JP2003014162A - 線材保持装置 - Google Patents
線材保持装置Info
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- JP2003014162A JP2003014162A JP2001203281A JP2001203281A JP2003014162A JP 2003014162 A JP2003014162 A JP 2003014162A JP 2001203281 A JP2001203281 A JP 2001203281A JP 2001203281 A JP2001203281 A JP 2001203281A JP 2003014162 A JP2003014162 A JP 2003014162A
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- 238000012935 Averaging Methods 0.000 claims 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
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- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】2本の線材を保持可能な安価で簡素な線材保持
装置を提供する。 【解決手段】2本の線材Wを保持する線材保持装置30
は、可動フィンガー35を、固定フィンガー34に対し
て枢動させることで、可動フィンガー35の当接面35
cと、固定フィンガー34の上部面34c及び下部面3
4dで支持された板材38で、2本の線材Wを挟持し、
その際に板材38が弾性変形することで、板材38と各
線材Wとの間に作用する押圧力Fを平均化させるので、
線材の線径に応じた調整を行うことなく、2本同時に保
持することが可能となる。又、2本の線材Wの線径が異
なる場合でもその位置に関わらず保持可能であるため、
かかる線材保持装置30を例えばバイファイラー巻線に
用いることにより、異なる仕様の線材でも同時に処理す
ることも可能となる。
装置を提供する。 【解決手段】2本の線材Wを保持する線材保持装置30
は、可動フィンガー35を、固定フィンガー34に対し
て枢動させることで、可動フィンガー35の当接面35
cと、固定フィンガー34の上部面34c及び下部面3
4dで支持された板材38で、2本の線材Wを挟持し、
その際に板材38が弾性変形することで、板材38と各
線材Wとの間に作用する押圧力Fを平均化させるので、
線材の線径に応じた調整を行うことなく、2本同時に保
持することが可能となる。又、2本の線材Wの線径が異
なる場合でもその位置に関わらず保持可能であるため、
かかる線材保持装置30を例えばバイファイラー巻線に
用いることにより、異なる仕様の線材でも同時に処理す
ることも可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線機などに用い
られると好適な、2本の線材を保持可能な線材保持装置
に関する。
られると好適な、2本の線材を保持可能な線材保持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】コイルを製造する巻線機が知られてい
る。かかる巻線機においては、線材を供給するノズルを
所定位置に移動させ、ボビンの回転に伴ってノズルを軸
線方向に移動させることが行われている。
る。かかる巻線機においては、線材を供給するノズルを
所定位置に移動させ、ボビンの回転に伴ってノズルを軸
線方向に移動させることが行われている。
【0003】ところで、2本の巻線を同時に1つのボビ
ンに巻き付けてコイルを製造するバイファイラー巻線と
呼ばれる巻線方法が存在する。バイファイラー巻線は、
2つのコイルを同時に生成する巻線方法で、一つ一つコ
イルを生成する方法では得られない特性を必要とされる
時に行われることが多い。また、特にその特性を必要と
されない場合でも、2回路のコイルを同時に生成出来る
という利点があることから、生産性向上が望まれる場合
にも行われることがある。しかしながら、バイファイラ
ー巻線方法を実行する上で固有の問題がある。
ンに巻き付けてコイルを製造するバイファイラー巻線と
呼ばれる巻線方法が存在する。バイファイラー巻線は、
2つのコイルを同時に生成する巻線方法で、一つ一つコ
イルを生成する方法では得られない特性を必要とされる
時に行われることが多い。また、特にその特性を必要と
されない場合でも、2回路のコイルを同時に生成出来る
という利点があることから、生産性向上が望まれる場合
にも行われることがある。しかしながら、バイファイラ
ー巻線方法を実行する上で固有の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、巻線機にはカッ
トホールド装置と呼ばれる線材保持装置が設けられてい
