JP2003011528A - 熱転写受像シート - Google Patents

熱転写受像シート

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JP2003011528A
JP2003011528A JP2001200861A JP2001200861A JP2003011528A JP 2003011528 A JP2003011528 A JP 2003011528A JP 2001200861 A JP2001200861 A JP 2001200861A JP 2001200861 A JP2001200861 A JP 2001200861A JP 2003011528 A JP2003011528 A JP 2003011528A
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polyether
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JP2001200861A
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Takenori Omata
俣 猛 憲 小
Masahiro Yuki
城 正 弘 結
Shino Suzuki
木 志 乃 鈴
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩化ビニル系樹脂を使用することなく、画像
形成時における熱転写シートに対する充分な離型性と保
護層転写の際の良好な接着性の双方を満足する熱転写受
像シートを提供すること。 【解決手段】 基材シートの少なくとも一方の面に染料
受容層を形成してなる熱転写受像シートであって、前記
染料受容層の少なくとも最外表面部分に、一般式
(1)、(2)および(3)からなる群から選ばれた少
なくとも1種以上のポリエーテル変性シリコーンが含有
されてなり、前記ポリエーテル変性シリコーンのシロキ
サン含有量が25〜65重量%であることを特徴とする
熱転写受像シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感熱転写用記録媒体
に関し、特に、染料受容層の改良が図られた熱転写受像
シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、感熱転写方式による画像形成を有効に実施するため
には、色材を供給する熱転写シートの構成はもちろんの
こと、画像を形成するための色材を受容する受像シート
の構成も同様に重要である。
【0003】受像シートの従来の技術としては、特開昭
57−169370号、同57−207250号、同6
0−25793号公報等に記載されているような、ポリ
塩化ビニル樹脂等のビニル系樹脂、ポリビニルブチラー
ル系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、オレフ
ィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリカーボネイト系樹脂等を用いて受容層を形成し
たものが知られている。また、これに使用される離型剤
としては、各種シリコーン系離型剤、フッ素系離型剤、
ワックス、界面活性剤などがある。
【0004】近年、耐光性や耐薬品性といったプリント
物の保存性の向上や、表面への筆記性の付与、ホログラ
ム層の形成と言った実用性、意匠性、セキュリテイ性に
対する付加価値が得られる点から、画像形成後に目的に
応じた保護層を転写するタイプがの画像形成方法が主流
となっている。このため、受像シートとしては、画像形
成時には転写シートの染料バインダーとの熱癒着が起こ
らないような充分な離型性を具備しているが必要であ
り、さらに保護層の転写の際には逆に画像形成面への充
分な接着性をもつという相反する特性が要求される。
【0005】従来、このような性能を有する樹脂として
は、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂が広く使用され
ていた。しかしながら、近年においては、環境問題の観
点から塩化ビニルを含む材料の使用の低減化もしくは全
廃が求められている。
【0006】したがって、このような観点からも、熱転
写シートに対する充分な離型性と保護層に対する良好な
接着性の双方を満足する新たな受容層用樹脂の開発が要
請されている。
【0007】本発明は上述した従来技術の要請に鑑みて
なされたものであって、塩化ビニル系樹脂を使用するこ
となく、画像形成時における熱転写シートに対する充分
な離型性と保護層転写の際の良好な接着性の双方を満足
する熱転写受像シートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による熱転写受像シートは、基材シートの
少なくとも一方の面に染料受容層を形成してなる熱転写
受像シートであって、前記染料受容層の少なくとも最外
