JP2003005667A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003005667A
JP2003005667A JP2001187920A JP2001187920A JP2003005667A JP 2003005667 A JP2003005667 A JP 2003005667A JP 2001187920 A JP2001187920 A JP 2001187920A JP 2001187920 A JP2001187920 A JP 2001187920A JP 2003005667 A JP2003005667 A JP 2003005667A
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printed circuit
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display device
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JP2001187920A
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English (en)
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Koji Kawai
功治 河合
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルプリント基板の接続部分にかか
る応力を低減できる表示装置を提供する。 【解決手段】 接続端子11が設けられた表示パネル1
と、接続端子21が設けられたフレキシブルプリント基
板2と、接続端子11および接続端子21を互いに電気
的に接続するACF4と、フレキシブルプリント基板2
の引き出し方向側とACF4との間に位置し、表示パネ
ル1およびフレキシブルプリント基板2を互いに接着す
る接着部51と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルプリ
ント基板を用いて実装される表示装置に関し、とくにフ
レキシブルプリント基板の接続部分にかかる応力を低減
できる表示装置に関する。
【0002】
【従来技術】図11に示すように、エレクトロルミネッ
センス表示装置や液晶表示装置等の表示装置において、
表示パネルと回路基板との間を、フレキシブルプリント
基板を用いて接続する実装方式が採用される。表示パネ
ル401の一端部側には接続端子401aが形成され、
接続端子401aにはACF(Anisotropic Conductive
Film:異方性導電膜)を介してフレキシブルプリント基
板402の一端に設けられた接続端子が接続される。フ
レキシブルプリント基板402の他端に設けられた接続
端子には、駆動IC等が実装された回路基板404がコ
ネクタ403を介して接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の実装方
法では、表示パネルとフレキシブルプリント基板との接
続部に応力が集中し、クラックが発生するなどして接触
不良を起こすおそれがある。とくに、現在はまだ実用化
されていないが、曲面表示可能な柔軟構造をもつ表示パ
ネルを想定した場合には、繰り返し曲げ応力がかかった
り、あるいは常に応力がかかる状態で使用されることに
なるため、接続部でクラックや剥離が発生しやくなる。
【0004】図12に示すように、一般的に、引張力を
受けると接続部端部に応力が集中する。また、接着部で
の曲げ剛性について考えると、仮に樹脂製の基板とフレ
キシブルプリント基板とが同じ材料で同一の厚みとする
と、接着により厚さが2倍となるため、曲げ剛性は8倍
となる。さらに接合部では急激に曲げ剛性が変化するた
め、応力の不連続性をはじめ、動的荷重による振動挙動
なども大きな変化を与える。したがって、表示パネルが
柔軟な場合には、接着部等においてクラックや剥離がと
くに発生しやすくなる。
【0005】図13に示すように、特開平10−206
874号公報には、フィルム液晶において、ITO引き
出し部におけるITO露出部分を絶縁性の接着剤405
で覆うことにより補強し、パネル406とフレキシブル
プリント基板407との接続部のクラックを防止する構
成が開示されている。しかし、本願発明者の実験によれ
ば、接続部に配置されたACF408に接着剤405を
