JP2003006277A - 現場の画像をリアルタイムで監視可能な工程管理サーバーシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅等の構築物は、重要な部分
を占める構造躯体は一旦完成してしまうと、チェック・
点検は一部を破壊しないと行うことができない等の課題
があり、だからといって、これを、検査結果等と共に施
工業者が画像等に記録してコンピュータに格納し、随時
閲覧可能にすることは容易なことではない。 【解決手段】 カメラ１の撮影中の現場の画像
をそのままリアルタイムでパソコンに流し込み、インタ
ーネット３を介して本サーバー２に入力せしめ、この撮
影中の現場の画像をインターネット５を介して複数の監
視者４に接続可能に提供することからなる現場の画像を
リアルタイムで監視し、現場監督等にリアルタイムで撮
影等の作業指示等が可能な工程管理サーバーシステム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、現場の静止画、動
画等の画像（以下画像という）をリアルタイムで監視及
び撮影等の作業の指示等が可能な工程管理サーバーシス
テムに関する。

【０００２】

【従来の技術と課題】従来、新築、増改築及び補修工事
を問わず、住宅、構築物等の施工は個々に異なる状況で
行われ、施工後に簡単に分解や復元して施工工程・施工
内容・施工結果・検査内容等を調査することが困難な場
合が多い。このような工事等の施工の工程管理は、一部
においてコンピュータを使用して管理することはあって
も、あくまでも施工業者に関してのみであり、施主（ユ
ーザー）に対して情報を提供することは少なく、提供し
ても施主には専門的な用語が理解できず難解、且つ内容
的に不充分なものが多々あった。

【０００３】また、施主が、現場監督のように全作業工
程を見ることは事実上不可能であり、工程のうち重要な
特定の工程を立ち会って見ることはあっても、個々の作
業は、ほとんど立ち会えないのが現状である。また、作
業進捗状況は、当初の作業スケジュールどおりに進捗す
るとは限らず、天候等により往々にして変更になること
が多く、当初のスケジュールにしたがって、施主が立会
いを希望して休暇日程を調整しても、直前に変更になる
こともあり、また変更になっても施工業者から施主に変
更連絡が行くとは限らない場合もある。

【０００４】したがって、施主は施工については、施工
業者を信頼して任せるしかなく、施主が不具合点を見つ
けても、施工業者への連絡の煩雑さ等の問題がある。ま
た、施工業者にとっても、施工工程の管理は、現場監督
の目視・判断に頼らざるを得ず、施工の状態を直接確認
できず、現場監督任せにせざるを得ない面が大きい。ま
た、前述のごとく、住宅等の構築物は、重要な部分を占
める構造躯体は一旦完成してしまうと、チェック・点検
は一部を破壊しないと行うことができない等の課題があ
り、だからといって、これを、検査結果等と共に施工業
者が画像等に記録してコンピュータに格納し、随時閲覧
可能にすることは容易なことではない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、イン
ターネット等のネットワーク化されたコンピューター環
境において、デジタルビデオカメラ等のカメラが撮影す
る現場の画像をそのままリアルタイムでパソコンに流し
込み、インターネットを介して本サーバーに入力せし
め、この撮影した現場の画像をインターネットを介して
複数の監視者に接続可能に提供することからなる現場の
画像をリアルタイムで監視、撮影指示、又は作業指示等
を可能にした工程管理サーバーシステムを提供するもの
である。本発明によれば、撮影中の現場の画像をインタ
ーネットを介してリアルタイムにそれぞれ異なる場所か
ら複数の監視者によって監視することができるから、現
場に行かないで、他の仕事等をしながら随時に現場の進
捗状況を管理することができる。

【０００６】また、本発明は、請求項１に記載の工程管
理サーバーシステムにおいて、デジタルビデオカメラ等
のカメラの撮影中の現場の画像をそのままリアルタイム
で、カメラ内蔵の携帯電話等のカメラ付コンピューター
端末、若しくはカメラ付の携帯電話等に内蔵のコンピュ
ーター端末から、インターネットを介して本サーバーに
入力せしめるようにした現場の画像をリアルタイムで監
視可能な工程管理サーバーシステムを提供するものであ
る。本発明によれば、どのような現場にでも手軽に携帯
することができるカメラ内蔵の携帯電話等のカメラ付コ
ンピューター端末、若しくはカメラ付の携帯電話等に内
蔵のコンピューター端末によって、現場の状況を撮影し
て複数の監視者に、現場の状況を画像を通じて知らせる
ことができる。

