JP2003011021A - 歯車研削装置および砥石のドレッシング方法 - Google Patents

歯車研削装置および砥石のドレッシング方法

Info

Publication number
JP2003011021A
JP2003011021A JP2001197560A JP2001197560A JP2003011021A JP 2003011021 A JP2003011021 A JP 2003011021A JP 2001197560 A JP2001197560 A JP 2001197560A JP 2001197560 A JP2001197560 A JP 2001197560A JP 2003011021 A JP2003011021 A JP 2003011021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grindstone
work
screw
grinding wheel
dresser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001197560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003011021A5 (ja
Inventor
Hiromi Murakami
博巳 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKAMOTO KOKI CO Ltd
OKAMOTO KOKI KK
Okamoto Machine Tool Works Ltd
Original Assignee
OKAMOTO KOKI CO Ltd
OKAMOTO KOKI KK
Okamoto Machine Tool Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OKAMOTO KOKI CO Ltd, OKAMOTO KOKI KK, Okamoto Machine Tool Works Ltd filed Critical OKAMOTO KOKI CO Ltd
Priority to JP2001197560A priority Critical patent/JP2003011021A/ja
Publication of JP2003011021A publication Critical patent/JP2003011021A/ja
Publication of JP2003011021A5 publication Critical patent/JP2003011021A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 整形されるネジ状砥石の外周面を
作業者が装置正面から観察可能で、かつ、NC制御軸数
の少ない歯車研削装置の提供。 【解決手段】 ネジ状砥石120の左右方向
(Z)送り機構112、ワ−ク切り込み前後方向(X)
送り機構115、砥石旋回機構117、砥石上下(Y)
送り機構119、および、ビルトインモ−タにより駆動
されるスピンドルに軸承されたネジ状砥石120および
パルス発生器121を備える砥石スピンドルユニット1
22を備える加工機構aと、主軸台130と心押台13
1よりなるワ−ククランプ機構bと、ドレッサ140を
備える砥石整形ツ−ル機構cよりなる、歯車研削装置
1。旋回テ−ブル116を旋回させることによりネジ状
砥石120の直径方向を鉛直面となし、ついで砥石左右
送り機構112により案内テ−ブル111を右方向に移
動させることにより、ネジ状砥石120をドレッサ14
0前に移動させ、その後、回転しているネジ状砥石を前
進させてドレッサに当接させネジ状砥石の整形を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジ状砥石の整形
ツ−ルを基台上に備えた、ワ−クの回転をネジ状砥石の
回転に同期させるとともに、ネジ状砥石をワ−クの軸方
向に移動し、クラウニング加工する歯車研削装置に関す
るものである。この歯車研削装置は、NC制御軸数が少
なく、フットプリントも小さい利点を有する。
【0002】
【従来の技術】ネジ状砥石を用いて、砥石とワ−クを鉛
直方向にクロスさせ、ワ−クをクラウニング加工して歯
車を成形する歯車研削装置は知られており(特開昭58
−59727号、同61−146417号、同61−1
46418号、特表平9−510404号、特開200
0−108028号)、また、実用化されている(例え
ば、米国ザ・グリ−ソン・ワ−ク社の歯車研削盤TAG
(商品名)、株式会社岡本工作機械製作所の歯車研削盤
SHG(商品名))。
【0003】図7に示す7軸NC制御の歯車研削装置1
