JP2003014216A - 熱分解ステージ用の誘導加熱焼却炉 - Google Patents

熱分解ステージ用の誘導加熱焼却炉

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JP2003014216A JP2001235609A JP2001235609A JP2003014216A JP 2003014216 A JP2003014216 A JP 2003014216A JP 2001235609 A JP2001235609 A JP 2001235609A JP 2001235609 A JP2001235609 A JP 2001235609A JP 2003014216 A JP2003014216 A JP 2003014216A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の熱分解ステージ用の誘導加熱焼却
炉に接続される二次炉に於いて、燃焼効率が良くダイオ
キシン等の有害ガスを極力抑えることが出来るように、
予め被燃焼物を効率的にガス化し得るような、一次炉と
しての焼却炉を提供する。 【構成】 密閉が可能な炉内で被燃焼物をガス化する、
熱分解ステージを担う焼却炉であって、被燃焼物の取込
口と排出口と、ガス化された被燃焼物の排気口と、内部
の気圧を低くする抜気口とを備えた電磁誘導され得る容
器の外側に誘導加熱用のコイルを配置すると共に、容器
内の被燃焼物を搬送するスクリューコンベアを備えてお
り、前記被燃焼物の取込口と、排出口と、抜気口と、ガ
ス化された被燃焼物の排気口と、の各々に密閉可能なシ
ャッターが設けられているものとした。各々の口をシャ
ッターで開け閉めして被燃焼物を取り込み、容器内を真
空に近い状態にして電磁誘導加熱によりガス化させ、こ
のガスや灰を排出するのである。このガスは二次炉に送
られることに成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、最後まで効率良
く燃焼させることが出来、またダイオキシン等の有害ガ
スを極力出すことなく焼却することが出来るようにする
ために、焼却炉に対し予め被燃焼物をガス化して送り出
す熱分解ステージに係り、特に電磁コイルによる電磁誘
導によって焼却する誘導加熱焼却炉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の焼却炉には、被燃焼物を燃焼容器
内に入れた後、ガス炎を噴射して被燃焼物を燃焼させる
ものや、下方から上方に向けてガスを吹き上げ、その力
を利用して被燃焼物を攪拌燃焼させる流動床式のものな
どがあった。また電磁コイルからの電磁誘導によって加
熱される容器内に被燃焼物を入れて燃焼させる誘導加熱
焼却炉があった。誘導加熱によれば、黒鉛や金属等の容
器のみ加熱されるため、エネルギー効率が良好であり、
加熱や冷却の速度が速く、容器以外に発熱するものがな
いなどの利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これ等の焼却炉では、
被燃焼物に対して一気に加熱しようとするもムラ焼けが
起きやすく、燃焼効率が悪く、不完全燃焼を起こしてダ
イオキシン等の有害ガスを発生させてしまうと言う問題
があった。このような問題は誘導コイルを備えた誘導加
熱焼却炉に於ても同様に生じていた。なお廃棄物処理法
の処理基準によれば単に、焼却の際には野焼きを禁止し
て処理設備を用いて焼却することのみ定められていた
が、最近の法改正によれば強力な化学毒性物質であるダ
イオキシン類の排出濃度基準が厳しいものと成っている
と言って良い。このような基準を満たしつつ産業廃棄物
を処理するためにはより一層の効率化とより完全な燃焼
能力とが要求される。
【0004】従ってこの発明の課題は、燃焼効率が良好
でダイオキシン等の有害ガスを極力出すことなく焼却す
ることが出来る焼却炉を提供することにあり、特に一次
炉と二次炉とを備える焼却炉に於ける一次炉に関し、前
記二次炉に於いて燃焼効率が良くダイオキシン等の有害
ガスを極力抑えることが出来るように、予め被燃焼物を
ガス化し得るような焼却炉を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題は、密
閉が可能な炉内で被燃焼物をガス化する熱分解ステージ