【０００７】また、本発明は、請求項１又は２に記載の
工程管理サーバーシステムにおいて、デジタルビデオカ
メラ等のカメラの撮影中の現場の画像を、現場監督等の
カメラ撮影者、若しくは本サーバーが、監視者を指定し
て提供、若しくは提供しないようにしてなる現場の画像
をリアルタイムで監視可能な工程管理サーバーシステム
を提供するものである。本発明によれば、現場監督又は
本サーバー等は、どの監視者に映像を送るか、その送付
先を指定して現場の画像を送ることができ、また、映像
がプライバシー保護等のために特定の監視者以外に送付
することが不都合な場合には、送付したくない監視者を
指定してその画像については、送付しないようにするこ
とができる。また、現場監督又は本サーバー等は、本サ
ーバー側に映像を蓄積するだけではなく、そこから送り
先を指定し、複数の監視者に対してそれぞれ別々に区別
して画像を送信することができ、また、複数の監視者に
同時に送信することができる。

【０００８】また、本発明は、請求項１、２又は３に記
載の工程管理サーバーシステムにおいて、カメラ撮影者
に対して複数の監視者が携帯電話等のコンピューター端
末から、チャット機能、画像又は音声を利用して撮影・
作業指示等を伝達可能にした現場の画像をリアルタイム
で監視可能な工程管理サーバーシステムを提供するもの
である。本発明によれば、カメラ撮影者に対して複数の
監視者が画像又は音声で指示できないときに、チャット
機能を利用して文書又は図画で撮影・作業指示等をリア
ルタイムで伝達することができ、撮影者側のコンピュー
ター端末では、文書情報を音声に変換して図画と共に撮
影・作業指示等を与えることができる効果があると共
に、現場監督等のカメラ撮影者側は顧客を含む複数の監
視者を識別することが可能で、且つ、撮影・作業指示と
同じレベルで双方向のやり取りが可能である。

【０００９】また、本発明は、請求項１乃至４のいずれ
かに記載の工程管理サーバーシステムにおいて、複数の
プラットフォームで作動可能なソフトウエアを採用して
現場の画像をリアルタイムで監視可能な工程管理サーバ
ーシステムを提供するものである。本発明によれば、ジ
ャバ（Ｊａｖａ、Ｓｕｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍｓ社
の開発したプログラミング言語）のような複数のプラッ
トフォームで作動可能なソフトウエアを採用して、監視
者側の異なるコンピューター端末においてもそのまま現
場の画像をリアルタイムで監視することができる。この
場合、プログラムをユーザー側のコンピューターに個別
にインストールする必要が無く、アプリケーション起動
時に変更のあったプログラムを自動的に判断してサーバ
ーからダウンロードすることにより、プログラム変更、
修正時において、プログラムのメンテナンスが効率化す
るという効果がある。

【００１０】また、本発明は、請求項１乃至５のいずれ
かに記載の工程管理サーバーシステムにおいて、カメラ
とパソコンを機能的に一体化することにより、パソコン
からカメラのシャッター、ストロボ、ピント、絞り、ホ
ワイトバランス又はズーミング等の制御を可能とし、カ
メラの画像又はレンズを通った画像は、そのままリアル
タイムにパソコンに流し込まれ、自動的にラベルを付し
てディスプレイに表示され、同時に画像データも保存さ
れることからなる現場の画像をリアルタイムで監視可能
な工程管理サーバーシステムを提供するものである。本
発明によれば、カメラに取った映像をマニュアル操作に
よりパソコンに取り込む必要が無く、また、送信された
画像には自動的にラベルが添付されてどの工程のどの作
業かを自動的に識別することができる。

【００１１】また、本発明は、請求項１乃至６のいずれ
かに記載の工程管理サーバーシステムにおいて、カメラ
の画像又はレンズを通った画像を、そのままリアルタイ
ムにパソコンに流し込み、自動的にディスプレイに表示
する際には、画像分解機能を粗く設定可能で、且つ、画
像データを保存する際には、画像分解機能を高精度に保
存可能にしてなる現場の画像をリアルタイムで監視可能
な工程管理サーバーシステム。本発明によれば、カメラ
の画像又はレンズを通った画像を、そのままリアルタイ
ムにパソコンに流し込み、自動的にディスプレイに表示
し、インターネットで配信する作業の確認や観察をする
際には、画像分解機能を粗く設定することができる一
方、画像データを保存する際には、画像分解機能を高精
度に設定して保存することができる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下図示する実施例に基づいて本
発明の実施の形態を説明する。図１において、１は住宅
建築現場等の現場監督等が操作するカメラ付携帯用端末
で、デジタルビデオカメラ等のカメラと接続されている
コンピューター端末か、好ましくはデジタルビデオカメ
ラ付携帯電話等のカメラ一体型の携帯用コンピューター
端末からなる。

