JP2003005186A - 液晶表示装置の製造方法及び塗布膜乾燥装置 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法及び塗布膜乾燥装置

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JP2003005186A JP2001187224A JP2001187224A JP2003005186A JP 2003005186 A JP2003005186 A JP 2003005186A JP 2001187224 A JP2001187224 A JP 2001187224A JP 2001187224 A JP2001187224 A JP 2001187224A JP 2003005186 A JP2003005186 A JP 2003005186A
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liquid crystal
drying
coating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配向膜を形成するに当たって、有機溶剤に有機
材料を溶解させた塗布膜を塗布し、その後塗布膜をホッ
トプレートで乾燥処理して有機溶剤を蒸発させると、塗
布膜周辺が中央部よりも早く乾燥する。その後、塗布膜
をラビング処理して配向膜とすると、その上に位置する
こととなる液晶分子のプレチルト角がばらつき、大きな
表示ムラとなる。 【解決手段】配向膜の形成に当たって、その形成過程で
形成される塗布膜23を気体24の吹き付けにより乾燥
させることで乾燥むらの小さい塗布膜33とし、塗布膜
33のラビング処理後の配向膜による液晶のプレチルト
角のばらつきが、従来のホットプレートによる乾燥によ
り形成された配向膜に比べて大幅に低減され、液晶表示
装置の表示ムラを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗布膜乾燥装置及
びそれを用いた液晶表示装置の製造方法に関し、特に、
有機溶剤にポリイミド及び/またはポリアミツク酸を溶
解させた配向膜材料に対して乾燥処理を施すに当たっ
て、配向膜材料から有機溶剤を均一に除去する製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の配向膜はラビング処理を
受けることにより液晶分子を一方向に配向させるととも
にプレチルト角を決定付けるが、このプレチルト角は配
向膜がラビング処理を受ける前のその配向膜形成工程に
も大きく左右される。この中で、配向膜形成工程におけ
る配向膜塗布、乾燥工程について、塗布、乾燥装置を中
心に従来の製造方法を図5を参照して説明する。
【0003】配向膜を形成するための配向膜塗布乾燥装
置300は、大きく分けて塗布機構310、基板搬送機
構320、乾燥機構330の3機構から構成される。
【0004】塗布機構310の印刷ステージ311にガ
ラス等からなる透明基板351を載置する。印刷ステー
ジ311上の透明基板351の表面に、有機溶剤に可溶
性ポリイミド及び/またはポリアミック酸を1〜15w
t%の割合で溶解させた塗布液322を塗布するのであ
るが、塗布液322はディスペンサー312から第1ロ
ール313に滴下され、第1ロール313は第2ロール
314により塗布液を一定厚さに保持し、さらに版胴3
15上の版(図示省略)に転写し、最終的に透明基板3
51の表面に所定の膜厚で塗布(印刷)され、塗布膜3
23となる。
【0005】塗布を終えた透明基板351は、基板搬送
機構320により、印刷ステージ311から透明基板3
51が取り出され、乾燥機構330のホットプレート3
31に載置される。透明基板351がホットプレート3
31に載置された後、透明基板351表面に塗布された
塗布膜323は、その中に含まれる有機溶剤を除去する
ために50〜100℃に加熱されたホットプレートに透
明基板351を30秒から3分程度の間載置することに
より乾燥処理を受け、塗布膜333となる。
【0006】このように乾燥処理を受けた後、塗布膜3
