JP2003012026A - 基板輸送用治具及びその製造方法 - Google Patents

基板輸送用治具及びその製造方法

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JP2003012026A JP2001200730A JP2001200730A JP2003012026A JP 2003012026 A JP2003012026 A JP 2003012026A JP 2001200730 A JP2001200730 A JP 2001200730A JP 2001200730 A JP2001200730 A JP 2001200730A JP 2003012026 A JP2003012026 A JP 2003012026A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単体の基板の輸送に好適な基板輸送用治具を
提供する。 【解決手段】 本発明の基板輸送用治具は、半導体チッ
プ搭載前の基板の輸送に用いられる基板輸送用治具であ
って、金属板10の内方に周囲に枠部20を設けて区画
される基板収容領域30と、該基板収容領域30内設け
られる基板支持部40と、金属板10の両側端縁に沿っ
て設けられる、前記半導体チップを前記基板に搭載する
チップ搭載装置の位置決め用ピンが挿通可能な孔部70
と、同じく金属板10の両側端縁に沿って設けられる、
前記チップ搭載装置の搬送用突起が係合可能な係合部8
0とを具備して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、BGA(Ball
Grid Array)、LGA(Land Grid Array)又はPGA
(Pin Grid Array)用の基板であって、半導体チップ搭
載前のものの輸送に好適な基板輸送用治具及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板メーカは、金属薄板
からなるヒートスプレッダーにプリント基板を積層して
構成される基板を製造し、チップ搭載メーカに供給して
いる。チップ搭載メーカでは、プリント基板メーカから
供給された基板に半導体チップを搭載し、ボンディング
した後、封止材によりモールドして集積回路(IC)を
組み立てている。
【0003】ここで、上記基板は、チップ搭載メーカが
保有するチップ搭載装置の搬送ラインの仕様に合わせた
大きさ・形状で形成されたフレームにより複数個が連結
された形でプリント基板メーカから供給されているのが
一般である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにフレームにより複数個が連結された形での基板の
供給は、それを製造するに当たって、基板を構成するヒ
ートスプレッダー部分とフレーム部分とが1つの金属薄
板から形成されるものであるため、材料コストが高くつ
くという問題がある。一方、チップ搭載メーカ側にとっ
ては、供給された基板をチップ搭載装置の搬送ラインに
そのまま載せることができるので便利であるが、その反
面、組立工程の最終段階で、基板を1個ずつフレームか
ら切り離す作業を要し、また、基板を切り離す際に生じ
るバリを除去する作業が必要である。また、その作業に
おいて発生する粉塵が基板に付着するため、それを除去
するための洗浄作業も必要となる。さらに、基板が切り
離されたフレーム部分が廃棄物として大量に発生するこ
とになる。
【0005】このような問題を解消するため、上述のよ
うにフレームにより複数個が連結された形で基板を供給
するのではなく、基板を単体で供給する方法が採用され
始めている。この供給方法によれば、基板を単体で製造
することができるので、材料コストを低減させることが
できる。また、組立工程において、フレームを除去する
工程が不要となり、さらに、フレームがないため、廃棄
物の大量発生を防止できるというメリットがある。
【0006】しかしながら、かかる供給方法には、次の
ような問題点がある。すなわち、プリント基板メーカか
ら基板が単体で供給されるため、チップ搭載メーカは、
当該基板をチップ搭載装置の搬送ラインに載せるため
に、基板搬送のためのキャリヤを用意しなければならな
い。また、プリント基板メーカとチップ搭載メーカとの
間で輸送される基板が単体であるために、プリント基板
メーカが当該基板を基板輸送のための専用ケースに収容
して出荷した後、チップ搭載メーカでは、輸送された専
用ケースから基板を取り出して、上記キャリヤに載せ替
えなければならないため、その作業に手間と時間を要す
る。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、基板を単体で供給可能とすると共に、輸送された
