JP2003005331A - 現像処理装置 - Google Patents

現像処理装置

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JP2003005331A
JP2003005331A JP2001190796A JP2001190796A JP2003005331A JP 2003005331 A JP2003005331 A JP 2003005331A JP 2001190796 A JP2001190796 A JP 2001190796A JP 2001190796 A JP2001190796 A JP 2001190796A JP 2003005331 A JP2003005331 A JP 2003005331A
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司 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像処理槽内における現像処理液の高さレベ
ルを高精度に検知することができるようにする。 【解決手段】 現像処理槽3Aにおいて、循環流路13
Lに配置されている循環ポンプ20aのポンプ駆動モー
タのポンプ回転数を検出する。そして、検出されたポン
プ回転数から現像処理槽3A内における現像処理液の高
さレベルを判断して、その高さレベルが所定レベルより
も低下したことを検知できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像処理液を貯留
するための現像処理槽を備えた現像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印画紙や写真フィルムなどの露光済み感
光材料を現像処理する現像処理装置は、現像処理のため
の現像処理液を貯留する現像処理槽を有するが、この現
像処理液の濃度や温度などの状態を均一化するために現
像処理槽内で現像処理液を循環させる必要がある。ま
た、現像処理液の温度を調節するための加熱機構とし
て、現像処理槽内にヒータを備えているものがある。そ
して、感光材料の現像処理が進むにつれて、必然的に現
像処理液の劣化が起こると同時に、その量も少なくなっ
てくるので現像処理液の補充が行われるが、この補充さ
れた現像処理液を現像処理槽内で循環させる必要もあ
る。このため、一端が現像処理槽の上方に、他端が現像
処理槽の下方に接続された循環流路を設け、この循環流
路と現像処理槽から形成される閉流路において、循環流
路に設けた循環ポンプによって現像処理液が循環するよ
うになっている。
【0003】ここで、現像処理液の補充を行う時期を検
知するために、現像処理槽内の処理液の高さレベルを検
出するためのセンサが配置されているのが一般的であ
る。従って、現像処理槽内の現像処理液の高さレベルが
所定レベルよりも低くなる(現像処理槽内の処理液の量
が所定量よりも少なくなる)と、自動的に現像処理液の
補充が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像処
理槽内の現像処理液の高さレベルを検出するためのセン
サが故障している場合には、現像処理液の高さレベルが
低下しているにもかかわらず、これを検知することが出
来ないため、現像処理液の補充が行われなくなる。ま
た、現像処理槽内の現像処理液がヒータにより加熱され
ている場合には、現像処理槽内に十分な量の処理液がな
い状態にもかかわらず、ヒータによる加熱が行われるこ
とにより、ヒータの損傷が著しく大きくなることがあ
る。
【0005】そこで、本発明の主な目的は、現像処理槽
内における現像処理液の高さレベルを高精度に検知する
ことができる現像処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決手るた
め、請求項1の現像処理装置は、現像処理液を貯留する
現像処理槽と、前記現像処理槽内で感光材料を搬送する
感光材料搬送機構と、両端を前記現像処理槽に接続され
ている循環流路と、前記循環流路に配置された循環ポン
プと、前記循環ポンプを駆動するためのポンプ駆動モー
タとを有する現像処理装置において、前記ポンプ駆動モ
ータにかかる負荷を検知する負荷検知手段と、前記負荷
検知手段の検知結果に基づいて前記現像処理槽内におけ
る現像処理液の高さレベルを判断する評価手段とが備え
られていることを特徴としている。
【0007】請求項1によると、循環流路における流体
の流れを作り出しているポンプ、結果的にはその駆動モ
ータに作用する負荷と、現像処理槽内における現像処理
液の高さレベルとの間には前もって予測できる関係があ
るとの知識に基づいて、ポンプ駆動モータにかかる負荷
を検知する負荷検知手段からの検知結果により現像処理
槽内における現像処理液の高さレベルが判断されるの
で、現像処理液の高さレベルが所定レベルよりも低下し
たことを高精度に検知することができる。従って、現像
