JP2003010133A - 眼科撮影装置 - Google Patents

眼科撮影装置

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JP2003010133A
JP2003010133A JP2001194168A JP2001194168A JP2003010133A JP 2003010133 A JP2003010133 A JP 2003010133A JP 2001194168 A JP2001194168 A JP 2001194168A JP 2001194168 A JP2001194168 A JP 2001194168A JP 2003010133 A JP2003010133 A JP 2003010133A
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JP2001194168A
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Kenichi Kashiwagi
健一 柏木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光造影撮影された画像に関して、画像間で
正しい条件で比較可能とするための撮影条件を入力す
る。 【解決手段】 先ず蛍光剤濃度入力部から被検者に静注
する蛍光剤の濃度を入力する(ステップ1)。入力され
た濃度情報は、眼底カメラ内のメモリに記憶される。次
に、撮影光量/ゲイン指示部により、メモリに記憶され
ている蛍光剤の濃度情報を用いて、眼を撮影する際の撮
影光量、またCCDカメラの撮像ゲインを設定する(ス
テップ2)。被検者にステップ1で入力した濃度の蛍光
剤の静注を行い(ステップ3)、眼と眼底カメラ間の作
動距離合わせ、及びフォーカス調整、撮影倍率の設定等
を行う(ステップ4)。眼底カメラ内の撮影スイッチを
押下することにより、眼底の蛍光造影像の撮影を行う
(ステップ5)。撮影された画像はCCDカメラえ光電
変換された後に画像表示部に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば患者の眼底
を撮影する眼科撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から網膜の血流を観察する方法とし
て、蛍光剤(フルオレスセイン等)を静脈注射(以下静
注という)や経口により摂取した後に、網膜内の血流中
に現れる蛍光像をエキサイタフィルタ、バリアフィルタ
を介して抽出することが行われている。
【0003】蛍光剤による人体の影響には個人差があ
り、最悪の場合にはショックを起こすこともあり得る。
このため、通常の検査前に蛍光剤を少量静注し、影響が
ないかのテストを行う。
【0004】実際の撮影においても、人体への影響を加
味した場合には、蛍光剤の量が少量でかつ徐々に注射す
るほうが良い。しかし、この場合には出現する蛍光像の
濃度は薄くなってしまうため、正確な診断情報を得るた
めに、撮影光量を上げたり撮像ゲインを高ゲインにする
などの対応が必要となる。しかし、蛍光剤の量が多い又
は短時間で静注により逆に蛍光像の濃度が濃いと、確認
すべき部位の蛍光像が飽和してしまう虞れがあるので、
適当な蛍光量になるように調節して静注を行っている。
【0005】蛍光造影機能は通常の眼底カメラにも搭載
されており、最近では接続されたCCDカメラ等の電子
撮像機器で蛍光造影画像を取り込み、電子的に保存する
ように構成されている。また、電子保存された画像デー
タには、撮影画角や左右眼区別等の撮影時の情報も管理
可能なシステムも開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら蛍光造影
撮影においては、蛍光像の出現の有無ばかりでなく、蛍
光濃度つまり画像濃度情報も重要な要因である。この蛍
光濃度情報は次の条件で変化する。
【0007】(1)撮影光量:静止画撮影の場合にはス
トロボの発光量を示す。
【0008】(2)撮影画角:撮影時に狭角撮影を行う
場合には、広角撮影の場合に比べ光量を増やす必要があ
るため、結果として狭角撮影された画像と広角撮影され
た画像の濃度は異なる。
【0009】(3)撮像機器のゲイン(増幅率):同一
眼を同一光量でかつ同一画角で撮影しても、画像を撮像
する機器のゲインを変更した場合には、撮影された画像
の濃度が異なる。
【0010】(4)蛍光剤摂取後の経過時間:蛍光剤は
時間と共に血中濃度が薄くなってゆくが、この経過時間
と共にどのように変化するかが、診断時の情報として使
用される。
