JP2003029407A - ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置 - Google Patents

ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置

Info

Publication number
JP2003029407A
JP2003029407A JP2001262718A JP2001262718A JP2003029407A JP 2003029407 A JP2003029407 A JP 2003029407A JP 2001262718 A JP2001262718 A JP 2001262718A JP 2001262718 A JP2001262718 A JP 2001262718A JP 2003029407 A JP2003029407 A JP 2003029407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
photosensitive resin
positive photosensitive
chemical
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001262718A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Makabe
裕明 真壁
Toshio Banba
敏夫 番場
Takashi Hirano
孝 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2001262718A priority Critical patent/JP2003029407A/ja
Priority to EP02720636A priority patent/EP1400849B1/en
Priority to US10/474,831 priority patent/US6927013B2/en
Priority to KR1020037014469A priority patent/KR100830773B1/ko
Priority to PCT/JP2002/004325 priority patent/WO2002091082A1/ja
Priority to TW091109264A priority patent/TWI303016B/zh
Publication of JP2003029407A publication Critical patent/JP2003029407A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子の表面保護膜、層間絶縁膜とし
て、耐熱性に優れ又卓越した電気特性、機械特性等を有
し、高感度かつ高解像度であるポジ型感光性樹脂組成物
及び半導体装置を提供する。 【解決手段】 ポリアミド樹脂(A)100重量部と、
感光性ジアゾキノン化合物(B)1〜50重量部と、フ
ェノール化合物(C)1〜30重量部からなるポジ型感
光性樹脂組成物である。また、上記のポジ型感光性樹脂
組成物を用いて製作された半導体装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高感度かつ高解像
度であるポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の表面保護膜、層間絶
縁膜には、耐熱性に優れ又卓越した電気特性、機械特性
等を有するポリイミド樹脂が用いられているが、近年半
導体素子の高集積化、大型化、半導体装置の薄型化、小
型化、半田リフローによる表面実装への移行等により耐
熱サイクル性、耐熱ショック性等の著しい向上の要求が
あり、更に高性能の樹脂が必要とされるようになってき
た。
【0003】一方、ポリイミド樹脂自身に感光性を付与
する技術が注目を集めてきており、例えば下記式(6)
に示される感光性ポリイミド樹脂が挙げられる。
【化6】
【0004】これを用いるとパターン作成工程の一部が
簡略化でき、工程短縮及び歩留まり向上の効果はある
が、現像の際にN−メチル−2−ピロリドン等の溶剤が
必要となるため、安全性、取扱い性に問題がある。そこ
で最近、アルカリ水溶液で現像ができるポジ型感光性樹
脂組成物が開発されている。例えば特公平1−4686
2号公報にはベース樹脂であるポリベンゾオキサゾール
前駆体と感光材であるジアゾキノン化合物より構成され
るポジ型感光性樹脂組成物が開示されている。これは高
い耐熱性、優れた電気特性、微細加工性を有し、ウェハ
ーコート用のみならず層間絶縁用樹脂組成物としての可
能性も有している。このポジ型感光性樹脂組成物の現像
メカニズムは、未露光部のジアゾキノン化合物はアルカ
リ水溶液に不溶であるが、露光することによりジアゾキ
ノン化合物が化学変化を起こし、アルカリ水溶液に可溶
となる。この露光部と未露光部との溶解性の差を利用
し、露光部を溶解除去することにより未露光部のみの塗
膜パターンの作成が可能となるものである。
【0005】これらの感光性樹脂組成物を実際に使用す
る場合、特に重要となるのは感光性樹脂組成物の感度で
ある。低感度であると、露光時間が長くなりスループッ
トが低下する。そこで感光性樹脂組成物の感度を向上さ
せようとして、例えばベース樹脂の分子量を小さくする
と、現像時に未露光部の膜減りが大きくなるために、必
要とされる膜厚が得られなかったり、パターン形状が崩
れるといった問題が生じる。そして最近は半導体の縮小
化の傾向が激しくなっており、より高解像度のパターン
が形成できることも重要となっている。
【0006】上述のように感度を優先させると未露光部
のパターン形状が崩れるために、寸法幅の狭いパターン
は形成できず低解像度となる。逆に未露光部が崩れない