処理液の高さレベルを検知するための別のセンサが配置
されている場合において、このセンサが故障していると
きであっても、現像処理液の高さレベルが所定レベルよ
りも低下したことを高精度に検知することができる。
【0008】また、請求項2の現像処理装置は、前記負
荷検知手段が、前記ポンプ駆動モータの回転数を検出す
ることによって前記ポンプ駆動モータにかかる負荷を検
知することを特徴としている。請求項2によると、ポン
プ駆動モータの回転数は、ポンプの機種にかかわらず、
例えばポンプ駆動モータの電流値よりも、ポンプ駆動モ
ータにかかる負荷に対応して比較的大きく変動するた
め、容易に計測することができる。さらに、ポンプ駆動
モータの回転数は検出した値を直接用いることができる
ため、ポンプ駆動モータの回転数を検出するための回路
構成は、例えばポンプ駆動モータの電流値を検出するた
めの回路構成などよりも簡略化することができる。ま
た、ポンプ駆動モータの回転数を計測することは非常に
よく出回っている安価な測定センサーによって可能であ
るため、その評価回路等も市販のモジュールを流用する
ことができる。
【0009】また、請求項3の現像処理装置において、
前記ポンプ駆動モータは、マグネットロータの位置をホ
ール素子で検出するDCブラシレスモータであって、前
記負荷検知手段が、前記ホール素子からの信号を利用し
てモータ回転数を検出することを特徴としている。請求
項3によると、負荷検知手段がこのホール素子からの信
号を利用してモータ回転数をチェックするように構成す
ることで、回転検出用の測定センサーを新たに用意する
必要がなくなり、コスト的、スペース的に大きな利点が
得られる。
【0010】また、請求項4の現像処理装置は、前記評
価手段が、前記ポンプ駆動モータの回転数と前記現像処
理槽内における現像処理液の高さレベルとの関係を示す
テーブルを備えていることを特徴としている。請求項4
によると、評価手段が、ポンプ駆動モータの回転数に基
づいて現像処理液の高さレベルを検知することができ
る。
【0011】ここで、このようなテーブルは、工場出荷
時の装置セットアップにおいて、実際に現像処理槽内の
現像処理液の高さレベルを変更しながら、現像処理液の
高さレベルとモータ回転数との関係を測定する現像処理
液の循環試験を繰り返すことで得られる。その際、現像
処理液の高さレベルが適正である場合には、モータ回転
数はほぼ一定に維持される。これに対して、現像処理液
の高さレベルが適正なレベルよりも低下することによっ
て、ポンプに対して現像処理液と空気とが混合された状
態で供給されるようになった場合には、実際に循環流路
を流れる現像処理液の流量が低下し、結果的に循環ポン
プが現像処理液に対して行う仕事量が少なくなり、ポン
プ駆動モータに生じる負荷が減少するのでモータ回転数
は増加することになる。
【0012】また、請求項5の現像処理装置は、前記評
価手段は、前記負荷検知手段の検知結果を所定値と比較
することにより評価を行い、その評価結果に基づいて所
定の警報が発せられることを特徴としている。請求項5
によると、現像処理槽内における現像処理液の高さレベ
ルが低下したことに気付かないで、現像処理装置におけ
る処理を継続するのを抑制することができる。
【0013】また、請求項6の現像処理装置は、前記評
価手段における所定値が、変更可能であることを特徴と
している。請求項6によると、感光材料に対する現像処
理が進むにつれて、処理液の特性(現像処理液の粘度な
ど)、循環流路の流路特性(循環流路に備えられている
フィルタにおける抵抗値など)などの影響により、現像
処理液の高さレベルとモータ回転数との関係が変化した
場合でも、現像処理液の高さレベルが所定レベルよりも
低下したことを高精度に検知することができる。なお、
評価手段における所定値は、例えば日々変更されるのが
好ましい。
【0014】また、請求項7の現像処理装置は、前記現
像処理槽に貯留された現像処理液の温度を上昇させるた
めの加熱機構と、前記加熱機構を制御するための第1の
制御手段とをさらに備えており、前記第1の制御手段
は、前記評価手段における評価結果に基づいて前記加熱
機構を停止させることを特徴としている。請求項7によ
ると、現像処理槽内に十分な量の処理液がない状態にお
いて、ヒータによる加熱が行われることがほとんどなく
なるため、ヒータの損傷が著しく大きくなるのを抑制す
ることができる。
【0015】また、請求項8の現像処理装置は、前記ポ
ンプ駆動モータを制御するための第2の制御手段とをさ
らに備えており、前記第2の制御手段は、前記評価手段
における評価結果に基づいて前記ポンプ駆動モータを停
止させることを特徴としている。請求項8によると、現
像処理槽内に十分な量の処理液がない状態において、ポ
ンプが駆動されることがほとんどなくなるため、ポンプ
の損傷が著しく大きくなるのを抑制することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発
