JP2003013356A - 衣服用布地への凹凸模様の形成方法 - Google Patents

衣服用布地への凹凸模様の形成方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い対象の布地に凹凸模様を簡潔に形成する
方法を提案する。 【解決手段】 凹凸模様の形成方法は、(1)衣服用の
布地に(a)〜(c)の条件を満たす刺繍糸を上糸又は
下糸の少なくともいずれか一方に用いて凹凸模様に沿っ
て刺繍し、刺繍糸条件:(a)ポリウレタン等の弾性に
富んだ糸を芯糸とし、(b)100〜150℃の蒸気過
熱下で若干の剛性の低下を惹起する合成樹脂を基糸と
し、(c)該芯糸を伸ばした状態にして前記基糸を被覆
させて成ること、(3)該凹凸模様を刺繍した布地を水
浴させた後、脱水作用で半乾燥状態とし、(4)該半乾
燥状態の布地を100〜150℃の蒸気を発生する蒸気
加熱機に投入し、(5)該加熱後の布地を乾燥して凹凸
模様を現出させることを特徴として構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣服の布地に凹凸
のシワ模様を形成する方法に関し、更に詳細には、ポリ
ウレタン繊維から特異な熱特性を導き出して凹凸模様を
形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】衣服の布地に凹凸模様を現出させると、
独特なデザイン性を帯びると共に伸縮性に富んで身体に
フィットし易い等の利点があり、この凹凸模様の形成の
方法については、例えば、特許第3049058号(衣
服の布地に凹凸を形成する方法)及び特開2000−1
99175(凹凸シワを有する生地の製造方法)等が提
案されている。
【0003】その概要は、(a)は、熱可塑性繊維を含
む布地を衣服のパーツに裁断し、該パーツを縫製して衣
服の形状とし、該衣服と熱収縮性布地とを重ね合わせて
水溶性糸を用いてステッチを掛けて縫合わせ、該ステッ
チとステッチの間の広い中間箇所において前記熱収縮性
布地を裁断し、その後、前記縫い合わせた布地を加熱板
により乾熱・非接触状態で加熱処理して前記熱収縮性布
地を収縮させて衣服の布地に凹凸を形成するとともに前
記広い中間箇所にギャザーを形成し、その後前記水溶性
糸を溶解除去して前記衣服の布地と前記熱収縮性布地と
を分離することを内容とするものである。
【0004】一方、(b)の概要は、熱セット可能な基
布上に、上糸と下糸とから構成される刺繍柄を、該上糸
又は下糸のいずれか一方に伸縮性又は収縮性を有する刺
繍糸を使用して設け、その後、当該基布を加熱すること
によって、該基布上に形成された刺繍柄の形状に対応す
る凹凸シワを固定することを内容とするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記手段によ
っては、(a)いずれも熱収縮性布地又は熱セット可能
な基布という特殊な布地を対象として凹凸模様を形成す
る為、用いられる布地が限定されてしまい、(b)凹凸
部の縫製に水溶性糸又は有機溶剤に溶解可能な糸を使用
し、凹凸シワ形成後にこれを溶解して除去する工程を必
須とする為、製造工程が複雑になると共に、経済的にも
高価となり、(c)上記水溶性糸又は有機溶剤に可溶な
糸を除去してしまうと、40℃以上の熱に弱いと共に、
当該凹凸模様を施した衣服の着用、洗濯等をし繰り返す
と、凹凸シワが伸びて元の形状に戻らず、型崩れしてし
まう等の欠点を有していた。本発明は、斯かる欠点を解
消しようとしてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の凹凸模様
の形成方法は、(1)衣服用の布地に(a)〜(c)の
条件を満たす刺繍糸を上糸又は下糸の少なくともいずれ
か一方に用いて凹凸模様に沿って刺繍し、 刺繍糸条件: (a)ポリウレタン等の弾性に富んだ糸を芯糸とし、
(b)100〜150℃の蒸気過熱下で若干の剛性の低
下を惹起する合成樹脂を基糸とし、(c)該芯糸を伸ば
した状態にして前記基糸を被覆させて成ること(2)該
布地を予め凹凸模様による収縮を想定して裁断し、
(3)該凹凸模様を刺繍した布地を水浴させた後、脱水