ように、例えばベース樹脂の分子量を大きくしたり、感
光材である感光性ジアゾキノン化合物の添加量を多くす
ると、露光部がアルカリ水溶液に難溶となるために低感
度になったり、現像後のパターン底部に感光性樹脂組成
物の残り(スカム)が発生するという問題が生じる。こ
の様に、一般に感度と解像度はトレードオフの関係にあ
り、両者の特性を満足する樹脂の開発が最近強く望まれ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高感度かつ
高解像度であるポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(1)
で示されるポリアミド樹脂(A)100重量部、感光性
ジアゾキノン化合物(B)1〜50重量部及び一般式
(2)で示されるフェノール化合物(C)1〜30重量
部からなるポジ型感光性樹脂組成物及びこれを用いた半
導体装置である。
【0009】
【化7】
【0010】
【化8】
【0011】一般式(1)のポリアミド樹脂は、Xの構
造を有するビス(アミノフェノール)、必要により配合
されるZの構造を有するシリコーンジアミンとYの構造
を有するジカルボン酸或いはジカルボン酸ジクロリド
と、更にEの構造の元の化合物である酸無水物とを反応
して得られるものである。なお、反応収率等を高めるた
めジカルボン酸と1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾ
トリアゾール等を予め反応させた活性エステルの型のジ
カルボン酸誘導体を用いてもよい。このポリアミド樹脂
を約300〜400℃で加熱すると脱水閉環し、ポリベ
ンゾオキサゾールという耐熱性樹脂に変化する。
【0012】本発明の一般式(1)のポリアミド樹脂の
Xは、例えば、
【化9】 等であるがこれらに限定されるものではない。
【0013】これら中で特に好ましいものとしては、
【化10】 より選ばれるものであり、又2種以上用いても良い。
【0014】又一般式(1)のポリアミド樹脂のYは、
例えば、
【化11】 等であるがこれらに限定されるものではない。
【0015】これらの中で特に好ましいものとしては、
【化12】 より選ばれるものであり、又2種以上用いても良い。
【0016】又一般式(1)のポリアミド樹脂のEは、
例えば、
【化13】 等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0017】これらの中で特に好ましいものとしては、
【化14】 より選ばれるものであり、又2種以上用いても良い。
【0018】本発明は、Yの構造を有するジカルボン酸
或いはジカルボン酸ジクロリド又はジカルボン酸誘導体
とXの構造を有するビス(アミノフェノール)を反応さ
せてポリアミド樹脂を合成した後、一般式(1)のEに
示すアルケニル基又はアルキニル基を少なくとも1個有
する酸無水物を用いて末端のアミノ基をキャップするも
のである。
【0019】更に、必要によって用いる一般式(1)の
ポリアミド樹脂のZは、例えば
【化15】 等であるがこれらに限定されるものではなく、又2種以
上用いても良い。
【0020】一般式(1)のZは、例えば、シリコンウ
ェハーのような基板に対して、特に優れた密着性が必要
な場合に用いるが、その使用割合bは最大40モル%ま
でである。40モル%を越えると樹脂の溶解性が極めて
低下し、現像残り(スカム)が発生し、パターン加工が
できなくなるので好ましくない。なお、これらX、Y、
E、Zの使用にあたっては、それぞれ1種類であっても
2種類以上の混合物であっても構わない。一般式(1)
のnは、2〜300であるが、300を越えると現像後
にスカムが発生する恐れがあるので好ましくない。
【0021】本発明のポジ型感光性樹脂組成物において
は、更に一般式(2)で示されるフェノール化合物を含
有させることが重要である。
【0022】
【化16】
【0023】フェノール化合物をポジ型レジスト組成物
に添加する技術としては、例えば特開平3−20025
1号公報、特開平3−200252号公報、特開平3−
200253号公報、特開平3−200254号公報、
特開平4−1650号公報、特開平4−11260号公
報、特開平4−12356号公報、特開平4−1235
7号公報等に開示されている。しかし、これらに示され
ているようなフェノール化合物は、本発明におけるポリ
アミド樹脂をベース樹脂としたポジ型感光性樹脂組成物
に用いた場合、感度向上の効果は小さい。しかし本発明
における一般式(2)で表されるフェノール化合物を用
いた場合、現像液に対する露光部の溶解速度が速くなり
感度が向上する上に、スカムの発生も抑えられる。又分
子量を小さくして感度を向上した場合に見られるような
未露光部の膜減りも非常に小さく、現像液に対する耐性
が向上することにより、より高解像度のパターンを形成
することが可能となる。一般式(2)で示されているl
+mは、l+m≧3であるが好ましくはl+mは4〜6
である。
【0024】一般式(2)に示されるフェノール化合物
としては下記のものを挙げることができるがこれらに限
定されない。
【化17】
【0025】
【化18】
【0026】
【化19】
【0027】本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、感度
向上を目的として必要により他のフェノール化合物を添
加することができる。例えば下記のものが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【化20】
【0028】
【化21】
【0029】
【化22】
【0030】
【化23】
【0031】一般式(2)で示されるフェノール化合物
(C)の添加量は、一般式(1)で示されるポリアミド
樹脂100重量部に対して1〜30重量部が好ましい。
1重量部未満だと現像時における感度が低下し、30重
