JP2003013091A - キャンドル構造体 - Google Patents

キャンドル構造体

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JP2003013091A JP2001241433A JP2001241433A JP2003013091A JP 2003013091 A JP2003013091 A JP 2003013091A JP 2001241433 A JP2001241433 A JP 2001241433A JP 2001241433 A JP2001241433 A JP 2001241433A JP 2003013091 A JP2003013091 A JP 2003013091A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のキャンドルが静的装飾であるのに対
し、経時的に花びらが開くがごとく動的変化を付加した
キャンドル装飾体を提供することにある。 【解決手段】 高曲げ反発弾性度の可撓性シート状物を
所望の大きさに裁断し、ある基点から5〜80mmの範
囲を固定部とし、その固定部周縁からシート状物外縁に
向けて所望の形状に成形した複数の可動部でなり、一
方、所望の形状に成型したキャンドルの燃焼芯に併設し
た線状物を底部から十分な長さを出し、その線状物の上
部又は上部と下部にストッパーを設けて底部に出した線
状物は基点部に開けた孔を通して、キャンドル底部とシ
ート状物の可動部分の一部を挿入できる口径と深さを有
するカップ状物に装着し、シート状物でキャンドルを囲
むごとく一体化し、線状物でカップ状物に固定してなる
キャンドル構造体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャンドル使用時に花
びらが開くがごとき動的作用やからくり的な動作を伴う
キャンドル構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キャンドル使用上の特徴は、キャ
ンドルの装飾や燭台の装飾、それにキャンドルの照明が
電灯にはない気持ちの安らぎをもたらす軟らかな雰囲気
をつくることができる点にある。キャンドルの装飾はキ
ャンドル周囲に施されたさまざまな装飾と着色、それと
キャンドルの形状であり、また、全体の豪華さを演出す
るには燭台に施されたさまざまな装飾であり、そして、
キャンドルの使用中は単調な時間が経過するに過ぎない
ものであって、それらは何れも言わば静的装飾であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
キャンドルが静的装飾であるのに対し、本発明の目的
は、キャンドル使用時に経時的変化を伴う動的な装飾を
付加したキャンドル装飾体によってキャンドルに対する
好奇心を持続させるキャンドル構造体を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、高曲げ反発弾
性度の可撓性シート状物でなり、該シート状物の形状が
任意の基点から使用キャンドルの大きさに応じて所望の
大きさに裁断され、該基点から少なくとも5mmの範囲
を固定部とし、かつ、該固定部周縁からシート状物外縁
に向けて所望の形状に成形されてなる複数の可動部分で
なり、該シート状物の固定部に載置するキャンドルの構
成が所望の形状に成型したキャンドルであり、該燃焼芯
に併設した線状物をキャンドル底部から十分な長さを出
して設け、該線状物には必要に応じて上部又は上部と下
部にストッパーを設けてなり、更に、キャンドル底部か
ら出た線状物は基点部に開けた孔を通してシート状物で
キャンドルを囲むごとく一体化し、キャンドル底部とシ
ート状物の可動部分の一部を挿入できる口径と深さを有
するカップ状物又はホルダーに装着し、シート状物から
出た線状物でカップ状物又はホルダーに固定してなるこ
とを特徴とするキャンドル構造体である。
【0005】また、本発明は、上記キャンドル構造体を
構成する高曲げ反発弾性度の可撓性シート状物が不織
布、織布、紙状物又はそれらの複合体でなる繊維シート
状物に、樹脂あるいは樹脂組成物又は繊維固定組成物を
付与してなるシート状物、又はプラスチックスシート状
物であるキャンドル構造体である。
【0006】また、本発明は、上記キャンドル構造体を
構成する高曲げ反発弾性度の可撓性シート状物が不織
布、織布、紙状物又はそれらの複合体でなる繊維シート
状物に、樹脂あるいは樹脂組成物又は繊維固定組成物を
