JP2003011823A - 列車運行管理システム - Google Patents

列車運行管理システム

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JP2003011823A
JP2003011823A JP2001202916A JP2001202916A JP2003011823A JP 2003011823 A JP2003011823 A JP 2003011823A JP 2001202916 A JP2001202916 A JP 2001202916A JP 2001202916 A JP2001202916 A JP 2001202916A JP 2003011823 A JP2003011823 A JP 2003011823A
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computers
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Hideji Nishijima
英児 西島
Hiroshi Saotome
弘 早乙女
Katsumi Asai
克己 浅井
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】路線の統合的な監視・指令から各路線個別の監
視・指令までを柔軟に切替え可能なシステムを提供。 【解決手段】各計算機が、モニターと計算機間の接続関
係および計算機毎の担当路線の割り当てを管理する路線
構成管理部と、該当の担当路線に関する列車運行の監視
や指令を支援する統合監視指令部を備えて、設定された
路線割り当て情報に従って各統合監視指令部が列車運行
を監視や指令することによって、各モニターへ任意な組
合せ指定で路線を表示可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車の運行を管理
する鉄道運行管理システムに係り、特に、複数の路線
(線区)の運行を総合的に監視・指令するシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道運行管理システムでは、列車運行を
正常な状態に保つために各列車の運行状況を監視しなが
ら、必要に応じて乱れ回復のためにダイヤ変更等を指令
することが必要とされる。従来では、このような監視・
指令は路線毎に専用の端末を導入して、指令員が路線毎
に個別に実施していた。すなわち、路線毎に担当すべき
指令員をそれぞれ割り当てておき、それぞれの指令員が
自分の担当する路線に専念して監視・指令していた。
【0003】このような従来技術は、電気学会2000年1
月号「首都圏の高密度列車運行を管理するシステム」
(P.4-7)および特開平10-175549「列車運行管理システ
ム」に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術は、複
数の路線(線区)を扱う場合において、列車ダイヤの乱
れ状況に応じて指令員の適正な人材配置を行なえず、か
つ、複数の路線を見渡した監視・指令がしづらいという
課題があった。これらの課題は具体的には次のようなこ
とである。
【0005】各路線でダイヤ乱れがほとんどない場合で
は、指令などをほとんど行なうことがなく全路線の監視
だけを1人で十分に実施できる状況である。このような
全路線の監視では、特に、路線間の列車運行の調整が必
要となるので、路線間を見渡した列車運行状況の把握が
重要となってくる。この把握は、従来の方法では、路線
毎の監視画面を路線数分1つづつ確認することとなり、
全路線を見渡した監視や指令がしづらかった。これを簡
単に解決するために、全路線の監視・指令の端末を新た
に導入する方法は設備投資が大きくなってしまう。
【0006】一方、特定の路線でダイヤ乱れが発生した
場合には、その路線のダイヤ乱れ回復の指令を行なうの
に精一杯の状況となる。このために、ダイヤ乱れ中の路
線と残りの路線で担当を分けて、それぞれの担当範囲に
指令員を割り当てて実施することで対処すれば効率的な
作業となる。従来の方法では、このような担当範囲の割
り当ての変更が実施できないので、常に路線毎に専任の
指令員を配置したままであり、人材を無駄に配置せざる
を得なかった。