隣接させることにより、ACF408に応力が集中する
現象が発生するという問題がある。
【0006】本発明は、フレキシブルプリント基板の接
続部分にかかる応力を低減できる表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による表示装置
は、第1の接続部分(11)が設けられた表示パネル
(1)と、第2の接続部分(21)が設けられたフレキ
シブルプリント基板(2)と、第1の接続部分(11)
および第2の接続部分(21)を互いに電気的に接続す
る接続部(4)と、フレキシブルプリント基板(2)の
引き出し方向側と接続部(4)との間に位置し、表示パ
ネル(1)およびフレキシブルプリント基板(2)を互
いに接着する接着部(51)と、を備えることを特徴と
する。
【0008】この表示装置によれば、接着部がフレキシ
ブルプリント基板の引き出し方向側と接続部との間に位
置しているので、フレキシブルプリント基板の引き出し
方向側からの力が接着部により遮断され、接続部にかか
る応力を低減できる。したがって、接続部における接続
の信頼性を確保できる。
【0009】接続部(4)と接着部(51)との間に表
示パネル(1)およびフレキシブルプリント基板(2)
が接着されない領域が確保されていてもよい。
【0010】この場合には、接続部および接着部の弾性
率の相違に基づく接続部に対する応力集中を防止でき
る。
【0011】接続部(4)は表示パネル(1)の一端側
に設けられ、接着部(51)は表示パネル(1)の一端
側に対向する表示パネル(1)の他端側に設けられても
よい。
【0012】この場合には、接続部と接着部との間でフ
レキシブルプリント基板が表示パネルを覆うように配置
されるので、フレキシブルプリント基板を表示パネルを
保護する保護膜として利用できる。
【0013】フレキシブルプリント基板(2)は、引き
出し方向側とは異なる側において、表示パネル(1)の
外周よりも外側に張り出す張り出し部を有し、張り出し
部には、フレキシブルプリント基板(2)を固定する固
定部(23)が設けられてもよい。
【0014】この場合には、固定部を介してフレキシブ
ルプリント基板が固定されるので、フレキシブルプリン
ト基板の引き出し方向側を動かした場合に、接続部およ
び接着部に直接応力がかからないため、接続部の信頼性
をより向上させることができる。なお、固定部の態様は
限定されず、固定部は、ボス孔、あるいはフレキシブル
基板に形成され適当な固定具等により挟み込まれる部位
を含む概念である。
【0015】固定部(23)と接続部(4)との間で、
表示パネル(1)とフレキシブルプリント基板(2)と
が互いに接着された部分(52)が設けられてもよい。
【0016】この場合には、固定部を介してフレキシブ
ルプリント基板に与えられる力が表示パネルとフレキシ
ブルプリント基板とが互いに接着された部分で遮断され
るので、接続部への応力が低減できる。したがって、よ
り一層、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0017】本発明による表示装置は、表示パネル
(1)と、フレキシブルプリント基板(2)と、表示パ
ネル(1)およびフレキシブルプリント基板(2)を電
気的に接続する接続部(4)と、を備え、フレキシブル
プリント基板(2)は、フレキシブルプリント基板
(2)の引き出し部が設けられた側とは異なる側におい
て表示パネル(1)の外周よりも外側に張り出している
張り出し部を有し、張り出し部にはフレキシブルプリン
ト基板(2)を固定する固定部(23)が設けられ、固
定部(23)と接続部(4)との間には、表示パネル
(1)およびフレキシブルプリント基板(2)を接着す
る接着部(52)が設けられる。
【0018】この表示装置によれば、表示パネルが固定
部を介して固定されるフレキシブルプリント基板を介し
て取り付けられるので、フレキシブルプリント基板に力
が加えられた場合に、その力が接続部に直接かからな
い。しかも、接着部によって接続部へ向かう力が遮断さ
れる。したがって、接続部の信頼性を確保できる。
【0019】張り出し部はフレキシブルプリント基板
(2)の引き出し方向の側と対向する側に設けられてい
てもよい。
【0020】接続部(4)では、異方性導電膜(4)に
より表示パネル(1)およびフレキシブルプリント基板
(2)が互いに接続されてもよい。
【0021】この場合には、比較的接着力の弱い異方性
導電膜による接続部の信頼性を効果的に向上できる。