は、特表平9−510404号公報に開示されるもの
で、前記ザ・グリ−ソン・ワ−ク社の歯車研削盤TAG
のコンセプトを示すものである。図中、52は基台、5
4はワ−ク支持コラム、56はワ−クテ−ブルスライダ
でワ−ク支持コラム54上を上下(Z)方向に沿って直
線移動する。58はワ−ク支持部材で、ワ−クテ−ブル
スライダ56に回転(A)自在に取り付けられている。
このワ−ク支持部材58は、特定の歯車を研削するため
に必要な適切な戻り角を設定するためA軸線の廻りに回
転可能となっている。ワ−ク2がワ−ク軸(C)の廻り
に回転するように保持材によりワ−ク支持部材58に取
り付けられている。
【0004】一対のスライダ60と62がベ−ス52上
に設置され、工具スライダ60はベ−スの左右方向
(X)に沿った工具の移動を可能とし、工具スライダ6
2はベ−スの前後方向(Y)に沿った工具(すなわち、
ネジ状砥石)20の移動を可能とし、工具支持コラム6
4を取り付けている。工具支持コラム64には、ネジ状
砥石20が工具軸線(S)の廻りを回転するよう取り付
けられる。
【0005】ロ−タリ−ドレッサ40を含む砥石整形ツ
−ル機構68がドレッサテ−ブル66上に設置され、か
つ、、直角のツ−リング軸線(U軸とV軸)に沿って移
動可能に工具スライダ62上に配置される。砥石整形ツ
−ル機構68は、ロ−タリ−ドレッサ40をネジ状砥石
20のリ−ド核に配置するためにドレッサテ−ブル66
上上で角度調節可能である。V軸移動は砥石20の幅に
沿ってロ−タリ−ドレッサ40を横移動可能に、かつ、
U軸移動は各々の接触点におけるロ−タリ−ドレッサ4
0を研削ネジ面のプロフィ−ルに沿って配置するために
ロ−タリ−ドレッサを内方に送るために使用される。
【0006】上記の軸線まわりに、または該軸線に沿っ
た移動は、公知のように別個の駆動電動機(図示されて
いない)により伝達される。これら可動軸線の可動機構
成部分は相互に独立した移動を行うことができ、かつ、
相互に同じに移動することができる。それぞれの電動機
の各々は、コンピュ−タに入力される命令により駆動電
動機の運転を制御するコンピュ−タ数値制御(CNC)
システムの部分として回転エンコ−ダまたはリニアエン
コ−ダ(図示されていない)と組み合わされる。これら
エンコ−ダはコンピュ−タの制御装置に可動軸線の各々
の実際位置に関する情報をフィ−ドバックする。
【0007】上記歯車研削装置TAGにおいて、ワ−ク
wは上下方向に設けられた主軸台と心押台とで水平方向
(C)に回転可能に支持され、ワ−クの軸心方向に対し
直角方向にワ−クを回転させる。ワ−クは、ワ−ク支持
コラム54の前面に設けられた上下方向(Z方向)案内
板56上に設けられた旋回板58を制御装置のメモリ−
より出力されるパルス信号に応じて正方向または逆方向
に支持された角度旋回(A方向)することによりワ−ク
が旋回されることとなる。また、上下方向案内板56を
上下に移動させることにより砥石に対する加工位置に移
動できる。
【0008】ネジ状砥石20はその直径方向を鉛直方向
にスピンドルに回転自在に軸承される。スピンドルは、
ベルト、歯車、スピンドルを収納する工具支持コラム6
4内に在る。ネジ状砥石20は、左右方向送り案内板6
0を右方向(X方向)に送ることによりワ−クwに切り
込みをかけることができる。また、工具スライダ62を
前後方向(Y)に移動して砥石をワ−クに相対向する位
置に移動できる。この歯車研削装置のNC制御軸は、X
軸、Y軸、Z軸、A軸、U軸、V軸、C軸の7軸であ
る。
【0009】この歯車研削装置においては、ドレッサ4
0により整形されるネジ状砥石は、作業者に向かってそ
の直径方向を見せており、ネジ状砥石の整形される外周
面は作業者に向かって横面(側面)となっているので、
作業者は砥石整形の状態を観察しにくい。
【0010】また、特開昭58−59727号および同
61−146417号、同61−146418号公報
は、図8に示す6軸CNC制御の歯車研削装置を示す。
この歯車研削装置は、基台10の左側に設置された加工
機構aと基台10の右側に設置されたワ−ク支持機構b
よりなる。ワ−ク支持機構bは基台10の右側に設置の
切り込みモ−タ4で左右方向(Z)に駆動される切込み
案内板3を備え、該切り込み案内板上にこれと直角方向
(X)すなわち、ワ−クの軸方向(C)に移動する前後
方向送りテ−ブル5とこれを駆動するモ−タ6とを設
け、この前後方向送りテ−ブル5上にワ−クスピンドル
ユニットを備える主軸台7と、心押台7'を設け、ワ−
ク9をこの主軸台7と心押台7'とからなり、ワ−クス
ピンドルユニットは、モ−タ8の駆動を歯車、およびク
ラッチを介してワ−クに伝え、ワ−クの軸(C)に垂直
方向に回転されるワ−ク9と、モ−タ8により駆動され
るパルス発生器とからなり、図では歯車とクラッチとパ