付与してなるシート状物、又はプラスチックスシート状
物の少なくとも固定部周縁からシート状物外縁に向けて
所望する形状に成形された可動部分の少なくとも一部に
金属箔あるいは金属シート、プラスチックスシート、又
は金属線あるいはプラスチックス線状物やテープ状物か
ら選ばれた可撓性を有する添え物質を一体化、介装ある
いは挟持又は係合してなるキャンドル構造体である。
【0007】また、本発明は、上記キャンドル構造体を
構成する燃焼芯に併設する線状物が金属線、金属繊維と
他の繊維との撚繊維糸、不燃性繊維糸あるいは難燃性繊
維糸であり、該線状物は必要に応じて少なくとも火炎で
熱せられる線状物の少なくとも下部に断熱性チューブを
挿設又は断熱性テープを捲回あるいは捲着して燃焼剤の
溶融防止処置を施した線状物であるキャンドル構造体で
ある。
【0008】更に、本発明は、上記キャンドル構造体を
構成する高曲げ反発弾性度の可撓性シート状物の形状
が、使用キャンドルの大きさに応じて任意の基点から5
0〜500mmの範囲で所望の形状に裁断されてなり、
かつ該基点から5〜80mmの範囲を固定部とし、該固
定部周縁からシート状物外縁に向けて所望の形状に成形
されてなる複数の可動部分でなるキャンドル構造体であ
る。
【0009】そして、本発明は、上記キャンドル構造体
を構成する可撓性シート状物の曲げ反発弾性度の測定法
が、試験片の厚さ0.5mm未満の場合には、幅20m
m、長さ50mmの試験片を、また、厚さ0.5mm以
上の場合には厚さに応じて、幅20mm、長さ75mm
又は100mmの試験片をU字型に曲げ、その状態で室
内雰囲気又は使用条件に設定した雰囲気に3分間放置し
た後、固定を解除して生ずる曲げ反発弾性に基づく数秒
以内(1〜3秒)の開角度が少なくとも120度の回復
特性を有するキャンドル構造体である。
【0010】すなわち、本発明のキャンドル構造体は、
可撓性シート状物で作られて、キャンドル外周に設けた
言わば花びら状可動部がキャンドルに着火して燃焼時間
の経過に伴って、花びらが開くがごとき動的作用やから
くり的な動的作用を伴うキャンドル構造体であり、その
構成上の要点の1つは高曲げ反発弾性度の可撓性シート
状物にある。すなわち、可撓性シート状物の特性として
の曲げ反発弾性度の測定法が、シート状物の厚さ0.5
mm未満の場合には幅20mm、長さ50mmの試験片
を、また、シート状物の厚さ0.5mm以上の場合には
厚さに応じて、幅20mm、長さ75mm又は100m
mの試験片をU字型に曲げ、その状態で室内雰囲気又は
使用条件に設定した雰囲気に3分間放置した後、曲げ荷
重を除去して生ずる反発弾性に基づく数秒以内(1〜3
秒)の開角度が少なくとも120度の回復特性を有する
ことが好ましい。試験片をU字型に曲げた場合に折れ目
が生じたり、座屈してしまうシート状物、また開角度が
120度に満たないシート状物などでは、キャンドル構
造体をカップ状物やホルダーに装着固定して使用した場
合に、曲げたシート状物が折れてしまい開花状態になら
ない場合や反発弾性が不足で不完全な開花状態である場
合、そして、時としてシート状物の可動部がキャンドル
の火炎で燃える危険性も生ずる場合がある。
【0011】本発明で使用する可撓性シート状物を構成
する繊維シート状物は、例えば、ポリエステル繊維、ナ
イロン繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリエチレ
ン繊維や難燃化ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維
や難燃化ポリプロピレン繊維、アクリル系繊維などの化
学繊維、綿、植物靱皮繊維やパルプ、獣毛繊維、あるい
は再生セルロース繊維、酢酸セルロース繊維などの天然
繊維やそれを原料とした繊維、ガラス繊維、アラミド繊
維、金属繊維、アルミナ繊維などの特殊繊維、又は上記
化学繊維に金属メッキを施した金属メッキ化学繊維など
から選ばれた1種類又は数種類の繊維の混繊維で造られ
た不織布、紙状物、織布又はそれらの複合体でなる繊維
シート状物である。
【0012】そして、繊維シート状物を固定するのに使
用する樹脂や固定方法は、例えば、アクリル系樹脂、不
飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ブタジエン
系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、アクリロニトリ
