JP2003011893A - アジマス推進器 - Google Patents

アジマス推進器

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JP2003011893A
JP2003011893A JP2001199415A JP2001199415A JP2003011893A JP 2003011893 A JP2003011893 A JP 2003011893A JP 2001199415 A JP2001199415 A JP 2001199415A JP 2001199415 A JP2001199415 A JP 2001199415A JP 2003011893 A JP2003011893 A JP 2003011893A
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opening
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Katsunori Tsuboguchi
克則 坪口
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アジマス推進器全体を回動させなくても船体
の方位(直進性)を維持でき、旋回時における操舵力が
より一層向上するアジマス推進器を提供する。 【解決手段】 プロペラ5を備えたアジマス・ポッド2
が整流材4の下端部に固着され、船底に対しアジマス・
ポッド2及び整流材4が一体となって鉛直軸廻りに旋回
可能に取り付けられたアジマス推進器10Aにおいて、
整流材4に補助操舵部材として後方フラップ6を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶の船底部に取
り付けられて、推進及び操舵に用いられるアジマス推進
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な船舶においては、船尾に
別体のプロペラと舵とを備えており、一方のプラペラに
よって推進力を発生し、他方の舵によって旋回等の操舵
を行うように構成されている。しかし、近年において
は、上述した推進用のプロペラと操舵用の舵部とが一体
化され、船体に対して全体が鉛直軸廻りに旋回可能に取
り付けられたアジマス推進器、または、アジマスプロペ
ラ(Azimuth Propeller)と呼ばれる装置が開発されて
いる。
【0003】ここで、図10及び図11に基づいて従来
のアジマス推進器の構成を簡単に説明する。なお、図1
0はアジマス推進器の取付状況を示す船舶(船尾部分)
の略図、図11(a)はアジマス推進器の右側面図、図
11(b)は図11(a)のF−F断面図であり、図中
の符号1は船底後部、2はアジマス・ポッド、3は支
柱、4は整流材、5はプロペラ、10はアジマス推進器
である。
【0004】アジマス推進器10は、支柱3を介して、
船底後部1に対し回動自在に取り付けられている。アジ
マス推進器10は、推進力を発揮するプロペラ5を後方
または前方に備え、内部にプロペラ駆動機構(図示省
略)を内蔵したアジマス・ポッド2と、該アジマス・ポ
ッド2の上部に一体に固着され、断面を流線形とした整
流材4とを具備して構成される。整流板4の上部には鉛
直方向の支柱3が取り付けられ、該支柱3の上端部側が
船体側に設けられた旋回駆動機構(図示省略)に連結さ
れて、支柱3、整流板4、アジマス・ポッド2及びプロ
ペラ5を一体的に回動させるようになっている。このよ
うに構成されたアジマス推進器10では、プロペラ5の
回転によって推進力が発生して船舶を走行させ、船底後
部1に対して全体を回動させることによって操舵機能が
得られ、船舶の進行方向を変換することができる。な
お、プロペラ5の駆動力を出力するモータについては、
アジマス・ポッド2内に設置されたもの、あるいは船体
側に設置されたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のアジマス推進器10は、船体の方位(直進性)
を維持するため、支柱3を比較的小さな角度範囲で頻繁
に回動させ、プロペラ5の向きを変えることによって微
調整する必要があった。そして、旋回時においては、支
柱3を特に大きな角度まで回転させてプロペラ5の向き
を変える必要があり、また、緊急停止時においては、プ
ロペラ5を逆回転させることによって船体を停止させて
いる。このため、全体が大きくて重いアジマス推進器1
0を回動させるためには大掛かりな駆動機構を頻繁に動
作させる必要があり、消費動力の低減、耐久性の向上及
