JP2003007487A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2003007487A
JP2003007487A JP2001190538A JP2001190538A JP2003007487A JP 2003007487 A JP2003007487 A JP 2003007487A JP 2001190538 A JP2001190538 A JP 2001190538A JP 2001190538 A JP2001190538 A JP 2001190538A JP 2003007487 A JP2003007487 A JP 2003007487A
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discharge lamp
circuit
diode
capacitor
lighting device
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JP2001190538A
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Joji Oyama
丈二 大山
Toshiya Kanja
敏也 神舎
Yoshinobu Murakami
善宣 村上
Shigeru Ido
滋 井戸
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力電流の歪み改善機能を有する安価な自励
駆動式の放電灯点灯装置において、放電灯の周囲温度が
変化したときにも放電灯の寿命末期状態を検出する。 【解決手段】 周囲温度の変化によって放電灯L1、L
2両端の電圧が減少し、それによって異常検出回路EL
が動作しなくなった場合に、異常検出回路ELの不動作
を解除する解除回路により、低温時や高温時にも放電灯
の異常検出回路ELの動作を可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯点灯装置に
関するものであり、さらに詳しくは入力力率が高く、入
力電流の歪み改善機能を有する放電灯点灯装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の放電灯点灯装置として、本願出
願人は特願2000−178447のものを出願してい
る。図8に示す放電灯点灯装置は、前記出願に開示され
ているものであり、コンデンサやインダクタ等からなる
ローパスフィルタF1を介して入力された交流電源Vs
をダイオードブリッジDBで整流している。ダイオード
ブリッジDBで整流された直流出力端子にはダイオード
D1、D2を介して平滑用のコンデンサC4とダイオー
ドD4との直列回路が接続されている。(以下、ダイオ
ードD4のアノード側を回路グランドと言う。)なお、
ダイオードD1、D2はコンデンサC4を充電する方向
に接続されており、ダイオードD4はコンデンサC4を
放電する方向に接続されている。また、ダイオードブリ
ッジDBの直流出力端子にはコンデンサ等からなるロー
パスフィルタF2が接続されている。ダイオードD2と
並列に入力電流の歪みを改善するコンデンサC2が接続
されており、コンデンサC4とダイオードD4との直列
回路の両端にはコンデンサC5が接続されている。コン
デンサC5と並列に交互にオン/オフされる1対のスイ
ッチング素子Q1、Q2(たとえば、電界効果トランジ
スタ)の直列回路が接続されており、これがインバータ
回路を構成している。ダイオードD1のカソードとスイ
ッチング素子Q1、Q2の接続点との間には、直流阻止
コンデンサC1とリーケージトランスT1の1次巻き線
N1とスイッチング素子Q1、Q2を自励駆動する駆動
トランスT2の1次巻き線との直列回路が接続されてい
る。コンデンサC4とダイオードD4の接続点とコンデ
ンサC1とリーケージトランスT1の1次巻き線N1の
接続点との間には、ダイオードD3がコンデンサC4を
充電する方向に接続されている。また、スイッチング素
子Q1、Q2のゲートと駆動トランスT2の2次巻き線
との間にはゲート抵抗R7、R8がそれぞれ接続されて
いる。
【0003】ダイオードD1のアノードと放電灯L1の
放電灯L2との接続点との間には、抵抗R1〜R3が、
放電灯L2の放電灯L1との接続点と回路グランドの間
には、抵抗R4〜R6がそれぞれ接続されている。リー
ケージトランスT1の2次側両端には、放電灯L1、L
2の直列回路とこの直列回路と並列に共振コンデンサC
6が接続されている。放電灯L1とコンデンサC6の接
続点と回路グランドとの間にはコンデンサCAと抵抗R
Aが、放電灯L2とコンデンサC6の接続点と回路グラ
ンドとの間にはコンデンサCBと抵抗RAがそれぞれ接
続されている。放電灯L1と放電灯L2との接続点側の
フィラメントを予熱するために、リーケージトランスT
1にフィラメント予熱用巻き線N3が設けられている。
フィラメント予熱用巻き線N3と放電灯L1との間には
コンデンサC3が接続されている。
【0004】また、この放電灯点灯装置には、放電灯L
1、L2の寿命末期状態を検出するための異常検出回路
が設けられている。すなわち、リーケージトランスT1
の補助巻き線N4の一端と回路グランドとの間にはダイ
オードD5を介して抵抗R9とダイオードD6と抵抗R
10との直列回路が接続されている。ダイオードD6の
カソードと回路グランドとの間には平滑コンデンサC7
が接続され、平滑コンデンサC7と並列にツェナーダイ
オードZD1と抵抗R11と抵抗R12との直列回路が
接続されている。なお、ダイオードD5、D6はコンデ
ンサC7を充電する方向に接続されている。また、抵抗
R11と抵抗R12との接続点にはNPNトランジスタ
Q6のベースが接続されており、NPNトランジスタQ
5、Q6のエミッタは回路グランドに接続されている。
トランジスタQ6のコレクタはトランジスタQ5のベー
スと抵抗R17を介し、コンデンサC5の非回路グラン
ド側に接続されている。抵抗R5と抵抗R6の接続点と
回路グランドとの間にはコンデンサC10とダイオード
D8との直列回路が接続されている。なお、ダイオード
D8のアノードは回路グランドと接続されている。ダイ
オードD7のアノードとダイオードD8のカソードと
が、また、ダイオードD7のカソードと回路グランドと
の間にコンデンサC8と抵抗R13とがそれぞれ接続さ
れている。ツェナーダイオードZD3のアノードと回路
グランドとの間にはコンデンサC9と抵抗R16との並
列回路が、ツェナーダイオードZD3のアノードとツェ
ナーダイオードZD1のカソードとの間には、ツェナー
ダイオードZD2がそれぞれ接続されている。(以下、
ツェナーダイオードZD3のカソード側の電位を検出電
圧Vkと言う。)さらに、ツェナーダイオードZD3の
アノードにはPNPトランジスタQ3のコレクタとNP
NトランジスタQ4のベースがそれぞれ接続されてい
る。また、トランジスタQ3のベースとトランジスタQ
4のコレクタが接続されており、トランジスタQ4のエ
ミッタは回路グランドに、トランジスタQ3のエミッタ
は抵抗R14、R15とそれぞれ接続されている。ツェ
