JP2014083045A - 遺伝子解析用配線基板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出用凹部内への銅イオンの溶出を低減するとともに、金の使用量を抑制した遺伝子解析用配線基板を提供すること。
【解決手段】絶縁基板3の上面に被着された遺伝子解析用の検出電極9を含む銅めっき層から成る上面側の導体層8と、絶縁基板3の下面に被着された銅めっき層から成る下面側の導体層8と、検出電極9の上面中央部を露出させる開口部12を有する上面側のソルダーレジスト層11と、下面側の導体層8の一部を露出させる下面側のソルダーレジスト層11とを具備して成る遺伝子解析用配線基板であって、上面側の導体層8は、ソルダーレジスト層11で覆われた面およびソルダーレジスト層11から露出する面の全面が金めっき層14で被覆されており、下面側の導体層8は、ソルダーレジスト層11から露出する面のみが金めっき層14で被覆されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、遺伝子を解析するために用いられる遺伝子解析用配線基板およびその製造方法に関するものである。
近年、遺伝子を解析する技術は、急速な進歩を遂げている。このような遺伝子を解析する技術の中で、ナノポアを用いた遺伝子の解析方法が注目されている。このナノポアを用いた遺伝子の解析方法は、遺伝子の分子よりも僅かに大きなサイズの細孔であるナノポアを遺伝子が通過する際の電流の変化を検出して遺伝子の塩基配列を読み取るものである。
このような遺伝子の解析に用いられる遺伝子解析用配線基板の例を図5に示す。図5に示すように、従来の遺伝子解析用配線基板200は、コア用の絶縁板21の上下面にビルドアップ用の絶縁層22が積層された絶縁基板23を備えている。
絶縁板21には、複数のスルーホール24が形成されており、絶縁基板21の上下面およびスルーホール24内には、コア用の導体層25が被着されている。絶縁層22には、複数のビアホール26が形成されており、絶縁層22の表面およびビアホール26内には、ビルドアップ用の導体層27が被着されている。
上面側の導体層27の一部は、検出電極28を形成している。検出電極28は、遺伝子の塩基配列に対応して発生する電流を検出するためのものである。また、上面側および下面側の導体層27の一部は、外部接続端子29を形成している。外部接続端子29は、検出電極28を外部の分析装置に電気的に接続するためのものである。
さらに、絶縁基板23の上下面にはソルダーレジスト層30が被着されている。上面側のソルダーレジスト層30は、検出電極28の上面中央部を露出させる開口部31を有している。この開口部31の内面と検出電極28の上面とで検出用凹部Cが形成されている。また、上面側および下面側のソルダーレジスト層30は、外部接続端子29を露出させる窓部32を有している。なお、ソルダーレジスト層30から露出する検出電極28および外部接続端子29の表面には、ニッケルめっき層(不図示)を下地として金めっき層33が被着されている。
そして、図6に示すように、検出用凹部Cを覆うようにしてナノポアPを有する薄い膜Mを被着するとともに遺伝子GがナノポアPを通過する際にその塩基配列に応じて発生する電流を検出電極28で検出し、その電流を外部の解析装置で解析することによって遺伝子Gの塩基配列を特定することができる。
しかしながら、このような遺伝子解析用配線基板200においては、検出電極28は検出用凹部C内に露出する表面のみが金めっき層33で覆われていることから、開口部31の開口縁と金めっき層33との間を通して検出電極28から検出用凹部C内に銅イオンが溶出しやすい。検出用凹部C内に銅イオンが溶出すると、遺伝子GがナノポアPを通過する際にその塩基配列に応じて発生する電流を正確に検出することが困難となる。
そこで、図7に示すように、導体層27の全面を金めっき層33で被覆した上で、ソルダーレジスト層30を形成することが考えられる。しかしながら、導体層27の全面を金めっき層33で被覆すると、使用する金の量が多くなるため、遺伝子解析用配線基板が高価なものとなってしまう。