【0007】以上のように、従来技術は、複数の路線
(線区)を扱う場合でも路線毎に個別に監視・指令を行
っており、各路線が分離した単一路線と同等なシステム
であったと言える。
【0008】本発明の目的は、全路線の統合的な監視・
指令から各路線個別の監視・指令までを柔軟に切替え可
能なシステムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の統合監視・指令システムは次のように構
成する。各路線の統合的な監視指令を取り扱うために、
複数のモニターおよび複数の計算機を準備して、前記の
各モニターおよび各計算機間の接続配線を任意に切替え
可能なモニター切替装置にて接続しておき、さらに、前
記の各計算機を列車運行管理システムへ接続して構成す
る。前記列車運行管理システムは、複数の路線を対象に
して、各路線の列車運行を管理するために構成された分
散システムである。このような構成によって、例えば、
前記いずれかの計算機が複数のモニターを活用すること
で1つの大画面モニターのように扱うことも可能となっ
てくる。なお、ここでは、対象を各路線としたが、複数
の路線を1つのグループとして各グループ毎に制御の対
象としてもよい。また、路線を構成する部分路線を対象
としてもよい。
【0010】また、各モニターへ表示させる路線を任意
に割当て可能とするために、前記の各計算機の内部に、
路線構成管理部を設けておく。前記路線構成管理部は、
各モニターと各計算機間の接続関係を管理すると共に、
各計算機に表示や処理を担当させる路線の割り当てを管
理するものである。さらに、各計算機は、指定された前
記担当路線に従って、該当する担当路線に関する列車運
行の監視や指令を行なう統合監視指令部を備える。この
ような構成によって、各路線の監視指令を、前記いずれ
かの計算機に集中処理させたり、各計算機に分散処理さ
せたりすることが可能となる。
【0011】さて、前記路線構成管理部が、いずれかの
計算機上で、モニターと計算機間の接続関係または路線
の割り当ての変更を受け付けた時点で、以下の手順にて
各モニターへ表示させる路線の変更を実施する。 (1)各計算機間が該当の変更内容をデータ送受信する
ことによって、各計算機が保持する変更内容データを一
致化させる。 (2)変更された前記接続関係に従って、モニター切替
装置が実際にモニターと計算機間の配線の接続を切替え
る。 (3)各計算機内では、変更された担当路線に従って、
該当する路線に対する監視や指令に切替える。 このような方法によって、各モニターへ表示させる路線
を任意に切替えることが可能となる。
【0012】以上によって、複数のモニターへ自由自在
に好みの路線を映し出すことが可能となる。例えば、複
数の路線を全モニター(複数モニターを1つの大画面の
ように)へ同時に重ね合わせて表示させたり、単一の路
線を単独のモニターへ表示させたりすることも可能とな
る。
【0013】従って、当初1人が全路線を担当し、ある
路線でダイヤ乱れが発生した後に、1人がダイヤ乱れ中
の1路線を担当しもう1人が残りの路線を担当する、と
いう変更が実施できる。つまり、各路線のダイヤ乱れ状
況に応じて、指令員の人員を適正に調整して運用可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下に、本発明の
統合監視・指令システムにおいて、実施形態1を実現す
るための実施装置について説明する。本発明の実施形態
では、鉄道の路線数が3つの場合を例に挙げて、それぞ
れの路線名称がA路線、B路線、C路線として以下に示
す。 (A)ハード・ソフトウエア構成 図1は本実施形態の統合監視・指令システムを実現する
ための分散システム構成の概略を示す図である。図1に
おいて、各路線の運行管理部111〜113および計算
機131〜133はネットワーク120に接続される。
それぞれの運行管理部111〜113は対象とする路線
における列車の進路制御や列車ダイヤの管理等を行なう
ものである。計算機131〜133は各路線を統合的に
監視・指令するために、ネットワーク120を介して運
行管理部111〜113とデータをやりとりすることに
よって、列車の運行状況の表示やダイヤ変更等の指令の
受け付けを行なうものである。
【0015】また、計算機131〜133はそれぞれ、
3つのグラフィックポートを備えている。計算機131