【００１３】２は本発明に係る画像提供システムサーバ
ーで、前記現場監督等が操作するカメラ付携帯用端末１
とインターネット等のネットワーク３を通じて画像デー
タ、文書データ等の送受信ができるように構成してある
と共に、施工管理者や施主等からなる複数の監視者の携
帯電話、携帯用コンピューター端末、パーソナルコンピ
ュータ等のコンピューター端末４に、インターネット等
のネットワーク５を通じて画像データ、文書データ等の
送受信ができるように構成してある。

【００１４】画像データ等は、ジャバ（Ｊａｖａ、Ｓｕ
ｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍｓ社の開発したプログラミ
ング言語）のような複数のプラットフォームで作動可能
なソフトウエアを採用して、監視者側のプラットフォー
ムの異なるコンピューター端末においても、そのまま現
場の画像をリアルタイムで監視することができるように
構成してある。また、原則として、本システムには、従
来公知の識別番号、パスワード、声紋、暗号ソフトウエ
ア等からなる識別情報により特定された監視者、施工業
者又は施主等のみが接続することができ、情報の機密保
護が計られている。

【００１５】図２は現場監督等が操作するカメラ付携帯
用端末１の一実施例を示すもので、２０はカメラ部分、
２１がディスプレー部分である。カメラ部分は拡大表示
が容易にできるように少なくとも８０万画素以上の分解
機能を備えたものが好ましい。ディスプレー部分２１
は、例えば、３区画に分かれており、カメラ部分２０の
右横には実際に撮影している画像を表示する撮影画像表
示部２２が設けてあり、カメラが撮影若しくはカメラの
レンズを通じた画像が、そのままリアルタイムで撮影画
像表示部２２に表示されると共に、右端には、撮影現場
毎にカメラ付携帯用端末１のコンピューターに予め収容
されたモデル画像を表示するモデル画像及び作業マニュ
アル表示部２３が設けてあり、カメラ撮影者はモデル画
像表示部２３の画像の変化に従って、現場の映像が同じ
ように表示されるように撮影することができるように構
成してある。

【００１６】従って、カメラのシャッター速度、焦点調
整、絞り、ホワイトバランス、ズーミング等の制御をカ
メラと一体なコンピュータにより自動的に行うことがで
きると共に、カメラの画像又はレンズを通った画像は、
リアルタイムにコンピュータに流し込まれ、自動的に、
プログラムされた工程表示ラベルや作業内容表示ラベル
が付されてディスプレイに表示され、同時に画像データ
として保存される。また、カメラの画像又はレンズを通
った画像を、そのままリアルタイムにパソコンに流し込
み、自動的にディスプレイに表示し、インターネットで
配信する作業の確認や観察をする際には、画像分解機能
を粗く設定することができる一方、画像データを保存す
る際には、画像分解機能を高精度に設定して保存するこ
とができるように制御可能に構成してある。

【００１７】また、撮影画像表示部２２とモデル画像表
示部２３と共に、文字情報表示部２４が設けてあり、カ
メラ付携帯用端末１にインターネットを通じて複数の監
視者から送られてくるチャットの「中央を拡大」「右に
寄せて撮影」「上方を撮影」とかの内容が、送ってきた
監視者名と同時に表示されると共に、選択的に同時に音
声に変換してカメラ撮影者に撮影・作業指示情報を伝達
することができるように構成してある。なお、図２の実
施例のカメラ付携帯用端末１のカメラ部分２０、ディス
プレー部分２１、撮影画像表示部２２、モデル画像表示
部２３及び文字情報表示部２４の配置は一例であって、
必要に応じて任意の組合せに配置することができること
は勿論である。

【００１８】そして、現場監督等のカメラ撮影者は、特
定の監視者を選択して回答、解説、見解等をチャット機
能により送付することができる。また、現場の映像を中
継して伝達するサーバー側において、監視者を選択して
撮影画像を提供することができる。２５は撮影画像表示
部２２内に、カメラ撮影者又は監視者の指示によって表
示される撮影位置表示マークで、このマーク２５によっ
てカメラ撮影者が撮影位置を指摘することができると共
に、撮影指示ができるように構成してある。また、撮影
指示マーク２５としては、例えば、監視者側のコンピュ
ーター端末４のディスプレーに特定の監視者が文字や図
画を書き込むことによって、カメラ撮影者のディスプレ
ー２２に文字や図画が書き込まれて、指示や質問等を明
確に伝達することができる。また、カメラ撮影者のディ
スプレー２２に書き込まれた文字や図画を、監視者側の
コンピューター端末４のディスプレーに書きむ逆の関係
が成立するように構成することも可能である。