量部を越えると現像時に著しい未露光部の膜減りが生じ
たり、冷凍保存中において析出が起こり実用性に欠ける
おそれがあるので好ましくない。
【0032】本発明で用いる感光性ジアゾキノン化合物
(B)は、1,2−ベンゾキノンジアジド或いは1,2
−ナフトキノンジアジド構造を有する化合物であり、米
国特許明細書第2,772,975号、第2,797,
213号、第3,669,658号により公知の物質で
ある。例えば下記のものが挙げられる。
【0033】
【化24】
【0034】
【化25】
【0035】これらの内で、特に好ましいのはフェノー
ル化合物Aと1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5
−スルホン酸又は1,2−ナフトキノン−2−ジアジド
−4−スルホン酸とのエステル化合物である。フェノー
ル化合物Aとしては、例えば下記のものが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。又これらは単独
で用いても混合して用いてもよい。
【0036】
【化26】
【0037】
【化27】
【0038】
【化28】
【0039】本発明で用いる感光性ジアゾキノン化合物
(B)の添加量は、一般式(1)で示されるポリアミド
樹脂100重量部に対して1〜50重量部が好ましい。
1重量部未満だとポリアミド樹脂のパターニング性が不
良となり、50重量部を越えると感度が大幅に低下する
ために好ましくない。
【0040】本発明のポジ型感光性樹脂組成物には、必
要により感光特性を高めるためにジヒドロピリジン誘導
体を添加してもよい。ジヒドロピリジン誘導体として
は、例えば2,6−ジメチル−3,5−ジアセチル−4
−(2′−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジ
ン、4−(2′−ニトロフェニル)−2,6−ジメチル
−3,5−ジカルボエトキシ−1,4−ジヒドロピリジ
ン、4−(2′,4′−ジニトロフェニル)−2,6−
ジメチル−3,5−ジカルボメトキシ−1,4−ジヒド
ロピリジン等を挙げることができる。
【0041】本発明におけるポジ型感光性樹脂組成物に
は、必要によりレベリング剤、シランカップリング剤等
の添加剤を配合することができる。本発明においては、
これらの成分を溶剤に溶解し、ワニス状にして使用す
る。溶剤としては、N−メチル−2−ピロリドン、γ−
ブチロラクトン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメ
チルスルホキシド、ジエチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、
メチル−1,3−ブチレングリコールアセテート、1,
3−ブチレングリコール−3−モノメチルエーテル、ピ
ルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メチル−3−メト
キシプロピオネート等が挙げられ、単独でも混合して用
いてもよい。
【0042】本発明のポジ型感光性樹脂組成物の使用方
法は、まず該樹脂組成物を適当な支持体、例えばシリコ
ンウェハー、セラミック基板、アルミ基板等に塗布す
る。塗布量は、半導体装置の場合、硬化後の最終膜厚が
0.1〜30μmになるように塗布する。膜厚が0.1
μm未満だと半導体素子の保護表面膜としての機能を十
分に発揮することが困難となり、30μmを越えると、
微細な加工パターンを得ることが困難となる。塗布方法
としては、スピンナーを用いた回転塗布、スプレーコー
ターを用いた噴霧塗布、浸漬、印刷、ロールコーティン
グ等がある。次に、60〜130℃でプリベークして塗
膜を乾燥後、所望のパターン形状に化学線を照射する。
化学線としては、X線、電子線、紫外線、可視光線等が
使用できるが、200〜500nmの波長のものが好ま
しい。
【0043】次に照射部を現像液で溶解除去することに
よりレリーフパターンを得る。現像液としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸
ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水等の
無機アルカリ類、エチルアミン、n−プロピルアミン等
の第1アミン類、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルア
ミン等の第2アミン類、トリエチルアミン、メチルジエ
チルアミン等の第3アミン類、ジメチルエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等のアルコールアミン類、テ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルア
ンモニウムヒドロキシド等の第4級アンモニウム塩等の
アルカリ類の水溶液、及びこれにメタノール、エタノー
ルのごときアルコール類等の水溶性有機溶媒や界面活性
剤を適当量添加した水溶液を好適に使用することができ
る。現像方法としては、スプレー、パドル、浸漬、超音
波等の方式が可能である。
【0044】次に、現像によって形成したレリーフパタ
ーンをリンスする。リンス液としては、蒸留水を使用す
る。次に加熱処理を行い、オキサゾール環を形成し、耐
熱性に富む最終パターンを得る。本発明によるポジ型感
光性樹脂組成物は、半導体用途のみならず、多層回路の
層間絶縁やフレキシブル銅張板のカバーコート、ソルダ
ーレジスト膜や液晶配向膜等としても有用である。
【0045】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 <実施例1> ポリアミド樹脂の合成 テレフタル酸0.9モルとイソフタル酸0.1モルと1
−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール2モル