ル−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などから選ば
れた樹脂を溶剤に溶解した樹脂溶液又は分散剤に分散さ
せた樹脂分散液として繊維シート状物に付与し、湿式凝
固法や乾式凝固法で樹脂を固化して繊維間を固定成型す
る方法。又は繊維より低軟化点あるいは低融点の微粉末
状樹脂を繊維シート状物に付与し、加熱又は加熱加圧し
て繊維間を固定成型する方法である。
【0013】また、別の方法として、シート状物の構成
繊維より融点あるいは軟化点の低い繊維又は溶剤に対す
る溶解度を異にする繊維(以下、これらの性質を備えた
繊維をバインダー繊維と称す)を混繊維して繊維シート
状物を造り、熱処理あるいは熱プレス又は溶剤処理して
バインダー繊維で繊維間を固定する方法。シート状物の
構成繊維より融点あるいは軟化点の低い樹脂、例えば、
ポリブチレンテレフタレートあるいはその共重合体など
のエステル系樹脂、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレ
ン−プロピレン共重合体などのエチレン共重合体系樹
脂、ポリプロピレン、塩化ビニル系樹脂、6−ナイロン
や610−ナイロンなどのアミド系樹脂、オレフィン系
熱可塑性エラストマー樹脂などから選ばれた樹脂を成型
した熱可塑性樹脂フィルムを繊維シート状物に当接して
熱固定する方法などで、前記曲げ反発弾性度を満足する
特性を有する可撓性シート状物とする。
【0014】また、繊維固定の他の方法は、特に薄くて
剛性の高い可撓性シート状物を造る方法として、パルプ
や植物靱皮繊維の繊維シート状物、又は、例えば、合成
繊維や再生繊維の繊維長を1〜10mmの短繊維とし
て、それぞれの短繊維単独あるいは混繊維して得た繊維
シート状物、又はパルプや植物靱皮繊維と混繊維して得
た繊維シート状物として嵩高性の低い繊維シート状物
に、繊維固定組成物として天然糊剤や合成糊剤に、必要
に応じて、例えば、クレーやタルク、炭酸石灰や硫酸バ
リウム、酸化チタンなどの充填剤を配合したサイジング
液で繊維間を固定成型した繊維シート状物に、更に、例
えば、上記の繊維シート状物の構成繊維より融点あるい
は軟化点の低い樹脂を成型した熱可塑性樹脂フィルムを
繊維シート状物に当接して熱固定する方法で所望の使用
特性を満たす剛性の高い可撓性シート状物に加工する。
【0015】また、繊維シート状物に付与する樹脂に
は、例えば、天然染料や合成染料、無機顔料や有機顔料
などの着色剤、クレーやシリカ、ホワイトカーボン、硫
酸バリウム、タルクなどの体質顔料などから選ばれた1
種類又は2種類以上の添加剤を添加、更に、必要に応じ
て難燃剤を配合して調整した繊維固定組成物を用いる。
又は繊維シート状物あるいは可撓性シート状物に十分な
難燃性を付与する必要が有れば、難燃剤溶液あるいは分
散液で処理を施して難燃化可撓性シート状物とするとよ
い。
【0016】更に、可撓性シート状物がプラスチックス
シート状物の場合には、例えば、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、またエチレンテ
レフタレートやブチレンテレフタレートの共重合体であ
るポリエステル系樹脂、ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体系樹脂、ポリプロピレン、プロピレン共
重合体系樹脂、その他のオレフィン共重合体系樹脂、6
−ナイロンや66−ナイロンなどのポリアミド系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル
−ビニルアルコール共重合体系樹脂、酢酸繊維素系樹
脂、その他汎用樹脂から選ばれた樹脂であり、樹脂には
必要に応じて着色剤や剛性を高めるための充填剤、難燃
剤などを添加配合した樹脂組成物を成型したプラスチッ
クスシート状物であり、更に、成形プラスチックスシー
ト状物は必要に応じて1軸又は2軸延伸処理や熱処理な
どの後処理を施して剛性の高いシート状物とすることも
よい。そして、得られたシート状物の厚みはプラスチッ
クスの特性や構造要因からもたらされる剛性と使用する
キャンドルの大きさ(重量)で決める。例えば、通常の
使用時間が1〜1.5時間程度の場合には、剛性の高い
シート状物の1種、ポリエチレンテレフタレートは約
0.05mmから約0.4mm程度の範囲のシート状物
でキャンドルを支えものが得られるし、軟質シート状物
の1種、ポリエチレンでは約0.8〜2.5mm程度の
範囲のシート状物でないとキャンドルの重量で使用中に
