JP2003014672A - 金属表面の判定方法、プリント配線基板、および多層配線基板の製造方法 - Google Patents

金属表面の判定方法、プリント配線基板、および多層配線基板の製造方法

Info

Publication number
JP2003014672A
JP2003014672A JP2001199939A JP2001199939A JP2003014672A JP 2003014672 A JP2003014672 A JP 2003014672A JP 2001199939 A JP2001199939 A JP 2001199939A JP 2001199939 A JP2001199939 A JP 2001199939A JP 2003014672 A JP2003014672 A JP 2003014672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
determination
determination target
copper foil
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001199939A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Higashiya
秀樹 東谷
Shinobu Kokubu
忍 國府
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001199939A priority Critical patent/JP2003014672A/ja
Publication of JP2003014672A publication Critical patent/JP2003014672A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】配線材料となる金属の最表面状態を定量的に判
定する方法を提供し、プリント配線基板の製品ばらつき
を抑制する。 【解決手段】 判定対象金属201の表面に対するX線
照射でこの金属表面から放出される光電子を検出するこ
とで表面を解析する。そして、判定対象金属201の表
面を選択的に除去する。判定対象金属201の表面の選
択的除去で露出した判定対象金属201の露出面に対す
るX線照射でこの露出面から放出される光電子を検出す
ることで露出面(内部)を解析する。そして、判定対象
金属201の表面解析結果と露出面解析結果とを比較す
ることで、その表面状態を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
の配線材料に用いられる金属の表面判定方法と、その金
属を用いて作製されるプリント配線基板および多層配線
基板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板には、紙フェノール基
板、ガラスエポキシ基板、フレキシブル基板、全層IV
H構造の樹脂多層基板等さまざまな形態の基板が存在す
る。これらプリント配線基板においては、電気的な配線
経路を形成する配線材料として、その導電率の高さから
銅を用いることが一般的である。そして、この銅配線を
形成する方法として、銅箔を電気絶縁性基材に接着させ
た後エッチングによって配線を形成するサブトラクト法
があり、現在、プリント配線基板の製造に広く用いられ
ている。
【0003】また、多層配線基板の層間接続の主流とな
っていたスルーホール内壁の金属めっき導体に代えて、
多層配線基板の任意の電極を任意の配線パターン位置に
おいて層間接続できる全層IVH構造の樹脂多層基板と
呼ばれるものが最近注目されている(特開平06−26
8345号公報)。この構成によれば、多層配線基板の
ビアホール内に導電体を充填して必要な各層間のみを接
続することが可能となり、部品ランド直下にインナービ
アホールを設けることができて、基板サイズの小型化や
高密度実装を実現することができる。また、インナービ
アホールにおける電気的接続は導電性ペーストを用いて
いるために、ビアホールにかかる応力を緩和することが
でき、熱衝撃等による寸法変化に対して安定な電気的接
続を実現することができる。
【0004】ところで、サブトラクト法に用いる銅箔と
しては、電気絶縁性基材との間の密着力確保、配線パタ
ーン形成の際のフォトレジストとの間の密着力確保、銅
箔表面の変質抑制、マイグレーション抑制等の観点から
銅箔表面に表面処理層を形成したものが用いられてい
る。
【0005】表面処理層を必要とする点においては全層
IVH構造の樹脂多層基板も同様であるが、次の点に特
徴がある。すなわち、全層IVH構造の樹脂多層基板に
おいては、各層に設けられた配線とビアホールに充填さ
れた導電性ペーストとが接触することで電気的接続を確
保しているために、ビア接続状態に配線材料である銅箔
の最表面状態が大きく影響することとなる。つまり、全
層IVH構造の樹脂多層基板においては、銅箔の最表面
状態の制御がビア接続状態を安定化させるための必須の
条件となる。以下、説明する。
【0006】全層IVH構造の樹脂多層基板では層間接
続における高い電気導通性を確保するためには、配線と
ビアとがその界面において互いに直接にかつ強固に接触
することが必要となる。そのため、配線とビアとの界面
において配線全体が表面処理層により被覆されていては
高い電気導通性を得ることができなくなってしまう。こ
のような理由により、従来から全層IVH構造の樹脂多
層基板の配線として用いられる銅箔においては、銅箔表
