JP3408482B2 - 集積回路テスターおよび集積回路試験方法 - Google Patents

集積回路テスターおよび集積回路試験方法

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JP3408482B2 JP2000025864A JP2000025864A JP3408482B2 JP 3408482 B2 JP3408482 B2 JP 3408482B2 JP 2000025864 A JP2000025864 A JP 2000025864A JP 2000025864 A JP2000025864 A JP 2000025864A JP 3408482 B2 JP3408482 B2 JP 3408482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUやDSPな
どの集積回路を試験する装置および方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】CPU(中央処理装置)やDSP(デジ
タル信号処理装置)などのLSI(大規模集積回路)
は、製造時にLSIテスターによって正常に動作するか
否かが試験される。LSIテスターによる試験は、基本
的には、あらかじめ用意した多数のテストパターンデー
タを順次、LSIに供給し、そのときLSIが各テスト
パターンデータごとに出力するデータを、LSIが本来
出力すべき正しい期待値データと順次比較することで行
われる。そしてLSIが実際に出力したデータが、1つ
でも対応する期待値データに一致しなかった場合にはL
SIは不良であると判定される。なお、上記期待値デー
タは、たとえばLSIの動作をあらかじめシミュレーシ
ョンすることで作成される。
【0003】ところで、近年、動画像データなど膨大な
量のデータを扱うべく、より高速のCPUやDSPが要
求されるようになってきている。そのため、これらのL
SIでは、外部から与えられる基準クロック信号を、内
部で周波数逓倍してたとえば200MHz以上のより周
波数の高い内部クロック信号を生成し、外部の回路との
間では基準クロック信号に同期してデータを授受する一
方、LSI内部では上記内部クロック信号をタイミング
の基準として高速動作する構成が採られている。
【0004】したがって、このような高速動作のLSI
を試験するために、LSIテスターとしても、より高速
のものを用いることになる。しかし、現在、基準クロッ
ク信号が40MHz程度の低速のLSIテスターがたと
えば1.5億円程度であるのに対して、基準クロック信
号が100MHz程度の高速テスターでは2億円程度と
きわめて高価である。
【0005】そこで、低速のLSIテスターを用いて高
速のLSIを試験できるようにすることにで、製造設備
費用の増大を抑えることが検討され、そのような技術の
一例が特開平02−157675号公報に開示されてい
る。図5はこの従来のLSIテスターを示すブロック
図、図6は図5のLSIテスターの動作を示すタイミン
グチャート、図7は同フローチャートである。図5に示
したLSIテスター102は、LSI104を試験する
ものであり、試験制御手段106、テストパターンファ
イル装置108、パターンメモリー110、比較回路1
12、ならびに基準クロック発生回路114、ならびに
ストローブ信号発生回路116を含んで構成されてい
る。
【0006】試験制御手段106は、不図示のコンピュ
ータを含んで構成され、同コンピュータはテストプログ
ラムファイル装置106Aに格納されたテストプログラ
ムにもとづいて動作し、各部を制御する。試験対象のL
SI104は、具体的には、たとえばCPUやDSPで
あり、内部にPLL回路118を含み、このPLL回路
118によって基準クロック発生回路114から供給さ
れる基準クロック信号120を周波数逓倍して、より周
波数の高い内部クロック信号122を生成する。そし
て、外部回路との間のデータの授受は基準クロック信号
120に同期して行う一方、内部ではPLL回路118
により生成した内部クロック信号122をタイミングの
基準として高速に動作する。
【0007】テストパターンファイル装置108には、
あらかじめ作成された多数のテストパターンデータが格
納されている。パターンメモリー110は、試験開始時
に試験制御手段106の制御のもとで、テストパターン
ファイル装置108からテストパターンデータを取り込
んで保持し、その後、保持したテストパターンデータ1
24を基準クロック信号120に同期して順次、LSI
104に供給する。
【0008】パターンメモリー110にはまた、試験開
始時に試験制御手段106が作成した期待値データが格
納される。期待値データは、パターンメモリー110が
保持している各テストパターンデータ124をLSI1
04に与えたとき、LSI104が正常に動作した場合
に本来出力すべきデータである。試験制御手段106
は、各テストパターンデータごとにLSI104の動作
をシミュレーションすることで、このような期待値デー
タを生成する。
【0009】ストローブ信号発生回路116は、基準ク
ロック信号120の各周期ごとにストローブ信号を発生
して比較回路112に供給し、比較回路112は、スト
ローブ信号が入力されるごとに、パターンメモリー11
0がLSI104に供給したテストパターンデータ12