撓みが生ずる場合がある。更に、この厚みの決定要因は
使用する可撓性シート状物の大きさや固定部に載置する
キャンドルの大きさ(重量)で適宜に決めるものであ
る。
【0017】また、本発明の可撓性シート状物の可動効
果を調節したり、鑑賞効果を表現するために、少なくと
も固定部周縁からシート状物外縁に向けて、所望する形
状に成形したシート状物可動部分の一部分又は全体に剛
性を有する金属、例えば、鋼、黄銅、アルミニウム、
金、銀などの箔や金属シート、又は金属線、更に、バイ
メタル型複合材料(例えば、銅合金/ニッケル−鉄合金
など)や、形状記憶性合金(例えば、ニッケル/チタン
合金)などの特殊金属の箔あるいは金属シート又は金属
線などである。一方、剛性を有するプラスチックスとし
ては、例えば、前記可撓性プラスチックスシート状物に
適用する樹脂、またプラスチックス複合体としては、例
えば、結晶性樹脂/非結晶性樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート/ポリエチレンテレフタレート、柔軟性樹脂
(例えば、柔軟性接着剤組成物)/剛性樹脂(例えば、
前記プラスチックスシート状物に適用する樹脂)などの
プラスチックスフィルムやシート、更に、プラスチック
ス線状物や金属光沢を付与したプラスチックスシート状
物である。これら箔や金属シート、金属線又はプラスチ
ックスシート状物や線状物は可撓性シート状物の製造加
工過程で添え物質として一体化したり、2枚のシート状
物に介装あるいは挟持したり、又は可撓性シート状物の
一面に係合させて得られる。これらの複合化処理した可
撓性シート状物は、特に大型キャンドルに使用する可撓
性シート状物に適応してキャンドルの重量による反発弾
性度の不足を補って開花効果と装飾効果を高めたキャン
ドル構造体になるので好ましい。しかし、キャンドルが
大きく(重く)なると、可撓性シート状物の反発弾性度
だけでは十分な開花状態にならない場合が生ずる。その
場合には、可撓性シート状物の反発弾性度を補うため
に、可撓性シート状物の固定部に当たる下部に金属製あ
るいはプラスチックス製のコイル状バネ、竹の子バネ、
板バネなどのスプリングを補助具として設置しておくこ
ともよい。
【0018】次に、可撓性シート状物は任意の基点から
50〜500mmの範囲で所望する大きさ、形状に裁断
してなり、キャンドルを載置する固定部が、小型のキャ
ンドルで直径約10mm、大型のキャンドルでは直径約
100〜150mmを要することを勘案して、固定部を
基点から5〜80mmの範囲とし、その固定部周縁から
シート状物外縁に向けて所望する形状、例えば、花びら
状、植物葉状、花状、人形状、踊り人形状、植物の実様
など身近な物の形状や、台形状、円形状、楕円形状、団
子の串刺し状など幾何学的形状、更に、時代の人気キャ
ラクター状や建築構造物状、制作者の心象を表現した不
定形模様状などに切断成形して可動部とした加工シート
状物、又は固定部に所望の形状と大きさの可動片を接合
した加工シート状物あるいは切断成形して可動部とした
加工シート状物の固定部に所望の形状と大きさの可動片
を追加接合して得た加工シート状物である。この加工シ
ート状物の固定部にはキャンドルを載置する。
【0019】更に、本発明のキャンドル構造体を構成す
る燃焼芯に併設する線状物は、可撓性を有する金属線
が、例えば、細い鋼鉄線(ピアノ線)、真鍮線、ステン
レス線、銅線、アルミニウム線などの単線あるいは複数
本の撚線であり、また、金属繊維糸や無機繊維糸が、例
えば、ステンレス鋼繊維糸、真ちゅう系繊維糸、銅繊維
糸、ガラス繊維、アルミナ繊維、ケイ素−チタン−炭素
−酸素系繊維、炭化ケイ素繊維、炭素繊維糸などであ
り、また、銅メッキやアルミニウムメッキを施したポリ
エステル繊維糸などである。更に、前記金属繊維又は類
似繊維と他の繊維、例えば、綿繊維、再生繊維、絹繊
維、和紙の裁断物、ポリビニルアルコール系繊維、アク
リル系繊維、ナイロン系繊維、ポリエステル系繊維など
との撚糸、また不燃性繊維糸又は難燃性繊維糸が、例え
ば、最高使用温度が約300℃以上のアラミド系繊維
糸、アクリル酸化繊維糸、全芳香族ポリエステル系繊維
糸などから選ばれた線状物である。特に好ましい線状物
はキャンドルの火炎で線状物を埋設してある燃焼剤の少
なくとも上部が軟化あるいは溶融するに必要な熱伝導性
を有する線状物である。
【0020】一方、この線状物はキャンドル火炎の熱伝
導性が構成材料で異なり、特に、金属線や金属繊維を含
む撚糸ではキャンドル火炎の熱で燃焼剤が溶融したり軟