はグラフィックポート161〜163を装備し、計算機
132と133も同様にグラフィックポート164〜1
66と167〜169を装備する。さらに、計算機13
1〜133はモニター切替装置140を介してモニター
151〜153と接続される。モニター切替装置140
は計算機131〜133のグラフィックポート161〜
169とモニター151〜153間の接続配線を自由に
切替えられるものである。つまり、グラフィックポート
161〜169のうちの3つを選択して、その3つに対
してモニター接続を有効にする。なお、モニター数や計
算機数は、路線数に合わせる必要はなく、路線の規模に
応じて選定してかまわない。図1の例では、モニター数
や計算機数共に3つに選定した。
【0016】図15は、複数台のモニターに対してモニ
ター接続の切替えを実現するためのモニター切替装置を
示す図である。モニター切替装置140は、3台の切替
制御部1501〜1503と指示分配部1511から構
成する。切替制御部1501〜1503はそれぞれ、モ
ニターと各計算機間と接続されている。モニターと各計
算機間の接続配線の組みは、151および161と16
4と167、152および162と165と168、1
53および163と166と169である。指示分配部
1511は外部から切替え指示の要求を受け付けるため
にネットワーク120に接続される。また、切替え指示
を伝えるために各切替制御部1501〜1503と接続
されている。各切替制御部1501〜1503は、図に
示す通り、スイッチ1521〜1523を切替ることに
よって、モニターと各計算機間との接続配線を任意に切
替え制御できる。指示分配部1511は受け取った切替
え指示データの内容に従って各切替制御部1501〜1
503に対して制御信号を出力する。
【0017】各切替制御部1501〜1503は、指示
分配部1511からの制御信号に従ってモニターに接続
すべき計算機を選択する。このように、指示分配部15
11が全体の切替え指示データを受け取った時に、切替
え指示データを分配して各切替制御部へ伝達すること
で、1回の切替え指示だけで、複数のモニターに対して
任意にかつ同時に接続切替えが可能となる。
【0018】図2は、図15に示すモニター切替装置1
40内部の接続配線の様子を強調させるために、その接
続配線を簡略に示した図である。図2のモニター切替装
置140内部の例では、接続配線201は計算機131
の1つ目の出力ポート161と1台目のモニター151
間の接続を有効にしており、接続配線202は計算機1
31の2つ目の出力ポート162と2台目のモニター1
51間の接続を有効にしており、接続配線203は出力
ポート163と3台目のモニター151間の接続を有効
にしていることを示す。このような接続配線によって、
計算機131の3つの出力ポート161〜163とそれ
ぞれのモニター151〜153間の接続が有効になって
おり、計算機132と133はどのモニターとも接続が
有効になっていない。
【0019】従って、計算機131内の表示イメージは
マルチモニター機能のように3台のモニター151〜1
53に映し出されることになる。マルチモニター機能と
は、大画面のように扱えるように、1台の計算機が複数
のモニターに同時に映し出すことを可能とする既存技術
である。
【0020】図3は計算機131〜133内のソフトウ
エア構成を示す図である。図3に示すように、ソフトウ
エアは、入力処理部301、通信処理部302、表示処
理部303、統合監視指令部311、運行管理データベ
ース312、路線構成管理部321、路線構成データベ
ース322、および、切替指示部323から構成する。
図3において、入力処理部301と通信処理部302お
よび表示処理部303は、通常の計算機が一般的に備え
ている処理であり、統合監視指令部311と運行管理デ
ータベース312は運行管理のアプリケーションソフト
ウエアに相当し、路線構成管理部321と路線構成デー
タベース322および切替指示部323は本発明を実現
するために設けた手段である。
【0021】入力処理部301は、キーボードやマウス
等の入力装置から入力されるデータを受け付ける部分で
ある。通信処理部302は、図1のネットワーク120
を介して、運行管理部111〜113および計算機13
1〜133とのデータの送受信を行なう部分である。表