ルス発生器は主軸台7のボックス内に収納されている。
ワ−ク9は、ワ−ク支持機構bにワ−クの直径方向が鉛
直方向となるように支持される。
【0011】ワ−ク加工機構aは基台10上の左側にコ
ラム2を設け、このコラム上に、切り込み方向(Z)に
垂直な鉛直面内にあり、旋回の中心はワ−クスピンドル
の軸芯と同じ高さにある旋回テ−ブル11を設け、この
上には旋回面(A)と平行に砥石スピンドルの方向にネ
ジ状砥石を微量づつ移動させる上下送り(Y)案内板1
2を、更にその上に砥石スピンドルモ−タ13、歯車を
介してモ−タ13により駆動されるネジ状砥石14およ
びパルス発生器15を含むスピンドルユニット16を備
える。
【0012】この6軸CNC制御歯車研削装置は、前述
の7軸CNC制御歯車研削装置より制御軸数が1個少な
い利点があるが、ドレッサが装備されていない。ドレッ
サを装備すればさらに1軸または2軸のNC制御が必要
とされる。
【0013】さらに、特開2000−108028号公
報は、図9に示すドレッサ40を備えた7軸NC制御の
歯車研削装置を示す。この歯車研削装置は、基台10の
上部にX方向(前後方向)、Y方向(上下方向)、A方
向(旋回方向)に移動可能な砥石14を備える砥石スピ
ンドルユニット16と、ワ−ク9をC方向に回転する主
軸7とドレッサ40をU方向に回転するドレッサ軸39
を左右方向(X)に移動可能なワ−クテ−ブル3と、ワ
−クテ−ブル3をV方向に移動可能とするフロントレ−
キ41を備える。
【0014】この歯車研削装置は、砥石14が作業者に
向かって前進してワ−クへの切り込み、あるいはドレス
に供するため、作業者は砥石前進時に畏怖を抱く。作業
者に畏怖を抱かせないためには、ワ−ク切込み時、砥石
が左右方向に移動するかワ−クが砥石に向かって左右方
向に移動する前記2機種の方が好ましい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1は、歯車研
削装置において、NC制御軸数を減らすとともに、その
設置面積(フットプリント)が小さい歯車研削装置の提
供を目的とする。本発明の2は、ネジ状砥石のドレッシ
ング方法を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基台
110上の後列に設置された加工機構aと基台110上
の前列左側に設置されたワ−ククランプ機構bと基台1
10上の前列右側に設置された砥石整形ツ−ル機構cと
を備える歯車研削装置1であって、前記加工機構aは、
左右方向(Z)に移動可能に設置された案内テ−ブル1
11、該案内テ−ブルを左右方向(Z)に送る砥石左右
送り機構112、該案内テ−ブル111上に前後方向
(X)に移動可能に設置されたコラム114、該コラム
を前後方向(X)に送る砥石切込み方向送り機構11
5、砥石切り込み方向(X)に垂直な鉛直面にあり、旋
回(A)の中心をワ−クスピンドルの軸芯と同じ高さに
設けた旋回テ−ブル116、該旋回テ−ブルの駆動機構
117、該旋回テ−ブル上に旋回面と平行に砥石スピン
ドルの方向(Y)に砥石を移動させる上下移動テ−ブル
118、該上下移動テ−ブルの上下送り機構119、お
よび、前記上下移動テ−ブル118上に設置されたビル
トインモ−タにより駆動されるスピンドルに軸承された
ネジ状砥石120およびパルス発生器121を備える砥
石スピンドルユニット122を備え、前記ワ−ククラン
プ機構bは、前記砥石スピンドルユニット122に臨む
位置に設けられた主軸台130と心押台131よりな
り、ワ−クwをこの主軸台と心押台とで支持し、ワ−ク
の軸心方向(C)に対し直角方向にワ−クを回転させる
駆動機構およびパルス発生器132を備え、前記砥石整
形ツ−ル機構cは、ドレッサ140を備える、ことを特
徴とする歯車研削装置1を提供するものである。
【0017】砥石スピンドルユニットにビルトインモ−
タを採用することによりギアボックスをなくし、装置空
間を減らして砥石スピンドルユニットの旋回を容易と
し、砥石を砥石左右送り機構112により送ることによ
りドレシイング位置合わせの送りと加工位置への送りを
共通の軸線Z上で行えるようにしたので、NC制御軸を
案内テ−ブル111の左右送り方向Z軸、コラム114
の前後送り方向X軸、旋回テ−ブル116の旋回軸A、
上下移動テ−ブル118の上下方向Y軸、心押台130
のワ−クスピンドルC軸の5軸とすることができ、NC
制御軸数を2本減らすことが可能となった。
【0018】請求項2の発明は、上記歯車研削装置1を
用い、旋回テ−ブル116を旋回させることによりネジ
状砥石120の直径方向を鉛直面となし、ついで砥石左
右送り機構112により案内テ−ブル111を右方向に
移動させることにより、ネジ状砥石120をドレッサ1
40前に移動させ、その後、回転しているネジ状砥石を