33は180〜250℃で10分〜3時間の焼成処理を
受ける。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の塗布膜乾燥工程
は、下記に示す特徴を有している。
【0008】図5(a)は透明基板351上に塗布膜3
23を1面付けした場合の塗布膜323の乾燥領域の進
行状況を示すものである。ホットプレート331に載置
された透明基板351においては、熱処理を受ける塗布
膜323は、図5(a)の透明基板351の平面図に示
すように、加熱時間の経過と共に塗布膜323の乾燥領
域が透明基板351の周辺から中央部に向かって進む。
324で示す線は加熱開始後10秒経過した時点での基
板周辺の乾燥領域であり、325、326はそれぞれ加
熱開始後20秒、30秒経過した時点の乾燥領域の進行
具合をしめしたものである。
【0009】時間の経過にたいする乾燥領域の進行状況
は、図5(a)からわかるように、塗布膜323の周辺
部での乾燥速度が中央部よりも早い。
【0010】図5(b)は基板361に塗布膜323を
4面付けした場合の塗布膜の乾燥領域の進行状況を示し
ている。この場合も、塗布膜の乾燥が基板の周辺及び各
面付領域の周辺で早く乾燥することがわかる。
【0011】また、ホットプレート331に透明基板3
51を直接載置すると剥離時の基板の帯電及び汚れの付
着が懸念されるために、図6に示すように、ホットプレ
ート332上にピン336を立てて、透明基板351を
載置することが従来から行なわれているが、この場合
は、ピン336の上に位置する領域の塗布膜から先に乾
燥する。
【0012】従って、以上のような状態で塗布膜をラビ
ング処理して配向膜とすると、その配向膜表面の状態と
液晶分子とで決まるプレチルト角が場所によって大きく
ばらついてしまう。具体的には、プレチルト角は4.5
〜6.0°の範囲でばらつき、大きな表示ムラとなって
現れた。
【0013】本発明の目的は、有機溶剤に有機材料を溶
解させた塗布膜の乾燥処理において、塗布膜の有機溶剤
を基板上で均一に乾燥させることのできる塗布膜乾燥装
置及びそれを用いた液晶表示装置の製造方法を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上述べたように、従来
は乾燥ムラの原因が熱の伝わり方のバラツキにあるもの
と考えられていた。ところが、ホットプレートに基板を
載置すると同時に気体を吹き付けるだけで、3秒程度で
乾燥し乾燥ムラの出ないことを突き止めた。3秒程度で
は基板温度は設定温度まで上昇していないと考えられる
ので、この現象は、溶媒の塗布膜からの蒸発が、塗布膜
からの溶媒の加熱蒸発よりも塗布膜上面近傍の溶媒蒸気
の排気の方が効果的である、すなわち、塗布膜の乾燥は
塗布膜上面近傍の溶媒の蒸気密度状態に左右されている
ことが判明した。
【0015】そこで、本発明の液晶表示装置の製造方法
は、2枚の基板上にそれぞれ配向膜材料を塗布した後、
前記配向膜材料を乾燥させ、続いて前記配向膜材料の表
面をラビングして前記配向膜材料を配向膜とすることに
よりそれぞれ第1の基板及び第2の基板を形成し、前記
第1の基板及び前記第2の基板の配向膜同志が向かい合
うように前記第1の基板及び前記第2の基板を配置し
て、前記第1の基板及び前記第2の基板の間に液晶を充
填する液晶表示装置の製造方法であって、前記配向膜材
料の乾燥が、前記配向膜材料の表面に気体を吹き付ける
ことにより行われ、その適用形態として、前記気体は、
空気、乾燥空気、窒素のうち少なくともいずれか一つを
含む気体であり、前記気体は、前記塗布膜に1m3/分
〜5m3/分の流量で吹き付けられる、というものであ
る。
【0016】本発明の塗布膜乾燥装置は、基板上に塗布
膜を塗布する塗布機構と、前記塗布機構から搬送される
前記基板上の前記塗布膜に気体を吹き付けて前記塗布膜
を乾燥させる乾燥機構とを有する。
【0017】本発明の塗布膜乾燥装置は、次のような適
用形態を有している。
【0018】まず、前記気体は、空気、乾燥空気、窒素
のうち少なくともいずれか一つを含む気体であり、前記
気体は、前記塗布膜に1m3/分〜5m3/分の流量で吹
き付けられる。
【0019】次に、前記乾燥機構は前記基板を載置する
