JP2003015668A

JP2003015668A - カラオケ装置における楽曲演奏に同期した歌詞を携帯型ブラウザ端末に表示する方法、カラオケ装置および携帯型ブラウザ端末

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Publication number: JP2003015668A
Application number: JP2001197259A
Authority: JP
Inventors: Mutsumi Koda; 睦香田
Original assignee: Daiichikosho Co Ltd
Current assignee: Daiichikosho Co Ltd
Priority date: 2001-06-28
Filing date: 2001-06-28
Publication date: 2003-01-17
Anticipated expiration: 2021-06-28
Also published as: JP3573424B2

Abstract

(57)【要約】【課題】カラオケ会場におけるディスプレイの設置環
境や歌唱者の視力などに依存することなく、歌詞が確認
できるようにする。【解決手段】カラオケ装置における楽曲演奏に同期し
た歌詞を携帯型ブラウザ端末に表示する方法であって、
カラオケ装置とこれの至近にある携帯型ブラウザ端末と
が所定規格の無線信号によって通信し、前記カラオケ装
置は、ある楽曲を演奏する際に、その楽曲の識別情報と
演奏同期情報とを前記無線信号により前記携帯型ブラウ
ザ端末に向けて適時に出力し、前記携帯型ブラウザ端末
は、前記楽曲の歌詞画像の生成起源となる歌詞描出デー
タを記憶し、前記カラオケ装置から与えられる前記識別
情報に対応する歌詞描出データを前記演奏同期情報に従
って処理し、前記楽曲の演奏に同期した歌詞画像をディ
スプレイに表示出力することとした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、カラオケ楽曲の
演奏に同期した歌詞を表示するための方法に関し、具体
的には、カラオケ装置における楽曲演奏に同期した歌詞
を携帯型ブラウザ端末に表示する方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】カラオケ装置は、多数のカラオケ楽曲に
ついて、伴奏音楽と歌詞画像の生成起源となるカラオケ
データを楽曲番号によって付帯するデータベースに蓄積
・管理している。例えば、周知の通信カラオケシステム
が扱うカラオケデータは、伴奏音楽の生成起源となるＭ
ＩＤＩデータと、そのＭＩＤＩデータと同期的に処理さ
れて歌詞画像の生成起源となる歌詞描出データとをセッ
トにしたものである。そして、利用者がカラオケ装置に
付属するリモコン送信器などを用いて、リクエスト曲の
楽曲番号をカラオケ装置に与えると、カラオケ装置は、
該当のカラオケデータを処理して伴奏音楽と歌詞画像を
同期して音響映像出力する。

【０００３】歌詞画像を表示するディスプレイは、カラ
オケ会場の一角に設置されていたり、歌唱用の舞台があ
る会場では、その舞台に歌唱者専用の小型モニタをマイ
クスタンドとともに設置したりする。また、歌唱者とそ
の同伴者がともに歌詞画像を見ることができるように、
会場の複数箇所にディスプレイを設置する場合もある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】カラオケ会場におい
て、ディスプレイは必ずしも歌唱者に見やすい位置にあ
るとは限らない。例えば、カラオケボックスの客席など
では、歌唱舞台が無く、多数のカラオケ利用者が思い思
いの場所に座りながらカラオケを利用する場合が多い。
そのため、歌唱者は自分が座っている場所にマイクを回
してもらい、その場所からディスプレイを見ることにな
る。座っている場所によってはディスプレイが死角にあ
り見づらい場合もある。歌唱者とディスプレイとが遠い
場合もある。近視の歌唱者が眼鏡等を忘れた場合には歌
詞を確認することができない。

【０００５】一方、歌唱舞台のあるカラオケ会場におい
ても、歌唱者が動き回りながら・踊りながら歌唱する場
合、固定されているディスプレイに表示される歌詞画像
は同じく見にくい。

【０００６】本発明は、カラオケ会場におけるディスプ
レイの設置環境や歌唱者の視力などに依存することな
く、歌詞が確認できるようにすることを目的としてい
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本願出願人らは、例え
ば、ブラウザ機能とＪａｖａ実行環境とを備えた携帯電
話機などの携帯型ブラウザ端末を対象として、カラオケ
データやそのデータ処理ソフトウエアのダウンロードサ
ービスを提供している。このサービスにより、携帯型ブ
ラウザ端末は通信カラオケシステムの演奏端末として機
能するようになり、利用者は、時・場所を選ばずに何時
でもカラオケが楽しめるようになる。この携帯型ブラウ
ザ端末を使って歌唱すれば、「カラオケ楽曲を歌唱する
際にディスプレイが見にくい」という問題は解決する。
しかし、音響設備が整い、同伴者とともにカラオケが楽
しめ、より高音質のカラオケ伴奏音楽に合わせて歌唱で
きるという醍醐味はカラオケ会場でカラオケ装置を使用
しなければ味わえない。

