JP2003004821A - 半導体試験方法及び半導体試験装置 - Google Patents
半導体試験方法及び半導体試験装置Info
- Publication number
- JP2003004821A JP2003004821A JP2001190790A JP2001190790A JP2003004821A JP 2003004821 A JP2003004821 A JP 2003004821A JP 2001190790 A JP2001190790 A JP 2001190790A JP 2001190790 A JP2001190790 A JP 2001190790A JP 2003004821 A JP2003004821 A JP 2003004821A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- device under
- under test
- data
- tester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ICテスタのピン間スキューの影響を受けず
に被測定デバイスの出力相互の位相関係を正確に判定
し、また、被測定デバイスの出力タイミングが変化して
も被測定デバイスの出力相互の位相関係を確実に判定す
る。 【解決手段】 位相判定回路20は、被測定デバイス1
の出力クロックD1と被測定デバイスの出力データD2
とを入力し、出力データD2を出力クロックD1でトリ
ガして出力する。Dフリップフロップ17は、位相判定
回路20の出力を判定ストローブ信号STBでトリガし
て出力する。期待値比較回路18は、Dフリップフロッ
プ17の出力を期待値データと比較する。
に被測定デバイスの出力相互の位相関係を正確に判定
し、また、被測定デバイスの出力タイミングが変化して
も被測定デバイスの出力相互の位相関係を確実に判定す
る。 【解決手段】 位相判定回路20は、被測定デバイス1
の出力クロックD1と被測定デバイスの出力データD2
とを入力し、出力データD2を出力クロックD1でトリ
ガして出力する。Dフリップフロップ17は、位相判定
回路20の出力を判定ストローブ信号STBでトリガし
て出力する。期待値比較回路18は、Dフリップフロッ
プ17の出力を期待値データと比較する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体の出力デー
タを予め用意した期待値データと比較することによって
半導体の良否を判定する方法及び装置に係り、特に入力
される試験パターンによって出力タイミングが変化する
半導体の試験を行うのに好適な半導体試験方法及び半導
体試験装置に関する。
タを予め用意した期待値データと比較することによって
半導体の良否を判定する方法及び装置に係り、特に入力
される試験パターンによって出力タイミングが変化する
半導体の試験を行うのに好適な半導体試験方法及び半導
体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体試験装置(ICテスタ)は、被測
定半導体(被測定デバイス)へ所定の試験パターンデー
タを与え、それによる被測定デバイスの出力データを読
み取り、予め用意した期待値データと比較することによ
って、被測定デバイスの基本的動作及び機能に問題が無
いかどうかを検査する装置である。
定半導体(被測定デバイス)へ所定の試験パターンデー
タを与え、それによる被測定デバイスの出力データを読
み取り、予め用意した期待値データと比較することによ
って、被測定デバイスの基本的動作及び機能に問題が無
いかどうかを検査する装置である。
【0003】図3は、従来のICテスタの概略構成を示
すブロック図である。ICテスタ10aは、タイミング
発生器11、パターン発生器12、データセレクタ1
3、コンパレータロジック回路14、及びフェイルメモ
リ15を含む。ICテスタ10aは、この他にも制御回
路、DC測定回路、ピンエレクトロニクス等の種々の構
成部品を含むが、本明細書中では必要な部分のみが示さ
れている。
すブロック図である。ICテスタ10aは、タイミング
発生器11、パターン発生器12、データセレクタ1
3、コンパレータロジック回路14、及びフェイルメモ
リ15を含む。ICテスタ10aは、この他にも制御回
路、DC測定回路、ピンエレクトロニクス等の種々の構
成部品を含むが、本明細書中では必要な部分のみが示さ
れている。
【0004】タイミング発生器11は、図示しない制御
回路からのタイミングデータを内部メモリに記憶し、そ
れに基づいて判定ストローブ信号を作成し、コンパレー
タロジック回路14へ出力する。
回路からのタイミングデータを内部メモリに記憶し、そ
れに基づいて判定ストローブ信号を作成し、コンパレー
タロジック回路14へ出力する。
【0005】パターン発生器12は、図示しない制御回
路からのパターン作成用のパターンプログラム(マイク