ナーダイオードZD1のカソードはダイオードD9を介
して抵抗R14に接続されている。
【0005】つぎに、ダイオードD12のアノードとス
イッチング素子Q2のゲートが、ダイオードD12のカ
ソードとダイオードD13のカソードがそれぞれ接続さ
れており、ダイオードD13には抵抗R18が並列に接
続されている。また、PNPトランジスタQ7のエミッ
タがダイオードD12のカソードに、トランジスタQ7
のコレクタが回路グランドにそれぞれ接続されている。
そして、トランジスタQ7のベースがダイオードD1
1、D10を介して、ダイオードD9のカソードに接続
されている。
【0006】放電灯L1、L2が正常点灯状態時にリー
ケージトランスT1の補助巻き線N4に発生する高周波
交流電圧は、リーケージトランスT1の2次側巻き線N
2に発生する電圧に比例する。そして、この補助巻き線
N4に発生した交流電圧をダイオードD5で半波整流
し、抵抗R9とダイオードD6とを介して平滑コンデン
サC7と抵抗R10で平滑電圧としている。すなわち、
平滑コンデンサC7の非回路グランド側には、平滑され
た直流電圧が発生している。この直流電圧により、ツェ
ナーダイオードZD1がオンとなり、トランジスタQ6
もオンとなる。トランジスタQ6がオンすると、トラン
ジスタQ6のコレクタが回路グランドとほぼ同電位にな
るので、トランジスタQ6のコレクタに接続されている
トランジスタQ5のベースも回路グランドとほぼ同電位
となり、トランジスタQ5はオフとなる。したがって、
放電灯L1、L2が正常点灯状態時には、トランジスタ
Q5のコレクタは開放状態となっている。
【0007】つぎに、異常検出回路の検出電圧Vkの発
生態様を説明する。放電灯L1、L2が正常点灯状態時
には、抵抗R6の非回路グランド側にはダイオードブリ
ッジDBで整流した直流電圧を抵抗R1〜R6で分圧し
た直流電圧が発生している。ただし、放電灯L1と放電
灯L2との接続点は、放電灯L1、L2のフィラメント
等の影響で、若干の高周波電圧が発生しており、この電
圧が高周波をバイパスするコンデンサC10とダイオー
ドD7を介して、コンデンサC8と抵抗R13とで平滑
されて、ツェナーダイオードZD3のカソードには数ボ
ルト程度の平滑電圧が発生している。
【0008】ここで、放電灯L1、L2が寿命末期状態
になったときの異常検出回路の動作を説明する。放電灯
L1、L2が寿命末期状態になると、抵抗R6の非回路
グランド側に高周波の非対称電圧が発生する。これが、
コンデンサC10とダイオードD7を介して、ツェナー
ダイオードZD3のカソード電圧(検出電圧Vk)を上
昇させる。そして、ツェナーダイオードZD3のカソー
ド電位がツェナーダイオードZD3のオン電圧を超える
と、NPNトランジスタQ4がオン→PNPトランジス
タQ3がオンとなり、トランジスタQ3のエミッタが回
路グランドとほぼ同電位となる。
【0009】すると、スイッチング素子Q2のゲート→
ダイオードD12→トランジスタQ7のエミッタ→Q7
のベース→ダイオードD11→ダイオードD10→抵抗
R14の経路で電流が流れ、トランジスタQ7はオン
し、スイッチング素子Q2のゲート→ダイオードD12
→トランジスタQ7のエミッタ→トランジスタQ7のコ
レクタの経路でスイッチング素子Q2の電荷が引き抜か
れ、インバータ回路が発振停止する。そして、コンデン
サC9の電荷が抵抗R16を介して放電してしまうと、
トランジスタQ4オフ→トランジスタQ3オフ→トラン
ジスタQ7オフとなり、スイッチング素子Q2の電荷が
引き抜かれなくなるので、放電灯点灯装置は再起動す
る。すなわち、放電灯L1、L2が寿命末期状態になっ
たとき放電灯点灯装置は間欠発振をする。
【0010】図8に示す放電灯点灯装置は、入力電流の
歪み改善機能を有する安価な放電灯点灯装置であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、放電灯L
1、L2の周囲温度が5℃程度以下の低温の場合や、5
0℃程度以上の高温の場合には、放電灯L1、L2の電
圧が25℃の常温時に比べて低下し、したがって、リー
ケージトランスT1の補助巻き線N4に発生する電圧も
低下していた。低温時や高温時の放電灯電圧の低下は、
特にクリプトン等の希ガスを含む省電力型の放電灯で顕
著である。放電灯電圧が低下すると、以下の動作で、検
出電圧Vk(ツェナーダイオードZD3のカソード電
圧)が略ゼロとなってしまい、放電灯の寿命末期状態を
検出できなかった。すなわち、放電灯L1、L2の電圧
が低下→補助巻き線N4に発生する電圧が低下→平滑コ
ンデンサC7の電圧が低下→ツェナーダイオードZD1
がオフ→抵抗R17を介してトランジスタQ5がオン→
ツェナーダイオードZD3のカソード電圧が略ゼロ、つ
まり、検出電圧Vkが略ゼロとなる。このため、低温時
や高温時には、放電灯の寿命末期状態を検出できない場
合があり、放電灯点灯装置への入力電力が増加し、その
結果、放電灯を構成する各電子部品の温度が上昇し、放
電灯点灯装置の寿命が短くなったり、極端な場合には、
放電灯点灯装置が熱破壊する場合があった。
【0012】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、放電灯の周囲温度が
低温や高温になった場合にも、放電灯の寿命末期状態が
検出可能な放電灯点灯装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の放電灯点
灯装置は、交流電源を整流する整流回路と;整流回路の
出力端にインピーダンス要素を介して接続される第1、
第2のスイッチング素子の直列回路からなる自励駆動式
インバータ回路と;インバータ回路の両端に接続されス
イッチング素子のスイッチング動作により充電され平滑
作用を行う電源回路と;整流回路の出力端とインピーダ
ンス要素との接続点と、第1、第2のスイッチング素子
の接続点と、の間に接続される直流阻止コンデンサと放
電灯を含む共振回路と第1、第2のスイッチング素子を
自励駆動するための駆動トランスとの直列回路と;放電
灯の異常を検出する異常検出回路と;を備えた放電灯点
灯装置において、異常検出回路は放電灯電圧が常温時の
電圧では動作可能であり、周囲温度の変化によって放電
灯電圧が減少し、それによって異常検出回路が動作しな
くなった場合に、異常検出回路の不動作を解除する解除
回路により放電灯の異常検出を可能としたことを特徴と
するものである。
【0014】この放電灯点灯装置においては、周囲温度
の変化によって放電灯電圧が減少し、異常検出回路が不
動作になった場合にも、不動作を解除する解除回路の働
きにより、異常検出回路を動作させることができ、した
がって、放電灯の寿命末期状態を検出でき、放電灯を寿
命末期状態で点灯させることによる放電灯点灯装置の寿
命の劣化や放電灯点灯装置の熱破壊を防止できる。
【0015】請求項2記載の放電灯点灯装置は、請求項
1記載の放電灯点灯装置において、放電灯は希ガスを含
む省電力型であることを特徴とするものである。
【0016】希ガスを含む省電力型の放電灯は希ガスを
含まない放電灯と比較して、低温時や高温時に放電灯電
圧の低下度が大きい。請求項2記載の放電灯点灯装置で