る。この線材保持装置は、一対のフィンガーで線材を挟
むことで、これを保持し、更に線材を所定の方向に引っ
張ることで、これをカットする機能を有する。ここで、
バイファイラー巻線方法を実行する場合、2本の線材を
それぞれ保持するために、線材保持装置を2つ設けると
コストが増大する。そこで、単一の線材保持装置を用い
て、2本の線材を一度に保持することが好ましいといえ
る。
トホールド装置と呼ばれる線材保持装置が設けられてい
る。この線材保持装置は、一対のフィンガーで線材を挟
むことで、これを保持し、更に線材を所定の方向に引っ
張ることで、これをカットする機能を有する。ここで、
バイファイラー巻線方法を実行する場合、2本の線材を
それぞれ保持するために、線材保持装置を2つ設けると
コストが増大する。そこで、単一の線材保持装置を用い
て、2本の線材を一度に保持することが好ましいといえ
る。
【0005】ここで、相対的に枢動する一対のフィンガ
ーを用いて、2本の線材を同時に挟持することは可能で
あり、それにより線材保持装置の構成を簡素にできる。
しかるに、枢動相対的に枢動する一対のフィンガーで2
本の線材をしっかりと保持するためには、線材をちょう
ど挟んだ位置で(すなわち線径だけ隔置させた状態で)
フィンガーを互いに略平行に維持しなくてはならない
が、線材の径が常に等しければ、一度調整を行うこと
で、半永久的な使用が可能である。
ーを用いて、2本の線材を同時に挟持することは可能で
あり、それにより線材保持装置の構成を簡素にできる。
しかるに、枢動相対的に枢動する一対のフィンガーで2
本の線材をしっかりと保持するためには、線材をちょう
ど挟んだ位置で(すなわち線径だけ隔置させた状態で)
フィンガーを互いに略平行に維持しなくてはならない
が、線材の径が常に等しければ、一度調整を行うこと
で、半永久的な使用が可能である。
【0006】ところが、実際のコイル製造工場では、異
なる仕様(径)の線材を処理するバイファイラー巻線が
しばしば行われるため、仕様を変える度に、面倒なフィ
ンガー位置の調整をし直さなくてはならないという問題
がある。また、同じ仕様でも微妙に線径が異なるという
こともあり、その場合には、線材を挟持する位置を正確
に合わせない限り適切な保持ができないという問題があ
る。
なる仕様(径)の線材を処理するバイファイラー巻線が
しばしば行われるため、仕様を変える度に、面倒なフィ
ンガー位置の調整をし直さなくてはならないという問題
がある。また、同じ仕様でも微妙に線径が異なるという
こともあり、その場合には、線材を挟持する位置を正確
に合わせない限り適切な保持ができないという問題があ
る。
【0007】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであり、2本の線材を保持可能な安価で簡素な線材保
持装置を提供することを目的とする。
のであり、2本の線材を保持可能な安価で簡素な線材保
持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の線材保持装置
は、2本の線材を保持する線材保持装置において、当接
面を有する第1の部材と、一対の支持部と、前記支持部
により変形可能に支持された弾性部とを備えた第2の部
材と、を有し、前記第1の部材と前記第2の部材とが相
対的に枢動することで、前記第1の部材の当接面と、前
記第2の部材の弾性部との間で2本の線材を挟持できる
ようになっており、2本の線材が挟持されたとき、前記
弾性部が弾性変形することで、前記弾性部から各線材に
付与される押圧力を平均化させることを特徴とする。
は、2本の線材を保持する線材保持装置において、当接
面を有する第1の部材と、一対の支持部と、前記支持部
により変形可能に支持された弾性部とを備えた第2の部
材と、を有し、前記第1の部材と前記第2の部材とが相
対的に枢動することで、前記第1の部材の当接面と、前
記第2の部材の弾性部との間で2本の線材を挟持できる
ようになっており、2本の線材が挟持されたとき、前記
弾性部が弾性変形することで、前記弾性部から各線材に
付与される押圧力を平均化させることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の線材保持装置は、2本の線材を保持す
る線材保持装置において、当接面を有する第1の部材
と、一対の支持部と、前記支持部により変形可能に支持
された弾性部とを備えた第2の部材と、を有し、前記第
1の部材と前記第2の部材とが相対的に枢動すること
で、前記第1の部材の当接面と、前記第2の部材の弾性
部との間で2本の線材を挟持できるようになっており、
2本の線材が挟持されたとき、前記弾性部が弾性変形す
ることで、前記弾性部と各線材との間で作用する押圧力
を平均化させるので、線材の線径に応じた調整を行うこ
となく、2本同時に保持することが可能となる。又、2
本の線材の線径が異なる場合でも線材の位置に関わらず
保持可能であるため、かかる線材保持装置を例えばバイ
ファイラー巻線に用いることにより、異なる仕様の線材