びコストの低減などといった観点からより一層の改善が
望まれていた。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、アジマス推進器全体を回動させなくても船体の方
位を維持でき、また、旋回時には操舵力がより一層向上
するアジマス推進器の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
アジマス推進器は、プロペラを備えたアジマス・ポッド
が整流材の下端部に固着され、船底に対し前記アジマス
・ポッド及び前記整流材が一体となって鉛直軸廻りに旋
回可能に取り付けられたアジマス推進器において、前記
整流材に補助操舵部材を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0008】このようなアジマス推進器によれば、整流
材に補助操舵部材を設けたので、該操舵補助部材の操作
によって、船体の方位を維持することができ、また、旋
回時には操舵力をより一層向上させることができる。す
なわち、アジマス推進器全体を全く回動させなくても船
体の方位を維持でき、かつ、アジマス推進器全体の回動
角度を従来より小さくしても船体に所望の旋回をさせる
ことができる。
【0009】請求項1記載のアジマス推進器において
は、前記補助操舵部材が、前記整流材の後縁部に回動可
能に取り付けられた鉛直方向の後方フラップであること
が好ましく、これにより、後方フラップの操作により、
船体の方向維持及び操舵力の向上が可能になる。(請求
項2)
【0010】請求項1記載のアジマス推進器において
は、前記補助操舵部材が、前記整流材の前縁部に回動可
能に取り付けられた鉛直方向の前方フラップであること
が好ましく、これにより、前方フラップの操作により、
船体の方向維持及び操舵力の向上が可能になる。(請求
項3)
【0011】請求項1記載のアジマス推進器において
は、前記補助操舵部材が、前記整流材の前縁部及び後縁
部にそれぞれ回動可能に取り付けられた鉛直方向の前方
フラップ及び後方フラップであることが好ましく、これ
により、前方フラップ及び後方フラップの操作により、
船体の方向維持及び操舵力の向上が可能になる。(請求
項4)
【0012】請求項1記載のアジマス推進器において
は、前記補助操舵部材が、前記アジマス・ポッドの下方
に突設した垂直安定板の後縁部に回動可能に取り付けら
れた鉛直方向の後方フラップであることが好ましく、こ
れにより、後方フラップを操作することにより、船体の
方向維持及び操舵力の向上が可能になる。(請求項5)
【0013】請求項1記載のアジマス推進器において
は、前記補助操舵部材が、前記整流材の両側壁部にそれ
ぞれ独立して開閉可能に取り付けられた鉛直方向の開閉
フラップであることが好ましく、これにより、開閉フラ
ップを操作することにより、船体の方向維持及び操舵力
の向上が可能になる。(請求項6) この場合、緊急停止時に前記開閉フラップを全開するこ
とにより、抵抗が発生して船体の速度を低下させるの
で、プロペラにかかる負荷を低減することができる。
(請求項7)
【0014】請求項1記載のアジマス推進器において
は、請求項2から4のいずれかに記載の補助操舵部材
と、請求項6または7記載の補助操舵部材とを併設して
もよく、これにより、単独で設けられた前方フラップま
たは後方フラップ、あるいは併設された前方フラップ・
後方フラップの操作によって得られる船体の方向維持機
能及び操舵力向上と、開閉フラップの操作によって得ら
れる船体の方向維持機能及び操舵力の向上とが協働し
て、より一層の方向維持機能及び操舵力向上が可能にな
る。また、緊急停止時に前記開閉フラップを全開するこ
とにより、抵抗が発生して船体の速度を低下させるの
で、プロペラにかかる負荷を低減することも可能とな
る。(請求項8)
【0015】請求項5記載のアジマス推進器において
は、前記垂直安定板の両側壁部にそれぞれ独立して開閉
可能に取り付けられた鉛直方向の開閉フラップを設けて
もよく、これにより、後方フラップの操作によって得ら
れる船体の方向維持機能及び操舵力向上と、開閉フラッ
プの操作によって得られる船体の方向維持機能及び操舵
力の向上とが協働して、より一層の方向維持機能及び操
舵力向上が可能になる。また、緊急停止時に前記開閉フ
ラップを全開することによって、抵抗が発生して船体の
速度を低下させるので、プロペラにかかる負荷を低減す
ることも可能となる。(請求項9)
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアジマス推進