【０００８】本発明は、携帯型ブラウザ端末による快適
な歌詞画像の視認性と、カラオケ装置を使用してのカラ
オケの醍醐味とがともに得られるようにするために成さ
れたものであり、その第１の発明は、カラオケ装置にお
ける楽曲演奏に同期した歌詞を携帯型ブラウザ端末に表
示する方法であって、つぎの事項（１）〜（３）によっ
て特定される。（１）カラオケ装置とこれの至近にある携帯型ブラウザ
端末とが所定規格の無線信号によって通信する。（２）前記カラオケ装置は、ある楽曲を演奏する際に、
その楽曲の識別情報と演奏同期情報とを前記無線信号に
より前記携帯型ブラウザ端末に向けて適時に出力する。（３）前記携帯型ブラウザ端末は、前記楽曲の歌詞画像
の生成起源となる歌詞描出データを記憶し、前記カラオ
ケ装置から与えられる前記識別情報に対応する歌詞描出
データを前記演奏同期情報に従って処理し、前記楽曲の
演奏に同期した歌詞画像をディスプレイに表示出力す
る。

【０００９】第２の発明は、第１の発明において、前記
カラオケ装置は前記携帯型ブラウザ端末との前記無線信
号による通信を通じて、演奏楽曲の歌詞描出データが前
記携帯型ブラウザ端末に記憶されていないことを認知す
ると、当該歌詞描出データを提供する情報通信ネットワ
ーク上の情報源を前記携帯型ブラウザ端末に通知し、前
記携帯型ブラウザ端末は、当該通知を受け取ると前記情
報通信ネットワークに接続し、前記情報源から歌詞描出
データをダウンロードすることを特徴とするカラオケ装
置における楽曲演奏に同期した歌詞を携帯型ブラウザ端
末に表示する方法としている。

【００１０】第３の発明は、第１の発明に記載の歌詞表
示方法に適用される前記カラオケ装置であって、利用者
がリクエストした楽曲の伴奏音楽を音響出力する演奏手
段と、前記ブラウザ端末と前記無線信号により通信する
ための通信インタフェースと、前記演奏手段により演奏
される楽曲についての前記識別情報と前記演奏同期情報
とを前記通信インタフェースにより適時に前記携帯型ブ
ラウザ端末に通知する手段とを備えている。

【００１１】また、第２の発明に記載の歌詞表示方法に
適用される前記カラオケ装置が第４の発明であって、利
用者がリクエストした楽曲の伴奏音楽を音響出力する演
奏手段と、前記ブラウザ端末と前記無線信号により通信
するための通信インタフェースと、前記演奏手段により
演奏される楽曲についての前記識別情報と前記演奏同期
情報とを前記通信インタフェースにより適時に前記携帯
型ブラウザ端末に通知する手段と、カラオケ楽曲毎の前
記情報源を記憶する手段と、前記携帯型ブラウザ端末と
の前記無線信号による通信を通じて、演奏対象のカラオ
ケ楽曲についての歌詞描出データが前記携帯型ブラウザ
端末に記憶されているか否かを判断する手段と、当該判
断手段により該当の歌詞描出データが前記携帯型ブラウ
ザ端末に記憶されていないことが認知されると、当該カ
ラオケ楽曲の前記情報源を前記携帯型ブラウザ端末に通
知する手段とを備えている。

【００１２】第５の発明は、第１の発明に記載の歌詞表
示方法に適用される前記携帯型ブラウザ端末であって、
ディスプレイと、前記歌詞描出データを前記識別情報に
対応付けして記憶する手段と、前記歌詞描出データを前
記カラオケ装置からの前記演奏同期情報に従って処理し
て歌詞画像を前記ディスプレイに表示するための手段と
を備えている。

