JP2003012352A - セメント混和剤及びセメント組成物 - Google Patents
セメント混和剤及びセメント組成物Info
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Abstract
く、練り置いても優れた膨張性能と収縮低減効果を奏す
るセメント混和剤及びセメント組成物を提供すること。 【解決手段】 遊離石灰と、無水セッコウと、アウイ
ン、カルシウムフェライト、カルシウムアルミノフェラ
イト、カルシウムシリケートより選ばれる1種又は2種
以上とを含有してなり、CaSO4/SiO2モル比が
1.4を超え、遊離石灰量が30%以上である膨張物質
と、収縮低減剤を含有してなるセメント混和剤である。
膨張物質の珪酸率が1.0未満であることが好ましい。
膨張物質と収縮低減剤の合計100部中、膨張物質50
部〜80部、収縮低減剤が20部〜50部であることが
好ましい。さらに、セメントと、該セメント混和剤とを
含有してなるセメント組成物を構成とする。
Description
野において使用されるセメント混和材剤びセメント組成
物に関する。
や曲げ耐力の向上は、コンクリート構造物の信頼性、耐
久性、美観等の観点から重要であり、これらを改善する
効果のあるセメント混和材、すなわち、セメント系膨張
材のさらなる技術の進展が望まれている。従来より、セ
メント・コンクリートに膨張性を与えるセメント混和材
としては、例えば、遊離石灰−アウイン−無水セッコウ
系膨張材(特公昭42-21840号公報)や、遊離石灰−カル
シウムシリケート−無水セッコウ系膨張材(特公昭53-3
1170号公報)等があった。
トの高性能化を目的として、高流動コンクリートや高強
度コンクリートの開発が盛んに行われている。しかしな
がら、これらの高性能なコンクリートでは膨張材の効果
が十分に発揮されないことが指摘されている。現在で
は、膨張材混和率が小さくても大きな膨張性を付与でき
る膨張特性の優れた膨張材の開発が待たれているのが実
状である。最近では、従来の仕様規定型の設計体系か
ら、性能規定型の設計体系へ移行が検討されている。こ
れまでやや軽視されていた耐久性についても明確な性能
規定が定められるものと考えられる。すなわち、ひび割
れの耐久性に対する影響の定量化がなされるため、ひび
割れの低減は緊急の課題となるが、ひび割れ低減に効果
のあるセメント系膨張材を広範に利用するためには、使
用量を少なくして、経済的負担を小さくすることが不可
欠である。一方、前記のセメント混和材は粉体であり、
これを使用する際には、生コンプラントに荷揚げし、解
袋投入作業を行わなければならない。この作業はいわゆ
る3K(きつい、汚い、危険)作業であり、作業員の高
齢化や人手不足が進む時代の流れにあって深刻な問題と
なっているのが現状である。セメント混和材がスラリー
化できれば、生コンプラントに既に設置してある計量設
備を利用できるので、3K作業は大幅に軽減できる。こ
れまでに、セメント混和材を水でスラリー化する試みも
なされてきたが、セメント混和材は水硬性物質であり、
長い時間練り置いておくことができない。そのため、現
場で攪拌装置を準備しなければならないデメリットや出
荷トラブルが発生した場合には、調製したスラリーを廃
棄しなければならないなどの大きな問題を有していた。
また、膨張物質は初期材齢で膨張ひずみを付与して収縮
を補償する性質を有するが、その後の乾燥収縮挙動は膨
張物質を混和しないものとあまり変わらないという問題
もあった。本発明者らは、これらの課題を解決すべく種
々の検討を重ねた結果、特定の膨張物質を収縮低減剤で
スラリー化することにより、前記課題が解決できるとの
知見を得て本発明を完成するに至った。
離石灰と、無水セッコウと、アウイン、カルシウムフェ
ライト、カルシウムアルミノフェライト、カルシウムシ
リケートより選ばれる1種又は2種以上とを含有してな
り、CaSO4/SiO2モル比が1.4を超え、遊離石
灰量が30%以上である膨張物質と、収縮低減剤を含有
してなるセメント混和剤であり、膨張物質の珪酸率が
1.0未満であることを特徴とする該セメント混和剤で
