JP2003014982A - 光通信用フェルール - Google Patents
光通信用フェルールInfo
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- JP2003014982A JP2003014982A JP2001197121A JP2001197121A JP2003014982A JP 2003014982 A JP2003014982 A JP 2003014982A JP 2001197121 A JP2001197121 A JP 2001197121A JP 2001197121 A JP2001197121 A JP 2001197121A JP 2003014982 A JP2003014982 A JP 2003014982A
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- JP
- Japan
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- ferrule
- hole
- optical
- insertion holes
- holes
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】光ファイバーの接続部において、複数の光ファ
イバーを同時にかつ効率よく接続し、かつ安価に光ファ
イバーの結合を切り替え可能な光通信用コネクタに用い
るフェルールにおいて、容易に結合効率のとれる構造を
提供する。 【解決手段】円柱状体の中央に1つの貫通孔20を有
し、その周囲に複数の光ファイバーの挿通孔21を有す
るフェルール10であって、上記各挿通孔21が同心円
上に有り、かつ中央の貫通孔20から等距離にある光通
信用フェルールを提供する。
イバーを同時にかつ効率よく接続し、かつ安価に光ファ
イバーの結合を切り替え可能な光通信用コネクタに用い
るフェルールにおいて、容易に結合効率のとれる構造を
提供する。 【解決手段】円柱状体の中央に1つの貫通孔20を有
し、その周囲に複数の光ファイバーの挿通孔21を有す
るフェルール10であって、上記各挿通孔21が同心円
上に有り、かつ中央の貫通孔20から等距離にある光通
信用フェルールを提供する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、光通信におけるフ
ァイバーチャネル、イサーネット等のパラレル転送に用
いられるリボンファイバー同士を接続する目的に用いら
れる光通信用フェルールに関する。
ァイバーチャネル、イサーネット等のパラレル転送に用
いられるリボンファイバー同士を接続する目的に用いら
れる光通信用フェルールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信分野においては、シリアル
データを転送する場合と、パラレルデータを転送する場
合があることが良く知られている。パラレルデータの転
送を行う場合、リボンファイバーが用いられ、このよう
な複数の光ファイバーを結合するコネクターとして図5
に示すような、角形のファイバー埋め込みフィルタ1を
用いていたが、2つのファイバー埋め込みフィルタ1
は、該ファイバー埋め込みフィルタ1の各々の一方の端
面2から複数の光ファイバー3を挿通して接続し、これ
らの該複数の光ファイバー3を結合する場合は、該ファ
イバー埋め込みフィルタ1に設けられた、位置決めピン
用貫通孔4を用いて、位置合わせを行い結合を取る方法
が取られていた。この角形のファイバー埋め込みフィル
タ1は樹脂で作成されている為、量産時の歩留りが悪
く、樹脂で作成されているにも関わらず、かなり高額で
市販されているものであった。
データを転送する場合と、パラレルデータを転送する場
合があることが良く知られている。パラレルデータの転
送を行う場合、リボンファイバーが用いられ、このよう
な複数の光ファイバーを結合するコネクターとして図5
に示すような、角形のファイバー埋め込みフィルタ1を
用いていたが、2つのファイバー埋め込みフィルタ1
は、該ファイバー埋め込みフィルタ1の各々の一方の端
面2から複数の光ファイバー3を挿通して接続し、これ
らの該複数の光ファイバー3を結合する場合は、該ファ
イバー埋め込みフィルタ1に設けられた、位置決めピン
用貫通孔4を用いて、位置合わせを行い結合を取る方法
が取られていた。この角形のファイバー埋め込みフィル