米国公開公報2011/0120890号
本発明は、検出用凹部内への銅イオンの溶出を低減するとともに、金の使用量を抑制した遺伝子解析用配線基板を提供することを目的とする。
本発明の遺伝子解析用配線基板は、上面と下面とを有する絶縁基板と、前記上面に被着されており、遺伝子解析用の検出電極を含む銅めっき層から成る第1の導体層と、前記下面に被着されており、銅めっき層から成る第2の導体層と、前記上面に被着されており、前記検出電極の上面中央部を露出させる開口部を有する第1のソルダーレジスト層と、前記下面に被着されており、前記第2の導体層の一部を露出させる第2のソルダーレジスト層とを具備して成る遺伝子解析用配線基板であって、前記第1の導体層は、前記第1のソルダーレジスト層で覆われた面および第1のソルダーレジスト層から露出する面の全面がが金めっき層で被覆されており、前記第2の導体層は、前記第2のソルダーレジスト層から露出する面のみが金めっき層で被覆されていることを特徴とするものである。
本発明の遺伝子解析用配線基板の製造方法は、上面と下面とを有する絶縁基板の前記上面に遺伝子解析用の検出電極を含む銅めっき層から成る第1の導体層を形成するとともに前記下面に銅めっき層から成る第2の導体層を形成する工程と、前記下面に前記第2の導体層の一部を露出させる第2のソルダーレジスト層を形成する工程と、前記第1の導体層における露出面の全面および前記第2の導体層における前記第2のソルダーレジスト層から露出する面に金めっき層を被着する工程と、前記上面に前記検出電極の上面中央部を露出させる開口部を有する第1のソルダーレジスト層を形成する工程とを行なうことを特徴とするものである。
本発明の遺伝子解析用配線基板によれば、遺伝子解析用の検出電極を含む第1の導体層は、第1のソルダーレジスト層で覆われた面および第1のソルダーレジスト層から露出する面の全面が金めっき層で被覆されていることから、検出電極の上面中央部を露出させる開口部の開口縁と金めっき層との間から銅イオンが溶出することを有効に低減することができる。また、絶縁基板の下面に被着された第2の導体層は、第2のソルダーレジスト層から露出する面のみが金めっき層で被覆されていることから、導体層の全てを金めっき層で被覆する場合と比較して金の使用量を抑制することができる。
本発明の遺伝子解析用配線基板の製造方法によれば、絶縁基板の上面に遺伝子解析用の検出電極を含む銅めっき層から成る第1の導体層を形成するとともに絶縁基板の下面に銅めっき層から成る第2の導体層を形成した後、絶縁基板の下面に第2の導体層の一部を露出させる第2のソルダーレジストを形成し、次に、第1の導体層の露出面の全面および第2の導体層における第2のソルダーレジスト層から露出する部分に金めっき層を被着した後、絶縁基板の上面に検出電極の上面中央部を露出させる開口部を有する第1のソルダーレジスト層を形成することから、検出電極の上面中央部を露出させる開口部の開口縁と金めっき層との間から銅イオンが溶出することを有効に低減することが可能な遺伝子解析用配線基板を提供することができる。また、また、絶縁基板の下面に被着された第2の導体層にいては、第2のソルダーレジスト層から露出する部分のみを金めっき層で被覆することから、導体層の全てを金めっき層で被覆する場合と比較して金の使用量を抑制した遺伝子解析用配線基板を提供することができる。
図1は、本発明の遺伝子解析用配線基板の実施形態の一例を示す概略断面図である。 図2は、図1に示す遺伝子解析用配線基板の上面図である。 図3は、図1に示す遺伝子解析用配線基板の要部拡大断面模式図である。 図4は、本発明の配線基板の製造方法を説明するための工程毎の概略断面図である。 図5は、従来の遺伝子解析用配線基板を示す概略断面図である。 図6は、図5に示す遺伝子解析用配線基板の要部拡大断面模式図である。 図7は、従来の遺伝子解析用配線基板の改良例を示す概略断面図である。