は、このような放電灯を負荷とした場合にも、放電灯の
寿命末期状態を検出でき、放電灯を寿命末期状態で点灯
させることによる放電灯点灯装置の寿命の劣化や放電灯
点灯装置の熱破壊を防止できる。
【0017】請求項3記載の放電灯点灯装置は、請求項
1又は2記載の放電灯点灯装置において、低温時の入力
電流増加に伴い放電灯点灯装置を構成する回路要素にか
かる電圧が上昇したとき又は回路要素に流れる電流が増
加したときに、前記電圧の上昇又は電流の増加を解除回
路へ帰還することにより低温時にも放電灯の異常検出を
可能としたことを特徴とするものである。
【0018】この放電灯点灯装置においては、低温時に
放電灯電圧が低下し、異常検出回路が働かなくなった場
合に、低温時の入力電流増加による各回路要素の電圧上
昇や電流増加を解除回路へ帰還してやることにより、放
電灯の寿命末期状態を検出することができる。
【0019】請求項4記載の放電灯点灯装置は、請求項
1又は2記載の放電灯点灯装置において、低温時や高温
時において、放電灯電圧が減少しそれによって異常検出
回路が動作しなくなった場合に、周囲温度を検出し解除
回路を動作させることで放電灯の異常検出を可能とした
ことを特徴とするものである。
【0020】この放電灯点灯装置においては、低温時や
高温時に放電灯電圧が低下し、異常検出回路が不動作に
なった場合にも、解除回路が周囲温度を検出し異常検出
回路の動作を可能とすることによって、放電灯の寿命末
期状態を検出することができる。
【0021】請求項5記載の放電灯点灯装置は、請求項
1ないし請求項4いずれか1つに記載の放電灯点灯装置
において、インピーダンス要素をコンデンサと、電源回
路を充電する方向に接続されるダイオードと、の並列回
路からなることを特徴とするものである。
【0022】この放電灯点灯装置においては、簡単な構
成で入力電流の歪みを改善でき、かつ、周囲温度の変化
によって放電灯電圧が減少したときも、放電灯の寿命末
期状態を検出することができる。
【0023】請求項6記載の放電灯点灯装置は、請求項
1ないし請求項5いずれか1つに記載の放電灯点灯装置
において、電源回路は、少なくとも1つのスイッチング
素子を含んでなる降圧チョッパ回路であることを特徴と
するものである。
【0024】この放電灯点灯装置においては、インバー
タ回路の電源となる平滑電源の谷部の電圧降下を防止で
き、入力電流の歪みを改善できる。また、周囲温度の変
化によって放電灯電圧が減少したときも、放電灯の寿命
末期状態を検出することができる。
【0025】請求項7記載の放電灯点灯装置は、請求項
6記載の放電灯点灯装置において、電源回路は、平滑コ
ンデンサ;と平滑コンデンサを放電する方向に接続され
るダイオードの直列回路と;直列回路に並列に接続され
るコンデンサと;前記平滑コンデンサと前記ダイオード
の接続点と、直流阻止コンデンサと放電灯を含む共振回
路の接続点と、の間に平滑コンデンサが充電される方向
にダイオード;とを接続したことを特徴とするものであ
る。
【0026】この放電灯点灯装置においては、降圧チョ
ッパ回路のインダクタと共振回路のリーケージトランス
の1次巻き線とを兼用した簡単な構成でインバータ回路
の電源となる平滑電源の谷部の電圧降下を防止でき、入
力電流の歪みを改善できる。また、周囲温度の変化によ
って放電灯電圧が減少したときも、放電灯の寿命末期状
態を検出することができる。
【0027】請求項8記載の放電灯点灯装置は、請求項
6記載の放電灯点灯装置において、電源回路は、インダ
クタと、平滑コンデンサと、平滑コンデンサを放電する
方向に接続されるダイオードと、の直列回路と;直列回
路の両端に並列に接続されるコンデンサと;平滑コンデ
ンサとダイオードの接続点と、第1、第2のスイッチン
グ素子の接続点と、の間に平滑コンデンサが充電される
方向にダイオード;とを接続したことを特徴とするもの
である。
【0028】この放電灯点灯装置においては、降圧チョ
ッパ回路のインダクタを別途設けており、簡単な構成で
インバータ回路の電源となる平滑電源の谷部の電圧降下
を防止でき、入力電流の歪みを改善できる。また、周囲
温度の変化によって放電灯電圧が減少したときも、放電
灯の寿命末期状態を検出することができる。
【0029】請求項9記載の放電灯点灯装置は、交流電
源を整流する整流回路と;整流回路の出力端にインピー
ダンス要素を介して接続される第1、第2のスイッチン
グ素子の直列回路からなる自励駆動式インバータ回路
と;インバータ回路の両端に接続されスイッチング素子
のスイッチング動作により充電され平滑作用を行う電源
回路と;整流回路の出力端と第1のダイオードの接続点
と、第1、第2のスイッチング素子の接続点と、の間に
接続される放電灯を含む共振回路と;放電灯の異常を検
出する異常検出回路と;を備えた放電灯点灯装置におい
て、異常検出回路の検出電圧は整流回路の出力電圧を分
圧した電圧とすることにより、低温時や高温時にも放電
灯の異常検出が可能なことを特徴とするものである。
【0030】この放電灯点灯装置においては、降圧チョ
ッパ回路のインダクタと共振回路のリーケージトランス
の1次巻き線とを兼用した簡単な構成でインバータ回路
の電源となる平滑電源の谷部の電圧降下を防止でき、入
力電流の歪みを改善できる。また、周囲温度の影響を受
けることなく、放電灯の寿命末期状態を検出することが
できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1を参照して説明する。(第1の実施形態は請求項1
〜3、請求項5〜7に対応している。)図1に示す放電
灯点灯装置は、交流電源(Vs)を整流する整流回路(ダ
イオードブリッジDB)と;整流回路(ダイオードブリ
ッジDB)の出力端にインピーダンス要素(ダイオード
D2とコンデンサC2との並列回路)を介して接続され
る第1、第2のスイッチング素子(たとえば、電界効果
トランジスタQ1、Q2)の直列回路からなる自励駆動
式インバータ回路と;インバータ回路の両端に接続され
スイッチング素子(スイッチング素子Q1、Q2)のス
イッチング動作により充電され平滑作用を行う電源回路
(平滑コンデンサC4とダイオードD4の直列回路と、
直列回路に並列に接続されたコンデンサC5と、コンデ
ンサC4を充電する方向に接続されたダイオードD3
と、からなる)と;整流回路(ダイオードブリッジD
B)の出力端とインピーダンス要素(ダイオードD2と
コンデンサC2の並列回路)との接続点と、第1、第2
のスイッチング素子(電界効果トランジスタQ1、Q
2)との接続点と、の間に接続される直流阻止コンデン
サ(コンデンサC1)と放電灯(放電灯L1、L2)と
を含む共振回路(リーケージトランスT1、共振コンデ
ンサC6)と第1、第2のスイッチング素子(電界効果
トランジスタQ1、Q2)を自励駆動するための駆動ト
ランス(駆動トランスT2)との直列回路と;放電灯
(放電灯L1、L2)の異常を検出する異常検出回路
(異常検出回路EL)と;を備えた放電灯点灯装置にお
いて、異常検出回路(異常検出回路EL)は放電灯(放
電灯L1、L2)の電圧が常温時の電圧では動作可能で
あり、周囲温度の変化によって放電灯(放電灯L1、L
2)の電圧が減少し、それによって異常検出回路(異常
