JP2003005529A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2003005529A
JP2003005529A JP2001184376A JP2001184376A JP2003005529A JP 2003005529 A JP2003005529 A JP 2003005529A JP 2001184376 A JP2001184376 A JP 2001184376A JP 2001184376 A JP2001184376 A JP 2001184376A JP 2003005529 A JP2003005529 A JP 2003005529A
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roll
layer thickness
thickness regulating
magnetic pole
developing
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JP2001184376A
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English (en)
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Nobumasa Furuya
信正 古谷
Takeshi Ogoshi
竹士 大越
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の小型扁平化を実現するために現像
ロールの小径化や層厚規制ロールの設置条件の制約を受
けることがある場合であっても、層厚規制ロールによる
現像ロール上における二成分現像剤の層厚規制を、その
層厚規制ロールの部品精度やその取付け精度などを格別
に高めることなく良好に行うことができる二成分現像装
置を主に提供する。 【解決手段】 層厚規制ロール30を、現像ロール20
のマグネットロール22における層厚規制用磁極N2の
磁束密度のピーク位置Pとほぼ一致するように配置し、
また、層厚規制ロール30の外径Dとその層厚規制用磁
極N2の現像ロール表面における磁極幅WとをD≦Wと
いう条件を満たすように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーとキャリア
からなる二成分現像剤により静電潜像を現像する二成分
現像装置に係り、特に、その装置全体の小型扁平化とい
う要請に適応し得る現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の二成分現像装置は、一般に、そ
のハウジングに収容されている二成分現像剤を回転する
現像ロール上に担持させた後、その現像ロール上に担持
された二成分現像剤の層厚を層厚規制部材により一定に
規制してから、静電潜像が形成される感光体等の像担持
体と対向する現像領域まで搬送し、その像担持体の静電
潜像部分に二成分現像剤のトナーを静電的に付着させる
ことにより現像を行うようになっている。
【0003】ここで、現像ロールとしては、二成分現像
剤がトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤であれ
ば、複数の磁極を適宜配置したマグネット部材がロール
内部に位置固定された円筒状の回転部材(スリーブ)か
らなるものが使用されている。これにより、その二成分
現像剤は、マグネット部材からの磁力により現像ロール
に保持される。また、層厚規制部材としては、ブレード
(板)状のものかあるいはロール状のものが主に使用さ
れ、現像ロールと一定の間隔をあけて対向配置されてい
る。これにより、現像ロールに担持された二成分現像剤
が層厚規制部材と現像ロールの間の通過を規制されて層
厚が一定にされる。
【0004】ところで、近年、このような二成分現像装
置を使用するプリンタ、複写機等に代表される画像形成
装置の小型化の要請に伴い、その現像装置自体も小型化
が要請されるようになっている。
【0005】そして、この現像装置の小型化の要請に応
えるため、その装置全体をより扁平化した形状にするこ
とが求められるようになり、その小型扁平化の一環とし
て現像ロールの小径化やその現像ロールの周囲に配置さ
れる層厚規制部材の設置スペースの省スペース化が必要
とされてきている。
【0006】このうち層厚規制部材の省スペース化に対
しては、ブレード状の層厚規制部材ではなくロール状の
層厚規制部材を使用することが有利である。また、現像
装置全体の扁平化に対しては、層厚規制部材を現像ロー
ルの上位位置から少しでも低いロール周辺位置に配置す
ることが有利となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに比較的小径の現像ロールを適用するとともに、その
小径の現像ロールの比較的低位となる周辺部位にロール
状の層厚規制部材を配置することにより、小型扁平化し
た二成分現像装置を実現させるとする場合には、次のよ
うな課題がある。
【0008】まず、小径の現像ロールに担持される二成
分現像剤の層厚は、ロール状の層厚規制部材の現像ロー