前進させてドレッサに当接させネジ状砥石の整形を行う
ことを特徴とする、砥石のドレッシング方法を提供する
ものである。
【0019】作業者は、ロ−タリ−ドレッサにより砥石
をドレッシングしている際、ネジ状砥石のネジが切られ
た外周面を装置の正面から観察することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を更に詳細に説明
する。図1は本発明の歯車研削装置の斜視図、図2は歯
車研削装置の平面図、図3はその正面図、図4はその側
面図、図5は砥石スピンドルユニットの断面図、図6は
ワ−クの主軸台の断面図である。
【0021】図1に示す歯車研削装置1において、この
歯車研削装置1は、基台110上の後列に加工機構a
を、基台110上の前列左側にワ−ククランプ機構b
を、基台110上の前列右側に砥石整形ツ−ル機構cを
備える。
【0022】前記加工機構aは、左右方向(Z)に移動
可能に設置された案内テ−ブル111、該案内テ−ブル
を左右方向(Z)に送る砥石左右送り機構112、該案
内テ−ブル111上に前後方向(X)に移動可能に設置
されたコラム114、該コラムを前後方向(X)に送る
砥石切込み方向送り機構115、砥石切り込み方向
(X)に垂直な鉛直面にあり、旋回(A)の中心をワ−
クスピンドルの軸芯と同じ高さに設けた旋回テ−ブル1
16、該旋回テ−ブルの駆動機構117、該旋回テ−ブ
ル上に旋回面と平行に砥石スピンドルの方向(Y)に砥
石を移動させる上下移動テ−ブル118、該上下移動テ
−ブルの上下送り機構119、および、前記上下移動テ
−ブル118上に設置されたビルトインモ−タにより駆
動されるスピンドルに軸承されたネジ状砥石120およ
びパルス発生器121を備える砥石スピンドルユニット
122を備える。123はフレ−ムである。
【0023】図2および図3に示すように、砥石左右送
り機構112は、コラム114を設置した案内テ−ブル
111に固定した螺合体112baをネジ棒112cに
螺合させ、制御装置からの発信信号を受けたサ−ボモ−
タ112aがこのネジ棒を回転駆動させることにより案
内テ−ブル111を右方向、または左方向に送る構造と
なっている。図中、200は制御ボックスである。
【0024】図4に示すように旋回軸Aをワ−クスピン
ドルの軸芯Cと同じ高さに設けた旋回テ−ブル116
は、パルス発生器117aを備えるモ−タ117により
旋回され、はすば歯車の捩れ角を決める。
【0025】前記案内テ−ブル111上には、モ−タ1
15の駆動を歯車、ウオ−ム歯車、歯車の伝達を受けて
X軸線上を移動するコラム114が設けられ、ネジ
(筋)状砥石120をワ−クw側へ前進させることによ
りワ−クへの切り込みをかける。前述の砥石旋回モ−タ
117は該コラム114上に設置され、旋回テ−ブル1
16はスピンドルA軸の前面に鉛直に設けられる。
【0026】旋回テ−ブル116上に旋回面と平行に砥
石スピンドル軸線Y方向に砥石を移動させる上下移動テ
−ブル118が設置され、パルス発生器119bを含む
上下送り機構119のモ−タ119aを駆動させること
により歯車119c等の伝達手段を介してスピンドル1
19dを上または下方向に移動させることにより、上下
移動テ−ブル118上に取り付けられたスピンドルユニ
ット122を砥石スピンドル軸線Y上に上下移動させ
る。
【0027】スピンドルユニット122は、図5に示す
ようにハウジング122a内中央にスピンドル122b
を設け、その先端に空間部にバランサ122cを設けた
砥石軸受122dを連結し、この軸受にネジ状砥石12
0をフランジ122eで固定し、前記スピンドル122
bを外周に設けたロ−タ122fとステ−タ122gよ
りなるビルトインモ−タにより駆動して砥石120を回
転する構造となっている。122hは冷却油通路、12
2iはエンコ−ダヘッドである。
【0028】前記ワ−ククランプ機構bは、前記砥石ス
ピンドルユニット122の前面に臨む位置に設けられた
主軸台130と心押台131よりなり、ワ−クwをこの
主軸台と心押台とで支持し、ワ−クの軸心C方向に対し
直角方向にワ−クを回転させる駆動機構133およびパ
ルス発生器132を備える。駆動機構133はモ−タ、
歯車、プ−リを有する。
【0029】この主軸台130の構造を簡素化するた
め、駆動機構133を図6に示すビルトインモ−タ構造
としてもよい。図6中、130aはハウジング、130
bはスピンドル、130cはワ−ク支持工具受け孔部、
130dはロ−タ、130eはステ−タ、130fは冷
却油通路、130gはエンコ−ダヘッドである。
【0030】砥石整形ツ−ル機構cは、基台10の前部
右側に設けられ、図2に示すように粗ロ−タリ−ドレッ
サ140aと仕上ロ−タリ−ドレッサ140bおよびこ
