JP2003013183A - エッチング穿孔性に優れたFe−Ni系合金板 - Google Patents
エッチング穿孔性に優れたFe−Ni系合金板Info
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- JP2003013183A JP2003013183A JP2001200938A JP2001200938A JP2003013183A JP 2003013183 A JP2003013183 A JP 2003013183A JP 2001200938 A JP2001200938 A JP 2001200938A JP 2001200938 A JP2001200938 A JP 2001200938A JP 2003013183 A JP2003013183 A JP 2003013183A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エッチング穿孔時に欠陥が発生せず、高精細
度カラーディスプレイ用およびパソコン用シャドウマス
クに使用することができ、エッチング穿孔性に優れたF
e-Ni系合金板を提供する。 【解決手段】 質量ppmで、酸化物系介在物中のMg
の含有量aならびにAlの含有量b、およびCaSとし
てのCaの含有量cが、 a+b≦20、かつ、c≦3 であることを特徴とするエッチング穿孔性に優れたFe
-Ni系合金板。さらに、 a/b≧0.6、1≦c≦3、かつ、(a+b)×0.
15≧c であることを特徴とするエッチング穿孔性に優れたFe
-Ni系合金板。あるいは、 c<1 であることを特徴とするエッチング穿孔性に優れたFe
-Ni系合金板。
度カラーディスプレイ用およびパソコン用シャドウマス
クに使用することができ、エッチング穿孔性に優れたF
e-Ni系合金板を提供する。 【解決手段】 質量ppmで、酸化物系介在物中のMg
の含有量aならびにAlの含有量b、およびCaSとし
てのCaの含有量cが、 a+b≦20、かつ、c≦3 であることを特徴とするエッチング穿孔性に優れたFe
-Ni系合金板。さらに、 a/b≧0.6、1≦c≦3、かつ、(a+b)×0.
15≧c であることを特徴とするエッチング穿孔性に優れたFe
-Ni系合金板。あるいは、 c<1 であることを特徴とするエッチング穿孔性に優れたFe
-Ni系合金板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エッチング穿孔性
に優れたシャドウマスク用Fe-Ni系合金板に関し、
特に、合金板に内在する介在物や析出物の組成やその量
を制御することにより、エッチング穿孔性を向上させた
Fe-Ni系合金板に関する。
に優れたシャドウマスク用Fe-Ni系合金板に関し、
特に、合金板に内在する介在物や析出物の組成やその量
を制御することにより、エッチング穿孔性を向上させた
Fe-Ni系合金板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、高鮮明CRTなどに使用され
るシャドウマスク材としてのFe-Ni系合金冷延板に
は、膨張率が低いこと、およびエッチング穿孔時に欠陥
が発生しないこと、即ちエッチング穿孔性が優れている
ことが要求されている。エッチング穿孔時に発生する欠
陥は、酸化物系介在物や析出物、あるいはその両者が、
間接的に又は直接的に関与している場合が多い。そのた
め、エッチング穿孔時の欠陥を低減する方法が種々提案
されている。
るシャドウマスク材としてのFe-Ni系合金冷延板に
は、膨張率が低いこと、およびエッチング穿孔時に欠陥
が発生しないこと、即ちエッチング穿孔性が優れている
ことが要求されている。エッチング穿孔時に発生する欠
陥は、酸化物系介在物や析出物、あるいはその両者が、
間接的に又は直接的に関与している場合が多い。そのた
め、エッチング穿孔時の欠陥を低減する方法が種々提案
されている。
【0003】例えば、特開昭62-161936号公報
では、シャドウマスク用Fe-Ni系合金冷延板中に含
まれる非金属介在物を、Al2O3-MnO-SiO2系三
元系状態図において所定の領域内の組成に規定すること
により、エッチング穿孔時の欠陥発生を低減させる方法
が提案されている。その詳細は、三元系状態図の座標
(Al2O3,MnO,SiO2)(wt%)で表される
点で、ポイント1:(4,58,38)、ポイント2:
(5,49,46)、ポイント3(23,23,5
4)、ポイント4:(27,31,42)、ポイント
5:(17,54,29)を順次に結ぶ線によって囲ま
れた領域内の組成とする。この領域は、1200℃の推
定液相線に近く、また、スペサータイトの組成に相当す
るというものである。
では、シャドウマスク用Fe-Ni系合金冷延板中に含
まれる非金属介在物を、Al2O3-MnO-SiO2系三
元系状態図において所定の領域内の組成に規定すること
により、エッチング穿孔時の欠陥発生を低減させる方法
が提案されている。その詳細は、三元系状態図の座標
(Al2O3,MnO,SiO2)(wt%)で表される
点で、ポイント1:(4,58,38)、ポイント2:
(5,49,46)、ポイント3(23,23,5
4)、ポイント4:(27,31,42)、ポイント
5:(17,54,29)を順次に結ぶ線によって囲ま
れた領域内の組成とする。この領域は、1200℃の推
定液相線に近く、また、スペサータイトの組成に相当す
るというものである。
【0004】特開昭63-231844号公報では、シ
ャドウマスクの圧延方向に平行な断面、および表面にお
いて、JIS法によりA系非金属介在物の幅が5.0μ
m以下、長さが50μm以下、B系非金属介在物の粒状
介在物集合体の幅が5.0μm以下、長さが50μm以
下、C系非金属介在物の単一介在物の平均直径が5.0
μm以下、d(A+B+C)60×400の値が0.0
1以下の清浄度を有するFe-Ni系合金板から製造さ
れた鋼板により、エッチング穿孔時の欠陥発生を低減さ
せることが提案されている。
ャドウマスクの圧延方向に平行な断面、および表面にお
いて、JIS法によりA系非金属介在物の幅が5.0μ
m以下、長さが50μm以下、B系非金属介在物の粒状
介在物集合体の幅が5.0μm以下、長さが50μm以
下、C系非金属介在物の単一介在物の平均直径が5.0
μm以下、d(A+B+C)60×400の値が0.0
1以下の清浄度を有するFe-Ni系合金板から製造さ
れた鋼板により、エッチング穿孔時の欠陥発生を低減さ
せることが提案されている。
【0005】また、特開平10-259454号公報で
は、Fe-Ni系合金板中の酸化物系介在物の含有量が
O換算で0.003wt%以下であり、酸化物系介在物
の組成をMgO/Al2O3重量比率で0.25以上、望
ましくは0.4以上に限定することにより、エッチング
穿孔時の欠陥を低減する技術が提案されている。
は、Fe-Ni系合金板中の酸化物系介在物の含有量が
O換算で0.003wt%以下であり、酸化物系介在物
の組成をMgO/Al2O3重量比率で0.25以上、望
ましくは0.4以上に限定することにより、エッチング
穿孔時の欠陥を低減する技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
カラーディスプレイの高精細化やパソコンにおけるシャ
ドウマスク使用の増加に伴い、シャドウマスクの高精細
化の要求が一層高まっており、従来より増して、Fe-
Ni系合金板にはエッチング穿孔時の欠陥発生を抑える
ことが要求されるようになってきた。
カラーディスプレイの高精細化やパソコンにおけるシャ
ドウマスク使用の増加に伴い、シャドウマスクの高精細
化の要求が一層高まっており、従来より増して、Fe-
Ni系合金板にはエッチング穿孔時の欠陥発生を抑える
ことが要求されるようになってきた。
【0007】このような状況下においては、前述の従来
技術の方法によって製造されるFe-Ni系合金冷延板
では、介在物や析出物によるエッチング穿孔時の欠陥発
生を抑えることができなくなってきた。
技術の方法によって製造されるFe-Ni系合金冷延板
では、介在物や析出物によるエッチング穿孔時の欠陥発
生を抑えることができなくなってきた。
【0008】例えば、特開昭62-161936号公報
記載の技術は、介在物が冷間圧延により合金板の表面に
露出して表面欠陥となるのを防止するための技術であ
る。従って、表面に露出しないような微細な介在物につ
いては考慮されていない。そのため、この技術では、介
在物や析出物によるエッチング穿孔時の欠陥発生を抑え
ることができない。
記載の技術は、介在物が冷間圧延により合金板の表面に
露出して表面欠陥となるのを防止するための技術であ
る。従って、表面に露出しないような微細な介在物につ
いては考慮されていない。そのため、この技術では、介