【００１３】第６の発明は、第２の発明に記載の歌詞表
示方法に適用される前記携帯型ブラウザ端末であって、
ディスプレイと、前記歌詞描出データを前記識別情報に
対応付けして記憶する手段と、前記歌詞描出データを前
記カラオケ装置からの前記演奏同期情報に従って処理し
て歌詞画像を前記ディスプレイに表示するための手段
と、前記情報通信ネットワークに接続してデータ通信を
行うためのネットワーク通信手段と、前記カラオケ装置
と前記無線信号による通信を通じてリクエスト曲の歌詞
描出データが記憶されていない場合にその旨を当該カラ
オケ装置に通知する手段と、前記カラオケ装置からの前
記情報源を受け取ると、当該情報源から該当する歌詞描
出データをダウンロードする手段とを備えている。

【００１４】第７の発明は、第５または第６の発明にお
いて、前記カラオケ装置に演奏させる楽曲の指定情報を
前記無線信号により出力する手段を備えた携帯型ブラウ
ザ端末としている。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明はカラオケ装置における楽
曲演奏に同期した歌詞を携帯型ブラウザ端末に表示する
方法である。本発明の実施例として、ブラウザとＪａｖ
ａ実行環境を実装した携帯電話機（以下、携帯電話機）
を携帯型ブラウザ端末とし、ＭＩＤＩデータを処理して
カラオケ伴奏音楽を音響出力するタイプのカラオケ装置
における楽曲演奏に同期した歌詞を携帯電話機に表示す
る形態を挙げる。

【００１６】＝＝＝カラオケ装置＝＝＝図１は本実施例におけるカラオケ装置の概略構成図を示
している。中央制御部２は、内部にＣＰＵ、ＲＡＭ、Ｒ
ＯＭを含むマイコンであり、周辺各構成部を制御して、
このカラオケ装置１を統括している。ハードディスク装
置３は、多数曲分のカラオケ楽曲について、ＭＩＤＩ形
式によって記述されたカラオケ伴奏音楽の起源となる音
楽生成データと、その楽曲演奏に同期してディスプレイ
１４に表示される歌詞画像の生成起源となる歌詞描出デ
ータとをカラオケデータとして格納している。また、歌
詞画像がスーパーインポーズされるムード映像を指定す
るための映像台本データも各楽曲に対応付けされてい
る。

【００１７】中央制御部２は、リモコン送信器５や操作
パネル６などのユーザインタフェースにて指定入力され
たリクエスト楽曲の楽曲番号（楽曲ＩＤ）を操作制御部
７を介して受け取ると、その入力順と楽曲番号とを対応
づけてＲＡＭに格納することでこの楽曲の演奏予約処理
を行う。そして、その楽曲の演奏順番になると、ハード
ディスク装置３より該当の音楽生成データ・歌詞描出デ
ータ・映像台本データを取り出して処理する。

【００１８】音楽生成データはシンセサイザ８に順次転
送され、ここで生成された伴奏音楽のオーディオ信号と
マイクロホン１１から入力されたオーディオ信号はミキ
シングアンプ９に入力され、その混合オーディオ信号が
スピーカ１０に向けて出力される。また、歌詞描出デー
タを処理して伴奏音楽に同期した歌詞文字列を生成す
る。歌詞描出データは全歌詞文字を適宜な小節ごとに区
切って文字列とし、その文字列の表示／消去順序（歌詞
描出シーケンス）や文字列の表示位置などの情報と、各
文字列の表示／消去タイミングや文字列中の各文字にお
ける色変えタイミング（歌唱時機指示）などの各情報を
カラオケ楽曲の演奏経過時間と対応付けして記述してい
る。中央制御部２はカラオケ楽曲の演奏を開始すると、
その演奏経過時間に基づいて、指定の歌詞文字列を含ん
だ歌詞画像を指定のタイミングで生成するとともに、そ
の歌詞文字列中の各文字を指定のタイミングで色変えて
いくような歌詞画像を逐次生成し、その画像をビデオＲ
ＡＭ１２に順次ビットマップ展開していく。

【００１９】またハードディスク装置３には、歌詞画像
の背景として使用されるムード映像の生成起源となる長
時間分の映像データも格納されている。本実施例では、
短時間分のＭＰＥＧ１形式の映像データをファイルにし
て、多数のファイルがハードディスク装置３に格納され
ている。映像台本データは、いつ・どの映像データを復
号するのかを記述したデータであり、この例では、カラ
オケ楽曲の演奏開始時点を起点とした経過時間と、ファ
イル名とが記載されている。

【００２０】中央制御部２は、この映像台本データに従
って指定のファイルをＭＰＥＧデコーダ１５に順次転送
していく。ＭＰＥＧデコーダ１５は、各ファイルに該当
する短時間分の映像データを順次復号してアナログ映像
信号として出力し、映像制御部１３は、ビデオＲＡＭ１
２にビットマップ展開される歌詞画像をＭＰＥＧデコー
ダ１５が再生する適宜なムード映像の映像信号にスーパ
ーインポーズし、歌詞画像入りのムード映像をディスプ
レイ１４に表示出力する。