明の一実施の形態である写真現像処理装置の概略構成を
示す図である。図2は、現像処理槽3Aの縦断面視での
模式図である。図3は、サブタンク3Asの縦断面図で
ある。
【0017】写真現像処理装置は、先端にリーダを接続
した感光材料の一例としてのフィルム1を装填するフィ
ルム装填部2と、フィルム装填部2から繰り出されたフ
ィルム1を現像処理するフィルム現像部3と、現像処理
後のフィルム1を乾燥ヒータによって暖められた乾燥フ
ァンからの温風によって乾燥するフィルム乾燥部4と、
乾燥後のフィルム1を排出する排出部5と、排出された
フィルム1を一時的に保存するフィルム受け部6とを備
えている。
【0018】フィルム装填部2に装填されたフィルム1
は、搬送ローラと遊転ローラとに挾持された状態で搬送
され、フィルム現像部3に送り込まれるが、フィルム現
像部3の入口付近には光センサ7が設けられており、こ
の光センサ7の信号とフィルム搬送速度からフィルム現
像部3に搬入されて現像処理されるフィルムの長さを求
めることができる。
【0019】フィルム現像部3には、現像、漂白、定着
等の現像処理を順次行うため現像液、漂白液、定着液、
安定液などの現像処理液が各別に充填された7つの現像
処理槽3A〜3Gが形成されている現像処理エリアを有
しており、現像処理槽3A〜3G内には、フィルム1を
搬送する長さの異なる搬送ローラユニット8(感光材料
搬送機構の一例)がそれぞれ備えられている。7つの現
像処理槽3A〜3Gは、フィルム1の搬送方向の順に並
んでおり、1番目の槽が現像処理槽3Aで、次が漂白液
用処理槽3Bで、続く2つが定着液用処理槽3C、3D
であり、3つの槽となっているのが安定液用処理槽3
E、3F、3Gである。各現像処理槽は深さが異なって
いても、実質的には同様な構造をしている。
【0020】7つの現像処理槽3A〜3Gは、その上側
領域の側方にそれぞれサブタンク3As〜3Gsを備え
ている。ここで、現像処理槽3A〜3Gおよびサブタン
ク3As〜3Gsの構成について、図面を参照して説明
する。ただし、それぞれの構成はほぼ同じであるため、
ここでは現像処理槽3Aおよびサブタンク3Asの構成
についてのみ説明する。なお、サブタンク3Bs〜3G
sの図示は省略している。
【0021】現像処理槽3Aは、図2および図3に示す
ように、その上側領域の側方にサブタンク3Asを備え
ている。サブタンク3Asは、筐体30aと、封鎖部材
30bとを有している。筐体30aは、上部が開口した
略円筒形状の部材であり、その開口が封鎖部材30bに
より封鎖されている。また、筐体30aの底面には、流
出口31が形成されており、筐体30aの現像処理槽3
Aに近接する側の側面には、流入口32が形成されてい
る。ここで、流出口31は循環流路13Lにより現像処
理槽3Aの側面下方に連通しており、流入口32は循環
流路12Lにより現像処理槽3Aの側面上方に連通して
いる。従って、処理槽3Aおよびサブタンク3Asは、
循環流路12L、13Lにより接続されることによって
循環ラインを形成しており、循環流路13Lの途中には
循環ポンプ20aが備えられている。
【0022】また、サブタンク3Asの筐体30aの内
部には、ヒータHと、温度センサSTと、液面センサS
Lと、フィルタ10とが配置されている。ヒータHは、
現像処理液を加熱するためのものであり、筐体30aの
軸方向中心位置に配置されている。温度センサSTは、
現像処理液の温度を検出するためのものであり、液面セ
ンサSLは、現像処理液の高さレベル(液面レベル)を
検出するためのものであり、それぞれヒータHに隣接す
る位置に、ほぼ平行となる姿勢で配置されている。な
お、ヒータH、温度センサSTおよび液面センサSL
は、いずれも封鎖部材30bに形成された嵌挿孔(図示
しない)に貫設されている。
【0023】ここで、ヒータHは、縦長姿勢の棒状の素
材にニクロム線等の電気ヒータが内蔵された構成であ
る。また、温度センサSTも同様に、縦長姿勢の棒状の
素材に内蔵された構成である。液面センサSLは、ガイ
ドロッドSLaとフロートSLbとから構成され、ガイ
ドロッドSLaに沿ってフロートSLbが上下動可能に
なっている。液面センサSLの下端部近傍には、安全ス
イッチ35が配置されている。安全スイッチ35は、サ
ブタンク3As内の現像処理液の温度が異常に高くなっ
た(現像処理液が異常設定温度を超えた)場合に、ヒー
タHを停止させるためのものである。
【0024】また、循環流路13Lを形成するパイプの
一端は、筐体30aの流出口31に貫設されており、そ
の貫設された部分にはフィルタ10が配置されている。
従って、サブタンク3As内の処理液が循環流路13L
に流入する際に、処理液内に含まれるゴミなどを除去す
ることができる。
【0025】サブタンク3Asには、給水ラインを形成
する給水管路14Lが接続されている。従って、適時給
水ポンプ14Lを作動させ、流量センサ14Sで必要と
する量の水を計測するまで給水タンク14Tから給水管
路14Lを介してサブタンク3Asに送ることにより、