4に対しLSI104が内部動作の結果出力するデータ
と、パターンメモリー110が出力する期待値データ1
25とを比較して2つのデータが一致するか否を判定す
る。
【0010】次に、このように構成されたLSIテスタ
ー102の動作について図7をも参照しつつ説明する。
試験制御手段106は、テストパターンファイル装置1
08およびパターンメモリー110を制御して、テスト
パターンファイル装置108が記憶している多数のテス
トパターンデータ124をパターンメモリー110に保
持させる。また、上記期待値データをパターンメモリー
110に格納する。
【0011】試験制御手段106はその後、LSI10
4の試験を開始すべく、基準クロック発生回路114を
起動して基準クロック信号120を発生させ、またスト
ローブ信号発生回路116および比較回路112をそれ
ぞれ起動する(ステップS100)。基準クロック発生
回路114が基準クロック信号120を発生すると、L
SI104内では、PLL回路118が動作して、基準
クロック発生回路114からの基準クロック信号120
を周波数逓倍し、より周波数の高い内部クロック信号1
22を生成する(ステップS101)。このとき、PL
L回路118がロックし、基準クロック信号120に同
期した内部クロック信号122が生成されるまでは、L
SI104はデータ処理に関する動作は行わない。
【0012】PLL回路118がロックすると、LSI
104は動作を開始し、基準クロック信号120に同期
してパターンメモリー110より最初のテストパターン
データ124が供給されると(ステップS102)、L
SI104は内部クロック信号122に同期して動作し
(ステップS103)、供給されたテストパターンデー
タ124を処理して対応するデータを生成し、基準クロ
ック信号120の次の周期で同データ104Aを出力す
る(ステップS104)。
【0013】パターンメモリー110はまた、基準クロ
ック信号120に同期して各期待値データ125を出力
しており、比較回路112は、ストローブ信号116A
が入力されるごとに、したがって基準クロック信号12
0の各周期ごとに、パターンメモリー110が出力する
期待値データ125と、LSI104が内部動作の結果
出力したデータ104Aとを比較し、2つのデータが一
致するか否かを判定する(ステップS105)。
【0014】LSI104が正常に動作しており、この
判定結果がYesであった場合、試験制御手段106
は、パターンメモリー110が保持するテストパターン
データ124がすべてLSI104に供給され、試験が
終了したか否かを判定する(ステップS106)。この
判定結果がNoなら試験を継続すべく試験制御手段10
6は各部の動作を継続させ、その結果、ステップ102
〜106の動作が繰り返される。一方、判定結果がYe
sの場合は、試験制御手段106は各部の動作を停止さ
せ試験を終了する(ステップS107)。また、ステッ
プS105における判定結果がNoの場合は、LSI1
04の動作は異常であるため、試験制御手段106はス
テップ107に進んで試験を終了する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のLSIテスター102では、LSI104に供給さ
れる基準クロック信号120と、LSI104が内部で
発生する内部クロック信号122とを正確に同期させる
ことが困難であるため、誤作動して、LSI104が正
常に動作しているにもかかわらず異常と判定してしまう
場合がある。
【0016】まず、基準クロック信号120と内部クロ
ック信号122とのズレについて説明する。基準クロッ
ク発生回路114が発生する基準クロック信号120に
は、わずかではあるがタイミング的なジッタがかならず
含まれている。LSI104内のPLL回路118はこ
のようなジッタにより基準クロック信号120のタイミ
ングが変動した場合、それに追従して内部クロック信号
122のタイミングを同期させようとするが、瞬間的に
同期させることはできず、その結果、たとえば基準クロ
ック信号120のジッタが前後に1ns程度の幅で発生
している場合、基準クロック信号120と内部クロック
信号122とは前後に1ns程度、タイミングがずれる
ことになる。
【0017】また、LSI104、したがってPLL回
路118の性能的なバラツキや、動作時の条件の違いに
より、基準クロック信号120と内部クロック信号12
2との位相関係は変化する。たとえばPLL回路118
を構成するトランジスタのスイッチングスピードが遅く
なるような条件の場合と、逆に速くなるような条件の場
合とでは、基準クロック信号120の立ち上がりエッジ
から直近の内部クロック信号122の立ち上がりエジま
での遅延時間には数ns程度の違いが生じる。
【0018】次に、このようなタイミングのズレによ
り、どのようにして誤判定が生じるかについて特に図6
を参照して説明する。図6に示したように、周期P1で
パターンメモリー110が出力するテストパターンデー
タ124の値が“1”であったとすると、LSI104
はこのテストパターンデータ124にもとづいて動作
し、処理結果として値がたとえば0x1111であるデ
ータを生成する(0xは続く数字が16進数であること
を表す)。LSI104はこのデータを本来は次の周期
P2で比較回路112に出力することになる。