検出回路EL)が動作しなくなった場合に、異常検出回
路(異常検出回路EL)の不動作を解除する解除回路
(コンデンサC11と抵抗R19、R20とツェナーダ
イオードZD4とからなる)により放電灯(放電灯L
1、L2)の異常検出を可能としたことを特徴とするも
のである。
【0032】以下、図1に示す放電灯点灯装置の詳細な
構成を示す。本放電灯点灯装置は、大きく分けて、異常
検出回路EL以外の部分(以下、主回路と言う。)と異
常検出回路ELとからなる。
【0033】まず、主回路の詳細な構成は以下のとおり
である。コンデンサやインダクタ等からなるローパスフ
ィルタF1を介して入力された交流電源Vsをダイオー
ドブリッジDBで整流している。ダイオードブリッジD
Bで整流された直流出力端子にはダイオードD1、D2
を介して平滑用のコンデンサC4とダイオードD4との
直列回路が接続されている。(以下、ダイオードD4の
アノード側を回路グランドと言う。)なお、ダイオード
D1、D2はコンデンサC4を充電する方向に接続され
ており、ダイオードD4はコンデンサC4を放電する方
向に接続されている。また、ダイオードブリッジDBの
直流出力端子には、コンデンサ等からなるローパスフィ
ルタF2が接続されている。ダイオードD2と並列に入
力電流の歪みを改善するコンデンサC2が接続されてお
り、コンデンサC4とダイオードD4の直列回路の両端
にはコンデンサC5が接続されている。コンデンサC5
と並列に交互にオン/オフされる1対のスイッチング素
子Q1、Q2(たとえば、電界効果トランジスタ)の直
列回路が接続されており、これがインバータ回路を構成
している。ダイオードD1のカソードとスイッチング素
子Q1、Q2の接続点との間には、直流阻止コンデンサ
C1とリーケージトランスT1の1次巻き線N1とスイ
ッチング素子Q1、Q2を自励駆動する駆動トランスT
2の1次巻き線との直列回路が接続されている。コンデ
ンサC4とダイオードD4との接続点とコンデンサC1
とリーケージトランスT1の1次巻き線N1との間に
は、ダイオードD3、D4がコンデンサC4を充電する
方向に接続されている。ダイオードD3とコンデンサC
4とリーケージトランスT1の1次側巻き線N1とスイ
ッチング素子Q1の内蔵ダイオードとスイッチング素子
Q2とで降圧チョッパ回路を構成している。スイッチン
グ素子Q1、Q2のゲートと駆動トランスT2の2次巻
き線との間にはゲート抵抗R7、R8がそれぞれ接続さ
れている。
【0034】ダイオードD1のアノードと放電灯L1の
放電灯L2との接続点との間には、抵抗R1ないしR3
が、放電灯L2の放電灯L1との接続点と回路グランド
の間には、抵抗R4ないしR6がそれぞれ接続されてい
る。リーケージトランスT1の2次側両端には、放電灯
L1、L2の直列回路とこの直列回路に並列に共振コン
デンサC6が接続されている。放電灯L1とコンデンサ
C6の接続点と回路グランドとの間にはコンデンサCA
と抵抗RAが、放電灯L2とコンデンサC6の接続点と
回路グランドとの間にはコンデンサCBと抵抗RAがそ
れぞれ接続されている。放電灯L1と放電灯L2との接
続点側のフィラメントを予熱するために、リーケージト
ランスT1にフィラメント予熱用巻き線N3が設けられ
ている。フィラメント予熱用巻き線N3と放電灯L1と
の間にはコンデンサC3が接続されている。
【0035】以下、放電灯L1、L2が正常点灯状態時
の主回路の動作について説明する。
【0036】まず、ダイオードブリッジDBの出力電位
がコンデンサC4の非回路グランド側よりも高い場合
(すなわち、交流電源Vsがピーク付近の場合)を考え
る。スイッチング素子Q2がオン、スイッチング素子Q
1がオフの場合には、交流電源Vs→ローパスフィルタ
F1→ダイオードブリッジDB→ローパスフィルタF2
→ダイオードD1→コンデンサC1→リーケージトラン
スT1の1次巻き線N1→駆動トランスT2の1次巻き
線→スイッチング素子Q2→ローパスフィルタF2→ダ
イオードブリッジDB→ローパスフィルタF1→交流電
源Vsの経路で電流が流れる。コンデンサC1の充電後
は、交流電源Vs→ローパスフィルタF1→ダイオード
ブリッジDB→ローパスフィルタF2→ダイオードD1
→コンデンサC2(ダイオードD2)→コンデンサC4
→ダイオードD3→リーケージトランスT1の1次巻き
線N1→駆動トランスT2の1次巻き線→スイッチング
素子Q2→ローパスフィルタF2→ダイオードブリッジ
DB→ローパスフィルタF1→交流電源Vsの経路で電
流が流れる。そして、スイッチング素子Q2がオフ、ス
イッチング素子Q1がオンになると、リーケージトラン
スT1の1次巻き線N1→駆動トランスT2の1次巻き
線→スイッチング素子Q1の内臓ダイオード→コンデン
サC4→ダイオードD3→リーケージトランスT1の1
次巻き線N1の経路で回生電流が流れる。そして、共振
電流が反転すると、コンデンサC1→ダイオードD2→
スイッチング素子Q1→駆動トランスT2の1次巻き線
→リーケージトランスT1の1次巻き線N1→コンデン
サC1の経路で電流が流れる。やがて、スイッチング素
子Q2がオフ、スイッチング素子Q1がオフになると、
リーケージトランスT1の1次巻き線N1→コンデンサ
C1→ダイオードD2→コンデンサC5→スイッチング
素子Q2の内臓ダイオード→駆動トランスT2の1次巻
き線→リーケージトランスT1の1次巻き線N1の経路
で回生電流が流れる。やがて、共振電流が反転すると、
コンデンサC1→リーケージトランスT1の1次巻き線
N1→駆動トランスT2の1次巻き線→スイッチング素
子Q2→コンデンサC5→コンデンサC2→コンデンサ
C1の経路で電流が流れる。そして、コンデンサC5の
電荷が放電され、ダイオードブリッジDBの出力電位が
コンデンサC4の非回路グランド側よりも高くなると、
再び最初の動作に戻る。
【0037】つぎに、ダイオードブリッジDBの出力電
位がコンデンサC4の非回路グランド側よりも低い場合
(すなわち、交流電源Vsがゼロクロス付近の場合)を
考える。スイッチング素子Q2がオン、スイッチング素
子Q1がオフの場合には、交流電源Vs→ローパスフィ
ルタF1→ダイオードブリッジDB→ローパスフィルタ
F2→ダイオードD1→コンデンサC1→リーケージト
ランスT1の1次巻き線N1→駆動トランスT2の1次
巻き線→スイッチング素子Q2→ローパスフィルタF2
→ダイオードブリッジDB→ローパスフィルタF1→交
流電源Vsの経路で電流が流れる。そして、スイッチン
グ素子Q2がオフ、スイッチング素子Q1がオンになる
と、交流電源Vs→ローパスフィルタF1→ダイオード
ブリッジDB→ローパスフィルタF2→ダイオードD1
→コンデンサC1→リーケージトランスT1の1次巻き
線N1→駆動トランスT2の1次巻き線→スイッチング
素子Q1の内臓ダイオード→コンデンサC5→ローパス
フィルタF2→ダイオードブリッジDB→ローパスフィ
ルタF1→交流電源Vsの経路で回生電流が流れる。や
がて、共振電流が反転すると、コンデンサC1→コンデ
ンサC2(ダイオードD2)→スイッチング素子Q1→
駆動トランスT2の1次巻き線→リーケージトランスT
1の1次巻き線N1→コンデンサC1の経路で共振電流
が流れる。つぎに、スイッチング素子Q2がオン、スイ