ロプログラム又はパターンデータ)を入力し、それに基
づいてパターンデータを発生し、データセレクタ13へ
出力する。
路からのパターン作成用のパターンプログラム(マイク
ロプログラム又はパターンデータ)を入力し、それに基
づいてパターンデータを発生し、データセレクタ13へ
出力する。
【0006】データセレクタ13は、各種の試験信号作
成データ(アドレスデータ・書込データ)及び期待値デ
ータを記憶したメモリで構成されており、パターン発生
器12からのパターンデータをアドレスとして入力し、
そのアドレスに応じた期待値データをコンパレータロジ
ック回路14へ出力する。
成データ(アドレスデータ・書込データ)及び期待値デ
ータを記憶したメモリで構成されており、パターン発生
器12からのパターンデータをアドレスとして入力し、
そのアドレスに応じた期待値データをコンパレータロジ
ック回路14へ出力する。
【0007】コンパレータロジック回路14は、可変遅
延素子16a,16b、Dフリップフロップ17a,1
7b、及び期待値比較回路18a,18bを含んで構成
されている。なお、可変遅延素子、Dフリップフロッ
プ、及び期待値比較回路はそれぞれ被測定デバイス1の
入出力端子の数に対応した数だけ備えられているが、図
3では2組だけが示されている。
延素子16a,16b、Dフリップフロップ17a,1
7b、及び期待値比較回路18a,18bを含んで構成
されている。なお、可変遅延素子、Dフリップフロッ
プ、及び期待値比較回路はそれぞれ被測定デバイス1の
入出力端子の数に対応した数だけ備えられているが、図
3では2組だけが示されている。
【0008】可変遅延素子16a,16bは、Dフリッ
プフロップ17a,17bへ供給される判定ストローブ
信号のタイミングを設定するもので、タイミング発生器
11からの判定ストローブ信号を所望の時間だけ遅延
し、それぞれ判定ストローブ信号STB1,STB2と
して出力する。
プフロップ17a,17bへ供給される判定ストローブ
信号のタイミングを設定するもので、タイミング発生器
11からの判定ストローブ信号を所望の時間だけ遅延
し、それぞれ判定ストローブ信号STB1,STB2と
して出力する。
【0009】Dフリップフロップ17aは、被測定デバ
イス1からの出力D1を、可変遅延素子16aからの判
定ストローブ信号STB1でトリガして出力する。ま
た、Dフリップフロップ17bは、被測定デバイス1か
らの出力D2を、可変遅延素子16bからの判定ストロ
ーブ信号STB2でトリガして出力する。
イス1からの出力D1を、可変遅延素子16aからの判
定ストローブ信号STB1でトリガして出力する。ま
た、Dフリップフロップ17bは、被測定デバイス1か
らの出力D2を、可変遅延素子16bからの判定ストロ
ーブ信号STB2でトリガして出力する。
【0010】期待値比較回路18a,18bは、それぞ
れDフリップフロップ17a,17bからの出力と、デ
ータセレクタ13からの期待値データとを比較判定し、
その判定結果を示す判定信号PFD1,PFD2をフェ
イルメモリ15へ出力する。
れDフリップフロップ17a,17bからの出力と、デ
ータセレクタ13からの期待値データとを比較判定し、
その判定結果を示す判定信号PFD1,PFD2をフェ
イルメモリ15へ出力する。
【0011】フェイルメモリ15は、コンパレータロジ
ック回路14から出力される判定信号PFD1,PFD
2を記憶する。フェイルメモリ15に記憶された判定信
号PFD1,PFD2は、図示しない制御回路によって
読み出され、図示しないデータ処理用の装置に転送さ
れ、解析される。
ック回路14から出力される判定信号PFD1,PFD
2を記憶する。フェイルメモリ15に記憶された判定信
号PFD1,PFD2は、図示しない制御回路によって
読み出され、図示しないデータ処理用の装置に転送さ
れ、解析される。
【0012】図4は、被測定デバイスの入出力信号の位
相関係を示す説明図である。被測定デバイス1の出力ク
ロックD1及び出力データD2は一定の位相関係で同期
しているが、被測定デバイス1へ入力される入力クロッ
クに対してはタイミングがずれる。出力クロックD1と
出力データD2の位相関係、例えば、出力データD2が
出力クロックD1に対して必要なフリップフロップ回路
のセットアップ時間S/ホールド時間Hを有しているか
否かを測定する場合、図3に示した従来のICテスタ1
0aは、Dフリップフロップ17a,17bにより出力
クロックD1,出力データD2をそれぞれ判定ストロー
ブ信号STB1,STB2でトリガして判定していた。
相関係を示す説明図である。被測定デバイス1の出力ク
ロックD1及び出力データD2は一定の位相関係で同期
しているが、被測定デバイス1へ入力される入力クロッ
クに対してはタイミングがずれる。出力クロックD1と
出力データD2の位相関係、例えば、出力データD2が
出力クロックD1に対して必要なフリップフロップ回路
のセットアップ時間S/ホールド時間Hを有しているか