【0022】表示パネル(1)はフィルム基板を備えて
もよい。
【0023】この場合には、表示パネルを曲げた場合に
おいても接続部へ向かう応力を効果的に低減できる。
【0024】表示パネルはフレキシブルプリント基板
(302)をパネル基板として兼用してもよい(図
9)。
【0025】フレキシブルプリント基板(302)は、
表示パネルに形成された第1の電極(303)および第
1の電極(303)に対向する第2の電極(304)を
それぞれ引き出す第1の導電層(303b)および第2
の導電層(304,304a)を備えてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】−第1の実施形態− 以下、図1〜図5を参照して、本発明による表示装置の
第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形
態の表示装置を示す斜視図、図2(a)は表示パネルと
フレキシブルプリント基板との接続方法を示す図であ
る。
【0027】図1に示すように、第1の実施形態の表示
装置100は、エレクトロルミネッセンス(EL)表示
パネル1と、EL表示パネル1に接続されるフレキシブ
ルプリント基板2と、フレキシブルプリント基板2に接
続される回路基板3とを備える。
【0028】表示パネル1は、表面を窒化珪素シリコン
からなる無機バリア膜で覆われた樹脂基板の上に、透明
電極(陽極)、有機化合物からなる発光層を含む有機機
能層、および金属電極(陰極)を順に積層して構成され
る。また、金属電極(陽極)をパネル背面側から覆う封
止膜を有する。
【0029】フレキシブルプリント基板2には、表示パ
ネル1の接続端子11に接続される接続端子21と、接
続端子11と反対側の端部に配置された接続端子22
(図1)と、フレキシブルプリント基板2を固定するた
めの2つの固定用ボス孔23とが形成されている。フレ
キシブルプリント基板2は固定用ボス孔23を介して、
例えば表示装置のケースにねじ止めされて固定される。
【0030】回路基板3には、フレキシブルプリント基
板2の接続端子22が接続される接続コネクタ31が実
装されている。
【0031】図1および図2(a)に示すように、フレ
キシブルプリント基板2の接続端子21は異方性導電膜
(ACF)4を介して表示パネル1の接続端子11に接
続される。なお、ACF4はフレキシブルプリント基板
2と表示パネル1とを物理的に接着する樹脂バインダー
と、樹脂バインダー中に分散されて接続端子11と接続
端子21とを電気的に接続する導電粒子とを含有する。
【0032】図1および図2(a)に示すように、表示
パネル1の接続端子11が形成された側と対向する側に
は、表示パネル1とフレキシブルプリント基板2とを互
いに接着する接着部51が設けられている。接着部51
にはACF4よりも接着強度の高い接着剤を使用するこ
とができる。この接着部51は、図1の左右方向につい
て、表示パネル1の接続端子11と、フレキシブルプリ
ント基板2の引き出し方向(図1において右方向)の側
(接続端子22が形成された側)との間に位置する。こ
れにより、フレキシブルプリント基板2の引き出し方向
からの力が、直接ACF4に加えられることが防止され
る。また、表示パネル1の接続端子11が形成された側
には、表示パネル1とフレキシブルプリント基板2とを
互いに接着する2つの接着部52が設けられている。接
着部52にはACF4よりも接着強度の高い接着剤を使
用することができる。この接着部52は、図1の左右方
向について、少なくともその一部が表示パネル1の接続
端子11とフレキシブルプリント基板2の固定用ボス孔
23との間に位置するように設けられる。これにより、
フレキシブルプリント基板2の固定用ボス孔23を介し
てフレキシブルプリント基板2に与えられる力が直接A
CF4に加えられることが防止される。
【0033】以上のように、表示装置100では、接着
部51が表示パネル1の接続端子11(ACF4)と、
フレキシブルプリント基板2の引き出し方向の側との間
に位置する。このため、表示装置100の組み立て時や
使用時において、フレキシブルプリント基板2の引き出
し方向から加えられる力が、接着部51において吸収さ
れ、ACF4にかからない。したがって、比較的接着力
の弱いACF4における接続の信頼性を確保できる。
【0034】また、表示装置100では、接着部52の
少なくともその一部が表示パネル1の接続端子11(A
CF4)とフレキシブルプリント基板2の固定用ボス孔
23との間に位置する。このため、表示装置100の組