表面部分に、下記一般式(1)、(2)および(3)か
らなる群から選ばれた少なくとも1種以上のポリエーテ
ル変性シリコーンが含有されてなり、前記ポリエーテル
変性シリコーンのシロキサン含有量が25〜65重量%
であることを特徴とする。
【0009】
【化4】 (ただし、一般式1のポリエーテル変性シリコーンはグ
ラフト型であって、RはHまたはアリール基もしくはシ
クロアルキル基で置換されていてもよい直鎖または分岐
のアルキル基、m、nは2000以下の整数、a、bは
1〜30以下の整数である。)
【化5】 (ただし、一般式2のポリエーテル変性シリコーンは末
端変性型であって、RはHまたはアリール基もしくはシ
クロアルキル基で置換されていてもよい直鎖または分岐
のアルキル基、m、nは2000以下の整数、a、bは
1〜30以下の整数である。)
【化6】 (ただし、一般式3のポリエーテル変性シリコーンは主
鎖共重合型であって、RはHまたはアリール基もしくは
シクロアルキル基で置換されていてもよい直鎖または分
岐のアルキル基、R1はアリール基もしくはシクロアル
キル基で置換されていてもよい直鎖または分岐のアルキ
ル基、m、nは2000以下の整数、a、bは1〜30
以下の整数である。) さらに、本発明の好ましい態様においては、上記ポリエ
ーテル変性シリコーンのエチレンオキサイド(EO)と
プロピレンオキサイド(PO)の重量比EO/POが3
5/65〜65/35である。
【0010】本発明の他の好ましい態様においては、上
記ポリエーテル変性シリコーンが、染料受容層を構成す
る樹脂成分100重量部に対して10重量%以下の量で
含有されている。
【0011】さらに、本発明においては、染料受容層
が、さらにエポキシ変性シリコーンおよび/またはメチ
ルスチレン変性シリコーンを含有していてもよい。
【0012】また、本発明における染料受容層を構成す
る樹脂成分としては、アクリル、スチレン、アクリルス
チレン、アクリロニトリルスチレン、ポリカーボネー
ト、セルロースエステル、およびこれらの混合物からな
る群から選ばれた熱可塑性樹脂からなることが好まし
い。
【0013】さらに、本発明は、上記の熱転写受像シー
トの受像面に画像を形成したのち該画像形成面に保護層
が転写形成されてなる画像形成物品を含む。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による熱転写受像シート
は、基材シートの少なくとも一方の面に染料受容層を形
成してなる熱転写受像シートであって、前記染料受容層
の少なくとも最外表面部分に、下記一般式(1)、
(2)および(3)からなる群から選ばれた少なくとも
1種以上のポリエーテル変性シリコーンが含有されてな
り、前記ポリエーテル変性シリコーンのシロキサン含有
量が25〜65重量%であることを特徴とする。
【0015】以下、本発明の構成につき、詳細に説明す
る。
【0016】(基材シート)基材シートの材質として
は、特に限定されるものではなく、その用途に応じて従
来公知の材料が適宜用いられ得る。
【0017】基材シートは、受容層を保持するという役
割を有するとともに、熱転写時には熱が加えられるた
め、加熱された状態でも取り扱い上支障がない程度の機
械強度を有することが好ましい。
【0018】このような基材シートの材料は特に限定さ
れず、例えば、コンデンサーペーパー、グラシン紙、硫
酸紙、またはサイズ度の高い紙、合成紙(ポリオレフィ
ン系、ポリスチレン系等)、上質紙、アート紙、コート
紙、キャストコート紙、壁紙、裏打ち用紙、合成樹脂又
はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合
成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙、あるいはポ
リエステル、ポリアクリレート、ポリカーボネイト、ポ
リウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロ
ース誘電体、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合
体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニールアルコー
ル、ポリビニールブチラール、ナイロン、ポリエーテル
エーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフ
ォン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキル
ビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフル
オロエチレン−エチレン、テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチ
レン、ポリビニリデンフルオライド等の各種プラスチッ
クフィルム又はシートが使用でき、又これら合成樹脂に