ルとの間隙(ギャップ)の精度に左右されやすくなる。
この場合、その層厚規制部材の現像ロールとの間隙の精
度を高めようとすると、層厚規制部材の部品精度やその
取付け精度などを高める必要があり、これでは現像装置
の小型扁平化に相反してコストの増加を招いてしまうこ
とになり不利である。
【0009】また、小径の現像ロールに担持される二成
分現像剤の層厚は、その現像ロールの内部に位置固定さ
れるマグネット部材におけるの各磁極のうちで層厚規制
部材と対向する位置に配置される層厚規制用磁極と層厚
規制部材との相対的な位置関係にも左右されやすくな
る。つまり、現像ロールの小径化に伴いマグネット部材
の各磁極の間隔が狭くなり、このため上記層厚規制用磁
極の作用する領域幅も狭くなり、層厚規制部材の層厚規
制用磁極に対する相対的な設置位置の変動により、層厚
規制部材の性能も変動して現像ロール上に担持される二
成分現像剤の厚さも変動する可能性があるのである。こ
の場合も、層厚規制用磁極に対する相対的な設置位置の
精度を高めようとすると、層厚規制部材の取付け精度な
どを高める必要があり、これでは現像装置の小型扁平化
に相反してコストの増加を招いてしまうことになり不利
である。
【0010】さらに、上記したように現像装置全体を小
型扁平化した場合には、ロール状の層厚規制部材の背面
部(現像ロールの回転方向の上流側となる領域)のスペ
ースが狭くなることから、その背面部における現像剤の
流れ(移動)が停滞しやすくなる。このような影響によ
り、ベタ状の高面積画像を連続して形成した場合には、
濃度むらが発生しやすくなる。また、そのような影響に
より、層厚規制部材と現像ロールの間隙に異物(例えば
製造工程等において混入する可能性のあるもので、ファ
イバー、樹脂の小片、トナーの塊など)が詰まり、その
詰まった部位に対応する画像部分に白抜け現象が発生し
やくすくなる。
【0011】ちなみに、上述した各課題を解消するた
め、ロール状の層厚規制部材として非磁性のものと磁性
のものを使い分けてみたところ、後述する参考の比較デ
ータで示すように、非磁性のロール状層厚規制部材を用
いた方が、その改善効果が得られて有利であることが判
明した。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、上述したよう
な層厚規制部材として非磁性の層厚規制ロールを用いた
現像装置において、その装置全体の小型扁平化を実現す
るために現像ロールの小径化や層厚規制ロールの設置条
件の制約を受けることがある場合であっても、層厚規制
ロールによる現像ロール上における二成分現像剤の層厚
規制を、その層厚規制ロールの部品精度やその取付け精
度などを格別に高めることなく良好に行うことができる
二成分現像装置を提供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、上記目的を達
成することに加えて、ベタ状の高面積画像の連続形成時
における濃度むらの発生や、層厚規制ロールと現像ロー
ルとの間隙への異物詰まりによる白抜け現象の発生を抑
制することができる二成分現像装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の現像装置は、複
数の磁極を配置したマグネット部材がロール内部に位置
固定され、トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤
をロール表面に担持して回転する現像ロールと、この現
像ロールと一定の間隔をあけて対向配置され、そのロー
ル表面に担持される二成分現像剤の層厚を規制する非磁
性の層厚規制ロールとを備えた二成分現像装置におい
て、前記層厚規制ロールを、その層厚規制ロールの中心
と前記現像ロールの中心を結ぶ直線がその層厚規制ロー
ルと対向する位置に配置される前記マグネット部材にお
ける層厚規制用磁極の磁束密度のピーク位置とほぼ一致
するように配置し、かつ、その層厚規制ロールの外径D
とその層厚規制用磁極の現像ロール表面における磁極幅
WとをD≦Wという条件を満たすように設定しているこ
とを特徴とするものである。
【0015】この現像装置によれば、層厚規制ロールの
配置の条件と、その層厚規制ロールの外径Dとその層厚
規制用磁極の磁極幅Wとの間の条件とを特定したことに
より、現像ロール上における二成分現像剤の層厚の、層
厚規制ロールの現像ロールとの間隙精度や層厚規制ロー
ルの層厚規制用磁極との相対的な位置関係精度に対する
依存性が低くなる。これにより、層厚規制ロールの現像
ロールに対する間隙(規制用の間隔)設定時の許容範囲
(公差)をある程度確保することが可能となる。この結
果、現像装置全体の小型扁平化を実現するために現像ロ
ールの小径化や層厚規制ロールの設置条件の制約を受け
ることがあっても、層厚規制ロールによる二成分現像剤
の層厚規制を、その層厚規制ロールの部品精度やその取
付け精度などを高めることなく良好に行うことができる
ようになる。
【0016】また、この現像装置においては、マグネッ
ト部材における磁極のうちで、前記層厚規制用磁極に対
して現像ロールの回転方向の上流側及び下流側に隣接し
て配置される上流側磁極及び下流側磁極の各磁束密度及
び磁極幅がほぼ等しくなるように設定するとよい。