とを反応させて得られたジカルボン酸誘導体(活性エス
テル)360.4g(0.9モル)とヘキサフルオロ−
2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン366.3g(1モル)とを温度計、攪拌機、
原料投入口、乾燥窒素ガス導入管を備えた4つ口のセパ
ラブルフラスコに入れ、N−メチル−2−ピロリドン3
000gを加えて溶解させた。その後オイルバスを用い
て75℃にて12時間反応させた。
【0046】次にN−メチル−2−ピロリドン500g
に溶解させた5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸
無水物32.8g(0.2モル)を加え、更に12時間
攪拌して反応を終了した。反応混合物を濾過した後、反
応混合物を水/メタノール=3/1(体積比)の溶液に
投入、沈殿物を濾集し水で充分洗浄した後、真空下で乾
燥し、一般式(1)で示され、Xが下記式X−1、Yが
下記式Y−1及びY−2の混合物で、a=100、b=
0,n=45.6からなる目的のポリアミド樹脂(A−
1)を得た。
【0047】ポジ型感光性樹脂組成物の作製 合成したポリアミド樹脂(A−1)100g、下記式
(Q−1)の構造を有する感光性ジアゾキノン化合物1
5g、下記式(C−1)の構造を有するフェノール化合
物15gをN−メチル−2−ピロリドン200gに溶解
した後、0.2μmのフィルターで濾過しポジ型感光性
樹脂組成物を得た。
【0048】特性評価 このポジ型感光性樹脂組成物をシリコンウェハー上にス
ピンコーターを用いて塗布した後、ホットプレートにて
120℃で4分プリベークし、膜厚約7μmの塗膜を得
た。この塗膜に凸版印刷(株)製・マスク(テストチャ
ートNo.1:幅0.88〜50μmの残しパターン及
び抜きパターンが描かれている)を通して、i線ステッ
パー((株)ニコン製・4425i)を用いて、露光量
を変化させて照射した。次に1.40%のテトラメチル
アンモニウムヒドロキシド水溶液に浸漬することによっ
て露光部を溶解除去する現像処理を行うが、その際に未
露光部の膜厚が6μmになるまで浸漬した後、純水で1
0秒間リンスした。その結果、露光量150mJ/cm
2で照射した部分よりパターンが成形されていることが
確認できた。(感度は150mJ/cm2)。解像度は
2.5μmと非常に高い値を示した。
【0049】<実施例2>実施例1におけるポリアミド
樹脂の合成において、テレフタル酸0.9モルとイソフ
タル酸0.1モルの替わりに、ジフェニルエーテル−
4,4’−ジカルボン酸1モルを用いて、実施例1と同
様にして反応し、一般式(1)で示され、Xが下記式X
−1、Yが下記式Y−3で、a=100、b=0、n=
27.0からなるポリアミド樹脂(A−2)を合成し
た。更にフェノール化合物(C−1)を(C−2)に替
え、その添加量を表1の様に変えた以外は実施例1と同
様の評価を行った。 <実施例3>実施例2における感光性ジアゾキノン化合
物(Q−1)を(Q−2)に替え、フェノール化合物
(C−2)の添加量を表1に示す量に変えた以外は実施
例1と同様の評価を行った。
【0050】<実施例4>実施例1におけるポリアミド
樹脂の合成において、ヘキサフルオロ−2,2−ビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを3
48.0g(0.95モル)に減らし、替わりに1,3
−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テト
ラメチルジシロキサン12.4g(0.05モル)を加
え、一般式(1)で示され、Xが下記式X−1、Yが下
記式Y−1及びY−2の混合物、Zが下記式Z−1で、
a=95、b=5、n=31.5からなるポリアミド樹
脂(A−3)を合成した。更に感光性ジアゾキノン化合
物(Q−1)の添加量を表1に示す量に変えた以外は実
施例1と同様の評価を行った。
【0051】<実施例5>実施例1におけるポリアミド
樹脂の合成において、テレフタル酸0.9モルとイソフ
タル酸0.1モルの替わりに、ジフェニルエーテル−
4,4’−ジカルボン酸1モルを用い、更にヘキサフル
オロ−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン0.95モルの替わりに、2,2−ビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン0.
85モルを用いて、一般式(1)で示され、Xが下記式
X−2、Yが下記式Y−3で、a=100、b=0、n
=23.2からなるポリアミド樹脂(A−4)を合成し
た。更に感光性ジアゾキノン化合物(Q−1)を(Q−
2)に、フェノール化合物(C−1)を(C−3)に替
えて、それぞれの添加量を表1に示す量に変えた以外は
実施例1と同様の評価を行った。
【0052】<比較例1〜5>表1の配合割合で、実施
例1と同様にしてポジ型感光性樹脂組成物を作製し、実
施例1と同様にして評価した。なお比較例1及び比較例
5に用いたポリアミド樹脂は実施例1、比較例2及び比
較例3は実施例2、比較例4は実施例5のものと同一で
ある。以下に、実施例及び比較例のX−1、X−2、Y
−1〜Y−3、Z−1、Q−1、Q−2、C−1〜C−
5の構造を示す。
【0053】
【化29】
【0054】
【化30】
【0055】
【化31】
【0056】
【表1】
【0057】
【発明の効果】本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、高
感度で、かつ高解像度という優れた特徴を有している。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA01 AA02 AA10 AA13 AA20 AB16 AC01 AD03 BE01 CB23 CB32 CB43 FA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で示されるポリアミド樹脂