白色顔料や、充填剤を加えて成膜した白色不透明フィル
ム或いは発泡させた発泡シートも使用でき特に限定され
ない。
【0019】また、上記基材シートの任意の組み合わせ
による積層体も使用できる。代表的な積層体の例とし
て、セルロース繊維紙と合成紙、或いはセルロース繊維
紙とプラスチックフィルム又はシートの積層合成紙が挙
げられる。このような積層合成紙は2層体でもよいが、
基材の風合いや質感を出す為に、両面に合成紙やプラス
チックフィルムを貼合した3層体もしくは3層以上の積
層体であってもかまわない。貼合方法は、ドライラミネ
ーション、ウエットラミネーション、エクストリュージ
ョン等手法は問わない。
【0020】また、上記基材シートの任意の組み合わせ
による積層体の中間に剥離可能なように粘着層を設け、
シール形態にしたり、又得られた受像シートの光沢を制
御する為に好みの光沢感の層に受容層を形成した後に上
記基材に転写したり、プリント後受容層を転写させて任
意の支持体(カードや、曲面支持体)に転写させる為に
受容層を剥離可能な様に上記基材シートに設けることも
できる。
【0021】これらの基材シートの厚みは任意でよく、
通常10〜300μm程度の厚みが一般的である。
【0022】また、上記の如き基材シートは、その表面
に形成する層との密着力が乏しい場合にはその表面に各
種プライマー処理やコロナ放電処理を施すのが好まし
い。
【0023】(染料受容層)本発明による染料受容層
は、該受容層の少なくとも最外表面部分に、上記の一般
式(1)、(2)、(3)およびこれらのうちの少なく
とも2種以上の混合物からなる群から選ばれたポリエー
テル変性シリコーンが含有されてなる。また、当該ポリ
エーテル変性シリコーンのシロキサン含有量は25〜6
5重量%の範囲であることが肝要である。
【0024】ポリエーテル変性シリコーンのシロキサン
含有量が25重量%未満もしくは65重量%を超える場
合は、目的とする充分な離型性が得られなかったり、保
護層の接着性がいきおい低下したり、あるいは受容層組
成物の泡立ちが大きくなり加工適性が劣化する等の問題
が生じるので好ましくない。
【0025】また、本発明者の知見によれば、上記のポ
リエーテル変性シリコーンは、エチレンオキサイドとプ
ロピレンオキサイドの双方が共重合していることが目的
とする効果の発現のために重要であり、いずれか一方の
みを含む場合は良好な離型性が得らないことが判明して
いる。この場合において、本発明においては、上記ポリ
エーテル変性シリコーンのエチレンオキサイド(EO)
とプロピレンオキサイド(PO)の重量比EO/PO
は、35/65〜65/35であることが特に好まし
い。EOとPOの比率が上記の範囲を外れる場合は、望
ましい離型性が得られ難くなる傾向がみられ、したがっ
てこれらの成分が上記範囲でバランスよく共重合してい
ることが好ましい。
【0026】本発明で使用できる染料受容層を構成する
樹脂としては、従来公知の熱可塑性樹脂を単独もしくは
2種以上ブレンドして使用できるが、特に、(メタ)ア
クリル酸エステル、スチレン、アクリルスチルレン、ア
クリロニトリルスチレンなどの共重合ビニル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、セルロースエステル樹脂等の樹脂系
から選択することが好ましく、更にはスチレンと、(メ
タ)アクリル酸エステルおよび/またはアクリロニトリ
ルの共重合体、セルロースエステルが好ましい。(メ
タ)アクリル酸エステルアクリルは、従来公知のアクリ
ル酸、メタクリル酸、アクリルエステル、メタクリルエ
ステルモノマーが使用できるが、メチルメタクリレート
のホモポリマー及びメチルメタクリレートとスチレンの
みの共重合体は染着力が低いので好ましくない。
【0027】上記ポリエーテル変性シリコーンの使用量
は、その種類によって異なるが、上記のような受容層用
樹脂100重量部に対し10重量部以下の量であって、
シリコーンの性能が十分に発揮される最低限の量である
ことが好ましい。10重量部を超えて添加すると離型性
が低下したり、保護層に対する接着性が低下する傾向が
みられる。また、上記ポリエーテル変性シリコーンは、
そのHLB値が9以上であると、受容層を塗工するため
の溶液の泡立ちが低下するため製造し易くなる。
【0028】本発明において、「染料受容層の少なくと
も最外表面部分に上記のポリエーテル変性シリコーンが
含有されている」とは、上記ポリエーテル変性シリコー
ン成分が染料受容層の表面部分に局在化して存在してい
る場合、ならびに染料受容層の表面に上記ポリエーテル
変性シリコーン成分の層が形成されている場合を含むも
のとする。
【0029】また、本発明においては、上記染料受容層
の構成成分として、他の追加成分を添加することもでき
る。このような追加成分としては、たとえば、エポキシ
変性シリコーン、メチルスチレン変性シリコーンなどを
必要に応じて適宜添加することができる。これら本発明
で使用するエポキシ変性シリコーン、メチルスチレン変