【0017】この場合には、層厚規制ロールに対して、
換言すれば層厚規制用磁極の磁束密度のピーク位置に対
して現像ロール回転方向の上流側および下流側における
当該磁極による磁力の分布をほぼ対称的な状態にするこ
とができる。これにより、層厚規制ロールと層厚規制用
磁極との相対的な位置関係のずれに対する許容範囲を広
げることが可能となる。
【0018】さらに、このような現像装置においては、
前記マグネット部材における磁極のうちで、前記層厚規
制用磁極に対して現像ロールの回転方向の上流側に隣接
して配置される上流側磁極の磁極幅を、その層厚規制用
磁極の磁極幅よりも狭くするとよい。その上流側磁極の
磁極幅を狭くする度合いは、例えば、層厚規制用磁極の
磁極幅に対して0.3〜0.85倍程度とすることが好
ましい。
【0019】この場合には、層厚規制ロールに対して現
像ロール回転方向の上流側における二成分現像剤の還流
が激しく発生するようになる。これにより、二成分現像
剤の攪拌が良好に行われるようになり、現像ロール上に
担持される二成分現像剤の新旧の入替え(現像ロールに
担持されていた古い現像剤と現像ロールに初めて担持さ
れる新たな現像剤との置換)がなされる。この結果、ベ
タ状の高面積画像の連続形成を行うことがあっても濃度
むらの発生が抑制される。
【0020】また、以上のような各現像装置において
は、層厚規制ロールを、その層厚規制ロールの中心と前
記現像ロールの中心を結ぶ直線が前記層厚規制用磁極の
磁束密度のピーク位置から現像ロールの回転方向の上流
側にずらした位置に配置するとよい。その上流側にずら
す度合いは、例えば、現像ロールの中心角度で表現した
場合、15°以下の範囲内で適宜設定することが好まし
い。
【0021】この場合にも、層厚規制ロールに対して現
像ロール回転方向の上流側における二成分現像剤の還流
が激しく発生するようになる。これにより、二成分現像
剤の攪拌が良好に行われるようになり、現像ロール上に
担持される二成分現像剤の新旧の入替えがなされる。こ
の結果、ベタ状の高面積画像の連続形成を行うことがあ
っても濃度むらの発生が抑制される。
【0022】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1および図2
は、本発明の実施の形態1に係る現像装置を示すもの
で、図1はその斜視図、図2は図1のQ−Q線に沿う要
部断面図ある。
【0023】この現像装置1は二成分現像装置であり、
基本的に、筐体としてのハウジング10と、現像剤担持
体としての現像ロール20と、層規制部材としての層規
制ロール30と、現像剤攪拌搬送部材としての2本のオ
ーガー40、45と、現像剤供給部材としてのパドルホ
イール50とでその主要部が構成されている。図中にお
いて、符号100は画像情報に応じた静電潜像が形成さ
れる像担持体としての感光ドラム、2は非磁性トナー及
び磁性キャリアからなる二成分現像剤、Eは感光ドラム
3上の現像領域であり、また、矢印は回転する部品の回
転方向を示している。
【0024】ハウジング10は、その全体が板状に薄く
扁平した細長い箱形状からなるものであって、そのうち
感光ドラム100と対向する端部となる部位に現像ロー
ル20が一部露出するように配設される開口部12が形
成されるとともに、その開口部12とは反対側の端部に
かけての部位に二成分現像剤2を収容する現像剤収容部
13が形成された構造になっている。上記現像剤収容部
13は、両端部で連通しかつ中央部で仕切り壁13aに
て仕切られた平行する2列の現像剤循環搬送路が形成さ
れたものである。このハウジング10としては、上下方
向に2分割した下部ハウジング15と上部ハウジング1
6とを接合して組み立てる構造のものであって、その厚
さ(上下方向の全高)が30mm程度のものを使用して
いる。
【0025】図中において符号26(a〜e)は下部ハ
ウジング15の後方接合面部に形成された複数の係止突
起、36(a〜e)は上部ハウジング16の後方接合面
部に形成され、下部ハウジング40における複数の係止
突起26(a〜e)が組み立て接合時に差し込まれる複
数の係止孔である。また、符号29は突条のリブ、39
はハウジング接合部用の弾性シール部材である。さら
に、符号34は現像剤補給装置(図示省略)と接続され
て現像剤(トナー)がハウジング10の現像剤収容凹部
13内に補給される補給口が形成された現像剤補給部で
ある。
【0026】現像ロール20は、ハウジング10の開口
部12付近に回転駆動可能に配設される中空の円筒形状
からなる非磁性のスリーブ21と、このスリーブ21の
中空内に複数の磁極を所定の角度に配置したマグネット
ロール22が位置を固定された状態で配設されたもので
ある。この現像ロール20としては、その外径(スリー
ブ21の外径)が12mmφ程度の小径のものを使用し
ている。また、マグネットロール22は、そのロール軸
に対し、図3に示すようなS極又はN極の各磁束分布と
なる7つの磁極S1,S2,S3,S4,N1,N2,
N3が適宜配置されている。このうち、磁極S1は現像
主極、磁極S3,S4は現像剤剥離用反発極である。一
方、磁極N2は層厚規制用磁極である。図中の符号20
cは現像ロール20(スリーブ21)の回転軸である。