ステージを備え、前記ステージは加熱機構を有さない、
或いは、前記乾燥機構は加熱手段を有し、前記加熱手段
は、ヒーター加熱、赤外線加熱、マイクロ波加熱のいず
れかである。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施形態に
ついて説明する。図1は、本発明の塗布膜乾燥装置を横
方向から眺めたときの模式見取図である。また、本発明
の塗布膜乾燥装置を、液晶表示装置の基板に塗布される
配向膜材料を塗布膜とする場合の塗布膜乾燥装置の構成
を、その乾燥方法のメカニズムと共に説明する。
【0021】塗布膜形成装置100は大きく分けて塗布
機構110、基板搬送機構120、乾燥機構130の3
機構を有する。
【0022】まず、塗布機構110の印刷ステージ11
1に基板1が載置されたところから説明する。印刷ステ
ージ111上の基板1の表面に有機溶剤に有機材料を溶
解させた塗布液2からなる塗布膜を塗布するのである
が、塗布液2はディスペンサー112から互いに接合す
る第1ロール113に滴下され、第1ロール113は第
2ロール114により塗布液を一定厚さに保持し、さら
に版胴115に転写し、最終的に基板1の表面に所定の
膜厚で塗布(印刷)され、塗布膜3となる。
【0023】塗布を終えた基板1は、基板搬送機構12
0に含まれるアーム(図示略)により、印刷ステージ1
11から基板1が取り出され、乾燥機構130の乾燥ス
テージ131に載置される。基板1が乾燥ステージ13
1に載置された後、基板1表面に塗布された塗布膜3は
その中に含まれる有機溶剤を除去するために乾燥処理を
施され、塗布膜13となるのであるが、この乾燥処理は
乾燥機構130を構成する気体吹付け機132から基板
1表面の塗布膜3に乾燥空気4を1m3/分〜5m3/分
の流量で5〜30秒の間吹き付ける。乾燥空気4の流量
が多ければその吹き付け時間が短くて済むことは言うま
でもないことであり、吹き付け流量を上記よりも小さく
設定した場合には、吹き付け時間を長くすれば良く、大
きく設定した場合には乾燥空気4が塗布膜3に物理的ダ
メージを与えない流量に抑え、吹き付け時間を短くすれ
ば良い。
【0024】このように乾燥処理を受けた後、塗布膜1
3は乾燥機構130内を乾燥ステージ131が移動す
る、或いは、乾燥機構130内の別のステージに移され
て180〜250℃で10分〜3時間の焼成処理を受け
る。
【0025】以上のようにして形成された塗布膜13
は、次のような特徴を有している。
【0026】すなわち、従来のホットプレートを用いる
乾燥方法では、除去されるべき有機溶剤が熱処理を施さ
れた塗布膜の周辺部でその蒸気密度が小さく、中央部で
蒸気密度が高くなるため、塗布膜の周辺部での有機溶剤
の蒸発が中央部よりも促進される。従って、塗布膜をホ
ットプレートで所定の時間乾燥処理した場合、塗布膜周
辺が中央部よりも早く乾燥し、塗布膜周辺と中央部とで
乾燥度が異なることとなる。
【0027】これに対して、本実施形態では、乾燥空気
を塗布膜の表面に均一に吹きかけるので、塗布膜表面近
傍に滞留する有機溶剤が強制的に均一に除去され、塗布
膜の乾燥度を塗布膜全体に渡って均一に且つ乾燥時間を
短くすることができる。従って、本実施形態の乾燥方法
を用いれば、塗布膜の乾燥度のばらつきに基因する不良
をなくすことができる。
【0028】上記実施形態では、乾燥気体に乾燥空気を
用いたが、これに代えて空気、窒素等も用いることが可
能であり、上述したように、塗布膜に物理的、化学的変
化を生じさせない限りにおいて、塗布膜表面近傍の有機
溶剤をブローする機能を有する気体であれば使用可能で
ある。また、気体の吹き付け方向は図1では基板1の上
方から吹き付けているが、吹き付け方向はこれに限定さ
れず、斜め方向からでも同様な効果が得られることは言
うまでもない。
【0029】また、乾燥ステージは単に基板を載置する
だけの機能を有するものとして説明したが、ヒーター、
赤外線加熱またはマイクロ波加熱による加熱機能を有す
るステージであっても良い。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態を液晶表示
