JP2003005367A - ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置 - Google Patents

ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置

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JP2003005367A
JP2003005367A JP2001189161A JP2001189161A JP2003005367A JP 2003005367 A JP2003005367 A JP 2003005367A JP 2001189161 A JP2001189161 A JP 2001189161A JP 2001189161 A JP2001189161 A JP 2001189161A JP 2003005367 A JP2003005367 A JP 2003005367A
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resin composition
photosensitive resin
chemical
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JP2001189161A
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Hiroaki Makabe
裕明 真壁
Takashi Hirano
孝 平野
Toshio Banba
敏夫 番場
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感度かつ低膜減りであるポジ型感光性樹脂
組成物を提供すること。 【解決手段】 ポリベンゾオキサゾール前駆体100重
量部、一般式(2)で示される骨格を有するフェノール
化合物と1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−ス
ルホン酸又は1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4
−スルホン酸とのエステル化合物である感光性ジアゾキ
ノン化合物(B)1〜50重量部及び一般式(3)で示
されるフェノール化合物(C)1〜30重量部からなる
ことを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高感度のポジ型感
光性樹脂組成物及び半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の表面保護膜、層間絶
縁膜には、耐熱性に優れ又卓越した電気特性、機械特性
等を有するポリイミド樹脂が用いられているが、近年半
導体素子の高集積化、大型化、半導体装置の薄型化、小
型化、半田リフローによる表面実装への移行等により耐
熱サイクル性、耐熱ショック性等の著しい向上の要求が
あり、更に高性能の樹脂が必要とされるようになってき
た。
【0003】一方、ポリイミド樹脂自身に感光性を付与
する技術が注目を集めてきており、例えば下記式(7)
に示される感光性ポリイミド樹脂が挙げられる。
【化7】
【0004】これを用いるとパターン作成工程の一部が
簡略化でき、工程短縮及び歩留まり向上の効果はある
が、現像の際にN−メチル−2−ピロリドン等の溶剤が
必要となるため、安全性、取扱い性に問題がある。そこ
で最近、アルカリ水溶液で現像ができるポジ型感光性樹
脂組成物が開発されている。例えば特公平1−4686
2号公報には、ベース樹脂であるポリベンゾオキサゾー
ル前駆体と感光材であるジアゾキノン化合物より構成さ
れるポジ型感光性樹脂組成物が開示されている。これは
高い耐熱性、優れた電気特性、微細加工性を有し、ウェ
ハーコート用のみならず層間絶縁用樹脂組成物としての
可能性も有している。このポジ型感光性樹脂組成物の現
像メカニズムは、以下のようになっている。未露光部の
ジアゾキノン化合物はアルカリ水溶液に不溶でありベー
ス樹脂と相互作用することで、未露光部はアルカリ水溶
液に対し耐性を持つようになる。一方、露光することに
よりジアゾキノン化合物は化学変化を起こし、アルカリ
水溶液に可溶となり、ベース樹脂を溶解させる。この露
光部と未露光部との溶解性の差を利用し、露光部を溶解
除去することにより未露光部のみの塗膜パターンの作成
が可能となるものである。
【0005】これらの感光性樹脂組成物を実際に使用す
る場合、特に重要となるのは感光性樹脂組成物の感度で
ある。低感度であると、露光時間が長くなりスループッ
トが低下する。ジアゾキノン化合物は、一般にフェノー
ル化合物を支持体とした1,2−ナフトキノン−2−ジ
アジド−5−スルホン酸又は1,2−ナフトキノン−2
−ジアジド−4−スルホン酸とのエステル化合物であ
り、感度は、この支持体であるフェノール化合物の構造
によっても大きく左右される。そこで感光性樹脂組成物