在物や析出物によるエッチング穿孔時の欠陥発生を抑え
ることができない。
【0009】特開昭63-231844号公報では、非
金属介在物の組成によるエッチング穿孔時の欠陥発生へ
の影響の違いが考慮されておらず、適切な介在物および
析出物の制御を行うことができない。
金属介在物の組成によるエッチング穿孔時の欠陥発生へ
の影響の違いが考慮されておらず、適切な介在物および
析出物の制御を行うことができない。
【0010】また、特開平10-259454号公報で
は、酸化物系介在物以外の析出物が考慮されておらず、
やはり適切な析出物の制御を行うことができない。
は、酸化物系介在物以外の析出物が考慮されておらず、
やはり適切な析出物の制御を行うことができない。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、エッチング穿孔時に欠陥が発生せず、高精細
度カラーディスプレイ用およびパソコン用シャドウマス
クに使用することができ、エッチング穿孔性に優れたF
e-Ni系合金板を提供することを目的とする。
であって、エッチング穿孔時に欠陥が発生せず、高精細
度カラーディスプレイ用およびパソコン用シャドウマス
クに使用することができ、エッチング穿孔性に優れたF
e-Ni系合金板を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は次の発明に
より解決される。その発明は、質量ppmで、酸化物系
介在物中のMgの含有量aならびにAlの含有量b、お
よびCaSとしてのCaの含有量cが、 a+b≦20、かつ、c≦3 であることを特徴とするエッチング穿孔性に優れたFe
-Ni系合金板である。
より解決される。その発明は、質量ppmで、酸化物系
介在物中のMgの含有量aならびにAlの含有量b、お
よびCaSとしてのCaの含有量cが、 a+b≦20、かつ、c≦3 であることを特徴とするエッチング穿孔性に優れたFe
-Ni系合金板である。
【0013】この発明においてさらに、
a/b≧0.6、1≦c≦3、かつ、(a+b)×0.
15≧c であることを特徴とするエッチング穿孔性に優れたFe
-Ni系合金板、あるいは、 c<1 であることを特徴とする、エッチング穿孔性に優れたF
e-Ni系合金板とすることもできる。
15≧c であることを特徴とするエッチング穿孔性に優れたFe
-Ni系合金板、あるいは、 c<1 であることを特徴とする、エッチング穿孔性に優れたF
e-Ni系合金板とすることもできる。
【0014】これらの発明は、上記課題を解決すべくエ
ッチング穿孔時の欠陥発生に及ぼす介在物や析出物の影
響について、鋭意研究を重ねた結果なされたものであ
る。その過程で、エッチング穿孔時に発生する欠陥部な
らびにその近傍を詳細に調査した結果、欠陥発生には、
酸化物系介在物の他に、合金板中に単独で析出している
硫化物CaSも大きく関与していることが判明した。
ッチング穿孔時の欠陥発生に及ぼす介在物や析出物の影
響について、鋭意研究を重ねた結果なされたものであ
る。その過程で、エッチング穿孔時に発生する欠陥部な
らびにその近傍を詳細に調査した結果、欠陥発生には、
酸化物系介在物の他に、合金板中に単独で析出している
硫化物CaSも大きく関与していることが判明した。
【0015】そこでこの発明では、酸化物系介在物とと
もにCaSについても所定の範囲内に規定している。そ
の場合、エッチング穿孔時の欠陥発生率としては実際の
エッチングラインで全く問題のない水準である1%未満
を目標としている。以下、本発明の詳細について説明す
る。
もにCaSについても所定の範囲内に規定している。そ
の場合、エッチング穿孔時の欠陥発生率としては実際の
エッチングラインで全く問題のない水準である1%未満
を目標としている。以下、本発明の詳細について説明す
る。
【0016】酸化物系介在物中のMgとAlの含有量合
計a+b:20ppm以下 酸化物系介在物中のMgとAlの含有量合計a+bが2
0ppmを超えると、エッチング穿孔時の欠陥発生率を
1%未満に抑えることはできない。従って、酸化物系介
在物中のMgとAlの含有量合計a+bを20ppm以
下とする。
計a+b:20ppm以下 酸化物系介在物中のMgとAlの含有量合計a+bが2
0ppmを超えると、エッチング穿孔時の欠陥発生率を
1%未満に抑えることはできない。従って、酸化物系介
在物中のMgとAlの含有量合計a+bを20ppm以
下とする。