器の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示す
第1の実施形態において、図中の符号1は船底後部、2
はアジマス・ポッド、3は支柱、4は整流材、5はプロ
ペラ、6は後方フラップ、10Aはアジマス推進器であ
る。アジマス推進器10Aは、支柱3を介して、船底後
部1に対し回動自在に取り付けられている。ここでの船
底後部1とは、船舶の前進方向に対して船体の後方側と
なる船底のことである。
【0017】アジマス推進器10Aは、水流を後方へ送
出することで推進力を発揮するプロペラ5が後方または
前方(図示の例では後方)に設けられ、内部にプロペラ
駆動機構(図示省略)を内蔵したアジマス・ポッド2を
備えている。アジマス・ポッド2の上部には、断面を流
線形とした整流材4が一体的に固着されている。整流板
4の上部には鉛直方向の支柱3が取り付けられ、該支柱
3の上端部側が船体側に設けられた図示省略の旋回駆動
機構に連結されて、支柱3、整流板4、アジマス・ポッ
ド2及びプロペラ5を一体的に回動させるように構成さ
れている。なお、プロペラ5の駆動力を出力するモータ
については、アジマス・ポッド2内に設置されたもの
と、船体側に設置されたものとがある。
【0018】このアジマス推進器10Aには、整流材4
の後縁部4aに、補助操舵部材として後方フラップ6を
設けてある。後方フラップ6は、鉛直方向に細長い略板
状の部材である。この後方フラップ6は、前端部側が整
流板4に対して鉛直方向の回動軸7をもって回動可能に
支持され、フラップ後縁部6a側が水平方向において左
右に揺動するように構成されている。後方フラップ6を
揺動させるための駆動機構(図示省略)は、整流材4の
内部に一部または全体が格納されており、その動作につ
いては、アジマス推進器10Aと連動した制御がなされ
る。すなわち、後方フラップ6の揺動時期、揺動方向及
び揺動角度は、アジマス推進器10Aの旋回角度や推進
力などと連動して制御される。
【0019】このように構成されたアジマス推進器10
Aは、プロペラ5の回転によって発生する推進力で船舶
を走行させ、かつ、船底後部1に対して全体を回動させ
ることによって操舵機能を得て船舶の進行方向を変換す
ることができる。また、船舶が一定の方向へ走行する場
合には、後方フラップ6を適宜揺動させることで船体の
方位を維持することができる。すなわち、大掛かりな駆
動機構によってアジマス推進器10A全体を小さな角度
範囲で旋回させなくても、アジマス推進器10Aと比較
して形状及び重量が各段に小さい後方フラップ6の操作
のみで、良好な直進性が得られるようになる。
【0020】そして、船舶が旋回する時には、アジマス
推進器10Aの旋回に加えて、旋回方向に応じていずれ
か一方へ後方フラップ6を回転させれば、アジマス推進
器10A単独操舵よりも操舵力を向上させることができ
る。すなわち、アジマス推進器10Aの操舵角度を、ア
ジマス推進器10Aの単独操舵時より小さな操舵角度と
しても、同様の操舵力を得て所望の旋回を行うことがで
きる。あるいは、比較的小さな旋回角度(大きな旋回半
径)の旋回であれば、アジマス推進器10Aを全く旋回
させることなしに、後方フラップ6のみを操作して必要
な操舵力を得ることもできる。なお、船舶の旋回時にお
ける後方フラップ6の回転方向は、アジマス推進器10
Aと同方向、すなわち、船舶が進行方向の右側へ旋回す
る場合には、アジマス推進器10Aの後縁部4aが進行
方向右側へ回転させられ、かつ、後方フラップ6のフラ
ップ後縁部6aも進行方向右側へ回転させられる。
【0021】続いて、本発明の第2の実施形態を図2に
基づいて説明する。この場合、図中の符号1は船底後
部、2はアジマス・ポッド、3は支柱、4は整流材、5
はプロペラ、8は前方フラップ、10Bはアジマス推進
器であり、上述した第1の実施形態と同一部分には同じ
符号を付し、その詳細な説明は省略する。この実施形態
では、アジマス推進器10Bにおける整流材4の前縁部
4bに、補助操舵部材として前方フラップ8を設けてあ
る。前方フラップ8は、鉛直方向に細長い略板状の部材
であり、前縁部4bよりも前方へ突出して取り付けられ
ている。この前方フラップ8は、後端部側が整流板4に
対して鉛直方向の回動軸9をもって回動可能に支持さ
れ、フラップ前縁部8a側が水平方向において左右に揺
動するように構成されている。前方フラップ8を揺動さ
せるための駆動機構(図示省略)は、整流材4の内部に
一部または全体が格納されており、その動作について
は、アジマス推進器10Bと連動した制御がなされる。
すなわち、前方フラップ8の揺動時期、揺動方向及び揺
動角度は、アジマス推進器10Bの旋回角度や推進力な