ッチング素子Q1がオフになると、リーケージトランス
T1の1次巻き線N1→コンデンサC1→ダイオードD
2→コンデンサC5→スイッチング素子Q2の内臓ダイ
オード→駆動トランスT2の1次巻き線→リーケージト
ランスT1の1次巻き線N1の経路で回生電流が流れ
る。やがて、共振電流が反転すると、コンデンサC5→
コンデンサC2→コンデンサC1→リーケージトランス
T1の1次巻き線N1→駆動トランスT2の1次巻き線
→スイッチング素子Q2→コンデンサC5の経路で電流
が流れる。そして、コンデンサC5の電荷が放電され、
ダイオードブリッジDBの出力電位がコンデンサC4の
非回路グランド側よりも高くなると、再び最初の動作に
戻る。
【0038】つぎに、異常検出回路ELの詳細を示す。
リーケージトランスT1の補助巻き線N4の一端と回路
グランドとの間にはダイオードD5を介して抵抗R9と
ダイオードD6と抵抗R10との直列回路が接続されて
いる。ダイオードD6のカソードと回路グランドとの間
には平滑コンデンサC7が接続され、平滑コンデンサC
7と並列にツェナーダイオードZD1と抵抗R11と抵
抗R12との直列回路が接続されている。なお、ダイオ
ードD5、D6はコンデンサC7を充電する方向に接続
されている。また、抵抗R11と抵抗R12との接続点
にはNPNトランジスタQ6のベースが接続されてお
り、NPNトランジスタQ5、Q6のエミッタはそれぞ
れ回路グランドに接続されている。トランジスタQ6の
コレクタはトランジスタQ5のベースと抵抗R17とを
介し、コンデンサC5の非回路グランド側に接続されて
いる。抵抗R5と抵抗R6の接続点と回路グランドとの
間にはコンデンサC10とダイオードD8の直列回路が
接続されている。なお、ダイオードD8のアノードは回
路グランドと接続されている。ダイオードD7のアノー
ドとダイオードD8のカソードが、また、ダイオードD
7のカソードとコンデンサC8と抵抗R13との並列回
路がそれぞれ接続されている。ツェナーダイオードZD
3のアノードと回路グランドとの間にはコンデンサC9
と抵抗R16との並列回路が、ツェナーダイオードZD
3のアノードとツェナーダイオードZD1のカソードと
の間には、ツェナーダイオードZD2がそれぞれ接続さ
れている。(以下、ツェナーダイオードZD3のカソー
ド側を検出電圧Vkと言う。)さらに、ツェナーダイオ
ードZD3のアノードにはPNPトランジスタQ3のコ
レクタとNPNトランジスタQ4のベースがそれぞれ接
続されている。また、トランジスタQ3のベースとトラ
ンジスタQ4のコレクタが接続されており、トランジス
タQ4のエミッタは回路グランドに、トランジスタQ3
のエミッタは抵抗R14、R15とそれぞれ接続されて
いる。ツェナーダイオードZD1のカソードはダイオー
ドD9を介して抵抗R14に接続されている。
【0039】つぎに、ダイオードD12のアノードとス
イッチング素子Q2のゲートが、ダイオードD12のカ
ソードとダイオードD13のカソードがそれぞれ接続さ
れており、ダイオードD13には抵抗R18が並列に接
続されている。また、PNPトランジスタQ7のエミッ
タがダイオードD12のカソードに、トランジスタQ7
のコレクタが回路グランドにそれぞれ接続されている。
そして、トランジスタQ7のベースがダイオードD1
1、D10を介して、ダイオードD9のアノードに接続
されている。
【0040】異常検出回路ELの不動作を解除する解除
回路として、コンデンサC5の非回路グランド側と抵抗
R10の非回路グランド側との間に抵抗R19とツェナ
ーダイオードZD4との直列回路が接続されており、ま
た、コンデンサC5の非回路グランド側と回路グランド
との間にコンデンサC11と抵抗R2とがそれぞれ接続
されている。
【0041】従来の技術で説明したように、放電灯L
1、L2が正常点灯状態時には、リーケージトランスT
1の補助巻き線N4に発生する高周波交流電圧はリーケ
ージトランスT1の2次側巻き線N2に発生する電圧に
比例する。そして、この補助巻き線N4に発生した交流
電圧をダイオードD5で半波整流し、抵抗R9とダイオ
ードD6とを介して平滑コンデンサC7と抵抗R10と
で平滑電圧としている。すなわち、平滑コンデンサC7
の非回路グランド側には、平滑された直流電圧が発生し
ている。この直流電圧により、ツェナーダイオードZD
1がオンとなり、トランジスタQ6もオンとなる。トラ
ンジスタQ6がオンすると、トランジスタQ6のコレク
タが回路グランドとほぼ同電位になるので、トランジス
タQ6のコレクタに接続されているトランジスタQ5の
ベースも回路グランドとほぼ同電位となり、トランジス
タQ5はオフとなる。したがって、放電灯L1、L2が
正常点灯状態時には、トランジスタQ5のコレクタは開
放状態となっている。
【0042】つぎに、異常検出回路ELの検出電圧Vk
の発生態様を説明する。放電灯L1、L2が正常点灯状
態時には、抵抗R6の非回路グランド側にはダイオード
ブリッジDBで整流した直流電圧を抵抗R1〜R6で分
圧した直流電圧が発生している。ただし、放電灯L1と
放電灯L2との接続点は、放電灯L1、L2のフィラメ
ント等の影響で、若干の高周波電圧が発生しており、こ
の電圧が高周波をバイパスするコンデンサC10とダイ
オードD7を介して、コンデンサC8と抵抗R13とで
平滑されている。すなわち、ツェナーダイオードZD3
のカソード(検出電圧Vk)には数ボルト程度の平滑電
圧が発生している。なお、この電圧自体は周囲温度の影
響を受けない。
【0043】一般に、放電灯の周囲温度が低下すると、
放電灯電圧は常温時に比べて低下する。この現象はクリ
プトンやキセノン等の希ガスをほとんど含まない放電灯
(たとえば、松下電器産業株式会社製FHF32)にお
いても起こるが、希ガスを含む省電力型の放電灯(たと
えば、松下電器産業株式会社製FLR40S/36)に
おいて特に顕著である。図2にFLR40S/36とF
HF32の周囲温度変化に対する放電灯電圧の変化のグ
ラフ(25℃を100%とし、各周囲温度での放電灯電
圧の相対値)を示す。たとえば、FLR40S/36の
場合、周囲温度が0℃のときの放電灯電圧の相対値は2
5℃時のそれの略80%となり、FHF32の略90%
に比べて低温時の放電灯電圧の降下が大きい。
【0044】希ガスを含む省電力型の放電灯において、
周囲温度が5℃程度以下の低温時には、上記詳述したよ
うに、放電灯L1、L2の電圧は低下し、それに比例し
てリーケージトランスT1の補助巻き線N4に発生する
電圧も低下する。すると、コンデンサC7の電圧が低下
→ツェナーダイオードZD1オフ→トランジスタQ6オ
フ→トランジスタQ5オン→検出電圧Vkは略ゼロ→放
電灯L1、L2の寿命末期状態を検出できない、となる
ところだが、図1に示す放電灯点灯装置は低温時には、
交流電源Vsからの入力電流が増加し、したがって、コ
ンデンサC5の非回路グランド側の電圧が上昇する。す
ると、コンデンサC5の非回路グランド側電圧が上昇→
ツェナーダイオードZD4オン→コンデンサC7に電荷
を供給→ツェナーダイオードZD1オン、の動作でツェ
ナーダイオードZD1をオンさせることができ、低温時
においても放電灯L1、L2の寿命末期状態を検出する