【0027】層厚規制ロール30は、非磁性のロール形
態からなるものであり、現像ロール20(スリーブ2
1)の表面に対して、その表面に担持される二成分現像
剤2の層厚を所定の厚さに規制するための間隙を保持し
て対向配設されている。この層厚規制ロール30は、直
径が5mmの中実のステンレスロールを使用し、現像ロ
ール20に対して例えば250μmの間隔をあけて配置
している。また、この層厚規制ロール30は、その両端
部を下部ハウジング15の側壁面における現像ロール2
0の近傍となる部位に形成された取付け誘導溝27に落
とし込み、ハウジング10の組み立て時に上部ハウジン
グ16の一部16aにより上方から押し込まれることに
より、最終的に当該取付け誘導溝27に圧入された状態
となって正式に固定されるようになっている。
【0028】さらに、この層厚規制ロール30は、後述
するように現像ロール20のマグネットロール22の層
厚規制用磁極N2に対して所定の条件および位置関係を
満たすように配置している。また、この層厚規制ロール
30の設置位置に関連して、マグネットロール22の層
厚規制用磁極N2に隣接する磁極S2,S3について
も、後述するように所定の条件を満たすように設定して
いる。
【0029】オーガー40、45は、回転軸部40a,
45aに二成分現像剤2を攪拌搬送するための羽根部4
0b,45bを螺旋状に所定のピッチで巻きつけた状態
に形成した回転部材であり、ハウジング10の現像剤収
容部13における前記した2列の現像剤循環搬送路内で
それぞれ回転駆動するように配設されている。このオー
ガー40、45としては、その外径が13mm程度のも
のを使用している。パドルホイール50は、その回転軸
部51に4枚の羽根部52を軸回転方向の下流側に平行
移動させた状態(オフセットさせた状態)で形成した羽
根車状の回転部材であり、現像ロール20とオーガー4
0の間となる位置で回転駆動するように配設されてい
る。
【0030】そして、この現像装置1は、その小型扁平
化を実現するため、ハウジング10が前述したとおり扁
平した板状の形態からなるものであり、これに伴って現
像ロール20、オーガー40、45及びパドルホイール
50が互いに高低差の少ない状態で水平方向にほぼ直線
状に並んだ状態で配設されている。また、現像ロール2
0、オーガー40、45及びパドルホイール50は、図
示していないが、回転駆動源(電動モータ及び回転伝達
機構)からの回転動力が複数の回転伝達ギア列を介して
現像ロール20、オーガー40、45及びパドルホイー
ル50の順で伝えられ、図2中の矢印で示す方向に所定
の回転速度でそれぞれ回転駆動するようになっている。
【0031】また、この現像装置1は、その全体(ハウ
ジング10)が水平状態に維持された姿勢であって、し
かも、その現像ロール20が各感光ドラム2と所定の間
隙をあけて対向する状態となるように支持フレーム(図
示省略)に取り付けられて使用される。また、現像ロー
ル20(スリーブ21)には、図示されていない電源装
置から直流電流に交流電流を重畳させた現像バイアス電
圧が印加されるように構成されている。さらに、現像剤
収容部13には、予め、二成分現像剤2が所定量だけ収
容されており、また、その現像動作によってトナーが消
費されて少なくなる時期を検知して少なくともトナーが
現像剤補給装置から前記現像剤補給部34を介して適宜
補給されるようになっている。
【0032】以下、この現像装置1の基本的な動作につ
いて説明する。
【0033】初めに、この現像装置1においては、図2
に示すように、現像ロール20、オーガー40、45及
びパドルホイール50が回転し始めるとともに、現像ロ
ール20に現像バイアス電圧が印加される。これによ
り、まず、ハウジング10の現像剤収容部13に収容さ
れている二成分現像剤2が回転するオーガー40、45
によって攪拌されながら現像剤収容部13の前記した循
環経路内を循環搬送される。この際、二成分現像剤2に
おけるトナーがキャリアと十分に攪拌されて摩擦帯電さ
れる。また、オーガー40によって攪拌されながら搬送
される二成分現像剤2の一部は、パドルホイール50側
に搬送供給される。
【0034】続いて、そのパドルホイール50側に搬送
された二成分現像剤2は、矢印方向に回転するパドルホ
イール50の羽根部52の搬送力により現像ロール20
側に搬送される。このようにして現像ロール20に供給
された二成分現像剤2は、現像ロール20のマグネット
ロール22における磁極S3等の磁力により、矢印方向
に回転するスリーブ21の表面に、トナーが付着した磁
性キャリアが多数鎖状に繋がった穂立ち状の磁気ブラシ
を形成した状態で担持される。次いで、そのスリーブ2
1に担持された二成分現像剤2は、そのスリーブの回転
に伴って搬送される途中で層厚規制ロール30との間に
形成される一定の間隙を通過する際にその通過状態を規
制され、ほぼ一定の層厚にされる。
【0035】そして、このように層厚規制ロール30に
て層厚が規制された二成分現像剤2は、その後、現像ロ
ール20のスリーブ21の回転に伴って感光ドラム3と
対向する現像領域Eに搬送される。この現像ロール20
によって現像領域Eに搬送された二成分現像剤2は、そ
の磁気ブラシの先端部を感光ドラム3の表面に接触させ