現像処理液からの水の蒸発分を補償することができるよ
うになっている。また、サブタンク3Asには、現像処
理液を補充する補充管路15Lが接続されている。従っ
て、フィルム1の処理量が設定された値に達した場合、
及び、液面センサSLで液面低下を検出した場合には、
補充ポンプ15Pを作動させて補充用現像処理液タンク
15Tからの現像処理液を流量センサ15Sで必要とす
る量の現像処理液を計測するまで補充管路15Lを介し
てサブタンク3Asに送ることにより、フィルムに付着
して持ち出される現像処理液を補充することができると
ともに、現像液の活性度を一定に保つことができるよう
になっている。
【0026】現像処理槽3Aには、排出ラインを形成す
る排出管路16Lが接続されており、現像液の補充時に
排出ポンプ16Pを同時またはシーケンス的に動作さ
せ、現像処理槽3Aから劣化した現像処理液を流量セン
サ16Sで所定量を計測して排出タンク16Tへ排出す
ることができるようになっている。また、現像処理槽3
Aと排出タンク16Tとの間には、不測の事態に備えて
オーバーフロー排出管路16Fが付加的に設けられてい
る。
【0027】写真現像処理装置では、現像処理槽3Aに
補給される現像液、漂白液用処理槽3Bに供給される漂
白液、定着液用処理槽3C、3Dに補給される定着液、
安定液用処理槽3E、3F、3Gに補給される安定液
(これらを現像処理液と称する)の温度管理や現像処理
液の高さレベルの管理は、現像処理槽3A〜3Gのサブ
タンク3As〜3Gs内のそれぞれの温度センサST、
液面センサSL、ヒータHおよびそれぞれの循環回路に
配置されている循環ポンプ20a〜20gが接続された
コントローラ40(図4参照)により自動制御されてい
る。
【0028】例えば、典型的な温度管理制御には、温度
センサSTで計測される温度Dが摂氏40度程度に設定
された第1設定温度D1以下の場合には、ヒータHに通
電して現像処理槽内の現像処理液の加熱を行い、第1設
定温度D1以上である場合には、ヒータHへの通電を停
止(既に通電停止状態にあれば停止状態を維持)する処
理を行う。この温度管理制御は、温度センサSTで計測
される現像処理液の温度を現像処理に適した温度に維持
するようヒータHに対する通電をON、OFFする単純
な制御である
【0029】さらに、現像処理液の高さレベル管理制御
に関しては、まず、そのフロートSLbが上端位置にあ
る状態と下端にある状態とを検出し得る構造となってい
る液面センサSLがフロートSLbの上端位置を検出し
ている限り適正レベルと判断し、フロートSLbの下端
位置を検出した場合異常レベルと判断し、この異常レベ
ルと適正レベルとの中間位置では(上端でも下端でもな
い場合)補給レベルと判断するよう基本的な判断条件が
設定されているとする。
【0030】このような構成における典型的な現像処理
液の高さレベル管理制御では、液面センサSLからの信
号を入力して、現像処理液の高さレベルが適正レベルに
ある場合には特別の処理を行わず、補給レベルにある場
合には流量センサ15Sからの信号をフィードバックし
ながら補充ポンプ15Pを駆動して設定量の現像処理液
の補充を行い、異常レベルにある場合には「液面低下」
の文字をモニタに表示すると同時にアラームを作動さ
せ、かつ、ヒータHによる加熱停止、すなわち、ヒータ
Hに対する通電を停止する。
【0031】ここでは、現像処理液がフィルムに付着し
て持ち出される現象に起因して現像処理液の高さレベル
が適正レベルより低下した場合に現像処理液を補充する
ことで現像処理液の高さレベルを適正レベルに維持する
制御と、現像処理液の高さレベルが異常なレベルまで低
下した場合にその旨を報知するための制御とが行われ
る。例えば、補充用現像処理液が消費され尽くした場合
や、補充系が故障した場合のように、現像処理液の高さ
レベルが異常レベルまで低下した場合には、液面が低下
した状態にあることを報知することで、液面を適正レベ
ルまで高めるための適切な処置を促すとともに、強制的
にヒータHを停止させることでヒータHの損傷を前もっ
て防止する。
【0032】次に、液面センサSLが故障した場合のた
めに、現像処理槽3A〜3Gのそれぞれに対して行われ
ている現像処理液の高さレベルの2次的監視制御につい
て、図4および図5を参照して説明する。図4は、現像
処理液の高さレベルの2次的監視制御の構成を示すブロ
ック図である。図5は、現像処理液の高さレベルの2次
的監視制御の手順を示すフローチャートである。
【0033】現像処理液の高さレベルの2次的監視制御
を行うコントローラ40は、メイン制御部41と、回転
数比較演算部42と、回転数格納部43と、回転信号監
視部44と、報知部45と、処理液ヒータ制御部46
と、循環ポンプ制御部47とを有している。
【0034】回転信号監視部44では、7つの現像処理
槽3A〜3Gのそれぞれの循環回路に配置されている循
環ポンプ20a〜20gのポンプ駆動モータの回転数が
検出される。回転信号監視部44は、図6に示すよう