【0019】しかし、上述のように基準クロック信号1
20と内部クロック信号122との間のタイミング的な
ズレが大きいと、LSI104はあくまでも内部クロッ
ク信号122に同期して動作するため、周期P1の開始
タイミングから遅れて動作を開始する場合が生じる。そ
のような場合には、テストパターンデータ124に対す
る処理は周期P1内では完了せず、次の周期P2で完了
し、したがって、処理結果としての値が0x1111で
ある上記データは、図6に示したように周期P3で比較
回路112に出力されることになる。
【0020】ところが、パターンメモリー110から
は、このデータに対応する期待値データは、図6に示し
たように、周期P2で出力されて比較回路112に供給
されるので、周期P2、P3ではLSI104は正常に
動作しているにもかかわらず比較回路112による比較
結果は不一致(Fail)となってしまう。
【0021】LSI104に周期P2以降に供給される
テストパターンデータ124に対しても、基準クロック
信号120と内部クロック信号122とのタイミング的
なずれにより、たとえば周期P4、P5で0x222
2、0x3333のデータをそれぞれ出力すべきところ
を、図6に示したように、周期P5、P6で出力したと
すると、LSI104が正常に動作しているにもかかわ
らず、周期P4、P5、P6における比較結果はすべて
不一致となってしまう。
【0022】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、高速で動作する集積回路
の良否を低コストで、かつ誤りなく判定できる集積回路
テスターおよび集積回路試験方法を提供することにあ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、外部から与えられる基準クロック信号に同
期し前記基準クロック信号より周波数が高い内部クロッ
ク信号にもとづいて動作し、かつ前記基準クロック信号
に同期してデータが供給されたとき同データに対応する
データを前記基準クロック信号に同期して出力すると共
にデータを出力したことを表すストローブ信号を出力す
る集積回路を試験する集積回路テスターであって、複数
のテストパターンデータを保持し、保持している前記テ
ストパターンデータを前記基準クロック信号に同期して
順次、前記集積回路に供給するパターンメモリーと、前
記パターンメモリーが前記集積回路に前記テストパター
ンデータを供給し、前記集積回路が同テストパターンデ
ータに対応するデータを出力したとき、前記集積回路が
出力する前記ストローブ信号に同期して、前記集積回路
が出力した前記データを取り込んで保持する結果メモリ
ーと、前記複数のテストパターンデータが前記集積回路
に供給された際に前記集積回路が各テストパターンデー
タごとに本来出力すべき期待値データを保持する期待値
メモリーと、前記結果メモリーが保持する前記データと
前記期待値メモリーが保持するデータとを各メモリーよ
り受け取って比較する比較回路と、前記複数のテストパ
ターンデータにそれぞれ対応して前記集積回路が出力す
る前記データを前記結果メモリーがすべて取り込んで保
持した後、前記結果メモリーおよび前記期待値メモリー
を制御して各メモリーが保持するデータを順次、前記比
較回路に出力させる試験制御手段とを備えたことを特徴
とする。
【0024】また、本発明は、外部から与えられる基準
クロック信号に同期し前記基準クロック信号より周波数
が高い内部クロック信号にもとづいて動作し、かつ前記
基準クロック信号に同期してデータが供給されたとき同
データに対応するデータを前記基準クロック信号に同期
して出力すると共にデータを出力したことを表すストロ
ーブ信号を出力する集積回路を試験する方法であって、
複数のテストパターンデータを前記基準クロック信号に
同期して順次、前記集積回路に供給し、前記集積回路が
各テストパターンデータに対応するデータを出力したと
き、前記集積回路が出力する前記ストローブ信号に同期
して、前記集積回路が出力した前記データを結果メモリ
ーに保持させ、前記複数のテストパターンデータを前記
集積回路に供給した際に前記集積回路が各テストパター
ンデータごとに本来出力すべき期待値データをあらかじ
め期待値メモリーに保持させ、前記複数のテストパター
ンデータにそれぞれ対応して前記集積回路が出力する前
記データをすべて前記結果メモリーに保持させた後、前
記結果メモリーが保持しているデータと前記期待値メモ
リーが保持している期待値データとを順次比較すること
を特徴とする。
【0025】本発明の集積回路テスターでは、基準クロ
ック信号に同期してパターンメモリーからテストパター
ンデータが集積回路に供給されると、集積回路は供給さ
れたテストパターンデータにもとづいて動作し、同テス
トパターンデータに対応するデータを出力すると共にス
トローブ信号を出力する。このとき、結果メモリーは、
上記ストローブ信号に同期して、集積回路が出力した上
記データを取り込んで保持する。そして、試験制御手段
は、上記複数のテストパターンデータにそれぞれ対応し
て集積回路が出力するデータを結果メモリーがすべて取
り込んで保持した後、結果メモリーおよび期待値メモリ
ーを制御して各メモリーが保持するデータを順次、比較
回路に出力させる。比較回路は、これら結果メモリーが
保持するデータと期待値メモリーが保持するデータとを