示処理部303は、接続中のモニターを管理して表示解
像度を設定しておき、表示イメージを図1のモニター1
51〜153の少なくとも1つに映し出す部分である。
統合監視指令部311は、鉄道運行管理に関するアプリ
ケーションソフトウエアであり、例えば、列車運行図表
を表示したり、列車ダイヤ図を表示したり、ダイヤ乱れ
回復のためのダイヤ変更を支援したりする。
【0022】運行管理データベース312は、運行管理
に関するデータ、例えば、列車の現在位置のデータ、お
よび、列車ダイヤの計画や実績、路線図、等を格納する
データベースである。路線構成管理部321は、計算機
とモニターの接続および路線の構成を管理する部分であ
り、路線構成データベース322に対して読み出しや書
き込みを行なう。路線構成データベース322は、計算
機とモニターの接続状態および路線の構成状態を記憶し
ておくデータベースである。切替指示部323は、モニ
ター切替装置に対して切替え制御の指示をデータ送信す
る。切替え制御指示のデータは、通信処理部302へ送
信を要求することによって、ネットワーク120を経由
して指示分配部1511へ伝達される。
【0023】図4は、鉄道運行管理で取り扱う複数の路
線(線区)の例を示す図である。図4の例では、対象路
線が、A路線401、B路線402、C路線403の3
つの場合である。B路線402はA路線401と交差し
ており、C路線403もA路線401と交差している。
運行管理の監視・指令では、このような交差点(線区跨
り駅)を中心に路線間の調整を行なうことが重要となる
ので、これを例に挙げた。 (B)初期立ち上げ時の動作の流れ 各路線でダイヤ乱れがほとんどない状況において、1人
のユーザが3つの全路線を担当している場合を想定し
て、図3の各手段の動作の流れを説明する。
【0024】図5および図6は図3の路線構成データベ
ース322内に格納される各種テーブルの例を示す図で
ある。図5は各モニター151〜153と各計算機13
1〜133の接続状態を管理するための接続モニター管
理テーブルの例であり、データ項目とその内容の例を示
す。接続モニター管理テーブルは、第1欄をノード名5
01、第2欄を接続数502、第3欄を接続モニターリ
スト503、にて構成する。ノード名501の欄には、
各計算機のノード名を格納しておく。接続数502の欄
には、実在のモニターのうちで接続の有効なモニターの
総数を設定する。接続モニターリスト503の欄には、
各モニターの識別名を設定する。
【0025】図2に示す接続配線の場合には、データ内
容は第1行目510〜第3行目530に示す通りとな
る。ここで、図1の各計算機131〜133のノード名
を、ぞれぞれ、"PC1"、"PC2"、"PC3"と定義する。ま
た、モニター151〜153の識別名を、ぞれぞれ、"M
onitor1"、"Monitor2"、"Monitor3"と定義しておく。従
って、ノード名501の欄には、事前に"PC1"、"PC
2"、"PC3"を設定しておく。さて、図2の計算機131"
PC1"に各モニターが接続されているので、第1行目51
0は、第2欄に"3"、第3欄に"Monitor1,Monitor2,Moni
tor3"が設定される。図2の計算機132"PC2"にモニタ
ーが未接続な状態なので、第2行目520は、第2欄
に"0"、第3欄に"-"が設定される。第3行目530も、
第2行目520と同様の内容、"0"と"-"が設定される。
【0026】図6は、各計算機131〜133に担当さ
せる路線の割当てを管理するための路線割当テーブルの
例であり、データ項目とその内容の例を示す。図6にお
いて、ノード名601の欄は、各計算機のノード名を設
定しておく。路線数602の欄は、対象とする路線の総
数が設定される。路線リスト603の欄は、対象となる
路線名の一覧が設定される。図2に示す接続配線におい
て計算機131が全ての路線を対象にした場合には、デ
ータ内容は第1行目610〜第3行目630に示す通り
となる。ノード名601の欄は、501の欄と同様
に、"PC1"、"PC2"、"PC3"が設定される。また、図2の
計算機131"PC1"が全ての路線を対象にしているの
で、第1行目610は、第2欄に"3"、第3欄に"A路
線,B路線,C路線"が設定される。図2の計算機132"
PC2"がいずれの路線も対象としていないので、第2行目