に、循環ポンプ20aを駆動するポンプ駆動モータ21
に接続されているモータ駆動部22を備えている。な
お、図6では、循環ポンプ20aについてのみ示してい
る。ここで、ポンプ駆動モータ21は、3相DCブラシ
レスモータによって構成されており、駆動コイルの電流
切り換えのタイミングを知るためにマグネットロータの
位置を検出する3つのホール素子200が備えられてい
る。モータ駆動部22は、ホール素子200の駆動やホ
ール電圧の増幅を行うホール素子制御部22aと、3相
ロジック部22bと、モータ駆動部22cとによって構
成されている。そして、回転信号監視部44は、ホール
素子制御部22aから出力されるホール電圧信号を受け
取ってポンプ駆動モータ21の回転数を検出することが
できる。
【0035】また、回転数格納部43には、それぞれの
ポンプ駆動モータの回転数と現像処理槽3A〜3G内に
おける現像処理液の高さレベルとの関係を示すテーブ
ル、すなわち、表1に例示的に示すような回転数と揚水
量の関係が格納されている。循環流路13L中に設けら
れた循環ポンプ20aは、例えばサブタンク3As内の
現像処理液の高さレベルが低下して、現像処理液を送り
出す量が低下するような事態が発生した場合、循環ポン
プ20aが行う仕事量が低下することでポンプ駆動モー
タ21に作用する負荷が低下し、その結果ポンプ駆動モ
ータ21の回転数(時間当たり)が増加する特性を示
す。
【0036】
【表1】
【0037】つまり、現像処理液の高さレベルが低下し
て、サブタンク3Asから循環回路13L内に現像処理
液とともに空気が混入すると、循環流路13Lの現像処
理液の流れが悪くなり、上述した理由からポンプ駆動モ
ータ21の回転数が増加する。このことから、ヒータH
の停止が必要となるような現像処理液の高さレベルの低
下状態において発生するポンプ駆動モータ21の回転数
の増加量を前もってチェックしておき、その値をヒータ
Hの停止しきい値(固定値)とすることで、ヒータHの
停止が必要である時期をを高精度に検知することが可能
となる。
【0038】回転数比較演算部42では、回転信号監視
部44において検出された回転数と回転数格納部43に
格納されたテーブルとを比較することにより、現像処理
槽3A〜3G内における現像処理液の高さレベルの状況
を判断する。そして、その判断結果を示す信号をメイン
制御部41に供給する。
【0039】メイン制御部41は、回転数比較演算部4
2から供給された信号に基づいて、適宜、報知部45、
処理液ヒータ制御部46または循環ポンプ制御部47に
対して所定の信号を供給する。報知部45は、異常を示
すアラームを作動させるとともに、モニタなどに異常表
示を表示することができる。処理液ヒータ制御部46
は、現像処理槽3A〜3Gのそれぞれに配置されている
ヒータHを停止することができる。循環ポンプ制御部4
7は、現像処理槽3A〜3Gのそれぞれの循環回路に配
置されている循環ポンプ20a〜20gを停止すること
ができる。
【0040】次に、現像処理槽内における現像処理液の
高さレベルの2次的監視制御の手順について、図5を参
照して説明する。図5(a)は、ポンプ回転数確認を行
うタイミングを示すフローチャートであり、図5(b)
は、ポンプ回転数確認の手順を示すフローチャートであ
る。
【0041】現像処理槽3A〜3G内における現像処理
液の高さレベルの2次的監視は、現像処理槽3A〜3G
のそれぞれの循環回路に配置されている循環ポンプ20
a〜20gが駆動されている状態において、常に行われ
ている。すなわち、図5(a)に示すように、ポンプ回
転数確認(ステップS2)は、現像処理装置の起動(ス
テップS1)、現像処理液の温調開始(ステップS
3)、現像処理液の温調完了(ステップS5)、現像処
理のスタンバイ状態(ステップS7)のそれぞれのステ
ップの間において行われている。
【0042】また、図5(a)のポンプ回転数確認(ス
テップS2)は、図5(b)に示すような手順で行われ
る。まず、現像処理槽3Aの循環回路に配置されている
循環ポンプ20aのポンプ回転数が適正か否かが、回転
数比較演算部42において判断される(ステップS1
1)。ここで、ポンプ回転数が適正であると判断される
と(ステップS11:YES)、ステップS12に進
む。一方、ポンプ回転数が適正でないと判断されると
(ステップS11:NO)、ステップS18で、処理液
ヒータ制御部46により、サブタンク3As内に配置さ
れているヒータHが停止され、ステップS19で、報知
部45により、異常を示すアラームを作動させるととも
に、モニタなどに異常表示を表示して、ポンプ回転数確
認の処理が終了する。
【0043】次に、ステップS12において、現像処理
槽3Bの循環回路に配置されている循環ポンプ20bの
ポンプ回転数が適正か否かが、回転数比較演算部42に
おいて判断される。ここで、ポンプ回転数が適正である
と判断されると(ステップS12:YES)、ステップ
S13に進む。一方、ポンプ回転数が適正でないと判断
