JP2003015713A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP2003015713A
JP2003015713A JP2001200920A JP2001200920A JP2003015713A JP 2003015713 A JP2003015713 A JP 2003015713A JP 2001200920 A JP2001200920 A JP 2001200920A JP 2001200920 A JP2001200920 A JP 2001200920A JP 2003015713 A JP2003015713 A JP 2003015713A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮想機械座標での制御が前提で製作されてい
る機械では、通常、選択されたツールの移動方向をX軸
方向に合わせるため、オペレータが加工プログラムを作
成毎にプログラム座標回転指令を記述しなければなら
ず、煩わしい。 【解決手段】 実機械座標と仮想機械座標との間の回転
角度、実機械座標と仮想機械座標との間のシフト量及び
実機械座標と仮想機械座標とを切り換えるための条件を
設定保持する仮想座標制御条件設定エリア907と、こ
の仮想座標制御条件設定エリアに設定された内容に基づ
いて実機械座標と仮想機械座標との切り換え条件をチェ
ックする仮想座標制御切り換え判定手段901と、前記
仮想座標制御条件設定エリアに設定された内容に基づい
て実機械座標と仮想機械座標との間で座標変換する仮想
座標変換手段902とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は数値制御装置に係
り、特に仮想機械座標上での制御が前提で製作されてい
る機械の制御に好適な数値制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置は紙テープ等から指令され
た加工プログラムに基づいて数値制御処理を実行し、該
処理結果により工作機械を駆動してワークに指令どおり
の加工を施すものである。
【0003】図13は従来の数値制御装置を示す要部ブ
ロック図である。101は数値制御装置を表しており、
解析処理部103と、補間処理部104と、機械制御信
号処理部106と、PLC回路105と、NC軸制御部
180と、データ入出力回路120と、メモリ107
と、パラメータ設定部108と、画面処理部109とか
ら構成されている。また、数値制御装置101は、デー
タ入出力回路120を介して、サーボ駆動装置201と
結合され、NC軸204を駆動する。
【0004】102は加工プログラムであり、テープリ
ーダ等から読み込まれた加工プログラム102はメモリ
107に格納される。加工プログラム102を実行する
際には、メモリ107から1ブロックずつ加工プログラ
ム102が読み出され、解析処理部103で各々解析さ
れる。1ブロック毎に解析されたコードは、補間処理部
104に渡され、該コードに従い、1ブロック毎の補間
制御、主軸制御、補助機能制御等を行う。NC軸制御部
180は、NC軸に対して、補間データに従った位置決
めや補間送り等を施すための制御を行う。
【0005】サーボ駆動装置201は、サーボモータ2
02と結合され、検出器205からの位置フィードバッ
クによる位置制御により、ギヤ、ボールネジ等を介し
て、NC軸204を駆動する。
【0006】また一般に数値制御装置では、プログラム
座標回転という機能を持っている。図14に示すよう
に、GコードとしてG68(モーダルデータ、キャンセ
ルはG69)を用い、座標の回転中心の座標(α、β)
と回転角度Rを指定することによって、新たな座標系を
構築する。本座標系を繰り返し使うことによって、例え
ば、座標系に対して回転した位置にある複雑な形状を加
工する場合、回転前の座標系で元となる加工形状のプロ
グラムを作成し、本プログラム座標回転指令によって回
転中心・回転角度を指定することにより、任意のパスを
プログラムすることが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の数値
制御装置においては、図15に示すような機械(複数の
ツールが、X軸サーボモータ及びY軸サーボモータによ
りX軸方向及びY軸方向に移動可能なツール取付け台
に、ワークの周囲に放射状に位置するように取付けら
れ、ツールが仮想X軸上を移動してワークを加工する機
械。即ち、仮想座標系での制御が前提で製作されている
機械)を制御する場合、選択されたツールの移動方向を
仮想X軸に合わせるために、ツール選択毎に前記プログ
ラム座標回転指令を記述しなければならず、煩わしい。
【0008】また、オペレータが原点復帰を行う場合は
NC軸を実機械座標系で移動させ、またツールの工具長
補正等のための測定の場合には、仮想機械座標系でツー
ルを移動させるが、オペレータが機械操作毎に仮想機械
座標系で動作させるか実機械座標系で動作させるかを意