ことができる。
【0045】すなわち、低温時に放電灯L1、L2が寿
命末期状態になると、抵抗R6の非回路グランド側に高
周波の非対称電圧が発生する。これが、コンデンサC1
0、ダイオードD7を介して、ツェナーダイオードZD
3のカソード電圧(検出電圧Vk)を上昇させる。そし
て、ツェナーダイオードZD3のカソード電位がツェナ
ーダイオードZD3のオン電圧を超えると、NPNトラ
ンジスタQ4オン→PNPトランジスタQ3オンとな
り、トランジスタQ3のエミッタが回路グランドとほぼ
同電位となる。すると、スイッチング素子Q2のゲート
→ダイオードD12→トランジスタQ7のエミッタ→Q
7のベース→ダイオードD11→ダイオード10→抵抗
R14の経路で電流が流れ、トランジスタQ7はオン
し、スイッチング素子Q2のゲート→ダイオードD12
→トランジスタQ7のエミッタ→Q7のコレクタの経路
でスイッチング素子Q2の電荷が引き抜かれ、放電灯点
灯装置は発振停止する。そして、コンデンサC9の電荷
が抵抗R16を介して放電してしまうと、トランジスタ
Q4オフ→トランジスタQ3オフ→トランジスタQ7オ
フとなり、スイッチング素子Q2の電荷が引き抜かれな
くなるので、放電灯点灯装置は再起動する。このように
して、低温時にも、放電灯点灯装置は間欠発振をさせる
ことができ、寿命末期状態を検出することができる。
【0046】なお、図1に示す放電灯点灯装置が低温時
において交流電源Vsからの入力電流が増加する理由
は、低温時には放電灯の等価抵抗が減少し、これに伴っ
て放電灯点灯装置を流れる共振電流が増加する、すなわ
ち、低温時には放電灯点灯装置が交流電源Vsから取り
こむ入力電流が増加するからである。
【0047】また、第1の実施形態では主回路の一例と
して、図1の回路図を示したが、主回路は図1に示した
ものに限定されるわけではなく、特開2000−100
587公報に開示されている他の主回路でも良い。
【0048】以下、本発明の第2の実施形態を図3を参
照して説明する。(第2の実施形態は請求項1〜3、請
求項5〜7に対応している。) 図3に示す放電灯点灯装置は、図1に示した放電灯点灯
装置において、異常検出回路ELの不動作を解除する解
除回路として、コンデンサC11、抵抗R19、R2
0、ツェナーダイオードZD4の代わりに、抵抗R10
と並列にコンデンサC11を、スイッチング素子Q2の
ソースと回路グランドとの間に抵抗R19を、スイッチ
ング素子Q2のソースと抵抗R19との接続点とコンデ
ンサC11の非グランドとの間に抵抗R20とダイオー
ドD14との直列回路を付加したものである。
【0049】第1の実施形態と同様に、本放電灯点灯装
置においても、低温時には交流電源Vsからの入力電流
が増加し、したがって、スイッチング素子Q2に流れる
ドレイン電流が増加する。この低温時のドレイン電流の
増加分をコンデンサC7に帰還(コンデンサC7を充
電)してやり、ツェナーダイオードZD1をオンさせて
おく。これにより、第1の実施形態と同様に、低温時に
も寿命末期状態を検出することができる。
【0050】以下、本発明の第3の実施形態を図4を参
照して説明する。(第3の実施形態は請求項1〜3、請
求項5、6、8に対応している。) 図4に示す放電灯点灯装置は、図1に示した放電灯点灯
装置において、異常検出回路ELの不動作を解除する解
除回路として、コンデンサC11、抵抗R19、R2
0、ツェナーダイオードZD4の代わりに、コンデンサ
C5の非回路グランド側と抵抗R10の非回路グランド
側との間に抵抗R19とダイオードD14の直列回路を
付加したものである。また、主回路は特開2000−2
70566の図3に開示されているものである。すなわ
ち、ダイオードD3のカソードがリーケージトランスの
1次巻き線N1と駆動トランスT2の1次巻き線の接続
点に、ダイオードD3のアノードがコンデンサC4とダ
イオードD4のカソードの接続点に接続された点が図1
に示した放電灯点灯装置の主回路と異なっている。主回
路の動作原理は、基本的には第1の実施形態と同様なの
で省略する。
【0051】第1の実施形態と同様に、本放電灯点灯装
置においても、低温時には交流電源Vsからの入力電流
が増加し、コンデンサC5の非回路グランド側の電圧が
上昇する。この電圧上昇を抵抗R19とダイオードD1
4を介してコンデンサC7に帰還(コンデンサC7を充
電)してやり、ツェナーダイオードZD1をオンさせ
る。これにより、第1の実施形態と同様に、低温時にも
寿命末期状態を検出することができる。
【0052】以下、本発明の第4の実施形態を図5を参
照して説明する。(第4の実施形態は請求項1〜3、請
求項5〜7に対応している。) 図5に示す放電灯点灯装置は、図1に示した放電灯点灯
装置において、異常検出回路ELの不動作を解除する解
除回路として、コンデンサC11、抵抗R19、R2
0、ツェナーダイオードZD4の代わりに、抵抗R10
と並列にコンデンサC11と抵抗R20を、抵抗R10
の非回路グランド側とダイオードD2のカソード間に抵
抗R19とツェナーダイオードZD4の直列回路を付加
したものである。また、主回路は特開2000−270
566の図6に開示されているものである。すなわち、
コンデンサC2とダイオードD2の並列回路とダイオー
ドD1との直列回路が回路グランドに接続されている
点、コンデンサC1の一端がダイオードD2のカソード
に接続されている点が図1に示した放電灯点灯装置の主
回路と異なっている。主回路の動作原理は、基本的には
第1の実施形態と同様なので省略する。
【0053】第1の実施形態と同様に、本放電灯点灯装
置においても、低温時には交流電源Vsからの入力電流
が増加する。この電流増加による入力電流の歪み改善コ
ンデンサC2の電圧上昇でツェナーダイオードZD4を
オンさせ、抵抗R19を介して、コンデンサC7に帰還
(コンデンサC7を充電)して、ツェナーダイオードZ
D1をオンさせておく。これにより、第1の実施形態と
同様に、低温時にも寿命末期状態を検出することができ
る。
【0054】なお、低温時の交流電源Vsからの入力電
流の増加を利用して異常検出回路ELの不動作を解除す
る解除回路としては、第1ないし第4の実施形態に示し
たものに限られるわけではなく、たとえば、本願出願人
が出願している特願2000−157465の図6に示
したものであっても良い。
【0055】以下、本発明の第5の実施形態を図6を参
照して説明する。(第5の実施形態は請求項1、2、
4、請求項5〜7に対応している。) 図6に示す放電灯点灯装置は、図1に示した放電灯点灯
装置において、異常検出回路ELの不動作を解除する解
除回路として、コンデンサC11、抵抗R19、R2
0、ツェナーダイオードZD4の代わりに、抵抗R3と
回路グランドとの間に抵抗R19を、抵抗R19と並列
にコンデンサC11とツェナーダイオードZD4とダイ
オードD14と抵抗R21と抵抗R22の直列回路と感
温抵抗R22と抵抗R20とNPNトランジスタQ9の
直列回路と、NPNトランジスタQ8を付加したもので
ある。感温抵抗R22は低温時に抵抗が大きくなる特性
を持った抵抗である。低温になった場合にも以下の動作
で検出電圧Vkを発生させることができ、寿命末期状態