各メモリーより受け取って比較する。
【0026】また、本発明の集積回路試験方法では、複
数のテストパターンデータを基準クロック信号に同期し
て順次、集積回路に供給し、集積回路が各テストパター
ンデータに対応するデータを出力したとき、集積回路が
出力するストローブ信号に同期して、集積回路が出力し
た前記データを結果メモリーに保持させる。そして、複
数のテストパターンデータにそれぞれ対応して集積回路
が出力するデータをすべて結果メモリーに保持させた
後、結果メモリーが保持しているデータと期待値メモリ
ーが保持している期待値データとを順次比較する。
【0027】このように、本発明では、集積回路がスト
ローブ信号を出力したとき、集積回路が出力しているデ
ータを結果メモリーに保持させるので、集積回路が各テ
ストパターンデータにもとづいて動作した結果出力する
データのみがすべて、集積回路が出力した順序で結果メ
モリーに保持される。そして、結果メモリーに保持され
た各データは、集積回路の各テストパターンデータごと
の動作タイミングとは独立に、期待値メモリーが保持す
る対応する期待値データと確実に比較される。
【0028】したがって、基準クロック信号と内部クロ
ック信号とのタイミングのズレにより集積回路がデータ
を出力するタイミングが遅れたとしても、集積回路が出
力するデータは、そのデータと比較すべき期待値データ
とかならず比較される。よって、従来のように、集積回
路の出力データが、本来比較すべく期待値データと比較
されないことにより、集積回路が正常に動作しているに
もかかわらず不良と判定してしまうといった問題は発生
しない。そして、テストパターンメモリー、結果メモリ
ー、ならびに期待値メモリーはいずれも基準クロック信
号に同期して動作すればよく、本発明の集積回路テスタ
ーおよび本発明の集積回路試験方法にもとづいて動作す
る集積回路テスターは、従来の低速の集積回路テスター
と同程度の性能水準を備えていればよい。そのため、高
速で動作する集積回路を低コストで試験することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明によるLSI
テスターの一例を示すブロック図、図2は図1のLSI
テスターの動作を示すタイミングチャート、図3は同フ
ローチャートである。図中、図5と同一の要素には同一
の符号が付されており、それらに関する説明はここでは
省略する。以下では、これらの図面を参照して本発明に
よる集積回路テスターの一例について説明すると同時に
本発明の集積回路試験方法の実施の形態例について説明
する。
【0030】図1に示したLSIテスター2が、図5に
示したLSIテスターと特に異なるのは、期待値メモリ
ー4と結果メモリー6とが追加され、結果メモリー6に
はLSI104が発生するストローブ信号に同期してデ
ータが取り込まれる点と、比較回路112が期待値デー
タと、結果メモリー6に保持されたデータとを比較する
点である。
【0031】詳しく説明すると、期待値メモリー4に
は、試験開始時に期待値データが試験制御手段106の
制御のもとで格納される。期待値データは、パターンメ
モリー110が保持している各テストパターンデータ1
24をLSI104に与えたとき、LSI104が正常
に動作した場合に本来出力すべきデータである。試験制
御手段106は、各テストパターンデータ124ごとに
LSI104の動作をシミュレーションすることで、こ
のような期待値データを生成する。
【0032】LSI104は、外部から与えられる基準
クロック信号120を、PLL回路118を用いて内部
で周波数逓倍により生成した内部クロック信号122に
もとづいて動作する。また、LSI104は、基準クロ
ック信号120に同期してデータが供給されたとき同デ
ータに対応するデータ104Aを基準クロック信号12
0に同期して出力すると共にデータを出力したことを表
すストローブ信号8を出力する。
【0033】結果メモリー6は、パターンメモリー11
0がLSI104にテストパターンデータ124を供給
し、LSI104が同テストパターンデータに対応する
データを出力したとき、LSI104が出力するストロ
ーブ信号8に同期して、LSI104が出力したデータ
104Aを取り込んで保持する。
【0034】次に、このように構成されたLSIテスタ
ー2の動作について図2、図3をも参照しつつ説明す
る。試験制御手段106はまず、テストパターンファイ
ル装置108およびパターンメモリー110を制御し
て、テストパターンファイル装置108が記憶している
多数のテストパターンデータをテストパターンファイル
装置108からパターンメモリー110に出力させ、パ
ターンメモリー110に保持させる。また、試験制御手
段106は、期待値データを作成して期待値メモリー4
に格納する。
【0035】試験制御手段106はその後、LSI10
4の試験を開始すべく、基準クロック発生回路114を
起動して基準クロック信号120を発生させる(ステッ
プS10)。基準クロック発生回路114が基準クロッ
ク信号120を発生すると、LSI104内では、PL
L回路118が動作して、基準クロック発生回路114
からの基準クロック信号120を周波数逓倍し、より周
波数の高い内部クロック信号122を生成する(ステッ
プS11)。このとき、PLL回路118がロックし、
基準クロック信号120に同期した内部クロック信号1