た状態で通過し、その通過時に、現像ロール20に印加
される現像バイアス電圧により現像ロール20と感光ド
ラム3の間に形成される現像電界により、そのトナーの
みが感光ドラム3上の静電潜像に静電的に付着する。こ
れにより、現像装置1による静電潜像の現像が実行され
る。
【0036】続いて、この現像領域Eを通過した後の現
像ロール20上の二成分現像剤2はその一部が、パドル
ホイール50に至る手前側のハウジング10内におい
て、現像ロール20のマグネットロール22における前
記した剥離用反発極S4,S3の反発磁力により剥離さ
れる。この剥離された二成分現像剤2は、矢印方向に回
転するパドルホイール50の羽根部56の搬送力によっ
てオーガー40側にむけて搬送され、これによりハウジ
ング10の現像剤収容部13内で再び攪拌される。一
方、二成分現像剤が剥離された後の現像ロール20に
は、現像剤収容部13で攪拌された二成分現像剤2が、
パドルホイール50によって改めて補充されるように搬
送供給される。
【0037】このようにして現像装置1では、オーガー
40、45で攪拌されてパドルホイール50により搬送
される二成分現像剤2が現像領域Eを通過した後のもの
と交換されて現像ロール20に改めて担持される。これ
により、現像領域Eを通過した後の現像ロール20上に
おける二成分現像剤2が、現像剤収容部13で攪拌され
た新たな二成分現像剤2と確実かつ良好に交換され、現
像領域Eに供給されるようになっている。
【0038】以下、この小型扁平化を実現する現像装置
1における層厚規制ロール30の配置条件等に関して行
った各試験について説明する。
【0039】[試験1]試験1は、図4に示すように、
層厚規制ロール30を、そのロール30の中心30aと
現像ロール20(マグネットロール22)の中心20a
を結ぶ直線Lがその層厚規制ロール30と対向する位置
に配置されるマグネットロール22における層厚規制用
磁極N2の磁束密度のピーク位置Pとほぼ一致するよう
に配置したうえで、その層厚規制ロール30の外径(直
径)Dと層厚規制用磁極N2の磁極幅Wとを種々変更し
た場合、層厚規制ロール30の現像ロール20との間隙
(ギャップ)Sの設定時に許容できる公差について調べ
たものである。磁極幅は、各磁極の幅をスリーブ21上
に投影したときの相当幅である。
【0040】この試験1では、二成分現像剤2として、
平均粒径7.5μmの非磁性トナーと、平均粒径45μ
mの磁性キャリア(フェライトの粒子表面に樹脂をコー
ティングした比重4.5g/cm3の樹脂コートキャリ
ア。磁化225kA/m(106/4π[A/m]の磁
場中での値))からなるものを使用した。現像ロール2
0としては、外径12mm、肉厚0.5mmのスリーブ
21と、直径5mmの中心軸に前記した7つの磁極S1
〜S4、N1〜N3(マグネット厚み約2.5mm)を
配置した外径10mmのマグネットロール22とからな
るものを使用した。また、マネグネットロール22とし
ては、その層厚規制磁極N2の中心角度及び磁束密度に
ついて表1に示す種類のものに変更したものを使用し
た。さらに、このマグネットロール22における層厚規
制磁極N2の現像ロール回転方向の上流側及び下流側に
隣接する上流側磁極S3及び下流側磁極S2は、その中
心角度がともに40°のものを使用した。
【0041】そして、この試験1では、ギャップ設定公
差について、層厚規制ロール30の現像ロール20との
本来要求される真の間隙Sの値に対して許容できるずれ
量を調べることにより求めた。この許容できるずれ量
は、層厚規制ロール30で規制される層厚の上限値及び
下限値を基準にして測定した。上限値は、例えば、その
ときの層厚で現像をした場合に、感光体ドラム3へのキ
ャリア付着や、線画像の太りによる解像性の低下が発生
しないことを条件として決定される。また、下限値は、
例えば、そのときの層厚で現像を行った場合において、
細線のかすれや画像の荒れ(磁気ブラシ跡)が発生しな
いことを条件として決定される。
【0042】試験1で得られた各ギャップ設定公差の結
果を表1に示す。また、この各各ギャップ設定公差につ
いて以下の基準で評価した。 ○:設定公差が±0.07mm以上(部品の精度を高め
る必要がない)。 ×:設定公差が±0.07mm未満(部品の精度を高め
る必要が生じる)。
【0043】
【表1】
【0044】表1に示す結果から明らかなように、層厚
規制ロール30の外径Dと層厚規制磁極Nの磁極幅Wと
の関係が「D≦W」である場合には、層厚規制ロール3
0の現像ロール20との間隙Sの設定時に許容できる公
差(ギャップ設定公差)を十分に確保することができ
る。そして、そのような関係を満たすように層厚規制ロ
ール30の外径Dと層厚規制磁極Nの磁極幅Wとを設定
すれば、現像ロール20上の二成分現像剤2の層厚は、
層厚規制ロール30の間隙Sが±0.07mm以上ずれ
るようなことがあっても、変動しにくくなる。この結
果、層厚規制ロール30の設置が、その部品精度やその
取付け精度を高めることなく、比較的簡易に行えるよう
になる。
【0045】[試験2]試験2は、参考までに、層厚規
制部材の種類を変更した場合における各種影響について
調べたものである。層厚規制部材としては、本発明にお