でも同時に処理することも可能となる。尚。「押圧力を
平均化させる」とは、前記弾性部が弾性変形しないとし
た場合に比べて、両線材に作用する押圧力の差が少なく
なることをいい、かかる押圧力を厳密に等しくする必要
はない。線材に作用する押圧力は、線材を保持する程度
に高ければ足りるからである。
る線材保持装置において、当接面を有する第1の部材
と、一対の支持部と、前記支持部により変形可能に支持
された弾性部とを備えた第2の部材と、を有し、前記第
1の部材と前記第2の部材とが相対的に枢動すること
で、前記第1の部材の当接面と、前記第2の部材の弾性
部との間で2本の線材を挟持できるようになっており、
2本の線材が挟持されたとき、前記弾性部が弾性変形す
ることで、前記弾性部と各線材との間で作用する押圧力
を平均化させるので、線材の線径に応じた調整を行うこ
となく、2本同時に保持することが可能となる。又、2
本の線材の線径が異なる場合でも線材の位置に関わらず
保持可能であるため、かかる線材保持装置を例えばバイ
ファイラー巻線に用いることにより、異なる仕様の線材
でも同時に処理することも可能となる。尚。「押圧力を
平均化させる」とは、前記弾性部が弾性変形しないとし
た場合に比べて、両線材に作用する押圧力の差が少なく
なることをいい、かかる押圧力を厳密に等しくする必要
はない。線材に作用する押圧力は、線材を保持する程度
に高ければ足りるからである。
【0010】更に、前記弾性部の線材に当接する面と反
対側には、空間が形成されていると、前記弾性部が変形
しやすく好ましい。
対側には、空間が形成されていると、前記弾性部が変形
しやすく好ましい。
【0011】又、前記弾性部は、一端から、線材の延在
方向に交差する方向に延びるスリットを備えた板材を含
むと、スリットのエッジで線材を保持し易いため好まし
い。
方向に交差する方向に延びるスリットを備えた板材を含
むと、スリットのエッジで線材を保持し易いため好まし
い。
【0012】更に、前記板材の線材に当接する面は、前
記板材が設けられた前記第2部材の基部よりも低く設定
されていると、前記板部材のエッジで線材が不用意に切
断され難いため好ましい。
記板材が設けられた前記第2部材の基部よりも低く設定
されていると、前記板部材のエッジで線材が不用意に切
断され難いため好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかる線材保持装置を備えた巻線機の一例を示す斜視図
である。図1において、図示されていない線材の供給源
から矢印方向に、巻線機に向かって2本の線材Wが供給
されている。
を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかる線材保持装置を備えた巻線機の一例を示す斜視図
である。図1において、図示されていない線材の供給源
から矢印方向に、巻線機に向かって2本の線材Wが供給
されている。
【0014】供給された線材Wは、まず2つのテンショ
ン装置10を介して巻線機の下方に送られ、駆動部40
に支持された細いパイプ状の2本のノズル20を通過し
た後、その先端を線材保持装置30のフィンガー部にお
いて一度に挟まれて保持される。
ン装置10を介して巻線機の下方に送られ、駆動部40
に支持された細いパイプ状の2本のノズル20を通過し
た後、その先端を線材保持装置30のフィンガー部にお
いて一度に挟まれて保持される。
【0015】ノズル20は、駆動部40の駆動により3
次元的に移動可能となっており、より具体的には、一対
の回転シャフト50の先端にそれぞれ保持されたボビン
Bの上方において、その位置を自在に変更できるほか、
その姿勢をも変更することができる。
次元的に移動可能となっており、より具体的には、一対
の回転シャフト50の先端にそれぞれ保持されたボビン
Bの上方において、その位置を自在に変更できるほか、
その姿勢をも変更することができる。
【0016】バイファイラー巻線機の動作について説明
すると、まず2本の線材Wの先端を線材保持装置30に
挟んだまま、2本のノズル20がボビンBの端子部B1
及びB2の周囲をぐるりと周り、線材Wを端子部B1、
B2に巻き付ける動作(からげ動作)がなされる。
すると、まず2本の線材Wの先端を線材保持装置30に
挟んだまま、2本のノズル20がボビンBの端子部B1
及びB2の周囲をぐるりと周り、線材Wを端子部B1、
B2に巻き付ける動作(からげ動作)がなされる。
【0017】線材Wが端子部B1、B2にからみついた
状態で、挟み部30はボビンBから離れる方向に移動し
て2本の線材Wの先端を切断する。その後、回転シャフ
ト50をボビンBともに高速回転させる。この際ボビン
Bの回転に同期させて、ノズル20をボビンBの長さ方
向に所定のピッチで移動させ、それにより同一箇所に線
材が巻き付くことを防止する。
状態で、挟み部30はボビンBから離れる方向に移動し
て2本の線材Wの先端を切断する。その後、回転シャフ
ト50をボビンBともに高速回転させる。この際ボビン