されると(ステップS12:NO)、ステップS18
で、処理液ヒータ制御部46により、サブタンク3Bs
内に配置されているヒータHが停止され、ステップS1
9で、報知部45により、異常を示すアラームを作動さ
せるとともに、モニタなどに異常表示を表示して、ポン
プ回転数確認の処理が終了する。
【0044】引き続き、ステップS13〜ステップS1
7において、それぞれ現像処理槽3C〜3Gの循環回路
に配置されている循環ポンプ20c〜20gのポンプ回
転数が適正か否かが判断されて、上述と同様の処理が行
われる。
【0045】ここで、ポンプ回転数が適正か否かを判断
する仕様には、次のようなものがある。まず、検出され
たポンプ回転数Sの上限限界値Xおよび下限限界値Zを
あらかじめ設定しておき、その範囲内のポンプ回転数S
が検出された場合にのみ通常の動作が行われるようにす
る仕様がある。この仕様では、ポンプ回転数Sが下限限
界値Zよりも小さい(S<Z)の場合には、「ポンプ停
止エラー(循環ポンプの故障など)」と判断される。ま
た、ポンプ回転数Sが上限限界値Xよりも大きい(S>
X)の場合には、「液面確認エラー(現像処理液の高さ
レベルの低下)」と判断される。従って、ポンプ回転数
Sが上限限界値Xと下限限界値Zとの間である(Z<S
<X)の場合に、ポンプ回転数が適正であると判断され
る。
【0046】また、循環ポンプの機種毎に、安定した流
量が得られるポンプ回転数を所定値(デフォルト値)Y
としてあらかじめ設定しておき、所定値Yとの差が所定
範囲にあるポンプ回転数Sが検出された場合にのみ通常
の動作が行われるようにする仕様がある。この仕様で
は、現像処理装置の起動時(始業点検時)に、上述の所
定値の設定時と同じ流量が得られるときのその日のポン
プ回転数を確認する。そして、その日のポンプ回転数と
当初の所定値Yとの差が所定範囲内であれば、そのポン
プ回転数を所定値Yとして一時的に記憶する。そして、
現像処理を行う過程(終業点検時までの間)で、ポンプ
回転数Sが一時記憶した所定値Yよりも所定回転数以上
小さい場合には、「ポンプ停止エラー(循環ポンプの故
障など)」と判断される。また、ポンプ回転数Sが一時
記憶した所定値Yよりも所定回転数以上大きい場合に
は、「液面確認エラー(現像処理液の高さレベルの低
下)」と判断される。従って、ポンプ回転数Sが一時記
憶した所定値Yと所定回転数以上離れていない場合には
ポンプ回転数が適正であると判断される。なお、この仕
様において、ポンプ回転数Sが所定値Yよりも大きい場
合にエラーと判断されるときの範囲(両者の回転数の
差)と、ポンプ回転数Sが所定値Yよりも小さい場合に
エラーと判断されるときの範囲(両者の回転数の差)
は、必ずしも同じである必要はなく、異なっていてもよ
い。
【0047】以上のように、本実施の形態の現像処理装
置によると、現像処理槽3A〜3Gのそれぞれの循環流
路における現像処理液の流れを作り出している循環ポン
プ20a〜20gのポンプ駆動モータのポンプ回転数
と、現像処理槽3A〜3G内における現像処理液の高さ
レベルとの関係を示すテーブルに基づいて、ポンプ駆動
モータのポンプ回転数から現像処理槽3A〜3G内にお
ける現像処理液の高さレベルが判断されるので、現像処
理液の高さレベルが所定レベルよりも低下したことを高
精度に検知することができる。従って、現像処理液の高
さレベルを検知するための液面センサSLが故障してい
るときにおいても、現像処理液の高さレベルが所定レベ
ルよりも低下したことを高精度に検知することができ
る。
【0048】また、感光材料に対する現像処理が進むに
つれて、現像処理液の粘度および循環流路に備えられて
いるフィルタにおける汚れなどの影響により、現像処理
液の高さレベルとポンプ駆動モータのモータ回転数との
関係が変化した場合でも、回転数比較演算部42におけ
る所定値を変更することで、現像処理液の高さレベルが
所定レベルよりも低下したことを高精度に検知すること
ができる。
【0049】また、現像処理槽3A〜3G内に十分な量
の現像処理液がない状態には、対応するヒータHおよび
循環ポンプ20a〜20gを停止することができるの
で、ヒータHおよび循環ポンプ20a〜20gの損傷が
著しく大きくなるのを抑制することができる。
【0050】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様
々な設計変更を行うことが可能なものである。例えば、
上述の実施の形態では、循環流路13Lを流れる現像処
理液の流量が低下すれば、結果的に循環ポンプ20aが
現像処理液に対して行う仕事量が少なくなり、ポンプ駆
動モータ21に生じる負荷が減少して、モータ回転数は
増加するという特性をもつ、いわゆる送りポンプの形態
のもので説明されているが、循環流路13Lを流れる現
像処理液の流量が低下すれば、吸い込み負荷が大きくな
りポンプ駆動モータに生じる負荷が増大して、モータ回
転数は低下するという特性をもつ、いわゆる吸引ポンプ