化する。そうした場合、キャンドルに埋設した線状物が
シート状物の反発弾性力で抜けてしまい、本発明の効果
が得られない。従って、必要に応じて火炎で熱せられる
線状物の少なくとも下部には燃焼剤溶融防止処置として
断熱性チューブ、例えば、シリコン樹脂、ポリ塩化ビニ
ルや難燃性ポリ塩化ビニル、難燃化合成ゴムあるいは耐
熱性合成樹脂、陶磁器、ガラスなどで造られたチューブ
を挿設しておくことや、断熱性テープ、例えば、シリコ
ン樹脂、難燃化合成ゴムあるいは耐熱性合成ゴムのテー
プ、紙テープや絶縁テープを捲回あるいは捲着して燃焼
剤の溶融防止を施した線状物を使用することが好まし
い。それによって、キャンドル使用中に線状物の抜けを
防止することができる。
【0021】更に、線状物の上部、又は上部と下部にス
トッパーを設ける。上部ストッパーでは線状物が熱せら
れて燃焼剤が軟化あるいは溶融して一挙にキャンドルの
押し上げが生ずるのを防ぎ、徐々にキャンドルを押し上
げて経時的に花びらを開花させる役目をし、下部ストッ
パーでは線状物に設けた位置で開花動作を停止させる停
止位置決めの役目をする。従って、上部ストッパーは耐
火性あるいは耐熱性の素材が好ましい。例えば、金属、
ガラス、陶磁器、石材、耐熱性樹脂などを細工したもの
である。また、使用する線状物を細工してもよい、例え
ば、ループを作る、結び目を作る、折曲部を作る、また
上部ストッパー位置から下部ストッパー位置に向けて一
定の間隔又は下部ストッパー位置までスパイラルを形成
するなどでもよい。そして、キャンドルに挿着した線状
物は、キャンドル底部から十分な長さを出して所望の形
状に成型したキャンドルとする。
【0022】次に、キャンドル底部から出した線状物
は、基点部に開けた孔を通して、可撓性シート状物でキ
ャンドルを囲むごとく一体化し、例えば、プラスチック
スや金属、木材や竹、陶磁器やガラスなどで造ったカッ
プ状物又はホルダーに、キャンドル底部とシート状物の
可動部分の一部を挿入できる口径と深さを有するカップ
状物又はホルダーに装着し、可撓性シート状物から出た
線状物でカップ状物又はホルダーに花びらの開花を損な
わない固定手段、例えば、接着剤での接着や粘着剤テー
プでの粘着、面ファスナーやホック、鈎状物での掛止、
紐での結び、ネジでの締結、ピンでの係止などの取り得
る手段で固定して構成したキャンドル構造体である。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明のキャンドル構造体
を図面及び実施例で具体的に説明する。
【0024】図1は、本発明のキャンドル構造体の1例
の断面模式図であり、キャンドル構造体1は、所望の形
状に成型したキャンドル2に燃焼芯3と底部から十分な
長さを出して併設した線状物4とからなり、その線状物
の上部には上部ストッパー5と下部には下部ストッパー
6と断熱チューブ7を設けてなる。一方、キャンドルを
載置する可撓性シート状物8は花弁状可動部分9と固定
部分10でなり、キャンドル底部から出した線状物はシ
ート状物の固定部分に設けた基点部に開けた孔を通し
て、キャンドル底部とシート状物の可動部分の一部を挿
入できる口径と深さを有するカップ状物12に装着し
て、キャンドルをシート状物で囲むごとく一体化し、線
状物でカップ状物の底部に固定13して構成したもので
ある。なお、11は燃焼芯固定座金である。
【0025】図2は、本発明のキャンドル構造体のキャ
ンドルに着火し、しばしの時間が経過して花弁が開花状
態になった断面模式図であり、キャンドル2の燃焼芯3
に着火して燃焼剤が減少するに伴い、キャンドルは可撓
性シート状物の有する反発弾性力の作用で押し上げられ
る。しかし、線状物4に装着した上部ストッパー5とカ
ップ状物12への線状物固定部13によってキャンドル
上部の位置はほぼ一定になるため、可撓性シート状物8
が押上げられた分だけ花弁状可動部分9は開花状態にな
る。なお、6は線状物に付けた下部ストッパーであり、
7は線状物に挿着した断熱チューブで、10は可撓性シ
ート状物の固定部分、11は燃焼芯固定座金である。
【0026】図3は、本発明の可撓性シート状物の曲げ
反発弾性度の測定法を説明する模式図であり、(1)は
所定の大きさに裁断した試験片14であり、(2)はそ
の試験片14をU字型に曲げた状態であり、Wは先端を
揃えて曲げるに必要な荷重である。(3)は一定時間
後、曲げ荷重を除去して数秒以内(1〜3秒)の反発に
よる開角度を測定する状態を示す模式図であり、θは開
角度である。
【0027】