面に銅箔本体が部分的(斑状態に)に露出する状態で、
前記表面処理層を銅箔表面に形成することが実施されて
いる。そのため、この種の銅箔では、形成した表面処理
層の表面において、銅箔が部分的に露出しているかどう
かを精度高く判定する必要がある。このように、サブト
ラクト法により配線を形成する際に用いられる銅箔にお
いても、全層IVH構造樹脂多層基板に用いられる銅箔
においても、最表面の状態(表面処理層の最表面での状
態)を厳密に判定する必要がある。これに対して、従来
から銅箔等の金属の表面状態を判定する方法には、主と
して蛍光X線による分析法が用いられている。この蛍光
X線による分析法手法の原理は、金属表面にX線を照射
し、出てくる特性X線(蛍光X線)を検出して、その特
徴を解析することで金属表面を判定するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
金属表面判定方法(蛍光X線分析法)により表面処理層
の状態を判定しようとしても、それは表面処理金属の全
付着量を定量的に判定したものにしか過ぎず、表面にお
ける状態を選択的に判定したものとはならなかった。以
下、その理由を説明する。蛍光X線分析法による金属表
面判定方法においては、金属表面からだけではなく、金
属表面から約100μm程度厚み方向内側の領域にわた
るそれぞれの領域から特性X線が放出されることになら
ざるを得ない。つまり、蛍光X線分析法では、表面処理
により形成される成分(具体的には、Cr、Ni、Z
n、Ti等であって、これらの成分を、以下、処理形成
成分という)が行き渡るほぼ全ての金属表面付近領域か
ら特性X線が放出されることになる。そのため、このよ
うにして放出される特性X線から金属表面を判定する
と、その判定結果は最表面を選択的に判定したものとは
ならず、処理形成成分が行き渡るほぼ全ての金属表面付
近全体の状態を判定したものとなり、それは、表面処理
層構成成分の全体量(全付着量)を反映したものとなっ
てしまう。このように、蛍光X線を用いた金属表面判定
方法では、銅箔最表面の状態について厳密に判定するこ
とができず、このことがプリント配線基板の製品ばらつ
きを引き起こす原因のひとつとなっていた。
【0008】本発明は、上記した課題を解決するため
に、配線材料である銅箔等の金属の最表面状態を定量的
に判定する方法を提供し、プリント配線基板の製品ばら
つきを抑制することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の金属表面判定方法では、判定対象金属の
表面に対するX線照射によりこの金属から放出される光
電子を検出する表面解析工程と、判定対象金属の表面を
選択的に除去する除去工程と、判定対象金属の表面の選
択的除去により露出した判定対象金属の露出面に対する
X線照射によりこの露出面から放出される光電子を検出
する内部解析工程と、前記判定対象金属の表面解析結果
と露出面解析結果との比較により、判定対象金属の表面
状態を判定する判定工程と、含んでいることに特徴を有
している。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1では、判定対象
金属の表面に対するX線照射によりこの金属から放出さ
れる光電子を検出する表面解析工程と、判定対象金属の
表面を選択的に除去する除去工程と、判定対象金属の表
面の選択的除去により露出した判定対象金属の露出面に
対するX線照射によりこの露出面から放出される光電子
を検出する内部解析工程と、前記判定対象金属の表面解
析結果と露出面解析結果との比較により、判定対象金属
の表面状態を判定する判定工程と、含んでいることに特
徴があり、これにより次のような作用を有する。X線を
照射したときに放出する光電子は表面より数十Å程の深
さより放出したものであり、放出される光電子のエネル
ギーは金属最表面の構成元素を反映したものとなる。し
かしながら、放出される光電子のエネルギーは、測定条
件、測定対象金属の状態等により大幅に変動し、前記構
成元素の量を定量化できる値とはならない。そこで、本
発明では、表面の測定を実施したのち、判定対象金属の
表面を選択的に除去し、そのうえで、露出した判定対象
金属の露出面に対して同様の解析を実施し、表面の解析
結果と露出面の解析結果とを比較している。つまり、露
出面すなわち、判定対象金属の内部の解析結果との比較
を行うことで、判定対象金属の表面を定量的なパラメー
タに基づいて解析することを可能にした。これにより、
判定対象金属の最表面に表面処理層を設けた場合などに
おいて、その表面処理層の状態を反映した表面状態を判
定することが可能となる。
【0011】具体的には、請求項2に記載したように、
前記表面解析工程においては、判定対象金属の表面を構
成する元素の検出ピーク量を算定し、前記内部解析工程
においては、判定対象金属の露出面を構成する元素の検
出ピーク量を算定し、前記判定工程においては、判定対
象金属の表面を構成する元素の検出ピーク量と判定対象
金属の露出面を構成する元素の検出ピーク量との比率を
算出し、その比率に基づいて、判定対象金属の表面状態
を判定する、のが好ましい。この様な算出手法を用いる
ことで、金属内部の状態と比較することにより、金属最
表面の状態を定量的に表すパラメータを導入することが
でき、判定対象金属の表面状態を効率よく定量的に判定
することが可能となる。
【0012】さらに好ましくは、請求項3に記載したよ
うに、前記判定対象金属を構成する一成分元素に対し
て、前記表面解析工程と、前記内部解析工程とを実施す
るのが好ましい。そうすれば、前記一成分元素が表面に