あり、膨張物質と収縮低減剤の合計100部中、膨張物
質50部〜80部、収縮低減剤が20部〜50部である
ことを特徴とする該セメント混和剤であり、さらに、セ
メントと、該セメント混和剤とを含有してなるセメント
組成物である。なお、本発明で使用する配合割合を示す
部、%は質量単位である。
る。本発明の膨張物質は、遊離石灰と、無水セッコウ
と、アウイン、カルシウムフェライト、カルシウムアル
ミノフェライト、カルシウムシリケートより選ばれる1
種又は2種以上とを含有してなり、CaSO4/SiO2
モル比が1.4を超え、遊離石灰量が30%以上で、珪
酸率が1.0未満である。遊離石灰と、無水セッコウと、
アウイン、カルシウムフェライト、カルシウムアルミノ
フェライト、カルシウムシリケートより選ばれる1種又
は2種以上(以下、水硬性化合物と略記)の割合につい
ては、前述のCaSO4/SiO2モル比や遊離石灰量を
満足していれば特に限定されるものではないが、通常、
膨張物質100部中、遊離石灰は30〜70部が好まし
く、40〜60部がより好ましい。また、水硬性化合物
は5〜45部が好ましく、10〜40部がより好まし
い。さらに、無水セッコウは5〜40部が好ましく、1
0〜30部がより好ましい。
範囲にないと、優れた膨張性能が得られない場合があ
る。特にSiO2分については、珪酸率が1.0未満で
あることが好ましく、0.5以下がより好ましく、0.
3以下がさらに好ましい。珪酸率が1.0以上では、優
れた膨張性能が得られない場合がある。本発明でいう珪
酸率とは、膨張物質中のSiO2量、Al2O3量及びF
e2O3量より次式で表される。 珪酸率=SiO2/(Al2O3+Fe2O3)
O・3Al2O3・CaSO4で表される化合物を総称す
るものであり、特に限定されるものではない。本発明の
カルシウムフェライトとは、CaO−Fe2O3系化合物
を総称するものであり、特に限定されるものではない
が、一般的に、CaOをC、Fe2O3をFとすると、C
2FやCF等の化合物がよく知られている。通常は、C2
Fとして存在していると考えて良い。本発明では、カル
シウムフェライトを以下、C2Fと略記する。本発明の
カルシウムアルミノフェライトとは、CaO−Al2O3
−Fe2O3系化合物を総称するものであり、特に限定さ
れるものではないが、一般的に、CaOをC、Al2O3
をA、Fe2O3をFとすると、C4AFやC6A2F、C6
AF2等の化合物がよく知られている。通常は、C4AF
として存在していると考えて良い。本発明では、カルシ
ウムアルミノフェライトを以下、C4AFと略記する。
本発明のカルシウムシリケートとは、CaO−SiO2
系化合物を総称するものであり、特に限定されるもので
はないが、一般的に、CaOをC、SiO2をSとする
と、C3SやC2S、さらにはC2S・CaSO4等の化合
物が知られている。
料、CaSO4原料、Al2O3原料、Fe2O3原料、S
iO2原料等を熱処理して、遊離石灰、無水セッコウ、
水硬性化合物からなるクリンカーを合成してこれを粉砕
して製造することが可能である。また、遊離石灰、水硬
性化合物、無水セッコウの一部あるいは全部を別々に合
成し、それらを混合することによっても本発明の膨張物
質と同じ組成を有するものは得られるが、本発明の効
果、すなわち、優れた膨張性能を得る観点から、CaO
原料、CaSO4原料、Al2O3原料、Fe2O3原料、
SiO2原料等を熱処理して、遊離石灰、無水セッコ
ウ、水硬性化合物からなるクリンカーを合成してこれを
粉砕して製造することが好ましい。
料、Fe2O3原料、SiO2原料等を熱処理して、遊離
石灰、水硬性化合物、無水セッコウからなるクリンカー
を合成してこれを粉砕して製造されたものか否かを確認
する方法としては、例えば、膨張物質の粗粒子、具体的
には100μmよりも大きな粒子を電子顕微鏡やEPM
A等により観察して組成分析を行い、粒子中に遊離石
灰、水硬性化合物、無水セッコウが混在していることを
確認することによって容易に判別できる。
度であるが、1100〜1600℃の範囲が好ましく、