【0011】(5)蛍光剤の量:蛍光剤は被検者に投与
する量に応じて蛍光量が変化する。従って、上記の項目
が全て同じであっても、蛍光剤の量を変えてしまった場
合には単純比較ができない。
【0012】(6)蛍光剤投与の速度:蛍光剤の量が一
定であっても、被検者に静注する際の速度が早ければ、
血管中に入る蛍光濃度は濃くなってしまうし、逆に徐々
に静注した場合には濃度は薄くなる。
【0013】上記の蛍光剤の量、投与の速度に関して
は、従来の眼底カメラにおいて入力の手段がないため、
例えば前回撮影した蛍光造影画像と今回撮影した蛍光造
影画像の比較を行う場合に、前回撮影時の蛍光剤の量又
は静注の速度が異なる場合に、両画像間において正確に
比較を行うことができず、誤診の基となっている。
【0014】本発明の目的は上述の従来例の改良であ
り、より具体的な目的の1つは、蛍光造影撮影された画
像に関して、画像間で正しい条件で比較可能とするため
の撮影条件を入力することができる眼科撮影装置を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係る本発明は、被検者の眼底における蛍光
造影撮影を行う撮影手段と、被検者に投与する蛍光剤の
濃度情報・被検者への蛍光剤投与に要する時間情報・被
検者への蛍光剤の投与方法・被検者の体重情報ののうち
の少なくとも1つの情報を入力する入力手段と、該入力
手段により入力した情報を用いて前記撮影手段での蛍光
造影撮影における撮影条件を設定する設定手段とを有す
ることを特徴とする眼科撮影装置である。
【0016】請求項2に係る本発明は、前記撮影条件は
撮影する際の光量値である請求項1に記載の眼科撮影装
置である。
【0017】請求項3に係る本発明は、前記撮影条件は
撮影する際の撮像ゲインである請求項1に記載の眼科撮
影装置である。
【0018】請求項4に係る本発明は、前記入力手段に
より入力した時間情報を用いて前記撮影手段での蛍光造
影画像を補正する補正手段を有する請求項1〜3の何れ
か1つの請求項に記載の眼科撮影装置である。
【0019】請求項5に係る本発明は、被検者の眼底の
蛍光造影撮影を行う撮影手段と、被検者に投与する蛍光
剤の濃度情報・被検者への蛍光剤投与に要する時間情報
・被検者への蛍光剤の投与方法・被検者の体重情報のの
うちの少なくとも1つの情報を入力する入力手段と、該
入力手段により入力した時間情報を用いて前記撮影手段
での蛍光造影画像を補正する補正手段とを有することを
特徴とする眼科撮影装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
の装置構成図を示し、1は眼底カメラ、2はCCDカメ
ラ、3は蛍光剤濃度入力部、4は撮影光量/ゲイン指示
部、5は画像表示部である。
【0021】図2は本実施の形態の動作フローのフロー
チャート図である。撮影を始めるに当たり、先ず蛍光剤
濃度入力部3から被検者に静注する蛍光剤の濃度を入力
する(ステップ1)。ここでの入力方法としては、全体
に占める蛍光剤の量を百分率又は蛍光剤濃度100%を
1とした場合の値などを用いて行う。ステップ1で入力
された濃度情報は、眼底カメラ1内の図示しないメモリ
に記憶される。
【0022】次に、撮影光量/ゲイン指示部4により、
メモリに記憶されている蛍光剤の濃度情報を用いて、患
者の眼を撮影する際の撮影光量、またCCDカメラ2の
撮像ゲインを設定する(ステップ2)。
【0023】図3は蛍光剤を静注後に、眼底に出現する
蛍光の濃度を示す。図3において、蛍光飽和閾値を超え
た場合には表現できる濃度階調の限界を超えたことを示
し、これ以上の濃度階調表現はできない。また、一方で
曲線Bに示すような蛍光飽和閾値を大きく下回った場合
には、蛍光画像は暗くなってしまう。そこで、曲線Aの
ように蛍光飽和閾値を上回らない程度に蛍光濃度が高い
場合が理想的である。
【0024】従って、予め撮影光量/ゲイン指示部4内
の図示しない不揮発メモリ内に記憶されている蛍光剤濃
度値情報に対応して、図3に示す曲線Aのような蛍光画
像を生成可能な撮影光量、CCDカメラ2の撮像ゲイン
の値が算出可能な式、又はテーブルを記憶しておく。ス
テップ2では、撮影光量/ゲイン指示部4が上記の式、
又はテーブルを参照して具体的な撮影光量、撮像ゲイン
を設定する。
【0025】次に、被検者にステップ1で入力した濃度
の蛍光剤の静注を行う(ステップ3)。ここでは、蛍光
剤を静注で被検者へ投与する場合を例に挙げて説明した
が、これに限らず経口から投与することができる。
【0026】蛍光剤を静注すると、眼と眼底カメラ1の
図示しない対物レンズ間の作動距離合わせ、及びフォー
カス調整、撮影倍率の設定等を行う(ステップ4)。