タ1は樹脂で作成されている為、量産時の歩留りが悪
く、樹脂で作成されているにも関わらず、かなり高額で
市販されているものであった。
【0003】この解決策として、特開2000−288
60号公報では図3に示すように、光フェルール10の
中心に挿通孔5bを設け、そこからずれた位置で、かつ
直線状に、挿通孔5a〜5cを設け、かつフェルールの
端面に複数個の印6a,6bを設けた光フェルール10
が提案されている。
60号公報では図3に示すように、光フェルール10の
中心に挿通孔5bを設け、そこからずれた位置で、かつ
直線状に、挿通孔5a〜5cを設け、かつフェルールの
端面に複数個の印6a,6bを設けた光フェルール10
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の1つの挿通孔を
有する光フェルールは光ファイバー同士の結合を実現す
る部品としてよく知られている。この部品が採用された
理由は、材料として主にジルコニアが用いられ、その材
料の性質として、膨張係数が低く、必要な硬度を有し、
変形に強く、剛性も高いためである。また、その形状と
して、光ファイバーの挿通孔を有し、この挿通孔は、内
径研磨装置で±0.5μm以下の精度で研磨仕上げを行
うことが出来、さらに、この内径を利用して、外径は同
様に、±0.5μmの寸法精度、ならびに、1μmの同
心度を実現する事が出来るのである。
有する光フェルールは光ファイバー同士の結合を実現す
る部品としてよく知られている。この部品が採用された
理由は、材料として主にジルコニアが用いられ、その材
料の性質として、膨張係数が低く、必要な硬度を有し、
変形に強く、剛性も高いためである。また、その形状と
して、光ファイバーの挿通孔を有し、この挿通孔は、内
径研磨装置で±0.5μm以下の精度で研磨仕上げを行
うことが出来、さらに、この内径を利用して、外径は同
様に、±0.5μmの寸法精度、ならびに、1μmの同
心度を実現する事が出来るのである。
【0005】加えて、光ファイバーとの結合を行う端面
は球面加工が行われ、光フェルール同士を圧接すること
で、光フェルールに微妙な変形を促し、もって、フィジ
カルコンタクトを実現し、接点で非常に反射の少ない結
合を実現している。
は球面加工が行われ、光フェルール同士を圧接すること
で、光フェルールに微妙な変形を促し、もって、フィジ
カルコンタクトを実現し、接点で非常に反射の少ない結
合を実現している。
【0006】上記、観点から図3の光フェルール10を
検討すると、該各挿通孔5a、5b、5cが直線上に整
列しているため、これらの挿通孔5a〜5cが平面上に
配置しないと結合が取れない事になる。
検討すると、該各挿通孔5a、5b、5cが直線上に整
列しているため、これらの挿通孔5a〜5cが平面上に
配置しないと結合が取れない事になる。
【0007】ところが、これを実現する場合、図4
(a)、(b)に示すような課題が出現する。図4
(a)は光フェルール10を回転研磨により平面部分を
作成した場合で、研磨装置と光ファイバー10の垂直度
を理想的なポイントへ調整する事は困難であるため、端
面7は図のように山型に形成される事になる。このよう
な場合、中央の挿通孔5bは結合が取れるものの、挿通
孔5aと5cは結合が取れなくなる。また、直線運動に
よる研磨を行った場合は図4(b)に示すように、端面
7‘は斜面状になり、傾きの方向が一致しないと結合が
取れないと言う欠点を有している。
(a)、(b)に示すような課題が出現する。図4
(a)は光フェルール10を回転研磨により平面部分を
作成した場合で、研磨装置と光ファイバー10の垂直度
を理想的なポイントへ調整する事は困難であるため、端
面7は図のように山型に形成される事になる。このよう
な場合、中央の挿通孔5bは結合が取れるものの、挿通
孔5aと5cは結合が取れなくなる。また、直線運動に
よる研磨を行った場合は図4(b)に示すように、端面
7‘は斜面状になり、傾きの方向が一致しないと結合が
取れないと言う欠点を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するもので、円柱状体の中央に1つの貫通孔を有し、
その周囲に複数の光ファイバーの挿通孔を有するフェル
ールであって、上記、各挿通孔が同心円状にあり、かつ
中央の貫通孔から等距離に配置したことを特徴とする。
決するもので、円柱状体の中央に1つの貫通孔を有し、
その周囲に複数の光ファイバーの挿通孔を有するフェル