【実施例1】キャンドル構造体を構成するキャンドル
は、所定の型に溶融パラフィンワックスを注入して得た
成型キャンドルに燃焼芯と線状物を通す孔を形成し、そ
の孔に燃焼芯と、線状物として直径0.3mmのピアノ
線を用い、その上部ストッパー及び下部ストッパーとし
てガラスビーズを結合し、下部にはシリコン樹脂製断熱
チューブを挿着したものをキャンドルに差込み、直径約
40mmの成型キャンドルを得た。一方、可撓性シート
状物は、和紙(重量40g/m)を2枚積層したもの
にバインダーとして赤色系顔料を配合した塩化ビニル系
樹脂エマルジョン液を塗布・含浸し、搾液した後、乾燥
して約55℃のカレンダーロールで整形プレスし、厚さ
約0.36mmのシート状物を得た。このシート状物か
ら反発弾性度測定用試験片として、任意の3カ所から幅
20mm、長さ50mmの試料を2枚ずつ採取し、室内
(5月下旬の気候、室温約24.5℃)で曲げ反発弾性
度を測定した結果、いずれの試料も固定を解除した数秒
以内の平均開角度はほぼ180度近くに回復した。
【0028】
【比較例1】シート状物の製造にバインダーとして、赤
色系顔料を配合したスチレン−ブタジエン系樹脂エマル
ジョン液を、上記と同じ条件下で和紙を2枚積層したも
のに塗布・含浸し、搾液した後、乾燥して約55℃のカ
レンダーロールで整形プレスし、厚さ約0.35mmの
シート状物を得た。このシート状物の反発弾性度を上記
と同じ条件で測定した結果、数秒以内の平均開角度は約
108度であり、1分後の平均開角度が約116度であ
った。なお、この試験片を曲げた場合、曲げた部分が多
少座屈気味であった。
【0029】上記2種類のシート状物をそれぞれ直径2
00mmの円形に裁断し、そのシート状物の中心から半
径20mmを固定部とし、固定部周縁から外縁に向けて
花弁状に裁断し、更に、別に裁断した花弁状物を花弁と
花弁の間に配置して固定部分で接着して花弁状シート状
物を作った。このシート状物に上記のキャンドルを固定
座金を介して載置し、キャンドル底部に出した線状物を
固定部にあけた孔を通して出し、シート状物とキャンド
ルを一体にした2種類のキャンドル構造体を得た。次い
で、2種類のキャンドル構造体はそれぞれ花弁状部分で
キャンドルを包むようにして口径約70mm、深さ25
mmのプラスチック製のカップ状物に入れ、線状物をカ
ップ状物の底に粘着テープで固定した。
【0030】次いで、2種類のキャンドルに着火して花
弁状可動部分の変化を観察した結果、実施例のキャンド
ル構造体は着火して約5分後から花弁状部分に変化が見
られ、時間の経過と共に花弁状部分の開きが大きくな
り、キャンドルが約14mm燃焼した辺りから花弁状部
分は図2に示したようにほぼ全開状態になった。しか
し、比較例のキャンドル構造体は花弁状部分の開きが遅
く、着火して約55分間燃焼した時点でもあまり開花し
ないで、花弁状の先端部分は火炎の熱で変形を生じたた
め試験を中止した。この比較例に用いた樹脂は反発弾性
特性が悪く、かつ可撓性シート状物に十分な腰がないた
めにキャンドルを押し上げる作用が得られないためと推
考される。
【0031】
【実施例2】実施例1の可撓性シート状物の一面に花弁
模様状に切り抜いた金属箔を接着したものを反発弾性度
測定用試験片として幅20mm、長さ50mmの試料を
3枚採取し、曲げ反発弾性度を測定した結果、いずれの
試料も固定を解除した数秒以内の平均開角度はほぼ17
2度近く回復した。このシート状物で実施例1と同様に
成形して得たシート状物を用いて花弁状シート状物を作
った。このシート状物に実施例1のキャンドルに挿着す
る線状物のストッパーとして、線状物の上部及び下部に
ループを造った線状物を用いたキャンドルを固定座金を
介して載置し、キャンドル底部に出した線状物は固定部
にあけた孔を通してシート状物とキャンドルを一体にし
たキャンドル構造体とした。次いで、キャンドル構造体
は花弁状部分でキャンドルを包むようにして口径約70
mm、深さ25mmのプラスチック製のカップ状物に入
れ、線状物をカップ状物の底に固定した。
【0032】次いで、キャンドルに着火して8分位から
キャンドル構造体の花弁状部分に変化が見られ、時間の
経過と共に花弁状部分の開きが大きくなり、キャンドル
が約20mm燃焼した辺りで花弁状部分はほぼ全開状態
になった。更に、花弁状部分の開花につれて金属箔のも
たらす輝きの変化も装飾効果に大きく関与するものがあ
った。
【0033】
【実施例3】可撓性シート状物として、重量49g/m
のポリエチレンテレフタレート繊維ウエブを用意し、