否かを測定する場合、図3に示した従来のICテスタ1
0aは、Dフリップフロップ17a,17bにより出力
クロックD1,出力データD2をそれぞれ判定ストロー
ブ信号STB1,STB2でトリガして判定していた。
【0013】図5乃至図7は、従来のICテスタの判定
動作の説明図である。図5に示すように、出力クロック
D1の判定結果を示す判定信号PFD1と、出力データ
D2の判定結果を示す判定信号PFD2が共にPASS
の場合、総合判定結果はPASSとなる。一方、図6に
示すように、出力クロックD1の判定結果を示す判定信
号PFD1がPASSで、出力データD2の判定結果を
示す判定信号PFD2がFAILの場合、総合判定結果
はFAILとなる。また、図7に示すように、出力クロ
ックD1の判定結果を示す判定信号PFD1がFAIL
の場合、その時点で出力データD2の判定はマスクされ
る。
動作の説明図である。図5に示すように、出力クロック
D1の判定結果を示す判定信号PFD1と、出力データ
D2の判定結果を示す判定信号PFD2が共にPASS
の場合、総合判定結果はPASSとなる。一方、図6に
示すように、出力クロックD1の判定結果を示す判定信
号PFD1がPASSで、出力データD2の判定結果を
示す判定信号PFD2がFAILの場合、総合判定結果
はFAILとなる。また、図7に示すように、出力クロ
ックD1の判定結果を示す判定信号PFD1がFAIL
の場合、その時点で出力データD2の判定はマスクされ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】被測定デバイスの出力
クロックと出力データの位相関係を測定する場合、従来
は、被測定デバイスの出力クロックと出力データをIC
テスタ内で個別に判定していたため、ICテスタのピン
間で信号伝送時間のばらつき(スキュー)があると、正
確な判定を行うことができず、被測定デバイスの歩留ま
り低下につながっていた。
クロックと出力データの位相関係を測定する場合、従来
は、被測定デバイスの出力クロックと出力データをIC
テスタ内で個別に判定していたため、ICテスタのピン
間で信号伝送時間のばらつき(スキュー)があると、正
確な判定を行うことができず、被測定デバイスの歩留ま
り低下につながっていた。
【0015】また、被測定デバイスの出力クロックと出
力データは一定の位相関係で同期しているが、例えばダ
ブルデータレートSDRAM(DDRSDRAM)のよ
うに入力される試験パターンによって出力タイミングが
変化するデバイスでは、出力クロックが入力クロックに
対してどのタイミングで出力されるか分からない。その
ため、可変遅延素子で設定した判定ストローブ信号のタ
イミングによっては、出力クロックの判定結果がFAI
Lとなって出力データの判定マスクを行う必要が生じ、
試験時間の増加につながっていた。
力データは一定の位相関係で同期しているが、例えばダ
ブルデータレートSDRAM(DDRSDRAM)のよ
うに入力される試験パターンによって出力タイミングが
変化するデバイスでは、出力クロックが入力クロックに
対してどのタイミングで出力されるか分からない。その
ため、可変遅延素子で設定した判定ストローブ信号のタ
イミングによっては、出力クロックの判定結果がFAI
Lとなって出力データの判定マスクを行う必要が生じ、
試験時間の増加につながっていた。
【0016】本発明は、ICテスタのピン間スキューの
影響を受けず、被測定デバイスの出力相互の位相関係を
正確に判定することのできる半導体試験方法及び半導体
試験装置を提供することを目的とする。
影響を受けず、被測定デバイスの出力相互の位相関係を
正確に判定することのできる半導体試験方法及び半導体
試験装置を提供することを目的とする。
【0017】本発明はまた、被測定デバイスの出力タイ
ミングが変化しても、被測定デバイスの出力相互の位相
関係を確実に判定することのできる半導体試験方法及び
半導体試験装置を提供することを目的とする。
ミングが変化しても、被測定デバイスの出力相互の位相
関係を確実に判定することのできる半導体試験方法及び
半導体試験装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体試験
方法は、被測定デバイスの第2の出力を被測定デバイス
の第1の出力でトリガした後、被測定デバイスの第1の
出力でトリガされた被測定デバイスの第2の出力をIC
テスタの判定ストローブ信号でトリガして予め用意した
期待値データと比較するものである。
方法は、被測定デバイスの第2の出力を被測定デバイス
の第1の出力でトリガした後、被測定デバイスの第1の
出力でトリガされた被測定デバイスの第2の出力をIC
テスタの判定ストローブ信号でトリガして予め用意した
期待値データと比較するものである。
【0019】本発明に係る半導体試験装置は、被測定デ
バイスの第1の出力と被測定デバイスの第2の出力とを
入力し、被測定デバイスの第2の出力を被測定デバイス