次に、本発明を図1〜図4を基にして説明する。図1は、本発明の実施形態の一例である遺伝子解析用配線基板100を示す概略断面図である。遺伝子解析用配線基板100は、コア用の絶縁板1の上下面に絶縁層2を積層して成る絶縁基板3を備えている。
絶縁板1は、例えばガラス繊維束を縦横に織ったガラスクロスにビスマレイミドトリアジン樹脂やエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させた電気絶縁材料から成る。絶縁板1の厚みは100〜1000μm程度である。また、絶縁板1の上面から下面にかけては直径が100〜300μm程度のスルーホール4が形成されている。
絶縁板1の上下面およびスルーホール4の内壁にはコア用の導体層5が被着されている。導体層5は、例えば厚みが5〜25μm程度の銅箔や銅めっき層等の良導電性の金属材料から成る。さらに、導体層5が被着されたスルーホール4の内部はエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂から成る孔埋め樹脂6により充填されている。
このような絶縁板1および導体層5は、以下のようにして形成される。先ず、ガラスクロスに熱硬化性樹脂を含浸させた樹脂板の上下両面に厚みが5〜35μm程度の銅箔が被着された両面銅張板を準備する。次に、両面銅張板にドリル加工やレーザ加工によりスルーホール4を穿孔する。次に、スルーホール4内をデスミア処理した後、スルーホール4内および上下の銅箔表面に無電解銅めっき層および電解銅めっき層を順次被着させる。無電解銅めっき層の厚みは0.1〜1μm程度、電解銅めっき層の厚みは5〜25μm程度とする。次に、電解銅めっき層が施されたスルーホール4の内部に孔埋め樹脂6を充填する。孔埋め樹脂6の充填は、ペースト状の熱硬化性樹脂をスクリーン印刷法によりスルーホール4内に充填した後、それを熱硬化させることにより行なう。充填された孔埋め樹脂6は、その上下端を上下面の銅めっき層とともに研磨することにより平坦化する。次に、平坦化された孔埋め樹脂6の上下端面および上下面の銅めっき層上に無電解銅めっき層および電解銅めっき層を順次被着する。無電解銅めっき層の厚みは0.1〜1μm程度、電解銅めっき層の厚みは5〜25μm程度とする。最後に、銅箔およびその上の銅めっき層を周知のサブトラクティブ法によりパターン加工して導体層5を形成する。
絶縁層2は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含む絶縁材料から成る。絶縁層2の厚みは30〜50μm程度であり、絶縁層2の上面から下面にかけては直径が50〜100μm程度のビアホール7が形成されている。このような絶縁層2は、例えば以下のようにして形成される。まず、導体層5が被着形成された絶縁板1の上下面に熱硬化性の樹脂フィルムを積層する。積層には真空プレス機を用いる。樹脂フィルムは、未硬化の熱硬化性樹脂成分と無機絶縁フィラーとを含んでいる。最後に、樹脂フィルムを熱硬化させた後、その表面からレーザ加工を施してビアホール7を穿孔することにより絶縁層2が形成される。なお、ビアホール7を穿孔した後は、必要に応じてデスミア処理やソフトエッチング処理を施す。
絶縁層2の表面およびビアホール7内には導体層8が被着されている。導体層8は、厚みが5〜25μm程度の銅めっき層から成る。導体層8の一部は、上面側の絶縁層2の表面において遺伝子の塩基配列に応じた電流を検出するための検出電極9を形成している。検出電極9は直径が50〜100μm程度の円形であり、図2に示すように、マトリックス状に配設されている。検出電極9の配列ピッチは、100〜200μm程度である。また、導体層8の一部は、上下両方の絶縁層2の表面において外部の分析装置に接続される外部接続端子10を形成している。これらの検出電極9と外部接続端子10とは、所定のもの同士が導体層5や8を介して互いに電気的に接続されている。