識することは煩わしい。例えば、加工プログラムの指令
で、いちいち、オペレータが仮想機械座標系に切り換え
たり、無効にしたりすることは煩わしい。
【0009】また、従来のものは、実機械座標から仮想
機械座標に変換後、変換された仮想機械座標値をオペレ
ータが確認する手段がなく、加工プログラムの動作確認
が難しかった。
【0010】また、サーボモータ202の回転速度に限
界があるため、この限界速度を超えてサーボモータ20
2を回転させないよう、通常、クランプ速度を決める。
これは、パラメータ設定部108よりメモリ107に設
定される。図16では、実機械座標上のA点、B点が実
X軸のクランプ速度を、C点、D点が実Y軸のクランプ
速度を示している。即ち、点線で示されたところが、実
X軸、実Y軸のクランプ速度を示している。従って、E
方向のX軸、Y軸の直線補間を考えた場合、実機械座標
上ではF点がクランプ速度となるが、仮想機械座標の場
合には、仮想X軸の計算上のクランプ速度は座標変換に
よってH点になり(実際にクランプされる速度はJ
点)、また仮想Y軸の計算上のクランプ速度は座標変換
によってI点になる。このため、仮想機械座標のE方向
の直線補間クランプ速度はG点となり、実機械座標のク
ランプ速度より小さくなってしまい、サーボモータ20
2の性能を充分発揮させることができなかった。
【0011】また、図15に示すような仮想機械座標上
での制御が前提で製作されている機械では、仮想機械座
標上でのストアードストロークチェック機能(CNCに
工具の進入禁止領域を設定し、工具が進入禁止領域に入
る時、工具を減速停止させ、アラームを表示する機能)
が必要になるが、仮想機械座標上でのストアードストロ
ークチェック機能がなかった。
【0012】更にまた、図15に示すような仮想機械座
標上での制御が前提で製作されている機械では、例え
ば、仮想機械座標上でX軸のみが移動中の場合(オペレ
ータはX軸のみを動かしているつもりでいる)でも、実
機械座標上ではX軸、Y軸が移動するため、X軸、Y軸
の軸移動中信号がともにONしてしまう。従って、X軸
のみの移動、Y軸のみの移動、X軸、Y軸両方の移動の
各々で軸移動中信号を判定して動作をかえるようなプロ
グラムがPLC回路105に組み込まれていた場合、機
械が正常に動作しないケースがある。
【0013】本発明は上述のような課題を解決するため
になされたもので、オペレータが加工プログラムを作成
毎にプログラム座標回転指令等を記述する必要がなく、
またオペレータが原点復帰等の機械操作毎に仮想機械座
標系で動作させるか実機械座標系で動作させるかを意識
する必要がない数値制御装置を提供することを目的とす
る。
【0014】また本発明は、実機械座標から仮想機械座
標に変換後、変換された仮想機械座標値をオペレータが
確認しながら、加工プログラムの動作を確認することが
可能な数値制御装置を提供することを目的とする。
【0015】また本発明は、仮想機械座標上のクランプ
速度が、実機械座標上のクランプ速度より小さくなって
しまうことがない数値制御装置を提供することを目的と
する。
【0016】また本発明は、仮想機械座標上でのストア
ードストロークチェック機能を有する数値制御装置を提
供することを目的とする。
【0017】更にまた、本発明は、仮想機械座標上での
制御が前提で製作されている機械のPLC回路と、実機
械座標上での制御が前提で製作されている通常の機械の
PLC回路との共通化を図ることができる数値制御装置
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る数値制御装
置は、これらの問題点を解決するためになされたもの
で、実機械座標に対する仮想機械座標の回転角度、実機
械座標に対する仮想機械座標のシフト量及び実機械座標
と仮想機械座標とを切り換えるための条件を設定保持す
る仮想座標制御条件設定エリアと、この仮想座標制御条
件設定エリアに設定された内容に基づいて実機械座標と
仮想機械座標との切り換え条件をチェックする仮想座標
制御切り換え判定手段と、前記仮想座標制御条件設定エ
リアに設定された内容に基づいて実機械座標と仮想機械
座標との間で座標変換する仮想座標変換手段とを備える
ものである。
【0019】また、本発明における数値制御装置は、実
機械座標から仮想機械座標への座標変換時に計算された
仮想機械座標値を書き込むための仮想座標カウンタと、
この仮想座標カウンタに書き込まれた仮想機械座標値を
画面に表示する仮想座標カウンタ表示手段とを備えるも
のである。
【0020】また、本発明における数値制御装置は、仮
想機械座標上で動作している場合、実機械座標上でのク
ランプ速度を計算し、この計算したクランプ速度に基づ
いて移動軸の速度を制限する仮想座標制御クランプ速度
処理手段を備えるものである。
【0021】また、本発明における数値制御装置は、仮
想機械座標上の移動軸可動領域を監視する仮想座標制御
稼動領域チェック手段を備えるものである。
【0022】また、本発明における数値制御装置は、前