み立て時や使用時において、フレキシブルプリント基板
2の固定部(固定用ボス23の部分)に加えられる力が
接着部52において吸収され、ACF4にかからない。
したがって、比較的接着力の弱いACF4における接続
の信頼性を確保できる。
【0035】さらに、表示装置100では、固定用ボス
23を介してフレキシブルプリント基板2が固定される
ので、フレキシブルプリント基板2の引き出し方向側を
動かした場合に、フレキシブルプリント基板2と表示パ
ネル1との間に直接的に力がかからず、接着部52に強
い応力が発生しない。このため、接続部51の信頼性を
より向上させることができる。このことは、接着部52
における表示パネル1とフレキシブルプリント基板2の
接着を省略した場合についても当てはまる。
【0036】表示装置100における接着部52に代え
て、異なる形状の接着部を設けてもよい。図2(b)に
示す表示装置100Aでは、ACF4Aの長手方向に沿
って接着部52Aを設けている。接着部52Aは、接着
部52と同様、ACF4Aと固定用ボス孔23との間に
設けられているため、フレキシブルプリント基板2の固
定部からの力がACF4Aに加えられることを防止でき
る。
【0037】フレキシブルプリント基板にボス孔を設け
ず、フレキシブル基板を板ばねにより固定してもよい。
図3は板ばねを用いる場合における表示装置の断面図で
ある。図3に示すように、この表示装置100Bでは、
フレキシブルプリント基板2の端部(図2(a)および
(b)におけるボス孔23が形成された側の端部)を、
表示装置100Bのケース61に取り付けられた板ばね
62によって挟み込むことにより、フレキシブルプリン
ト基板2を固定している。この場合、接着部の位置、形
状はACFの位置等に応じて適宜選択すればよく、例え
ば、図2(a)あるいは図2(b)に示すような形状に
接着部を設けることができる。接着部の少なくとも一部
がACFとフレキシブルプリント基板2の固定部との間
に位置づけられればよい。
【0038】また、プリント基板の固定部の形状は限定
されない。図4に示すように、フレキシブルプリント基
板2Aの端部において2カ所に突起部を設け、各突起部
に固定用ボス孔23Aを形成してもよい。この場合も、
接着部の位置、形状はACFの位置等に応じて適宜選択
すればよく、接着部の少なくとも一部がACFとフレキ
シブルプリント基板2Aの固定部との間に位置づけられ
ればよい。
【0039】図1〜図4に示す表示パネルにおいて、接
着部52,52A等を省略してもよい。
【0040】上記のように、表示装置100では、接着
部51がACF4と、フレキシブルプリント基板2の引
き出し方向の側との間に位置するため、フレキシブルプ
リント基板2の引き出し方向から加えられる力がACF
4にかからないようにしている。また、接着部51とA
CF4とが、表示パネル1の幅に近い距離だけ離れてい
るが、接着部をよりACFに接近させても構わない。た
だし、接着部とACFとを隣接させる等、両者をごく接
近させた場合には応力がACFに集中するため、両者を
ある程度離れて配置することが望ましい。図5は、両者
を隣接させた場合における剪断力を示している。図5で
は、ACFのように弾性力の低い接着剤と接着部51,
52等に使用するような弾性力の高い接着剤とを隣接さ
せて配置している。図5に示すように、この場合には、
接着された部材を引き合った際に弾性力の低い接着剤に
高い剪断力が集中する。したがって、表示装置100の
ように、接着部はACFの位置からある程度離して設け
ることが望ましい。
【0041】表示装置100では、表示パネル1の裏面
(表示面と反対側の面)の全面をフレキシブルプリント
基板2が覆っている。このため、フレキシブルプリント
基板2が保護膜として機能するという利点がある。
【0042】また、表示装置100を製品等に組み込む
際に、表示パネル1の裏面側に配置されたフレキシブル
プリント基板2を保持(支持)することで表示パネル1
を組み込むことができる。したがって、この場合にもA
CF4にかかる応力を低減できる。
【0043】以上のように、表示装置100では、表示
パネル1とフレキシブルプリント基板2とを接着部51
により一体化するので、ACF4への局所的な応力集中
を回避できる。したがって、表示装置100は、繰り返
し曲げ応力がかかるような状態や、常に応力がかかるよ
うな状態での使用が可能である。例えば、表示パネル2
を丸めて収容するような製品へも適用可能となる。ま
た、表示装置100は、表示パネル1のすぐ近くでフレ
