のいずれの方向から見ても5000[cd/m2]とな
り、その場合、発光部の輝きが感じられて室内の明るさ
感がさらに向上する。
具の輝度をいずれの方向からみても一定としたが、(1
−2)式、あるいは、(2)式および(3)式を満たす
範囲であれば見る方向により、輝度が異なる配光として
も室内の明るさ感を増加する照明器具が実現できる。
00[cd/m2]を越える高い輝度を有する場合、照明
器具の発光部が室内の明るさ感を増加させる効果は少な
くなるが、この照明器具では、輝き領域である輝き反射
鏡15の背景発光部である背景反射鏡16は、常に、低
輝度に保たれているため、この照明器具を、例えば、1
00[cd/m2]を越える高い輝度の天井に取り付けた
場合であっても室内の明るさ感を必ず増加させることが
できるという利点がある。
2.5mのオフィスにおいて、観察者が水平距離で10
0m離れた天井に取り付けられた照明器具を見た場合、
その照明器具の観察者に対する鉛直角は、約88.4度
になるが、そのときの輝いている中央反射鏡の格子の立
体角は、約1.0×10-8[sr]となり、輝度は500
0[cd/m2]である。
形の照明器具を実施例として示したが、発光部とそれを
取り囲む背景があり、その発光部の輝き領域の輝度と見
かけの大きさとの関係が(1−2)式、または、(2)
式及び(3)式を満たし、その背景の輝度が100[cd
/m2]以下であれば、ハロゲンランプ、白熱ランプ、
HIDランプなどの小型高輝度ランプやLEDやELな
どを用いたものでもよく、また、照明器具の形状は、正
方形でなくてもどのような形状でもよい。
の中央部を輝き反射部としたが、必ずしも中央部を輝き
発光部とする必要はなく、いずれの位置の格子を輝き反
射部としてもよい。
ず、複数の格子を輝き反射部とすることもできる。
よび図16の関係で示される本発明を実現する他の一実
施例の斜視図、略断面図およびルーバ部材22の斜視図
である。
[W]のコンパクト形蛍光ランプを用いている。19は
本体であり、真下から見ると正方形の形状をしており、
その一辺の内法は300[mm]である。本体19の内
部に反射板20が取り付けられている。
[mm]の正方形であり、ルーバー部材22により一辺
が約60[mm]の25個の正方形に仕切られた格子形
状である。
と導光部24と先端部25で構成され、表面は背景発光
部としての光反射部26で構成されている。また、27
は天井材である。
内部で反射吸収が繰り返されるが、その一部は、ルーバ
ー部材22の光導入部23から内部に入射され、導光部
24を経て先端部25で拡散される。
0度〜90度のいずれの方向から見ても、5000[cd
/m2]程度になるように作られている。
m]、長さ約300[mm]の細長い長方形であり、その面積
は0.0015[m2]であるため、天井高さ2.5[m]
の居室にこのルーバーを用いた照明器具を設置し、その
照明器具を鉛直角60度方向から見た場合、その先端部
25の見かけの立体角は、約1.1×10-4[sr]と
なる。
は、(2)式および(3)式の範囲に該当するため、先
端部25は輝いて見え、それにより室内の明るさ感が増
加する効果が得られる。
00[cd/m2]程度とした場合、先端部25全体が輝
き領域となり、その輝度と立体角との関係は(1−2)
式の条件を満たすため、室内の明るさ感は向上する。
一部は、ルーバー部材22の表面の光反射部26で反射
されるが、この光反射部26は、その表面の曲率と鏡面
反射特性に特徴があり、直下方向には光を多く反射する
が、横方向への光の反射を抑えてあり、光反射部26を
鉛直角60度〜90度のいずれの方向から見てもその輝
度は100[cd/m2]以下である。この時、光反射部
26は輝き領域の背景輝度となる。
7Wのコンパクト蛍光ランプを用いたが、明るさ感が向
上する効果を高めるために、先端部25の輝度を500
0[cd/m2]といった高レベルとするためには、さら
に小形で高出力の蛍光ランプを用いるか、あるいは、ハ
ロゲンランプ、白熱ランプ、HIDランプなどの他のラ
ンプを用いてもよい。