の感度を向上させようとして、例えば単環のフェノール
化合物や1つのベンゼン環に3つの水酸基が置換された
ピロガロール又は3つ以上の水酸基が置換されたような
構造を有するフェノール化合物をジアゾキノン化合物の
支持体に使用した場合、現像時に露光部の溶解性は向上
する、即ち感度は向上するが、同時に未露光部の膜減り
が大きくなるために必要とされる膜厚が得られなかった
り、パターンの側壁も削られるために開口寸法がマスク
サイズより大きくなるという問題を生じるので、露光部
の溶解性を高めながら如何に現像液に対する未露光部の
溶解阻止能を保持させるかが、感光性樹脂組成物の感度
向上に対する重要な点となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高感度かつ
低膜減りであるポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(1)
で示されるポリアミド樹脂(A)100重量部、一般式
(2)で示される骨格を有するフェノール化合物と1,
2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホン酸又は
1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホン酸
とのエステル化合物である感光性ジアゾキノン化合物
(B)1〜50重量部及び一般式(3)で示されるフェ
ノール化合物(C)1〜30重量部からなるポジ型感光
性樹脂組成物及びこれを用いた半導体装置である。
【0008】
【化8】
【0009】
【化9】
【0010】
【化10】
【0011】一般式(1)のポリアミド樹脂は、Xの構
造を有するビス(アミノフェノール)、必要により配合
されるZの構造を有するシリコーンジアミンとYの構造
を有するジカルボン酸或いはジカルボン酸ジクロリド
と、更にEの構造の元の化合物である酸無水物とを反応
して得られるものである。なお、反応収率等を高めるた
めジカルボン酸と1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾ
トリアゾール等を予め反応させた活性エステルの型のジ
カルボン酸誘導体を用いてもよい。このポリアミド樹脂
を約300〜400℃で加熱すると脱水閉環し、ポリベ
ンゾオキサゾールという耐熱性樹脂に変化する。
【0012】本発明の一般式(1)のポリアミド樹脂の
Xは、例えば、
【化11】 等であるがこれらに限定されるものではない。
【0013】これら中で特に好ましいものとしては、
【化12】 より選ばれるものであり、又2種以上用いてもよい。
【0014】又一般式(1)のポリアミド樹脂のYは、
例えば、
【化13】 等であるがこれらに限定されるものではない。
【0015】これらの中で特に好ましいものとしては、
【化14】 より選ばれるものであり、又2種以上用いてもよい。
【0016】又一般式(1)のポリアミド樹脂のEは、
例えば、
【化15】 等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0017】これらの中で特に好ましいものとしては、
【化16】 より選ばれるものであり、又2種以上用いてもよい。
【0018】本発明は、Yの構造を有するジカルボン酸
或いはジカルボン酸ジクロリド又はジカルボン酸誘導体
とXの構造を有するビス(アミノフェノール)を反応さ
せてポリアミド樹脂を合成した後、一般式(1)のEに
示すアルケニル基又はアルキニル基を少なくとも1個有
する酸無水物を用いて末端のアミノ基をキャップするも
のである。
【0019】更に、必要によって用いる一般式(1)の
ポリアミド樹脂のZは、例えば
【化17】
【0020】等であるがこれらに限定されるものではな
く、又2種以上用いてもよい。
【0021】一般式(1)のZは、例えばシリコンウェ
ハーのような基板に対して、特に優れた密着性が必要な
場合に用いるが、その使用割合bは最大40モル%まで
である。40モル%を越えると樹脂の溶解性が極めて低
下し、現像残り(スカム)が発生し、パターン加工がで
きなくなるので好ましくない。なお、これらX、Y、
E、Zの使用にあたっては、それぞれ1種類であっても
2種類以上の混合物であってもよい。一般式(1)のn
は、2〜300であるが、300を越えると現像後にス
カムが発生するおそれがあるので好ましくない。
【0022】本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、高感
度、低膜減りを目的とし、一般式(2)で示される骨格
を有するフェノール化合物と1,2−ナフトキノン−2
−ジアジド−5−スルホン酸又は1,2−ナフトキノン
−2−ジアジド−4−スルホン酸とのエステル化合物で
ある感光性ジアゾキノン化合物を用いることが重要であ
る。一般式(2)で示される骨格を有するフェノール化
合物としては、例えば下記のものが挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。又これらは単独で用いて