620は、第2欄に"0"、第3欄に"-"が設定される。第
3行目630も、第2行目620と同様の内容、"0"と"
-"が設定される。
【0027】さて、図5の接続モニター管理テーブルが
設定または変更された計算機内(131〜133のいず
れか)で、切替指示部323が、設定されたデータ内容
に従って、モニター切替装置へ制御指示を送信する。前
記の図2の接続配線の例は、モニター切替装置が接続配
線の切替えを制御した後の状態を示したものである。図
5の設定例では、第1行目510に示す内容に従って、
計算機131内の切替指示部323が、図2の計算機1
31"PC1"が全てのモニターに接続されている状態とな
るように、モニター切替装置140に対して切替えの制
御内容を指示する。モニター切替装置140は、制御指
示通りに接続配線の切替えを実施する。このような切替
えによって、図2の接続配線の状態となっている。
【0028】また、計算機内131〜133の各表示処
理部303は、図5の接続モニター管理テーブル内に予
め設定されたデータ内容に従って、解像度やモニター数
などの設定を行なう。図5の設定例では、第1行目51
0に示す内容に従って、計算機131内の表示処理部3
03がマルチモニターの設定を行なう。マルチモニター
とは、1台の計算機が複数のモニターに表示可能とする
既存技術である。なお、接続されたモニター数が2台以
上の時には自動的にマルチモニターの設定を行なう。こ
の例では、マルチモニターの設定において、各モニター
を横一列に配置する。すなわち、左端がモニター15
1、中央がモニター152、右端がモニター153とな
る。
【0029】さらに、第2行目520および第3行目5
30に示す内容に従って、計算機132〜133内の表
示処理部303はモニター未接続状態とする。
【0030】さらに、計算機内131〜133の統合監
視指令部311は、図6の路線割当テーブルのデータ内
容に従って、運行状況表示の処理を行なう。図6の設定
例では、第1行目610のデータ内容に従って、図2の
計算機131"PC1"が全ての路線を対象にしているの
で、計算機131内の統合監視指令部311が全ての路
線に関する監視・指令の処理を行なう。この処理は、運
行管理データベース312から、A路線、B路線、およ
び、C路線に関するデータを取り込んで、それらのデー
タを表示すれば良い。運行管理データベース312は予
め路線毎に区分けされたテーブルで構成されているの
で、このようなことが可能となる。また、計算機132
〜133内の統合監視指令部311は、第2行目620
および第3行目630のデータ内容に従って、路線の表
示や処理をする必要がないので動作していない状態にし
ておく。
【0031】このような状態において、計算機131内
の統合監視指令部311が運行図表を表示している例は
図7に示す通りである。図7は図4の路線図の配置通り
に3つのモニター上へ表示領域を一杯に活用して表示し
ている様子である。図7の701の具体的な図例が図8
に示す通りである。図8は、各列車801〜802の現
在位置を把握するためのものである。図7の702と7
03も駅名811〜815が異なるだけで同様な図であ
る。
【0032】以上のように、1人のユーザが全路線を担
当している場合では、図7に示した大画面モニターのよ
うに表示させることによって、ユーザが全路線を一目で
確認できるようになり、路線間の交差する駅で調整がし
やすくなり、統合的な監視や指令が可能となる。 (C)路線構成切替え時の動作の流れ 前記の状況に続き、ダイヤ乱れが1つの路線で発生した
状況において、1人のユーザが乱れ中の路線を担当しも
う1人が残りの2つの路線を担当する場合を想定して、
本発明における路線構成切替え時の動作の流れを説明す
る。以下の例では、ダイヤ乱れの発生した路線をA路線
として説明する。路線構成の切替え例は、1台のモニタ
ーでA路線を個別に監視・指令して、残り2台のモニタ
ーでB路線とC路線を統合的に監視・指令することとす
る。
【0033】図9は、モニター接続および路線割当を変
更するための画面例であり、路線構成管理部321によ
って表示される。この状況(図2に示す接続状態)で
は、表示している路線構成管理部321は図2の計算機
131上のものである。図9の画面は、図5の接続モニ
ター管理テーブルおよび図6の路線割当テーブルを活用