装置の製造方法に適用した場合を説明する。図2は、本
実施形態を用いて製造されたTN(ツイスト・ネマティ
ック)型の液晶表示装置の断面図である。図3は、本実
施形態の液晶表示装置の製造方法における配向膜形成工
程を示すために、配向膜塗布乾燥装置を横方向から眺め
たときの模式見取図である。
【0031】まず、この液晶表示装置は、液晶セル90
と、この液晶セル90の光入射面側と光出射面側にそれ
ぞれ配置された一対の偏光板65、85とからなってい
る。
【0032】上記液晶セル90は、ガラス(プラスチッ
ク基板、石英ガラス等も含む)からなる一対の透明基板
51、71を枠状のシール材(図示省略)を介して接合
し、この両基板51、71間に液晶66を封入したもの
で、両基板51、71の液晶層との対向面にはそれぞれ
透明電極55、75が形成されおり、その上に配向膜5
7、77がそれぞれ形成されている。また、透明基板7
1には透明電極75の下にカラーフィルタ74が形成さ
れている。
【0033】なお、この実施形態の液晶表示装置は、T
FT(薄膜トランジスタ、図示省略)駆動のTN型カラ
ー液晶表示装置の例を示している。液晶セル90の一方
の透明基板71の透明電極75は共通電極、他方の透明
基板51の透明電極55は画素電極である。
【0034】また、液晶セル90の両基板51、71上
に形成された配向膜57、77はそれぞれ、互いにほぼ
直交する方向に液晶分子を配向させる水平配向膜であ
り、液晶セル90内に封入された液晶66の分子は、両
基板51、71側での配向方向を配向膜57、77で規
制され、両基板51、71間においてほぼ90°のツイ
スト角でツイスト配列している。
【0035】さらに、この実施形態の液晶表示装置はノ
ーマリーホワイトモードのものであり、この液晶表示装
置では、液晶セル90の光入射面側と光出射面側に配置
する一対の偏光板65、85の透過軸を互いにほぼ直交
させるとともに、一方の偏光板85の透過軸を、液晶セ
ル90の一方の偏光板85が形成された透明基板71側
における液晶分子配向方向とほぼ平行にし、他方の偏光
板65の透過軸を、液晶セル90の他方の偏光板65が
形成された透明基板51側における液晶分子配向方向と
ほぼ平行にしている。
【0036】そして、この液晶表示装置では、上記液晶
セル90の両基板51、71面に対する液晶分子のプレ
チルト角をそれぞれ4〜6°の範囲にしている。
【0037】次に、このようにして作成したTFT基板
50と対向基板70のそれぞれに、オフセット印刷によ
る方法で、配向膜57、77を印刷するのであるが、こ
の方法について図3を参照しながら説明する。
【0038】配向膜57を形成するための配向膜塗布乾
燥装置200は、大きく分けて塗布機構210、基板搬
送機構220、乾燥機構230の3機構から構成され
る。
【0039】塗布機構210の印刷ステージ211にT
FT基板50を載置する。印刷ステージ211上のTF
T基板50(透明電極55)の表面に有機溶剤としてN
MP、γ−ブチロラクトン、ジプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、ブチルセロソルブ等の有機溶媒に有
機材料として可溶性ポリイミド、ポリアミック酸等を1
〜15wt%の割合で溶解させた塗布液22を塗布する
のであるが、塗布液22はディスペンサー212から第
1ロール213に滴下され、第1ロール213は第2ロ
ール214により塗布液を一定厚さに保持し、さらに版
胴215に転写し、最終的にTFT基板50の表面に所
定の膜厚で塗布(印刷)され、塗布膜23となる。
【0040】塗布を終えたTFT基板50は、基板搬送
機構220により、印刷ステージ211からTFT基板
50が取り出され、乾燥機構230の乾燥ステージ23
1に載置される。TFT基板50が乾燥ステージ231
に載置された後、TFT基板50表面に塗布された塗布
膜23はその中に含まれる有機溶媒を除去するために乾
燥処理を施され、塗布膜33となるのであるが、この乾
燥処理は乾燥機構230を構成する気体吹付け機232
からTFT基板50表面の塗布膜23に窒素24を1m
3/分〜5m3/分の流量で5〜30秒の間吹き付ける。