も混合して用いてもよい。
【化18】
【0023】
【化19】
【0024】
【化20】
【0025】又本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、必
要により下記の構造を示すフェノール化合物と1,2−
ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホン酸又は1,
2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホン酸との
エステル化合物である感光性ジアゾキノン化合物を併用
することもできる。
【0026】
【化21】
【0027】本発明で用いる感光性ジアゾキノン化合物
(B)の添加量は、一般式(1)で示されるポリアミド
樹脂100重量部に対して1〜50重量部が好ましい。
1重量部未満だとポリアミド樹脂のパターニング性が不
良となり、50重量部を越えると感度が大幅に低下する
ために好ましくない。又一般式(2)で示される骨格を
有するフェノール化合物は2〜7核体が好ましい。2核
体以上だと未露光部のアルカリ水溶液に対する溶解阻止
能が保持でき膜減りが小さくなり、7核体を越えると現
像時間の大幅な増加又は感度の著しい低下によりスルー
プットが低下したり、現像後に樹脂の残り(スカム)が
認められることがあり好ましくない。なお本発明での核
体とは、置換基を有するベンゼン環のことを指す。
【0028】本発明のポジ型感光性樹脂組成物において
は、更に一般式(3)で示されるフェノール化合物を含
有させることが重要である。
【0029】
【化22】
【0030】一般式(3)で示されるようなフェノール
化合物をポジ型レジスト組成物に添加する技術として
は、例えば特開平3−200251号公報、特開平3−
200252号公報、特開平3−200253号公報、
特開平3−200254号公報、特開平4−1650号
公報、特開平4−11260号公報、特開平4−123
56号公報、特開平4−12357号公報等に開示され
ている。しかし、これらに開示されているようなフェノ
ール化合物は、本発明におけるポリアミド樹脂をベース
樹脂としたポジ型感光性樹脂組成物に用いた場合、感度
向上の効果は小さい。しかし本発明における一般式
(3)で示されるフェノール化合物を用いた場合、現像
液に対する露光部の溶解速度が速くなり感度が向上する
上に、スカムの発生も抑えられる。又分子量を小さくし
て感度を向上した場合に見られるような未露光部の膜減
りも非常に小さい。
【0031】一般式(3)に示されるフェノール化合物
としては、下記のものを挙げることができるがこれらに
限定されるものではない。又2種以上用いてもよい。
【化23】
【0032】
【化24】
【0033】
【化25】
【0034】
【化26】
【0035】
【化27】
【0036】
【化28】
【0037】一般式(3)で示されるフェノール化合物
(C)の添加量は、一般式(1)で示されるポリアミド
樹脂100重量部に対して1〜30重量部が好ましい。
1重量部未満だと現像時における感度が低下し、30重
量部を越えると現像時に著しい未露光部の膜減りが生じ
たり、冷凍保存中において析出が起こり実用性に欠ける
おそれがあるので好ましくない。
【0038】本発明のポジ型感光性樹脂組成物には、必
要により感光特性を高めるためにジヒドロピリジン誘導
体を添加してもよい。ジヒドロピリジン誘導体として
は、例えば2,6−ジメチル−3,5−ジアセチル−4
−(2′−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジ
ン、4−(2′−ニトロフェニル)−2,6−ジメチル
−3,5−ジカルボエトキシ−1,4−ジヒドロピリジ
ン、4−(2′,4′−ジニトロフェニル)−2,6−
ジメチル−3,5−ジカルボメトキシ−1,4−ジヒド
ロピリジン等を挙げることができる。
【0039】本発明におけるポジ型感光性樹脂組成物に
は、必要によりレベリング剤、シランカップリング剤等
の添加剤を配合することができる。本発明においては、
これらの成分を溶剤に溶解し、ワニス状にして使用す
る。溶剤としては、N−メチル−2−ピロリドン、γ−
ブチロラクトン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメ
チルスルホキシド、ジエチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、
メチル−1,3−ブチレングリコールアセテート、1,
3−ブチレングリコール−3−モノメチルエーテル、ピ
ルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メチル−3−メト
キシプロピオネート等が挙げられ、単独でも混合して用
いてもよい。
【0040】本発明のポジ型感光性樹脂組成物の使用方
法は、まず該樹脂組成物を適当な支持体、例えばシリコ