作用で半乾燥状態とし、(4)該半乾燥状態の布地を1
00〜150℃の蒸気を発生する蒸気加熱機に投入し、
(5)該加熱後の布地を乾燥して凹凸模様を現出させる
ことを特徴として構成される。
【0007】請求項2記載の凹凸模様の形成方法は、刺
繍糸を、3%のポリウレタン芯糸に93%のナイロンで
被覆した糸として構成される。
【0008】請求項3記載の凹凸模様の形成方法は、蒸
気加熱機による加熱を、120℃で20分間として構成
される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の対象とする布地1は、衣
服用の布地であれば広く対象とすることができ、当該布
地に熱収縮性や熱セット性は必要とされない。例えば、
木綿、麻、絹等の天然繊維、ポリエステル、ナイロン、
トリコット等の化学繊維のいずれであっても良い。後述
する如く、本発明では、凹凸模様の形成を布地1の熱的
性質には頼らず、刺繍糸の特異性を導き出すことによる
からである。
【0010】次いで、上記衣服用の布地に凹凸模様を施
すべく刺繍するが(図1A参照)、その際、刺繍糸の上
糸又は下糸の少なくともいずれか一方に以下の要件を満
たす糸を用いる。その要件とは、(a)ポリウレタン等
の弾性に富んだ糸を芯糸2aとし、(b)100〜15
0℃の蒸気過熱下で若干の剛性の低下を惹起する合成樹
脂を基糸2bとし、(c)弾性に富む該芯糸2aを伸ば
した状態にして該基糸2bを被覆させて成る、刺繍糸2
を用いることである。
【0011】(a)にいう弾性に富んだ芯糸2aには、
スパンデックス等のポリウレタン繊維が挙げられる。
又、(b)にいう剛性とは、芯糸の弾性復帰力によって
糸全体が収縮するのに抗う力を発揮する性格をいい、若
干の剛性とは、その抗力が熱蒸気によって低下して収縮
する程度の剛性を意味する。具体的には、ナイロン、ポ
リエステル等が挙げられる。又、そして、(c)にいう
被覆とは、例えば、芯糸2aの周りに基糸2bを一重、
二重・・に巻いた状態をいうが(図2A参照)、芯糸を
被覆したものであれば、その形態を問わない。該刺繍糸
2は、伸張した芯糸が弾性復帰力によって収縮すること
で、伸縮性の機能を備えたものとなるが、更に、この伸
縮性の機能を備えた糸が、上記蒸気過熱下で更なる収縮
性を示すことに本発明の特異性があり、このことは後に
詳述する。
【0012】上記要件を満たす刺繍糸2を下糸又は上糸
として、予め凹凸模様が形成可能な形状を想定して、そ
の形状に沿って刺繍機、ミシン等で刺繍する。凹凸模様
は、チェーン模様、菱形、格子模様、水玉等が挙げられ
るが、これに限定されない(図3、図4A〜D参照)。
又、刺繍糸2は、上糸又は下糸の少なくともいずれか一
方に用いるが、縫い糸の上下運動に伸縮性が伴うと刺繍
に支障が生じる恐れがあり、ボビン内に収納して下糸と
して用いるのが最適である。該刺繍糸2を用いて凹凸模
様の刺繍線に沿って縫うと、該刺繍糸はポリウレタン等
の弾性に富んだもので、それが伸びた状態で刺繍される
から、その伸張力が解かれた後には、弾性復帰力を発揮
して、若干収縮する。しかし、この時点にあっては、被
覆された基糸の剛性の抗力にあって、刺繍糸は100%
の弾性復帰力を発揮しておらず、未だ多くの弾性復帰力
を内に残存させた状態にある。
【0013】上記凹凸模様の刺繍にあって、当該布地1
を衣服のデザインに合わせて裁断した後に凹凸模様を刺
繍する場合と、逆に、凹凸模様を刺繍した後に裁断する
場合とがあるが、その何れであっても良い。そして、そ
の裁断にあっては、凹凸模様によって起こる収縮を予め
想定して、大きめの寸法とするのが望ましい。
【0014】さて、上記刺繍を終えた衣服に対し、これ
ら全体を水を満たした水槽内に浸して水浴させ、繊維内
に充分に水分を含んだ状態とした後、これを脱水機に掛
けて5分程度脱水させ、全体を半乾燥状態とする。
【0015】次いで、上記半乾燥状態とした衣服を、蒸
気発生装置付き加熱機(例えばタンブラー乾燥機)内に
投入し、約15〜30分の間放置して、蒸気による過熱
条件に晒す。
【0016】すると、一定時間蒸気加熱に晒されたナイ
ロン等の基糸は、熱蒸気の接触を受けて、熱的又は含水
状態に何らかの変化を起こし、常温で保持していた剛性
が弱まる状態となり、その結果、深い凹凸模様を形成す