キシブルプリント基板を急激に曲げなければならないよ
うな製品にも適用可能である。さらに、表示装置100
では、表示パネル1とフレキシブルプリント基板2との
接着面積を増加させることができるので、両者が剥がれ
るおそれが減少し、信頼性が向上する。
【0044】−第2の実施形態− 以下、図6および図7を用いて、本発明による表示装置
の第2の実施形態について説明する。図6は第2の実施
形態の表示装置を示す斜視図、図7は第2の実施形態の
表示装置を示す断面図である。
【0045】図6および図7に示すように、第2の実施
形態の表示装置200は、エレクトロルミネッセンス
(EL)表示パネル101と、EL表示パネル101に
接続されるフレキシブルプリント基板102とを備え
る。第1の実施形態の表示装置100と同様、フレキシ
ブルプリント基板102の引き出し方向端部は、回路基
板(不図示)に接続される。
【0046】表示パネル101は、厚さ0.2mm(2
00μm)の透明樹脂基板の上に、ITO膜からなる透
明電極層、有機EL発光層、金属電極膜、保護膜を順次
形成して構成される。表示パネル101の外形は41m
m×68mmであり、64ドット×128ドットの解像
度を有する。表示パネル101の表示エリア101aの
周囲には、透明電極および金属電極から引き出された接
続端子101bおよび接続端子101cが表示パネル1
01の2辺に沿って形成されている。
【0047】フレキシブルプリント基板102は、ポリ
イミドをベースの材質とし、ベースの厚みは50μmで
ある。フレキシブルプリント基板102には、表示パネ
ル101の接続端子101bおよび接続端子101cに
対向する接続端子102bおよび接続端子102cが形
成されている。また、フレキシブルプリント基板101
の外周端に沿って接着剤102aが配置される。表示パ
ネル101の接続端子101bおよび接続端子101c
は、フレキシブルプリント基板102の接続端子102
bおよび接続端子102cに、それぞれACFを介して
接続される。また、表示パネル101の外周端付近は接
着剤102aによってフレキシブルプリント基板102
に接着される。
【0048】図7(a)に示すように、フレキシブルプ
リント基板102の外周端の位置は、フレキシブルプリ
ント基板102の引き出し方向の側を除く3辺におい
て、表示パネル101の外周端の位置と一致しており、
これらの外周端まで接着剤102aが設けられている。
このため、最も応力の集中する外周端の部分(図7
(a)における符号AおよびBで示す部分)を弾性率が
高く接着力の強い接着剤(例えば、400N/m以上の
ピール強度を有する接着剤)により接着できる。このた
め、フレキシブルプリント基板102に力が加えられた
場合にその力が接着剤102aにより遮断され、接着力
の比較的弱いACFへの応力を大幅に低減できる。した
がって、ACFによる接続の信頼性を確保できる。
【0049】図7(b)に示すように、さらに、表示パ
ネル101およびフレキシブルプリント基板102の外
周端の外側にはみ出るように接着剤102aを塗布する
ことにより、外周端にかかる応力の集中を緩和できる。
【0050】表示装置200では、表示パネル101の
外周端の全体にわたって接着剤を設けているが、ACF
とフレキシブルプリント基板102の引き出し方向側と
の間に接着剤があればよく、その他の領域の接着剤は適
宜省略できる。
【0051】−第3の実施形態− 以下、図8を参照して、本発明による表示装置の第3の
実施形態について説明する。図8は、第3の実施形態の
表示装置を示す平面図である。図8に示すように、第3
の実施形態の表示装置300では表示パネル201の外
周の2辺に沿って設けられた接続端子と、フレキシブル
プリント基板202に設けられた接続端子とが、ACF
201aにより接続される。また、表示パネル201の
外周部であってACF201aが配置されていない領域
に接着剤201cが設けられ、接着剤201cによって
表示パネル201とフレキシブルプリント基板202と
が互いに接着されている。
【0052】表示装置300においても、ACF201
aと、フレキシブルプリント基板202の引き出し方向
側との間で、ACF201Aよりも接着力の大きい接着
剤によって表示パネル201とフレキシブルプリント基
板202とが接着されている。このため、フレキシブル
プリント基板202の引き出し方向側からの力が接着剤
201cによる接着部分で遮断され、ACF201aに
加えられる応力を大幅に低減できる。