窒素24の流量が多ければその吹き付け時間が短くて済
むことは言うまでもないことであり、吹き付け流量を上
記よりも小さく設定した場合には、吹き付け時間を長く
すれば良く、大きく設定した場合には窒素24が塗布膜
23に物理的ダメージを与えない流量に抑え、吹き付け
時間を短くすれば良い。
【0041】このように乾燥処理を受けた後、塗布膜3
3は乾燥機構230内を乾燥ステージ231が移動す
る、或いは、乾燥機構230内の別のステージに移され
て180〜250℃で10分〜3時間の焼成処理を受け
る。
【0042】以上のようにして形成された塗布膜33
は、次のような特徴を有している。
【0043】すなわち、従来のホットプレートを用いる
乾燥方法では、除去されるべき有機溶剤が熱処理を施さ
れた塗布膜の周辺部でその蒸気密度が小さく、中央部で
蒸気密度が高くなるため、塗布膜の周辺部での有機溶剤
の蒸発が中央部よりも促進される。従って、塗布膜をホ
ットプレートで所定の時間乾燥処理した場合、塗布膜周
辺が中央部よりも早く乾燥し、塗布膜周辺と中央部とで
乾燥速度が異なることとなる。
【0044】これに対して、本実施形態では、窒素を塗
布膜の表面に均一に吹きかけるので、塗布膜表面近傍に
滞留する有機溶剤が強制的に均一に除去され、塗布膜の
乾燥度を塗布膜全体に渡って均一に且つ乾燥時間を短く
することができる。従って、本実施形態の乾燥方法を用
いれば、塗布膜の乾燥速度のばらつきに基因する不良を
なくすことができる。
【0045】また、乾燥ステージは単に基板を載置する
だけの機能を有するものとして説明したが、乾燥ステー
ジに装着されたヒーターにより乾燥ステージが加熱され
る、または乾燥ステージの外部からの赤外線加熱または
マイクロ波加熱により乾燥ステージが加熱される構成の
乾燥機構であっても良い。
【0046】同様にして、対向基板70側の透明電極7
5の表面にも塗布膜33を形成することにより、TFT
基板50と同様にして配向膜77が形成される。
【0047】こうして形成されたTFT基板50と対向
基板70の表面の塗布膜33を、TFT基板50及び対
向基板70が対向配置されたときに、配向軸が90°と
なるように、それぞれの塗布膜33をラビング処理する
と配向膜57が得られる。
【0048】続いて、TFT基板50及び対向基板70
の対向する面と反対側の面に偏光板65(TFT基板5
0)、偏光板85(対向基板70)をそれぞれ貼着し、
その後、両基板を対向して組み立て、セル化し、その間
隙に液晶66を注入、封止すると、液晶表示装置が完成
するこのようにして形成された液晶表示装置において、
液晶分子のプレチルト角の基板内ばらつきを測定したと
ころ4.5〜5.0°の範囲内に収まり、従来の4.5
〜6.0°のばらつきに比べて大幅に改善された。
【0049】以上のように、本実施形態では、配向膜の
形成に当たって、その形成過程で形成される塗布膜を気
体の吹き付けにより乾燥させることで、従来のホットプ
レートによる乾燥に比べて、塗布膜のラビング処理後の
液晶のプレチルト角のばらつきを大幅に小さくすること
ができ、液晶表示装置の表示ムラを低減することができ
た。
【0050】
【発明の効果】本発明による液晶表示装置の製造方法及
び塗布膜乾燥装置によれば、配向膜の形成に当たって、
その形成過程で形成される塗布膜を気体の吹き付けによ
り乾燥させることで、従来のホットプレートによる乾燥
に比べて、塗布膜のラビング処理後の液晶のプレチルト
角のばらつきを大幅に小さくすることができ、液晶表示
装置の表示ムラを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の塗布膜乾燥装置の見
取図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の液晶表示装置の製造
方法が適用される液晶表示装置の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の塗布膜乾燥装置の見
取図である。
【図4】従来の塗布膜乾燥装置の見取図である。
【図5】従来の塗布膜乾燥装置を用いた場合の基板上で
の塗布膜の乾燥度合いを示す平面図である。
【図6】従来の別の塗布膜乾燥装置を用いた場合の基板