るに至る(図1B参照)。
【0017】この時の、熱、水浴、蒸気過熱との関係を
調べる為、下記の如き実験を行った。即ち、蒸気深い凹
凸模様の形成にあたって、その原因となる要因が、熱で
あるのか、蒸気であるのか、更に水浴と蒸気加熱との相
関関係にあるのか等を検討した。
【0018】〈乾熱試験〉 試験内容:上記(a)〜(c)の条件を満たす刺繍糸で
凹凸模様を出現すべく刺繍した布地に、水浴及び蒸気を
用いることなく、乾燥状態下で加熱した場合の布地の収
縮状態を測定した。 試験条件:実施例1に記載の布地を用い、これを10c
m×10cmの大きさに裁断し、乾熱式の上コテと下コ
テに布地を挟んで(圧はかけずに)所定温度に設定して
30秒間保ち、バキュームで10秒間熱を吸い込んで除
熱し、その布地の寸法を測定し、収縮率を測定した。 収縮率=(1−収縮後の布地の面積/収縮前の布地の面
積)×100 〈結果〉その結果は、表1の通りであった。
【表1】 この結果、乾熱状態でも若干の収縮は認められるが、そ
の値は小さく、200℃を越えると、布地に焼け色が付
き始め、スパンデックス糸に切断が起こってしまうもの
であった。
【0019】〈蒸気加熱試験〉 試験内容:上記(a)〜(c)の条件を満たす刺繍糸で
凹凸模様を出現すべく刺繍した布地を、水浴させること
なく、そのまま蒸気加熱した場合の布地の収縮状態を測
定した。 試験条件:実施例1に記載の布地を用い、これを10c
m×10cmの大きさに裁断し、蒸気式回転乾燥機内に
20分間放置した後、その布地の寸法を測定し、収縮率
を測定した。 〈結果〉その結果は、表2の通りであった。
【表2】 上記乾熱試験における表1での、120℃及び130℃
と比較すると、収縮率に大きな改善が見られ、蒸気によ
る加熱が収縮に寄与すること大であることが判明した。
【0020】〈水浴+蒸気加熱試験〉 試験内容:上記(a)〜(c)の条件を満たす刺繍糸で
凹凸模様を出現すべく刺繍した布地を、水浴させると共
に脱水機に掛け、それを蒸気加熱した場合の布地の収縮
状態を測定する。 試験条件:実施例1に記載の布地を用い、これを10c
m×10cmの大きさに裁断し、水浴後脱水機に3分掛
け、それを蒸気式回転乾燥機内に20分間放置した後、
その布地の寸法を測定し、収縮率を測定した。 〈結果〉その結果は、表3の通りであった。
【表3】 上記試験における表2での、120℃及び130℃と比
較すると28〜36%であった収縮率が70%となり、
極めて大きな改善が見られ、水浴+蒸気加熱による収縮
に最大の寄与をもたらすことが判明した。
【0021】斯かる作用の理論解明は明らかでないが、
次のように考えることができる。先ず、熱を帯びた気体
分子がナイロン樹脂等の基糸と接触すると、その粘弾性
に影響を与え、剛性を弱めるに至るが、その貢献度は、
乾熱<蒸気加熱<(水浴+蒸気加熱)の順となり、水分
と蒸気加熱との相関作用が最大の効果を引き出す。そし
て、その基糸の剛性による抗力が弱まると、残存してい
た芯糸の弾性復帰力が発現され、その弾性復帰力で布地
全体を収縮させ、即ち、凹凸の形成を進めて一層深い凹
凸模様を形成する。
【0022】別の角度から説明すると、芯糸の弾性収縮
力は、基糸の剛性に対し、これを変形させる外力として
作用し、弾性限界内で撓みを生じさせるが、このとき基
糸が常温乾燥下では、基糸の剛性が大であるので生じる
撓みは僅かなものでしかなく、収縮は僅かなものとなる
(図2B参照)。しかし、これに気体分子による加熱が
加わると、基糸の剛性を大きく低下させるに至り、該基
糸の剛性の低下で芯糸の弾性収縮力が勝る結果となり、
強い収縮力が現出され(図2C参照)、一段と深い凹凸
模様が形成される。このとき、乾熱又は蒸気加熱に対
し、(水浴+蒸気加熱)が最大の効果をもたらす原因は
明らかでないが、一旦、布地を水浴させると共に脱水作
用で半乾燥状態とすると、基糸繊維内には適度な水分の
含まれた状態となり、これに蒸気による強い加熱が加わ
ると、非晶質部分及び晶質部分で形成されたナイロン等
の合成樹脂の粘弾性に強い影響力を及ぼし、その結果、
基糸の剛性を大きく低下させるに至るものと推察するこ
とができる。
【0023】次いで、凹凸模様が深すぎる場合がある