の形態のものも同様に本発明の枠内で扱われるものであ
る。もちろん、その際、負荷評価手段24はモータ回転
数が所定値まで低下するとヒータの停止を行うことにな
る。
【0051】また、上述の実施の形態では、写真フイル
ムが感光材料に一例として取り上げられた、扱われてい
る現像処理装置もフイルム現像用のものであったが、も
ちろん、印画紙などの他の感光材料を現像する現像処理
装置も本発明の枠内で考慮されるべきものである。
【0052】
【実施例】次に、ポンプ駆動モータにかかる負荷と、ポ
ンプ駆動モータの回転数およびポンプ駆動モータの電流
値との関係についての負荷実験について、図7および図
8を参照して説明する。
【0053】負荷実験は、次に示すような条件1および
条件2の下で実施した。 (条件1)この条件は、サブタンク内の現像処理液の高
さレベルが適正である場合である。 (条件2)この条件は、ポンプに対して現像処理液と空
気とが混合された状態で供給されるようになるまで、サ
ブタンク内の現像処理液の高さレベルが低下した場合で
ある。
【0054】条件1および条件2における負荷実験によ
り得られたポンプ駆動モータの回転数およびポンプ駆動
モータの電流値の実験結果を、図7および図8に示す。
条件1におけるポンプ駆動モータの回転数は、103.
09Hzと検出され、条件2におけるポンプ駆動モータ
の回転数は、153.85Hzと検出された。ここで、
図7に示すポンプ駆動モータの回転数を示す波形の波長
L1は、図8に示すポンプ駆動モータの回転数を示す波
形の波長L2よりも大きくなっている(L1>L2)。
一方、ポンプ駆動モータの電流値には、顕著な変化が確
認することができなかった。
【0055】以上の実施例により得られた実験結果によ
ると、サブタンク内の現像処理液の高さレベルが変動し
た場合に、ポンプ駆動モータの回転数は、現像処理液の
高さレベルの変動に対応して比較的大きく変動するのに
対して、ポンプ駆動モータの電流値は、あまり顕著に変
動しないことが分かる。従って、ポンプ駆動モータにか
かる負荷を計測する場合には、ポンプ駆動モータの電流
値を検出するよりもポンプ駆動モータの回転数を検出す
る方が、容易に計測することができることが分かる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1による
と、循環流路における流体の流れを作り出しているポン
プ、結果的にはその駆動モータに作用する負荷と、現像
処理槽内における現像処理液の高さレベルとの間には前
もって予測できる関係があるとの知識に基づいて、ポン
プ駆動モータにかかる負荷を検知する負荷検知手段から
の検知結果により現像処理槽内における現像処理液の高
さレベルが判断されるので、現像処理液の高さレベルが
所定レベルよりも低下したことを高精度に検知すること
ができる。従って、現像処理液の高さレベルを検知する
ための別のセンサが配置されている場合において、この
センサが故障しているときであっても、現像処理液の高
さレベルが所定レベルよりも低下したことを高精度に検
知することができる。
【0057】請求項2によると、ポンプ駆動モータの回
転数は、ポンプの機種にかかわらず、例えばポンプ駆動
モータの電流値よりも、ポンプ駆動モータにかかる負荷
に対応して比較的大きく変動するため、容易に計測する
ことができる。さらに、ポンプ駆動モータの回転数は検
出した値を直接用いることができるため、ポンプ駆動モ
ータの回転数を検出するための回路構成は、例えばポン
プ駆動モータの電流値を検出するための回路構成などよ
りも簡略化することができる。また、ポンプ駆動モータ
の回転数を計測することは非常によく出回っている安価
な測定センサーによって可能であるため、その評価回路
等も市販のモジュールを流用することができる。請求項
3によると、負荷検知手段がこのホール素子からの信号
を利用してモータ回転数をチェックするように構成する
ことで、回転検出用の測定センサーを新たに用意する必
要がなくなり、コスト的、スペース的に大きな利点が得
られる。請求項4によると、評価手段が、ポンプ駆動モ
ータの回転数に基づいて現像処理液の高さレベルを検知
することができる。請求項5によると、現像処理槽内に
おける現像処理液の高さレベルが低下したことに気付か
ないで、現像処理装置における処理を継続するのを抑制
することができる。
【0058】請求項6によると、感光材料に対する現像
処理が進むにつれて、処理液の特性(現像処理液の粘度
など)、循環流路の流路特性(循環流路に備えられてい
るフィルタにおける抵抗値など)などの影響により、現
像処理液の高さレベルとモータ回転数との関係が変化し
た場合でも、現像処理液の高さレベルが所定レベルより
も低下したことを高精度に検知することができる。
【0059】請求項7によると、現像処理槽内に十分な
量の処理液がない状態において、ヒータによる加熱が行
われることがほとんどなくなるため、ヒータの損傷が著
しく大きくなるのを抑制することができる。請求項8に