【0017】CaSとしてのCaの含有量c:3ppm
以下 上記の酸化物系介在物中のMgとAlの含有量合計が本
発明の範囲内であっても、CaSの析出量が多すぎると
エッチング穿孔時の欠陥発生率が増加する。CaSの析
出量にはそれに含有されるCaの量cが対応し、これが
3ppmを超えるとエッチング穿孔時の欠陥発生率を1
%未満に抑えることはできない。従って、CaSとして
のCaの含有量cを3ppm以下とする。
以下 上記の酸化物系介在物中のMgとAlの含有量合計が本
発明の範囲内であっても、CaSの析出量が多すぎると
エッチング穿孔時の欠陥発生率が増加する。CaSの析
出量にはそれに含有されるCaの量cが対応し、これが
3ppmを超えるとエッチング穿孔時の欠陥発生率を1
%未満に抑えることはできない。従って、CaSとして
のCaの含有量cを3ppm以下とする。
【0018】さらに、このcを1ppm未満とすること
により、エッチング穿孔時の欠陥発生率を0.5%未満
に抑えることができる。従って、これを目的とする場合
は、CaSとしてのCaの含有量cを1ppm未満とす
る。
により、エッチング穿孔時の欠陥発生率を0.5%未満
に抑えることができる。従って、これを目的とする場合
は、CaSとしてのCaの含有量cを1ppm未満とす
る。
【0019】しかしながら、CaSをここまで低減する
には現状では技術的課題も多く、操業性や歩留りが著し
く低下し、コスト面からも必ずしも望ましいとは言えな
い。そこで、上記の発明では、CaSとしてのCaの含
有量cが1ppm以上の場合(1〜3ppm)でも、エ
ッチング穿孔時の欠陥発生率を0.5%未満に抑えるこ
とができる手段を提供しており、詳細について以下に説
明する。
には現状では技術的課題も多く、操業性や歩留りが著し
く低下し、コスト面からも必ずしも望ましいとは言えな
い。そこで、上記の発明では、CaSとしてのCaの含
有量cが1ppm以上の場合(1〜3ppm)でも、エ
ッチング穿孔時の欠陥発生率を0.5%未満に抑えるこ
とができる手段を提供しており、詳細について以下に説
明する。
【0020】酸化物系介在物中のMgとAlの含有量の
比a/b:0.6以上 酸化物系介在物中のMgの割合が高くなると、CaSは
酸化物系介在物を析出サイトとして析出すると考えられ
る。逆にMgの割合が低くなると、CaSは鋼中に単独
で析出するようになり、エッチング穿孔時の欠陥発生の
原因となる。エッチング穿孔時の欠陥発生率で見ると、
MgとAlの含有量の比a/bが0.6未満になると、
欠陥発生率を0.5%未満に抑えることができなくな
る。従って、CaSとしてのCaの含有量cが1〜3p
pmの場合、欠陥発生率を0.5%未満に抑えるには、
酸化物系介在物中のMgとAlの含有量の比a/bを
0.6以上とする。
比a/b:0.6以上 酸化物系介在物中のMgの割合が高くなると、CaSは
酸化物系介在物を析出サイトとして析出すると考えられ
る。逆にMgの割合が低くなると、CaSは鋼中に単独
で析出するようになり、エッチング穿孔時の欠陥発生の
原因となる。エッチング穿孔時の欠陥発生率で見ると、
MgとAlの含有量の比a/bが0.6未満になると、
欠陥発生率を0.5%未満に抑えることができなくな
る。従って、CaSとしてのCaの含有量cが1〜3p
pmの場合、欠陥発生率を0.5%未満に抑えるには、
酸化物系介在物中のMgとAlの含有量の比a/bを
0.6以上とする。
【0021】酸化物系介在物量a+bとCaS量cの関
係:(a+b)×0.15≧c 酸化物系介在物の量がCaS量に対して少なくなると、
やはりCaSは鋼中に単独で析出するようになる。この
ように、酸化物系介在物中のMgとAlの含有量合計a
+bおよび含有量の比a/bが上記の範囲内であって
も、CaSとしてのCaの含有量cを削減する必要があ
る。検討の結果、(a+b)×0.15で示される値を
超えると、エッチング穿孔時の欠陥発生率を0.5%未
満に抑えることができなくなる。従って、CaSとして
のCaの含有量cが1〜3ppmの場合、欠陥発生率を
0.5%未満に抑えるには、酸化物系介在物量a+bと
CaS量cの関係を、(a+b)×0.15≧cとす
る。
係:(a+b)×0.15≧c 酸化物系介在物の量がCaS量に対して少なくなると、
やはりCaSは鋼中に単独で析出するようになる。この
ように、酸化物系介在物中のMgとAlの含有量合計a
+bおよび含有量の比a/bが上記の範囲内であって