が、その場合には枠体で布地を伸ばし、その上から蒸気
アイロンをかけて修正することができる。
【0024】斯くして、衣服全体を乾燥させると、そこ
には深い凹凸模様が定着された所望の衣服が得られる。
このとき刺繍糸は、水溶性糸や有機溶剤の可溶糸の如く
除去する必要はなく、そのまま残して置くことができる
ので、該刺繍糸による伸縮性によって、何度も着用及び
洗濯等を繰り返しても、衣服の凹凸模様に型崩れ等の恐
れがないものとなる。
【0025】
【実施例1】衣服の繊維名:布地にポリエステル繊維を
選び、これを多頭式ミシン刺繍機により、上糸に東洋紡
マナードS(ポリエステル100%)、 下糸に共立繊
維SFT(ナイロン93%、ポリウレタン7%)を用い
て刺繍柄を施した。該布地を収縮率を勘案して予定衣服
の1.7倍の大きさに裁断し、仕立て上げた。これを水
槽に浸して水浴させた後、家庭用洗濯機の脱水機で、標
準速度で約3分間脱水させた。該脱水後の布地をタンブ
ラー乾燥機に投入し、130℃の加熱下で約20分間維
持した。その結果、収縮率70%の深いダイヤ型の凹凸
模様が形成された
【0026】
【発明の効果】以上の構成及び作用に基づく本発明は、
以下の如き優れた効果を奏する。
【0027】衣服への凹凸模様の形成にあって、その要
因を布地の熱的性質には頼らず、刺繍糸の特異性を導き
出すことに成功したので、対象とする衣服を熱収縮性布
地又は熱セット可能な基布等の特殊なものに限定するこ
となく、一般の天然繊維、合成繊維を広く含めて対象と
することができ、凹凸模様を施す衣服の範囲を著しく拡
大することが可能となった。
【0028】又、従来の衣服全体を熱収縮布又は熱セッ
ト可能な布とした場合と比較すると、凹凸模様を形成す
るに用いる刺繍糸は若干高価となるが、その使用量は極
く僅かで済み、且つ、製造工程が簡潔であるから、経済
的に極めて安価となった。
【0029】更に、刺繍糸は、溶解等で除去されること
なくそのまま残されるので、何度着用及び洗濯等を繰り
返しても、剥離や型崩れがなく、整然としたデザイン性
を永続化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程の一部を示す模式的正面図で、
(A)が凹凸模様を刺繍した収縮前の状態、(B)が収
縮後の状態を示す。
【図2】刺繍糸の状態を示す模式的正面図で、(A)が
伸張時の状態、(B)が刺繍後の状態、(C)が加熱収
縮後の状態を模式的に示す。
【図3】凹凸模様の例を示す一部正面図で、(A)がチ
ェーン模様、(B)が菱形模様を示す。
【図4】凹凸模様の例を示す一部正面図で、(C)が格
子模様、(D)が水玉模様を示す。
【符号の説明】
1 布地 2 刺繍糸 2a 芯糸 2b 基糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41D 31/00 502 A41D 31/00 502A 502S 502U 503 503E 503K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)衣服用の布地に(a)〜(c)の条
    件を満たす刺繍糸を上糸又は下糸の少なくともいずれか
    一方に用いて凹凸模様に沿って刺繍し、 刺繍糸条件: (a)ポリウレタン等の弾性に富んだ糸を芯糸とし、 (b)100〜150℃の蒸気過熱下で若干の剛性の低
    下を惹起する合成樹脂を基糸とし、 (c)該芯糸を伸ばした状態にして前記基糸を被覆させ
    て成ること (2)該凹凸模様を刺繍した布地を水浴させた後、脱水
    作用で半乾燥状態とし、 (3)該半乾燥状態の布地を100〜150℃の蒸気を
    発生する蒸気加熱機に投入し、 (4)該加熱後の布地を乾燥して凹凸模様を現出させる
    ことを特徴とする凹凸模様の形成方法。
  2. 【請求項2】 刺繍糸を、3%のポリウレタン芯糸に9
    3%のナイロンで被覆した糸とした請求項1記載の凹凸
    模様の形成方法。
  3. 【請求項3】 蒸気加熱機による加熱を、120℃で2
    0分間とした請求項1記載の凹凸模様の形成方法。
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