JP2003012481A - シェービング化粧料 - Google Patents

シェービング化粧料

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JP2003012481A
JP2003012481A JP2001193967A JP2001193967A JP2003012481A JP 2003012481 A JP2003012481 A JP 2003012481A JP 2001193967 A JP2001193967 A JP 2001193967A JP 2001193967 A JP2001193967 A JP 2001193967A JP 2003012481 A JP2003012481 A JP 2003012481A
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acid
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JP2001193967A
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Atsushi Murakami
敦 村上
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Mandom Corp
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Mandom Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 髭を簡便に柔軟化させ、髭の切断時の抵抗感
が小さく、髭剃り時の使用感が良好なシェービング化粧
料を提供することにある。 【解決手段】 α−ヒドロキシ酸またはその誘導体を含
有することを特徴とするシェービング化粧料とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シェービング化粧
料に関し、その目的は、α―ヒドロキシ酸またはその誘
導体を配合することにより、髭を柔軟にし、髭剃りを容
易にすることにより髭剃り時に良好な使用感を有するシ
ェービング化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、シェービングの方法は大別す
ると、電気カミソリによる乾式方法と、髭を石鹸水など
により膨潤、軟化させてから安全カミソリの剃刃で剃る
湿式方法とがある。乾式方法によれば、電池又は電気に
より使用できることから、洗面所や風呂場以外でも使用
でき、特に旅行中などは場所を制限されることなく髭が
剃れることから、多くの人が利用している。乾式方法に
よれば、手軽に髭が剃れる反面、髭を深く剃ることがで
きず、髭の濃い人では日に何度か電気カミソリで剃る必
要があり、また、癖毛の髭などは剃り残しとなる場合が
あり、完全な剃り上がり感を求める人は湿式方法により
髭を剃ることを好む人も多い。
【0003】しかしながら、湿式方法で髭を剃る場合に
は、髭を湿潤、柔軟化させる必要があり、理容店などで
は石鹸水を髭に塗布したのちに蒸しタオルを用いること
によって行われているが、日々髭を剃るためには、より
簡便に髭を湿潤、柔軟化できる方法が望まれている。こ
のためにフォーム状、ゲル状、クリーム状等の種々のシ
ェービング化粧料が上市されているが、髭の膨潤、柔軟
化は満足いくものではないのが現状である。このため、
特開平9−48713では、化粧料中に多価アルコール
を配合し使用時の水和熱により髭を柔軟化させる方法が
試みられているが、これによっても髭の柔軟化は満足の
いくものではなく、刃滑りが十分ではないなどの問題も
有している。また、特表平10−500683では、順
次的ステップによるシェービング方法が提案されてお
り、これによると、髭に1)還元剤、2)湿潤剤を接触
させ、その後3)乾燥させてから、4)水による水和を
行うことが開示されているが、シェービングに時間を要
し、簡便性についての問題が依然として残っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる事情に鑑み、本
発明者が鋭意研究を行った結果、シェービング化粧料に
α−ヒドロキシ酸またはその誘導体を含有させることに
より、髭を簡便に柔軟化させることができ、その結果、
髭の切断時の抵抗感が小さく、髭剃り時の使用感が良好
なシェービング化粧料を見出し、本発明を完成するに至
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、α
−ヒドロキシ酸またはその誘導体を含有するシェービン
グ化粧料に関し、さらには、該化粧料がゲル状あるいは
クリーム状であるシェービング化粧料に関するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係るシェービング化粧料
には、必須成分としてα−ヒドロキシ酸またはその誘導
体が配合される。これは、α−ヒドロキシ酸またはその
誘導体を配合することにより、髭を柔軟化させることが
でき、その結果として、髭剃りの際に髭の切断時の抵抗
感を小さくし、髭剃りが容易であるといった良好な使用