【００１９】図４に記載の実施例は、戸建て木造住宅の
施工工程図を概略して示すものであるが、の基礎工事
では、ベタ基礎の根切り工事の結果撮影、割栗石の地業
工事の撮影、捨てコンクリート工事の撮影、基礎の鉄筋
コンクリート枠組み工事の撮影、コンクリートの打ち込
み工事の撮影、完成した基礎の撮影等があり、の１階
軸組及び１階床パネル貼り工事等の撮影、の２階床パ
ネル貼り工事等の撮影、の２階軸組工事では、天井、
床パネルや柱や梁の撮影、の屋根登り梁工事及び野地
板パネル貼り工事の撮影、小屋裏の撮影の１・２階の
外壁パネル工事の撮影、の完成時には、室内、外観等
の撮影が、工程表に従って順次に行われることとなる。

【００２０】上記の実施例の構成において、所定の時刻
に、監視者がそのコンピューター端末４から本発明に係
る画像提供システムサーバー２に、インターネット５等
を介して接続し、所定のパスワード等により自己の監視
すべき施工現場を検索すると、現場のカメラ付コンピュ
ーター端末１からの現場の映像がリアルタイムで観察す
ることができる。或いは、現場から監視者に今から画像
を送るので見て下さいと連絡してから現場の映像を送る
場合もある。図３において、ステップ１０の映像送信開
始時には、施工現場特定用の施工現場名、施工者、時
刻、施工工程名、撮影責任者、天候等が表示され、ステ
ップ１１の現場映像が送信開始される。

【００２１】ステップ１１の現場映像は、動画若しくは
駒送り的に、前後関係を含めて一つの撮影場所を充分に
理解し観察できるように一定時間同じ画面を保持して一
場面若しくは複数場面が撮影され、監視者側４で必要と
する場合には、ステップ１１に記載のように、予め定め
られた停止指示を現場のカメラ付コンピューター端末１
に送ることができる。ステップ１３では、その画面の希
望する部分を、例えば、撮影位置表示マーク２５を用い
て、中央部とか、縁辺部とか、東西南北とか、１１時方
向等の時針方向とか、上下左右とかで拡大又は縮小して
撮影すべきことを指定し、カメラに拡大縮小等の撮影操
作を行わせることができる。

【００２２】また、希望事項や疑問点については、ステ
ップ１４のように、撮影現場責任者と質疑応答し、ステ
ップ１５のように相互に納得する解決手段を得たところ
で、ステップ１６の確認を経て、ステップ１７の引き続
く現場映像を送信する段階に至ることとなる。このと
き、ステップ１２乃至１６の双方向通信手段としては、
チャット機能を利用して文章で行う手段、音声変換機能
を利用して音声で行う手段等を適宜に使用することがで
きる。

【００２３】引き続くステップ１７の現場映像におい
て、必要に応じて、ステップ１２乃至１６を繰り返し
て、一般には施工工程の全域、若しくは確認すべき工程
のみを撮影送信し終わって、監視者側１でステップ１８
のように終了を確認して、ステップ１９の如く終了す
る。このステップ１８において、施工工程の一部を監視
するだけで満足した場合には、監視者側４から自由に終
了を確認して、ステップ１９の如く監視を終了すること
ができることは勿論である。また、上記の工程管理サー
バーシステムにおいては、カメラの撮影した現場の施工
進捗状況や、天気画像に基づいて、複数の監視者である
工程関係者に、引き続く施工スケジュールの変更、工程
調整等の工程進行情報をリアルタイムに提供することが
できる。

【００２４】

【発明の効果】以上の通り、本発明に係る現場の画像を
リアルタイムで監視可能な工程管理サーバーシステムに
よれば、インターネット等のネットワーク化されたコン
ピューター環境において、デジタルビデオカメラ等のカ
メラが撮影する現場の画像を、そのままリアルタイムで
インターネットを介して本サーバーに入力せしめ、この
撮影した現場の画像をインターネットを介して複数の監
視者に接続可能に提供することからなる構成を有するこ
とにより、撮影中の現場の画像をインターネットを介し
てリアルタイムにそれぞれ異なる場所から複数の監視者
によって監視することができるから、現場に行かない
で、他の仕事等をしながら随時に現場の進捗状況を管理
することができるし、若しくは、現場監督の判断に全て
を任せることなく一定の統一基準に基づいた工程管理を
行うことができる等の効果がある。