ける非磁性のステンレスロール(D=5mm)の他に、
磁性のステンレスロール(D=5mm)と非磁性の板金
(厚さ1.5mm)を使用した。そして、試験2は、こ
の3種の層厚規制部材を用いて、試験1の場合と同様の
ギャップ設定公差の測定及びその評価を行うことに加
え、濃度むら及びファイバー詰まりの発生状況について
調べた。
【0046】この試験2では、上記3つの層厚規制部材
をいずれも、試験1の場合と同様の(層厚規制磁極N2
に対する)位置関係で設置した(図4)。なお、層厚規
制板金については、その現像ロールの回転方向上流側の
面が層厚規制磁極N2の磁束密度のピーク位置と一致す
るように設置した。
【0047】濃度むらは、ベタ画像を連続して形成(現
像)したときに、そのベタ画像中においてオーガー40
(45)の羽根40b(45b)のピッチに相応した濃
度のむらが発生しているか否かについて調べ、その結果
を以下の基準で評価した。 ○:むら発生せず。 △:若干むらが発生しているが実用上問題なし。 ×:明らかにむらが発生して実用上問題あり。
【0048】ファイバー詰まりは、層厚規制部材への異
物の詰まりやすさの評価指標とするために行うものであ
り、現像装置内の二成分現像剤2の中に太さ0.2m
m、長さ2mmのファイバーを一定の量だけ混入して現
像動作を行ったときに、そのファイバーが層厚規制部材
で詰まったか否かについて調べ、その結果を以下の基準
で評価した。 ○:詰まり発生せず。 △:詰まり発生するが直ぐに解消される。 ×:詰まり発生して解消されない。
【0049】以上の3項目の評価について、以下の基準
で総合評価した。これらの結果を表2に併せて示す。 ○:詰まり発生せず。 △:詰まり発生するが直ぐに解消される。 ×:詰まり発生して解消されない。
【0050】
【表2】
【0051】表2に示す結果から明らかなように、非磁
性の層厚規制ロールを使用した場合には、試験1で説明
したように層厚規制ロールの外径Dと層厚規制磁極の磁
極幅WをD≦Wという条件を満たすように設定すること
により十分に広いギャップ設定公差を確保できるように
なり、また、濃度むらやファイバー詰まりの発生も抑制
されるようになる。なお、この非磁性の層厚規制ロール
について、その外径Dを次第に小径として同じ試験を行
ったところ、その結果が非磁性の層厚規制板金の場合と
似た結果に近づいていくことが確認された。このことか
ら、非磁性の層圧規制ロールの本来の特性を維持するた
めには、その外径Dは少なくとも3mm以上とすること
が望ましい。
【0052】一方、磁性の層厚規制ロールを使用した場
合には、その層厚規制ロールの外径Dと層厚規制磁極の
磁極幅WをD≦Wという条件を満たすように設定するか
否かに関係なく十分なギャップ設定公差を確保すること
ができず、そればかりか、濃度むらが発生しやすくな
る。これは、磁性の層厚規制ロールでは、そのロール周
面に磁気力により一定量の二成分現像剤が付着された状
態となるため、その層厚規制ロールの現像ロール回転方
向上流側では現像剤の還流が発生しにくく、一度現像に
供されてトナー濃度が低下した二成分現像剤と、オーガ
ーから新たに送られるトナー濃度が高い二成分現像剤と
が良好に攪拌されないためと推測される。
【0053】また、非磁性の層厚規制板金を使用した場
合には、ギャップ設定公差については非磁性の層厚規制
ロールの場合とほぼ同様の結果が得られるが、濃度むら
が発生するようになり、特にファイバー詰まりが発生し
やすい。これは、板金の場合には、その現像ロールとの
隙間を通過しない余剰の現像剤が板金面で滞留するよう
になり、その還流の動きが緩慢となるため、ファイバー
が詰まりやすくなり、また、新旧の現像剤の攪拌がされ
にくくなるためであると推測される。
【0054】[試験3]試験3は、層厚規制ロール30
の層厚規制磁極N2に対する相対的な位置ずれに関し、
その層厚規制磁極N2に対して現像ロール回転方向の上
流側及び下流側に隣接して配置される上流磁極S3及び
下流磁極S2の影響力について調べたものである。
【0055】この試験3では、非磁性の層厚規制ロール
(D=5mm)30を、試験1の場合と同様の(層厚規
制磁極N2に対する)位置関係で設置する(図4)とと
もに、ギャップ設定公差が±0.07mm以上となる層
厚規制磁極N2と組み合わせて使用したうえで、上流磁
極S3及び下流磁極S2の磁束密度及び磁極幅W1,W
2を表3に示すように種々変更した場合、上記の位置関
係で設置すべき層厚規制ロール30の層厚規制磁極N2
に対する相対的な位置ずれの許容できる範囲について調
べた。
【0056】位置ずれの許容範囲については、層厚規制
ロール30を層厚規制用磁極N2の磁束密度のピーク位
置Pから現像ロール回転方向の上流側及び下流側にずら
した場合、前記ギャップ設定公差±0.07mm以上を
保持できる範囲内の最大のずれ量(中心角度)を測定し
た。その結果を表3に示す。
【0057】
【表3】
【0058】表3の結果から明らかように、上流磁極S
3及び下流磁極S2の磁束密度及び磁極幅W1,W2を
ほぼ等しくした場合には、それ以外の場合(磁束密度及
び磁極幅の少なくとも一方を異ならせた場合)に比べ
て、上流側及び下流側の双方に対する位置ずれ許容範囲
が広くなる。これは、層厚規制ロール30に対して、換