感が得られるからである。
【0007】本発明で用いることができるα−ヒドロキ
シ酸としては、髭を柔軟化させるものであれば特に限定
されないが、例えば、グリコール酸、ヒドロキシメチル
グリコール酸、乳酸、グルクロン酸、ガラクツロン酸、
グルコン酸、グルコヘプトン酸、α−ヒドロキシ酪酸、
α−ヒドロキシイソ酪酸、α−ヒドロキシ吉草酸、α−
ヒドロキシイソ吉草酸、α−ヒドロキシカプロン酸、α
−ヒドロキシイソカプロン酸、タルトロン酸、酒石酸、
リンゴ酸、ヒドロキシグルタル酸、ヒドロキシアジピン
酸、ヒドロキシピメリン酸、ムリン酸、クエン酸、イソ
クエン酸、サッカリン酸、ジヒドロキシマレイン酸、ジ
ヒドロキシ酒石酸、ジヒドロキシフマル酸、ピルビン酸
等を例示することができ、また、α−ヒドロキシ酸の誘
導体としては、上記した酸の1価または2価の金属塩や
アルキルエステル等が挙げられ、例えば、グリコール酸
ナトリウム、グリコール酸カルシウム、グリコール酸カ
リウム、グリコール酸マグネシウム、ピルビン酸メチ
ル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸イソプロピル、ベン
ゾイルギ酸、ベンゾイルギ酸メチル、ベンゾイルギ酸エ
チル、グリコール酸ラウリル、グリコール酸ミリスチ
ル、グリコール酸パルチミル、グリコール酸ステリル等
を例示することができる。これらのうち、切断力減少の
効果性の理由から、乳酸またはリンゴ酸またはそれらの
誘導体を用いることが好ましい。
【0008】α−ヒドロキシ酸またはその誘導体の配合
量は、髭を柔軟にさせる量であれば特に限定されない
が、化粧料中0.01〜10.0重量%とすることが好
ましく、0.5〜5.0重量%とすることがより好まし
い。その理由は、0.01重量%未満の配合量では、十
分な髭の柔軟効果が得られないために、また、10.0
重量%を超えて配合すると、皮膚刺激が発現する場合が
あるために、いずれの場合にも好ましくないからであ
る。
【0009】本発明に係るシェービング化粧料には、本
発明の目的を損なわない範囲であれば、上記に記した成
分の他、シリコーン類、保湿剤、増粘剤、界面活性剤、
グリチルリチン、アラントイン、ビタミン類などの薬
剤、動物及び植物抽出エキス、パール化剤、着色剤、ス
クラブ剤、各種香料、防腐剤、精製水などを目的に応じ
て適宜配合してもよい。
【0010】尚、本発明に係るシェービング化粧料は、
フォーム状、ゲル状、クリーム状、ローション状等の種
々の形態に好ましく用いることができるが、有効成分で
あるα−ヒドロキシ酸を効果的に髭に付着させ、また、
使用時に化粧料の垂れ落ちを防止するために、ゲル状ま
たはクリーム状とするのがより好ましい。
【0011】本発明に係るシェービング化粧料をゲル状
とする場合は、化粧料一般に用いられる増粘剤を配合す
れば良く、例えば、グアーガム、クインスシード、カラ
ギーナン、アラビアガム、デンプン、キサンタンガム等
の多糖類系高分子、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロー
ス系高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポ
リマー等のビニル系高分子、ベントナイト、ラポナイト
等の無機高分子を用いることができる。これらのうち、
皮膚や髭へのゲル付着性が良好であるという理由から、
メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース等のセルロース系高分子を用いる
ことが好ましい。
【0012】増粘剤の配合量は、特に限定されないが、
化粧料中0.01〜5.0重量%とすることが好まし
く、0.1〜3.0重量%とすることがより好ましい。
その理由は、0.01重量%未満の配合量では、増粘効
果が得られないために、また、5.0重量%を超えて配
合すると、粘度が高くなり使用感が悪くなるために、い
ずれの場合にも好ましくないからである。
【0013】また、本発明に係るシェービング化粧料を
クリーム状とする場合は、化粧料一般に用いられる界面
活性剤を配合して乳化すれば良く、非イオン界面活性
剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界
面活性剤のいずれもを用いることができる。非イオン界
面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、及びこ
れらのアルキレンオキシド付加物、ポリオキシアルキレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エス
テル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール等を、
陰イオン界面活性剤としては、高級脂肪酸石鹸、アルキ
ル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸塩、アシルメチルタウリン塩、アルキルエーテル
リン酸エステル、アシルアミノ酸塩を、陽イオン界面活
性剤としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、
塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコ
ニウム等を、両性界面活性剤としては、アルキルジメチ
ルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドジメチルアミノ
酢酸ベタイン、アミンオキサイド等を例示することがで
きる。上記した界面活性剤のうち、皮膚刺激性が低いこ
とから非イオン界面活性剤を用いることが好ましく、特
にグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンア
ルキルエーテル等を用いるのがより好ましい。
【0014】界面活性剤の配合量は特に限定されない
が、化粧料中0.01〜10.0重量%とすることが好
ましく、1.0〜8.0重量%とすることがより好まし
い。その理由は、0.01重量%未満の配合量では、系
全体を安定なクリーム状態とすることができないため
に、また、10.0重量%を超えて配合すると、洗い流
しが悪くなるために、いずれの場合にも好ましくないか
らである。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるも
のではない。尚、配合量は重量%である。
【0016】(試料の調製)表1に記した組成に従い、
実施例1〜3及び比較例1〜2の各試料を調製した。
尚、実施例1〜2および比較例1〜2はゲル状のシェー
ビング剤とし、実施例3はケリーム状のシェービング剤
とした。
【0017】(試験例1:切断力試験)実施例1〜3及
び比較例1〜2の各試料中に1cmの毛髪を1分間浸漬
し、剃刀による毛髪の切断力をレオメーターを用いて測
定し、切断力の減少率により髭の切断時の抵抗感を評価
した。尚、切断力の減少率は次式1(数1)により算出
した。結果を表1に示す。
【数1】
【0018】(試験例2:髭剃り時の抵抗感)実施例1
〜3及び比較例1〜2の各試料をシェービング剤として
普段から剃刃を用いて髭剃りを行っている男性パネラー
5名に使用させ、髭剃り時の髭の剃り易さについて、下
記評価基準に従って評価した。 <評価基準> ◎:5名中5名が髭剃り時の抵抗感が小さく髭剃り易い
と回答。 ○:5名中4名が髭剃り時の抵抗感が小さく髭剃り易い
と回答。 △:5名中3名が髭剃り時の抵抗感が小さく髭剃り易い
と回答。 ×:5名中2名以下が髭剃り時の抵抗感が小さく髭剃り
易いと回答。
【0019】
【表1】
【0020】表1から、α−ヒドロキシ酸をシェービン
グ化粧料に配合すると、レオメーターによる切断力試験
において切断力の減少率が高いことが分かる。また、髭
剃り時の抵抗感の官能評価においても、α−ヒドロキシ
酸を配合すると髭剃り時の抵抗感が減少し髭剃りが容易
といった髭剃り時の使用感が良好であることが分かる。
また、これら両試験結果について相関性があることも分
かる。
【0021】以下、本発明に係るシェービング化粧料の
処方例を示す。尚、配合量は重量%である。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係るシェー
ビング化粧料は、α−ヒドロキシ酸またはその誘導体を
含有してなるものであるから、髭を簡便に柔軟化させる
ことができ、その結果、髭の切断時の抵抗感が小さく、
髭剃り時の使用感が良好なシェービング化粧料を提供す
ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α−ヒドロキシ酸またはその誘導体を含
    有することを特徴とするシェービング化粧料。
  2. 【請求項2】 α−ヒドロキシ酸またはその誘導体の含
    有量が0.01〜10.0重量%であることを特徴とす
    る請求項1に記載のシェービング化粧料。
  3. 【請求項3】 α−ヒドロキシ酸が乳酸またはリンゴ酸
    であることを特徴とする請求項1または2に記載のシェ
    ービング化粧料。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載のシェービング化
    粧料において、該化粧料がゲル状であることを特徴とす
    るシェービング化粧料。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3に記載のシェービング化
    粧料において、該化粧料がクリーム状であることを特徴
    とするシェービング化粧料。
JP2001193967A 2001-06-27 2001-06-27 シェービング化粧料 Pending JP2003012481A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2420709B (en) * 2003-08-19 2007-09-12 Johnson & Son Inc S C Skin preparation composition
JP2009514645A (ja) * 2005-11-09 2009-04-09 ザ ジレット カンパニー 成形シェービング補助の組成物、構成要素及び製造方法

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