記仮想座標制御稼動領域チェック手段を、仮想機械座標
上で指定された移動軸可動領域と実機械座標で指定され
た移動軸可動領域の共通領域または合成領域で移動軸の
移動軸可動領域を監視するものとしたものである。
【0023】また、本発明における数値制御装置は、移
動軸可動領域を関数で定義する稼動領域関数定義手段を
備えたものである。
【0024】また、本発明における数値制御装置は、P
LC回路から入力またはPLC回路へ出力する信号を、
実機械座標上の制御軸に対する信号か、仮想機械座標上
の制御軸に対する信号かを判定し、この判定結果に基づ
いて信号の入力または出力処理する仮想座標制御対応入
出力信号処理手段を備えるものである。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1を図1〜図12に基づいて説明する。図1は
数値制御装置の実施の形態1を示す要部ブロック図であ
る。本発明の実施の形態1は、図13に示す従来のブロ
ック図と比較して、補間処理部104に、仮想座標制御
切り換え判定手段901と、仮想座標変換手段902
と、仮想座標制御稼動領域チェック手段903と、稼動
領域関数定義手段904と、仮想座標制御クランプ速度
処理手段905とが付加されており、また機械制御信号
処理部106に、仮想座標制御情報検出手段908と仮
想座標制御対応入出力信号処理手段909とが付加され
ており、またメモリ7に、仮想座標制御条件設定エリア
907と仮想座標カウンタ911とが付加されており、
更にまた画面処理部109に、仮想座標カウンタ表示手
段912が付加されたことが特徴である。なお、前記各
手段はソフトウエアで構成されており、また従来例と符
号が同じものは従来例で説明したものと同じものを表し
ている。
【0026】次に仮想座標制御の条件設定処理につい
て、図1のブロック図と、図2の仮想座標制御の運転モ
ードに関する情報と、図3の仮想機械座標と実機械座標
の関係図と、図4の条件設定内容説明図と、図6の仮想
座標制御のストアードストロークリミット説明図と、図
7の動作説明フローチャートとを使って説明する。
【0027】図7のフローチャートにおいて、ステップ
1では、PLC回路105と機械制御信号処理部106
との共有メモリ910に、PLC回路105が仮想座標
制御の条件を設定する。仮想座標制御の条件は、例えば
図4に示すように、制御信号1、制御信号2、ステータ
ス、エラー要因、仮想座標対象第1軸シフト量、仮想座
標対象第2軸シフト量及び仮想機械座標回転角度があ
る。
【0028】前記制御信号1は、メモリ運転(メモリ1
07に記憶された加工プログラムの実行による自動運
転)、原点復帰、JOG等の各運転モードで、数値制御
装置を実機械座標か仮想機械座標かの何れで動作させる
かを指定するものである。指定方法は、図2に示すよう
な共有メモリ910に設けられたテーブルの各ビットに
運転モードを割り付け、この運転モードが実機械座標で
制御するか仮想機械座標で制御するかを決める。例え
ば、ビット情報が「0」の時は実機械座標、ビット情報
が「1」の時は仮想機械座標とした場合、図2の原点復
帰モードは実機械座標、メモリ運転は仮想機械座標で制
御することを意味する。
【0029】ここで、ハンドルに関する信号が、ハンド
ル信号1、ハンドル信号2の2種類がある理由は、次の
とおりである。即ち、通常、図15に示すような仮想機
械座標が前提で製作されている機械では、オペレータが
ハンドルを用いて手動でツールを動かす場合、仮想機械
座標上でX軸、Y軸が制御されてなければ、オペレータ
が意図する位置にツールを移動させることができない。
従ってこのときは、オペレータはハンドル1の信号を使
用すれば、機械を仮想機械座標上で動かすことが可能に
なる。また、機械のメンテナンスを行うサービスエンジ
ニア等は機械調整等で機械をハンドルによって実機械座
標上で動かしたいケース(例えば図15の機械で、ツー
ルが保持されたホルダを、実X軸、実Y軸方向に動かし
たいケース)がある。従ってこのときは、機械のメンテ
ナンスを行うサービスエンジニア等はハンドル2の信号
を使用すれば、機械を実機械座標上で動かすことが可能
になる。以上の理由によりハンドルに関する信号を2種
類設けている。
【0030】また、多軸多系統旋盤のようなプログラム
系統が複数ある機械では、仮想機械座標を使用する系統
を指定する必要がある。図4の制御信号2は、前述のプ
ログラム系統番号と仮想機械座標の対象となる2軸を指
定する。PLC回路105と機械制御信号処理部106
の共有メモリ910に設定された内容を、PLC回路1
05が機械制御信号処理部106に要求信号をオンする
ことによって、機械制御信号処理部106に通知する
が、このとき、ステータスには機械制御信号処理部10
6が通知を正常に受け付けたかどうかをセットする。正
常に受け付けられなかった場合には(エラーであった場
合には)、エラー要因の項目にエラー番号をセットす
る。例えば、制御信号2で存在しない系統番号を通知し
た場合、ステータスにはエラーを意味する「1」を、エ