れらドレッサを回転駆動させるモ−タ140c,140
dを備える。
【0031】ネジ状砥石120は、ネジ状砥石120の
直径方向が鉛直面をなすようにモ−タ117を駆動して
旋回テ−ブル116を旋回させ、ついで砥石左右送り機
構112により案内テ−ブル111を右方向に移動させ
ることにより、ネジ状砥石120を粗ドレッサ140a
の前に移動させ、その後、モ−タ115の駆動により回
転しているネジ状砥石を前進させて回転している粗ドレ
ッサ140aに当接させネジ状砥石の整形を行う。粗整
形が終了したら、モ−タ115の駆動により回転してい
るネジ状砥石を若干後退させ、ついで砥石左右送り機構
112により案内テ−ブル111を右方向に移動させる
ことにより、ネジ状砥石120を仕上ドレッサ140b
の前に移動させ、その後、モ−タ115の駆動により回
転しているネジ状砥石を前進させて回転している仕上ド
レッサ140bに当接させネジ状砥石の仕上整形を行
う。
【0032】仕上整形後は、モ−タ115の駆動により
回転しているネジ状砥石を若干後退させ、ついで砥石左
右送り機構112により案内テ−ブル111を左方向に
移動させてワ−ク前面に砥石を位置させ、その後、ネジ
状砥石120の直径方向が上面をなすようにモ−タ11
7を駆動して旋回テ−ブル116を旋回させることによ
り、ネジ状砥石120を研削準備位置に戻す。
【0033】案内テ−ブル111、コラム114、旋回
テ−ブル116、上下移動テ−ブル118、砥石スピン
ドル122b、心押台130のワ−クスピンドルの各直
線運動または回転運動は、上述したように別々の駆動モ
−タにより与えられ、互いに他に対して独立した動作が
可能であり、互いに同じに運動することもできる。各モ
−タのそれぞれは、制御ボックス200に設置されたコ
ンピュ−タの制御装置の記憶部ROMに入力された加工
プログラミングの命令にしたがった駆動モ−タの運転を
管理するCNCシステムの一部としてのリニアエンコ−
ダまたはロ−タリ−エンコ−ダのいずれかのようなフィ
−ドバック装置(パルス発生器)と関連づけられ、可動
部品それぞれの現在位置に関するフィ−ドバック情報を
制御装置にフィ−ドバックする。
【0034】図1に示す歯車研削装置1を用いて、ワ−
クの研削を行う作業は、下記の工程を経て行う。 1)操作ボックス200の操作盤より加工プログラミン
グを選択し、基準点、開始点、モジュ−ル、ダイヤメト
ラピッチ、歯数、センタ−間距離、捩れ角、歯ぎり、ド
レッシング等の加工条件を入力する。
【0035】2)開始ボタンを押すと、加工プログラミ
ングに従って、砥石120を開始点位置より右方向に移
動しつつ、上下移動テ−ブル118を下方向に移動さ
せ、砥石の旋回軸Aがワ−クスピンドルの軸芯Cと同じ
高さとなる位置に調節する。 3)砥石がワ−クと直交する位置に送られたら、駆動機
構117により旋回テ−ブル116を所望の捩り角旋回
し、ついで、砥石切込み方向送り機構115によりコラ
ム114を前進し、C軸に直角方向に回転しているワ−
クにS軸廻りに回転している砥石120を当接して切り
込みをかけ、研削を開始する。 4)前記駆動モ−タの各々のパルス発生器(エンコ−
ダ)より各運動部材の位置が制御装置に出力され、加工
プログラムに従い、制御装置より運動部材に指令が出力
され、各運動部材は指令に基づき作動し、歯車の研削、
ネジ状砥石の整形が行われる。
【0036】ワ−クの研削終了後は、加工プログラムに
従い、砥石120は後退され、ワ−クスピンドル軸Cに
対し直角な位置に旋回された後、左方向に移動され、開
始点位置まで戻される。
【0037】
【発明の効果】本発明の歯車研削装置においては、砥石
スピンドルユニットにビルトインモ−タを採用すること
によりギアボックスをなくし、装置空間を減らして砥石
スピンドルユニットの旋回を容易とし、砥石を砥石左右
送り機構112により送ることによりドレシイング位置
合わせの送りと加工位置への送りを共通の軸線Z上で行
えるようにしたので、NC制御軸数を2本減らすことが
可能となった。また、砥石ドレッシング時、作業者は、
歯車研削装置の正面で整形されている砥石外周面を観察
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の歯車研削装置の斜視図である。
【図2】 歯車研削装置の平面図である。
【図3】 歯車研削装置の正面図である。
【図4】 歯車研削装置の側面図である。
【図5】 砥石スピンドルユニットの断面図である。
【図6】 ワ−クの主軸台の断面図である。
【図7】 歯車研削装置の斜視図である。(公知)
【図8】 別の歯車研削装置の斜視図である。(公知)
【図9】 別の歯車研削装置の斜視図である。(公知)
【符号の簡単な説明】