の第1の出力でトリガして出力する第1の位相判定手段
と、第1の位相判定手段の出力をICテスタの判定スト
ローブ信号でトリガして出力する第2の位相判定手段
と、第2の位相判定手段の出力を予め用意した期待値デ
ータと比較する比較手段とを備えたものである。
バイスの第1の出力と被測定デバイスの第2の出力とを
入力し、被測定デバイスの第2の出力を被測定デバイス
の第1の出力でトリガして出力する第1の位相判定手段
と、第1の位相判定手段の出力をICテスタの判定スト
ローブ信号でトリガして出力する第2の位相判定手段
と、第2の位相判定手段の出力を予め用意した期待値デ
ータと比較する比較手段とを備えたものである。
【0020】被測定デバイスの第2の出力を被測定デバ
イスの第1の出力でトリガすると、従来のようにICテ
スタのピン間スキューの影響を受けないで、被測定デバ
イスの第1の出力と第2の出力の位相関係が正確に判定
される。被測定デバイスの第1の出力でトリガされた被
測定デバイスの第2の出力は、第1の出力に対して必要
なフリップフロップ回路のセットアップ時間S/ホール
ド時間Hを有する。
イスの第1の出力でトリガすると、従来のようにICテ
スタのピン間スキューの影響を受けないで、被測定デバ
イスの第1の出力と第2の出力の位相関係が正確に判定
される。被測定デバイスの第1の出力でトリガされた被
測定デバイスの第2の出力は、第1の出力に対して必要
なフリップフロップ回路のセットアップ時間S/ホール
ド時間Hを有する。
【0021】また、被測定デバイスの出力タイミングが
変化しても、被測定デバイスの第1の出力と第2の出力
は一定の位相関係で同期している。従って、被測定デバ
イスの第2の出力を被測定デバイスの第1の出力でトリ
ガすれば、被測定デバイスの出力タイミングが変化して
も、被測定デバイスの第1の出力と第2の出力の位相関
係が確実に判定される。
変化しても、被測定デバイスの第1の出力と第2の出力
は一定の位相関係で同期している。従って、被測定デバ
イスの第2の出力を被測定デバイスの第1の出力でトリ
ガすれば、被測定デバイスの出力タイミングが変化して
も、被測定デバイスの第1の出力と第2の出力の位相関
係が確実に判定される。
【0022】なお、本発明の半導体試験装置において、
第1の位相判定手段を、被測定デバイスの第1の出力を
遅延する第1の可変遅延素子と、被測定デバイスの第2
の出力を遅延する第2の可変遅延素子と、第1の可変遅
延素子の出力をD入力とし、第2の可変遅延素子の出力
をクロック入力とするDフリップフロップとで構成する
と、簡単な構成により被測定デバイスの第2の出力を被
測定デバイスの第1の出力でトリガすることができる。
第1の位相判定手段を、被測定デバイスの第1の出力を
遅延する第1の可変遅延素子と、被測定デバイスの第2
の出力を遅延する第2の可変遅延素子と、第1の可変遅
延素子の出力をD入力とし、第2の可変遅延素子の出力
をクロック入力とするDフリップフロップとで構成する
と、簡単な構成により被測定デバイスの第2の出力を被
測定デバイスの第1の出力でトリガすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1は、本発明の一実施の形態
による半導体試験装置の概略構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態に係る半導体試験装置は、ICテスタ
10と位相判定回路20とを含んで構成される。
図面に従って説明する。図1は、本発明の一実施の形態
による半導体試験装置の概略構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態に係る半導体試験装置は、ICテスタ
10と位相判定回路20とを含んで構成される。
【0024】位相判定回路20は、可変遅延素子21
a,21b、及びDフリップフロップ22から構成され
ている。可変遅延素子21aは、Dフリップフロップ2
2へ供給されるクロックのタイミングを設定するもので
あり、被測定デバイス1の出力クロックD1を所望の時
間だけ遅延して出力する。また、可変遅延素子21b
は、被測定デバイス1の出力データD2の出力クロック
D1に対する位相関係を調整するものであり、被測定デ
バイス1の出力データD2を所望の時間だけ遅延して出
力する。Dフリップフロップ22は、可変遅延素子21
bの出力をD入力、可変遅延素子21aの出力をクロッ
ク入力とし、可変遅延素子21bからの出力データを可
変遅延素子21aからの出力クロックでトリガして出力
する。このとき、可変遅延素子21a,21bを調整す
ることにより、Dフリップフロップ22からの出力デー
タは、出力クロックD1に対して必要なフリップフロッ
プ回路のセットアップ時間S/ホールド時間Hを設定す
ることができる。
a,21b、及びDフリップフロップ22から構成され
ている。可変遅延素子21aは、Dフリップフロップ2
2へ供給されるクロックのタイミングを設定するもので