性シリコーンは、該シリコーンの一部もしくは全てが変
性されており、部分変性の場合にはその他の部分はジメ
チルシリコーン、アルキル変性シリコーンがよく、エボ
キシ変性とメチルスチレン変性の両方が行われたシリコ
ーンでもよい。それぞれの変性シリコーンは単独で追加
しても良いし変性率や変性が異なる複数のシリコーンを
適宜組み合わせて使用しても良い。これらシリコーン
は、樹脂100重量部に対して0〜20重量部の範囲で
添加することが好ましく、さらに好ましくは0〜10重
量部である。また、これらシリコーンを添加する場合に
おいては、シリコーンが架橋すると保護層が接着しづら
くなるので官能基を有する変性シリコーンを使用する場
合には該官能基と反応する官能基を同時に添加しないこ
とが好ましい。
【0030】また、本発明の受容層は、フタル酸系可塑
剤、リン酸エステル系可塑剤、ポリカプロラクトン、ポ
リエステル系可塑剤の内から選ばれる少なくとも1種類
の可塑剤を添加することもできるが、その含有量は受容
層樹脂と合わせた重量に対して重量比で15重量%以
下、より好ましくは10重量%以下である。15重量%
を超えると、プリント時に異常転写を起こす傾向がみら
れるので好ましくない。10〜15重量%の範囲では、
形成された画像がにじんだり、熱転写時に非加熱部で接
触した部分が発色する(地汚れ)が殆ど無いが、10%
重量以下の場合も、形成された画像のにじみは観察され
ず、地汚れも生じない。
【0031】また、本発明の受容層は、受像面に画像形
成後、画像形成面に保護層を転写することができる。保
護層を転写することにより、耐光性が向上し、また耐皮
脂性といった保護層によって得られる耐久性を向上させ
ることができる。
【0032】(中間層)上記基材シート上に形成される
受容層と基材との間に、中間層を構成要素としてもかま
わない。中間層とは、基材と受容層の間にある全ての層
を指し、多層構成でもかまわない中間層の機能として
は、耐溶剤性能、バリア性能、接着性能、白色付与能、
隠蔽性能、帯電防止機能等が挙げられるが、これらに限
定されることなく、従来公知の中間層全てが使用でき
る。
【0033】耐溶剤性能、バリア性能を持たせる為に
は、水溶性樹脂を用いるのが好ましい。水溶性樹脂とし
ては、セルロース系樹脂(特にカルボキシメチルセルロ
ース)、でんぷん等多糖類系樹脂、蛋白質(特にカゼイ
ン)、ゼラチン、寒天、またポリビニールアルコール、
エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、塩化ビ
ニル、酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル(メタ)アクリ
ル共重合体、酢酸ビニルベオバ共重合体、(メタ)アク
リル樹脂、スチレン(メタ)アクリル共重合体、スチレ
ン樹脂等ビニル系樹脂、またメラミン樹脂、尿素樹脂、
ベンゾグアナミン樹脂等ポリアミド系樹脂、ポリエステ
ル、ポリウレタン、等が挙げられる。ここで言う水溶性
樹脂とは、水を主体とする溶媒に、完全溶解(粒径0.
01μm以下)、またはコロイダルディスバージョン
(0.01〜0.1μm)、またはエマルジョン(0.
1〜1μm)、またはスラリー(1μm以上)の状態に
なる樹脂のことである。
【0034】これら、水溶性樹脂の中で特に好ましいの
は、ヘキサン、シクロヘキサン、アセトン、メチルエチ
ルケトン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエ
ン、メタノール、エタノール、IPA等のアルコール類
等の汎用溶剤により、溶解はもとより、膨潤しにくい樹
脂である。この意味で、水を主体とする溶媒に完全溶解
する樹脂が最も好ましい。特に、ポリビニルアルコール
樹脂、水溶性ポリエステル樹脂が挙げられる。
【0035】接着性能としては、基材の種類やその表面
処理により異なるが、ウレタン系樹脂、ポリオレフィン
系樹脂が一般的である。又、活性水素を有する熱可塑性
樹脂とイソシアネート化合物のような硬化剤を併用する
と良好な接着性が得られる。
【0036】白色付与としては、蛍光増白剤を用いるこ
とができる。蛍光増白剤は、従来公知のいずれの化合物
でも使用でき、スチルベン系、ジスチルベン系、ベンゾ
オキサゾール系、スチリル−オキサゾール系、ピレン−
オキサゾール系、クマリン系、アミノクマリン系、イミ
ダゾール系、ベンゾイミダゾール系、ピラゾリン系、ジ
スチリル−ビフェニル系蛍光増白剤からなる群等が挙げ
られる。白色度は、これら蛍光増白剤の種類と添加量で
調製することができる。
【0037】蛍光増白剤の添加方法としては、あらゆる
方法を用いることができる。即ち、水に溶解させて添加
する方法、ボールミル、コロイドミルによって粉砕分散
して添加する方法、高沸点溶媒に溶解して親水性コロイ
ド溶液と混合し、水中油滴型分散物として添加する方
法、高分子ラテックス中に含浸させて添加する方法等が
ある。
【0038】更に、基材のギラ付き感や、むらを隠蔽性