ンウェハー、セラミック基板、アルミ基板等に塗布す
る。塗布量は、半導体装置の場合、硬化後の最終膜厚が
0.1〜30μmになるように塗布する。膜厚が0.1
μm未満だと半導体素子の保護表面膜としての機能を十
分に発揮することが困難となり、30μmを越えると、
微細な加工パターンを得ることが困難となる。塗布方法
としては、スピンナーを用いた回転塗布、スプレーコー
ターを用いた噴霧塗布、浸漬、印刷、ロールコーティン
グ等がある。次に、60〜130℃でプリベークして塗
膜を乾燥後、所望のパターン形状に化学線を照射する。
化学線としては、X線、電子線、紫外線、可視光線等が
使用できるが、200〜500nmの波長のものが好ま
しい。
【0041】次に照射部を現像液で溶解除去することに
よりレリーフパターンを得る。現像液としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸
ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水等の
無機アルカリ類、エチルアミン、n−プロピルアミン等
の第1アミン類、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルア
ミン等の第2アミン類、トリエチルアミン、メチルジエ
チルアミン等の第3アミン類、ジメチルエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等のアルコールアミン類、テ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルア
ンモニウムヒドロキシド等の第4級アンモニウム塩等の
アルカリ類の水溶液、及びこれにメタノール、エタノー
ルのごときアルコール類等の水溶性有機溶媒や界面活性
剤を適当量添加した水溶液を好適に使用することができ
る。現像方法としては、スプレー、パドル、浸漬、超音
波等の方式が可能である。
【0042】次に、現像によって形成したレリーフパタ
ーンをリンスする。リンス液としては、蒸留水を使用す
る。次に加熱処理を行い、オキサゾール環を形成し、耐
熱性に富む最終パターンを得る。本発明によるポジ型感
光性樹脂組成物は、半導体用途のみならず、多層回路の
層間絶縁やフレキシブル銅張板のカバーコート、ソルダ
ーレジスト膜や液晶配向膜等としても有用である。
【0043】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 <実施例1> ポリアミド樹脂の合成 テレフタル酸0.9モルとイソフタル酸0.1モルと1
−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール2モル
とを反応させて得られたジカルボン酸誘導体(活性エス
テル)352.4g(0.88モル)とヘキサフルオロ
−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン366.3g(1モル)とを温度計、攪拌
機、原料投入口、乾燥窒素ガス導入管を備えた4つ口の
セパラブルフラスコに入れ、N−メチル−2−ピロリド
ン3000gを加えて溶解させた。その後オイルバスを
用いて75℃にて12時間反応させた。
【0044】次にN−メチル−2−ピロリドン500g
に溶解させた5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸
無水物32.8g(0.2モル)を加え、更に12時間
攪拌して反応を終了した。反応混合物を濾過した後、反
応混合物を水/メタノール=3/1(体積比)の溶液に
投入、沈殿物を濾集し水で充分洗浄した後、真空下で乾
燥し、一般式(1)で示され、Xが下記式X−1、Yが
下記式Y−1及びY−2の混合物で、a=100、b=
0, n=43.1からなる目的のポリアミド樹脂(A
−1)を得た。
【0045】ポジ型感光性樹脂組成物の作製 合成したポリアミド樹脂(A−1)100g、下記式
(Q−1)の構造を有する感光性ジアゾキノン化合物2
0g、下記式(C−1)の構造を有するフェノール化合
物8gをN−メチル−2−ピロリドン200gに溶解し
た後、0.2μmのテフロン(登録商標)フィルターで
濾過しポジ型感光性樹脂組成物を得た。
【0046】特性評価 このポジ型感光性樹脂組成物をシリコンウェハー上にス
ピンコーターを用いて塗布した後、ホットプレートにて
120℃で4分プリベークし、膜厚約12.9μmの塗
膜を得た。この塗膜に凸版印刷(株)製・マスク(テス
トチャートNo.1:幅0.88〜50μmの残しパタ
ーン及び抜きパターンが描かれている)を通して、i線
ステッパー((株)ニコン製・4425i)を用いて、
露光量を変化させて照射した。次に1.40%のテトラ
メチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に浸漬すること
によって露光部を溶解除去する現像処理を行うが、未露