ールであって、上記、各挿通孔が同心円状にあり、かつ
中央の貫通孔から等距離に配置したことを特徴とする。
【0009】また、上記フェルールの先端面は、各挿通
孔部分が突出する形状とすることによって、良好な結合
を得る事が出来る。
孔部分が突出する形状とすることによって、良好な結合
を得る事が出来る。
【0010】さらに、上記挿通孔は1個以上の同心円上
に位置し、かつ同心円上の距離を等間隔とすることによ
って、容易にその位置を正確に位置合わせする事がで
き、また、上記挿通孔は同心円上で連通して設けること
によって、多くの挿入孔を形成する要求に十分対応する
事が出来る。
に位置し、かつ同心円上の距離を等間隔とすることによ
って、容易にその位置を正確に位置合わせする事がで
き、また、上記挿通孔は同心円上で連通して設けること
によって、多くの挿入孔を形成する要求に十分対応する
事が出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図によっ
て説明する。
て説明する。
【0012】図1(a)は挿通孔が4個の場合の光フェ
ルール10の1例である。該光フェルール10には中央
に貫通孔20が設けられている。該貫通孔20は従来の
1つの挿通孔を有する光フェルールと同じように、内径
研磨を行い、その内径が設定値の±0.5μm以下とな
るように研磨される。次に、貫通孔20を利用して、光
フェルール10の外径、ならびに同心度がそれぞれ、±
0.5μm、1.0μmとなるように仕上げられる。貫
通孔20は上記目的のため形成されたもので、光ファイ
バー挿通孔の役目を持たせてはいない。
ルール10の1例である。該光フェルール10には中央
に貫通孔20が設けられている。該貫通孔20は従来の
1つの挿通孔を有する光フェルールと同じように、内径
研磨を行い、その内径が設定値の±0.5μm以下とな
るように研磨される。次に、貫通孔20を利用して、光
フェルール10の外径、ならびに同心度がそれぞれ、±
0.5μm、1.0μmとなるように仕上げられる。貫
通孔20は上記目的のため形成されたもので、光ファイ
バー挿通孔の役目を持たせてはいない。
【0013】図に示すように、貫通孔20の周りには光
ファイバーの挿通孔21a〜21dが同心円上で、か
つ、2つの挿通孔を結んだ線が互いに正確に直交する位
置に配置している。挿通孔の個数は4個の場合を例とし
ているが、2個、3個、さらに多数個の作成が可能であ
る事は容易に理解される。
ファイバーの挿通孔21a〜21dが同心円上で、か
つ、2つの挿通孔を結んだ線が互いに正確に直交する位
置に配置している。挿通孔の個数は4個の場合を例とし
ているが、2個、3個、さらに多数個の作成が可能であ
る事は容易に理解される。
【0014】光フェルール10の端面には、該挿通孔2
1a〜21dの位置決めが出来るように印22a、22
bが設けられている。この印は、必要であれば2個以上
あっても問題にはならない。挿通孔21a〜21dは、
図のように光ファイバーのガイド孔23に接続され、不
図示の光ファイバーは、このガイド孔23を通して挿通
孔21a〜21dに挿入される。
1a〜21dの位置決めが出来るように印22a、22
bが設けられている。この印は、必要であれば2個以上
あっても問題にはならない。挿通孔21a〜21dは、
図のように光ファイバーのガイド孔23に接続され、不
図示の光ファイバーは、このガイド孔23を通して挿通
孔21a〜21dに挿入される。
【0015】図1(b)は光フェルール10を端面から
見た場合の平面図である。図からわかるように、中央に
貫通孔20が位置し、同心円状に4個の挿通孔21a〜
21dが配置されている。多数個の場合は、この中間に
挿通孔が形成される事になる。また、さらに多数となる
場合には、さらに外周部に同心円状に挿通孔が形成され
る事になる。
見た場合の平面図である。図からわかるように、中央に
貫通孔20が位置し、同心円状に4個の挿通孔21a〜
21dが配置されている。多数個の場合は、この中間に
挿通孔が形成される事になる。また、さらに多数となる
場合には、さらに外周部に同心円状に挿通孔が形成され
る事になる。
【0016】図1(c)は他の実施形態を示しており、
多数の挿通孔21nが連通して配置されている。このよ
うにすれば密な多数の挿通孔21nを形成する事が出来
る。
多数の挿通孔21nが連通して配置されている。このよ
うにすれば密な多数の挿通孔21nを形成する事が出来
る。
【0017】上記、光フェルール10の端面を球面研磨