【0053】−第4の実施形態− 以下、図9および図10を参照して、本発明による表示
装置の第4の実施形態について説明する。図9は第4の
実施形態の表示装置を示す断面図である。図10は第4
の実施形態の表示装置を示す断面図であり、図10
(a)および図10(c)は電極の引き出し方法を示す
図、図10(b)は電極の配置を示す図である。
【0054】図9および図10(a)〜図10(c)に
示すように、第4の実施形態の表示装置400は、パネ
ル基板301と、他方のパネル基板として機能するフレ
キシブルプリント基板302と、ストライプ状に配列し
た複数の電極303と、電極303と直交する方向にス
トライプ状に配列した電極304と、電極303および
電極304の間に設けられた発光層305とを備える。
このように表示装置400では、一対のパネル基板のう
ちの一方が、電極を引き出すためのフレキシブルプリン
ト基板と兼用されている。
【0055】図9に示すように、フレキシブルプリント
基板302は2層の導電層を有し、導電層のうちの一層
は電極304および電極304から引き出される引き出
し電極304aを構成する。また、フレキシブルプリン
ト基板302の他の導電層は、スルーホール303aを
介して電極303と接続される引き出し電極303bを
構成する。
【0056】パネル基板301とフレキシブルプリント
基板302とは、フレキシブルプリント基板302の引
き出し方向側におけるパネル基板301の端部で、接着
剤307により互いに接着されている。この接着剤30
7は、電極303およびフレキシブルプリント基板30
2に形成された引き出し電極303bを互いに接続する
スルーホール303aと、フレキシブルプリント基板3
02の引き出し方向側との間に位置する。したがって、
フレキシブルプリント基板302の引き出し方向側から
の力が接着剤307による接着部分で遮断されるので、
スルーホール303aの部分へ加えられる応力を大幅に
低減できる。なお、パネル基板301自体がパネル基板
301とフレキシブルプリント基板302とを接着する
接着部として機能する。したがって、接着剤307によ
る接着を省略してもよい。
【0057】上記各実施形態では、フィルム基板を用い
た表示パネルを例示している。フィルム基板を用いる場
合には、表示パネルの曲げに対する応力も加わるため、
ACFやスルーホールによる接続部への応力が強くな
り、本発明の効果がより顕著である。しかし、本発明に
よる表示装置はガラス等の硬質基板を使用した表示パネ
ルに対しても適用できる。ただし、この場合にはフレキ
シブルプリント基板の引っ張りによる応力に対しての
み、効果が期待できる。
【0058】上記各実施形態ではELパネルについて例
示しているが、本発明は、液晶パネル等を用いたの他の
表示装置にも適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の表示装置を示す斜視図。
【図2】表示パネルとフレキシブルプリント基板との接
続方法を示す図であり、(a)は第1の実施形態の表示
装置における接続方法を示す図、(b)はACFの長手
方向に沿って接着部を設けた例を示す図。
【図3】板ばねを用いる場合における表示装置の断面
図。
【図4】フレキシブルプリント基板の端部に突起部を設
けた例を示す図。
【図5】接着部とACFとを隣接させた場合における剪
断力を示す図。
【図6】第2の実施形態の表示装置を示す斜視図。
【図7】第2の実施形態の表示装置を示す断面図。
【図8】第3の実施形態の表示装置を示す平面図。
【図9】第4の実施形態の表示装置を示す断面図。
【図10】第4の実施形態の表示装置を示す断面図であ
り、(a)および(c)は電極の引き出し方法を示す
図、(b)は電極の配置を示す図。
【図11】エレクトロルミネッセンス表示装置や液晶表
示装置等の表示装置における従来の実装方式を示す図。
【図12】接着層にかかる応力分布を示す図。
【図13】接着剤により接続部のクラックを防止する構
成を示す図。
【符号の説明】
1 表示パネル 2 フレキシブルプリント基板 4 ACF(接続部) 11 接続端子(第1の接続部分) 21 接続端子(第2の接続部分) 23 固定用ボス(固定部) 51 接着部 52 接着部 302 フレキシブルプリント基板 303 電極(第1の電極、第1の導電層) 303b 引き出し電極(第1の導電層) 304 電極(第2の電極) 304a 引き出し電極(第2の導電層)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の接続部分が設けられた表示パネル