1 歯車研削装置 w ワ−ク a 加工機構 b ワ−ククランプ機構 c 砥石整形ツ−ル機構 110 基台 111 案内テ−ブル 114 コラム 116 旋回テ−ブル 118 砥石上下移動テ−ブル 120 ネジ状砥石 130 主軸台 131 心押台 140 ロ−タリ−ドレッサ 200 制御ボックス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台110上の後列に設置された加工機
    構aと基台110上の前列左側に設置されたワ−ククラ
    ンプ機構bと基台110上の前列右側に設置された砥石
    整形ツ−ル機構cとを備える歯車研削装置1であって、 前記加工機構aは、左右方向(Z)に移動可能に設置さ
    れた案内テ−ブル111、該案内テ−ブルを左右方向
    (Z)に送る砥石左右送り機構112、該案内テ−ブル
    111上に前後方向(X)に移動可能に設置されたコラ
    ム114、該コラムを前後方向(X)に送る砥石切込み
    方向送り機構115、砥石切り込み方向(X)に垂直な
    鉛直面にあり、旋回(A)の中心をワ−クスピンドルの
    軸芯と同じ高さに設けた旋回テ−ブル116、該旋回テ
    −ブルの駆動機構117、該旋回テ−ブル上に旋回面と
    平行に砥石スピンドルの方向(Y)に砥石を移動させる
    上下移動テ−ブル118、該上下移動テ−ブルの上下送
    り機構119、および、前記上下移動テ−ブル118上
    に設置されたビルトインモ−タにより駆動されるスピン
    ドルに軸承されたネジ状砥石120およびパルス発生器
    121を備える砥石スピンドルユニット122を備え、 前記ワ−ククランプ機構bは、前記砥石スピンドルユニ
    ット122に臨む位置に設けられた主軸台130と心押
    台131よりなり、ワ−クwをこの主軸台と心押台とで
    支持し、ワ−クの軸心方向(C)に対し直角方向にワ−
    クを回転させる駆動機構およびパルス発生器132を備
    え、 前記砥石整形ツ−ル機構cは、ドレッサ140を備え
    る、ことを特徴とする歯車研削装置1。
  2. 【請求項2】 請求項1の歯車研削装置1を用い、旋回
    テ−ブル116を旋回させることによりネジ状砥石12
    0の直径方向を鉛直面となし、ついで砥石左右送り機構
    112により案内テ−ブル111を右方向に移動させる
    ことにより、ネジ状砥石120をドレッサ140の前に
    移動させ、その後、回転しているネジ状砥石を前進させ
    てドレッサに当接させネジ状砥石の整形を行うことを特
    徴とする、砥石のドレッシング方法。
JP2001197560A 2001-06-29 2001-06-29 歯車研削装置および砥石のドレッシング方法 Pending JP2003011021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001197560A JP2003011021A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 歯車研削装置および砥石のドレッシング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001197560A JP2003011021A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 歯車研削装置および砥石のドレッシング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003011021A true JP2003011021A (ja) 2003-01-15
JP2003011021A5 JP2003011021A5 (ja) 2008-06-19

Family

ID=19035141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001197560A Pending JP2003011021A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 歯車研削装置および砥石のドレッシング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003011021A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026789A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 歯車研削盤
JP2006035400A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 歯車研削盤