する為に、中間層に酸化チタンを添加すると、更に基材
の選択の自由度が広がるのでよい。また酸化チタンに
は、ルチル型酸化チタンと、アナターゼ型酸化チタンの
2種類があるが、白色度及び蛍光増白剤の効果を考慮す
ると、ルチル型よりも紫外部の吸収がより短波長側であ
る、アナターゼ型酸化チタンが好ましい。中間層バイン
ダー樹脂が水系で、酸化チタンが分散しにくい場合に
は、表面に親水性処理を施した酸化チタンを用いるか、
もしくは、界面活性剤、エチレングリコール等既知の分
散剤により分散することができる。酸化チタンの添加量
は、樹脂固形分100重量部に対し酸化チタン固形分1
0〜400重量部が好ましい。
【0039】帯電防止機能としては、導電性無機フィラ
ーや、ポリアニリンスルホン酸のような有機性導電剤等
従来公知の材料を中間層バインダー樹脂に合わせて適宜
選択して使用することができる。
【0040】(裏面層)熱転写受像シートの裏面には、
シートの機械搬送性向上、カール防止、帯電防止等の為
に、裏面層を設けることもできる。搬送性向上の為に
は、バインダー樹脂に有機または無機フィラーを適宜添
加するか、ポリオレフィン樹脂、セルロース樹脂のよう
な滑性の高い樹脂を用いることが好ましい。
【0041】また、帯電防止機能を得る為に、アクリル
系樹脂のような導電性樹脂・フィラー、更に、脂肪酸エ
ステル、硫酸エステル、リン酸エステル、アミド類、4
級アンモニウム塩、ベタイン類、アミノ類、エチレンオ
キサイド付加物等の、各種帯電防止剤を添加したり、裏
面の上、または裏面層と基材の間に帯電防止層として設
けてもよい。
【0042】帯電防止剤の使用量は、帯電防止剤を添加
する層、及び、帯電防止剤の種類によって異なるが、い
ずれの場合にも熱転写受像シートの表面電気抵抗値が、
1013Ω/cm以下が好ましい。表面電気抵抗値
が、1013Ω/cm以上になると、静電密着によ
り、熱転写受像シート同士が貼り付き、給紙トラブルの
原因となる。量的には、0.01〜3.0g/mの使
用量が好ましい。帯電防止剤の使用量が0.01g/m
以下では、帯電防止効果が不十分であり、一方3.0
g/m以上では多すぎて、不経済であり、また、べた
つきなどの問題が発生する場合がある。
【0043】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。尚、文中において、「部」または
「%」とあるのは、特に断りの無い限り重量基準であ
る。
【0044】以下の実施例に用いるシリコーンは以下の
通りである。
【0045】Si 1:グラフト型:シロキサン含有量
30重量%、EO/PO=20/80重量%、HLB値
=5 Si 2:グラフト型:シロキサン含有量30重量%、
EO/PO=35/65重量%、HLB値=7 Si 3:グラフト型:シロキサン含有量30重量%、
EO/PO=50/50重量%、HLB値=9 Si 4:端末変性型:シロキサン含有量30重量%、
EO/PO=50/50重量%、HLB値=7 Si 5:主鎖重合型:シロキサン含有量30重量%、
EO/PO=50/50重量%、HLB値=7 Si 6:グラフト型:シロキサン含有量30重量%、
EO/PO=65/35重量%、HLB値=7 Si 7:グラフト型:シロキサン含有量30重量%、
EO/PO=80/20重量%、HLB値=7 Si 8:グラフト型:シロキサン含有量60重量%、
EO/PO=50/50重量%、HLB値=7 Si 9:主鎖重合型:シロキサン含有量60重量%、
EO/PO=75/15重量%、HLB値=7 Si10:グラフト型:シロキサン含有量30重量%、
EO/PO=100/0重量%、HLB値=1 Si11:グラフト型:シロキサン含有量30重量%、
EO/PO=0/100重量%、HLB値=1 Si12:グラフト型:シロキサン含有量20重量%、
EO/PO=50/50重量%、HLB値=7 Si13:グラフト型:シロキサン含有量70重量%、
EO/PO=50/50重量%、HLB値=1 Si14:付加重合型シリコーン(下記式(7)で示さ
れるビニル変性シリコーンと式(8)で示されるハイド
ロジェン変性シリコーン、メチル基のフェニル基置換
率:各30mol%、分子量;各約7000、ビニル基
変性シリコーンの反応基量;約15mol%、ハイドロ
ジェンシリコーン変性のR2、R3は両末端が−CH
3、側差が−H、反応基量;約30mol%、ビニル変
性シリコーン1重量部に対して、ハイドロジェン変性シ
リコーン2重量部の混合比のものを合わせてSi14と
する。)
【化7】 (ただし、式中、mおよびnはそれぞれ2000以下の
整数である。)
【化8】 (ただし、式中、eおよびfはそれぞれ2000以下の
整数である。) Si15:エポキシ変性シリコーン実施例1 基材シートとして、厚さ150μの合成紙YUPOFP
G#150(王子油化製)を用い、その一方の面にワイ
ヤーバーにて下記組成の(中間層用塗工液)を乾燥時
1.5g/m2になるよう塗布及び乾燥(110℃/3
0秒)させた後に、下記組成の(受容層用塗工液)3.