あり、被測定デバイス1の出力クロックD1を所望の時
間だけ遅延して出力する。また、可変遅延素子21b
は、被測定デバイス1の出力データD2の出力クロック
D1に対する位相関係を調整するものであり、被測定デ
バイス1の出力データD2を所望の時間だけ遅延して出
力する。Dフリップフロップ22は、可変遅延素子21
bの出力をD入力、可変遅延素子21aの出力をクロッ
ク入力とし、可変遅延素子21bからの出力データを可
変遅延素子21aからの出力クロックでトリガして出力
する。このとき、可変遅延素子21a,21bを調整す
ることにより、Dフリップフロップ22からの出力デー
タは、出力クロックD1に対して必要なフリップフロッ
プ回路のセットアップ時間S/ホールド時間Hを設定す
ることができる。
【0025】このように、位相判定回路20を用いて、
被測定デバイス1の出力データD2を被測定デバイス1
の出力クロックD1でトリガすることにより、従来のよ
うにICテスタ10のピン間スキューの影響を受けず
に、被測定デバイス1の出力クロックD1と出力データ
D2の位相関係を正確に判定することができる。
被測定デバイス1の出力データD2を被測定デバイス1
の出力クロックD1でトリガすることにより、従来のよ
うにICテスタ10のピン間スキューの影響を受けず
に、被測定デバイス1の出力クロックD1と出力データ
D2の位相関係を正確に判定することができる。
【0026】ICテスタ10は、タイミング発生器1
1、パターン発生器12、データセレクタ13、コンパ
レータロジック回路14、及びフェイルメモリ15を含
む。ICテスタ10は、この他にも制御回路、DC測定
回路、ピンエレクトロニクス等の種々の構成部品を含む
が、本明細書中では必要な部分のみが示されている。
1、パターン発生器12、データセレクタ13、コンパ
レータロジック回路14、及びフェイルメモリ15を含
む。ICテスタ10は、この他にも制御回路、DC測定
回路、ピンエレクトロニクス等の種々の構成部品を含む
が、本明細書中では必要な部分のみが示されている。
【0027】タイミング発生器11は、図示しない制御
回路からのタイミングデータを内部メモリに記憶し、そ
れに基づいて判定ストローブ信号を作成し、コンパレー
タロジック回路14へ出力する。
回路からのタイミングデータを内部メモリに記憶し、そ
れに基づいて判定ストローブ信号を作成し、コンパレー
タロジック回路14へ出力する。
【0028】パターン発生器12は、図示しない制御回
路からのパターン作成用のパターンプログラム(マイク
ロプログラム又はパターンデータ)を入力し、それに基
づいてパターンデータを発生し、データセレクタ13へ
出力する。
路からのパターン作成用のパターンプログラム(マイク
ロプログラム又はパターンデータ)を入力し、それに基
づいてパターンデータを発生し、データセレクタ13へ
出力する。
【0029】データセレクタ13は、各種の試験信号作
成データ(アドレスデータ・書込データ)及び期待値デ
ータを記憶したメモリで構成されており、パターン発生
器12からのパターンデータをアドレスとして入力し、
そのアドレスに応じた期待値データをコンパレータロジ
ック回路14へ出力する。
成データ(アドレスデータ・書込データ)及び期待値デ
ータを記憶したメモリで構成されており、パターン発生
器12からのパターンデータをアドレスとして入力し、
そのアドレスに応じた期待値データをコンパレータロジ
ック回路14へ出力する。
【0030】コンパレータロジック回路14は、可変遅
延素子16、Dフリップフロップ17、及び期待値比較
回路18を含んで構成されている。なお、可変遅延素
子、Dフリップフロップ、及び期待値比較回路はそれぞ
れ被測定デバイス1の入出力端子の数に対応した数だけ
備えられているが、図1では1組だけが示されている。
延素子16、Dフリップフロップ17、及び期待値比較
回路18を含んで構成されている。なお、可変遅延素
子、Dフリップフロップ、及び期待値比較回路はそれぞ
れ被測定デバイス1の入出力端子の数に対応した数だけ
備えられているが、図1では1組だけが示されている。
【0031】可変遅延素子16は、Dフリップフロップ
17へ供給される判定ストローブ信号のタイミングを設
定するもので、タイミング発生器11からの判定ストロ
ーブ信号を所望の時間だけ遅延し、判定ストローブ信号
STBとして出力する。
17へ供給される判定ストローブ信号のタイミングを設
定するもので、タイミング発生器11からの判定ストロ
ーブ信号を所望の時間だけ遅延し、判定ストローブ信号
STBとして出力する。
【0032】Dフリップフロップ17は、位相判定回路
20からの出力を、可変遅延素子16からの判定ストロ
ーブ信号STBでトリガして出力する。
20からの出力を、可変遅延素子16からの判定ストロ
ーブ信号STBでトリガして出力する。
【0033】期待値比較回路18は、Dフリップフロッ
プ17からの出力と、データセレクタ13からの期待値