KR100929046B1 (ko) 2009-07-28 2009-11-26 디티알주식회사 Cnc 기어 연삭기
JP2010029992A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ねじ状砥石の位相合わせ方法及び歯車研削盤
CN101890539A (zh) * 2010-06-23 2010-11-24 大连交通大学 大齿轮轴锥面砂轮数控磨齿机
US8038563B2 (en) 2007-03-06 2011-10-18 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Index table
CN102975097A (zh) * 2012-12-05 2013-03-20 厦门大学 一种磨抛复合加工机床
CN104400652A (zh) * 2014-11-17 2015-03-11 重庆兴旺工具制造有限公司 镶片滚刀磨削砂轮修型机构
JP2016055400A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 三井精機工業株式会社 研削盤におけるワーク軸と砥石面との芯出し方法
CN106863071A (zh) * 2017-04-14 2017-06-20 安徽诺布特科技有限公司 用于多头金属件智能抛光打磨机的打磨装置
CN108296561A (zh) * 2018-03-13 2018-07-20 丹阳市宝利锯业机械有限公司 一种侧角研磨机用磨削进给机构
CN109079608A (zh) * 2018-08-23 2018-12-25 浙江仕善汽车科技股份有限公司 一种卡紧效果好的汽车配件打磨装置
CN109396976A (zh) * 2018-12-21 2019-03-01 广东豪特曼智能机器有限公司 一种周边磨床
CN110480482A (zh) * 2019-09-09 2019-11-22 望江县江华设备制造有限公司 一种机械零部件加工用三轴砂轮抛光装置
CN111113181A (zh) * 2020-02-04 2020-05-08 秦皇岛知聚科技有限公司 一种齿轮生产精加工设备
CN111408957A (zh) * 2020-03-31 2020-07-14 云南众诚数控机床有限公司 一种一次装夹加工完成组合式机床
CN111843731A (zh) * 2020-07-24 2020-10-30 前元运立(北京)机器人智能科技有限公司 一种流道打磨机器人
WO2022036797A1 (zh) * 2020-08-17 2022-02-24 湖南中大创远数控装备有限公司 一种数控机床
CN115026352A (zh) * 2022-06-15 2022-09-09 西北工业大学 一种双主轴面齿轮磨齿专用机床

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026789A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 歯車研削盤
JP2006035400A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 歯車研削盤
US8038563B2 (en) 2007-03-06 2011-10-18 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Index table
JP2010029992A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ねじ状砥石の位相合わせ方法及び歯車研削盤
KR100929046B1 (ko) 2009-07-28 2009-11-26 디티알주식회사 Cnc 기어 연삭기
CN101890539A (zh) * 2010-06-23 2010-11-24 大连交通大学 大齿轮轴锥面砂轮数控磨齿机
CN102975097A (zh) * 2012-12-05 2013-03-20 厦门大学 一种磨抛复合加工机床
JP2016055400A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 三井精機工業株式会社 研削盤におけるワーク軸と砥石面との芯出し方法
CN104400652A (zh) * 2014-11-17 2015-03-11 重庆兴旺工具制造有限公司 镶片滚刀磨削砂轮修型机构
CN106863071A (zh) * 2017-04-14 2017-06-20 安徽诺布特科技有限公司 用于多头金属件智能抛光打磨机的打磨装置
CN108296561A (zh) * 2018-03-13 2018-07-20 丹阳市宝利锯业机械有限公司 一种侧角研磨机用磨削进给机构