光部の膜減りが一定量における感度を評価するため、未
露光部の膜厚が11.4μmになるまで浸漬し(膜減り
量は1.5μm) 、純水でリンスした後の感度を確認
した。その結果、露光量400mJ/cm2で照射した
部分よりパターンが成形されていることが確認できた
(感度は400mJ/cm2)。次に現像時の膜減り量
を評価するため、同様にi線ステッパーで照射したポジ
型感光性樹脂組成物付きシリコンウェハーを1.40%
のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に一定
時間(120秒)浸漬した後、純水でリンスし、未露光
部の膜厚を測定することとした。その結果、膜厚は1
1.9μm(膜減り量は1.0μm)であった。
【0047】<実施例2>実施例1における感光性ジア
ゾキノン化合物(Q−1)を(Q−2)に替え、更にフ
ェノール化合物(C−1)を(C−2)に替え、その添
加量を表1の様に変えた以外は実施例1と同様の評価を
行った。 <実施例3>実施例1におけるポリアミド樹脂の合成に
おいて、テレフタル酸0.9モルとイソフタル酸0.1
モルの替わりに、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカ
ルボン酸1モルを用いて、実施例1と同様にして反応
し、一般式(1)で示され、Xが下記式X−1、Yが下
記式Y−3で、a=100、b=0、n=25.3から
なるポリアミド樹脂(A−2)を合成した。更に感光性
ジアゾキノン化合物(Q−1)を(Q−3)に替え、そ
の添加量を表1の様に変えた以外は実施例1と同様の評
価を行った。 <実施例4>実施例3における感光性ジアゾキノン化合
物(Q−3)を(Q−4)に替え、更にフェノール化合
物(C−1)を(C−2)に替え、その添加量を表1に
示す量に変えた以外は実施例1と同様の評価を行った。
【0048】比較例1〜3 表1の配合割合で、実施例1と同様にしてポジ型感光性
樹脂組成物を作製し、実施例1と同様にして評価した。
なお比較例1、比較例2に用いたポリアミド樹脂は実施
例1、比較例3は実施例3のものと同一である。以下
に、実施例及び比較例のX−1、Y−1〜Y−3、Q−
1〜Q−7、C−1〜C−2の構造を示す。
【0049】
【化29】
【0050】
【化30】
【0051】
【化31】
【0052】
【化32】
【0053】
【化33】
【0054】
【化34】
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、高
感度かつ低膜減りという優れた特徴を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA01 AA04 AA10 AA14 AB16 AC01 AC08 AD03 BE01 CB26 CB33 CB41 CB45 CC20 FA17 FA29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で示されるポリアミド樹脂
    (A)100重量部、一般式(2)で示される骨格を有
    するフェノール化合物と1,2−ナフトキノン−2−ジ
    アジド−5−スルホン酸又は1,2−ナフトキノン−2
    −ジアジド−4−スルホン酸とのエステル化合物である
    感光性ジアゾキノン化合物(B)1〜50重量部及び一
    般式(3)で示されるフェノール化合物(C)1〜30
    重量部からなることを特徴とするポジ型感光性樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 一般式(1)で示されるポリアミド樹脂
    中のXが、式(4)の群より選ばれてなる請求項1記載
    のポジ型感光性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 一般式(1)で示されるポリアミド樹脂
    中のYが、式(5)の群より選ばれてなる請求項1又は
    2記載のポジ型感光性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 一般式(1)で示されるポリアミド樹脂
    中のEが、式(6)の群より選ばれてなる請求項1〜3
    記載のポジ型感光性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 一般式(2)で示される骨格を有するフ
    ェノール化合物が、2〜7核体である請求項1〜4記載
    のポジ型感光性樹脂組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のポジ型
    感光性樹脂組成物を加熱脱水閉環後の膜厚が、0.1〜
    30μmになるように半導体素子上に塗布し、プリベー
    ク、露光、現像、加熱して得られることを特徴とする半
    導体装置。
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