どと連動して制御される。
【0022】このような構成としても、アジマス推進器
10Bは、プロペラ5の回転によって発生する推進力で
船舶を走行させ、かつ、船底後部1に対して全体を回動
させることによって操舵機能を得て船舶の進行方向を変
換することができる。なお、前方フラップ8を採用すれ
ば、前述した後方フラップ6と比較して、プロペラ5に
より発生する水流の影響を受けにくいという利点があ
る。また、船舶が一定の方向へ走行する場合には、前方
フラップ8を適宜揺動させることで船体の方位を維持す
ることができる。すなわち、大掛かりな駆動機構によっ
てアジマス推進器10B全体を小さな角度範囲で旋回さ
せなくても、アジマス推進器10Bと比較して形状及び
重量が各段に小さい前方フラップ8の操作のみで、良好
な直進性が得られるようになる。
【0023】そして、船舶が旋回する時には、アジマス
推進器10Bの旋回に加えて、旋回方向に応じていずれ
か一方へ前方フラップ8を回転させれば、アジマス推進
器10B単独操舵よりも操舵力を向上させることができ
る。すなわち、アジマス推進器10Bの操舵角度を、ア
ジマス推進器10Bの単独操舵時より小さな操舵角度と
しても、同様の操舵力を得て所望の旋回を行うことがで
きる。あるいは、比較的小さな旋回角度(大きな旋回半
径)の旋回であれば、アジマス推進器10Bを全く旋回
させることなしに、前方フラップ8のみを操作して必要
な操舵力を得ることもできる。なお、船舶の旋回時にお
ける前方フラップ8の回転方向は、アジマス推進器10
Bと同方向、すなわち、船舶が進行方向の右側へ旋回す
る場合には、アジマス推進器10Bの後縁部4aが進行
方向右側へ回転させられ、かつ、前方フラップ8のフラ
ップ前縁部8aも進行方向右側へ回転させられる。
【0024】続いて、本発明の第3の実施形態を図3に
基づいて説明する。この場合、図中の符号1は船底後
部、2はアジマス・ポッド、3は支柱、4は整流材、5
はプロペラ、6は後方フラップ、8は前方フラップ、1
0Cはアジマス推進器であり、上述した第1及び第2の
実施形態と同一部分には同じ符号を付し、その詳細な説
明は省略する。この実施形態では、アジマス推進器10
Cにおける整流材4の後縁部4a及び前縁部4bに、補
助操舵部材としてそれぞれ後方フラップ6及び前方フラ
ップ8を設けてある。すなわち、上述した第1の実施形
態の後方フラップ6と、第2の実施形態の前方フラップ
8とを併設したものである。後方フラップ6及び前方フ
ラップ8の動作については、アジマス推進器10Cと連
動した制御がなされる。すなわち、前方フラップ6及び
後方フラップ8の揺動時期、揺動方向及び揺動角度は、
アジマス推進器10Cの旋回角度や推進力などと連動し
て制御される。
【0025】このような構成としても、アジマス推進器
10Cは、プロペラ5の回転によって発生する推進力で
船舶を走行させ、かつ、船底後部1に対して全体を回動
させることによって操舵機能を得て船舶の進行方向を変
換することができる。また、船舶が一定の方向へ走行す
る場合には、後方フラップ6及び前方フラップ8を適宜
揺動させることで船体の方位を維持することができる。
すなわち、大掛かりな駆動機構によってアジマス推進器
10C全体を小さな角度範囲で旋回させなくても、アジ
マス推進器10Cと比較して形状及び重量が各段に小さ
い後方フラップ6及び前方フラップ8の操作のみで、良
好な直進性が得られるようになる。
【0026】そして、船舶が旋回する時には、アジマス
推進器10Cの旋回操作に加えて、船舶の旋回方向に応
じていずれか一方へ後方フラップ6及び前方フラップ8
を回転させれば、アジマス推進器10C単独操舵よりも
操舵力を向上させることができる。すなわち、アジマス
推進器10Cの操舵角度を、アジマス推進器10Cの単
独操舵時より小さな操舵角度としても、同様の操舵力を
得て所望の旋回を行うことができる。あるいは、比較的
小さな旋回角度(大きな旋回半径)の旋回であれば、ア
ジマス推進器10Cを全く旋回させることなしに、後方
フラップ6及び前方フラップ8のみを操作して必要な操
舵力を得ることもできる。なお、船舶の旋回時における
後方フラップ6及び前方フラップ8の回転方向について
は、アジマス推進器10Cと同方向、すなわち、船舶が
進行方向の右側へ旋回する場合には、アジマス推進器1
0Cの後縁部4aが進行方向右側へ回転させられ、後方
フラップ6の後縁部6aも進行方向右側へ回転させら
れ、さらに、前方フラップ8のフラップ前縁部8aも進
行方向右側へ回転させられる。
【0027】ところで、上述した第3の実施形態では、
船舶を緊急停止させる場合においても後方フラップ6及