CN108296561B (zh) * 2018-03-13 2023-08-25 丹阳市宝利锯业机械有限公司 一种侧角研磨机用磨削进给机构
CN109079608A (zh) * 2018-08-23 2018-12-25 浙江仕善汽车科技股份有限公司 一种卡紧效果好的汽车配件打磨装置
CN109396976A (zh) * 2018-12-21 2019-03-01 广东豪特曼智能机器有限公司 一种周边磨床
CN110480482A (zh) * 2019-09-09 2019-11-22 望江县江华设备制造有限公司 一种机械零部件加工用三轴砂轮抛光装置
CN111113181A (zh) * 2020-02-04 2020-05-08 秦皇岛知聚科技有限公司 一种齿轮生产精加工设备
CN111113181B (zh) * 2020-02-04 2021-08-17 特百佳动力科技有限公司 一种齿轮生产精加工设备
CN111408957A (zh) * 2020-03-31 2020-07-14 云南众诚数控机床有限公司 一种一次装夹加工完成组合式机床
CN111843731A (zh) * 2020-07-24 2020-10-30 前元运立(北京)机器人智能科技有限公司 一种流道打磨机器人
CN111843731B (zh) * 2020-07-24 2022-03-08 前元运立(北京)机器人智能科技有限公司 一种流道打磨机器人
WO2022036797A1 (zh) * 2020-08-17 2022-02-24 湖南中大创远数控装备有限公司 一种数控机床
CN115026352A (zh) * 2022-06-15 2022-09-09 西北工业大学 一种双主轴面齿轮磨齿专用机床
CN115026352B (zh) * 2022-06-15 2023-04-25 西北工业大学 一种双主轴面齿轮磨齿专用机床

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003011021A (ja) 歯車研削装置および砥石のドレッシング方法
US4274231A (en) Method and apparatus for dressing a grinding wheel
US6618917B2 (en) Complex machining tools
JP2551525B2 (ja) 針金を成形する装置
JP4202306B2 (ja) 歯車研削盤
US6839953B2 (en) Combination gear hobber, chamfer/debur and shaver apparatus and method
CN102107300B (zh) 一种四联动环面蜗杆数控车磨复合机床及其加工方法
US8769820B2 (en) Method for machining the tooth edges of end-cut work wheels
KR20070089591A (ko) 기어 연삭기, 나사형 연삭휠을 드레싱하는 방법 및가공물을 연삭하는 방법
JP2000061737A (ja) スプリング製造装置
CA2596415A1 (en) Multiple operation gear manufacturing apparatus with common work axis
KR102066583B1 (ko) Plc 셋팅 제어를 이용한 자동 호빙머신
JP2018202565A (ja) 歯車加工方法及び歯車加工装置
JPS5859757A (ja) 自動研削方法におよび装置
US20090060672A1 (en) Multiple Operation Gear Manufacturing Apparatus With Common Work Axis
CN111975119A (zh) 一种磨齿机
JP3566403B2 (ja) 主軸テーパ穴再研装置
JP4462731B2 (ja) 砥石の上下ドレッシング方法および研削装置
JPH0349704B2 (ja)
JP2982531B2 (ja) 歯車形状の加工方法
JP2000108029A (ja) 研削盤
JP2001269816A (ja) 歯車加工方法及び歯車加工装置
WO2022224291A1 (ja) ホブ盤
JP2002331433A (ja) 切削加工ユニット
JPS6284916A (ja) 端面に歯溝を有する歯車の加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080507

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110617

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111108