きさなどは、任意でよい。
れる本発明によるを実現する他の一実施例の略断面図で
ある。
[W]のクリプトンランプを用いている。
部、32は発光部としての反射物体であり、32aの線
状体などにより前記光源近傍の所定場所に、例えば本体
300の下端に取り付けられている。33は天井材であ
る。
本体30に取り付けた反射板29などで反射吸収が繰り
返されるが、最終的に、照明器具の開口部31から照明
器具の直下に放たれる。
内の照明用の光として使われるが、残りの一部は、反射
物体32で反射される。
さ5[cm]の大きさで陵が凹形に湾曲した疑似円錐形で
あり、反射物体32の反射率と陵の曲率は、鉛直角60
度〜90度の方向からこの反射物体32を見たときに反
射物体は輝き領域となり、その輝度が常に、2000〜
5000[cd/m2]程度に見えるように作られてい
る。輝き領域である反射物体32の輝度が2000[cd
/m2]のときには(1−2)式の条件を満たし明るさ感
が増加する。さらに、5000[cd/m2]のときは
(2)、(3)式を満たしさらに明るさ感が高くなる。
心から真下に2.8cm程度下がった所に線状体32a
により支持した場合、鉛直角60度〜90度方向からこ
の反射物体32を見たときに、その背景に必ず反射板2
9が見える位置関係になる。このため、輝き領域の反射
物体32の背景発光部となる反射板29を鏡面反射仕上
げにして鉛直角60度〜90度の範囲の方向への輝度を
100[cd/m2]以下にすることにより、どのような場
所にこの照明器具を付けても周囲の光の影響を受けるこ
となく明るさ感を高めることができる。
の輝度と大きさの関係が(1−2)式あるいは、(2)
式及び(3)式の条件を満たしてさえいれば、いずれの
条件でもよい。
[w]のクリプトンランプを用いたが、光源については
特に限定する必要はない。
限定条件もない。
具に取り付けることによっても室内の明るさ感を向上さ
せる効果は得られる。
29の輝度が高い場合やその照明器具が取り付けられて
いる室内が明るく、背景輝度が高すぎる場合には、室内
の明るさ感が向上する効果は薄れる。
と立体角との関係が(1−2)式あるいは(2)式およ
び(3)式の範囲にあれば、反射物体でなく、光を透過
する物体を取り付けてもよい。
6の関係で示される本発明を実現する他の実施例の斜視
図と略断面図である。
[W]のクリプトンランプを用いている。35は反射
板、36は本体、37は光ファイバー部、38は光導入
部、39は発光先端部、40は発光部としての光拡散
部、41はグレアレス反射部、42は開口部、43は天
井材である。光拡散部40は、直径が1[cm]の円筒形
である。
本体36に取り付けた反射板35などで反射吸収が繰り
返されるが、最終的に、照明器具の開口部42から照明
器具の直下に放たれ、開口部42から放たれた光の大部
分は、室内の照明用の光として用いられる。
は、直接、光ファイバー部37の光導入部38に入射
し、光ファイバー部37の内部を伝わり、先端部39ま
で導かれ、そこで放射される。
0で拡散される。光拡散部40の輝度は、鉛直角60度
〜90度の方向からこの光拡散部40を見たときに、そ
の輝度が常に、5000[cd/m2]程度に見えるよう
に作られている。
り、それにより室内の明るさ感は増加する。
ては、それらの関係が(1−2)式あるいは(2)式及
び(3)式の範囲であれば、いずれの条件でもよい。
[w]のクリプトンランプを用いたが、光源の種類につ
いては特に限定する必要はない。
限定条件もない。
6の関係で示される本発明を実現する別の実施例を示す
照明器具の斜視図と略断面図である。
のコンパクト形蛍光ランプを用いている。
m]、長さ450[mm]の長方形の形状をしている。
本体45の内部に反射板46が取り付けられている。
輝き発光部、50は天井材である。この照明器具の本体
45、反射板46、ルーバー47は、従来の照明器具と
同じであるが、本体45の側面に光源44とは別の輝き
光源48が器具外周部をとりまいて複数個設置されてい
る点が異なる。
光部49を透過する。