0g/m2になるように塗布及び乾燥(110℃/60
秒)させて本発明の熱転写受像シート1を得た。
【0046】以下に、本発明に使用した実施例および比
較例を挙げて更に具体的に説明する。尚、部または%と
あるのは、特に断りのない限り重量基準である。下記の
塗工液を調整した。
【0047】 (中間層用塗工液) ポリエステル(MD1200、東洋紡績製) 10部 酸化チタン(TCA-888、トーケムプロダクツ製) 20部 水/IPA(2:1) 120部 (受容層用塗工液) セルロースエステル(CAB551−0.2:Eastman Kodak) 20重量部 ポリエーテル変性シリコーン(Si1) 1重量部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80重量部 実施例2〜9 実施例1における(受容層塗工液)のポリエーテル変性
シリコーン(Si1)をSi2〜9にそれぞれ置き換え
たことを除き、実施例1と同様にして本発明の受像シー
ト2〜9を得た。
【0048】実施例10 実施例1における(受容層塗工液)を下記に換えたこと
を除き、実施例1と同様にして本発明の受像シート10
を得た。
【0049】 セルロースエステル(CAB551−0.2:Eastman Kodak) 20重量部 ポリエーテル変性シリコーン(Si3) 0.1重量部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80重量部 実施例11 実施例1における(受容層塗工液)を下記に換えたこと
を除き、実施例1と同様にして本発明の受像シート11
を得た。
【0050】 セルロースエステル(CAB551−0.2:Eastman Kodak) 20重量部 ポリエーテル変性シリコーン(Si3) 2重量部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80重量部実施例12 実施例1における(受容層塗工液)を下記に換えたこと
を除き、実施例1と同様にして本発明の受像シート12
を得た。
【0051】 セルロースエステル(CAB551−0.2:Eastman Kodak) 20重量部 ポリエーテル変性シリコーン(Si3) 2.4重量部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80重量部実施例13 実施例1における(受容層塗工液)を下記に換えたこと
を除き、実施例1と同様にして本発明の受像シート13
を得た。
【0052】 セルロースエステル(CAB551−0.2:Eastman Kodak) 20重量部 ポリエーテル変性シリコーン(Si3) 1重量部 エポキシ変性シリコーン(エポキシ変性率50% メチルスチレン変性率50%) 10重量部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80重量部実施例14 実施例1における(受容層塗工液)を下記に換えたこと
を除き、実施例1と同様にして本発明の受像シート14
を得た。
【0053】 セルロースエステル(CAB381−0.1:Eastman Kodak) 17重量部 ポリカプロラクトン(プラクセルH5:ダイセル化学工業(株))3重量部 ポリエーテル変性シリコーン(Si3) 1重量部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80重量部実施例15 実施例1における(受容層塗工液)を下記に換えたこと
を除き、実施例1と同様にして本発明の受像シート15
を得た。
【0054】 セルロースエステル(CAB321−0.1:Eastman Kodak) 17重量部 ポリカプロラクトン(プラクセルH5:ダイセル化学工業(株))3重量部 ポリエーテル変性シリコーン(Si3) 1重量部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80重量部実施例16 実施例1における(受容層塗工液)を下記に換えたこと
を除き、実施例1と同様にして本発明の受像シート16
を得た。
【0055】 セルロースエステル(CAB321−0.1:Eastman Kodak) 12重量部 セルロースエステル(CAB551−0.2:Eastman Kodak) 6重量部 ポリカプロラクトン(プラクセルH5:ダイセル化学工業(株))2重量部 ポリエーテル変性シリコーン(Si3) 1重量部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80重量部実施例17 実施例1における(受容層塗工液)を下記に換えたこと
を除き、実施例1と同様にして本発明の受像シート17
を得た。
【0056】 ポリカーボネート(ビスフェノールA/ビスフェノールA=50/50の共 重合体) 20重量部 ポリエーテル変性シリコーン(Si3) 0.4重量部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80重量部実施例18 実施例1における(受容層塗工液)を下記に換えたこと
を除き、実施例1と同様にして本発明の受像シート18