基板をチップ搭載装置における基板搬送のためのキャリ
ヤに載せ替えなくても、そのまま搬送ラインに載せるこ
とができる基板輸送用治具及びその製造方法を提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の本発明は、半導体チップ搭載前の
基板の輸送に用いられる基板輸送用治具であって、金属
板の内方に周囲に枠部を設けて区画される基板収容領域
と、該基板収容領域内において、前記枠部の上面よりも
低い位置に、前記枠部から内方に向かって突設される基
板支持部と、前記金属板の両側端縁に沿って、それぞれ
所定のピッチ間隔で設けられる、前記半導体チップを前
記基板に搭載するチップ搭載装置の位置決め用ピンが挿
通可能な孔部と、同じく前記金属板の両側端縁に沿っ
て、前記孔部とは異なる位置に、それぞれ所定のピッチ
間隔で設けられる、前記チップ搭載装置の搬送用突起が
係合可能な係合部とを具備することを特徴とする基板輸
送用治具を提供する。請求項2に記載の本発明は、少な
くとも前記基板収容領域を挟んで対向する一対の枠部
に、それぞれ外方に向かって略コ字状に切り欠かれた切
り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1記
載の基板輸送用治具を提供する。請求項3に記載の本発
明は、前記基板収容領域は、平面視で前記基板の大きさ
・形状にほぼ沿った大きさ・形状に形成されていること
を特徴とする請求項1又は2記載の基板輸送用治具を提
供する。請求項4に記載の本発明は、前記基板支持部
は、エッチングにより前記枠部に対し直交する方向に突
出形成された後、該枠部との間に形成される断面略円弧
状のコーナ部よりも高い位置に前記基板に接する部位が
形成されるように、曲げ加工されていることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれか1に記載の基板輸送用治具を
提供する。請求項5に記載の本発明は、前記基板支持部
は、異なる枠部に突設されたもの同士が、ほぼ同一の突
出方向長さと幅を有する突出片から構成されていること
を特徴とする請求項4記載の基板輸送用治具を提供す
る。請求項6に記載の本発明は、前記金属板の裏面に、
両側端縁に沿ってそれぞれ略直線状の溝部が形成されて
いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載
の基板輸送用治具を提供する。請求項7に記載の本発明
は、半導体チップ搭載前の基板の輸送に用いられる基板
輸送用治具の製造方法であって、金属板の内方に周囲に
枠部を設けて区画される基板収容領域、該基板収容領域
内において、前記枠部の上面よりも低い位置に、前記枠
部から内方に向かって突設される基板支持部、前記金属
板の両側端縁に沿って、それぞれ所定のピッチ間隔で設
けられる、前記半導体チップを前記基板に搭載するチッ
プ搭載装置の位置決め用ピンが挿通可能な孔部、及び同
じく前記金属板の両側端縁に沿って、前記孔部とは異な
る位置に、それぞれ所定のピッチ間隔で設けられる、前
記チップ搭載装置の搬送用突起が係合可能な係合部をエ
ッチングにより形成する工程と、前記工程により形成さ
れた基板支持部を、前記枠部との間に形成される断面略
円弧状のコーナ部よりも高い位置に前記基板に接する部
位が形成されるように、曲げ加工する工程とを具備する
ことを特徴とする基板輸送用治具の製造方法を提供す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいてさらに詳しく説明する。図1は、本発明の一
の実施形態に係る基板輸送用治具を示す平面図であり、
図2は、図1のA−A部断面図、図3は、底面図であ
る。これらの図に示したように、本実施形態に係る基板
輸送用治具は、1枚の金属板10からなる。但し、後述
するように2枚以上の金属薄板を積層した構造を採用す
ることもできる。基板輸送用治具の幅、長手方向長さ及
び厚さ、すなわち、金属板10の幅、長手方向長さ及び
厚さは、チップ搭載メーカが保有するチップ搭載装置の
搬送ラインの仕様に合わせて決定される。
【0010】金属板10の内方には、図1に示したよう
に、周囲に枠部20を設けて区画される基板収容領域3
0が形成されている。この基板収容領域30は、平面視
で、その内部に収容される半導体チップ搭載前の基板の
大きさ・形状にほぼ沿った大きさ・形状に形成されてい
る。すなわち、例えば、平面視で略四角形の基板が収容
されるとすれば、本実施形態のように、基板収容領域3
0は、四辺の長さが、該基板の対応する四辺の長さとほ
ぼ同じ長さを有する略四角形に形成される。それによ
り、基板収容領域30を形成する枠部20と収容される
基板との間にほとんど隙間を生じさせることなく、基板
収容領域30内に基板を収容することが可能となるた