よると、現像処理槽内に十分な量の処理液がない状態に
おいて、ポンプが駆動されることがほとんどなくなるた
め、ポンプの損傷が著しく大きくなるのを抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である現像処理装置の概略
構成を示す図である。
【図2】図1に示す現像処理装置に含まれる現像処理槽
の模式図である。
【図3】図2に示す現像処理槽に含まれるサブタンクの
断面図である。
【図4】現像処理液の高さレベルの2次的監視制御の構
成を示すブロック図である。
【図5】現像処理液の高さレベルの2次的監視制御の手
順を示すフローチャートである。
【図6】循環ポンプの駆動制御を示すブロック図であ
る。
【図7】条件1における負荷実験により得られた実験結
果である。
【図8】条件2における負荷実験により得られた実験結
果である。
【符号の説明】
1 フィルム 3 フィルム現像部 3A〜3G 現像処理槽 3As〜3Gs サブタンク 8 搬送ローラユニット(感光材料搬送機構) 13L 循環流路 20a〜20g ポンプ(循環ポンプ) 21 ポンプ駆動モータ 40 コントローラ 41 メイン制御部 42 回転数比較演算部(評価手段) 43 回転数格納部 44 回転信号監視部(負荷検知手段) 45 報知部 46 処理液ヒータ制御部(第1の制御手段) 47 循環ポンプ制御部(第2の制御手段) H ヒータ(加熱機構) ST 温度センサ SL 液面センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像処理液を貯留する現像処理槽と、前
    記現像処理槽内で感光材料を搬送する感光材料搬送機構
    と、両端を前記現像処理槽に接続されている循環流路
    と、前記循環流路に配置された循環ポンプと、前記循環
    ポンプを駆動するためのポンプ駆動モータとを有する現
    像処理装置において、 前記ポンプ駆動モータにかかる負荷を検知する負荷検知
    手段と、 前記負荷検知手段の検知結果に基づいて前記現像処理槽
    内における現像処理液の高さレベルを判断する評価手段
    とが備えられていることを特徴とする現像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷検知手段は、前記ポンプ駆動モ
    ータの回転数を検出することによって前記ポンプ駆動モ
    ータにかかる負荷を検知することを特徴とする請求項1
    に記載の現像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ポンプ駆動モータは、マグネットロ
    ータの位置をホール素子で検出するDCブラシレスモー
    タであって、前記負荷検知手段は、前記ホール素子から
    の信号を利用してモータ回転数を検出することを特徴と
    する請求項2に記載の現像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記評価手段は、前記ポンプ駆動モータ
    の回転数と前記現像処理槽内における現像処理液の高さ
    レベルとの関係を示すテーブルを備えていることを特徴
    とする請求項3に記載の現像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記評価手段は、前記負荷検知手段の検
    知結果を所定値と比較することにより評価を行い、その
    評価結果に基づいて所定の警報が発せられることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記評価手段における所定値は、変更可
    能であることを特徴とする請求項5に記載の現像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記現像処理槽に貯留された現像処理液
    の温度を上昇させるための加熱機構と、 前記加熱機構を制御するための第1の制御手段とをさら
    に備えており、 前記第1の制御手段は、前記評価手段における評価結果
    に基づいて前記加熱機構を停止させることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記ポンプ駆動モータを制御するための
    第2の制御手段とをさらに備えており、 前記第2の制御手段は、前記評価手段における評価結果
    に基づいて前記ポンプ駆動モータを停止させることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の現像処理
    装置。
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JPH0461344U (ja) * 1990-10-03 1992-05-26
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