すれば作成が可能である。すなわち、図9のモニター接
続構成901の列が図5の接続モニターリスト503の
欄に、ノード一覧902の列がノード名501および図
6のノード名601の欄に、また、路線構成903の列
が路線名リスト603の欄に相当する。図9の画面例で
は、現在の状態すなわち、図5および図6のテーブルの
内容がイメージ的に示されている。
【0034】図10は、モニター接続および路線構成を
変更した後の画面例である。図10の画面例では、モニ
ターイメージ"Monitor2"と"Monitor3"(図9の912と
913)を"PC1"の行から"PC3"の行(図10の1012
と1013)へ移動した結果を示す。また、路線リス
ト"B路線""C路線"(図9の922と923)も"PC1"
の行から"PC3"の行(図10の1022と1023)へ
移動した結果を示す。この変更の操作は、変更対象を指
定してドラッグ&ドロップで行なう。このような画面
は、ユーザの設定操作を簡単にすることはもちろんのこ
とであり、実際のモニターの配置に合わせて表示するこ
とによって、ユーザにとって視覚的に間違った設定をし
なくて済む効果がある。図9または図10の画面例で
は、モニターの配置を横一列の固定で表示してある。モ
ニターの配置で上下左右も可能とするためには、モニタ
ー間の相対的位置を示す「上」「下」「右」「左」を図
5の接続モニター管理テーブルに設ければ良い。これに
よって、画面表示では、相対的位置の情報を利用してモ
ニターを配置させながら表示が可能となる。
【0035】さて、計算機131内の路線構成管理部3
21は、図10の路線構成の変更に対応して、図5の接
続モニター管理テーブルおよび図6の路線割当テーブル
のデータ内容を更新する。図11が接続モニター管理テ
ーブルにおける更新後のデータ内容を示す。図11の例
では、第1行目1110に示すように、接続数502の
欄が"1"に、接続モニターリスト503の欄が"Monitor
1"に更新され、第3行目1130に示すように、接続数
502の欄が"2"に、接続モニターリスト503の欄が"
Monitor2,Monitor3"に更新される。また、図12が路線
割当テーブルにおける更新後のデータ内容を示す。図1
2の例では、第1行目1210に示すように、路線数6
02の欄が"1"に、路線リスト603の欄が"A路線"に
更新され、第3行目1230示すように、路線数602
の欄が"2"に、路線リスト603の欄が"B路線,C路線"
に更新される。
【0036】図16は路線構成を切替るための処理フロ
ーを示す図である。以下では、図16の処理フローのス
テップ順に説明する。計算機131内の路線構成管理部
321は、通信処理部302を介して自ノード以外の計
算機132と133へ変更後のテーブルのデータ内容を
送信することによって、各計算機132〜133内の路
線構成管理部321がテーブル(図11と図12に示す
テーブル)を同一のデータ内容に更新する(ステップ1
601)。このような処理は、図11と図12のテーブ
ル内容が更新された時点に実施され、常に各計算機13
1〜133間のテーブル内容を一致化しておくためであ
る。図11と図12のテーブル内容を一致化した後で
は、図3の各手段323、303、311は、変更内容
に応じて調整を行なうために、計算機131〜133毎
に次のような更新処理を行なう。
【0037】切替指示部323はモニター切替装置14
0に対して切替え制御の指示を送信する(ステップ16
02)。路線構成の変更を実施した場所が計算機131
であるので、切替指示部323は計算機131内でのみ
動作する。モニター切替装置140は切替え制御の指示
に従って接続配線を実際に切替る。
【0038】図13は、モニター切替装置140内部の
接続配線を切替えた後の様子を示す図である。図13の
例では、接続配線1301は計算機131の1つ目の出
力ポート161と1台目のモニター151間の接続を有
効にしている。また、接続配線1302は、計算機13
3の2つ目の出力ポート168と2台目のモニター15
2間の接続を有効にしている。さらに、接続配線130
3は計算機133の3つ目の出力ポート169と3台目
のモニター153間の接続を有効にしていることを示
す。このような接続配線によって、計算機131の1つ
の出力ポート161とモニター151間の接続が有効に