【0027】以上の準備が整うと、眼底カメラ1内の図
示しない撮影スイッチを押下することにより、眼底の蛍
光造影像の撮影を行う(ステップ5)。撮影された画像
はCCDカメラ2で光電変換された後に、画像表示部5
に表示される。
【0028】図4は本発明の第2の実施の形態の装置構
成図を示し、図1の構成に対し蛍光剤濃度入力部3を蛍
光剤静注速度入力部6に代えている。
【0029】図5は本実施の形態の動作のフローチャー
ト図であり、撮影を始めるに際し、先ず蛍光剤静注速度
入力部6から被検者に蛍光剤を静注する速度を入力する
(ステップ7)。ここで入力する静注速度は、蛍光剤を
被検者静脈に投与する時間や、注射器のピストン部の移
動速度とする。例えば、時間を設定する場合には、静注
開始時に図示しない計時用のタイマをスタートさせ、静
注終了後にタイマを停止する。蛍光剤静注速度入力部6
はこのタイマ値を静注速度として眼底カメラ1内に静注
速度情報を設定する。ステップ7で入力された静注速度
情報は眼底カメラ1内のメモリに記憶される。
【0030】ステップ8では、静注速度と撮影光量/C
CDカメラ1の撮像ゲインを対応付けた式又はテーブル
を用いて、第1の実施の形態の場合と同様に処理する。
以下のステップ9からステップ12は、第1の実施の形
態と同様なので説明を省略する。
【0031】なお、第1の実施の形態である被検者に投
与する蛍光剤の濃度情報、第2の実施の形態である被検
者への蛍光剤投与に要する時間情報を組み合わせて処理
するように構成することもできる。更に、被検者に投
与する蛍光剤の濃度情報、被検者への蛍光剤投与に要
する時間情報、被検者への蛍光剤の投与方法(静脈投
与/動脈投与)、被検者の体重情報ののうちの少なく
とも1つの情報を入力して処理するようにしてもよい。
【0032】上述した蛍光剤濃度情報、蛍光剤静注速度
情報、或いは蛍光剤の投与方法(静脈/動脈)や被検者
の体重の情報は、眼底カメラ1内のメモリに記憶する際
に、1つずつが記憶するとは限らず、複数個の情報をそ
れぞれ記憶するようにしてもよい。
【0033】具体的には、例えば眼底カメラ1で電源を
オンにした際などに操作する医師名又はIDなどを入力
する図示しない操作者ID情報入力部が、眼底カメラ1
上にある。ここから、操作者ID等を入力すると、ここ
で入力された操作者ID情報が眼底カメラ1内のメモリ
に記憶され、ここで記憶された操作者ID情報の1つに
ついて、上記蛍光剤濃度情報、蛍光剤静注速度情報、蛍
光剤の投与方法(静脈/動脈)、被検者の体重を登録可
能なように構成する。
【0034】なお、ここでは操作者IDごとに記憶する
としたが、これに限らず任意の複数個の領域にそれぞれ
の情報を記憶するようにしてもよい。
【0035】図6は本発明の第3の実施の形態の装置構
成図を示し、図1の構成に対し、撮影光量/ゲイン支持
部を省略し、眼底カメラ1、CCDカメラ2に画像演算
処理部7を接続し、更に画像演算処理部7に画像表示部
5、画像記憶部8を接続する。
【0036】図7は本実施の形態の動作のフローチャー
ト図であり、撮影を始めるに当たり、先ず蛍光剤濃度入
力部3から被検者に静注する蛍光剤の濃度を入力する
(ステップ13)。ここでの入力方法としては、全体に
占める蛍光剤の量を百分率又は蛍光剤濃度100%を1
とした場合の値などを用いて行う。ステップ13で入力
された濃度情報は、眼底カメラ1内のメモリに記憶され
た後に画像演算処理部7に送られ、画像演算処理部7内
の図示しないメモリに記憶される。なお、ここでは蛍光
剤濃度入力部3は眼底カメラ1に接続された例を示した
が、画像演算処理部7に接続して、入力された濃度値情
報を画像演算処理部7内のメモリに記憶するように構成
してもよい。
【0037】次に、被検者へステップ13で入力した濃
度の蛍光剤の静注を行う(ステップ14)。蛍光剤を静
注すると、眼底カメラ1上の図示しない操作部から、撮
影光量、CCDカメラ2の撮像ゲイン、撮影倍率などの
撮影条件を設定する(ステップ15)。なお、ここでは
被検者への静注後に、撮影光量、撮像ゲイン、撮影倍率
などを設定するようにしたが、ステップ13の前又はス
テップ14の前に行ってもよい。
【0038】次に、眼と眼底カメラ1の図示しない対物
レンズ間の作動距離合わせ、及びフォーカス調整を行う
(ステップ16)。作動距離合わせ、フォーカス調整が
終了すると、眼底カメラ1内の図示しない撮影スイッチ
を押下することにより、眼底の蛍光造影像の撮影を行う
(ステップ17)。
【0039】撮影された画像はCCDカメラ2で光電変
換した後に、画像演算処理部7内の図示しないA/D変
換部によりデジタルデータに変換されて画像記憶部8に