め、輸送途中の振動により、基板が基板収容領域30内
において縦横に揺動することを防止することができる。
【0011】基板収容領域30内には、図1及び図2に
示したように、枠部20の上面よりも低い位置に、該枠
部20から内方に向かって突出するように基板支持部4
0が設けられている。この基板支持部40は、後述する
ように、金属板10の表面側からなされるハーフエッチ
ングにより枠部20に対し直交する方向に突出形成され
た後、該枠部20との間に形成される断面略円弧状のコ
ーナ部50よりも高い位置に基板に接する部位40aが
形成されるように、曲げ加工されている。それにより、
基板をより安定させた状態で基板収容領域30内に収容
することが可能となる。すなわち、ハーフエッチングに
より基板支持部40を形成した場合、どうしても枠部2
0との間に断面略円弧状のコーナ部50が形成されるこ
とになる(図4(a)参照)ため、そのままでは、基板
の周縁がコーナ部50に当接することとなり、不安定な
状態で基板収容領域30内に収容されることになる。そ
のため、本実施形態では、その後、基板支持部40に対
し、上記のように曲げ加工を施し、それにより、基板1
00の周縁がコーナ部50に当接することを回避すると
共に、コーナ部50よりも高い位置に存する基板支持部
40の先端付近の部位40aが基板100の裏面に接し
て該基板を安定支持可能としている(図4(b)参
照)。
【0012】また、図1に示したように、基板収容領域
30を挟んで対向する一対の枠部20には、それぞれ外
方に向かって略コ字状に切り欠かれた切り欠き部60が
形成されている。かかる切り欠き部60により、基板収
容領域30の外方に空間が形成されるため、人の手によ
りあるいはロボットアームを用いて基板を両側から把持
した状態で基板収容領域30に収容することができる。
また、後述するように本実施形態の基板輸送用治具をチ
ップ搭載装置における基板搬送のための搬送治具として
用いた際には、チップ搭載装置の搬送ライン上におい
て、基板ピックアップ用のロボットアームを用いて、搬
送ライン上を搬送される基板輸送用治具から基板を取り
外すことも可能となる。なお、基板収容領域30を挟ん
で対向する他の一対の枠部20にも同様に、上記切り欠
き部60を形成してもよいことはもちろんである。
【0013】また、金属板10には、図1に示したよう
に、その両側端縁に沿って、それぞれ所定のピッチ間隔
で孔部70が設けられている。この孔部70は、チップ
搭載装置の搬送ライン上に設けられる位置決め用ピンが
挿通し得る大きさ・形状に形成され、また相互のピッチ
間隔も、上記位置決め用ピンのピッチ間隔に適合するよ
うに設定される。
【0014】また、金属板10には、同じくその両側端
縁に沿って、上記孔部70とは異なる位置に、それぞれ
所定のピッチ間隔で略V字状に切欠き形成された係合部
80が設けられている。この係合部80は、チップ搭載
装置の搬送ライン上に設けられる搬送用突起が係合し得
る大きさ・形状に形成され、また相互のピッチ間隔も、
上記搬送用突起のピッチ間隔に適合するように設定され
る。従って、かかる係合部80の形状は、上記した形状
に限定されるものではなく、例えば、略円形、略楕円
形、略四角形などの形状に形成され得る。
【0015】このように本実施形態の基板輸送用治具
は、上記した孔部70及び係合部80を有して構成され
るため、基板の輸送のみならず、チップ搭載装置におけ
る基板搬送のための搬送治具として用いることが可能で
ある。従って、輸送された基板をチップ搭載装置におけ
る基板搬送のためのキャリヤに載せ替えなくても、その
まま搬送ラインに載せることができる。
【0016】また、金属板10の裏面には、図3に示し
たように、両側端縁に沿ってそれぞれ略直線状の溝部9
0が形成されている。本実施形態の基板輸送用治具は、
この溝部90を形成することにより、薄型であっても反
りや歪みがほとんど生じることがなく、フラットな状態
を安定維持することができる。
【0017】次に、本実施形態に係る基板輸送用治具の
製造方法の一例を説明する。まず、第1の工程では、所
定の大きさ・形状に形成された金属板10の表面及び裏
面の所要の部分を耐エッチング材料で被覆する。ここ
で、金属板10の材質は、種々の金属材料から適宜選択
し得るが、本実施形態では、耐熱性、耐食性に優れたス
テンレス合金を用いている。なお、金属板10の両側端
縁に沿って形成される略V字状の係合部80は、素材と
しての金属製の板から金属板10を形成する際に、同時
に形成される。
【0018】第2の工程では、エッチング液として、例
えば塩化第二鉄エッチング液を用い、金属板10の表面
側から耐エッチング材料で被覆された部分以外の部分を
腐食溶解させて除去することにより、周囲に枠部20を
設けて区画された基板収容領域30を形成し、また、基