も、CaSとしてのCaの含有量cを削減する必要があ
る。検討の結果、(a+b)×0.15で示される値を
超えると、エッチング穿孔時の欠陥発生率を0.5%未
満に抑えることができなくなる。従って、CaSとして
のCaの含有量cが1〜3ppmの場合、欠陥発生率を
0.5%未満に抑えるには、酸化物系介在物量a+bと
CaS量cの関係を、(a+b)×0.15≧cとす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施に当たっては、合金
板中の介在物の組成や量を発明範囲内とする他は、特に
限定するものではなく、通常、シャドウマスク等に用い
られる組成のFe-Ni系合金であればよい。例えば、
質量%で、C:0.005%以下、Si:0.4%以
下、Mn:0.1〜1%、Ni:30〜45%、Cr:
0.1%以下、O:0.003%以下、S:0.005
%以下、N:0.005%以下、Al:0.001〜
0.2%、残部実質的にFeからなるFe-Ni系合金
を用いることができる。また、Niの一部を質量%で6
%までのCoで置換したものを用いることもできる。そ
の他、必要に応じてCa、Mg等の合金元素を添加して
も、本発明の効果を損なうものではない。
板中の介在物の組成や量を発明範囲内とする他は、特に
限定するものではなく、通常、シャドウマスク等に用い
られる組成のFe-Ni系合金であればよい。例えば、
質量%で、C:0.005%以下、Si:0.4%以
下、Mn:0.1〜1%、Ni:30〜45%、Cr:
0.1%以下、O:0.003%以下、S:0.005
%以下、N:0.005%以下、Al:0.001〜
0.2%、残部実質的にFeからなるFe-Ni系合金
を用いることができる。また、Niの一部を質量%で6
%までのCoで置換したものを用いることもできる。そ
の他、必要に応じてCa、Mg等の合金元素を添加して
も、本発明の効果を損なうものではない。
【0023】また、製造方法に関しても、転炉および二
次精錬等により所定の組成に調整された鋼を連続鋳造に
よりスラブとしてもよいし、電気炉で精錬し、さらにV
AD(真空-電弧脱ガス法)、VOD(真空-酸素脱炭
法)で精錬した鋼を造塊後、分塊圧延を行いスラブとし
てもよい。
次精錬等により所定の組成に調整された鋼を連続鋳造に
よりスラブとしてもよいし、電気炉で精錬し、さらにV
AD(真空-電弧脱ガス法)、VOD(真空-酸素脱炭
法)で精錬した鋼を造塊後、分塊圧延を行いスラブとし
てもよい。
【0024】このようにして得られたスラブは、常法に
従って熱間圧延、冷間圧延等が施され、所定の厚さのF
e-Ni合金板が製造される。具体的には、例えば、ス
ラブを熱間圧延、酸洗、冷間圧延、焼鈍、冷間仕上圧延
して製品とする。
従って熱間圧延、冷間圧延等が施され、所定の厚さのF
e-Ni合金板が製造される。具体的には、例えば、ス
ラブを熱間圧延、酸洗、冷間圧延、焼鈍、冷間仕上圧延
して製品とする。
【0025】これらの製品には、化学成分にもよるが、
酸化物系介在物の他に、析出物として、硫化物、炭化
物、窒化物が含まれている。これらの介在物や析出物を
抽出するには、酸溶解抽出法、ハロゲン-メタノール抽
出法、電解抽出法等がある。これら抽出法のうち、エッ
チング穿孔時の欠陥に関与している、酸化物系介在物と
硫化物、特にCaSを定量的に抽出できるのは、MS系
電解抽出法である。
酸化物系介在物の他に、析出物として、硫化物、炭化
物、窒化物が含まれている。これらの介在物や析出物を
抽出するには、酸溶解抽出法、ハロゲン-メタノール抽
出法、電解抽出法等がある。これら抽出法のうち、エッ
チング穿孔時の欠陥に関与している、酸化物系介在物と
硫化物、特にCaSを定量的に抽出できるのは、MS系
電解抽出法である。
【0026】そこで、本発明においてFe-Ni合金に
含まれる酸化物系介在物中のMg含有量、Al含有量、
およびCaSとしてのCa量を求める際は、MS系電解
抽出法を用いる。この電解抽出法は、電解液として4%
サリチル酸メチル-1%サリチル酸-1%塩化テトラメチ
ルアンモニウム-メタノール溶液を用い、合金試料を陽
極に、白金を陰極にして、定電流電解することにより、
Fe-Ni合金マトリクスを溶解する方法である。この
ようにして、酸化物系介在物およびCaSのMg量a、
Al量b、およびCa量cを定量する。
含まれる酸化物系介在物中のMg含有量、Al含有量、