なり、計算機133の2つの出力ポート168〜169
と2台のモニター152〜153間の接続が有効にな
り、計算機132はどのモニターとも接続が無効のまま
である。従って、計算機131の表示イメージは1台の
モニター151に映し出されることになり、計算機13
3の表示イメージはマルチモニター機能によって2台の
モニター152〜153に映し出されることになる。
【0039】表示処理部303は、図11の接続モニタ
ー管理テーブルのうちで、自分自身のノード名に一致す
る行を選定して(ステップ1603)、接続中モニター
に対して更新処理を行なう(ステップ1604)。計算
機131内では、ノード名"PC1"に一致する行が第1行
目1110であり、データ内容が前回から変更されてい
ることを確認できる。従って、変更されたデータ内容1
110に従って、接続モニター数を1台に更新し、解像
度を1台分の最大解像度に更新する。計算機132内で
は、図11のテーブルのデータ内容520が変更されて
いないので、何もしないでそのままにしておく。計算機
133内では、図11の変更されたデータ内容1130
に従って、接続モニター数を2台に更新し、解像度を二
台横一列分の最大解像度に更新する。
【0040】一方、統合監視指令部311は、図12の
路線割当テーブルのうちで、自分自身のノード名に一致
する行を選定して(ステップ1603)、担当すべき路
線の更新処理を行なう(ステップ1605)。計算機1
31内では、ノード名"PC1"に一致する行が第1行目1
210であり、データ内容が前回から変更されているこ
とを確認できる。従って、変更されたデータ内容121
0に従って、表示対象の路線をA路線に更新するため
に、運行管理データベース312からA路線に関するデ
ータを読み込んで再描画を行なう。計算機132内で
は、図12のテーブルのデータ内容620が変更されて
いないので、何もしないでそのままにしておく。計算機
133内では、図12の変更されたデータ内容1230
に従って、統合監視指令部311が起動されて、表示対
象の路線をB路線とC路線に設定するために、運行管理
データベース312からB路線とC路線に関するデータ
を読み込んで描画を行なう。
【0041】図14は、路線構成の切替え後における運
行図表の表示例を示す図である。図14は、図4の路線
図のうちで、A路線を左端のモニター151上へ表示し
て、B路線とC路線を中央と右端のモニター152と1
53上へ表示領域一杯に表示している様子である。A路
線の運行図表1401は、1行に収まらないものを一目
で確認できるように、3行に渡って表示させている様子
を示す。モニター151と152の間隔は、それぞれの
ユーザがお互いに邪魔にならない程度に、広げておけば
良い。
【0042】さらに、路線構成を切替えたい場合には、
モニター出力の有効な計算機、すなわち、計算機131
と133のいずれかで路線構成管理部321を起動させ
て、図10の路線構成変更の画面上で、変更を実施すれ
ば良い。
【0043】以上のように、全路線の統合監視を行なう
場合には、モニター切替装置が左端の計算機と全モニタ
ー間の配線を有効にしておくことによって、左端の計算
機内の統合監視指令部が全路線を合成したイメージを表
示すると、そのイメージが全モニターに大画面のように
映し出される。従って、ユーザは全路線を一目で確認可
能となり、各線区間のまたがる駅で調整をしやすくな
る。
【0044】一方、ダイヤ乱れ中の1路線と残り路線の
監視を行なう場合には、モニター切替装置が左端の計算
機と左端のモニター間の配線および右端の計算機と右側
2台のモニター間の配線を有効にしておくことによっ
て、左端の計算機内の統合監視指令部の表示するA路線
のイメージが左端のモニターに映し出され、また、右端
の計算機内の統合監視指令部の表示するB路線とC路線
の合成イメージが右側2台のモニターに1画面として映
し出される。従って、ユーザはダイヤ乱れ中の路線に専
念した監視・指令も行なうことが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明は設置する計算機
やモニターを効率的かつ有効に活用しつつ、複数路線の
統合監視および路線毎の個別監視を柔軟にシステム変更
できる。つまり、この監視・指令システムは、複数路線
を統合した監視では大画面モニター(複数モニターの活