Bの回転に同期させて、ノズル20をボビンBの長さ方
向に所定のピッチで移動させ、それにより同一箇所に線
材が巻き付くことを防止する。
【0018】所定回数だけ、線材WがボビンBに巻き付
いた段階で、回転シャフト50を停止させる。その後再
びノズル20のからげ動作により、2本の線材Wをボビ
ンBの端子部B3、B4にからみつかせ、かつ線材Wを
切断して、バイファイラー巻線の動作は終了する。
いた段階で、回転シャフト50を停止させる。その後再
びノズル20のからげ動作により、2本の線材Wをボビ
ンBの端子部B3、B4にからみつかせ、かつ線材Wを
切断して、バイファイラー巻線の動作は終了する。
【0019】図2は、本実施の形態にかかる線材保持装
置30の正面図である。図2において、L字状の本体3
1に対して、矩形板材32が2本のボルト33により取
り付けられ、本体31と矩形板材32との間には、固定
フィンガー34と、第1の部材である可動フィンガー3
5とが配置されている。本体31に対して図で上方に突
出した固定フィンガー34は、ボルト33により本体3
1に共締めされている。尚、固定フィンガー34と、後
述する板材38とで、第2の部材を構成する。
置30の正面図である。図2において、L字状の本体3
1に対して、矩形板材32が2本のボルト33により取
り付けられ、本体31と矩形板材32との間には、固定
フィンガー34と、第1の部材である可動フィンガー3
5とが配置されている。本体31に対して図で上方に突
出した固定フィンガー34は、ボルト33により本体3
1に共締めされている。尚、固定フィンガー34と、後
述する板材38とで、第2の部材を構成する。
【0020】細長い可動フィンガー35は、本体31の
上下長と略等しい全長を有し、ピン35aにより、本体
31及び矩形板材32に対して枢動可能に支持されてい
る。可動フィンガー35の上端近傍における、本体31
から突出した部分の側面は、固定フィンガー34に取り
付けられた板材38との間で挟持される線材Wに当接す
る当接面35bとなっている。当接面35bの下方に
は、当接面35bより逃げた形状の逃げ部35cが形成
されている。
上下長と略等しい全長を有し、ピン35aにより、本体
31及び矩形板材32に対して枢動可能に支持されてい
る。可動フィンガー35の上端近傍における、本体31
から突出した部分の側面は、固定フィンガー34に取り
付けられた板材38との間で挟持される線材Wに当接す
る当接面35bとなっている。当接面35bの下方に
は、当接面35bより逃げた形状の逃げ部35cが形成
されている。
【0021】可動フィンガー35の下端には、その左右
に当接する一対のピン36aを備えた駆動板36が、本
体31に対して移動可能に支持されている。駆動板36
の図における右端には、軸37aが連結されており、軸
37aは、本体31の右下端に取り付けられた空気作動
タイプのアクチュエータ37により、軸線方向(図では
左右方向)に移動可能となっている。アクチュエータ3
7は、不図示の空気圧源に接続され、ソレノイドバルブ
(不図示)のオンオフにより、軸37aを押し出し又は
引き込むように作用する。軸37aが押し出されると、
駆動板36のピン36aが、可動フィンガー35の下端
を押すので、可動フィンガー35は時計回りに枢動し、
固定フィンガー34から離隔する。一方、軸37aが引
き込まれると、駆動板36のピン36aが、可動フィン
ガー35の下端を引っ張るので、可動フィンガー35は
反時計回りに枢動し、固定フィンガー34に向かって移
動する。尚、本体31は不図示の駆動源に接続され、移
動可能に支持されている。
に当接する一対のピン36aを備えた駆動板36が、本
体31に対して移動可能に支持されている。駆動板36
の図における右端には、軸37aが連結されており、軸
37aは、本体31の右下端に取り付けられた空気作動
タイプのアクチュエータ37により、軸線方向(図では
左右方向)に移動可能となっている。アクチュエータ3
7は、不図示の空気圧源に接続され、ソレノイドバルブ
(不図示)のオンオフにより、軸37aを押し出し又は
引き込むように作用する。軸37aが押し出されると、
駆動板36のピン36aが、可動フィンガー35の下端
を押すので、可動フィンガー35は時計回りに枢動し、
固定フィンガー34から離隔する。一方、軸37aが引
き込まれると、駆動板36のピン36aが、可動フィン
ガー35の下端を引っ張るので、可動フィンガー35は
反時計回りに枢動し、固定フィンガー34に向かって移
動する。尚、本体31は不図示の駆動源に接続され、移
動可能に支持されている。
【0022】図3は、固定フィンガー34の上端近傍を
示す斜視図である。図4は、図3の固定フィンガー34
をIV-IV線の位置で切断し、可動フィンガー35を閉じ
た状態で示した断面図である。図3において、固定フィ
ンガー34は、上端から下方に向かって延在する浅溝3
4aを形成している。又、浅溝34aの中央には、その
幅と同じであるが長手方向長さはより短い長孔状の袋孔
34b(点線で示す)が形成されている。