ラー要因には、系統番号指定不正を意味する「8」がセ
ットされる。なお、エラーとなった場合には、数値制御
装置101の表示装置のエラー画面(図示せず)に、そ
の内容を表示することにより、プログラマがそのエラー
を修正する。
【0031】図3は、図4の仮想座標対象第1軸シフト
量にX軸シフト量;120.000mm、図4の仮想座
標対象第2軸シフト量にY軸シフト量;60.000m
m、図4の仮想機械座標回転角度に回転角度;時計回り
45°を設定した場合の仮想機械座標系と実機械座標系
との関係を示している。このように設定された場合、仮
想座標対象第1軸シフト量、仮想座標対象第2軸シフト
量及び仮想機械座標回転角度の情報から、実機械座標を
45°時計回りに回転させ、回転させたX軸方向に12
0.000mm、また、回転させたY軸方向に60.0
00mmシフトしたところに仮想機械座標の原点が設定
される。
【0032】以上、仮想座標制御情報検出手段908
は、PLC回路105からの上述の情報をメモリ107
の仮想座標制御条件設定エリア907に書き込む。な
お、例えば図15に示すような複数のツールが仮想X座
標上で動作する機械を制御する場合、各工具に対応した
仮想座標対象第1軸シフト量、仮想座標対象第2軸シフ
ト量、仮想機械座標回転角度等が、仮想座標制御条件設
定エリア907に予め書き込まれる。
【0033】次にステップ2では、図6に示すような、
実機械座標上の移動軸可動領域と、仮想機械座標上の
移動軸可動領域を、パラメータとして、パラメータ設
定部108よりメモリ107の仮想座標制御条件設定エ
リア907に予め登録しておく。移動軸可動領域につい
て図6を例に説明すると、実機械座標の移動軸可動領域
は、実X軸のB点の座標値と、実X軸のA点の座標値
と、実Y軸のC点の座標値と、実Y軸のD点の座標値と
を指定する。
【0034】また、仮想機械座標の移動軸可動領域
は、仮想機械座標上のX軸のa点の座標値と、仮想機械
座標上のX軸のb点の座標値と、仮想機械座標上のY軸
のc点の座標値と、仮想機械座標上のY軸のd点の座標
値とを指定する。なお図6においては、仮想機械座標の
移動軸可動領域を、実機械座標の移動軸可動領域と
は異なった面積に設定している。これは、機械によっ
て、仮想機械座標の移動軸可動領域と実機械座標の移
動軸可動領域とが異なる場合が往々にしてあるため、
実際の機械に対応して描いてあるからである。
【0035】仮想座標制御稼動領域チェック手段903
は、ステップ1で設定された仮想座標対象第1軸シフト
量、仮想座標対象第2軸シフト量及び仮想機械座標回転
角度から、仮想機械座標上に設定された移動軸可動領
域、即ち図6に示されたA点、B点、C点、D点の座標
値を式(1)によって実機械座標に変換する。なお本デ
ータは、仮想座標制御稼動領域チェック手段903が後
述のストアードストロークチェックを行うときに使われ
る。 Xr=(Xv−Xs)×cosθ−(Yv−Ys)×sinθ Yr=(Xv−Xs)×sinθ+(Yv−Ys)×cosθ ・・・・・(式1) ここで、Xr、Yrは実機械座標値を、Xv、Yvは仮
想機械座標値を、θは仮想機械座標回転角度を示してい
る。また、Xsは仮想座標対象第1軸シフト量、Ysは
仮想座標対象第2軸シフト量を示している。
【0036】次に図8のフローチャートを使って、実機
械座標から仮想機械座標の切り換え、クランプ速度、仮
想機械座標表示及びストアードストロークチェックにつ
いて説明する。まず、ステップ11で、PLC回路10
5が機械制御信号処理部106に運転モード信号を入力
すると、機械制御信号処理部106の仮想座標制御情報
検出手段908が仮想座標制御切り換え判定手段901
に運転モード信号を通知する。なお、運転モード信号で
ない場合は仮想座標制御切り換え判定手段901は何も
せず処理を終了する。
【0037】次にステップ12では、仮想座標制御切り
換え判定手段901が仮想座標制御条件設定エリア90
7に設定された運転モード信号に対応するテーブル(図
2のテーブル)を参照し、このテーブルの内容と仮想座
標制御情報検出手段908から通知された入力信号とを
比較する。そして例えば、運転モード信号としてメモリ
運転、JOG、ハンドル1の何れかの信号が入力されて
いる場合は、図2のテーブルを参照すると、仮想機械座
標を意味する「1」が設定されているため、仮想座標変
換手段902に実機械座標から仮想機械座標への変換を
通知する。
【0038】次にステップ13で、仮想座標変換手段9
02が、仮想座標制御切り換え判定手段901からの実
機械座標から仮想機械座標への変換要求を受けて仮想座
標制御条件設定エリア907の情報に基づき式(2)を
使って座標変換する。 Xv=Xr×cosθ+Yr×sinθ+Xs Yv=Xr×sinθ−Yr×cosθ+Ys ・・・・・・・・・・・(式2) ここで、Xr、Yrは実機械座標値を、Xv、Yvは仮
想機械座標値を、θは仮想機械座標回転角度を示してい
る。また、Xsは仮想座標対象第1軸シフト量、Ysは
仮想座標対象第2軸シフト量を示している。そして仮想