を担う焼却炉であって、被燃焼物の取込口と排出口と、
ガス化された被燃焼物の排気口と、内部の気圧を低くす
る抜気口とを備えた電磁誘導され得る容器の外側に誘導
加熱用のコイルを配置すると共に、容器内に被燃焼物を
搬送するスクリューコンベアを備えており、前記被燃焼
物の取込口と排出口と抜気口とガス化された被燃焼灰
(カーボン状である)の排気口との各々に密閉可能なシ
ャッターが設けられていることを特徴とする、熱分解ス
テージ用の誘導加熱焼却炉とすることにより達成され
る。
【0006】前記抜気口は容器内の空気を抜くための口
であり、取込口は被燃焼物を容器内に導入するための口
であり、前記排出口は燃焼灰を容器から排出するための
口であり、また排気口はガス化された被燃焼物を二次炉
へ導くための口である。取込口から容器内へ被燃焼物を
導入した後、前記取込口と排出口と排気口との全ての口
を閉じ、抜気口から容器内の空気を抜いて真空または真
空に近い状態まで空気を抜き、誘導加熱用のコイルに通
電して容器内を高温状態にする。容器内の被燃焼物は、
この高温状態の容器の中をスクリューコンベアによって
排出口へと運ばれる。この熱分解ステージに於いて被燃
焼物はガス化されて次なる二次炉へ送られることに成
る。なお前記各口の開閉手段にシャッターを設けること
が出来る。また前記被燃焼物の取込口などにシャッター
を二重に設けることも可能である。一方が開放される時
に他方が閉鎖されるように操作するのである。
【0007】この熱分解ステージには誘導加熱焼却炉を
使用しているため、燃焼エネルギーそのものは電気であ
って、非常にクリーンなものである。電磁誘導コイルに
交流電流を流すと、コイルから発生した磁力線によりコ
イルの中に置いた合金製の炉に誘導電流が生じて急速に
発熱する。しかもこの一次炉の熱分解ステージで被燃焼
物をガス化しておき、これを次なる二次炉のガス焼却ス
テージに送り、ここでほぼ完全に、すなわち燃焼効率が
極めて良好でダイオキシン等の有害ガスを極力出すこと
なく、焼却させようと言うのである。
【0008】なお発熱量は容器の材質や質量、コイルに
供給する電気エネルギー量で決定される。従ってコイル
に印加する電力の調節が自由に行ない得るため、柔軟に
燃焼制御を行なうことが可能と成っている。特に、前記
誘導加熱用のコイルの段数を2段以上とすることが出来
る。この段数によっても供給する電気エネルギー量を制
御することが出来る。更に前段と後段のコイルとで、加
熱温度を変えることが出来る。即ち後段のコイルを前段
のコイルよりも高出力のものとするのである。こうして
まず前段のコイルにより燃焼させ引き続き更に高い温度
で後段のコイルによって燃焼させる。従って燃焼効率が
良好である。
【0009】次に、前記被燃焼物の取込口と排出口と抜
気口とガス化された被燃焼物の排気口との各々に設けら
れている密閉可能なシャッターについてであるが、前記
被燃焼物の取込口と排出口と抜気口とガス化された被燃
焼物の排気口との各々に対応するスリーブに前記容器を
回動自在に挿着し、前記被燃焼物の取込口と排出口とガ
ス化された被燃焼物の排気口とが各々の口に対応するス
リーブ側の口と不一致と成ると共に抜気口がこれに対応
するスリーブ側の口と一致した時に、この容器が密閉状
態と成って内部が抜気可能な状態と成るように構成した
ものとすることが出来る。即ち前記容器を回動させて、
前記各々の口をスリーブ側の口に一致させることで通気
させることが出来、不一致とすることで通気を遮断する
ことが出来るのである。前記被燃焼物の取込口と排出口
とガス化された被燃焼物の排気口と、抜気口とは、一方
が開口すると他方が閉口する関係にある。
【0010】さて前記被燃焼物の取込口に接続された被
燃焼物の導入パイプに殺菌部を設けたものとすることが
出来る。被燃焼物を前記容器内に入れるに先立って殺菌
することが可能と成る。なおこの殺菌部にオゾナイザを
利用することが出来る。即ちオゾン(O3)を発生さ
せ、発生期の酸素(O)により殺菌するのである。
【0011】また前記容器内の被燃焼物の取込口の部位
に被燃焼物の粉砕部を設けたものとすることが出来る。
都市ごみなどが該当するが、被燃焼物によってはガス化
するに当たって細かく粉砕しておく方が燃焼効率が良い
ものがあるからである。
【0012】また前記容器内の誘導加熱部の前段に乾燥
部を設けても良い。おしめなどのように多量の水分を含