    と、 第2の接続部分が設けられたフレキシブルプリント基板
    と、 前記第1の接続部分および前記第2の接続部分を互いに
    電気的に接続する接続部と、 前記フレキシブルプリント基板の引き出し方向側と前記
    接続部との間に位置し、前記表示パネルおよび前記フレ
    キシブルプリント基板を互いに接着する接着部と、を備
    えることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記接続部と前記接着部との間に前記表
    示パネルおよび前記フレキシブルプリント基板が接着さ
    れない領域が確保されていることを特徴とする請求項1
    に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記接続部は前記表示パネルの一端側に
    設けられ、前記接着部は前記表示パネルの前記一端側に
    対向する前記表示パネルの他端側に設けられることを特
    徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブルプリント基板は、前記
    引き出し方向側とは異なる側において、前記表示パネル
    の外周よりも外側に張り出す張り出し部を有し、 前記張り出し部には、前記フレキシブルプリント基板を
    固定する固定部が設けられることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記固定部と前記接続部との間で、前記
    表示パネルと前記フレキシブルプリント基板とが互いに
    接着された部分が設けられることを特徴とする請求項4
    に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記接続部は前記表示パネルの一端部側
    に設けられ、前記接着部は前記一端部側に対向する前記
    表示パネルの他端部側に設けられることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 表示パネルと、 フレキシブルプリント基板と、 前記表示パネルおよび前記フレキシブルプリント基板を
    電気的に接続する接続部と、を備え、 前記フレキシブルプリント基板は、前記フレキシブルプ
    リント基板の引き出し部が設けられた側とは異なる側に
    おいて前記表示パネルの外周よりも外側に張り出してい
    る張り出し部を有し、 前記張り出し部には前記フレキシブルプリント基板を固
    定する固定部が設けられ、 前記固定部と前記接続部との間には、前記表示パネルお
    よび前記フレキシブルプリント基板を接着する接着部が
    設けられることを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 前記張り出し部は前記フレキシブルプリ
    ント基板の前記引き出し方向の側と対向する側に設けら
    れていることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 前記接続部では、異方性導電膜により前
    記表示パネルおよび前記フレキシブルプリント基板が互
    いに接続されることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    か1項に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記表示パネルはフィルム基板を備え
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載
    の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記表示パネルは前記フレキシブルプ
    リント基板をパネル基板として兼用することを特徴とす
    る請求項1〜9のいずれか1項に記載の表示装置。
  12. 【請求項12】 前記フレキシブルプリント基板は、前
    記表示パネルに形成された第1の電極および前記第1の
    電極に対向する第2の電極をそれぞれ引き出す第1の導
    電層および第2の導電層を備えることを特徴とする請求
    項11に記載の表示装置。
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