    (A)100重量部、感光性ジアゾキノン化合物(B)
    1〜50重量部及び一般式(2)で示されるフェノール
    化合物(C)1〜30重量部からなることを特徴とする
    ポジ型感光性樹脂組成物。 【化1】 【化2】
  2. 【請求項2】 一般式(1)で示されるポリアミド樹脂
    中のXが、式(3)の群より選ばれてなる請求項1記載
    のポジ型感光性樹脂組成物。 【化3】
  3. 【請求項3】 一般式(1)で示されるポリアミド樹脂
    中のYが、式(4)の群より選ばれてなる請求項1又は
    2記載のポジ型感光性樹脂組成物。 【化4】
  4. 【請求項4】 一般式(1)で示されるポリアミド樹脂
    中のEが、式(5)の群より選ばれてなる請求項1、2
    又は3記載のポジ型感光性樹脂組成物。 【化5】
  5. 【請求項5】 感光性ジアゾキノン化合物(B)が、フ
    ェノール化合物Aと1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
    ド−5−スルホン酸又は1,2−ナフトキノン−2−ジ
    アジド−4−スルホン酸とのエステル化合物である請求
    項1、2、3又は4記載のポジ型感光性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のポジ型
    感光性樹脂組成物の加熱脱水閉環後の膜厚が、0.1〜
    30μmになるように半導体素子上に塗布し、プリベー
    ク、露光、現像、加熱して得られることを特徴とする半
    導体装置。
JP2001262718A 2001-05-07 2001-08-31 ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置 Pending JP2003029407A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262718A JP2003029407A (ja) 2001-05-07 2001-08-31 ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
EP02720636A EP1400849B1 (en) 2001-05-07 2002-04-30 Positive photosensitive resin compositions and semiconductor device
US10/474,831 US6927013B2 (en) 2001-05-07 2002-04-30 Positive photosensitive resin compositions and semiconductor device
KR1020037014469A KR100830773B1 (ko) 2001-05-07 2002-04-30 포지티브형 감광성 수지 조성물 및 반도체 장치
PCT/JP2002/004325 WO2002091082A1 (fr) 2001-05-07 2002-04-30 Compositions de resine photosensibles positives et dispositif a semi-conducteur
TW091109264A TWI303016B (en) 2001-05-07 2002-05-03 Positive photo-sensitive resin composition and semiconductor device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-135675 2001-05-07
JP2001135675 2001-05-07
JP2001262718A JP2003029407A (ja) 2001-05-07 2001-08-31 ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003029407A true JP2003029407A (ja) 2003-01-29

Family

ID=26614677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001262718A Pending JP2003029407A (ja) 2001-05-07 2001-08-31 ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003029407A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005001575A1 (ja) * 2003-06-26 2005-01-06 Az Electronic Materials (Japan) K.K. 感光性樹脂組成物
JP2009108074A (ja) * 2002-07-31 2009-05-21 Sumitomo Bakelite Co Ltd ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル、それを用いたポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JP2010049227A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Korea Kumho Petrochem Co Ltd ポジティブ型感光性樹脂組成物、パターン形成方法および半導体素子