を検出することができる。低温になる→感温抵抗R22
の抵抗値が大→トランジスタQ9に供給されるベース電
流が減少→トランジスタQ9オフ→トランジスタQ8オ
ン→トランジスタQ5オフ→トランジスタQ5のコレク
タが開放状態となる→検出電圧Vkが発生する。
【0056】なお、第5の実施形態では、一例として抵
抗R22に低温時に抵抗値が大きくなる感温抵抗を用い
たが、抵抗R21に低温時に抵抗値が小さくなる感温抵
抗を用いても良い。また、図2に示したように、放電灯
L1、L2の電圧は高温時にも低下してくる。したがっ
て、抵抗R22に高温時に抵抗値が小さくなる感温抵抗
を用いると、高温時に放電灯L1、L2の電圧が低下し
てきたときにも、上記詳述した低温の場合と同様の動作
で検出電圧Vkを発生させることができ、寿命末期状態
を検出することができる。
【0057】第5の実施形態では、コンデンサやトラン
ジスタ等を付加したが、このような部品を追加しなくて
も、たとえば、抵抗R9として低温時に抵抗値が小さく
なる感温抵抗を用いて、ツェナーダイオードZD1をオ
ンさせても低温時の寿命末期の状態を検出することがで
きる。また逆に抵抗R9に高温時に抵抗値が小さくなる
感温抵抗を用いると、高温時の寿命末期状態を検出する
ことができる。
【0058】以下、本発明の第6の実施形態を図7を参
照して説明する。(第6の実施形態は請求項9に対応し
ている。) 図7に示す放電灯点灯装置は、図1に示した放電灯点灯
装置において、異常検出回路ELの不動作を解除する解
除回路として、コンデンサC11、抵抗R19、R2
0、ツェナーダイオードZD4の代わりに、抵抗R19
を抵抗R1〜R3と直列接続し、ダイオードブリッジD
Bの出力端の電圧を分圧した電圧をコンデンサC7を充
電する電源としている。
【0059】ダイオードブリッジDBの出力端電圧は交
流電源Vsを整流したものなので、周囲温度の影響を受
けない。すなわち、放電灯点灯装置の周囲温度が変化し
ても、抵抗R9とダイオードD6を介してコンデンサC
7に流れこむ電流は常に一定で、ツェナーダイオードZ
D1も常にオンしている。したがって、低温時や高温時
にも、検出電圧Vkを発生させることができ、寿命末期
状態を検出することができる。
【0060】なお、第6の実施形態では周囲温度の影響
を受けない電圧としてダイオードブリッジDBの出力端
電圧を考えたが、周囲温度の影響を受けない電圧として
は、交流電源Vsの出力端の電圧であっても良い。
【0061】
【発明の効果】上記、詳述したように、請求項1記載の
放電灯点灯装置は、周囲温度の変化によって放電灯電圧
が減少し、それによって異常検出回路が動作しなくなっ
た場合に、異常検出回路の不動作を解除する解除回路に
より放電灯の異常検出を可能としているものである。こ
れにより、放電灯の寿命末期状態を検出でき、放電灯を
寿命末期状態で点灯させることによる放電灯点灯装置の
寿命の劣化や放電灯点灯装置の熱破壊を防止できる。
【0062】請求項2記載の放電灯点灯装置は、請求項
1記載の放電灯点灯装置において、放電灯点灯装置の負
荷が低温時や高温時に放電灯電圧の低下度が大きい希ガ
スを含む省電力型の放電灯の場合でも、放電灯の異常検
出を可能としているものである。
【0063】請求項3記載の放電灯点灯装置は、請求項
1又は2記載の放電灯点灯装置において、低温時の入力
電流増加に伴い放電灯点灯装置を構成する回路要素にか
かる電圧が上昇したとき又は回路要素に流れる電流が増
加したときに、前記電圧の上昇又は電流の増加を解除回
路へ帰還することにより低温時にも放電灯の異常検出を
可能としているものである。これにより、放電灯の寿命
末期状態を検出でき、放電灯を寿命末期状態で点灯させ
ることによる放電灯点灯装置の寿命の劣化や放電灯点灯
装置の熱破壊を防止できる。
【0064】請求項4記載の放電灯点灯装置は、請求項
1又は2記載の放電灯点灯装置において、低温時や高温
時において、放電灯電圧が減少しそれによって異常検出
回路が動作しなくなった場合に、周囲温度を検出し解除
回路を動作させることで放電灯の異常検出を可能として
いるものである。これにより、放電灯の寿命末期状態を
検出でき、放電灯を寿命末期状態で点灯させることによ
る放電灯点灯装置の寿命の劣化や放電灯点灯装置の熱破
壊を防止できる。
【0065】請求項5記載の放電灯点灯装置は、請求項
1ないし請求項4いずれか1つに記載の放電灯点灯装置
において、インピーダンス要素をコンデンサと、電源回
路を充電する方向に接続されるダイオードと、の並列回
路としているものである。これにより、簡単な構成で入
力電流の歪みを改善でき、かつ、周囲温度の変化によっ
て放電灯電圧が減少したときも、放電灯の寿命末期状態
を検出することができる。
【0066】請求項6記載の放電灯点灯装置は、請求項
1ないし請求項5いずれか1つに記載の放電灯点灯装置
において、電源回路は、少なくとも1つのスイッチング
素子を含んでなる降圧チョッパ回路としているものであ
る。これにより、インバータ回路の電源となる平滑電源
の谷部の電圧降下を防止でき、入力電流の歪みを改善で
きる。また、周囲温度の変化によって放電灯電圧が減少
したときも、放電灯の寿命末期状態を検出することがで
きる。
【0067】請求項7記載の放電灯点灯装置は、請求項
6記載の放電灯点灯装置において、電源回路は、平滑コ
ンデンサと、平滑コンデンサを放電する方向に接続され
るダイオードと、の直列回路と;直列回路に並列に接続
されるコンデンサと、前記平滑コンデンサと前記ダイオ
ードの接続点と、直流阻止コンデンサと放電灯を含む共
振回路の接続点と、の間に平滑コンデンサが充電される
方向にダイオード;とを接続したものである。これによ
り、降圧チョッパ回路のインダクタと共振回路のリーケ
ージトランスの1次巻き線を兼用した簡単な構成でイン
バータ回路の電源となる平滑電源の谷部の電圧降下を防
止でき、入力電流の歪みを改善できる。また、周囲温度
の変化によって放電灯電圧が減少したときも、放電灯の
寿命末期状態を検出することができる。
【0068】請求項8記載の放電灯点灯装置は、請求項
6記載の放電灯点灯装置において、電源回路は、インダ
クタと、平滑コンデンサと、平滑コンデンサを放電する
方向に接続されるダイオードと、の直列回路と;直列回
路の両端に並列に接続されるコンデンサと;平滑コンデ
ンサとダイオードの接続点と、第1、第2のスイッチン
グ素子の接続点と、の間に平滑コンデンサが充電される
方向にダイオードと;を接続したものである。これによ
り、簡単な構成でインバータ回路の電源となる平滑電源
の谷部の電圧降下を防止でき、入力電流の歪みを改善で
きる。また、周囲温度の変化によって放電灯電圧が減少
したときも、放電灯の寿命末期状態を検出することがで
きる。
【0069】請求項9記載の放電灯点灯装置は、交流電
源を整流する整流回路と;整流回路の出力端にインピー
ダンス要素を介して接続される第1、第2のスイッチン
グ素子の直列回路からなる自励駆動式インバータ回路
と;インバータ回路の両端に接続されスイッチング素子
のスイッチング動作により充電され平滑作用を行う電源
回路と;整流回路の出力端と第1のダイオードの接続点
と、第1、第2のスイッチング素子の接続点と、の間に