おいて、どの程度存在するのかを、定量的に評価判定す
ることができるようになる。
【0013】この場合、請求項4に記載したように、一
成分元素は、判定対象金属を構成する主成分元素であれ
ば、表面における主成分元素の存在状況を定量的に評価
判定することができるようになる。例えば、判定対象金
属の表面に微量に表面処理層が形成されている状態で表
面処理層構成元素の量を判定する場合においては、表
面、内部においてそれぞれ表面処理層構成元素に対して
表面解析工程と内部解析工程とを実施すると、内部解析
工程における検出ピークが小さくなり金属最表面と金属
内部(露出面)でのピーク量の比率に検出誤差が生じ易
くなる。そこで、本発明では、判定対象金属の主成分元
素に着目して表面と金属内部(露出面)との間のピーク
量比を算出することで、金属表面、内部共に比較的大き
いピーク量が検出できるようにして、結果として検出誤
差を小さくして、確度の高い判定を実現した。
【0014】しかしながら、請求項5に記載したよう
に、前記判定対象金属を構成する主成分元素以外の成分
元素に関する前記表面解析結果と、前記判定対象金属を
構成する主成分元素に関する前記露出面解析結果とを比
較することで、前記判定対象金属の表面状態を判定する
こともできる。
【0015】そうすれば、露出面における主成分元素の
解析結果と、表面における主成分元素以外の成分元素の
解析結果との比較により、表面における主成分元素以外
の成分元素の存在状況を定量的に評価判定することがで
きる。例えば、判定対象金属の表面に微量に表面処理が
施され、金属内部には表面処理元素が存在しない、もし
くは極微量存在する場合には、表面での表面処理元素ピ
ーク量と、金属内部の表面処理元素とは異なる金属元素
のピーク量との間の比率を算出することで、金属表面に
存在する表面処理元素量を反映したパラメータで判定対
象金属の判定を行うことができるのである。
【0016】なお、請求項6に記載したように、前記X
線を電子線に、前記光電子を特性X線にそれぞれ置き換
えても、上述した各請求項と同様の作用効果を得ること
ができる。すなわち、電子線を照射したときに放出され
る特性X線についても、その特性X線は判定対象金属の
表面より0.1から10μmほどの深さより放出される
ものであるために、放出された特性X線は金属表面の元
素構成を反映したものとなり、最表面での金属表面状態
を反映した判定を行うことができる。
【0017】また、請求項7に記載したように、前記X
線を電子線に、前記光電子をオージェ電子にそれぞれ置
き換えても、上述した各請求項と同様の作用効果を得る
ことができる。すなわち、電子線を照射したときに放出
されるオージェ電子についても、オージェ電子は判定対
象金属の表面より数十Å程の深さより放出するものであ
るために、放出されたオージェ電子は金属表面の元素構
成を反映したものとなり、最表面での金属表面状態を反
映した判定を行うことができる。
【0018】また、請求項8に記載したように、前記X
線を1次イオンに、前記光電子を2次イオンにそれぞれ
置き換えても、上述した各請求項と同様の作用効果を得
ることができる。すなわち、1次イオンを照射したとき
に放出される2次イオンについても、2次イオンは表面
より数十Å程の深さより放出されるものであり、放出さ
れた2次イオンは判定対象金属の表面の元素構成を反映
したものとなり、最表面での金属表面状態を反映した判
定を行うことができる。
【0019】請求項9に記載したように、請求項1ない
し8のいずれかに記載の金属表面判定方法によってその
表面状態が良好であると判定された金属からなる配線層
を有するプリント配線基板によれば、プリント配線基板
の特性に直接影響を与える配線材料(銅箔等)の最表面
の状態でその配線材料を選別することが可能となり、こ
れにより、結果としてプリント配線基板の特性ばらつき
を抑制することができ、その基板は電気導通性に優れた
ものとなる。
【0020】この場合、プリント配線基板は、請求項1
0に記載したように、電気絶縁性基材と、前記電気絶縁
性基材の両側に配置された配線と、前記電気絶縁性基材
を貫通して形成されたビアホールと、前記ビアホールに
充填された導電性ペーストとを備え、前記配線が前記電
気絶縁性基材の両面間で前記導電性ペーストによって電
気的に接続されたものであれば、導電性ペーストと配線
材料の接触状態の製造ばらつきを低減することができる
ようになる。これはビア接続の製造ばらつきの低減に繋
がる。
【0021】本発明の金属表面判定方法により判定され
た金属を用いて全層IVH構造の樹脂多層基板を作製す
る方法としては、請求項11に記載したように、電気絶
縁性基材に対して、その厚み方向に貫通するビアホール
を形成する工程と、前記ビアホールに導電粒子と熱硬化
性樹脂とからなる導電性ペーストを充填する工程と、前
記電気絶縁性基材の表面に、請求項1ないし8のいずれ
かに記載の金属表面判定方法によりその表面が良好であ
ると判定された金属からなる配線材料を設ける工程と、
前記電気絶縁性基材と前記導電性ペースとを加熱加圧し
硬化させる工程と、を含み、前記加熱加圧工程により、
ビアホール両端に設けられた配線材料と前記導電性ペー
ストとを電気的に接続する、という方法が挙げられる。
この方法によれば、電気導通性に優れた全層IVH構造
の樹脂多層基板を作製することが可能となる。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1に本発明の一実施形態にかかる金
属表面の判定方法の概略を示す。ここで、判定対象とな