22が生成されるまでは、LSI104はデータ処理に
関する動作は行わない。
【0036】PLL回路118がロックすると、LSI
104は動作を開始し、基準クロック信号120の周期
P1でパターンメモリー110より最初のテストパター
ンデータ124としてたとえば“1”が供給されると
(ステップS12)、LSI104は内部クロック信号
122に同期して動作し、供給されたテストパターンデ
ータ124を処理して対応するデータとしてたとえば0
x1111を生成する(ステップS13)。LSI10
4はこのデータを基準クロック信号120のたとえば周
期P3で出力する(ステップS14)。
【0037】LSI104はまた、データを出力したこ
とから、この周期P3でハイレベルのストローブ信号8
を出力する。その結果、結果メモリー6はLSI104
が周期P3で出力したデータをたとえば基準クロック信
号120の周期3における立ち下りエッジのタイミング
で取り込んで保持する。
【0038】試験制御手段106はここでパターンメモ
リー110からすべてのテストパターンデータ124が
LSI104に供給されたかどうかにより試験が終了し
たか否かを判定する(ステップS15)。この段階では
試験はまだ終了していないので判定結果はNoとなり、
動作はステップS12に戻り、ステップS12〜S15
が繰り返される。
【0039】すなわち、パターンメモリー110から次
のテストパターンデータ124がLSI104に供給さ
れ、LSI104は新たなテストパターンデータ124
にもとづいて動作し(ステップS13)、たとえば0X
2222なるデータを生成して基準クロック信号120
の周期P5で出力する(ステップS14)。つづいて、
次のテストパターンデータ124がLSI104に供給
され、LSI104は新たなテストパターンデータ12
4にもとづいて動作し、たとえば0X333なるデータ
を生成して周期P6で出力する。これらの出力データ
も、LSI104がその都度、同時にストローブ信号8
を出力することから、結果メモリー6に取り込まれ保持
される。
【0040】ここで、仮にパターンメモリー110が保
持するすべてのテストパターンデータ124がLSI1
04に供給されたものとするとステップS15における
判定結果はYesとなるため、試験制御手段106はパ
ターンメモリー110からLSI104へのデータ供給
を停止させる一方、比較回路112を起動すると共に、
期待値メモリー4および結果メモリー6を制御して、各
メモリーが保持するデータを基準クロック信号120に
同期して順次、比較回路112に出力させる。
【0041】期待値メモリー4には試験制御手段106
により、図2に示したように、LSI104が正常に動
作している場合にLSI104が本来出力すべき期待値
データとして0X1111、0X2222、0X333
3が、LSI104が出力する順番と同じ順番で格納さ
れている。
【0042】したがって、結果メモリー6がLSI10
4から受け取って保持している0X1111、0X22
22、0X3333なるデータが、結果メモリー6から
この順番(保持した順番)で基準クロック信号120に
同期して出力されるとき、期待値メモリー4からも同じ
データ125が同じ順番で出力される。
【0043】比較回路112は、これらのデータを基準
クロック信号120の各周期ごとに順次受け取って比較
する(ステップS16)。そして、この場合にはいずれ
の場合も比較結果はYesとなるので、LSI104は
正常であると判定して試験を終了することになる(ステ
ップS17)。もし、この比較において、結果メモリー
6からのデータが1つでも期待値データ125に一致し
なかった場合にはステップS16で判定結果はNoとな
り、その段階で、LSI104の動作は異常であると判
定して試験を終了することになる(ステップS17)。
【0044】このように、本実施の形態例では、LSI
104がストローブ信号8を出力したとき、LSI10
4が出力しているデータ104Aを結果メモリー6に保
持させるので、LSI104が各テストパターンデータ
124にもとづいて動作した結果出力するデータのみが
すべて、LSI104が出力した順序で結果メモリー6
に保持される。そして、結果メモリー6に保持された各
データは、LSI104の各テストパターンデータ12
4ごとの動作タイミングとは無関係に、期待値メモリー
4が保持する対応する期待値データと確実に比較され
る。
【0045】したがって、基準クロック信号120と内
部クロック信号122とのタイミングのズレによりLS
I104がデータを出力するタイミングが遅れたとして
も、LSI104が出力するデータは、そのデータと比
較すべき期待値データとかならず比較される。よって、
従来のように、LSI104の出力データが、本来比較
すべく期待値データと比較されないことにより、LSI
104が正常に動作しているにもかかわらず不良と判定
してしまうといった問題は発生しない。
【0046】そして、テストパターンメモリー、結果メ
モリー6、ならびに期待値メモリー4はいずれも基準ク
ロック信号120に同期して動作すればよく、LSIテ
スター2は、従来の低速の集積回路テスターと同程度の
性能水準を備えていればよい。そのため、高速で動作す
るLSI104を低コストで試験することができる。
【0047】また、従来の基準クロック信号120と内
部クロック信号122とのタイミングのズレの問題は、