び前方フラップ8を有効利用することができる。すなわ
ち、船舶の進行方向に対し、後方フラップ6及び前方フ
ラップ8をそれぞれ左右反対側へ90度程度回転させる
ことによって、船舶の進行方向と略直交する板状の抵抗
体が形成されるので、船舶の緊急停止距離を短縮するこ
とができる。
【0028】続いて、本発明の第4の実施形態を図4に
基づいて説明する。この場合、図中の符号1は船底後
部、2はアジマス・ポッド、3は支柱、4は整流材、5
はプロペラ、10Dはアジマス推進器、11L,11R
は開閉フラップであり、上述した第1〜第3の実施形態
と同一部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略
する。この実施形態では、アジマス推進器10Dにおけ
る整流材4の両側壁部に、補助操舵部材としてそれぞれ
開閉フラップ11L,11Rを設けてある。開閉フラッ
プ11L,11Rの動作については、アジマス推進器1
0Dと連動した制御がなされる。すなわち、左右一対設
けた開閉フラップ11L,11Rは、その揺動時期、揺
動方向及び揺動角度がアジマス推進器10Dの旋回角度
や推進力などと連動して制御される。なお、図中の符号
11aは、開閉フラップ11L,11Rの開閉動作を支
持する軸である。
【0029】このような構成としても、アジマス推進器
10Dは、プロペラ5の回転によって発生する推進力で
船舶を走行させ、かつ、船底後部1に対して全体を回動
させることによって操舵機能を得て船舶の進行方向を変
換することができる。また、船舶が一定の方向へ走行す
る場合には、開閉フラップ11L,11Rを適宜揺動さ
せることで船体の方位を維持することができる。すなわ
ち、大掛かりな駆動機構によってアジマス推進器10D
全体を小さな角度範囲で旋回させなくても、アジマス推
進器10Dと比較して形状及び重量が各段に小さい開閉
フラップ11L,11Rの操作のみで、良好な直進性が
得られるようになる。
【0030】そして、船舶が旋回する時には、アジマス
推進器10Dの旋回操作に加えて、船舶の旋回方向に応
じていずれか一方の開閉フラップ11L,11Rを回転
させて開けば、アジマス推進器10D単独操舵よりも操
舵力を向上させることができる。すなわち、アジマス推
進器10Dの操舵角度を、アジマス推進器10Dの単独
操舵時より小さな操舵角度としても、同様の操舵力を得
て所望の旋回を行うことができる。あるいは、比較的小
さな旋回角度(大きな旋回半径)の旋回であれば、アジ
マス推進器10Dを全く旋回させることなしに、開閉フ
ラップ11L,11Rのみを操作して必要な操舵力を得
ることもできる。
【0031】船舶の旋回時における開閉フラップ11
L,11Rの開閉操作について具体的に説明すると、旋
回するアジマス推進器10Dの外側、すなわち旋回半径
の中心から遠い側壁部側に設けられた一方の開閉フラッ
プを開き、中心から近い側壁部側の他方は閉じたままと
する。従って、船舶が進行方向の右側へ旋回する場合に
は、アジマス推進器10Dにおける整流材4の左側壁部
に取り付けられた開閉フラップ11Lを開き、右側壁部
の開閉フラップ11Rは閉じたままとなる。
【0032】さらに、上述した第4の実施形態では、船
舶を緊急停止させる場合においても開閉フラップ11
L,11Rを有効利用することができる。すなわち、緊
急停止時に開閉フラップ11L,11Rを90度程度に
全開することで、船舶の進行方向に対し、開閉フラップ
11L,11Rが船舶の進行方向と略直交する板状の抵
抗体となり、船舶の緊急停止距離を短縮することができ
る。なお、整流材4の両側壁部に開閉フラップ11L,
11Rを設ける構造は、上述した整流材4の後縁部4a
または前縁部4bにフラップを設ける構造と比較して、
構造上大きな設置スペースを確保しやすいことから、設
計が容易になるという利点がある。
【0033】続いて、本発明の第5の実施形態を図5に
基づいて説明する。この場合、図中の符号2はアジマス
・ポッド、4は整流材、5はプロペラ、10Eはアジマ
ス推進器、12は垂直安定板(フィン)、13は後縁フ
ラップであり、上述した第1〜第4の実施形態と同一部
分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。な
お、図5においては、アジマス推進器10Eの上部、す
なわち船底後部1及び支柱3の図示が省略されている。
【0034】この実施形態では、アジマス・ポッド2の
下部に整流材として垂直安定板12が突設され、同垂直
安定板12の後縁部12aに、補助操舵部材として後方
フラップ13を設けてある。すなわち、アジマス・ポッ