を得た。
【0057】アクリルスチレン(ベンジルメタクリレー
ト/スチレン=70/30の共重 合体) 20重量部 ポリエーテル変性シリコーン(Si3) 0.4重量部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80重量部比較例1 実施例1における(受容層塗工液)を下記に換えたこと
を除き、実施例1と同様にして比較例の受像シート1を
得た。
【0058】 セルロースエステル(CAB551−0.2:Eastman Kodak) 20重量部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80重量部比較例2〜7 実施例1における(受容層塗工液)のポリエーテル変性
シリコーン(Si1)をSi10〜15にそれぞれ置き
換えたことを除き、実施例1と同様にして比較例の受像
シート2〜7を得た。
【0059】<評価方法>〈熱転写記録〉熱転写フィル
ムとして、三菱電機(株)製ビデオプリンターCP−7
00用転写フィルムPK700Lを使用し、上記の実施
例及び比較例の被熱転写シートを用い、染料層と染料受
容面とを対向させて重ね合わせ、Y.M.Cの順番で熱
転写フィルムの裏面から下記条件でサーマルヘッドを用
い熱転写記録を行い、プリント条件Bでは更に保護層を
転写した。
【0060】プリント条件A 下記の条件にて、熱転写記録により黒ベタ画像を形成し
た。
【0061】・サーマルヘッド;KYT−86−12M
FW11(京セラ(株)製) ・発熱体平均抵抗値;4412(Ω) ・主走査方向印字密度;300dpi ・副走査方向印字密度;300dpi ・印加電力;0.136(w/dot) ・1ライン周期;6(msec.) ・印字開始温度;30(℃) ・黒ベタプリント;1ライン周期中に、1ライン周期を
256に等分割したパルス長を持つ分割パルスの数を0
から255個まで可変できるマルチパルス方式のテスト
プリンターを用い、各分割パルスのDuty比を70%
固定、ライン周期あたりのパルス数を255個固定と
し、Y.M.C各色を順次ベタプリントした。
【0062】プリント条件B 上記と同じ条件でただし、下記のように階調制御して熱
転写記録によりグラデーション画像を形成した後、保護
層を転写した。
【0063】・階調プリント:1ライン周期中に、1ラ
イン周期を256に等分割したパルス長を持つ分割パル
スの数を0から255個まで可変できるマルチパルス方
式のテストプリンターを用い、各分割パルスのDuty
比を40%固定とし、階調によって、ライン周期あたり
のパルス数を1ステップでは0個、2ステップでは17
個、3ステップでは34個と0から255個まで17個
毎に順次増加させることにより、1ステップから16ス
テップまでの16階調を制御した。
【0064】・保護層を転写:1ライン周期中に、1ラ
イン周期を256に等分割したパルス長を持つ分割パル
スの数を0から255個まで可変できるマルチパルス方
式のテストプリンターを用い、各分割パルスのDuty
比を40%固定、ライン周期あたりのパルス数を210
個固定とし、ベタプリントを行い、プリント面全面に保
護層を転写した。
【0065】(1)剥離性:プリント条件Aのプリント
物を目視判断した。
【0066】評価: ○……異常転写なし。
【0067】△……転写時に剥離音がする異常転写な
し。
【0068】×……受容層が熱転写シートに取られる異
常転写。
【0069】染料バインダーが受像面に取られる異常転
写 (5)保護層接着性:プリント条件Bで保護層を転写し
た際に、保護層転写面にセロハンテープを貼り、再度剥
がした時に保護層が転写されているかどうか確認した。
【0070】評価: ○……接着している。
【0071】×……全面にわたってきれいに接着してい
ない。
【0072】(3)泡立ち:各塗工液を10秒間激しく
手で振りその後の消泡間での時間を測定した。
【0073】評価: ○……30分以内に消泡する。
【0074】△……1時間以内に消泡する。
【0075】×……1時間以上たっても消泡しない。
【0076】 <結果> 剥離性 保護層接着性 泡立ち 総合評価 実施例 1 △ ○ △ ○ 実施例 2 ○ ○ △ ◎ 実施例 3 ○ ○ ○ ◎ 実施例 4 ○ ○ △ ◎ 実施例 5 ○ ○ △ ◎ 実施例 6 ○ ○ △ ◎ 実施例 7 △ ○ △ ○ 実施例 8 ○ ○ ○ ◎ 実施例 9 △ ○ △ ○ 実施例10 ○ ○ ○ ◎ 実施例11 ○ ○ ○ ◎ 実施例12 ○ ○ ○ ◎ 実施例13 ○ ○ △ ○ 実施例14 ○ ○ ○ ◎ 実施例15 ○ ○ ○ ◎ 実施例16 ○ ○ ○ ◎ 実施例17 ○ ○ ○ ◎ 実施例18 ○ ○ ○ ◎ 比較例 1 × − ○ × 比較例 2 × ○ × × 比較例 3 × ○ × × 比較例 4 × ○ △ × 比較例 5 × ○ △ × 比較例 6 △ × ○ × 比較例 7 × − ○ ×
【0077】
【発明の効果】上記実施例、比較例に示すように、本発
明によれば、塩化ビニル系樹脂を使用することなく、画
像形成時における熱転写シートに対する充分な離型性と