JPWO2010044275A1 (ja) * 2008-10-16 2012-03-15 住友ベークライト株式会社 ポジ型感光性樹脂組成物、硬化膜、保護膜、絶縁膜およびそれを用いた半導体装置、表示体装置、ならびにレジスト膜形成方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009108074A (ja) * 2002-07-31 2009-05-21 Sumitomo Bakelite Co Ltd ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル、それを用いたポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
WO2005001575A1 (ja) * 2003-06-26 2005-01-06 Az Electronic Materials (Japan) K.K. 感光性樹脂組成物
JP2010049227A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Korea Kumho Petrochem Co Ltd ポジティブ型感光性樹脂組成物、パターン形成方法および半導体素子
JPWO2010044275A1 (ja) * 2008-10-16 2012-03-15 住友ベークライト株式会社 ポジ型感光性樹脂組成物、硬化膜、保護膜、絶縁膜およびそれを用いた半導体装置、表示体装置、ならびにレジスト膜形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09302221A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物
JP4661245B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物、該ポジ型感光性樹脂組成物を用いた半導体装置及び表示素子、並びに半導体装置及び表示素子の製造方法
JP5050450B2 (ja) 層間絶縁膜、保護膜形成用ポジ型感光性樹脂組成物、保護膜、層間絶縁膜、およびそれを用いた半導体装置、表示素子
JP3478376B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物
JP3449925B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物
JP4254177B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JP2002040654A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物
JP2001255654A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及びそれを用いた半導体装置
JP2003029407A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JP2002278051A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JP3839262B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JP4250935B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JP4325159B2 (ja) ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル、それを用いたポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JP2001042518A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及びそれを用いた半導体装置
JP3886334B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JP2003255533A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JP4159838B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JP4517723B2 (ja) ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル、それを用いたポジ型感光性樹脂組成物、半導体装置及び表示素子
JP3176802B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物
JP2003005367A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JPH11349810A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物
JP3801379B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物
JP4345441B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置
JP4197213B2 (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及びそれを用いた半導体装置
JP2001356475A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物及びそれを用いた半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080826