用によって)にて一目で確認可能とし、特別に専念すべ
き単一路線を分離した監視も可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分散システム構成。
【図2】全路線統合時のモニター切替装置内部の接続配
線。
【図3】本発明のソフトウエア構成。
【図4】対象とする複数路線の図例。
【図5】接続モニター管理テーブルのデータ内容。
【図6】路線(線区)割当テーブルのデータ内容。
【図7】AとBとCの全路線を統合監視指令する画面表
示例。
【図8】A路線の運行図表の詳細表示例。
【図9】モニター接続と路線構成の変更指示の画面例。
【図10】モニター接続と路線構成の変更後の画面例。
【図11】接続モニター管理テーブルにおける更新後の
データ内容。
【図12】路線割当テーブルにおける更新後のデータ内
容。
【図13】切替え後のモニター切替装置内部の接続配
線。
【図14】A路線およびBとC路線を分担監視指令する
画面表示例。
【図15】複数のモニターに対する切替装置を実現する
ための説明図。
【図16】路線構成を切替るための処理フロー図。
【符号の説明】
301…入力処理部、302…通信処理部、303…表
示処理部、311…統合監視指令部、312…運行管理
データベース、321…路線構成管理部、322…路線
構成データベース、323…切替指示部。
フロントページの続き (72)発明者 浅井 克己 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所交通システム事業部内 Fターム(参考) 5H161 AA01 JJ01 JJ21 JJ32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数路線の列車運行を管理するたの分散シ
    ステムであって、複数の計算機および複数のモニターを
    備えた列車運行管理システムにおいて、 前記複数のモニターのそれぞれと前記複数の計算機それ
    ぞれの間の接続関係を管理し、前記複数の計算機のそれ
    ぞれに表示や処理を担当させる路線の割り当てを管理す
    る路線構成管理部と、 当該列車運行管理システムが管理の対象とする担当路線
    に関する列車運行の管理を支援する統合監視指令部とを
    備え, 予め設定された路線割り当て情報に従って該各統合監視
    指令部が列車運行を管理し、前記複数のモニターへ指定
    された組合せで路線を表示することを特徴とする列車運
    行管理システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の列車運行管理システムに
    おいて、 前記担当路線の変更を受け付ける手段と、 前記変更を前記複数の計算機に送信する手段とを有し, 前記複数の計算機間で管理情報を一致化させることを特
    徴とする列車運行管理システム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の列車運行管理システムに
    おいて、 前記統合監視指令部は、変更後の路線割り当て情報に従
    って列車運行の管理を行い、 前記複数の計算機が連携して路線表示を切替えることを
    特徴とする列車運行管理システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049832A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Toshiba Corp 鉄道用モニタシステム
JP2015152987A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 株式会社日立製作所 制御装置
DE102015200215A1 (de) * 2015-01-09 2016-07-28 Honda Motor Co., Ltd. Driver Assist System With Cut-In Prediction
CN113377979A (zh) * 2021-06-09 2021-09-10 中国国家铁路集团有限公司 一种基于默克尔树的列车开行方案对比生成优化方法

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