言すれば層厚規制用磁極N2の磁束密度のピーク位置P
に対して現像ロール回転方向の上流側および下流側に位
置する上流磁極S3及び下流磁極S2による磁力の分布
をほぼ対称的な状態にすることができるためと考えられ
る。この結果、層厚規制ロール30の層厚規制用磁極N
2との相対的な位置ずれに対する許容範囲が広がるた
め、層厚規制ロール30の設置が、その部品精度やその
取付け精度を高めることなく、より一層簡易に行えるよ
うになる。
【0059】[試験4]試験4は、濃度むらの発生の有
無に関し、層厚規制磁極N2に対して現像ロール回転方
向の上流側に隣接して配置される上流磁極S3の影響力
について調べたものである。
【0060】この試験4では、非磁性の層厚規制ロール
(D=5mm)30を用いて、上流磁極S3の磁束密度
及び磁極幅W1を表4に示すように種々変更した場合、
濃度むらの発生状況について調べた。なお、この際、層
厚規制磁極N2としては表4に示す条件のものを使用
し、また、その下流磁極S2の磁束密度及び磁極幅W2
については上流磁極S3のそれと等しい条件に設定し
た。濃度むらは、ベタ画像を連続して形成(現像)した
ときに、そのベタ画像中においてオーガー40(45)
の羽根40b(45b)のピッチに相応した濃度のむら
が発生しているか否かについて調べ、その結果を以下の
基準で評価した。結果を表4の上段に示す。 ○:むら発生せず。 △:若干むらが発生しているが実用上問題なし。 ×:明らかにむらが発生して実用できない。
【0061】
【表4】
【0062】表4の上段に示す結果から明らかように、
上流磁極S3の磁極幅W1を層厚規制磁極N2の磁極幅
Wよりも狭くした場合には、濃度むらの発生が抑制され
る。これは、層厚規制磁極N2の上流側領域において二
成分現像剤2の還流が激しく生じるようになり、この結
果、新旧の二成分現像剤の攪拌効果が得られるようにな
るためと考えられる。
【0063】[試験5]試験5は、濃度むらの発生の有
無に関し、層厚規制ロール30の層厚規制磁極N2に対
する相対的な位置の影響力について調べたものである。
【0064】この試験5では、図5に示すように、非磁
性の層厚規制ロール(D=5mm)30を層厚規制用磁
極N2の磁束密度のピーク位置Pに対して現像ロール回
転方向の上流側に所定の角度θ(この例ではθ=5°)
ずらして設置した以外は試験4と同じ条件で濃度むらの
発生状況について調べた。また、そのときの濃度のむら
が発生しているか否かについて試験4の場合と同様に調
べ、その結果を試験4の場合と同じ基準で評価した。結
果を表4の下段に示す。
【0065】表4の下段に示す結果から明らかように、
上流磁極S3の磁極幅W1を層厚規制磁極N2の磁極幅
Wよりも狭くした場合は勿論のこと、上流磁極S3の磁
極幅W1が層厚規制磁極N2の磁極幅Wと同じか少し広
い場合であっても、濃度むらの発生が抑制されるように
なる。これは、層厚規制ロール30を上記ピーク位置P
から上流側にずらしたことにより、層厚規制磁極N2の
上流側領域における二成分現像剤2の還流をより活発化
させることが可能となり、この結果、新旧の二成分現像
剤の攪拌効果がより多く得られるようになるためと考え
られる。
【0066】ちなみに、以上の各試験1〜5を行った結
果、この実施の形態に係る現像装置1においては、外径
Dが5mmからなる非磁性の層厚規性ロール30を、磁
極幅Wが5.2〜8.4mm、磁束密度が59〜80m
Tからなる層厚規制磁極N2の磁束密度のピーク位置と
一致させるか又はそのピーク位置から上流側に5°ずら
した位置に設置するようにした。また、その層厚規制磁
極N2に対して上流側の磁極S3の磁束密度及び磁束幅
W1とその下流側の磁極S2の磁束密度及び磁束幅W2
とについては、互いにほぼ等しい条件に設定した。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
によれば、非磁性の層厚規制ロールの設置位置やマグネ
ット部材の所定の磁極との関係などを特定することによ
り、層厚規制ロールで規制される層厚が、その層厚規制
ロールの現像ロールとの間隙(ギャップ)の精度や層厚
規制ロールと所定の磁極(特に層厚規制磁極)との相対
的な位置関係の精度に依存する割合が低下することとな
る。
【0068】この結果、現像装置全体の小型・扁平化を
実現するために現像ロールの小径化や層厚規制ロールの
設置条件の制約を受けることがある場合であっても、層
厚規制ロールによる現像ロール上における二成分現像剤
の層厚規制を、その層厚規制ロールの部品精度やその取
付け精度などを格別に高めることなく良好に行うことが
できる。従って、層厚規制ロールの部品精度やその取付
け精度などに対してきわめて高い精度が要求されことが
なく、その分低コストな小型の二成分現像剤を実現する
ことが可能となる。
【0069】また、層厚規制磁極の上流側や下流側に隣
接する他の磁極の磁束密度や磁極幅などを特定すること
や、非磁性の層厚規制ロールの設置位置を上流側にずら
すことにより、層厚規制磁極の上流側の領域において二
成分現像剤の還流が生じやすくなり、新旧の二成分現像
剤の攪拌も行われやすくなる。
【0070】この結果、現像装置全体の小型扁平化を実