した場合、所望の凸球面が出現するが、さらに挿通孔2
1a〜21dの内側に凹部を設ける事により、挿通孔2
1a〜21d部分が突出した形状とする事が出来る。挿
入孔21a〜21dが同心円上にあるため、端面を回転
研磨することで挿通孔21a〜21dの接触位置を容易
に同一平面状に形成する事が出来、光フェルール10同
士を良好に結合する事が出来る。
した場合、所望の凸球面が出現するが、さらに挿通孔2
1a〜21dの内側に凹部を設ける事により、挿通孔2
1a〜21d部分が突出した形状とする事が出来る。挿
入孔21a〜21dが同心円上にあるため、端面を回転
研磨することで挿通孔21a〜21dの接触位置を容易
に同一平面状に形成する事が出来、光フェルール10同
士を良好に結合する事が出来る。
【0018】この関係を図2によって示す。図2は光フ
ェルール10の断面図である。挿通孔21a〜21dの
外側の端面は突出した凸曲面24aとなり、内側の端面
は凹部24bとなっている。この構造は、結合時、フェ
ルール間で隙間が生じないようにするための配慮と、擬
似的なフィジカルコンタクトを実現させるためである。
ェルール10の断面図である。挿通孔21a〜21dの
外側の端面は突出した凸曲面24aとなり、内側の端面
は凹部24bとなっている。この構造は、結合時、フェ
ルール間で隙間が生じないようにするための配慮と、擬
似的なフィジカルコンタクトを実現させるためである。
【0019】貫通孔20は端面の凹部24bの底部に位
置しており、これに光ファイバーを挿入しても結合を取
る事は出来ず、したがって、完成後は役に立たない孔で
ある。一方、挿通孔21a〜21cは、凸曲面24aと
凹部24bの境界にあり、突出した鞍部に位置してい
る。したがって、挿通孔21aと21cは光フェルール
10の長手方向とは容易に直交する位置に形成する事は
容易である。
置しており、これに光ファイバーを挿入しても結合を取
る事は出来ず、したがって、完成後は役に立たない孔で
ある。一方、挿通孔21a〜21cは、凸曲面24aと
凹部24bの境界にあり、突出した鞍部に位置してい
る。したがって、挿通孔21aと21cは光フェルール
10の長手方向とは容易に直交する位置に形成する事は
容易である。
【0020】また、その形状からわかるように、該挿通
孔21a〜21dは突出した鞍部に位置しているため、
球面によるフィジカルコンタクトには劣るものの、それ
に近いコンタクトを得る事ができる。
孔21a〜21dは突出した鞍部に位置しているため、
球面によるフィジカルコンタクトには劣るものの、それ
に近いコンタクトを得る事ができる。
【0021】次に、挿通孔の数について述べる。光通信
に用いられているモジュールとしてよく、知られている
ものとして、レセプタクルモジュール、サーキュレー
タ、2×2の光スイッチ等がある。これらに要求されて
いる挿通孔は2個である。また、マックス、デマックス
に用いられる1×N分岐には、4、8、12、16、2
4、36、48、64、128、等がある。これらは、
制御回路であるCPUの出力ポートの数と密接に関係し
ている。したがって、挿通孔の数量は、図3に示される
ような奇数ではなく、偶数がその基本となる。
に用いられているモジュールとしてよく、知られている
ものとして、レセプタクルモジュール、サーキュレー
タ、2×2の光スイッチ等がある。これらに要求されて
いる挿通孔は2個である。また、マックス、デマックス
に用いられる1×N分岐には、4、8、12、16、2
4、36、48、64、128、等がある。これらは、
制御回路であるCPUの出力ポートの数と密接に関係し
ている。したがって、挿通孔の数量は、図3に示される
ような奇数ではなく、偶数がその基本となる。
【0022】なお、フェルールの形状は、規格で決めら
れており、その外径は、2.5mmφと1.25mmφ
である。2.5mmφの場合、1つの同心円状に並べら
れる数量はほぼ36個と計算される。したがって、2
つ、あるいは3つの同心円を用いて、ほぼ、64個の挿
通孔を作成するのが限界と思われる。また、1.25m
mφでは、36個がその限界と考えられる。
れており、その外径は、2.5mmφと1.25mmφ
である。2.5mmφの場合、1つの同心円状に並べら
れる数量はほぼ36個と計算される。したがって、2
つ、あるいは3つの同心円を用いて、ほぼ、64個の挿
通孔を作成するのが限界と思われる。また、1.25m
mφでは、36個がその限界と考えられる。