示す斜視図である。図4は、図3の固定フィンガー34
をIV-IV線の位置で切断し、可動フィンガー35を閉じ
た状態で示した断面図である。図3において、固定フィ
ンガー34は、上端から下方に向かって延在する浅溝3
4aを形成している。又、浅溝34aの中央には、その
幅と同じであるが長手方向長さはより短い長孔状の袋孔
34b(点線で示す)が形成されている。
【0023】一方、浅溝34aに嵌合させるようにし
て、弾性部であるステンレス性の板材38が、その下端
をボルト39により固定フィンガー34の浅溝34aの
下部面34dに対して固定されている。このとき、板材
38の上端は、浅溝34aの上部面34cに位置してお
り、板材38の中央部は、袋孔34bに面している。言
い換えると、板材38は、浅溝34aの上部面34cと
下部面34dとの2カ所で支持されていることなる。こ
こで、上部面34cと下部面34dとで一対の支持部を
構成する。更に、板材38には、幅方向中央において、
上端から略中央まで延在するスリット38aが形成され
ている。
て、弾性部であるステンレス性の板材38が、その下端
をボルト39により固定フィンガー34の浅溝34aの
下部面34dに対して固定されている。このとき、板材
38の上端は、浅溝34aの上部面34cに位置してお
り、板材38の中央部は、袋孔34bに面している。言
い換えると、板材38は、浅溝34aの上部面34cと
下部面34dとの2カ所で支持されていることなる。こ
こで、上部面34cと下部面34dとで一対の支持部を
構成する。更に、板材38には、幅方向中央において、
上端から略中央まで延在するスリット38aが形成され
ている。
【0024】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。固定フィンガー34に対して可動フィンガー35を
開いた状態で、2本の線材Wを間に通し、アクチュエー
タ37を駆動して、可動フィンガー35を図2で反時計
回りに枢動させると、浅溝34aより幅の狭い可動フィ
ンガー35は、浅溝34a内に侵入し、それにより図4
に示すように、線材Wを、可動フィンガー35の当接面
35bと板材38との間で保持するようになっている。
このとき、線材Wが当接する板材38の部分(線材に当
接する面)の裏側には、袋孔34b即ち空間が位置して
おり、板材38は、固定フィンガー34の上部面34c
と下部面34dのみで支持されているため、図4に示す
ように「く」字状に弾性変形する。上部面34cでは、
板材38は固定フィンガー34に対して固定されていな
いため、その移動が制限されないので、弾性変形はより
容易となっている。このような「く」字状の弾性変形に
より、2本の線材Wは、その仕様(線径)に関わらず或
いは線径が相互に異なっていても概ね均等に押され、す
なわち図4に示すように線材Wが板材38から受ける押
圧力Fが均等になるように作用するので、板材38と駆
動フィンガー35との間でいずれの線材Wもしっかり保
持することができる。かかる状態で、本体31を駆動す
れば、固定フィンガー34から離れた位置(例えばボビ
ンの端子近傍)で、線材Wの切断を行うことができる。
る。固定フィンガー34に対して可動フィンガー35を
開いた状態で、2本の線材Wを間に通し、アクチュエー
タ37を駆動して、可動フィンガー35を図2で反時計
回りに枢動させると、浅溝34aより幅の狭い可動フィ
ンガー35は、浅溝34a内に侵入し、それにより図4
に示すように、線材Wを、可動フィンガー35の当接面
35bと板材38との間で保持するようになっている。
このとき、線材Wが当接する板材38の部分(線材に当
接する面)の裏側には、袋孔34b即ち空間が位置して
おり、板材38は、固定フィンガー34の上部面34c
と下部面34dのみで支持されているため、図4に示す
ように「く」字状に弾性変形する。上部面34cでは、
板材38は固定フィンガー34に対して固定されていな
いため、その移動が制限されないので、弾性変形はより
容易となっている。このような「く」字状の弾性変形に
より、2本の線材Wは、その仕様(線径)に関わらず或
いは線径が相互に異なっていても概ね均等に押され、す
なわち図4に示すように線材Wが板材38から受ける押
圧力Fが均等になるように作用するので、板材38と駆
動フィンガー35との間でいずれの線材Wもしっかり保
持することができる。かかる状態で、本体31を駆動す
れば、固定フィンガー34から離れた位置(例えばボビ
ンの端子近傍)で、線材Wの切断を行うことができる。
【0025】尚、本実施の形態では、図3に示すよう
に、板材38のスリット38aの向かい合うエッジは、
線材Wの保持性を高めている。特に、固定フィンガー3
4に対して、線材Wが軸線方向に相対移動した場合、か
かるスリット38aにより、その両側の板材38の部分
が独立して若干ねじれるようにも変形するため、エッジ
が立ちやすくなり、線材Wの保持性が高まる。一方、板
材38の厚さtが浅溝34aの深さDよりも小さくなっ