m]の正方形の形状をしており、鉛直角60度〜90度
のいずれの方向からこの輝き発光部49を見てもその輝
度は10000[cd/m2]に見える。この場合、輝き
発光部49が輝き領域である。
井にこの照明器具を取り付け、それを鉛直角60度の方
向から見た場合、輝き領域である輝き発光部49の立体
角は1.15×10-4[sr]であるため、図15の、
室内の明るさ感が増加する(1−2)式で示す範囲に入
っている。
場合(14.9[m]離れた位置から見たときに相当す
る)、その立体角は4.0×10-6[sr]であるた
め、図15の、室内の明るさ感が増加する(1−2)式
で示す範囲に入っている。
5の側面に輝き発光部49を取り付けたが、例えば、ル
ーバー47の中に埋め込むなど、輝き領域の輝度と立体
角との関係が図15もしくは図16の範囲にあり、照明
器具の本体45のいずれかの位置に取り付けられていれ
ばよい。本体45などにより輝き発光部49が隠れてし
まうと明るさ感の増加効果が無くなるため、本実施例で
は本体45の外周をとりまくように輝き発光部49を取
り付けてどの方向からも見えるようにしてある。
具の輝度を一定としたが、(1−2)式、あるいは、
(2)式および(3)式を満たす範囲であれば輝度が一
定でない配光としても室内の明るさ感を増加した照明器
具が実現できる。
の光源とは別の輝き発光部用の光源を併設することによ
り、つぎのような利点がある。
室にこの照明器具を取り付けた場合、多くの人が執務を
している時には、当然、室内を照明する照明器具の本体
の光源は点灯されているが、ある一定の範囲内に人がい
なくなり、執務用の作業面照度が不要になったときに、
輝き発光部の光源を点灯すれば、その範囲の照明器具の
本体の照明は消灯しても室内の明るさ感を維持すること
ができる。
照明エネルギーを削減することができる。特に、照度セ
ンサを使用する照明システムの場合、室内の照度レベル
をセンシングしておき、外光により室内の照度が確保さ
れている場合、輝き発光部の光源を点灯し器具本体の光
源は調光回路により減光あるいは消灯することができ
る。
式、あるいは(2)式および(3)式の範囲にある輝き
発光部を照明器具の本体に取り付けずに、独立させて天
井や壁に取り付けることにより、既設の照明施設にも適
用できる。
取り付けておけば、室内の照度が低下して暗く感じたと
きに輝き発光部の光源を点灯するシステムができる。
蓄電量の豊富なバッテリーを内蔵すると、既設の照明施
設に配線工事をせずに簡便に取り付けることができる。
域の輝度をL[単位:cd/m2]、輝き領域の見かけの
大きさを立体角ω[単位:sr(ステラジアン)]とした
ときに、輝き領域の輝度Lが 3.3≦logL≦−0.3l
ogω+2.63 の範囲にある輝き領域を1以上持たせ
ることにより、オフィスワーカーに直接的なグレアを与
えず、天井面を暗く感じさせず、視野をあまりさまたげ
ることなく、作業面に所望の照度を与え、室内全体を明
るく感じさせ、活気のある雰囲気を与えるのに有効であ
る。
領域を1以上持たせることにより、上の効果に加えて光
源の輝きが感じられ、室内全体をさらに明るく感じさせ
ることができる。
が存在する場合、数多くの光輝き領域があるとかえって
目に不快であるから、前述したように所定のエリアが所
定の角度(60度)以上という条件に加えて、所定の角
度(例えば80度)以下という限定を加えた方がより好
ましい。つまり遠方の方の輝き部分は見えないようにす
ることが望ましい。例えば、図4において、輝き反射鏡
15の反射を大きく拡散させないようにする、あるいは
一定の曲率を付けるなどの工夫をする事によってこれが
実現できる。
図
成図
成図
成図
成図
成図
成図
成図
グラフ(背景輝度:50、100、200[cd/m2])
グラフ(背景輝度50輝度[cd/m2])
輝度50輝度[cd/m2])
条件(背景輝度50輝度[cd/m2])
の主観評価(背景輝度50輝度[cd/m2])
照度比(Er/Et)が1.2以上の範囲)
るさ感照度比(Er/Et)が1.3以上の範囲)
角における発光部の輝度)