保護層転写の際の良好な接着性の双方を満足する熱転写
受像シートを提供することが可能となる。また、上記熱
転写受像シートの受像面に画像形成後、画像形成面に保
護層を転写することにより耐光性、耐皮脂性を含む耐久
性の向上が図られた画像形成物品を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴 木 志 乃 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2H111 CA02 CA03 CA30 CA41 CA44 4H049 VN01 VP11 VQ02 VQ20 VQ79 VR22 VR23 VR42 VU24 4J031 AA53 AA59 AB04 AC04 AD01 AF28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材シートの少なくとも一方の面に染料受
    容層を形成してなる熱転写受像シートであって、 前記染料受容層の少なくとも最外表面部分に、下記一般
    式(1)、(2)および(3)からなる群から選ばれた
    少なくとも1種以上のポリエーテル変性シリコーンが含
    有されてなり、前記ポリエーテル変性シリコーンのシロ
    キサン含有量が25〜65重量%であることを特徴とす
    る、熱転写受像転写シート。 【化1】 (ただし、一般式1のポリエーテル変性シリコーンはグ
    ラフト型であって、RはHまたはアリール基もしくはシ
    クロアルキル基で置換されていてもよい直鎖または分岐
    のアルキル基、m、nは2000以下の整数、a、bは
    1〜30以下の整数である。) 【化2】 (ただし、一般式2のポリエーテル変性シリコーンは末
    端変性型であって、RはHまたはアリール基もしくはシ
    クロアルキル基で置換されていてもよい直鎖または分岐
    のアルキル基、m、nは2000以下の整数、a、bは
    1〜30以下の整数である。) 【化3】 (ただし、一般式3のポリエーテル変性シリコーンは主
    鎖共重合型であって、RはHまたはアリール基もしくは
    シクロアルキル基で置換されていてもよい直鎖または分
    岐のアルキル基、R1はアリール基もしくはシクロアル
    キル基で置換されていてもよい直鎖または分岐のアルキ
    ル基、m、nは2000以下の整数、a、bは1〜30
    以下の整数である。)
  2. 【請求項2】前記ポリエーテル変性シリコーンのエチレ
    ンオキサイド(EO)とプロピレンオキサイド(PO)
    の重量比EO/POが35/65〜65/35である、
    請求項1に記載の熱転写受像転写シート。
  3. 【請求項3】前記ポリエーテル変性シリコーンが、前記
    染料受容層を構成する樹脂成分100重量部に対して1
    0重量%以下の量で含有されている、請求項1または2
    に記載の熱転写受像シート。
  4. 【請求項4】前記染料受容層が、さらにエポキシ変性シ
    リコーンおよび/またはメチルスチレン変性シリコーン
    を含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱転
    写受像シート。
  5. 【請求項5】前記ポリエーテル変性シリコーンのHLB
    値が9以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の熱転写受像シート。
  6. 【請求項6】前記染料受容層を構成する樹脂成分が、ア
    クリル、スチレン、アクリルスチレン、アクリロニトリ
    ルスチレン、ポリカーボネート、セルロースエステル、
    およびこれらの混合物からなる群から選ばれた熱可塑性
    樹脂からなる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱
    転写受像シート。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱転
    写受像シートの受像面に画像を形成したのち該画像形成
    面に保護層が転写形成されてなることを特徴とする、画
    像形成物品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262337A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Kao Corp 熱転写受像シートの受容層用組成物
JP2010149464A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Fujifilm Corp 感熱転写受像シートおよびその製造方法
JP2011062892A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Fujifilm Corp 感熱転写受像シート

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