データとを比較判定し、その判定結果を示す判定信号P
FDをフェイルメモリ15へ出力する。
プ17からの出力と、データセレクタ13からの期待値
データとを比較判定し、その判定結果を示す判定信号P
FDをフェイルメモリ15へ出力する。
【0034】フェイルメモリ15は、コンパレータロジ
ック回路14から出力される判定信号PFDを記憶す
る。フェイルメモリ15に記憶された判定信号PFD
は、図示しない制御回路によって読み出され、図示しな
いデータ処理用の装置に転送され、解析される。
ック回路14から出力される判定信号PFDを記憶す
る。フェイルメモリ15に記憶された判定信号PFD
は、図示しない制御回路によって読み出され、図示しな
いデータ処理用の装置に転送され、解析される。
【0035】図2は、本発明の一実施の形態による半導
体試験装置の判定動作の説明図である。被測定デバイス
1の出力タイミングが変化して出力クロックD1及び出
力データD2が矢印で示すように移動しても、出力クロ
ックD1と出力データD2は一定の位相関係で同期して
いる。従って、被測定デバイス1の出力データD2を被
測定デバイス1の出力クロックD1でトリガすることに
より、出力クロックD1及び出力データD2がどのタイ
ミングで発生しても、被測定デバイス1の出力クロック
D1と出力データD2の位相関係を確実に判定すること
ができる。
体試験装置の判定動作の説明図である。被測定デバイス
1の出力タイミングが変化して出力クロックD1及び出
力データD2が矢印で示すように移動しても、出力クロ
ックD1と出力データD2は一定の位相関係で同期して
いる。従って、被測定デバイス1の出力データD2を被
測定デバイス1の出力クロックD1でトリガすることに
より、出力クロックD1及び出力データD2がどのタイ
ミングで発生しても、被測定デバイス1の出力クロック
D1と出力データD2の位相関係を確実に判定すること
ができる。
【0036】以上説明した本実施の形態によれば、位相
判定回路をICテスタの外部に設けているため、従来の
ICテスタに変更を加えることなく発明を実施すること
ができる。また、1つの位相判定回路を測定する入出力
端子へ順番に接続して用いることができるため、位相判
定回路を被測定デバイスの入出力端子の数だけ用意する
必要がない。しかしながら、本発明の位相判定手段は、
ICテスタの内部に設けてもよい。
判定回路をICテスタの外部に設けているため、従来の
ICテスタに変更を加えることなく発明を実施すること
ができる。また、1つの位相判定回路を測定する入出力
端子へ順番に接続して用いることができるため、位相判
定回路を被測定デバイスの入出力端子の数だけ用意する
必要がない。しかしながら、本発明の位相判定手段は、
ICテスタの内部に設けてもよい。
【0037】なお、本実施の形態では、被測定デバイス
の出力クロックと出力データの位相関係を判定する場合
について説明したが、本発明はこれに限らず、被測定デ
バイスの出力データ相互の位相関係を判定する場合にも
適用される。
の出力クロックと出力データの位相関係を判定する場合
について説明したが、本発明はこれに限らず、被測定デ
バイスの出力データ相互の位相関係を判定する場合にも
適用される。
【0038】
【発明の効果】本発明の半導体試験方法及び半導体試験
装置によれば、ICテスタのピン間スキューの影響を受
けず、被測定デバイスの出力相互の位相関係を正確に判
定することができる。従って、被測定デバイスの歩留ま
りが向上する。
装置によれば、ICテスタのピン間スキューの影響を受
けず、被測定デバイスの出力相互の位相関係を正確に判
定することができる。従って、被測定デバイスの歩留ま
りが向上する。
【0039】また、本発明の半導体試験方法及び半導体
試験装置によれば、被測定デバイスの出力タイミングが
変化しても、被測定デバイスの出力相互の位相関係を確
実に判定することができる。従って、入力される試験パ
ターンによって出力タイミングが変化する半導体の試験
時間が短縮する。
試験装置によれば、被測定デバイスの出力タイミングが
変化しても、被測定デバイスの出力相互の位相関係を確
実に判定することができる。従って、入力される試験パ
ターンによって出力タイミングが変化する半導体の試験
時間が短縮する。
【0040】さらに、本発明の半導体試験装置におい
て、第1の位相判定手段を、被測定デバイスの第1の出
力を遅延する第1の可変遅延素子と、被測定デバイスの
第2の出力を遅延する第2の可変遅延素子と、第1の可
変遅延素子の出力をD入力とし、第2の可変遅延素子の
出力をクロック入力とするDフリップフロップとで構成
することにより、簡単な構成により被測定デバイスの第
2の出力を被測定デバイスの第1の出力でトリガするこ
とができる。
て、第1の位相判定手段を、被測定デバイスの第1の出
力を遅延する第1の可変遅延素子と、被測定デバイスの
第2の出力を遅延する第2の可変遅延素子と、第1の可
変遅延素子の出力をD入力とし、第2の可変遅延素子の