内部クロック信号122の周波数を基準クロック信号1
20と同程度に下げることでジッタなどの影響が無視で
きるようにして回避することができる。しかし、その場
合にはLSI104の動作速度は大幅に低下し、LSI
104の試験に長時間を要する結果となる。これに対し
て、本発明では、高速のLSI104はそのまま高速に
動作させるので、短時間で試験を終了できる。たとえ
ば、内部クロック信号122の周波数が基準クロック信
号120の8倍であるとし、内部クロック信号122の
周波数を基準クロック信号120と同じ周波数にして試
験を行っていたとすると、本実施の形態例では内部クロ
ック信号122の周波数はそのままで良いため、試験に
要する時間は1/8で済むことになる。
【0048】さらに、従来は基準クロック信号120に
同期してテストパターンデータ124をLSI104に
供給し、その結果としてLSI104が出力するデータ
を同じく基準クロック信号120に同期して期待値デー
タと比較していたため、たとえば割り込み処理などのよ
うな非同期の処理を行う回路をLSIテスターにより試
験することはできなかった。しかし、本発明では、LS
I104が非同期的にデータを出力したとしても、各デ
ータはLSI104がストローブ信号8を出力したタイ
ミングで、そしてLSI104がデータを出力する順番
で確実に結果メモリー6に保持される。したがって本実
施の形態例では非同期処理を行うLSIの試験も可能で
ある。なお、本実施の形態例では説明のため、テストパ
ターンデータ124の数は3であるとしたが、実際のL
SIの試験では通常、多量のテストパターンデータ12
4が用いられる。
【0049】次に本発明の第2の実施の形態例について
説明する。図4は第2の実施の形態例のLSIテスター
10を示すブロック図である。図4に示した第2の実施
の形態例のLSIテスター10が上記LSIテスター2
と異なるのは、図4に示したように、パターンメモリー
110、結果メモリー6、ならびに期待値メモリー4が
すべて同一の記憶装置における異なる記憶領域により構
成されている点である。
【0050】したがって、第2の実施の形態例のLSI
テスター10では、専用の期待値メモリー4および結果
メモリー6を設ける必要がなく、メモリ資源の共有化に
より専用メモリーを追加することに伴うコストアップを
回避できる。なお、記憶装置12としては、具体的には
従来パターンメモリーとして用いていたものを用いるこ
とができ、その記憶領域を3分割し、各記憶領域を上記
3つのメモリーとして使用することができる。また、上
記3つのメモリーのうち2つを同一の記憶装置で構成す
ることも可能であり、その場合にもコスト削減が可能で
ある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、外部から
与えられる基準クロック信号に同期し前記基準クロック
信号より周波数が高い内部クロック信号にもとづいて動
作し、かつ前記基準クロック信号に同期してデータが供
給されたとき同データに対応するデータを前記基準クロ
ック信号に同期して出力すると共にデータを出力したこ
とを表すストローブ信号を出力する集積回路を試験する
集積回路テスターであって、複数のテストパターンデー
タを保持し、保持している前記テストパターンデータを
前記基準クロック信号に同期して順次、前記集積回路に
供給するパターンメモリーと、前記パターンメモリーが
前記集積回路に前記テストパターンデータを供給し、前
記集積回路が同テストパターンデータに対応するデータ
を出力したとき、前記集積回路が出力する前記ストロー
ブ信号に同期して、前記集積回路が出力した前記データ
を取り込んで保持する結果メモリーと、前記複数のテス
トパターンデータが前記集積回路に供給された際に前記
集積回路が各テストパターンデータごとに本来出力すべ
き期待値データを保持する期待値メモリーと、前記結果
メモリーが保持する前記データと前記期待値メモリーが
保持するデータとを各メモリーより受け取って比較する
比較回路と、前記複数のテストパターンデータにそれぞ
れ対応して前記集積回路が出力する前記データを前記結
果メモリーがすべて取り込んで保持した後、前記結果メ
モリーおよび前記期待値メモリーを制御して各メモリー
が保持するデータを順次、前記比較回路に出力させる試
験制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0052】また、本発明は、外部から与えられる基準
クロック信号に同期し前記基準クロック信号より周波数
が高い内部クロック信号にもとづいて動作し、かつ前記
基準クロック信号に同期してデータが供給されたとき同
データに対応するデータを前記基準クロック信号に同期
して出力すると共にデータを出力したことを表すストロ
ーブ信号を出力する集積回路を試験する方法であって、
複数のテストパターンデータを前記基準クロック信号に
同期して順次、前記集積回路に供給し、前記集積回路が
各テストパターンデータに対応するデータを出力したと
き、前記集積回路が出力する前記ストローブ信号に同期
して、前記集積回路が出力した前記データを結果メモリ
ーに保持させ、前記複数のテストパターンデータを前記
集積回路に供給した際に前記集積回路が各テストパター
ンデータごとに本来出力すべき期待値データをあらかじ
め期待値メモリーに保持させ、前記複数のテストパター