およびCaSとしてのCa量を求める際は、MS系電解
抽出法を用いる。この電解抽出法は、電解液として4%
サリチル酸メチル-1%サリチル酸-1%塩化テトラメチ
ルアンモニウム-メタノール溶液を用い、合金試料を陽
極に、白金を陰極にして、定電流電解することにより、
Fe-Ni合金マトリクスを溶解する方法である。この
ようにして、酸化物系介在物およびCaSのMg量a、
Al量b、およびCa量cを定量する。
【0027】MS系電解抽出法で抽出された残渣を電子
顕微鏡で観察し、定性分析を行った結果、酸化物系介在
物はMgとAlを主成分としていることが確認された。
また、酸化物系介在物中の金属元素は、MgとAlが9
7%以上を占め、その他のSi,Mn,Ti,Fe等は
ごく僅かと言える。従って、酸化物系介在物の量は、そ
れに含有されるMgとAlの合計量a+bにほぼ対応す
ることになる。
顕微鏡で観察し、定性分析を行った結果、酸化物系介在
物はMgとAlを主成分としていることが確認された。
また、酸化物系介在物中の金属元素は、MgとAlが9
7%以上を占め、その他のSi,Mn,Ti,Fe等は
ごく僅かと言える。従って、酸化物系介在物の量は、そ
れに含有されるMgとAlの合計量a+bにほぼ対応す
ることになる。
【0028】また、CaSは、この酸化物系介在物の上
に付着析出している場合と、単独で析出している場合と
があった。その他の析出物としては、MnSとCuSが
見られたが、AlNの存在は確認できなかった。
に付着析出している場合と、単独で析出している場合と
があった。その他の析出物としては、MnSとCuSが
見られたが、AlNの存在は確認できなかった。
【0029】図1は、欠陥発生率に及ぼす酸化物系介在
物とCaSの影響を示す図である。この図は、酸化物系
介在物としてはMg量aとAl量bの合計a+b(pp
m)で、CaSとしてはCa量cで表してある。図1よ
り、エッチング穿孔時の欠陥発生率を1%未満に抑える
ためには、a+bを20ppm以下、cを3ppm以下
とする必要があることがわかる。さらに、cを1ppm
未満とすれば、欠陥発生率を0.5%未満に抑えること
が可能となっている。なお、図1は、酸化物系介在物中
のMgとAlの含有量の比a/bが0.6未満の場合を
示す。
物とCaSの影響を示す図である。この図は、酸化物系
介在物としてはMg量aとAl量bの合計a+b(pp
m)で、CaSとしてはCa量cで表してある。図1よ
り、エッチング穿孔時の欠陥発生率を1%未満に抑える
ためには、a+bを20ppm以下、cを3ppm以下
とする必要があることがわかる。さらに、cを1ppm
未満とすれば、欠陥発生率を0.5%未満に抑えること
が可能となっている。なお、図1は、酸化物系介在物中
のMgとAlの含有量の比a/bが0.6未満の場合を
示す。
【0030】図2に、酸化物系介在物中のMgとAlの
含有量の比a/bが0.6以上の場合について、欠陥発
生率に及ぼす酸化物系介在物とCaSの影響を示す。こ
の場合、cが1ppm以上(1〜3ppm)の領域でも
欠陥発生率を0.5%未満となる物(図中●印)があ
る。図中斜めの破線は、 c=(a+b)×0.15 で表され、これより図中●印の部分は (a+b)×0.15≧c で表される範囲内にあることがわかる。
含有量の比a/bが0.6以上の場合について、欠陥発
生率に及ぼす酸化物系介在物とCaSの影響を示す。こ
の場合、cが1ppm以上(1〜3ppm)の領域でも
欠陥発生率を0.5%未満となる物(図中●印)があ
る。図中斜めの破線は、 c=(a+b)×0.15 で表され、これより図中●印の部分は (a+b)×0.15≧c で表される範囲内にあることがわかる。
【0031】このようにして、a,b,cの値を本発明
の範囲以内とすることにより、エッチング穿孔性に優れ
たFe-Ni合金板を製造することができる。
の範囲以内とすることにより、エッチング穿孔性に優れ
たFe-Ni合金板を製造することができる。
【0032】
【実施例】電気炉およびVAD炉(真空-電弧脱ガス
炉)およびVOD炉(真空-酸素脱炭炉)を用い、C:
0.005%以下、Si:0.4%以下、Mn:0.1
〜1%、Ni:30〜45%、Cr:0.1%以下、
O:0.003%以下、S:0.005%以下、N:
0.005%以下、Al:0.002〜0.03%、残
部Feおよび不可避不純物からなるFe-Ni系合金を
溶解して成分調整を行い、鋳造して鋼塊を得た。