んだものは、誘導加熱によるガス化に先立って一度乾燥
させておくほうが燃焼効率が良いからである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の幾つかの実施形
態に付いて図面を参照しながら説明するが、この発明は
これ等の実施形態にのみ限定されるものではない。この
発明の思想の範囲内に於いて種々の変形例を提供するこ
とが出来る。
【0014】(第1の実施の形態)図1乃至図6はこの
発明の第1の実施形態を表わす。図1はこの発明の熱分
解ステージ用の誘導加熱焼却炉を誘導加熱焼却システム
の一部として用いた状態を表わすが、熱分解ステージ
(一次炉)1と、ガス焼却ステージ(二次炉)93とコ
ンベア3とから構成される。更に詳しくは、一次炉1に
付いて内部に燃焼筒2を備えて、その周囲に間隙を取る
ようにして円筒形のコイル3を2段に配設して成る。一
次炉1の取込口34は、ホッパー5を介してコンベア9
に接続されている。また熱分解ステージ(一次炉)1の
排気口6は、次段の二次炉93の取込口に接続されてい
る。二次炉93に付いて内部に燃焼筒94を備えその周
囲に間隙を取るようにして円筒形のコイル95を3段に
配設して成る。一次炉1と二次炉93とは設置台に固定
されているが、一次炉1は傾斜姿勢でまた二次炉2は水
平姿勢で置かれている。符号90は制御台であり廃棄物
のストッカを兼ねることが出来、上部に投入口91を有
しており、ここからコンベア9を介して上方の投入口9
2に接続されている。このコンベア9は図示しない駆動
輪と従動輪との間に架け渡され、この駆動輪はモータに
接続されている。そして前記投入口92からホッパー5
を介して一次炉1の取込口へ繋がっている。なおコンベ
ア9は投入口92に対して着脱自在であり、制御台90
側の投入口91を使わずに上部の投入口92を使用する
場合もある。なおこの発明の熱分解ステージ(一次炉)
1以外は必須要件ではない。
【0015】この発明の熱分解ステージ(一次炉)1
は、図2で表わすようにA〜Eの5つのブロックから構
成されている。Aは廃棄物導入粉砕部、Bは乾燥部、C
はガス取出部、Dは誘導加熱部、Eは排出部である。図
示しない駆動源としてのモータに接続されたギヤ列23
によって燃焼筒2は回動自在に設けられている。燃焼筒
2の内側は耐熱セラミックス層20が形成されており、
外側は図示しない断熱材により覆われている。また燃焼
筒2の内部を貫くようにして、図示しない駆動源として
のモータに接続されスクリュー40を有するスクリュー
コンベア4が配設されており、ホッパー5に投入された
廃棄物を排出口7まで送る役割を担う。
【0016】前記コイル3は2列としたがこれを3列と
することが出来る。Cのガス取出部に近い側のコイル1
1が前段のコイルである。前記コイル11には各々交流
電流を印加するが、そのレベルは、燃焼筒10に生ずる
誘導電流が発する温度が前段のコイル付近で摂氏100
度、中段で摂氏200度、後段のコイル付近では摂氏4
30〜480度と成るように設定されている。なお更に
図3で表わすように3つのコイル3,30,31を順に
並設し、前段のコイルは2つの巻線32,33を内蔵
し、中段のコイルも2つの巻線34,35を内蔵し、後
段のコイルは1つの巻線36のみから成るものとしても
良い。このコイル群では総体として5つの巻線を備える
ため、5段階の温度調節が可能と成る。
【0017】さて図4は燃焼筒2に被せたスリーブ51
を表わしたものである。燃焼筒2のこの部位には開口部
22が形成されており、スリーブ51にも開口部52が
形成されている。燃焼筒2のこの部位はモータによって
回動するから、2つの開口部22,52が一致した時に
燃焼筒2は外部、ここではホッパー5と通ずることに成
る。このホッパー5の中間位置にはその外周部の4回対
称の位置にオゾナイザ50が設けられており、ここを通
過する廃棄物をオゾン(O3)により殺菌消毒する。ま
たこのオゾナイザ50より上部には第1次のシャッター
53が設けられている。図5で表わすように、シャッタ
ー53は回動軸によって45度回動させられるが、シャ
ッター53には45度の回動位置に開口部55と非開口
部56とが設けられている。従って前記ホッパー5の位
置にシャッター53の開口部55が位置した時にこの部
位を廃棄物が通過出来、ホッパー5の位置に非開口部5
6が位置した時にこの部位が閉じられる。このシャッタ