現するために現像ロールの小径化や層厚規制ロールの設
置条件の制約を受けることがある場合であっても、ベタ
状の高面積画像の連続形成時における濃度むらの発生
や、層厚規制ロールへの異物詰まりによる白抜け現象の
発生を抑制することができる。これにより、信頼性の高
い小型の二成分現像剤を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る現像装置を示す斜視図。
【図2】 図1のQ−Q線に沿う要部断面図。
【図3】 現像ロールのマグネットロールにおける各磁
極の磁束密度分布を示す要部説明図。
【図4】 試験1等における層厚規制ロールと層厚規制
磁極等の位置的関係などを示す説明図。
【図5】 試験5における層厚規制ロールを上流側にず
らして配置した状態を示す説明図。
【符号の説明】 1…現像装置、2…二成分現像剤、20…現像ロール、
22…マグネットロール(マグネット部材)、30…非
磁性の層厚規制ロール、N2…層厚規制用磁極、S2…
下流側磁極、S3…上流側磁極、P…ピーク位置。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H031 AB02 AC02 AC08 AC19 AC20 AC36 AD01 BA05 BA09 2H077 AB02 AB14 AB18 AC03 AD06 AD12 AD14 AD16 AD18 AD22 EA03 GA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁極を配置したマグネット部材が
    ロール内部に位置固定され、トナーと磁性キャリアから
    なる二成分現像剤をロール表面に担持して回転する現像
    ロールと、この現像ロールと一定の間隔をあけて対向配
    置され、そのロール表面に担持される二成分現像剤の層
    厚を規制する非磁性の層厚規制ロールとを備えた二成分
    現像装置において、 前記層厚規制ロールを、その層厚規制ロールの中心と前
    記現像ロールの中心を結ぶ直線がその層厚規制ロールと
    対向する位置に配置される前記マグネット部材における
    層厚規制用磁極の磁束密度のピーク位置とほぼ一致する
    ように配置し、かつ、その層厚規制ロールの外径Dとそ
    の層厚規制用磁極の現像ロール表面における磁極幅Wと
    をD≦Wという条件を満たすように設定していることを
    特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記マグネット部材における磁極のうち
    で、前記層厚規制用磁極に対して現像ロールの回転方向
    の上流側及び下流側に隣接して配置される上流側磁極及
    び下流側磁極の各磁束密度及び磁極幅がほぼ等しくなる
    ように設定している請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記マグネット部材における磁極のうち
    で、前記層厚規制用磁極に対して現像ロールの回転方向
    の上流側に隣接して配置される上流側磁極の磁極幅を、
    その層厚規制用磁極の磁極幅よりも狭くしている請求項
    1又は2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記層厚規制ロールを、その層厚規制ロ
    ールの中心と前記現像ロールの中心を結ぶ直線が前記層
    厚規制用磁極の磁束密度のピーク位置から現像ロールの
    回転方向の上流側にずらした位置に配置している請求項
    1乃至3のいずれかに記載の現像装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007304142A (ja) * 2006-05-08 2007-11-22 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置、及びこれを備えた画像形成装置
US7577388B2 (en) 2006-10-17 2009-08-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing roller, and developing device and image-forming apparatus using the same
JP2011107562A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2015191021A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 富士ゼロックス株式会社 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2016156905A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 富士ゼロックス株式会社 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

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