ド2の下部にも整流材4と同様の機能を発揮する垂直安
定板12を設け、この垂直安定板12に後方フラップ1
3を設けた構成となっている。後方フラップ13は、第
1の実施形態で説明した整流板4の後方フラップ6と同
様に、鉛直方向に細長い略板状の部材である。この後方
フラップ13は、前端部側が垂直安定板12に対し鉛直
方向の回動軸(図示省略)をもって回動可能に支持さ
れ、フラップ後縁部13a側が水平方向において左右に
揺動するように構成されている。後方フラップ13を揺
動させるための駆動機構(図示省略)は、垂直安定板1
2の内部に一部または全体が格納されており、その動作
については、アジマス推進器10Eと連動した制御がな
される。すなわち、後方フラップ13の揺動時期、揺動
方向及び揺動角度は、アジマス推進器10Eの旋回角度
や推進力などと連動して制御される。
【0035】このように構成されたアジマス推進器10
Eは、プロペラ5の回転によって発生する推進力で船舶
を走行させ、かつ、船底後部1に対して垂直安定板12
を含むアジマス推進器10E全体を回動させることによ
って操舵機能を得て、船舶の進行方向を変換することが
できる。また、船舶が一定の方向へ走行する場合には、
後方フラップ13を適宜揺動させることで船体の方位を
維持することができる。すなわち、大掛かりな駆動機構
によってアジマス推進器10E全体を小さな角度範囲で
旋回させなくても、アジマス推進器10Eと比較して形
状及び重量が各段に小さい後方フラップ13の操作のみ
で、良好な直進性が得られるようになる。
【0036】そして、船舶が旋回する時には、アジマス
推進器10Eの旋回に加えて、旋回方向に応じていずれ
か一方へ後方フラップ13を回転させれば、アジマス推
進器10E単独操舵よりも操舵力を向上させることがで
きる。すなわち、アジマス推進器10Eの操舵角度を、
アジマス推進器10Eの単独操舵時より小さな操舵角度
としても、同様の操舵力を得て所望の旋回を行うことが
できる。あるいは、比較的小さな旋回角度(大きな旋回
半径)の旋回であれば、アジマス推進器10Eを全く旋
回させることなしに、後方フラップ13のみを操作して
必要な操舵力を得ることもできる。なお、船舶の旋回時
における後方フラップ13の回転方向は、アジマス推進
器10Eと同方向、すなわち、船舶が進行方向の右側へ
旋回する場合には、アジマス推進器10Eの後縁部4a
が進行方向右側へ回転させられ、かつ、後方フラップ1
3のフラップ後縁部13aも進行方向右側へ回転させら
れる。
【0037】このように、アジマス・ポッド2の下方に
固定した垂直安定板12は、船底からの距離が大きくな
るため、後方フラップ13を設けて操舵をしても船底付
近における水流の乱れを最小限にできるという利点があ
る。また、垂直安定板12に後方フラップ13を設ける
場合、垂直安定板12及びその内部にスペースを確保し
やすいという構造上の利点があるため、設計が容易にな
る。
【0038】続いて、本発明の第6の実施形態を図6に
基づいて説明する。この場合、図中の符号1は船底後
部、2はアジマス・ポッド、3は支柱、4は整流材、5
はプロペラ、6は後方フラップ、10Fはアジマス推進
器、11L,11Rは開閉フラップであり、上述した第
1〜第4の実施形態と同一部分には同じ符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。この実施形態は、上述した第
1の実施形態及び第4の実施形態を組み合わせたもので
あり、補助操舵部材として後方フラップ6及び開閉フラ
ップ11L,11Rを設けてある。後方フラップ6及び
開閉フラップ11L,11Rの動作については、アジマ
ス推進器10Fと連動した制御がなされる。
【0039】このような構成とすれば、アジマス推進器
10Fは、プロペラ5の回転によって発生する推進力で
船舶を走行させ、かつ、船底後部1に対して全体を回動
させることによって操舵機能を得て船舶の進行方向を変
換することができる。また、船舶が一定の方向へ走行す
る場合には、後方フラップ6及び開閉フラップ11L,
11Rを適宜揺動させることによって、船体の方位を維
持することができ、良好な直進性が得られるようにな
る。そして、船舶が旋回する時には、アジマス推進器1
0Fの旋回操作に加えて、船舶の旋回方向に応じて後方
フラップ6及び開閉フラップ11L,11Rを操作すれ
ば、アジマス推進器10F単独操舵よりも操舵力をさら
に向上させることができる。すなわち、アジマス推進器
10Fの操舵角度を、アジマス推進器10Fの単独操舵
時よりさらに小さな操舵角度としても、同様の操舵力を
得て所望の旋回を行うことができる。あるいは、比較的