登録される。また、一方でステップ17の終了後に、眼
底カメラ1内で設定されている撮影光量や撮影画角、及
び蛍光剤濃度情報などが眼底カメラ1より画像演算処理
部7に送られ、画像演算処理部7に入力された画像を画
像記憶部8に登録する前にヘッダ部にこれら撮影条件情
報が付与される(ステップ18)。
【0040】画像記憶部8に登録された蛍光造影画像
は、表示される前に画像演算処理部7で以下のように画
像濃度補正処理が行われる(ステップ19)。ここで
は、以前に撮影された蛍光造影画像と比較する場合を例
に挙げて説明する。
【0041】先ず、以前撮影された第1の蛍光造影画像
のヘッダ部に記録されている蛍光剤の濃度情報と、今回
撮影された第2の蛍光造影画像のヘッダ部に記録されて
いる蛍光剤の濃度情報を比較する。例えば、第1の蛍光
造影画像の濃度が10%、第2の蛍光造影画像の濃度が
20%である場合には、双方の蛍光剤の濃度差は2倍で
あるので、第1の蛍光造影画像の濃度を2倍にする。つ
まり、図8に示すように、ルックアップテーブル処理に
より第1画像の最も暗い濃度レベルを中間濃度レベルに
設定し、処理後画像において全体に濃度レベルが2倍に
なるようにルックアップテーブルを設定する。
【0042】なお、ここでは第1の蛍光造影画像と第2
の蛍光造影画像間において、相対的に補正が行われるよ
うにした場合を例に挙げて説明したが、これに限らず蛍
光剤の基準濃度を設定し、この値からの変化量に基づい
て補正するようにしてもよい。例えば、基準濃度を20
%に設定した場合に、撮影した画像の蛍光剤濃度が15
%であると、ルックアップテーブルによる光量の補正は
全体の濃度レベルが20/15倍になるようにする。な
お、蛍光剤の濃度以外の撮影光量や撮影倍率について
は、それぞれ既知の方法により、画像の濃度を補正す
る。
【0043】ステップ19において補正された画像は画
像表示部5に表示され、異なる蛍光剤濃度で撮影された
画像間においても単純比較が可能となる。
【0044】図9は第4の実施の形態の装置構成図を示
し、図6の構成図において、蛍光剤濃度入力部3を蛍光
剤静注速度入力部6に代えている。
【0045】図10は本実施の形態の動作のフローチャ
ート図である。撮影を始めるに当たり、先ず蛍光剤静注
速度入力部6より被検者に蛍光剤を静注する速度を入力
する(ステップ21)。ここで入力する静注速度は、蛍
光剤を被検者静脈に投与する時間や、注射器のピストン
部の移動速度とする。例えば、時間を設定する場合に
は、静注開始時に図示しない計時用のタイマをスタート
させ、静注終了後にタイマを停止する。蛍光剤静注速度
入力部6はこのタイマ値を静注速度として、眼底カメラ
1に静注速度情報を設定する。
【0046】ステップ21で入力された静注速度情報
は、眼底カメラ1内の図示しないメモリに記憶された後
に、画像演算処理部7に送られ、画像演算処理部7内の
メモリに記憶される。なお、ここでは蛍光剤静注速度入
力部6は眼底カメラ1に接続した例を示したが、画像演
算処理部7に接続して、入力された静注速度情報を画像
演算処理部7内のメモリに記憶するように構成してもよ
い。以下のステップ22からステップ25は、第3の実
施の形態と同様なので説明を省略する。
【0047】ステップ25において撮影された画像は、
CCDカメラ2で光電変換された後に、画像演算処理部
7内の図示しないA/D変換部によりデジタルデータに
変換されて画像記憶部8に登録される。また、一方でス
テップ25の終了後に、眼底カメラ1内で設定されてい
る撮影光量や撮影画角、及び蛍光剤濃静注速度情報など
が眼底カメラ1より画像演算処理部7に送られ、画像演
算処理部7に入力された画像を画像記憶部8に登録する
前に、ヘッダ部にこれら撮影条件情報が付与される(ス
テップ26)。
【0048】画像記憶部8に登録された蛍光造影画像
は、表示される前に画像演算処理部7において、次のよ
うに画像濃度補正処理が行われる(ステップ27)。こ
こでは、以前撮影された蛍光造影画像と比較する場合を
例に挙げて説明する。
【0049】先ず、以前撮影された第1の蛍光造影画像
のヘッダ部に記録されている蛍光剤の静注速度情報と、
今回撮影された第2の蛍光造影画像のヘッダ部に記録さ
れている蛍光剤の静注速度情報を比較する。例えば、第
1の蛍光造影画像の静注速度が10秒、第2の蛍光造影
画像の濃度が5秒である場合には、双方の蛍光剤の静注
速度差は2倍であるので、第1の蛍光造影画像の濃度を
2倍にする。この濃度2倍の処理は第1の実施の形態と
同様の処理であるため省略する。
【0050】なお、通常では静注速度を速くした場合
に、蛍光濃度が濃くなる時間についても速度に比例して