【００２５】また、本発明は、請求項１に記載の現場の
画像をリアルタイムで監視可能な工程管理サーバーシス
テムにおいて、デジタルビデオカメラ等のカメラの撮影
中の現場の画像を、カメラ内蔵の携帯電話等のカメラ付
コンピューター端末、若しくはカメラ付の携帯電話等に
内蔵のコンピューター端末から、インターネットを介し
て本サーバーに入力せしめるようにした構成を有するこ
とにより、どのような現場にでも手軽に携帯することが
できるカメラ内蔵の携帯電話等のカメラ付コンピュータ
ー端末、若しくはカメラ付の携帯電話等に内蔵のコンピ
ューター端末によって、現場の状況を撮影して複数の監
視者に、現場の状況を画像を通じて知らせることができ
る効果がある。

【００２６】また、本発明は、請求項１又は２に記載の
工程管理サーバーシステムにおいて、デジタルビデオカ
メラ等のカメラの撮影中の現場の画像を、現場監督等の
カメラ撮影者、若しくは本サーバーが、監視者を指定し
て提供、若しくは提供しないようにしてなる構成を有す
ることにより、現場監督又は本サーバー等は、どの監視
者に映像を送るか、その送付先を指定して現場の画像を
送ることができ、また、映像がプライバシー保護等のた
めに特定の監視者以外に送付することが不都合な場合に
は、送付したくない監視者を指定してその画像について
は、送付しないようにすることができる。また、現場監
督又は本サーバー等は、本サーバー側に映像を蓄積する
だけではなく、そこから送り先を指定し、複数の監視者
に対してそれぞれ別々に区別して画像を送信することが
でき、また、複数の監視者に同時に送信することができ
る。

【００２７】また、本発明は、請求項１、２又は３に記
載の工程管理サーバーシステムにおいて、カメラ撮影者
に対して複数の監視者が携帯電話等のコンピューター端
末から、チャット機能、画像又は音声を利用して撮影・
作業指示を伝達可能にした構成を有することにより、カ
メラ撮影者に対して複数の監視者が画像又は音声で指示
できないときに、チャット機能を利用して文書又は図画
で撮影指示をリアルタイムで伝達することができ、撮影
者側のコンピューター端末では、文書情報を音声に変換
して図画と共に撮影指示等を与えることができる効果が
あると共に、現場監督等のカメラ撮影者側は顧客を含む
複数の監視者を識別することが可能で、且つ、双方向の
やり取りが可能である。

【００２８】また、本発明は、請求項１乃至４のいずれ
かに記載の工程管理サーバーシステムにおいて、複数の
プラットフォームで作動可能なソフトウエアを採用して
構成を有することにより、ジャバ（Ｊａｖａ、Ｓｕｎ
Ｍｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍｓ社の開発したプログラミング
言語）のような複数のプラットフォームで作動可能なソ
フトウエアを採用して、監視者側の異なるプラットフォ
ームを有するコンピューター端末においてもそのまま現
場の画像をリアルタイムで監視することができる効果が
あり、この場合、プログラムをユーザー側のコンピュー
ターに個別にインストールする必要が無くアプリケーシ
ョン起動時に変更のあったプログラムを自動的に判断し
てサーバーからダウンロードすることにより、プログラ
ム変更、修正時において、プログラムのメンテナンスが
効率化するという効果がある。

【００２９】また、本発明は、請求項１乃至５のいずれ
かに記載の工程管理サーバーシステムにおいて、カメラ
とパソコンを機能的に一体化することにより、パソコン
からカメラのシャッター、ストロボ、ピント、絞り、ホ
ワイトバランス、又は、ズーミング等の制御を可能と
し、カメラの画像又はレンズを通った画像は、そのまま
リアルタイムにパソコンに流し込まれ、自動的にラベル
を付してディスプレイに表示され、同時に画像データも
保存されるから、カメラの取った映像をマニュアル操作
によりパソコンに取り込む必要が無く、また、送信され
た画像には自動的にラベルが添付されて、どの工程のど
の作業の映像かをプログラム的に自動的に識別可能にす
る効果がある。