1200〜1500℃の範囲がより好ましい。1100
℃未満では、得られた膨張物質の膨張性能が十分でな
く、1600℃を超えると無水セッコウが分解する場合
がある。
挙げられ、CaSO4原料としては、二水セッコウ、半
水セッコウ及び無水セッコウ等が挙げられ、Al2O3原
料としては、ボーキサイトやアルミ残灰及び硫酸アルミ
等が挙げられ、Fe2O3原料としては、圧延スケール、
各種カラミ、鉄粉、鋼スラッジ、市販の酸化鉄及び硫酸
鉄等が挙げられ、SiO2原料としては、粘土質やケイ
石等が挙げられる。本発明の膨張物質には、CaO、S
O3、Fe2O3、Al2O3、SiO2等の主成分の他に不
純物が存在する。その具体例としては、MgO、TiO
2、P2O5、Na2O、K2O、フッ素、塩素、CuO、
ZnO、Ag2O等が挙げられ、本発明の目的を実質的
に阻害しない範囲では特に問題とはならない。
るものではないが、通常、ブレーン比表面積で1500
〜9000cm2/gが好ましく、2500〜4000
cm2/gがより好ましい。膨張物質の粒度が1500
cm2/g未満では、長期耐久性が悪くなる場合があ
り、9000cm2/gを超えると十分な膨張性能が得
られない場合がある。
れるものではないが、通常、セメントと膨張物質からな
るセメント組成物100部中、3〜12部が好ましく、
5〜9部がより好ましい。3部未満では、充分な膨張性
能が得られない場合があり、12部を超えて使用すると
長期耐久性が悪くなる場合がある。
ト、早強、超早強、低熱及び中庸熱等各種ポルトランド
セメントと、これらセメントに、高炉スラグ、フライア
ッシュ及びシリカを混合した各種混合セメント、並びに
石灰石粉末等を混合したフィラーセメント等がある。
れるものではない。主成分で大別すると、低級アルコー
ルアルキレンオキシド付加物系、アルコール系、グリコ
ールエーテル・アミノアルコール誘導体系、ポリエーテ
ル系、低分子量アルキレンオキシド共重合体系等が挙げ
られる。収縮低減剤は各社より市販されており、その代
表例としては、例えば、電気化学工業社製「エスケーガ
ード」、エフ・ピー・ケー社製「ヒビガード」、竹本油
脂社製「ヒビダン」、太平洋セメント社製「テトラガー
ド」等が挙げられる。
質と収縮低減剤の配合割合は、特に限定されるものでは
ないが、通常、膨張物質と収縮低減剤の合計100部
中、膨張物質は50〜80部が好ましく、60〜75部
がより好ましい。収縮低減剤は20〜50部が好まし
く、25〜40部がより好ましい。収縮低減剤が50部
を超えたり、膨張物質が50部未満であると、材料分離
が生じてセメント混和剤が不均一になる恐れがある。収
縮低減剤が20部未満であったり、膨張物質が80部を
超えると、セメント混和剤の粘性が強くなり取り扱いが
困難になる恐れがある。
に、砂や砂利等の骨材の他に、減水剤、高性能減水剤、
AE減水剤、高性能AE減水剤、流動化剤、消泡剤、増
粘剤、防錆剤、防凍剤、高分子エマルジョン及び凝結調
整剤、並びにセメント急硬材、ベントナイト等の粘土鉱
物及びハイドロタルサイト等のアニオン交換体等のうち
の一種又は二種以上を、本発明の目的を実質的に阻害し
ない範囲で使用することが可能である。
されるものではなく、それぞれの材料を施工時に混合し
ても良いし、予めその一部、或いは全部を混合しておい
ても差し支えない。混合装置としては、既存の如何なる
装置も使用可能であり、例えば、傾胴ミキサ、オムニミ
キサ、ヘンシェルミキサ、V型ミキサ及びナウタミキサ
等が挙げられる。
る。
原料、SiO2原料等を配合し、混合粉砕した後、13
50℃で3時間熱処理して表1に示すような組成のクリ
ンカーを合成し、ボールミルを用いて、ブレーン比表面
積3300±200cm2/gに粉砕して膨張物質を調
製した。膨張物質を粉末X線回折法で同定したところ、
遊離石灰、無水セッコウ、各種水硬性化合物を含有して
いることを確認した。膨張物質の化合物組成は化学組成
を基に計算により算出した。化学組成はJIS R 5
202に準じて求めた。表1に示す様々な膨張物質と収
縮低減剤の合計100部中、膨張物質75部と収縮低減
剤A25部とを混練してセメント混和剤を調製した。調