上での塗布膜の乾燥度合いを説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
1、361 基板 2、22、322 塗布液 3、13、23、33、323、333 塗布膜 4 乾燥空気 24 窒素 50 TFT基板 51、71、351 透明基板 55、75 透明電極 57、77 配向膜 65、85 偏光板 66 液晶 70 対向基板 74 カラーフィルタ 90 液晶セル 110、210、310 塗布機構 111、211、311 印刷ステージ 112、212、312 ディスペンサー 113、213、313 第1ロール 114、214、314 第2ロール 115、215、315 版胴 120、220、320 基板搬送機構 130、230、330 乾燥機構 132、232 気体吹付け機 131、231 乾燥ステージ 200 配向膜塗布乾燥装置 210 塗布機構 300 塗布乾燥装置 324、325、326 塗布膜乾燥領域線 331、332 ホットプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H090 HB08 HB11 HC06 HC14 HD11 3L113 AA03 AB02 AB06 AC08 AC10 AC13 BA34 DA11 4D075 BB24Z BB32Z BB35Z BB36Z BB37Z BB57Z DA06 DB13 DC18 DC21 EA05 EB39 4F042 AA02 AA06 AB00 DB01 DB17 DB18 DB21 ED05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の基板上にそれぞれ配向膜材料を塗
    布した後、前記配向膜材料を乾燥させ、続いて前記配向
    膜材料の表面をラビングして前記配向膜材料を配向膜と
    することによりそれぞれ第1の基板及び第2の基板を形
    成し、前記第1の基板及び前記第2の基板の配向膜同志
    が向かい合うように前記第1の基板及び前記第2の基板
    を配置して、前記第1の基板及び前記第2の基板の間に
    液晶を充填する液晶表示装置の製造方法であって、前記
    配向膜材料の乾燥が、前記配向膜材料の表面に気体を吹
    き付けることにより行われることを特徴とする液晶表示
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記気体は、空気、乾燥空気、窒素のう
    ち少なくともいずれか一つを含む気体である請求項1記
    載の液晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記気体は、前記塗布膜に1m3/分〜
    5m3/分の流量で吹き付けられる請求項1又は2記載
    の液晶表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 基板上に塗布膜を塗布する塗布機構と、
    前記塗布機構から搬送される前記基板上の前記塗布膜に
    気体を吹き付けて前記塗布膜を乾燥させる乾燥機構とを
    有する塗布膜乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記気体は、空気、乾燥空気、窒素のう
    ち少なくともいずれか一つを含む気体である請求項4記
    載の塗布膜乾燥装置。
  6. 【請求項6】 前記気体は、前記塗布膜に1m3/分〜
    5m3/分の流量で吹き付けられる請求項4又は5記載
    の塗布膜乾燥装置。
  7. 【請求項7】 前記乾燥機構は前記基板を載置するステ
    ージを備え、前記ステージは加熱機構を有さない請求項
    4乃至6のいずれかに記載の塗布膜乾燥装置。
  8. 【請求項8】 前記乾燥機構は加熱手段を有し、前記加
    熱手段は、ヒーター加熱、赤外線加熱、マイクロ波加熱
    のいずれかである請求項4乃至6のいずれかに記載の塗
    布膜乾燥装置。
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