【００２１】カラオケ装置１は、上述したような基本的
な構成によってカラオケ楽曲の演奏動作を行う。さら
に、この基本動作に並行して、楽曲演奏に同期した歌詞
を携帯電話機に表示するための処理や動作も行う。その
ために、本実施例のカラオケ装置１は、携帯電話機２０
と無線信号によって通信するためのＢｌｕｅｔｏｏｔｈ
規格の通信インタフェース１６を備えている。また、ハ
ードディスク装置３には、各カラオケ楽曲にＵＲＬを対
応づけした楽曲／ＵＲＬテーブルが格納されている。

【００２２】＝＝＝携帯電話機＝＝＝本実施例の携帯電話機は、ブラウザとＪａｖａ実行環境
を実装し、カラオケ装置とＢｌｕｅｔｏｏｔｈ規格の無
線信号により通信を行うためのインタフェースを内蔵し
ている。そして、携帯電話機には、カラオケ装置と連携
して楽曲演奏に同期した歌詞を表示するための機能（歌
詞描出機能）を実現するためのＪａｖａアプリケーショ
ンがあらかじめダウンロードされて実装されているもの
とする。この例では、カラオケ装置に付属のリモコン送
信器と同様に、利用者が入力した楽曲番号をＢｌｕｅｔ
ｏｏｔｈにより送信するためのＪａｖａアプリケーショ
ン（リモコンソフト）と、このアプリケーションによっ
てリクエストしたカラオケ楽曲がカラオケ装置にて演奏
される際に、その楽曲演奏に同期した歌詞を表示するた
めのＪａｖａアプリケーション（歌詞描出ソフト）とが
実装されているものとする。なお、楽曲演奏に同期して
表示される歌詞画像の生成起源となる携帯電話機専用に
作成された歌詞描出データ（電話機用歌詞データ）は適
時にダウンロードされるものとする。本実施例では、イ
ンターネット上の所定のＷｅｂサーバーに多数のカラオ
ケ楽曲についての電話機用歌詞データが用意されてお
り、各電話機用歌詞データは、異なるＵＲＬで同定され
ることとしている。

【００２３】本実施例において、電話機用歌詞データは
カラオケ装置が処理する歌詞描出データと同様に、楽曲
番号によって識別され、歌詞描出シーケンスや文字列の
表示位置、文字列中の各文字における色変えタイミング
（歌唱時機指示）などの各情報を含んでいる。ただし、
これらの情報は演奏経過時間に対応付けされていない。
その処理順番が時系列的に列挙されている。なお本実施
例では、歌詞文字列がスーパーインポーズされる背景画
像のビットマップ画像とその表示順序も電話機用歌詞デ
ータとして含まれる。

【００２４】＝＝＝処理の流れ＝＝＝図２は本実施例における楽曲演奏に同期した歌詞を携帯
電話機に表示するためのカラオケ装置側の処理や動作の
流れを示している。カラオケ装置はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ
インタフェースにより無線信号を発し、他のＢｌｕｅｔ
ｏｏｔｈ機器が至近にあると、その機器のＩＤ（Blueto
oth ID）を取得し、他の機器を通信相手（スレーブ機）
として認知する。この場合は、携帯電話機を通信相手と
して認知する（ｓ１）。

【００２５】利用者が自身の携帯電話機を操作し、リモ
コンソフトを起動し、リクエスト曲の楽曲番号を無線信
号により送信し、カラオケ装置がこれを受信する（ｓ
２）。このとき、楽曲番号に引き続いて所定の数字や記
号を入力して送信すると、カラオケ装置は、この楽曲番
号に携帯電話機に歌詞を表示する旨の符合を付加して、
この楽曲番号を演奏処理の待ち行列で管理する（ｓ
３）。また、携帯電話機に対し、この符合が付加された
楽曲番号に対応する電話機用歌詞データが当該電話機の
メモリに記憶されているか否かを問い合わす（ｓ４）。
この問い合わせに対し、携帯電話機から電話機用歌詞デ
ータを記憶していない旨の情報が送付された場合は、こ
の楽曲番号を先の楽曲／ＵＲＬテーブルに照会し、該当
するＵＲＬを携帯電話機に送付する（ｓ５→ｓ６、ｓ
７）。携帯電話機はこのＵＲＬを受け取ると、ブラウザ
を起動しこのＵＲＬを指定してインターネットにアクセ
スし、該当の電話機用歌詞データをダウンロードする。