ー53と前記スリーブ51の開口部52による第2次の
シャッターとは、交互に開閉されるように設定してあ
る。こうして廃棄物を一時的にオゾナイザ50の所に留
め置いたり、廃棄物導入粉砕部Aへ送ったりするのであ
る。
【0018】上記廃棄物導入粉砕部Aであるが、図1で
は図示していないものの図6のように構成されている。
ここには粉砕刃81を備える円形の2つのカッター8,
80が近設されている。カッター8は高速軸に取り付け
られており、カッター80は低速軸に取り付けられてい
る。従って回転速度が異なる2つのカッター8,80の
間で廃棄物が粉砕されるのである。なお図6ではカッタ
ー8,80の動力源とスクリューコンベア4とを煩雑に
なるのを恐れて図示していない。
【0019】さて、廃棄物導入粉砕部Aで前記ホッパー
5よの導入されカッター8,80で粉砕された廃棄物は
スクリューコンベア4で先に送られるが、次の乾燥部B
にて軽く乾燥された後、ガス取出部Cを経由して誘導加
熱部Dへ送られる。ここでは上述したようにコイル群に
よる誘導加熱によって被燃焼物すなわち廃棄物のガス化
が行なわれる。而してここで発生したガスは前記ガス取
出部Cから排気口6へ吸い出される。誘導加熱部Dで発
生した燃焼灰はスクリューコンベア4によって更に先へ
送られ、排出部Eから排出される。なお燃焼筒2内を略
真空にする必要があるため、この実施形態では排気口6
に、図示しない抜気ポンプが接続されている。また燃焼
筒2内を略真空にするために廃棄物導入粉砕部Aのスリ
ーブ51や、ガス取出部Cのスリーブ60及び回転バル
ブ61、また排出部Eの排出口7に取り付けられたスリ
ーブ70が存在している。
【0020】(第2の実施の形態)図7はこの発明の第
2の実施形態を表わす。この実施形態に於ける燃焼筒2
1は、上述した第1実施形態とは別の意味で回転するよ
うに設けられている。即ちコイル3,30による誘導加
熱の間中燃焼筒21を回転させておき、スクリューコン
ベア4によって搬送されて来た廃棄物が回転する燃焼筒
21により常に攪拌され、効率良くガス化されるように
成っている。この回転は前記スリーブとの間の作用に関
わらない別種の動作である。従ってここでは前記スリー
ブを用いない開閉方式を採用し得ることを示している。
【0021】(第3の実施の形態)図8はこの発明の第
3の実施形態を表わす。この実施形態が上述した第1実
施形態と異なる点は排気口6の取り付け位置にある。す
なわちスリーブ70によって取り付けられた排出口7と
同じ燃焼筒20の箇所に、相対してスリーブ60を設
け、これに排気口6を接続して成る。従って上述したガ
ス取出部Cと排出部Eとが、燃焼筒20の同じ部位に共
存した構成と成っている。
【0022】なおこの発明は上述した実施の形態に限定
されないから、例えば電磁誘導され得る容器の形状は任
意であり、またその材質に関しては電磁誘導され得るも
のであれば任意である。また誘導加熱用のコイルの段数
は特に限定されない。コイルの電源回路や制御回路、ま
たこれ等の制御盤などに付いても任意に設計することが
出来る。またコイルそのものの構成に付いても任意であ
る。
【0023】容器を回転させる手段についても任意に採
用可能であり、各部のシャッター等も自由に構成して良
い。また抜気ポンプの取り付け位置も適宜設計変更する
ことが可能である。また排出部Eから排出されるカーボ
ンの処理手段などはこの発明の必須要件ではない。
【0024】
【発明の効果】以上この発明は、密閉が可能な炉内で被
燃焼物をガス化する熱分解ステージを担う焼却炉であっ
て、被燃焼物の取込口と排出口と、ガス化された被燃焼
物の排気口と、内部の気圧を低くする抜気口とを備えた
電磁誘導され得る容器の外側に誘導加熱用のコイルを配
置すると共に、容器内の被燃焼物を搬送するスクリュー
コンベアを備えており、前記被燃焼物の取込口と、排出
口と、抜気口と、ガス化された被燃焼物の排気口と、の
各々に密閉可能なシャッターが設けられているものとし
た。各々の口をシャッターで開け閉めして、被燃焼物を
取り込み、容器内を真空に近い状態にして電磁誘導加熱
によりガス化させ、このガスや灰を排出するのである。
このガスは二次炉に送られることに成る。
【0025】この結果、この発明の熱分解ステージ用の
誘導加熱焼却炉に接続される二次炉に於いて、燃焼効率
が良くダイオキシン等の有害ガスを極力抑えることが出