小さな旋回角度(大きな旋回半径)の旋回であれば、ア
ジマス推進器10Fを全く旋回させることなしに、後方
フラップ6及び開閉フラップ11L,11Rのみを操作
して必要な操舵力を得ることもできる。
【0040】船舶の旋回方向と後方フラップ6及び開閉
フラップ11L,11Rの具体的な操作については、上
述した第1及び第4の実施形態の場合と同様であり、両
者が協働することでより一層の直進性及び操舵力の向上
が期待できる。また、船舶を緊急停止させる場合におい
ても、開閉フラップ11L,11Rを90度程度に全開
することで、船舶の進行方向に対し略直交する板状の抵
抗体が形成されるので、船舶の緊急停止距離を短縮する
ことができる。
【0041】図7は、本発明の第7の実施形態を示すも
のであり、図2(b)に図4(b)の開閉フラップを加
えたものとなっている。すなわち、この実施形態のアジ
マス推進器10Gでは、図2に示した第2の実施形態
(前方フラップ8)と、図4に示した第4の実施形態
(開閉フラップ11L,11R)とが組み合わされた構
造を採用し、両者が協働することによって、より一層の
直進性及び操舵力の向上が期待できる。また、船舶を緊
急停止させる場合においても、開閉フラップ11L,1
1Rを90度程度に全開することで、船舶の進行方向に
対し略直交する板状の抵抗体が形成されるので、船舶の
緊急停止距離を短縮することができる。
【0042】図8は、本発明の第8の実施形態を示すも
のであり、図3(b)に図4(b)の開閉フラップを加
えたものとなっている。すなわち、この実施形態のアジ
マス推進器10Hでは、図1に示した第1の実施形態
(前方フラップ6)と、図2に示した第2の実施形態
(前方フラップ8)と、図4に示した第4の実施形態
(開閉フラップ11L,11R)とが組み合わされた構
造を採用し、両者が協働することによって、より一層の
直進性及び操舵力の向上が期待できる。また、船舶を緊
急停止させる場合においても、開閉フラップ11L,1
1Rを90度程度まで全開することに加えて、後方フラ
ップ6及び前方フラップ8を逆方向に操作することで、
船舶の進行方向に対し略直交する板状の抵抗体が2段階
に形成されるので、船舶の緊急停止距離をより短縮する
ことができる。
【0043】図9は、本発明の第9の実施形態を示すも
のであり、図5(b)に図4(b)の開閉フラップを加
えたものとなっている。すなわち、この実施形態のアジ
マス推進器10Iでは、図5に示した第5の実施形態
(垂直安定板12及び後方フラップ13)と、図4に示
した第4の実施形態(開閉フラップ11L,11R)と
が組み合わされた構造を採用し、両者が協働することに
よって、より一層の直進性及び操舵力の向上が期待でき
る。また、船舶を緊急停止させる場合においても、開閉
フラップ11L,11Rを90度程度に全開すること
で、船舶の進行方向に対し略直交する板状の抵抗体が形
成されるので、船舶の緊急停止距離を短縮することがで
きる。
【0044】このように、上述した本発明のアジマス推
進器によれば、補助操舵部材を設けたことにより、アジ
マス推進器全体を動作させなくても船舶の良好な直進性
を得ることができ、また、操舵力を向上させることもで
きる。また、開閉フラップ11L,11Rや後方フラッ
プ6及び前方フラップ8を併用することで、船舶の緊急
停止距離を短縮することも可能になる。なお、本発明の
構成は上述した実施形態に限定されるものではなく、た
とえば垂直安定板12にも前方フラップを取り付けるな
ど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更
することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明のアジマス推進器によれば、アジ
マス推進器の整流材に補助操舵部材を設けたので、アジ
マス推進器全体を動作させなくても、補助操舵部材の操
作によって船体の方位を維持でき、船舶の直進性を確保
することができる。また、補助操舵部材を操作すること
によってアジマス推進器の操舵力が向上するので、船舶
の旋回時においては、アジマス推進器全体の操舵角度を
小さくしても所望の旋回をすることが可能になる。従っ
て、アジマス推進器全体を動作させる場合と比較して操
作に要する動力を低減でき、コストの低減や耐久性の向
上といった顕著な効果を奏する。
【0046】このような補助操舵部材としては、整流材
に取り付ける後方フラップ、前方フラップ及び開閉フラ
ップと、整流板の機能を果たす垂直安定板に取り付ける
後方フラップと、これらを適宜組み合わせて取り付けた
ものが有効である。そして、後方フラップと前方フラッ