【００２６】利用者は、電話機用歌詞データがダウンロ
ードされたことを確認すると、携帯電話機を操作し、歌
詞描出ソフトを起動させておく。カラオケ装置は、携帯
電話機から送付された楽曲番号に対応するカラオケ楽曲
の演奏順番になると、この楽曲番号を携帯電話機に送付
して楽曲の演奏が開始する旨を通知する（ｓ８→ｓ
９）。携帯電話機は該当する電話機用歌詞データをメモ
リから呼び出し、歌詞描出ソフトウエア用のワークエリ
ア上に展開する。

【００２７】カラオケ装置はリクエスト曲を上述の基本
動作に則って演奏する処理と並行して、演奏開始時点を
起点として所定時間毎に同期信号をＢｌｕｅｔｏｏｔｈ
による無線通信により順次送出する（ｓ１０）。本実施
例では１／１００秒程度の間隔で同期信号が送信され
る。携帯電話機は、この同期信号の受け取り機会毎に電
話機用歌詞データの時系列を歩進させていく。すなわ
ち、同期信号の受け取り機会毎に歌詞描出シーケンスに
従った歌詞文字列を含んだ歌詞画像を順次生成するとと
もに、その歌詞文字列中の各文字を歌唱時機指示の情報
に指定されている所定の幅で順次色変えていく、また、
背景画像も適時に切り替える。このようにして、順次、
歌詞画像を生成し、ディスプレイに表示していく。

【００２８】＝＝＝その他の実施例＝＝＝カラオケ装置と携帯電話機との無線通信は、上記実施例
に限らず、ＩｒＤＡなど他の規格の無線信号によって行
ってもよい。

【００２９】上記実施例では、リクエスト曲の楽曲番号
を携帯電話機にて指定し、その際、電話機歌詞データの
有無やダウンロードすべきＵＲＬなどをやりとりしてい
た。もちろん、カラオケ装置に付属するリモコン送信器
でリクエスト曲を指定し、電話機歌詞データの有無を利
用者が確認し、該当する電話機歌詞データがない場合、
利用者が操作して該当のＵＲＬをカラオケ装置に問い合
わせればよい。

【００３０】また、電話機歌詞データはダウンロードに
限らず、例えば、メモリーカードスロットを装備した携
帯電話機であれば、メモリーカードの形態で提供される
こととしてもよい。あるいは、パーソナルコンピュータ
などの外部の情報処理装置に電話機歌詞データを蓄積し
ておき、携帯電話機が備えるデータ入出力端子を介して
その電話機歌詞データを情報処理装置から転送すること
としてもよい。

【００３１】ダウンロードできる電話機歌詞データはイ
ンターネットに限らず、他の情報通信ネットワーク上に
あってもよい。例えば、カラオケ装置がカラオケ店舗の
ＬＡＮに結合されている場合であれば、そのＬＡＮに接
続されているパーソナルコンピュータなどに蓄積してお
くこともできる。もちろん、カラオケ装置自体に用意し
ておき、無線通信によってダウンロードする形態も考え
られる。

【００３２】なお、携帯型ブラウザ端末は、歌詞描出機
能が実装されていれば、その機器形態は携帯電話機に限
るものではない。

【００３３】

【発明の効果】本発明によれば、カラオケ装置における
楽曲演奏に同期した歌詞画像を携帯型ブラウザ端末に表
示させることができる。そのため、歌唱者は、カラオケ
装置に付属するディスプレイの設置環境や歌唱者の視力
などに依存することなく、歌詞を確認することができ
る。

【００３４】携帯型ブラウザ端末に表示させる歌詞画像
の起源となる歌詞描出データを情報通信ネットワークよ
りダウンロードできるようにしておけば、携帯型ブラウ
ザ端末に多数のカラオケ楽曲についての歌詞描出データ
を用意しておく必要が無く、メモリ容量を節約できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に適用されるカラオケ装置の機
能ブロック図である。