来るように、予め被燃焼物を効率的にガス化し得るよう
な、一次炉としての焼却炉を提供することが出来、良く
所期の目的を達成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の熱分解ステージ用の誘導加熱焼却炉
を利用した、誘導加熱焼却システムの概念図である。
【図2】この発明の第1実施形態の模式図である。
【図3】コイルの他の構成例を表わすコイル配置図であ
る。
【図4】スリーブ51の斜視図である。
【図5】シャッター53の平面図である。
【図6】カッター8,80の模式図である。
【図7】この発明の第2実施形態の模式図である。
【図8】この発明の第3実施形態の模式図である。
【符号の説明】
1 熱分解ステージ(一次炉) 2 燃焼筒 20 耐熱セラミックス層 21 燃焼筒 22 開口部 23 ギヤ列 3 コイル 30 コイル 31 コイル 32 巻線 33 巻線 34 巻線 35 巻線 36 巻線 4 スクリューコンベア 40 スクリュー 5 ホッパー 50 オゾナイザ 51 スリーブ 52 開口部 53 シャッター 54 回動軸 55 開口部 56 非開口部 6 排気口 60 スリーブ 61 回転バルブ 7 排出口 70 スリーブ 8 カッター 80 カッター 81 粉砕刃 9 コンベア 90 制御台 91 投入口 92 投入口 93 二次炉 94 燃焼筒 95 コイル A 廃棄物導入粉砕部 B 乾燥部 C ガス取出部 D 誘導加熱部 E 排出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 3/08 F27D 3/08 7/06 7/06 B 11/06 11/06 Z Fターム(参考) 3K061 AA23 AB01 AC01 BA07 CA15 FA03 FA12 JA01 JA11 3K065 AA23 AB02 AC01 BA07 EA12 EA23 EA25 EA33 EA52 4K055 AA00 DA05 4K063 AA01 AA12 BA13 CA02 DA22 FA31

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉が可能な炉内で被燃焼物をガス化す
    る熱分解ステージを担う焼却炉であって、被燃焼物の取
    込口と排出口と、ガス化された被燃焼物の排気口と、内
    部の気圧を低くする抜気口とを備えた電磁誘導され得る
    容器の外側に誘導加熱用のコイルを配置すると共に、容
    器内に被燃焼物を搬送するスクリューコンベアを備えて
    おり、前記被燃焼物の取込口と排出口と抜気口とガス化
    された被燃焼物の排気口との各々に密閉可能なシャッタ
    ーが設けられていることを特徴とする、熱分解ステージ
    用の誘導加熱焼却炉。
  2. 【請求項2】 前記誘導加熱用のコイルの段数を2段以
    上とした請求項1に記載の熱分解ステージ用の誘導加熱
    焼却炉。
  3. 【請求項3】 後段のコイルを前段のコイルよりも高出
    力のものとして成る請求項2に記載の熱分解ステージ用
    の誘導加熱焼却システム。
  4. 【請求項4】 前記被燃焼物の取込口と排出口と抜気口
    とガス化された被燃焼物の排気口との各々に対応するス
    リーブに前記容器を回動自在に挿着し、前記被燃焼物の
    取込口と排出口とガス化された被燃焼物の排気口とが各
    々の口に対応するスリーブ側の口と不一致と成ると共
    に、抜気口がこれに対応するスリーブ側の口と一致した
    時に、この容器が密閉状態と成って内部が抜気可能な状
    態と成るように構成した、請求項1に記載の熱分解ステ
    ージ用の誘導加熱焼却炉。
  5. 【請求項5】 前記被燃焼物の取込口に接続された被燃
    焼物の導入パイプに殺菌部を設けた、請求項1に記載の
    熱分解ステージ用の誘導加熱焼却炉。
  6. 【請求項6】 前記容器内の被燃焼物の取込口の部位に
    被燃焼物の粉砕部を設けた、請求項1に記載の熱分解ス
    テージ用の誘導加熱焼却炉。
  7. 【請求項7】 前記容器内の誘導加熱部の前段に乾燥部
    を設けた、請求項1に記載の熱分解ステージ用の誘導加
    熱焼却炉。
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