出力をクロック入力とするDフリップフロップとで構成
することにより、簡単な構成により被測定デバイスの第
2の出力を被測定デバイスの第1の出力でトリガするこ
とができる。
【図1】 本発明の一実施の形態による半導体試験装置
の概略構成を示すブロック図である。
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施の形態による半導体試験装置
の判定動作の説明図である。
の判定動作の説明図である。
【図3】 従来のICテスタの概略構成を示すブロック
図である。
図である。
【図4】 被測定デバイスの入出力信号の位相関係を示
す説明図である。
す説明図である。
【図5】 従来のICテスタの判定動作の説明図であ
る。
る。
【図6】 従来のICテスタの判定動作の説明図であ
る。
る。
【図7】 従来のICテスタの判定動作の説明図であ
る。
る。
1…被測定デバイス、10,10a…ICテスタ、11
…タイミング発生器、12…パターン発生器、13…デ
ータセレクタ、14…コンパレータロジック回路、15
…フェイルメモリ、16,16a,16b…可変遅延素
子、17,17a,17b…Dフリップフロップ、1
8,18a,18b…期待値比較回路、20…位相判定
回路、21a,21b…可変遅延素子、22…Dフリッ
プフロップ
…タイミング発生器、12…パターン発生器、13…デ
ータセレクタ、14…コンパレータロジック回路、15
…フェイルメモリ、16,16a,16b…可変遅延素
子、17,17a,17b…Dフリップフロップ、1
8,18a,18b…期待値比較回路、20…位相判定
回路、21a,21b…可変遅延素子、22…Dフリッ
プフロップ
Claims (3)
- 【請求項1】 被測定デバイスの第2の出力を被測定デ
バイスの第1の出力でトリガした後、 被測定デバイスの第1の出力でトリガされた被測定デバ
イスの第2の出力をICテスタの判定ストローブ信号で
トリガして予め用意した期待値データと比較することを
特徴とする半導体試験方法。 - 【請求項2】 被測定デバイスの第1の出力と被測定デ
バイスの第2の出力とを入力し、被測定デバイスの第2
の出力を被測定デバイスの第1の出力でトリガして出力
する第1の位相判定手段と、 前記第1の位相判定手段の出力をICテスタの判定スト
ローブ信号でトリガして出力する第2の位相判定手段
と、 前記第2の位相判定手段の出力を予め用意した期待値デ
ータと比較する比較手段とを備えたことを特徴とする半
導体試験装置。 - 【請求項3】 前記第1の位相判定手段は、 被測定デバイスの第1の出力を遅延する第1の可変遅延
素子と、 被測定デバイスの第2の出力を遅延する第2の可変遅延
素子と、 前記第1の可変遅延素子の出力をD入力とし、前記第2
の可変遅延素子の出力をクロック入力とするDフリップ
フロップとからなることを特徴とする請求項2に記載の
半導体試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001190790A JP2003004821A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 半導体試験方法及び半導体試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001190790A JP2003004821A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 半導体試験方法及び半導体試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003004821A true JP2003004821A (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=19029512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001190790A Pending JP2003004821A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 半導体試験方法及び半導体試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003004821A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006112931A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Kawasaki Microelectronics Kk | 集積回路、テスト回路およびテスト方法 |
CN102798774A (zh) * | 2011-05-27 | 2012-11-28 | 爱德万测试株式会社 | 测试装置及测试方法 |
-
2001