る金属は金属表面に表面処理がほどこされたものであ
り、この表面処理の状態が製品特性に影響を与え、表面
処理状態を詳細に管理選別する必要がある金属材料であ
れば構わない。
【0023】なお、本実施の形態では、判定の対象金属
として、プリント配線基板に用いられる銅箔の例を取り
上げ説明することにするが、金属材料についてはこれに
限定されるものではない。
【0024】図2にプリント配線基板に用いられる銅箔
の断面図を示している。銅箔201の両面に表面処理層
202が形成されている。表面処理層202としては、
Cr、Ni、Zn、Ti、Co等の金属およびこれら金
属の合金や、防錆効果を持つ有機防錆膜が代表例として
挙げることができる。これらの表面処理層材料は電気絶
縁性基材との密着力確保、配線パターン形成の際のフォ
トレジストとの密着力確保、部品実装性、銅箔表面の変
質抑制、マイグレーション抑制等の各要求特性について
特性改善を目的としたものである。表面処理層201は
所定の厚みをもって形成されるが、他の材料との界面と
なる表面処理層201の最表面の状態が製品特性に対し
て大きな影響を与える。また、この表面処理は片面のみ
に施されている場合、両面に施されている場合等、要求
特性に応じて様々である。
【0025】図1に示す表面解析工程で銅箔201の最
表面の状態を解析する。解析手法としては、銅箔にX線
を照射し放出される光電子を検出する解析手法、いわゆ
るX線光電子分光分析(XPS、ESCA)の手法を用
いることができる。この場合に得られる情報の深さは放
出される光電子の脱出深さに対応し、数十Åの極表面の
情報である。
【0026】次に、除去工程にて銅箔表面を除去する。
表面の除去については、真空中でのスパッタリング、ウ
エットエッチング、ドライエッチング、研磨等による物
理的除去を用いることができる。表面解析工程において
X線光電子分光分析法を用いる場合は、分析が真空雰囲
気化で行われる。そのため、真空雰囲気下で連続してス
パッタリングによって銅箔表面を除去すれば、表面への
水、カーボン、酸素等の付着がなくより好ましい。
【0027】次に、内部解析工程で銅箔内部が露出され
た状態を再度の解析を行う。ここでの解析は表面解析工
程と同様、銅箔にX線を照射し放出される光電子を検出
する解析手法、いわゆるX線光電子分光分析(XPS、
ESCA)の手法を用いる。
【0028】また、除去工程での除去量については、銅
箔201における表面処理層202の形成厚みに依存す
ることになるものの、銅箔201の構成材料の主成分で
ある銅(Cu)の解析量が飽和する深さまで除去するこ
とが好ましく、そうすれば、安定した解析データを得る
ことができる。
【0029】次に、判定工程で、表面解析工程での解析
結果と内部解析工程での解析結果とを比較して銅箔の表
面状態を判定する。図3に解析結果の一例を示す。図3
においては、表面処理層202を構成する元素であるZ
nとCuとNiについての表面解析結果と内部解析結果
とを合わせて示している。内部解析結果については、1
回のスパッタリングによって約30Å表面を除去し除去
面を解析することを10回繰り返した。
【0030】図3では一番下側が最表面の分析結果を示
し、上に行くほど内部の分析結果に対応する。各分析結
果でピークがそれぞれの金属元素の存在に対応してい
る。図3では説明のために、内部解析を10回行った結
果を示しているが、本発明はこのような手法に限定され
るものではなく、比較すべき内部データは少なくともひ
とつ設定すればよい。
【0031】表面解析結果と内部解析結果との比較につ
いては、図3に示すピーク高さの比較で行っても構わな
いが、図4に示すように元素の検出感度補正等を行いピ
ーク面積を算出すれば比較が行い易くなる。図4では図
3のピーク面積より算出した各元素の検出量を縦軸に、
横軸にスパッタ回数をプロットした。図4では右に行く
ほど内部の元素状態を示すことになる。
【0032】図4ではスパッタ8回以降では内部の状態
がほとんど変化していないのがわかる。そこで、状態が
ほとんど変化していない8回目以降の元素検出量と表面
解析での元素検出量とを比較し比率を算出することで、
安定した定量評価を実現している。以下、銅箔201
(評価対象金属)上に表面処理層202を設けた本実施
形態における最表面部位での主成分元素の分布状態を測
定する場合を例にして具体的に説明する。
【0033】評価対象金属の主成分(Cu等)の表面露
出状態が製品を判定する基準となる場合には、次のよう
に測定する。表面処理層202の構成元素ではなく、銅
箔201の主成分元素(Cu)に着目し、この主成分元
素(Cu)について、最表面での検出量と銅箔内部(露
出面)での検出量とを比較する。すなわち、元素検出量
が安定した測定結果(図4ではスパッタ8回以降の測定
結果)におけるCu検出量をY(図4ではおよそ500
00の値を示している)とし、スパッタ0回(最表面)
におけるCu検出量をX(図4では、およそ3000程
度を示している)とする。この場合には、最表面部位に
おけるCu検出量と銅箔201の内部における安定した
Cu検出量との比較結果(=X/Y=3000/500
00)を、最表面部位におけるCu量を定量化したパラ
メータとして用いることができる。
【0034】また、評価対象金属の表面に形成した表面
処理層の形成状態が製品を判定する基準となるために、
表面処理層202を構成する元素の量を測定する場合に
おいては、次のように測定する。すなわち、測定対象元
素(表面処理層構成元素)が銅箔201内部でほとんど
存在しなたために、同一元素のデータを、最表面部位