【0023】さて、上述したように挿通孔が突出するよ
うに形成する方法であるが、これらは、レンズの加工、
あるいはフェルールの球面加工を応用する事により、実
現できる。従来のフェルールは、15〜25mmRの球
面加工を行っている。したがって、まず、球面加工機
で、15〜25mmRの球面加工を行う。この時、例え
ば、球面の大きさを20mmRとすると、2.5mmφ
のフェルールの球面の先端は約70μm突出している事
となる。挿通孔を中心から0.5mm離れた位置に設定
すると、その位置での突出部は12μm突出している事
となる。したがって、砥石を凹面砥石から凸面砥石に変
え、接触面から24μm研削を行って凹部24bを形成
すると、挿通孔部分が同心円状に突出して形成される事
になる。したがって、貫通孔24は挿通孔より12μm
へこんだ位置にあることになる。
うに形成する方法であるが、これらは、レンズの加工、
あるいはフェルールの球面加工を応用する事により、実
現できる。従来のフェルールは、15〜25mmRの球
面加工を行っている。したがって、まず、球面加工機
で、15〜25mmRの球面加工を行う。この時、例え
ば、球面の大きさを20mmRとすると、2.5mmφ
のフェルールの球面の先端は約70μm突出している事
となる。挿通孔を中心から0.5mm離れた位置に設定
すると、その位置での突出部は12μm突出している事
となる。したがって、砥石を凹面砥石から凸面砥石に変
え、接触面から24μm研削を行って凹部24bを形成
すると、挿通孔部分が同心円状に突出して形成される事
になる。したがって、貫通孔24は挿通孔より12μm
へこんだ位置にあることになる。
【0024】次に2つの同心円上の場合には、上記方法
で、2つの同心円の中点に合わせて研磨を行い、次に、
凸面砥石の位置を該中点に持ってゆき、突出している部
分を無くすような研磨を行うことにより実現する事が出
来る。
で、2つの同心円の中点に合わせて研磨を行い、次に、
凸面砥石の位置を該中点に持ってゆき、突出している部
分を無くすような研磨を行うことにより実現する事が出
来る。
【0025】印22a、22bは挿通孔との関係を正確
に決めておかなければならないため、射出成形で、形成
する場合には、コアピン側に型で形成しておく事が必要
である。また、レーザ加工等でピンの穴あけを行う場合
には、同時に印も同じ装置で行う必要がある。
に決めておかなければならないため、射出成形で、形成
する場合には、コアピン側に型で形成しておく事が必要
である。また、レーザ加工等でピンの穴あけを行う場合
には、同時に印も同じ装置で行う必要がある。
【0026】
【実施例】本発明実施例として図1に示す光フェルール
10を作成した。図に示す貫通孔20とガイド孔23、
並びに印22a、22bを有するブランクフェルールを
射出成形により作成した。次に、内径研磨により貫通孔
20の内径を研磨で、125μm±0.5μmに仕上げ
た。この寸法を採用した理由は、従来の装置の流用が可
能だからである。次に、加工機で、外径加工を行い、2
500μm±0.5μm、同心度1.0μmを達成し
た。
10を作成した。図に示す貫通孔20とガイド孔23、
並びに印22a、22bを有するブランクフェルールを
射出成形により作成した。次に、内径研磨により貫通孔
20の内径を研磨で、125μm±0.5μmに仕上げ
た。この寸法を採用した理由は、従来の装置の流用が可
能だからである。次に、加工機で、外径加工を行い、2
500μm±0.5μm、同心度1.0μmを達成し
た。
【0027】次に、内径を画像処理により取り込み、最
小二乗法を用いて、内径の中心を算出した。この中心と
印22a、22bがずれていない事を確認した。方法に
よっては、この時点で、逆に印を付ける方法も可能であ
る。
小二乗法を用いて、内径の中心を算出した。この中心と
印22a、22bがずれていない事を確認した。方法に
よっては、この時点で、逆に印を付ける方法も可能であ
る。
【0028】次に、印22a、22bと中心を結ぶ線
上、ならびに垂直の線上でかつ等間隔の位置を割り出
し、その位置に固定した後、順番に挿通孔21a、21
b、21c、21dをレーザ加工により形成した。その
後、内径研磨装置により、各穴の径を125μm±0.
5μmに仕上げた。
上、ならびに垂直の線上でかつ等間隔の位置を割り出
し、その位置に固定した後、順番に挿通孔21a、21
b、21c、21dをレーザ加工により形成した。その
後、内径研磨装置により、各穴の径を125μm±0.