座標変換手段902は、計算したXv、Yvを仮想座標
カウンタ911にセットする。
【0039】なお、例えば図15に示すような複数のツ
ールが仮想X軸座標上で動作する場合、各工具に対応し
た仮想座標対象第1軸シフト量、仮想座標対象第2軸シ
フト量、仮想機械座標回転角度等が、仮想座標制御条件
設定エリア907に予め書き込まれているので、解析処
理部103が工具交換指令を解析する毎に、前記仮想座
標変換手段902は、その交換される工具に対応した仮
想座標対象第1軸シフト量、仮想座標対象第2軸シフト
量、仮想機械座標回転角度等を用いて前記演算を行う。
【0040】次にステップ14では、画面処理部109
の仮想座標カウンタ表示手段912が、仮想座標カウン
タ911の仮想機械座標値を数値制御装置101の画面
に表示する。即ち、図5(a)に示すように、〔カウン
タ表示〕画面が実機械座標値から仮想機械座標値に切り
替わる。例えば、原点復帰モード中(実機械座標値で動
作する)にオペレータがメモリ運転(仮想機械座標値で
動作する)に切り換えると、図5(b)に示すように、
実機械座標がXr:30.000mm、Yr:30.0
00mmであって、仮想機械座標がX軸シフト量:12
0.000mm、Y軸シフト量:60.000mm、回
転角度:45°に設定されている場合、前記実機械座標
における仮想機械座標値は、Xv:162.426、Y
v:60.000となり、図5(A)に示すように、
〔カウンタ表示〕画面にその仮想機械座標値を表示す
る。
【0041】次にステップ15では加工プログラム10
2の指令を解析処理部103で解析し、仮想座標制御切
り換え判定手段901を介して仮想座標制御クランプ速
度処理手段905に通知する。次に、仮想座標制御クラ
ンプ速度処理手段905が、解析処理部103で解析さ
れた速度を実機械座標上の速度に変換する。例えば図1
6に示すE方向の変換を行う場合には、式(3)を使用
する。 VXr=Vv×sin(−θ+γ) VYr=Vv×cos(−θ+γ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・(式3) ここで、VXr、VYrは実機械座標上でのX軸、Y軸の
速度を、Vvは仮想機械座標での速度を、θは仮想機械
座標回転角度を示している。また、γは軸の移動方向の
仮想機械座標に対する角度(−側の仮想Y軸を基点とす
るCCW方向の角度を+方向の角度とする軸の移動方向
の仮想機械座標に対する角度)を示している。
【0042】次にステップ16では、仮想座標制御クラ
ンプ速度処理手段905が、ステップ15で計算された
実機械座標上での速度と、パラメータで設定された実機
械座標上でのクランプ速度(パラメータ設定部108よ
り設定されメモリ107に記憶されたクランプ速度)と
を比較し、計算された実機械座標上での速度が、パラメ
ータで設定された実機械座標上でのクランプ速度を超え
た場合には、ステップ17に進む。超えていない場合は
ステップ18に進む。
【0043】ステップ17では、仮想座標制御クランプ
速度処理手段905が計算された実機械座標上での速度
をパラメータで設定された実機械座標上でのクランプ速
度に置き換え、また、補間の場合、クランプ速度を超え
た軸以外の軸には、クランプ速度を超えた軸のクランプ
速度/クランプ速度を超えた軸の計算された実機械座標
上での速度の比率を乗ずることによってクランプ速度を
超えた軸以外の軸の速度を計算し、補間処理部104に
通知する。
【0044】この結果、図16において説明したよう
に、例えば仮想座標上の指令合成移動方向Eにおいて、
仮想座標上で計算するとクランプ速度がG点となってし
まうが、上述の通り実機械座標上の速度に変換している
ので、クランプ速度をF点まで増加させることができる
ようになる。
【0045】次にステップ18では、補間処理部104
が速度情報をもとに仮想機械座標上の次の移動指令(F
Δt)を作成する。次に仮想座標制御稼動領域チェック
手段903が仮想機械座標上の次の移動指令(FΔt)
を補間処理部104から取得し、次の仮想機械座標上の
X軸、Y軸の機械座標値を計算し、仮想機械座標上で定
義された移動軸可動領域と実機械座標上で定義された移
動軸可動領域をチェックする。まず、実機械座標上の移
動軸可動領域のチェックは次のように行う。仮想座標制
御中は、仮想座標制御稼動領域チェック手段903が、
仮想機械座標上のX軸、Y軸の機械座標値を実機械座標
上に前述の式(1)を使って、実機械座標値を計算す
る。そしてこの座標値が、まず、実機械座標上で定義さ
れた移動軸可動領域以外のエリアになるかをチェック
し、また、移動軸可動領域以外であればステップ19に
進み、移動指令を中止してアラーム表示する。
【0046】また、移動軸可動領域以内であれば、次に
仮想機械座標上で定義された移動軸可動領域をチェック
する。本チェックは次のようにして行う。仮想座標制御
稼動領域チェック手段903がステップ2で仮想機械座
標から変換された実機械座標上で定義された移動軸可動