製したセメント混和剤を攪拌しながら1時間練り置いた
後、セメントと、膨張物質からなるセメント組成物10
0部に対して、膨張物質が6部となるようにセメント混
和剤を使用し、水/セメント組成物比=50%、セメン
ト組成物/砂比=1/3のモルタルを調製し、長さ変化
率の測定を行った。ただし、収縮低減剤は水の一部と見
なし混練水量を調整した。その結果を表1に併記する。
低分子量アルキレンオキシド共重合体系 砂:JIS標準砂(ISO679準拠)
202に準じて測定。材齢7日後は20℃、湿度60%
で養生。
膨張物質と収縮低減剤を混練しスラリー化して練り置い
ても、モルタルは優れた膨張性能を示し、収縮率が少な
いことが判る。
剤の種類と使用量を表2に示すように変えたこと以外
は、実施例1と同様に行った。なお、比較のために、収
縮低減剤の代わりに水を用いた場合についても同様の実
験を行った。その結果を表2に併記する。
グリコールエーテル・アミノアルコール誘導体系 収縮低減剤C:太平洋セメント社製「テトラガード」、
低級アルコールのアルキレンオキシド付加物系 水:水道水
膨張物質と収縮低減剤を混練しスラリー化して練り置い
ても、モルタルは優れた膨張性能を示し、収縮率が少な
いことが判る。さらに、実施例の実験No.2-1、2-2と比
較例の実験No.2-3、2-4を比べると、膨張物質に収縮低
減剤を組み合わせることにより、材齢7日までの長さ変
化率が著しく増大することが判る。
ウ−カルシウムシリケート系の膨張物質を合成し、実施
例1と同様の実験を行った。その結果を表3に併記す
る。
CaSO4/SiO2モル比が1.4を超える膨張物質と
収縮低減剤を混練しスラリー化して練り置いても、モル
タルは優れた膨張性能を示し、収縮率が少ないことが判
る。
部中、遊離石灰量が50部で無水セッコウ量が25部、
表4に示すような珪酸率となるように残部がC 4AFと
C3Sからなる膨張物質を合成し、実施例1と同様の実
験を行った。その結果を表4に併記する。
珪酸率が1.0未満の膨張物質と収縮低減剤を混練しス
ラリー化して練り置いても、モルタルは優れた膨張性能
を示し、収縮率が少ないことが判る。
料、CaSO4原料を用いて、ロータリーキルンで焼点
温度1400℃で焼成して表5に示すような膨張物質を
合成した。この膨張物質75部と収縮低減剤A25部か
らなるセメント混和剤を使用し、実施例1と同様の実験
を行った。なお、比較のために、市販の膨張材を用いた
場合についても同様の実験を行った。その結果を表6に
示す。
材、遊離石灰量20%、ブレーン比表面積2940cm
2/g 膨張材ロ:市販の石灰系膨張材、遊離石灰量31%、ブ
レーン比表面積3890cm2/g
ある膨張物質と収縮低減剤を混練しスラリー化して練り
置いても、市販の膨張材と比べ、モルタルは優れた膨張
性能を示し、収縮率が少ないことが判る。また、本発明
の膨張物質に収縮低減剤を組み合わせることにより、市
販の膨張材に収縮低減剤を組み合わせた時と比べ、材齢
7日までの長さ変化率が著しく増大することが判る。
を使用することにより、粉塵の発生が無く、練り置いて
も優れた膨張性能と収縮低減効果を奏するセメント組成
物が得られる。
Claims (4)
- 【請求項1】 遊離石灰と、無水セッコウと、アウイ
ン、カルシウムフェライト、カルシウムアルミノフェラ
イト、カルシウムシリケートより選ばれる1種又は2種
以上とを含有してなり、CaSO4/SiO2モル比が
1.4を超え、遊離石灰量が30%以上である膨張物質
と、収縮低減剤を含有してなるセメント混和剤。 - 【請求項2】 膨張物質の珪酸率が1.0未満であるこ
とを特徴とする請求1記載のセメント混和剤。 - 【請求項3】 膨張物質と収縮低減剤の合計100部
中、膨張物質50部〜80部、収縮低減剤が20部〜5
0部であることを特徴とする請求1又は2に記載のセメ
ント混和剤。 - 【請求項4】 セメントと、請求項1乃至3の何れかに
記載のセメント混和剤とを含有してなるセメント組成
物。
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