と、銅箔201内部とで比較すると検出誤差が生じ易く
なり、その結果、比率算出時に誤差が生じやすくなる。
そこで、図4に示すように、Cuといった評価対象金属
の主成分に着目し、銅箔201内部におけるCuの検出
量と、最表面部位における表面処理層構成元素金属の検
出量との間の比率をとれば、比較的誤差の少ない比率評
価を実現することができる。具体的にいえば、表面処理
層202の構成元素であるZnの最表面部位における検
出量をU(図4では、およそ6000の値を示してい
る)とする。この場合には、最表面部位におけるZnの
検出量と銅箔201の内部における安定したCu検出量
との比較結果(=U/Y=6000/50000)を、
最表面部位におけるZn量を定量化したパラメータとし
て用いることができる。
【0035】上記した比率と実際の基板での要求特性と
の相関をとることで、合否判定のしきい値を決定すれ
ば、確度の高い合否判定を実現することができる。各種
プリント配線基板における要求特性として、銅箔(配線
パターン)と電気絶縁性基材との間の密着強度、銅箔と
フォトレジストとの間の密着強度、銅箔へのはんだ濡れ
性、マイグレーション等をとれば、プリント配線基板の
銅箔として必要な特性を満たすものを選別し提供するこ
とができる。
【0036】なお、上述した実施形態においては、表面
解析の手法として、X線を照射し放出される光電子を検
出する解析手法、いわゆるX線光電子分光分析(XP
S、ESCA)の手法を用いる例を示した。しかしなが
ら、本発明はこのような手法に限定されるものではな
く、表面解析の手法としては、前記X線を電子線に、前
記光電子を特性X線に置き換えても同様の効果が得られ
る。この解析手法はX線マイクロ分析(XMA、EPM
A)と呼ばれている。電子線を照射したときに放出され
る特性X線についても、特性X線は表面より0.1〜1
0μm程の深さより放出したものであって、放出された
特性X線は金属表面の元素構成を反映したものとなり、
最表面の状態(最表面での金属表面処理状態を含む)を
反映した判定を行うことができる。
【0037】また、表面解析手法として、前記X線を電
子線に、前記光電子をオージェ電子に置き換えても同様
の効果が得られる。この解析手法はオージェ電子分光分
析(AES)と呼ばれている。電子線を照射したときに
放出されるオージェ電子についても、オージェ電子は表
面より数十Å程の深さより放出したものであって、放出
されたオージェ電子は金属表面の元素構成を反映したも
のとなり、最表面の状態(最表面での金属表面処理状態
を含む)を反映した判定を行うことができる。
【0038】また、表面解析手法として、前記X線を1
次イオンに、前記光電子を2次イオンに置き換えても同
様の効果が得られる。この解析手法は2次イオン質量分
析(SIMS)と呼ばれている。1次イオンを照射したと
きに放出される2次イオンについても、2次イオンは表
面より数十Å程の深さより放出したものであり、放出さ
れた2次イオンは金属表面の元素構成を反映したものと
なり、最表面の状態(最表面での金属表面処理状態を含
む)を反映した判定を行うことができる。
【0039】次に、全層IVH構造の樹脂多層基板に配
線パターンと用いる銅箔の表面状態の判定を行う場合を
説明する。
【0040】図5に、全層IVH構造の樹脂多層基板の
断面構造を示している。電気絶縁性基材501に貫通孔
502が形成され、貫通孔502内には導電性ペースト
503が充填されている。この導電性ペースト503は
貫通孔502の両側にある配線504と電気的に接続し
ている。この配線504は銅箔をエッチングして形成さ
れている。このような貫通孔502における電気的接続
を確保するうえで、配線504である銅箔と導電性ペー
スト503との間の接触状態を強固に維持することが重
要である。つまり配線材料である銅箔の表面処理状態が
層間接続における電気的接続に大きな影響を与える。
【0041】銅箔の表面に過剰な防錆処理層を付着させ
たり、銅を酸化等で変質させた場合には、導電性ペース
ト503内の導電性粒子と配線504(銅箔)との接点
における電気抵抗値が高くなり、結果として接続抵抗値
が高くなって、基板特性のばらつきが大きくなる。この
ように、配線504(銅箔)と導電性粒子との間の接触
状態が悪い場合には、信頼性試験等での抵抗値増加が顕
著となり、プリント配線基板の品質を損ねる要因とな
る。
【0042】そこで、上記銅箔の判定方法によって銅箔
の最表面の銅露出率を算出し、算出した銅露出量に基づ
いて銅箔を判定して銅箔の選別を行うことで、ビア接続
抵抗値を安定化させることができる。本実施形態におい
ては、スパッタ10回によって約300Å表面を除去し
た露出面における銅(銅箔の主成分)の検出量と最表面
での銅(銅箔の主成分)の検出量との間の比率を算出す
ることで銅の露出率を決定した。しかしながら、内部解
析として用いる検出データはスパッタ10回したのちの
露出面に対する解析結果に限られるものではなく、深さ
方向の元素状態が大きく変動しない領域であれば構わな
い。
【0043】また、ここでは、表面解析として最表面の
検出量を用い露出比率を算出したが、最表面に付着した
カーボンや水分等の影響で解析結果が製品特性と相関が
取りにくい場合には、最表面をスパッタによってわずか
に除去し露出した面での解析データを最表面での検出量
としても構わない。
【0044】図6に銅露出率と接続抵抗値の関係を示
す。この評価については、貫通孔502の径が約50μ
m、電気絶縁性基材501の厚みが約25μmである全層
IVH構造の樹脂多層基板における1穴のビア接続抵抗