接続される放電灯を含む共振回路と;放電灯の異常を検
出する異常検出回路と;を備えた放電灯点灯装置におい
て、異常検出回路の検出電圧は、周囲温度の影響を受け
ない整流回路の出力電圧に比例する電圧とすることによ
り、低温時や高温時にも周囲温度の影響を受けることな
く、放電灯の寿命末期状態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示す回路図である。
【図2】放電灯電圧の周囲温度変化を示す特性図であ
る。
【図3】第2の実施形態を示す回路図である。
【図4】第3の実施形態を示す回路図である。
【図5】第4の実施形態を示す回路図である。
【図6】第5の実施形態を示す回路図である。
【図7】第6の実施形態を示す回路図である。
【図8】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
Vs 交流電源 DB ダイオードブリッジ C2 コンデンサ(インピーダンス要素) D2 ダイオード(インピーダンス要素) Q1、Q2 スイッチング素子 C4 コンデンサ C5 コンデンサ D3 ダイオード D4 ダイオード C1 直流阻止コンデンサ T1 リーケージトランス C6 共振コンデンサ L1、L2 放電灯 T2 駆動トランス EL 異常検出回路 L1 インダクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 善宣 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 井戸 滋 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 AA19 AB03 AC02 AC11 BA03 BB05 BC02 BC03 CA16 CB06 CB07 CB08 DB02 DB03 EA01 EA03 EB04 EB05 EB06 GA03 GB12 GC02 HA05 HB02 HB06 HB09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流回路と;整流回
    路の出力端にインピーダンス要素を介して接続される第
    1、第2のスイッチング素子の直列回路からなる自励駆
    動式インバータ回路と;インバータ回路の両端に接続さ
    れスイッチング素子のスイッチング動作により充電され
    平滑作用を行う電源回路と;整流回路の出力端とインピ
    ーダンス要素との接続点と、第1、第2のスイッチング
    素子の接続点と、の間に接続される直流阻止コンデンサ
    と放電灯を含む共振回路と第1、第2のスイッチング素
    子を自励駆動するための駆動トランスとの直列回路と;
    放電灯の異常を検出する異常検出回路と;を備えた放電
    灯点灯装置において、異常検出回路は放電灯電圧が常温
    時の電圧では動作可能であり、周囲温度の変化によって
    放電灯電圧が減少し、それによって異常検出回路が動作
    しなくなった場合に、異常検出回路の不動作を解除する
    解除回路により放電灯の異常検出を可能としたことを特
    徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 放電灯は、希ガスを含む省電力型である
    ことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 低温時の入力電流増加に伴い放電灯点灯
    装置を構成する回路要素にかかる電圧が上昇したとき又
    は回路要素に流れる電流が増加したときに、前記電圧の
    上昇又は電流の増加を解除回路へ帰還することにより低
    温時にも放電灯の異常検出を可能としたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 低温時や高温時において、放電灯電圧が
    減少しそれによって異常検出回路が動作しなくなった場
    合に、周囲温度を検出し解除回路を動作させることで放
    電灯の異常検出を可能としたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 インピーダンス要素は、コンデンサと、
    電源回路を充電する方向に接続されるダイオードと、の
    並列回路からなることを特徴とする請求項1ないし請求
    項4いずれか1つに記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 電源回路は、少なくとも1つのスイッチ
    ング素子を含んでなる降圧チョッパ回路であることを特
    徴とする請求項1ないし請求項5いずれか1つに記載の
    放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 電源回路は、平滑コンデンサと、平滑コ
    ンデンサを放電する方向に接続されるダイオードと、の
    直列回路と;直列回路に並列に接続されるコンデンサ
    と、前記平滑コンデンサと前記ダイオードの接続点と、
    直流阻止コンデンサと放電灯を含む共振回路の接続点
    と、の間に平滑コンデンサが充電される方向にダイオー
    ドと;を接続したことを特徴とする請求項6記載の放電
    灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 電源回路は、インダクタと、平滑コンデ
    ンサと、平滑コンデンサを放電する方向に接続されるダ
    イオードと、の直列回路と;直列回路の両端に並列に接
    続されるコンデンサと;平滑コンデンサとダイオードの
    接続点と、第1、第2のスイッチング素子の接続点と、
    の間に平滑コンデンサが充電される方向にダイオード
    と;を接続したことを特徴とする請求項6記載の放電灯
    点灯装置。
  9. 【請求項9】 交流電源を整流する整流回路と;整流回
    路の出力端にインピーダンス要素を介して接続される第
    1、第2のスイッチング素子の直列回路からなる自励駆
    動式インバータ回路と;インバータ回路の両端に接続さ
    れスイッチング素子のスイッチング動作により充電され
    平滑作用を行う電源回路と;整流回路の出力端と第1の
    ダイオードの接続点と、第1、第2のスイッチング素子
    の接続点と、の間に接続される放電灯を含む共振回路
    と;放電灯の異常を検出する異常検出回路と;を備えた
    放電灯点灯装置において、異常検出回路の検出電圧は整
    流回路の出力電圧を分圧した電圧とすることにより、低
    温時や高温時にも放電灯の異常検出が可能なことを特徴
    とする放電灯点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009032526A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 無電極放電灯点灯装置及び照明器具

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