きさと輝度との関係)
Claims (11)
- 【請求項1】 居室内にある発光部上の輝き領域の輝度
をL[単位:cd/m2]、その輝き領域の見かけの大き
さを立体角ω[単位:sr(ステラジアン)]としたとき
に、前記輝度Lと前記立体角ωとの関係が、 3.3 ≦ logL ≦ −0.3logω+2.63 あるいは、 logL ≦ −0.3logω+2.63 3.64 ≦ logL ≦ 3.90 の条件を満たす少なくとも1つの輝き領域が、前記居室
内の発光部を基準として決まる前記居室内の所定エリア
のどの位置においても、前記発光部上に見えることを特
徴とする屋内照明器具。 - 【請求項2】 1つの照明器具の発光部上の輝き領域の
輝度をL[単位:cd/m2 ]、その輝き領域の見かけの
大きさを立体角ω[単位:sr(ステラジアン)]とした
ときに、前記輝度Lと前記立体角ωとの関係が、 3.3 ≦ logL ≦ −0.3logω+2.63 あるいは、 logL ≦ −0.3logω+2.63 3.64 ≦ logL ≦ 3.90 の条件を満たす少なくとも1つの輝き領域が、前記照明
器具の発光部を基準として決まる所定エリアのどの位置
においても、前記発光部上に見えることを特徴とする屋
内照明器具。 - 【請求項3】 前記所定エリアとは、前記発光部の端部
又は中心から、鉛直方向を基準として所定角度以上で所
定角度以下のエリアであることを特徴とする請求項1記
載の屋内照明器具。 - 【請求項4】 前記所定角度以上で所定角度以下とは、
60度以上80度以下であることを特徴とする請求項3
記載の屋内照明器具。 - 【請求項5】 前記所定エリアとは、前記発光部の中心
から、所定距離以上のエリアであることを特徴とする請
求項1、又は2記載の屋内照明器具。 - 【請求項6】 前記発光部の近傍に、輝度が所定値以下
の背景発光部を備えたことを特徴とする請求項1〜5の
いずれかに記載の屋内照明器具。 - 【請求項7】 ルーバ部材の先端部が、光源から放射さ
れた光の一部を内部に導き、その光を拡散させることに
より前記発光部を形成し、前記ルーバ部材の光反射部
が、前記光源から放射された光の別の一部を反射させる
ことにより前記背景発光部を形成することを特徴とする
請求項6記載の屋内照明器具。 - 【請求項8】 光を放射する光源と、その光源の光を反
射する板部材で形成された格子状のルーバ部材とを備
え、前記ルーバ部材の少なくとも1つの格子の板部材
が、前記光源からの光を反射することにより前記発光部
を形成し、その発光部を形成する格子の周囲の他の格子
の板部材が、前記光源からの光を反射することにより前
記背景発光部を形成することを特徴とする請求項6記載
の屋内照明器具。 - 【請求項9】 光を放射する光源と、前記光源近傍の所
定場所に支持され、前記光源から放射された光の一部を
反射する反射物体又は前記光の一部を透過する透過物体
とを備え、前記反射物体又は前記透過物体が前記発光部
であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
の屋内照明器具。 - 【請求項10】 天井に埋め込まれた照明器具本体と、
光を放射する光源と、その光源から放射された光の一部
を導き出す光ファイバーと、その光ファイバーの先端に
取り付けられ、前記導き出された光を、前記照明器具本
体周辺の天井に拡散させる光拡散部とを備え、前記光拡
散部が前記発光部であることを特徴とする請求項1〜6
のいずれかに記載の屋内照明器具。 - 【請求項11】 一般照明用の光源と、その一般照明用
の光源とは別の光源を利用した前記発光部とを備えたこ
とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の屋内照
明器具。
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JP7-21865 | 1995-02-09 | ||
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