ているため、板材38の側面エッジ38bが浅溝34a
の淵(基部)から沈み込んでおり、それにより線材Wが
エッジ38bに引っかかりにくくなるので、線材Wがそ
のエッジで不用意に切断される事を防ぐことができる。
尚、線材Wが強い力を受けた場合でも、浅溝34aの側
面が、板材38の側面をしっかり保持しているため、板
材38がずれるなどの問題は生じない。又、角柱状の固
定フィンガー34と可動フィンガー35の角部(浅溝3
4aの淵部を含む)は、適宜R取りすることで、線材W
が巻き付いたときに不用意に切れないようにすることが
できる。
に、板材38のスリット38aの向かい合うエッジは、
線材Wの保持性を高めている。特に、固定フィンガー3
4に対して、線材Wが軸線方向に相対移動した場合、か
かるスリット38aにより、その両側の板材38の部分
が独立して若干ねじれるようにも変形するため、エッジ
が立ちやすくなり、線材Wの保持性が高まる。一方、板
材38の厚さtが浅溝34aの深さDよりも小さくなっ
ているため、板材38の側面エッジ38bが浅溝34a
の淵(基部)から沈み込んでおり、それにより線材Wが
エッジ38bに引っかかりにくくなるので、線材Wがそ
のエッジで不用意に切断される事を防ぐことができる。
尚、線材Wが強い力を受けた場合でも、浅溝34aの側
面が、板材38の側面をしっかり保持しているため、板
材38がずれるなどの問題は生じない。又、角柱状の固
定フィンガー34と可動フィンガー35の角部(浅溝3
4aの淵部を含む)は、適宜R取りすることで、線材W
が巻き付いたときに不用意に切れないようにすることが
できる。
【0026】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、本発明の線材保持装置は、バ
イファイラー巻線のみに限らず、2本の線材を保持する
必要のある種々の装置に適用できる。
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、本発明の線材保持装置は、バ
イファイラー巻線のみに限らず、2本の線材を保持する
必要のある種々の装置に適用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明の線材保持装置は、2本の線材を
保持する線材保持装置において、当接面を有する第1の
部材と、一対の支持部と、前記支持部により変形可能に
支持された弾性部とを備えた第2の部材と、を有し、前
記第1の部材と前記第2の部材とが相対的に枢動するこ
とで、前記第1の部材の当接面と、前記第2の部材の弾
性部との間で2本の線材を挟持できるようになってお
り、2本の線材が挟持されたとき、前記弾性部が弾性変
形することで、前記弾性部と各線材との間で作用する押
圧力を平均化させるので、線材の線径に応じた調整を行
うことなく、2本同時に保持することが可能となる。
又、2本の線材の線径が異なる場合でも線材の位置に関
わらず保持可能であるため、かかる線材保持装置を例え
ばバイファイラー巻線機に用いることにより、異なる仕
様の線材でも同時に処理することも可能となる。
保持する線材保持装置において、当接面を有する第1の
部材と、一対の支持部と、前記支持部により変形可能に
支持された弾性部とを備えた第2の部材と、を有し、前
記第1の部材と前記第2の部材とが相対的に枢動するこ
とで、前記第1の部材の当接面と、前記第2の部材の弾
性部との間で2本の線材を挟持できるようになってお
り、2本の線材が挟持されたとき、前記弾性部が弾性変
形することで、前記弾性部と各線材との間で作用する押
圧力を平均化させるので、線材の線径に応じた調整を行
うことなく、2本同時に保持することが可能となる。
又、2本の線材の線径が異なる場合でも線材の位置に関
わらず保持可能であるため、かかる線材保持装置を例え
ばバイファイラー巻線機に用いることにより、異なる仕
様の線材でも同時に処理することも可能となる。
【図1】本実施の形態にかかる線材保持装置を備えたバ
イファイラー巻線機の一例を示す斜視図である。
イファイラー巻線機の一例を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態にかかる線材保持装置30の正面
図である。
図である。
【図3】固定フィンガー34の上端近傍を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】図3の固定フィンガー34をIV-IV線の位置で
切断し可動フィンガー35と共に示した断面図である。
切断し可動フィンガー35と共に示した断面図である。
10 テンション装置
20 ノズル
30 線材保持装置
31 本体
32 矩形板材
33 ボルト
34 固定フィンガー
35 可動フィンガー
36 駆動板
37 アクチュエータ
38 板材
Claims (4)
- 【請求項1】 2本の線材を保持する線材保持装置にお
いて、 当接面を有する第1の部材と、 一対の支持部と、前記支持部により変形可能に支持され