ンデータにそれぞれ対応して前記集積回路が出力する前
記データをすべて前記結果メモリーに保持させた後、前
記結果メモリーが保持しているデータと前記期待値メモ
リーが保持している期待値データとを順次比較すること
を特徴とする。
【0053】本発明の集積回路テスターでは、基準クロ
ック信号に同期してパターンメモリーからテストパター
ンデータが集積回路に供給されると、集積回路は供給さ
れたテストパターンデータにもとづいて動作し、同テス
トパターンデータに対応するデータを出力すると共にス
トローブ信号を出力する。このとき、結果メモリーは、
上記ストローブ信号に同期して、集積回路が出力した上
記データを取り込んで保持する。そして、試験制御手段
は、上記複数のテストパターンデータにそれぞれ対応し
て集積回路が出力するデータを結果メモリーがすべて取
り込んで保持した後、結果メモリーおよび期待値メモリ
ーを制御して各メモリーが保持するデータを順次、比較
回路に出力させる。比較回路は、これら結果メモリーが
保持するデータと期待値メモリーが保持するデータとを
各メモリーより受け取って比較する。
【0054】また、本発明の集積回路試験方法では、複
数のテストパターンデータを基準クロック信号に同期し
て順次、集積回路に供給し、集積回路が各テストパター
ンデータに対応するデータを出力したとき、集積回路が
出力するストローブ信号に同期して、集積回路が出力し
た前記データを結果メモリーに保持させる。そして、複
数のテストパターンデータにそれぞれ対応して集積回路
が出力するデータをすべて結果メモリーに保持させた
後、結果メモリーが保持しているデータと期待値メモリ
ーが保持している期待値データとを順次比較する。
【0055】このように、本発明では、集積回路がスト
ローブ信号を出力したとき、集積回路が出力しているデ
ータを結果メモリーに保持させるので、集積回路が各テ
ストパターンデータにもとづいて動作した結果出力する
データのみがすべて、集積回路が出力した順序で結果メ
モリーに保持される。そして、結果メモリーに保持され
た各データは、集積回路の各テストパターンデータごと
の動作タイミングとは独立に、期待値メモリーが保持す
る対応する期待値データと確実に比較される。
【0056】したがって、基準クロック信号と内部クロ
ック信号とのタイミングのズレにより集積回路がデータ
を出力するタイミングが遅れたとしても、集積回路が出
力するデータは、そのデータと比較すべき期待値データ
とかならず比較される。よって、従来のように、集積回
路の出力データが、本来比較すべく期待値データと比較
されないことにより、集積回路が正常に動作しているに
もかかわらず不良と判定してしまうといった問題は発生
しない。そして、テストパターンメモリー、結果メモリ
ー、ならびに期待値メモリーはいずれも基準クロック信
号に同期して動作すればよく、本発明の集積回路テスタ
ーおよび本発明の集積回路試験方法にもとづいて動作す
る集積回路テスターは、従来の低速の集積回路テスター
と同程度の性能水準を備えていればよい。そのため、高
速で動作する集積回路を低コストで試験することができ
る。
【0057】また、従来の基準クロック信号と内部クロ
ック信号とのタイミングのズレの問題は、内部クロック
信号の周波数を基準クロック信号と同程度に下げること
でジッタなどの影響が無視できるようにして回避するこ
とができる。しかし、その場合には集積回路の動作速度
は大幅に低下し、集積回路の試験に長時間を要する結果
となる。これに対して、本発明では、高速の集積回路は
そのまま高速に動作させるので、短時間で試験を終了で
きる。
【0058】さらに、従来は基準クロック信号に同期し
てテストパターンデータを集積回路に供給し、その結果
として集積回路が出力するデータを同じく基準クロック
信号に同期して期待値データと比較していたため、たと
えば割り込み処理などのような非同期の処理を行う回路
をLSIテスターにより試験することはできなかった。
しかし、本発明では、集積回路が非同期的にデータを出
力したとしても、各データは集積回路がストローブ信号
を出力したタイミングで、そして集積回路がデータを出
力する順番で確実に結果メモリーに保持される。したが
って本発明では非同期処理を行う集積回路の試験も可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるLSIテスターの一例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のLSIテスターの動作を示すタイミング
チャートである。
【図3】図1のLSIテスターの動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】第2の実施の形態例のLSIテスターを示すブ
ロック図である。
【図5】従来のLSIテスターを示すブロック図であ
る。
【図6】図5のLSIテスターの動作を示すタイミング
チャートである。
【図7】図5のLSIテスターの動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2……LSIテスター、4……期待値メモリー、6……
結果メモリー、8……ストローブ信号、10……LSI
テスター、12……記憶装置、102……LSIテスタ
ー、104……LSI、106……試験制御手段、10