領域のデータをメモリ107から読み出し、移動軸可動
領域以外かをチェックし、移動軸可動領域以外であれば
同様にステップ19に進み、移動指令を中止してアラー
ム表示する。また、範囲以内であれば処理を終了する。
【0047】以上のチェックによって、図6に示す仮想
機械座標上で定義された移動軸可動領域と、実機械座標
上で定義された移動軸可動領域との共通領域(AND領
域)である網掛けされた移動軸可動領域(仮想機械座標
上で動作している時における機械の実際の移動軸可動領
域)を、チェックすることができる。また、本チェック
は、仮想機械座標上で定義された移動軸可動領域と、実
機械座標上で定義された移動軸可動領域との合成領域
(OR領域)でも、アルゴリズムをかえることによって
チェック可能である。
【0048】また、前記については、実X軸のB点の座
標値と、実X軸のA点の座標値と、実Y軸のC点の座標
値と、実Y軸のD点の座標値とを指定することにより、
実機械座標の移動軸可動領域を設定し、また仮想機械
座標上のX軸のa点の座標値と、仮想機械座標上のX軸
のb点の座標値と、仮想機械座標上のY軸のc点の座標
値と、仮想機械座標上のY軸のd点の座標値とを指定す
ることにより、仮想機械座標の移動軸可動領域を設定
し、そしてこの移動軸可動領域と移動軸可動領域と
のAND領域またはOR領域をチェックすることによ
り、仮想機械座標上で動作している時における機械の実
際の移動軸可動領域のチェックを行うものについて説明
したが、このような手段を用いることなく、前記AND領
域の境界を条件式(広義の意味で以下関数と称する)で
定義することも可能である。
【0049】次に、前記AND領域の境界を関数で定義
した場合の処理について、図9のフローチャートと図1
0のストアードストロークリミット説明図を使って説明
する。なお図10においても、図6と同様に、仮想機械
座標の移動軸可動領域を、実機械座標の移動軸可動領域
とは異なった面積に設定している。これは、機械によっ
て、仮想機械座標の移動軸可動領域と実機械座標の移動
軸可動領域とが異なる場合が往々にしてあるため、実際
の機械に対応して描いてあるからである。
【0050】まず、ステップ3は前述のステップ1と同
じ動作であるため説明を省略する。ステップ4では、稼
動領域関数定義手段904が前記領域の境界を実X軸、
実Y軸上の関数で定義する。例えば、図10に示す網掛
けの移動軸可動領域の場合(仮想座標対象第1軸シフト
量=0、仮想座標対象第2軸シフト量=0、仮想機械座
標回転角度=45°で、各座標値が図10に記載の場
合)、以下のように定義する。実Y軸を基準に考えると
実X軸が0以上の場合は、 (a)Y<(−8) :常時エラー (b)(−8)≦ Y < :X > Y +
28.284(20×√2)の時エラー (c) ≦ Y < :X > 35.0
00の時エラー (d) ≦ Y < (20):X > −Y +
42.426(30×√2)の時エラー (E)(20) ≦ Y :常時エラー と定義し、実X軸が0未満の場合は (f)Y<(−8) :常時エラー (g)(−8)≦ Y < :X < −Y
− 10.000の時エラー (h) ≦ Y < :X < −1
0.000の時エラー (i) ≦ Y < (20) :X < Y −
20.000の時エラー (j)(20) ≦ Y :常時エラー と定義する。
【0051】仮想座標制御稼動領域チェック手段903
は仮想機械座標上の次の移動指令(FΔt)を補間処理
部104から取得し、次の仮想機械座標上のX軸、Y軸
の機械座標値を計算し、該機械座標を上述の式(1)を
使って実機械座標上の値に変換する。変換された値を式
(a)〜(j)に代入して、移動軸可動領域内か移動軸
可動領域外かを判定する。例えば、仮想機械座標上のX
軸、Y軸の機械座標値が(28、0):e点で次の移動
指令(FΔt)後の機械座標値が(29,0):f点の
場合、この値を実機械座標に変換すると、実X軸、実Y
軸は各々(20.506、20.506)になる。ま
ず、実X軸の値が0以上であるから、式(e)にあては
まる。即ち、移動軸可動領域外になるため、次の移動指
令はNC軸制御部180に出力せず、アラーム処理す
る。アラーム処理は前述のステップ20のアラーム処理
と同じである。なお前記説明は実機械座標と仮想機械座
標で定義された移動軸可動領域の共通領域(AND領
域)についてのチェック方法を説明したが、合成領域
(OR領域)でも関数を定義することによって同様にチ
ェックすることが可能である。
【0052】次に仮想座標制御中のPLC信号処理につ
いて図11及び図12を用いて説明する。図11は仮想
座標制御中のPLC信号の取り扱いについて表にしたも
のである。例えば、軸移動中信号+または軸移動中信号
−は、仮想座標制御中にX軸のみに移動指令が与えられ
たとき、実機械座標上では、X軸、Y軸の両方の軸が移
動するが、PLC回路105にはX軸のみの軸移動中信
号+または軸移動中信号−を出力することを意味し、ま
た、PLC回路105からの入力信号であるサーボオフ