15%ウレタン系樹脂組成物バインダー液を塗布・含浸
し、搾液してシリンダー乾燥したシート状物は重量72
g/m、平均厚さ0.51mmであつた。このシート
状物の1面に厚さ約0.2mmのエチレン・酢酸ビニル
共重合体樹脂フィルムを熱プレス接着成型して平均厚さ
0.52mmのシート状物を得た。このシート状物の反
発弾性度測定用試験片として幅20mm、長さ75mm
の試料を採取し、不織布層を内側に曲げ反発弾性度を測
定した結果、固定を解除した数秒以内の平均開角度は1
53度近く回復した。
【0034】このシート状物に幾何学的な模様をプリン
ト着色して実施例1と同様に成形して花弁状可動部のシ
ート状物を作り、実施例1のキャンドルに挿着する線状
物のストッパーとして、線状物の上部ストッパー位置か
ら下部ストッパー位置までの間にスパイラルを造った線
状物を用いたキャンドルを固定座金を介して載置し、キ
ャンドル底部に出した線状物を固定部にあけた孔を通し
て出してシート状物とキャンドルを一体化して、花弁状
部分でキャンドルを包むように口径約70mm、深さ2
5mmのプラスチック製ホルダーに入れて線状物をホル
ダーの底に固定した。次いで、上記キャンドルに着火
し、しばらくして8分位からキャンドル構造体の花弁状
部分に変化が見られ、時間の経過と共に花弁状部分の開
きが大きくなり、キャンドルが約17mm燃焼した辺で
花弁状部分はほぼ全開状態になった。また、プリント柄
も花弁状部分の変化に伴って様々な変化が見られるので
なかなか趣の有るものであった。
【0035】
【実施例4】可撓性シート状物として、和紙(重量40
g/m)の両面に硬質塩化ビニル樹脂フィルムを積層
して熱プレス接着成型した後、花弁状部分に彩色を施
し、次いで加熱カレンダーロールで整形して厚さ約0.
36mmのシート状物を得た。このシート状物の反発弾
性度は室内(5月下旬の気候、室温約24.5℃)条件
下で測定した結果、固定を解除した数秒以内の平均開角
度がほぼ174度近くに回復した。
【0036】このシート状物を直径250mmの円形に
裁断し、そのシート状物の中心から半径23mmを固定
部とし、固定部周縁から外縁に向けて花弁状に裁断し、
花弁状部分にはボタンの花びら様の彩色を施し、更に、
別に裁断した花弁状物にも彩色を施したものを花弁と花
弁の間に配置して固定部分に接着して重ね花弁状シート
状物を作った。このシート状物に実施例1のキャンドル
を固定座金を介して載置し、キャンドル底部に出した線
状物を固定部にあけた孔を通して出して、シート状物と
キャンドルを一体にしたキャンドル構造体を得た。次い
で、キャンドル構造体はそれぞれ花弁状部分でキャンド
ルを包むようにして口径約70mm、深さ25mmのプ
ラスチック製のカップ状物に入れ、線状物をカップ状物
の底に固定した。次いで、上記キャンドルに着火して7
分位からキャンドル構造体の花弁状部分に変化が見ら
れ、時間の経過と共に花弁状部分の開きが大きくなり、
キャンドルが約15mm燃焼した辺で大輪のボタンがほ
ぼ全開状態になった様であった。
【0037】
【実施例5】可撓性シート状物として厚さ0.2mmの
ポリエチレンテレフタレートシートを用いた。このシー
ト状物は剛性が高く、曲げ反発弾性度は平均開角度が数
秒以内にほぼ180度に回復した。このシート状物の基
点から半径17mmを固定部とし、固定部周縁から外縁
に向けて8分割に裁断整形して可動部分とし、その可動
部分にアニメキャラクターをプリント着色して用い、シ
ート状物の固定部に実施例1のキャンドルを固定座金を
介して載置し、キャンドル底部に出した線状物は固定部
にあけた孔を通して出してシート状物とキャンドルを一
体にした後、可動部分でキャンドルを包むようにして口
径約75mm、深さ30mmの金属製のホルダーに入れ
て線状物をホルダーの底に固定した。
【0038】次いで、キャンドルに着火して9分位から
キャンドル構造体の可動部分に変化が見られ、時間の経
過と共に花弁状部分の開きが大きくなり、キャンドルに
着火して約12mm燃焼した辺りで可動部分はほぼ全開
状態になった。
【0039】
【発明の効果】本発明のキャンドル構造体は、従来のよ
り多様な優れた静的装飾性に加え、キャンドル構造体周
辺に設けた多彩な形状や色調の花弁状シート状物がキャ
ンドルに着火使用することにより、経時的に花弁状部分
が開花状態になる動的な装飾性を付加して一層多彩なキ
ャンドルとなって、キャンドル構造体に対する好奇心を