短くなるため、濃度変換処理は静注してから撮影までの
時間に応じて変換の程度を少なくする、つまり濃度を変
更する程度を小さくするようにしてもよい。なお、蛍光
剤の濃度以外の撮影光量や撮影倍率については、それぞ
れ既知の方法により、画像の濃度を補正する。
【0051】ステップ27において補正された画像は、
画像表示部5に表示され、異なる蛍光剤濃度で撮影され
た画像間においても単純比較が可能となる。
【0052】なお、第3の実施の形態である被検者に投
与する蛍光剤の濃度情報、第4の実施の形態である被検
者への蛍光剤投与に要する時間情報を組み合わせて処理
することもできる。更に、被検者に投与する蛍光剤の
濃度情報、被検者への蛍光剤投与に要する時間情報、
被検者への蛍光剤の投与方法(静脈投与/動脈投
与)、又は被検者の体重情報ののうちの少なくとも1
つの情報を入力して処理するようにしてもよい。
【0053】以上の説明では、眼底カメラの場合を例に
挙げて説明したが、これに限ることなく、スリットラン
プ(細隙灯顕微鏡)についても同様の効果が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上説明した本発明に係る眼科撮影装置
は、予め蛍光剤濃度情報、蛍光剤静注速度情報、蛍光剤
投与方法、体重情報を入力するように構成したので、こ
れらの情報を用いて、撮影光量、撮像ゲインを調整する
ことにより、蛍光造影撮影における最高蛍光濃度を均一
にでき、同一条件下で蛍光造影像の読影を行うことがで
きる。
【0055】また、以前撮影した蛍光剤の量や蛍光剤静
注速度が異なる蛍光造影画像についても画像の濃度差に
よる影響を考慮することなく、比較読影を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の装置構成図である。
【図2】第1の実施の形態の動作フローのフローチャー
ト図である。
【図3】蛍光濃度を示すグラフ図である。
【図4】第2の実施の形態の装置構成図である。
【図5】第2の実施の形態の動作フローのフローチャー
ト図である。
【図6】第3の実施の形態の装置構成図である。
【図7】第3の実施の形態の動作フローのフローチャー
ト図である。
【図8】ルックアップテーブルの説明図である。
【図9】第4の実施の形態の装置構成図である。
【図10】第4の実施の形態の動作フローのフローチャ
ート図である。
【符号の説明】
1 眼底カメラ 2 CCDカメラ 3 蛍光剤濃度入力部 4 撮影光量/ゲイン指示部 5 画像表示部 6 蛍光剤静注速度入力部 7 画像演算処理部 8 画像記憶部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者の眼底における蛍光造影撮影を行
    う撮影手段と、被検者に投与する蛍光剤の濃度情報・被
    検者への蛍光剤投与に要する時間情報・被検者への蛍光
    剤の投与方法・被検者の体重情報ののうちの少なくとも
    1つの情報を入力する入力手段と、該入力手段により入
    力した情報を用いて前記撮影手段での蛍光造影撮影にお
    ける撮影条件を設定する設定手段とを有することを特徴
    とする眼科撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記撮影条件は撮影する際の光量値であ
    る請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記撮影条件は撮影する際の撮像ゲイン
    である請求項1に記載の眼科撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段により入力した時間情報を
    用いて前記撮影手段での蛍光造影画像を補正する補正手
    段を有する請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載の
    眼科撮影装置。
  5. 【請求項5】 被検者の眼底の蛍光造影撮影を行う撮影
    手段と、被検者に投与する蛍光剤の濃度情報・被検者へ
    の蛍光剤投与に要する時間情報・被検者への蛍光剤の投
    与方法・被検者の体重情報ののうちの少なくとも1つの
    情報を入力する入力手段と、該入力手段により入力した
    時間情報を用いて前記撮影手段での蛍光造影画像を補正
    する補正手段とを有することを特徴とする眼科撮影装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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