このような導体層8は、以下のようにして形成される。まず、絶縁層2の表面およびビアホール7内に、無電解銅めっき層を被着させる。無電解銅めっき層の厚みは0.1〜1μm程度とする。次に、無電解銅めっき層の上に、導体層8のパターンに対応した開口部を有するめっきレジスト層を被着する。めっきレジスト層は感光性を有するレジスト用の樹脂フィルムを無電解銅めっき層上に貼着するとともに周知のフォトリソグラフィ技術を採用して所定のパターンに露光および現像することにより形成する。次にめっきレジスト層の開口内に露出する無電解銅めっき層の上に電解銅めっき層を被着する。電解銅めっき層の厚みは、5〜25μm程度とする。最後に、めっきレジスト層を剥離除去した後、電解銅めっき層から露出する無電解銅めっき層をエッチング除去することにより導体層8が形成される。
さらに、絶縁基板3の上下面にはソルダーレジスト層11が被着されている。ソルダーレジスト層11は、例えばアクリル変性エポキシ樹脂等の感光性絶縁材料から成る。ソルダーレジスト層11の厚みは、検出電極9上において20〜140μm程度である。上面側のソルダーレジスト層11には、検出電極9の上面中央部を露出させる開口部12が形成されている。この開口部12の内面と検出電極9の上面とで検出用凹部Cが形成されている。さらに上面側および下面側のソルダーレジスト層11には、外部接続端子10を露出させる窓部13が形成されている。窓部13は外部接続端子10を露出させるのに十分な大きさに形成されている。
さらに、本発明による遺伝子解析用配線基板100においては、絶縁基板3の上面に被着された導体層8は、ソルダーレジスト層11で覆われた面およびソルダーレジスト層11から露出する面の全面がニッケルめっき層(不図示)を下地として金めっき層14で被覆されている。また、絶縁基板3の下面に被着された導体層8は、ソルダーレジスト層11から露出する表面のみがニッケルめっき層(不図示)を下地として金めっき層14で被覆されている。なお、ニッケルめっき層の厚みは、2〜10μm程度である。また、金めっき層14の厚みは0.02〜0.1μm程度である。このような金めっき層14が被着されていることにより、導体層8の露出部が酸化腐食することが有効に防止される。
そして、本発明による遺伝子解析用配線基板100においては、図3に示すように、検出用凹部Cを覆うようにしてナノポアPを有する薄い膜Mを被着するとともに遺伝子GがナノポアPを通過する際にその塩基配列に応じて発生する電流を検出電極9で検出し、その電流を外部の解析装置で解析することによって遺伝子Gの塩基配列を特定することができる。
このとき、本発明による遺伝子解析用配線基板100によれば、絶縁基板3の上面に被着された導体層8は、ソルダーレジスト層11で覆われた面およびソルダーレジスト層11から露出する面の全面が金めっき層14で被覆されていることから、検出電極9の上面中央部を露出させる開口部12の開口縁と金めっき層14との間から銅イオンが溶出することを有効に低減することができる。検出用凹部C内に銅イオンが溶出すると、遺伝子GがナノポアPを通過する際にその塩基配列に応じて発生する電流を正確に検出することが困難となる。そのため、本発明による遺伝子解析用配線基板100によれば、ナノポアを用いた遺伝子の解析方法に用いられるのに好適な遺伝子解析用配線基板を提供することができる。
さらに本発明による遺伝子解析用配線基板100によれば、絶縁基板3の下面に被着された導体層8は、下面側のソルダーレジスト層10から露出する面のみが金めっき層14で被覆されていることから、導体層8の全てを金めっき層14で被覆する場合と比較して金の使用量を抑制することができる。したがって、安価な遺伝子解析用配線基板100を提供することができる。
次に、上述した遺伝子解析用配線基板100の製造方法について説明する。まず、図4(a)に示すように、絶縁基板3の上下面に導体層8を形成する。絶縁基板3上面の導体層8は、検出電極9および外部接続パッド10を含んでいる。また、絶縁基板3下面の導体層8は、外部接続パッド10を含んでいる。