持続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャンドル構造体の断面模式図であ
る。
【図2】本発明のキャンドルに着火、花弁が開花状態に
なった断面模式図である。
【図3】本発明のシート状物の開角度測定の模式図であ
る。
【符号の説明】
1 キャンドル構造体 2 キャンドル 3 燃焼芯 4 線状物 5 上部ストッパー 6 下部ストッパー 7 断熱チューブ 8 可撓性シート状物 9 花弁状部分 10 固定部分 11 燃焼芯固定座金 12 カップ状物 13 線状物固定部 14 開角度測定試験片 W 曲げ荷重 θ 開角度

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高曲げ反発弾性度の可撓性シート状物で
    なり、該シート状物の形状が任意の基点から使用キャン
    ドルの大きさに応じて所望の大きさに裁断され、該基点
    から少なくとも5mmの範囲を固定部とし、かつ、該固
    定部周縁からシート状物外縁に向けて所望の形状に成形
    されてなる複数の可動部分でなり、該シート状物の固定
    部に載置するキャンドルの構成が所望の形状に成型した
    キャンドルであり、該燃焼芯に併設した線状物をキャン
    ドル底部から十分な長さを出して設け、該線状物には必
    要に応じて上部又は上部と下部にストッパーを設けてな
    り、更に、キャンドル底部から出た線状物は基点部に開
    けた孔を通してシート状物でキャンドルを囲むごとく一
    体化し、キャンドル底部とシート状物の可動部分の一部
    を挿入できる口径と深さを有するカップ状物又はホルダ
    ーに装着し、シート状物から出た線状物でカップ状物又
    はホルダーに固定してなることを特徴とするキャンドル
    構造体。
  2. 【請求項2】 高曲げ反発弾性度の可撓性シート状物が
    不織布、織布、紙状物又はそれらの複合体でなる繊維シ
    ート状物に、樹脂あるいは樹脂組成物又は繊維固定組成
    物を付与してなるシート状物、又はプラスチックスシー
    ト状物である請求項1記載のキャンドル構造体。
  3. 【請求項3】 高曲げ反発弾性度の可撓性シート状物が
    不織布、織布、紙状物又はそれらの複合体でなる繊維シ
    ート状物に、樹脂あるいは樹脂組成物又は繊維固定組成
    物を付与してなるシート状物、又はプラスチックスシー
    ト状物の少なくとも固定部周縁からシート状物外縁に向
    けて所望する形状に成形された可動部分の少なくとも一
    部に金属箔あるいは金属シート、プラスチックスシー
    ト、又は金属線あるいはプラスチックス線状物やテープ
    状物から選ばれた可撓性を有する添え物質を一体化、介
    装あるいは挟持又は係合してなる請求項1に記載のキャ
    ンドル構造体。
  4. 【請求項4】 燃焼芯に併設する線状物が金属線、金属
    繊維と他の繊維との撚繊維糸、不燃性繊維糸あるいは難
    燃性繊維糸であり、該線状物は必要に応じて少なくとも
    火炎で熱せられる線状物の少なくとも下部に断熱性チュ
    ーブを挿設又は断熱性テープを捲回あるいは捲着して燃
    焼剤の溶融防止処置を施した線状物である請求項1、請
    求項2又は請求項3に記載のキャンドル構造体。
  5. 【請求項5】 高曲げ反発弾性度の可撓性シート状物の
    形状が、使用キャンドルの大きさに応じて任意の基点か
    ら50〜500mmの範囲で所望の形状に裁断されてな
    り、かつ該基点から5〜80mmの範囲を固定部とし、
    該固定部周縁からシート状物外縁に向けて所望の形状に
    成形されてなる複数の可動部分でなる請求項1から請求
    項4のいずれかに記載のキャンドル構造体。
  6. 【請求項6】 可撓性シート状物の曲げ反発弾性度測定
    法が、試験片の厚さ0.5mm未満の場合には幅20m
    m、長さ50mmの試験片を、厚さ0.5mm以上の場
    合には厚さに応じて、幅20mm、長さ75mm又は1
    00mmの試験片をU字型に曲げ、その状態で室内雰囲
    気又は使用条件に設定した雰囲気に3分間放置した後、
    固定を解除して生ずる曲げ反発弾性に基づく数秒以内の
    開角度が少なくとも120度の回復特性を有する請求項
    1から請求項7のいずれかに記載のキャンドル構造体。
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