板支持部40、切り欠き部60及び孔部70を形成す
る。より具体的には、金属板10に形成される基板支持
部40は、ハーフエッチングにより形成し、それ以外の
部位である基板収容領域30、切り欠き部60及び孔部
70は、貫通エッチングにより形成する。
【0019】第3の工程では、上記エッチング液を用
い、金属板10の裏面側から耐エッチング材料で被覆さ
れた部分以外の部分を腐食溶解させて除去することによ
り、金属板10の両側端縁に沿ってそれぞれ略直線状の
溝部90を形成し、その後、金属板10の両面に付着さ
れていた耐エッチング材料を除去する。
【0020】第4の工程では、プレス機械などを用い、
金属板10の裏面側から、上記エッチング加工により形
成された基板支持部40を押圧することにより、該基板
支持部40の基板に接する部位40aが枠部20との間
に形成される断面略円弧状のコーナ部50よりも高い位
置に形成されるように、曲げ加工する。この際、各枠部
20に突設された基板支持部40同士が、異なる突出方
向長さ及び幅を有していると、曲げ具合に差が生じる。
そこで、本実施形態の基板支持部40は、図1に示した
ように、異なる枠部20に突設されたもの同士が、ほぼ
同一の突出方向長さと幅を有する突出片から構成されて
いる。それにより、プレスにより一度の押圧で、各突出
片同士が均一の曲げ角度になるよう基板支持部40を曲
げ加工することができる。
【0021】このように製造方法の一手段として、エッ
チング加工を採用することにより、バリや歪みの発生を
なくすことができると共に、加工コストの低廉化を図る
ことができるというメリットがあるが、上記した製造方
法は一例であり、これに限定されるものではないことは
もちろんである。例えば、金属板10の表面側及び裏面
側からそれぞれハーフエッチングすることにより、素材
としての金属製の板から、両側端縁に沿ってそれぞれ係
合部80を有する金属板10を形成し、また同時に、基
板収容領域30、切り欠き部60及び孔部70を形成す
ることもできる。また、図5に示したように、所定の形
状に形成された複数の金属薄板10a,10bを積層し
て構成される金属板10により、基板収容領域30及び
基板支部40が形成された構造のものを採用することも
できる。また、本実施形態では、金属板10に基板収容
領域30が一列に並んで形成されているが、例えば、図
6に示したように、かかる基板収容領域30が複数列に
並んで形成された構造のものを採用することもできる。
【0022】上記のように製造された本実施形態の基板
輸送用治具は以下のように使用される。すなわち、プリ
ント基板メーカにおいて製造された単体の基板が、枠部
20によって区画された各基板収容領域30に収容さ
れ、このように1つの基板輸送用治具に複数の基板を収
容した状態でチップ搭載メーカへ向けて輸送される。な
お、この輸送に際して、孔部70に長尺の固定用ピン
(図示せず)を挿通させることで、基板を収容した基板
輸送用治具を積み重ねた状態で輸送することも可能であ
る。
【0023】チップ搭載メーカに輸送された基板輸送用
治具は、上述したようにチップ搭載装置の位置決め用ピ
ンが挿通可能な孔部70と、チップ搭載装置の搬送用突
起が係合可能な係合部80を有して構成されるため、チ
ップ搭載装置における基板搬送のための搬送治具として
用いることが可能である。従って、輸送された基板をチ
ップ搭載装置における基板搬送のためのキャリヤに載せ
替えなくても、そのまま搬送ラインに載せることができ
る。そして、使用後には、廃棄することなく、基板輸送
用の治具として再利用することができる。
【0024】なお、上記した説明では、プリント基板メ
ーカからチップ搭載メーカへの基板の輸送に用いられる
ケースについて説明したが、本発明の基板輸送用治具
は、プリント基板の製造から集積回路(IC)の組み立
てまでを一環して行う工場などにおいても、その工場内
での基板の輸送用治具として、及びチップ搭載装置の搬
送ラインで用いられる搬送用治具として適用可能である
ことはもちろんである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板輸送
用治具によれば、単体の基板を輸送する輸送用治具とし
てのみならず、チップ搭載装置における基板搬送のため
の搬送用治具としての機能も兼ね備えることから、基板
を単体で供給可能とすると共に、輸送された基板をチッ
プ搭載装置における基板搬送のためのキャリヤに載せ替
えなくても、そのまま搬送ラインに載せることができ
る。また、本発明の基板輸送用治具の製造方法によれ
ば、上記した有用な基板輸送用治具を簡易かつ低コスト
で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施形態に係る基板輸送
用治具を示す平面図である。