【００３０】また、本発明は、請求項１乃至６のいずれ
かに記載の工程管理サーバーシステムにおいて、カメラ
の画像又はレンズを通った画像を、そのままリアルタイ
ムにパソコンに流し込み、自動的にディスプレイに表示
する際には、画像分解機能を粗く設定可能で、且つ、画
像データを保存する際には、画像分解機能を高精度に保
存可能にしてなる構成を有することにより、作業の確認
や監視をするため、カメラの画像又はレンズを通った画
像を、そのままリアルタイムにパソコンに流し込み、自
動的にディスプレイに表示し、インターネットで配信す
る際には、画像分解機能を粗く設定することができる一
方、画像データを保存する際には、画像分解機能を高精
度に設定して保存することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明サーバーシステムの一実施形態の概
略説明図。

【図２】 その要部の概略説明図。

【図３】 本発明サーバーシステムの一実施例の概略
説明図。

【図４】 本発明の一実施例の施工工程を示す概略説
明図。

【符号の説明】

１ カメラ付携帯用コンピューター端末 ２ 画像提供システムサーバー ３ ネットワーク ４ 監視者側のコンピューター端末 ５ ネットワーク ２０ カメラ部分 ２１ ディスプレー部分 ２２ 撮影画像表示部 ２３ モデル画像表示部 ２４ 文字情報表示部 ２５ 撮影位置表示マーク

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インターネット等のネットワーク
   化されたコンピューター環境において、デジタルビデオ
   カメラ等のカメラの撮影中の現場の画像をそのままリア
   ルタイムでパソコンに流し込み、インターネットを介し
   て本サーバーに入力せしめ、この撮影中の現場の画像を
   インターネットを介して複数の監視者に接続可能に提供
   することからなる現場の画像をリアルタイムで監視し、
   現場監督等にリアルタイムで撮影等の作業指示等が可能
   な工程管理サーバーシステム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の工程管理サーバ
   ーシステムにおいて、デジタルビデオカメラ等のカメラ
   の撮影中の現場の画像を、カメラ内蔵の携帯電話等のカ
   メラ付コンピューター端末、若しくはカメラ付の携帯電
   話等に内蔵のコンピューター端末から、インターネット
   を介して本サーバーに入力せしめるようにした現場の画
   像をリアルタイムで監視可能な工程管理サーバーシステ
   ム。
3. 【請求項３】 請求項１又は２に記載の工程管
   理サーバーシステムにおいて、デジタルビデオカメラ等
   のカメラの撮影中の現場の画像を、現場監督等のカメラ
   撮影者、若しくは本サーバーが、監視者を指定して提
   供、若しくは提供しないようにしてなる現場の画像をリ
   アルタイムで監視可能な工程管理サーバーシステム。
4. 【請求項４】 請求項１、２又は３に記載の工
   程管理サーバーシステムにおいて、カメラ撮影者と複数
   の監視者の間でインターネット等を通じてコンピュータ
   ー端末から、チャット機能を利用して相互に撮影・作業
   の指示や報告事項等の伝達を可能にした現場の画像をリ
   アルタイムで監視可能な工程管理サーバーシステム。
5. 【請求項５】 請求項１乃至４のいずれかに記
   載の工程管理サーバーシステムにおいて、複数のプラッ
   トフォームで作動可能なソフトウエアを採用して現場の
   画像をリアルタイムで監視可能な工程管理サーバーシス
   テム。
6. 【請求項６】 請求項１乃至５のいずれかに記
   載の工程管理サーバーシステムにおいて、カメラとパソ
   コンを機能的に一体化することにより、パソコンからカ
   メラのシャッター、ストロボ、ピント、絞り、ホワイト
   バランス又はズーミング等の制御を可能とし、カメラの
   画像又はレンズを通った画像は、そのままリアルタイム
   にパソコンに流し込まれ、自動的にディスプレイに表示
   され、同時に画像データも保存されることからなる現場
   の画像をリアルタイムで監視可能な工程管理サーバーシ
   ステム。
7. 【請求項７】 請求項１乃至６のいずれかに記
   載の工程管理サーバーシステムにおいて、カメラの画像
   又はレンズを通った画像を、そのままリアルタイムにパ
   ソコンに流し込み、自動的にディスプレイに表示する際
   には、画像分解機能を粗く設定可能で、且つ、画像デー
   タを保存する際には、画像分解機能を高精度に設定可能
   にしてなる現場の画像をリアルタイムで監視可能な工程
   管理サーバーシステム。