値を評価したものである。この構成の基板においては、
選別のしきい値をマージン込みで20%以上に設定すれ
ば、ばらつきの少ない安定した品質が得られている。こ
のしきい値はこれに限られるものではなく基板構成が変
わった場合は実際の製品の特性にあわせて設定すれば良
い。
【0045】次に、全層IVH構造の樹脂多層基板の製
造方法について図7を参照して説明する。図7(a)〜
(i)は、主要な製造工程について断面図を示した。
【0046】これらの図において、符号701は被圧縮
性の多孔質基材よりなる電気絶縁性基材である。図7
(a)に示すように、電気絶縁性基材701の両側に保
護フィルム702をラミネート加工によって貼り付け
る。
【0047】続いて、図7(b)に示すように、電気絶
縁性基材701と保護フィルム702の全てを貫通する
貫通孔703をレーザー加工等の手法によって形成す
る。
【0048】次に図7(c)に示すように、貫通孔70
3に導電性ペースト704を充填する。その後、両面の
保護フィルム702を剥離し、この状態で基材両面から
配線材料である銅箔705を積層配置すると図7(d)
に示す状態になる。銅箔705としては、表面が粗化さ
れ表面処理層が形成された銅箔を用いるのが好ましい。
そして、銅箔705は本発明の表面判定方法により、最
表面における銅露出率が20%以上と評価されたものを
用いる。
【0049】次に、図7(e)に示す工程により、銅箔
705を加熱加圧することにより銅箔705と電気絶縁
性基材701とを接着させる。この時、電気絶縁性基材
701は被圧縮性の特徴を持つため、加熱加圧によって
厚み方向に収縮することとなる。また、この加熱加圧工
程によって導電性ペースト704は厚み方向に圧縮され
る。この圧縮によって導電性ペースト704内の導電粒
子どうしが高密度に接触し、同時に銅箔705と導電性
ペースト704との間の電気的接続が実現する。
【0050】次に、図7(f)に示すように、銅箔70
5をパターニングすることによって、配線710を有す
る両面配線基板706が完成する。
【0051】次に、図7(g)に示すように、両面配線
基板706の両面に、図7(a)〜(d)に示したのと
同様の工程で形成した導電性ペースト充填済み電気絶縁
性基材707と銅箔705とを積層配置させる。
【0052】次に、図7(h)に示す工程により、銅箔
705を加熱加圧することにより、銅箔705と電気絶
縁性基材707とに接着させる。このとき、同時に両面
配線基板706と電気絶縁性基材707とを接着する。
この加熱加圧工程で図7(e)に示した工程と同様に電
気絶縁性基材707が厚み方向に収縮し、導電性ペース
ト709が厚み方向に圧縮される。この圧縮によって、
電気絶縁性基材707内の導電性ペースト704が、銅
箔705と両面配線基板706の配線710とに高密度
に接触することで、銅箔705と配線710との間の電
気的な接続が実現される。
【0053】次に、表層の配線材料705をパターニン
グして表層の配線710を形成することによって図7
(i)に示す多層配線基板711が完成する。ここで
は、多層配線基板として4層基板の例を示したが、多層
配線基板の層数は4層に限定されるものではなく、同様
の工程でさらに多層化することができる。
【0054】このような製造方法で形成された全層IV
H構造の多層基板は、配線材料である銅箔705の表面
処理が良好なビア接続特性を満足する範囲内にあり、結
果としてビア接続が低く、ばらつきが小さく、接続信頼
性に優れたプリント配線基板を提供できるのである。
【0055】なお、全層IVH構造の樹脂多層基板の構
造としては、図5に示したものに限定されるものではな
く、導電性ペーストと銅箔の接触でビア接続を行うプリ
ント配線基板であれば同様の効果が得られることは言う
までもない。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金属最表
面の構成元素の状態と、金属表面を除去し露出した金属
内部の構成元素の状態を比較することで金属の最表面状
態を定量的に判定することが可能となり、最表面での金
属表面状態を反映した金属の判定を行うことが可能とな
る。
【0057】また、この金属表面判定方をプリント配線
基板の製造に適用すれば、銅箔の表面処理の寄与する特
性においてばらつきの少ないプリント配線基板を提供す
るこが可能となる。
【0058】さらにプリント配線基板として全層IVH
構造樹脂多層基板に適用すれば、ビア接続抵抗値が低
く、ばらつきが小さく、接続信頼性に優れたプリント配
線基板を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる金属表面判定方法を示す工程
フロー図である。
【図2】 プリント配線基板に用いられる銅箔の構造を
示す断面図である。
【図3】 本発明にかかる金属表面判定方法における解
析例である。
【図4】 本発明にかかる金属判定方法における解析例
である。
【図5】 本発明にかかる全層IVH構造樹脂多層基板
の構造を示す断面図である。
【図6】 本発明にかかる金属表面判定方法における合
否判定基準例である。
【図7】 本発明にかかる全層IVH構造樹脂多層基板
の製造方法を主要な工程ごとに示す断面図である。
【符号の説明】