【図2】図2は、図1のA−A部断面図である。
【図3】図3は、上記実施形態に係る基板輸送用治具を
示す底面図である。
【図4】図4は、上記実施形態において採用されている
基板支持部の構造を説明するための図である。
【図5】図5は、本発明の他の実施形態に係る基板輸送
用治具を示す部分断面図である。
【図6】図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る基
板輸送用治具を示す平面図である。
【符号の説明】
10 金属板 20 枠部 30 基板収容領域 40 基板支持部 50 コーナ部 60 切り欠き部 70 孔部 80 係合部 90 溝部 100 基板
フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA12 AB41 AC04 BA10A BB11A BC04A CA21 EE46 FC05 3E096 AA06 BA15 BB05 CA06 CB02 DA23 DC01 EA06 FA09 FA30 GA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップ搭載前の基板の輸送に用い
    られる基板輸送用治具であって、 金属板の内方に周囲に枠部を設けて区画される基板収容
    領域と、 該基板収容領域内において、前記枠部の上面よりも低い
    位置に、前記枠部から内方に向かって突設される基板支
    持部と、 前記金属板の両側端縁に沿って、それぞれ所定のピッチ
    間隔で設けられる、前記半導体チップを前記基板に搭載
    するチップ搭載装置の位置決め用ピンが挿通可能な孔部
    と、 同じく前記金属板の両側端縁に沿って、前記孔部とは異
    なる位置に、それぞれ所定のピッチ間隔で設けられる、
    前記チップ搭載装置の搬送用突起が係合可能な係合部と
    を具備することを特徴とする基板輸送用治具。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記基板収容領域を挟んで対
    向する一対の枠部に、それぞれ外方に向かって略コ字状
    に切り欠かれた切り欠き部が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の基板輸送用治具。
  3. 【請求項3】 前記基板収容領域は、平面視で前記基板
    の大きさ・形状にほぼ沿った大きさ・形状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の基板輸送用
    治具。
  4. 【請求項4】 前記基板支持部は、エッチングにより前
    記枠部に対し直交する方向に突出形成された後、該枠部
    との間に形成される断面略円弧状のコーナ部よりも高い
    位置に前記基板に接する部位が形成されるように、曲げ
    加工されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1に記載の基板輸送用治具。
  5. 【請求項5】 前記基板支持部は、異なる枠部に突設さ
    れたもの同士が、ほぼ同一の突出方向長さと幅を有する
    突出片から構成されていることを特徴とする請求項4記
    載の基板輸送用治具。
  6. 【請求項6】 前記金属板の裏面に、両側端縁に沿って
    それぞれ略直線状の溝部が形成されていることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか1に記載の基板輸送用治
    具。
  7. 【請求項7】 半導体チップ搭載前の基板の輸送に用い
    られる基板輸送用治具の製造方法であって、 金属板の内方に周囲に枠部を設けて区画される基板収容
    領域、該基板収容領域内において、前記枠部の上面より
    も低い位置に、前記枠部から内方に向かって突設される
    基板支持部、前記金属板の両側端縁に沿って、それぞれ
    所定のピッチ間隔で設けられる、前記半導体チップを前
    記基板に搭載するチップ搭載装置の位置決め用ピンが挿
    通可能な孔部、及び同じく前記金属板の両側端縁に沿っ
    て、前記孔部とは異なる位置に、それぞれ所定のピッチ
    間隔で設けられる、前記チップ搭載装置の搬送用突起が
    係合可能な係合部をエッチングにより形成する工程と、 前記工程により形成された基板支持部を、前記枠部との
    間に形成される断面略円弧状のコーナ部よりも高い位置
    に前記基板に接する部位が形成されるように、曲げ加工
    する工程とを具備することを特徴とする基板輸送用治具
    の製造方法。
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