次に、図4(b)に示すように、絶縁基板3の下面にソルダーレジスト層11を形成する。このソルダーレジスト層11は、外部接続パッド10を露出させる窓部13を有している。このようなソルダーレジスト層11は、以下のようにして形成される。先ず、導体層8が被着された絶縁基板3の下面に感光性を有する熱硬化性の樹脂層を積層する。積層には樹脂ペーストを塗布した後に乾燥させる方法と、樹脂フィルムを真空プレス機を用いて貼着する方法とがある。次に、積層された感光性の樹脂層にフォトリソグラフィ技術を採用して窓部13を有するように露光および現像処理を施し、最後に、樹脂層を熱硬化させることにより絶縁基板3の下面にソルダーレジスト層11が形成される。
次に、図4(c)に示すように、絶縁基板3の上面側および下面側の導体層の露出部にニッケルめっき層(不図示)を下地として金めっき層14を被着する。これらのニッケルめっき層(不図示)および金めっき層14を被着するには、周知の無電解ニッケルめっき法および無電解金めっき法が採用される。なお、ニッケルめっき層(不図示)と金めっき層14との間にパラジウムめっき層(不図示)を介在させてもよい。
次に図4(d)に示すように、絶縁基板3の上面にソルダーレジスト層11を形成する。このソルダーレジスト層11は、検出電極9の上面中央部を露出させる開口部12および上面側の外部接続端子10を露出させる窓部13を有している。上面側のソルダーレジスト層11は、下面側のソルダーレジスト層11と同様にして形成される。このようにして本発明による遺伝子解析用配線基板100が完成する。
この場合、絶縁基板3の上下面に導体層8を形成した後、絶縁基板3の下面のみに外部接続パッド10を露出させるソルダーレジスト11を形成し、次に、絶縁基板3の上面側の導体層8の露出面および下面側の導体層8の露出面に金めっき層14を被着した後、絶縁基板3の上面に検出電極9の上面中央部を露出させる開口部12を有する上面側のソルダーレジスト層11を形成することから、検出電極3の上面中央部を露出させる開口部12の開口縁と金めっき層14との間から銅イオンが溶出することを有効に低減することが可能な遺伝子解析用配線基板100を提供することができる。また、絶縁基板3の下面に被着された導体層8においては、ソルダーレジスト層11から露出する部分のみを金めっき層14で被覆することから、導体層8の全てを金めっき層で被覆する場合と比較して金の使用量を抑制した遺伝子解析用配線基板100を提供することができる。
本発明の遺伝子解析用配線基板は、遺伝子以外の物質の解析についても利用可能である。
3 絶縁基板
8 導体層
9 検出電極
11 ソルダーレジスト層
12 開口部
14 金めっき層

Claims (2)

  1. 上面と下面とを有する絶縁基板と、前記上面に被着されており、遺伝子解析用の検出電極を含む銅めっき層から成る第1の導体層と、前記下面に被着されており、銅めっき層から成る第2の導体層と、前記上面に被着されており、前記検出電極の上面中央部を露出させる開口部を有する第1のソルダーレジスト層と、前記下面に被着されており、前記第2の導体層の一部を露出させる第2のソルダーレジスト層とを具備して成る遺伝子解析用配線基板であって、前記第1の導体層は、前記第1のソルダーレジスト層で覆われた面および第1のソルダーレジスト層から露出する面の全面がが金めっき層で被覆されており、前記第2の導体層は、前記第2のソルダーレジスト層から露出する面のみが金めっき層で被覆されていることを特徴とする遺伝子解析用配線基板。
  2. 上面と下面とを有する絶縁基板の前記上面に遺伝子解析用の検出電極を含む銅めっき層から成る第1の導体層を形成するとともに前記下面に銅めっき層から成る第2の導体層を形成する工程と、前記下面に前記第2の導体層の一部を露出させる第2のソルダーレジスト層を形成する工程と、前記第1の導体層における露出面の全面および前記第2の導体層における前記第2のソルダーレジスト層から露出する面に金めっき層を被着する工程と、前記上面に前記検出電極の上面中央部を露出させる開口部を有する第1のソルダーレジスト層を形成する工程とを行なうことを特徴とする遺伝子解析用配線基板の製造方法。
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