201 銅箔 202 表面処理層 501 電気絶縁性基材 502 貫通孔 503 導電性ペースト 504 配線 701 電気絶縁性基材 702 保護フィルム 703 貫通孔 704 導電性ペースト 705 銅箔 706 両面配線基板 707 電気絶縁性基材 710 配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/46 G01N 1/28 G Fターム(参考) 2G001 AA01 AA03 AA05 AA10 BA05 BA06 BA08 BA09 BA30 CA01 CA03 CA05 CA10 GA08 KA01 KA20 LA11 MA05 NA11 NA13 PA07 RA01 RA04 2G052 AA11 AB01 EC12 EC14 EC18 GA18 5E317 AA24 BB12 CC22 CC25 CD05 CD29 GG11 5E346 AA15 AA43 CC08 CC32 DD12 DD32 EE33 FF18 GG15 GG19 GG28 GG31 HH07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 判定対象金属の表面に対するX線照射に
    よりこの金属から放出される光電子を検出する表面解析
    工程と、 判定対象金属の表面を選択的に除去する除去工程と、 判定対象金属の表面の選択的除去により露出した判定対
    象金属の露出面に対するX線照射によりこの露出面から
    放出される光電子を検出する内部解析工程と、 前記判定対象金属の表面解析結果と露出面解析結果との
    比較により、判定対象金属の表面状態を判定する判定工
    程と、 を含むことを特徴とする金属表面判定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の金属表面判定方法にお
    いて、 前記表面解析工程においては、判定対象金属の表面を構
    成する元素の検出ピーク量を算定し、 前記内部解析工程においては、判定対象金属の露出面を
    構成する元素の検出ピーク量を算定し、 前記判定工程においては、判定対象金属の表面を構成す
    る元素の検出ピーク量と判定対象金属の露出面を構成す
    る元素の検出ピーク量との比率を算出し、その比率に基
    づいて、判定対象金属の表面状態を判定する、 ことを特徴とする金属表面判定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の金属表面判定
    方法において、 前記判定対象金属を構成する一成分元素に対して、前記
    表面解析工程と、前記内部解析工程とを実施する、 ことを特徴とする金属表面判定方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の金属表面判定方法にお
    いて、 前記一成分元素は、前記判定対象金属を構成する主成分
    元素である、 ことを特徴とする金属表面判定方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の金属表面判定
    方法において、 前記判定対象金属を構成する主成分元素以外の成分元素
    に関する前記表面解析結果と、前記判定対象金属を構成
    する主成分元素に関する前記露出面解析結果とを比較す
    ることで、前記判定対象金属の表面状態を判定する、 ことを特徴とする金属表面判定方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の金
    属表面判定方法において、 前記X線を電子線に、前記光電子を特性X線にそれぞれ
    置き換える、 ことを特徴とする金属表面判定方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかに記載の金
    属表面判定方法において、 前記X線を電子線に、前記光電子をオージェ電子にそれ
    ぞれ置き換える、 ことを特徴とする金属表面判定方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし5のいずれかに記載の金
    属表面判定方法において、 前記X線を1次イオンに、前記光電子を2次イオンにそ
    れぞれ置き換える、 ことを特徴とする金属表面判定方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の金
    属表面判定方法によってその表面状態が良好であると判
    定された金属から配線層を構成した、 ことを特徴とするプリント配線基板。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のプリント配線基板に
    おいて、 当該プリント配線基板は、 電気絶縁性基材と、前記電気絶縁性基材の両側に配置さ
    れた配線と、前記電気絶縁性基材を貫通して形成された
    ビアホールと、前記ビアホールに充填された導電性ペー
    ストとを備え、前記配線が前記電気絶縁性基材の両面間
    で前記導電性ペーストによって電気的に接続されたもの
    である、 ことを特徴とするプリント配線基板。
  11. 【請求項11】 電気絶縁性基材に対して、その厚み方
    向に貫通するビアホールを形成する工程と、 前記ビアホールに導電粒子と熱硬化性樹脂とからなる導
    電性ペーストを充填する工程と、 前記電気絶縁性基材の表面に、請求項1ないし8のいず
    れかに記載の金属表面判定方法によりその表面が良好で
    あると判定された金属からなる配線材料を設ける工程
    と、 前記電気絶縁性基材と前記導電性ペースとを加熱加圧し
    硬化させる工程と、 を含み、 前記加熱加圧工程により、ビアホール両端に設けられた
    配線材料と前記導電性ペーストとを電気的に接続する、 ことを特徴とする多層配線基板の製造方法。