炉)およびVOD炉(真空-酸素脱炭炉)を用い、C:
0.005%以下、Si:0.4%以下、Mn:0.1
〜1%、Ni:30〜45%、Cr:0.1%以下、
O:0.003%以下、S:0.005%以下、N:
0.005%以下、Al:0.002〜0.03%、残
部Feおよび不可避不純物からなるFe-Ni系合金を
溶解して成分調整を行い、鋳造して鋼塊を得た。
【0033】この鋼塊に対し、熱間圧延、酸洗、冷間圧
延、焼鈍、冷間仕上圧延の工程を施し、板厚0.13m
mのシャドウマスク用鋼板とした。この際に、脱酸剤の
量、スラグ組成、精錬条件等を調整することにより、酸
化物系介在物の組成やCaSの含有量を種々変化させ
た。
延、焼鈍、冷間仕上圧延の工程を施し、板厚0.13m
mのシャドウマスク用鋼板とした。この際に、脱酸剤の
量、スラグ組成、精錬条件等を調整することにより、酸
化物系介在物の組成やCaSの含有量を種々変化させ
た。
【0034】この鋼板から分析用試料を5g程度採取
し、MS系電解抽出法で残渣を抽出し、常法により残渣
を分解した後、金属元素としてMg、Al、Caを定量
した。定量されたMgおよびAlの値は、酸化物系介在
物中のMgの含有量aおよびAlの含有量bに相当し、
定量されたCaの値は、CaSとしてのCa量cに相当
する。
し、MS系電解抽出法で残渣を抽出し、常法により残渣
を分解した後、金属元素としてMg、Al、Caを定量
した。定量されたMgおよびAlの値は、酸化物系介在
物中のMgの含有量aおよびAlの含有量bに相当し、
定量されたCaの値は、CaSとしてのCa量cに相当
する。
【0035】次に、この鋼板を実験室にてエッチング穿
孔を施し、穴形異常等の欠陥発生率を調査した。酸化物
系介在物の含有量あるいはCaSの含有量に対応させて
評価を行った結果を表1に示す。
孔を施し、穴形異常等の欠陥発生率を調査した。酸化物
系介在物の含有量あるいはCaSの含有量に対応させて
評価を行った結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】比較例No.1〜4はCaSとしてのCa量
cが3ppmを超えているため、欠陥発生率が1%以上
と高い。これに対して、本発明例No.5〜8はcが3p
pm以下であり、欠陥発生率が低く1%以下となってい
る。さらに、本発明例No.9〜12はCaSとしてのC
a量cが1ppm未満であり、さらに低い欠陥発生率
0.5%以下が得られているが、歩留りやコスト面では
あまり好ましくない。
cが3ppmを超えているため、欠陥発生率が1%以上
と高い。これに対して、本発明例No.5〜8はcが3p
pm以下であり、欠陥発生率が低く1%以下となってい
る。さらに、本発明例No.9〜12はCaSとしてのC
a量cが1ppm未満であり、さらに低い欠陥発生率
0.5%以下が得られているが、歩留りやコスト面では
あまり好ましくない。
【0038】以上の例は、酸化物系介在物中のMgとA
lの含有量の比a/bが0.6未満であるが、この比a
/bが0.6以上の場合の例が次のNo.13〜39であ
る。それでも、比較例No.13〜16はCaSとしての
Ca量cが3ppmを超えているため、欠陥発生率が1
%以上と高い。これに対して、本発明例No.17〜22
はcが3ppm以下であり、欠陥発生率が低く1%以下
となっている。
lの含有量の比a/bが0.6未満であるが、この比a
/bが0.6以上の場合の例が次のNo.13〜39であ
る。それでも、比較例No.13〜16はCaSとしての
Ca量cが3ppmを超えているため、欠陥発生率が1
%以上と高い。これに対して、本発明例No.17〜22
はcが3ppm以下であり、欠陥発生率が低く1%以下
となっている。
【0039】さらに、本発明例No.23〜33は、Ca
SとしてのCa量cに対して、酸化物系介在物量a+b
が十分に多く、(a+b)×0.15≧cとなっている
ので、さらに低い欠陥発生率0.5%以下が得られてい
る。本発明例No.34〜39は、これに加えてCaSと
してのCa量cが1ppm未満であり、さらに低い欠陥
発生率0.5%以下が得られているが、歩留りやコスト
面ではあまり好ましくない。
SとしてのCa量cに対して、酸化物系介在物量a+b
が十分に多く、(a+b)×0.15≧cとなっている
ので、さらに低い欠陥発生率0.5%以下が得られてい
る。本発明例No.34〜39は、これに加えてCaSと
してのCa量cが1ppm未満であり、さらに低い欠陥