- 2001-06-25 JP JP2001190790A patent/JP2003004821A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006112931A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Kawasaki Microelectronics Kk | 集積回路、テスト回路およびテスト方法 |
CN102798774A (zh) * | 2011-05-27 | 2012-11-28 | 爱德万测试株式会社 | 测试装置及测试方法 |
JP2012247317A (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-13 | Advantest Corp | 試験装置および試験方法 |
KR101375759B1 (ko) | 2011-05-27 | 2014-03-19 | 가부시키가이샤 어드밴티스트 | 시험 장치 및 시험 방법 |
US8981786B2 (en) | 2011-05-27 | 2015-03-17 | Advantest Corporation | Test apparatus and test method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7036055B2 (en) | Arrangements for self-measurement of I/O specifications | |
US5701306A (en) | Semiconductor integrated circuit which can be tested by an LSI tester having a reduced number of pins | |
US5822228A (en) | Method for using built in self test to characterize input-to-output delay time of embedded cores and other integrated circuits | |
US7619404B2 (en) | System and method for testing integrated circuit timing margins | |
JP4782271B2 (ja) | 半導体デバイス試験方法・半導体デバイス試験装置 | |
US7080302B2 (en) | Semiconductor device and test system therefor | |
JP2003262664A (ja) | 半導体集積回路装置及びそのテスト方法 | |
JP2006292646A (ja) | Lsiのテスト方法 | |
JP2003004821A (ja) | 半導体試験方法及び半導体試験装置 | |
JP2002237200A (ja) | 半導体装置およびその検査方法 | |
US20070061654A1 (en) | Semiconductor integrated circuit and test method | |
JP4002471B2 (ja) | 試験装置 | |
US6198700B1 (en) | Method and apparatus for retiming test signals | |
KR100822241B1 (ko) | 인터페이스 회로 및 반도체 장치 | |
JPH11101850A (ja) | Ic試験装置 | |
JP4192429B2 (ja) | Ic試験装置、その制御方法、及び記憶媒体 | |
JPH11174125A (ja) | 半導体テスト回路 | |
JPH1073642A (ja) | ディレー評価回路付き集積回路 | |
US7092827B2 (en) | Edge placement accuracy of signals generated by test equipment | |
JP2005003628A (ja) | Lsiテスト回路およびそのテスト方法 | |
JP2010002345A (ja) | Acテスト容易化回路およびacテスト方法 | |
JP2003121501A (ja) | 半導体デバイス試験方法及び半導体デバイス試験装置 | |
US10236074B1 (en) | Circuits for and methods of making measurements in a testing arrangement having a plurality of devices under test | |
JP3408482B2 (ja) | 集積回路テスターおよび集積回路試験方法 | |
WO2010087009A1 (ja) | 電子デバイス、試験装置および試験方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060516 |