5μmに仕上げた。
【0029】次の工程で、まず、従来の球面研磨により
端面の凸曲面24aを形成し、その後、同装置の研磨治
具の入れ替えを行ない、端面の凹部24bの形成を行
い、光フェルール10を完成させた。
端面の凸曲面24aを形成し、その後、同装置の研磨治
具の入れ替えを行ない、端面の凹部24bの形成を行
い、光フェルール10を完成させた。
【0030】完成した光フェルール10に4本の光ファ
イバーを挿入し、接着剤で固定し、研磨により、ファイ
バー付きフェルールを完成させた。本フェルールと割ス
リーブを用いて、接合時に要求される挿入損失、並びに
反射特性を測定した所、挿入損失として0.3dB、反
射特性として40dB以上を得る事が出来た.
イバーを挿入し、接着剤で固定し、研磨により、ファイ
バー付きフェルールを完成させた。本フェルールと割ス
リーブを用いて、接合時に要求される挿入損失、並びに
反射特性を測定した所、挿入損失として0.3dB、反
射特性として40dB以上を得る事が出来た.
【0031】
【発明の効果】このように、本発明によれば、貫通孔に
より正確な外径加工を行うことが出来、また、その内径
から正確なフェルールの中心を算出する事が出来、それ
により、正しい位置に挿通孔を形成する事が出来る。ま
た、端面の突出部に同心円状に挿通孔を設ける事によ
り、位置精度が高く、擬似的なフィジカルコンタクトに
対応した複数ファイバーの結合コネクタを低コストで提
供することが可能となる。
より正確な外径加工を行うことが出来、また、その内径
から正確なフェルールの中心を算出する事が出来、それ
により、正しい位置に挿通孔を形成する事が出来る。ま
た、端面の突出部に同心円状に挿通孔を設ける事によ
り、位置精度が高く、擬似的なフィジカルコンタクトに
対応した複数ファイバーの結合コネクタを低コストで提
供することが可能となる。
【図1】本発明の光通信フェルールを示しており、
(a)は斜視図、(b)は端面の平面図、(c)は他の
実施形態の端面の平面図である。
(a)は斜視図、(b)は端面の平面図、(c)は他の
実施形態の端面の平面図である。
【図2】本発明の光通信フェルールの断面図である。
【図3】従来の光通信フェルールの斜視図である。
【図4】(a)、(b)は、従来の光通信フェルールの
結合状態の断面図である。
結合状態の断面図である。
【図5】従来のファイバ埋め込みフィルタの斜視図であ
る。
る。
1 ファイバー埋め込みフィルタ
2 端面
3 光ファイバー
4 位置決めピン用貫通孔
5a 挿通孔
5b 挿通孔
5c 挿通孔
6a 印
6b 印
7 端面
7' 端面
10 フェルール
20 貫通孔
21a 挿通孔
21b 挿通孔
21c 挿通孔
21d 挿通孔
22a 印
22b 印
23 ガイド孔
24a 凸曲面
24b 凹部
Claims (4)
- 【請求項1】円柱状体の中央に1つの貫通孔を有し、そ
の周囲に複数の光ファイバーの挿通孔を有するフェルー
ルであって、上記各挿通孔が同心円上に有り、かつ中央
の貫通孔から等距離にある事を特徴とする光通信用フェ
ルール。 - 【請求項2】上記フェルールの先端面は、各挿通孔部分
が突出する形状であることを特徴とする請求項1記載の
光通信用フェルール。 - 【請求項3】上記挿通孔は1個以上の同心円上に位置
し、かつ同心円上での距離が等間隔である事を特徴とす
る請求項1又は2記載の光通信用フェルール。 - 【請求項4】上記挿通孔が同心円上で連通して設けられ
ている事を特徴とする請求項1又は2記載の光通信用フ
ェルール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001197121A JP2003014982A (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 光通信用フェルール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001197121A JP2003014982A (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 光通信用フェルール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003014982A true JP2003014982A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19034786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001197121A Pending JP2003014982A (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 光通信用フェルール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003014982A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013018567A1 (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | 光プラグの製造方法、光プラグ及び光コネクタ |
WO2023175865A1 (ja) * | 2022-03-17 | 2023-09-21 | 日本電信電話株式会社 | 円筒多心フェルール及び光コネクタ |
-
2001
- 2001-06-28 JP JP2001197121A patent/JP2003014982A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013018567A1 (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | 光プラグの製造方法、光プラグ及び光コネクタ |
WO2023175865A1 (ja) * | 2022-03-17 | 2023-09-21 | 日本電信電話株式会社 | 円筒多心フェルール及び光コネクタ |
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