8……テストパターンファイル装置、110……パター
ンメモリー、112……比較回路、114……基準クロ
ック発生回路、116……ストローブ信号発生回路、1
18……PLL回路、120……基準クロック信号、1
22……内部クロック信号、124……テストパターン
データ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 G01R 31/319 G06F 11/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から与えられる基準クロック信号に
    同期し前記基準クロック信号より周波数が高い内部クロ
    ック信号にもとづいて動作し、かつ前記基準クロック信
    号に同期してデータが供給されたとき同データに対応す
    るデータを前記基準クロック信号に同期して出力すると
    共にデータを出力したことを表すストローブ信号を出力
    する集積回路を試験する集積回路テスターであって、 複数のテストパターンデータを保持し、保持している前
    記テストパターンデータを前記基準クロック信号に同期
    して順次、前記集積回路に供給するパターンメモリー
    と、 前記パターンメモリーが前記集積回路に前記テストパタ
    ーンデータを供給し、前記集積回路が同テストパターン
    データに対応するデータを出力したとき、前記集積回路
    が出力する前記ストローブ信号に同期して、前記集積回
    路が出力した前記データを取り込んで保持する結果メモ
    リーと、 前記複数のテストパターンデータが前記集積回路に供給
    された際に前記集積回路が各テストパターンデータごと
    に本来出力すべき期待値データを保持する期待値メモリ
    ーと、 前記結果メモリーが保持する前記データと前記期待値メ
    モリーが保持するデータとを各メモリーより受け取って
    比較する比較回路と、 前記複数のテストパターンデータにそれぞれ対応して前
    記集積回路が出力する前記データを前記結果メモリーが
    すべて取り込んで保持した後、前記結果メモリーおよび
    前記期待値メモリーを制御して各メモリーが保持するデ
    ータを順次、前記比較回路に出力させる試験制御手段と
    を備えたことを特徴とする集積回路テスター。
  2. 【請求項2】 前記パターンメモリー、前記結果メモリ
    ー、ならびに前記期待値メモリーのうちのいずれか2
    つ、または全部が、同一の記憶装置における異なる記憶
    領域により構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の集積回路テスター。
  3. 【請求項3】 前記集積回路はPLL回路を含み前記P
    LL回路を用いて前記基準クロック信号を周波数逓倍し
    て前記内部クロック信号を生成することを特徴とする請
    求項1記載の集積回路テスター。
  4. 【請求項4】 前記集積回路はLSIであり、前記LS
    IはCPUまたはDSPであることを特徴とする請求項
    1記載の集積回路テスター。
  5. 【請求項5】 外部から与えられる基準クロック信号に
    同期し前記基準クロック信号より周波数が高い内部クロ
    ック信号にもとづいて動作し、かつ前記基準クロック信
    号に同期してデータが供給されたとき同データに対応す
    るデータを前記基準クロック信号に同期して出力すると
    共にデータを出力したことを表すストローブ信号を出力
    する集積回路を試験する方法であって、 複数のテストパターンデータを前記基準クロック信号に
    同期して順次、前記集積回路に供給し、 前記集積回路が各テストパターンデータに対応するデー
    タを出力したとき、前記集積回路が出力する前記ストロ
    ーブ信号に同期して、前記集積回路が出力した前記デー
    タを結果メモリーに保持させ、 前記複数のテストパターンデータを前記集積回路に供給
    した際に前記集積回路が各テストパターンデータごとに
    本来出力すべき期待値データをあらかじめ期待値メモリ
    ーに保持させ、 前記複数のテストパターンデータにそれぞれ対応して前
    記集積回路が出力する前記データをすべて前記結果メモ
    リーに保持させた後、前記結果メモリーが保持している
    データと前記期待値メモリーが保持している期待値デー
    タとを順次比較することを特徴とする集積回路試験方
    法。
  6. 【請求項6】 前記テストパターンデータはパターンメ
    モリーに保持させ、前記パターンメモリーより読み出し
    て前記集積回路に供給し、前記パターンメモリー、前記
    結果メモリー、ならびに前記期待値メモリーのうちのい
    ずれか2つ、または全部が、同一の記憶装置における異
    なる記憶領域により構成されていることを特徴とする請
    求項5記載の集積回路試験方法。
  7. 【請求項7】 前記集積回路はPLL回路を含み前記P
    LL回路を用いて前記基準クロック信号を周波数逓倍し
    て前記内部クロック信号を生成することを特徴とする請
    求項5記載の集積回路試験方法。
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