発生率0.5%以下が得られているが、歩留りやコスト
面ではあまり好ましくない。
【0040】比較例No.40〜45は、酸化物系介在物
量a+bが20ppmを超えており、欠陥発生率が1%
以上と高い。これらの例では、比較例No.43〜45の
ように比a/bを0.6以上としても、比較例No.4
2,45のようにcを1ppm未満としても、欠陥発生
率を低下させることはできなかった。
量a+bが20ppmを超えており、欠陥発生率が1%
以上と高い。これらの例では、比較例No.43〜45の
ように比a/bを0.6以上としても、比較例No.4
2,45のようにcを1ppm未満としても、欠陥発生
率を低下させることはできなかった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、酸化物介在物とCaS
の量を特定範囲に規定することにより、エッチング穿孔
性に優れたFe-Ni系合金板を得ることができる。し
たがって、本発明を適用することにより、高精細度カラ
ーテレビ用およびパソコン用シャドウマスクに使用する
ことができる。
の量を特定範囲に規定することにより、エッチング穿孔
性に優れたFe-Ni系合金板を得ることができる。し
たがって、本発明を適用することにより、高精細度カラ
ーテレビ用およびパソコン用シャドウマスクに使用する
ことができる。
【図1】欠陥発生率に及ぼす酸化物系介在物とCaSの
影響を示す図。(酸化物系介在物中のMgとAlの含有
量の比a/b<0.6)
影響を示す図。(酸化物系介在物中のMgとAlの含有
量の比a/b<0.6)
【図2】欠陥発生率に及ぼす酸化物系介在物とCaSの
影響を示す図。(酸化物系介在物中のMgとAlの含有
量の比a/b≧0.6)
影響を示す図。(酸化物系介在物中のMgとAlの含有
量の比a/b≧0.6)
Claims (3)
- 【請求項1】 質量ppmで、酸化物系介在物中のMg
の含有量aならびにAlの含有量b、およびCaSとし
てのCaの含有量cが、 a+b≦20、かつ、c≦3 であることを特徴とするエッチング穿孔性に優れたFe
-Ni系合金板。 - 【請求項2】 a/b≧0.6、1≦c≦3、かつ、
(a+b)×0.15≧c であることを特徴とする請求項1記載のエッチング穿孔
性に優れたFe-Ni系合金板。 - 【請求項3】 c<1であることを特徴とする請求項1
記載のエッチング穿孔性に優れたFe-Ni系合金板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001200938A JP2003013183A (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | エッチング穿孔性に優れたFe−Ni系合金板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001200938A JP2003013183A (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | エッチング穿孔性に優れたFe−Ni系合金板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003013183A true JP2003013183A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19037977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001200938A Pending JP2003013183A (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | エッチング穿孔性に優れたFe−Ni系合金板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003013183A (ja) |
-
2001
- 2001-07-02 JP JP2001200938A patent/JP2003013183A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Effective date: 20060921 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 |