【図２】上記実施例における処理や動作の流れ図であ
る。

【符号の説明】

１カラオケ装置２中央制御部３ハードディスク装置１６通信インタフェース２０携帯電話機

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】カラオケ装置における楽曲演奏に同期し
た歌詞を携帯型ブラウザ端末に表示する方法であって、
つぎの事項（１）〜（３）によって特定される。（１）カラオケ装置とこれの至近にある携帯型ブラウザ
端末とが所定規格の無線信号によって通信する。（２）前記カラオケ装置は、ある楽曲を演奏する際に、
その楽曲の識別情報と演奏同期情報とを前記無線信号に
より前記携帯型ブラウザ端末に向けて適時に出力する。（３）前記携帯型ブラウザ端末は、前記楽曲の歌詞画像
の生成起源となる歌詞描出データを記憶し、前記カラオ
ケ装置から与えられる前記識別情報に対応する歌詞描出
データを前記演奏同期情報に従って処理し、前記楽曲の
演奏に同期した歌詞画像をディスプレイに表示出力す
る。
【請求項２】請求項１において、前記カラオケ装置は
前記携帯型ブラウザ端末との前記無線信号による通信を
通じて、演奏楽曲の歌詞描出データが前記携帯型ブラウ
ザ端末に記憶されていないことを認知すると、当該歌詞
描出データを提供する情報通信ネットワーク上の情報源
を前記携帯型ブラウザ端末に通知し、前記携帯型ブラウ
ザ端末は、当該通知を受け取ると前記情報通信ネットワ
ークに接続し、前記情報源から歌詞描出データをダウン
ロードすることを特徴とするカラオケ装置における楽曲
演奏に同期した歌詞を携帯型ブラウザ端末に表示する方
法。
【請求項３】請求項１に記載の歌詞表示方法に適用さ
れる前記カラオケ装置であって、利用者がリクエストし
た楽曲の伴奏音楽を音響出力する演奏手段と、前記ブラ
ウザ端末と前記無線信号により通信するための通信イン
タフェースと、前記演奏手段により演奏される楽曲につ
いての前記識別情報と前記演奏同期情報とを前記通信イ
ンタフェースにより適時に前記携帯型ブラウザ端末に通
知する手段とを備えたことを特徴とするカラオケ装置。
【請求項４】請求項２に記載の歌詞表示方法に適用さ
れる前記カラオケ装置であって、利用者がリクエストし
た楽曲の伴奏音楽を音響出力する演奏手段と、前記ブラ
ウザ端末と前記無線信号により通信するための通信イン
タフェースと、前記演奏手段により演奏される楽曲につ
いての前記識別情報と前記演奏同期情報とを前記通信イ
ンタフェースにより適時に前記携帯型ブラウザ端末に通
知する手段と、カラオケ楽曲毎の前記情報源を記憶する
手段と、前記携帯型ブラウザ端末との前記無線信号によ
る通信を通じて、演奏対象のカラオケ楽曲についての歌
詞描出データが前記携帯型ブラウザ端末に記憶されてい
るか否かを判断する手段と、当該判断手段により該当の
歌詞描出データが前記携帯型ブラウザ端末に記憶されて
いないことが認知されると、当該カラオケ楽曲の前記情
報源を前記携帯型ブラウザ端末に通知する手段とを備え
たことを特徴とするカラオケ装置。
【請求項５】請求項１に記載の歌詞表示方法に適用さ
れる前記携帯型ブラウザ端末であって、ディスプレイ
と、前記歌詞描出データを前記識別情報に対応付けして
記憶する手段と、前記歌詞描出データを前記カラオケ装
置からの前記演奏同期情報に従って処理して歌詞画像を
前記ディスプレイに表示するための手段とを備えたこと
を特徴とする携帯型ブラウザ端末。
【請求項６】請求項２に記載の歌詞表示方法に適用さ
れる前記携帯型ブラウザ端末であって、ディスプレイ
と、前記歌詞描出データを前記識別情報に対応付けして
記憶する手段と、前記歌詞描出データを前記カラオケ装
置からの前記演奏同期情報に従って処理して歌詞画像を
前記ディスプレイに表示するための手段と、前記情報通
信ネットワークに接続してデータ通信を行うためのネッ
トワーク通信手段と、前記カラオケ装置と前記無線信号
による通信を通じてリクエスト曲の歌詞描出データが記
憶されていない場合にその旨を当該カラオケ装置に通知
する手段と、前記カラオケ装置からの前記情報源を受け
取ると、前記ネットワーク通信手段により、当該情報源
から該当する歌詞描出データをダウンロードする手段と
を備えたことを特徴とする携帯型ブラウザ端末。
【請求項７】請求項５または６において、前記カラオ
ケ装置に演奏させる楽曲の指定情報を前記無線信号によ
り出力する手段を備えたことを特徴とする携帯型ブラウ
ザ端末。