JP2001199939A 2001-06-29 2001-06-29 金属表面の判定方法、プリント配線基板、および多層配線基板の製造方法 Pending JP2003014672A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001199939A JP2003014672A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 金属表面の判定方法、プリント配線基板、および多層配線基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001199939A JP2003014672A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 金属表面の判定方法、プリント配線基板、および多層配線基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003014672A true JP2003014672A (ja) 2003-01-15

Family

ID=19037149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001199939A Pending JP2003014672A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 金属表面の判定方法、プリント配線基板、および多層配線基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003014672A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008252041A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Ube Ind Ltd ビルドアップ多層配線基板の製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008252041A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Ube Ind Ltd ビルドアップ多層配線基板の製造法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1895820B1 (en) Wired circuit board and production method thereof
US20040238209A1 (en) Multilayer wiring board, method of manufacturing the wiring board and substrate material for the wiring board
KR101713505B1 (ko) 캐리어박이 구비된 구리박, 구리 클래드 적층판 및 프린트 배선판
CZ20013829A3 (cs) Porézní napájecí a uzemňovací plochy pro snížení delaminace desek plošných spojů a lepší spolehlivost
US20100032202A1 (en) Wiring substrate, wiring material, copper-clad laminate, and method of manufacturing the wiring substrate
JP4129166B2 (ja) 電解銅箔、電解銅箔付きフィルム及び多層配線基板と、その製造方法
US20060049509A1 (en) Printed wiring board
US20120012553A1 (en) Method of forming fibrous laminate chip carrier structures
JP2003014672A (ja) 金属表面の判定方法、プリント配線基板、および多層配線基板の製造方法
JP2010123829A (ja) プリント配線板とその製造方法
KR101903557B1 (ko) 인쇄회로기판 및 그 제조방법
JPWO2004084597A1 (ja) コンデンサを内蔵した多層配線板用材料、多層配線板用基板および多層配線板とこれらの製造方法
JP5056489B2 (ja) プリント配線板層間接続回路部の絶縁信頼性評価構造体及びその絶縁信頼性評価試験方法
JP6346916B2 (ja) 配線基板及びその製造方法
JP4639733B2 (ja) プリント配線板の製造方法
JP5341796B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP4396426B2 (ja) 抵抗素子及びその抵抗素子を内蔵した多層プリント配線板
JP4433971B2 (ja) プリント配線板およびその製造方法
KR100826345B1 (ko) 인쇄회로기판 및 이의 제조 방법
JP4089555B2 (ja) 回路基板の層厚測定方法
JP2014083045A (ja) 遺伝子解析用配線基板およびその製造方法
JPH06232560A (ja) 多層回路基板及びその製造方法
JPH11330695A (ja) 信頼性に優れた多層回路基板とその製造方法
JP5062899B2 (ja) 配線基板の検査方法
JP2005251792A (ja) 配線基板およびその製造方法