信号の場合は、例え仮想座標制御中であっても、実軸の
サーボ駆動装置201に対して数値制御装置101がサ
ーボオフ信号を出力することを意味している。
【0053】次に動作について図12のフローチャート
を使って説明する。ステップ31で、仮想座標制御対応
入出力信号処理手段909が、仮想座標制御切り換え判
定手段901に対して仮想座標制御中かどうかを問い合
わせる。仮想座標制御切り換え判定手段901から仮想
座標制御中でないという応答があった場合、ステップ3
4に進む。ステップ34では仮想座標制御対応入出力信
号処理手段909は処理を何もせず、機械制御信号処理
部106が通常のPLC信号処理を行う。仮想座標制御
切り換え判定手段901から仮想座標制御中の応答があ
った場合、ステップ32に進む。
【0054】ステップ32では、例えば、加工プログラ
ムを運転することによって、X軸が移動している場合、
仮想座標制御中であるため、実際にはX軸とY軸の両方
の軸が移動しているので、仮想座標制御切り換え判定手
段901からはX軸、Y軸の軸移動情報が仮想座標制御
対応入出力信号処理手段909に入力される。次に仮想
座標制御対応入出力信号処理手段909は仮想座標制御
条件設定エリア907から仮想座標制御関連軸(例えば
実X軸、実Y軸)を特定し、また、解析処理部103の
情報から現在の加工プログラムで指令されている指令移
動軸を特定する。
【0055】次にステップ33では、仮想座標制御対応
入出力信号処理手段909がステップ32で、指令移動
軸が例えばX軸であり、かつ、仮想座標制御切り換え判
定手段901からの軸移動情報が仮想座標制御関連軸
(例えば実X軸、実Y軸)であった場合、PLC回路1
05に対して、X軸、Y軸の軸移動中信号+または軸移
動中信号−をPLC回路105に出力せずX軸のみの軸
移動中信号+または軸移動中信号−(軸移動方向によっ
て+になるか−になるかが決まる)を出力する。
【0056】また、例えば軸取り外し信号(軸を制御対
象外とする信号で、例えば主軸を駆動するモータが主軸
駆動用モータと位置決め用モータの2種類のモータがあ
り、このモータを切り換えて使用する場合の信号として
用いられる)については、オペレータの操作によって例
えばX軸に対する軸取り外し信号がPLC回路105か
ら入力されると、仮想座標制御中、仮想座標制御中でな
い場合にかかわらず、ステップ34で、仮想座標制御対
応入出力信号処理手段909が実X軸に対して軸取り外
し信号を仮想座標制御切り換え判定手段901、NC軸
制御部180及びデータ入出力回路120を介してサー
ボ駆動装置201に出力する。
【0057】
【発明の効果】以上の説明により理解されるように、こ
の発明による数値制御装置によれば、仮想機械座標上で
の制御が前提で製作されている機械で、選択されたツー
ルの刃先方向をつねにX軸に合わせることができるので
オペレータが加工プログラムを作成毎にプログラム座標
回転指令等を記述する必要はなくなる。また、オペレー
タが原点復帰等の機械操作毎に仮想機械座標系で動作さ
せるか実機械座標系で動作させるかを意識する必要もな
くなる。
【0058】また発明によれば、実機械座標から仮想機
械座標に変換後、変換された仮想機械座標値をオペレー
タが確認しながら、加工プログラムの動作を確認するこ
とが可能になった。
【0059】また発明によれば、仮想機械座標上のクラ
ンプ速度が、実機械座標上のクランプ速度より小さくな
ってしまうことはない。即ち、実機械座標上で計算され
たクランプ速度と同じ速度で制御することができる。
【0060】また発明によれば、仮想機械座標上でもス
トアードストロークチェックを行うことができる。
【0061】更にまた、発明によれば、仮想機械座標上
での制御が前提で製作されている機械のPLC回路と、
実機械座標上での制御が前提で製作されている通常の機
械のPLC回路との共通化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わる仮想座標制御
に関する要部ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係わる仮想座標制御
の運転モードに関する情報を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係わる仮想機械座標
と実機械座標の関係を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係わる仮想座標制御
設定情報説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態1に係わる仮想座標制御
へ切り換えたときのカウンタ表示の変化を示す図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態1に係わる仮想座標制御
のストアードストロークリミット(稼動領域)説明図で
ある。
【図7】 本発明の実施の形態1に係わる仮想座標制御
の稼動領域を含む仮想座標制御の設定動作を説明するフ
ローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態1に係わる仮想座標制御
の稼動領域を関数で定義するための処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態1に係わる仮想座標制御
動作を説明するフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態1に係わる仮想座標制
御のストアードスロークリミット(稼動領域)を関数で
定義するための説明図である。
【図11】 本発明の実施の形態1に係わる仮想座標制
御時のPLC回路の入出力信号一覧表である。
【図12】 本発明の実施の形態1に係わる仮想座標制
御時のPLC回路の信号入出力動作を説明するフローチ
ャートである。
【図13】 従来の数値制御装置の要部ブロック図であ
る。
【図14】 従来のプログラム座標回転説明図である。
【図15】 仮想機械座標制御が前提として作成された
機械の説明図である。
【図16】 座標回転のクランプ速度計算の問題点を示
す説明図である
【符号の説明】
101 数値制御装置、102 加工プログラム、10
3 解析処理部、104 補間処理部、105 PLC
回路、106 機械制御信号処理部、107メモリ、1
08 パラメータ設定部、109 画面処理部、120
データ入出力回路、180 NC軸制御部、201
サーボ駆動装置、202 サーボモータ、204 NC
軸、205 検出器、901 仮想座標制御切り換え判
定手段、902 仮想座標変換手段、903 仮想座標
制御稼動領域チェック手段、904 稼動領域関数定義
手段、905 仮想座標制御クランプ速度処理手段、9
07 仮想座標制御条件設定エリア、908 仮想座標
制御情報検出手段、909 仮想座標制御対応入出力信
号処理手段、911 仮想座標カウンタ、912仮想座
標カウンタ表示手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実機械座標に対する仮想機械座標の回転
    角度、実機械座標に対する仮想機械座標のシフト量及び
    実機械座標と仮想機械座標とを切り換えるための条件を
    設定保持する仮想座標制御条件設定エリアと、この仮想
    座標制御条件設定エリアに設定された内容に基づいて実
    機械座標と仮想機械座標との切り換え条件をチェックす
    る仮想座標制御切り換え判定手段と、前記仮想座標制御
    条件設定エリアに設定された内容に基づいて実機械座標
    と仮想機械座標との間で座標変換する仮想座標変換手段
    とを備えたことを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 実機械座標から仮想機械座標への座標変
    換時に計算された仮想機械座標値を書き込むための仮想
    座標カウンタと、この仮想座標カウンタに書き込まれた
    仮想機械座標値を画面に表示する仮想座標カウンタ表示
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の数値
    制御装置。
  3. 【請求項3】 仮想機械座標上で動作している場合、実
    機械座標上でのクランプ速度を計算し、この計算したク
    ランプ速度に基づいて移動軸の速度を制限する仮想座標
    制御クランプ速度処理手段を備えたことを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の数値制御装置。
  4. 【請求項4】 仮想機械座標上の移動軸可動領域を監視
    する仮想座標制御稼動領域チェック手段を備えたことを
    特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の数値制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記仮想座標制御稼動領域チェック手段
    は、仮想機械座標上で指定された移動軸可動領域と実機
    械座標で指定された移動軸可動領域の共通領域または合
    成領域で移動軸の移動軸可動領域を監視するものである
    ことを特徴とする請求項4に記載の数値制御装置。
  6. 【請求項6】 移動軸可動領域を関数で定義する稼動領
    域関数定義手段を備えたことを特徴とする請求項4また
    は請求項5に記載の数値制御装置。
  7. 【請求項7】 PLC回路から入力またはPLC回路へ
    出力する信号を、実機械座標上の制御軸に対する信号
    か、仮想機械座標上の制御軸に対する信号かを判定し、
    この判定結果に基づいて信号の入力または出力処理する
    仮想座標制御対応入出力信号処理手段を備えたことを特
    徴とする請求項1〜6の何れかに記載の数値制御装置。
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