プとの組合せや開閉フラップは、進行方向と直交するよ
うに開くことで、船舶の緊急停止時にその停止距離を低
減する抵抗部材として利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアジマス推進器の第1の実施形
態を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)のA−
A断面図である。
【図2】 本発明に係るアジマス推進器の第2の実施形
態を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)のB−
B断面図である。
【図3】 本発明に係るアジマス推進器の第3の実施形
態を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)のC−
C断面図である。
【図4】 本発明に係るアジマス推進器の第4の実施形
態を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)のD−
D断面図である。
【図5】 本発明に係るアジマス推進器の第5の実施形
態を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)の底面
図である。
【図6】 本発明に係るアジマス推進器の第6の実施形
態を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)のE−
E断面図である。
【図7】 本発明に係るアジマス推進器の第7の実施形
態を示す要部断面図である。
【図8】 本発明に係るアジマス推進器の第8の実施形
態を示す要部断面図である。
【図9】 本発明に係るアジマス推進器の第9の実施形
態を示す底面図である。
【図10】 アジマス推進器を備えた船舶の船底後部付
近を示す側面図である。
【図11】 従来のアジマス推進器を示す図で、(a)
は側面図、(b)は(a)のF−F断面図である。
【符号の説明】
1 船底後部 2 アジマス・ポッド 3 支柱 4 整流材 5 プロペラ 6 後方フラップ(補助操舵部材) 8 前方フラップ(補助操舵部材) 10A〜I アジマス推進器 11L,11R 開閉フラップ 12 垂直安定板 13 後方フラップ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラを備えたアジマス・ポッドが
    整流材の下端部に固着され、船底に対し前記アジマス・
    ポッド及び前記整流材が一体となって鉛直軸廻りに旋回
    可能に取り付けられたアジマス推進器において、 前記整流材に補助操舵部材を設けたことを特徴とするア
    ジマス推進器。
  2. 【請求項2】 前記補助操舵部材が、前記整流材の後
    縁部に回動可能に取り付けられた鉛直方向の後方フラッ
    プであることを特徴とする請求項1記載のアジマス推進
    器。
  3. 【請求項3】 前記補助操舵部材が、前記整流材の前
    縁部に回動可能に取り付けられた鉛直方向の前方フラッ
    プであることを特徴とする請求項1記載のアジマス推進
    器。
  4. 【請求項4】 前記補助操舵部材が、前記整流材の前
    縁部及び後縁部にそれぞれ回動可能に取り付けられた鉛
    直方向の前方フラップ及び後方フラップであることを特
    徴とする請求項1記載のアジマス推進器。
  5. 【請求項5】 前記補助操舵部材が、前記アジマス・
    ポッドの下方に突設した垂直安定板の後縁部に回動可能
    に取り付けられた鉛直方向の後方フラップであることを
    特徴とする請求項1記載のアジマス推進器。
  6. 【請求項6】 前記補助操舵部材が、前記整流材の両
    側壁部にそれぞれ独立して開閉可能に取り付けられた鉛
    直方向の開閉フラップであることを特徴とする請求項1
    記載のアジマス推進器。
  7. 【請求項7】 前記開閉フラップは、緊急停止時に共
    に全開することを特徴とする請求項6記載のアジマス推
    進器。
  8. 【請求項8】 請求項2から4のいずれかに記載の補
    助操舵部材と、請求項6または7記載の補助操舵部材と
    を併設したことを特徴とする請求項1記載のアジマス推
    進器。
  9. 【請求項9】 前記垂直安定板の両側壁部にそれぞれ
    独立して開閉可能に取り付けられた鉛直方向の開閉フラ
    ップを設けたことを特徴とする請求項5記載のアジマス
    推進器。
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