た弾性部とを備えた第2の部材と、を有し、 前記第1の部材と前記第2の部材とが相対的に枢動する
ことで、前記第1の部材の当接面と、前記第2の部材の
弾性部との間で2本の線材を挟持できるようになってお
り、2本の線材が挟持されたとき、前記弾性部が弾性変
形することで、前記弾性部から各線材に付与される押圧
力を平均化させることを特徴とする線材保持装置。 - 【請求項2】 前記弾性部の線材に当接する面と反対側
には、空間が形成されていることを特徴とする請求項1
に記載の線材保持装置。 - 【請求項3】 前記弾性部は、一端から、線材の延在方
向に交差する方向に延びるスリットを備えた板材を含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の線材保持装
置。 - 【請求項4】 前記板材の線材に当接する面は、前記板
材が設けられた前記第2部材の基部よりも低く設定され
ていることを特徴とする請求項3に記載の線材保持装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001203281A JP2003014162A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 線材保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001203281A JP2003014162A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 線材保持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003014162A true JP2003014162A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19039947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001203281A Pending JP2003014162A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 線材保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003014162A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007320934A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Japan Health Science Foundation | アミロイドβオリゴマー並びにその製造方法及び使用方法 |
Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5734797Y2 (ja) * | 1979-04-27 | 1982-07-31 | ||
| JPS59122478A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-14 | チバ−ガイギ−・アクチエンゲゼルシヤフト | 除草効果のある2,4−ジアミノ−6−ハロゲノ−5−トリフルオロメチルピリミジン |
| JPS59195280A (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-06 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
| JPS60114164A (ja) * | 1983-11-25 | 1985-06-20 | Okawara Mfg Co Ltd | 乾燥味噌の製法 |
| JPS61140582A (ja) * | 1984-12-14 | 1986-06-27 | Tokyo Tanabe Co Ltd | ベンズオキサゾ−ル誘導体 |
| JPH034086A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-10 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 配管用のクランプ |
| JP2563935Y2 (ja) * | 1991-02-14 | 1998-03-04 | 株式会社ニフコ | 取付保持具 |
| JP2835308B2 (ja) * | 1995-02-24 | 1998-12-14 | 株式会社酒井機材製作所 | ケーブル支持装置 |
-
2001
- 2001-07-04 JP JP2001203281A patent/JP2003014162A/ja active Pending
Patent Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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